top of page

スーパーロボット魂2007"春の陣"

07.4.29 Zepp Tokyo

 

出演/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ MIQ 

   MoJo 宮内タカユキ たいらいさお 山形ユキオ

   鮎川麻弥 高橋洋子 松澤由美 遠藤正明 サイキックラバー 

   飯島真理

 

司会/ショッカーO野 宮村優子

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 矢ヶ崎哲宏)

演奏/BROADWAY(Key.須藤賢一 B.村上聖 Dr.岩田"GUNTA"康彦 G.松尾洋一)

 

 

 

見ろ! 聞け! 本物だ!!

 

 

1997年8月17日、リバイバル、アニメタル、スーパーロボット大戦などさまざまな動きが入り混じった中で開催された

「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」。

 

一夜限りの夢のステージは、それまでのアニメソングコンサートとは一線を画し大反響。

夢のステージが一夜で終わるはずはなく、その後、「スーパーロボット魂」と名を改め、

さらに「スーパーヒーロー魂」、「アニソン女子部」、「スーパーアニソン魂」とジャンル別にライブを展開し、

総じて「魂ライブ」と称されるようになりました。

 

その「魂ライブ」では、未来のアニソンの担い手達を多く輩出するだけでなく、

レコード会社の関係で今まで同じステージに立つことがなかったアーティスト達の夢の競演、

ありえないと思われていたオリジナルシンガー達の復活劇など、いくつもの奇跡がステージで繰り広げられました。

今や伝説的ライブとなった「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」がなければアニソン界の活発化やJAM Projectの結成、

「Animelo Summer Live」のような大規模なライブは無かったといっても言い過ぎではないでしょう。

 

 

今年は「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」から丸10年というとてもメモリアルな年です。

それだけに今回のライブの出演メンバーも総勢15名14組と豪華豪華。

さらに司会にはおなじみショッカーO野さんに加え、10年前にショッカーさんと共に司会を担当された

宮村優子さんが復帰するという粋なキャスティング。

 

私達は00年からの参加ですが、参加するまでのライブはビデオやCDを通して

辛うじてながら当時の熱狂ぶりを体感しています。期待に胸あふれておなじみ、Zepp Tokyoへ。

 

到着すると既にものすごい人だかり。10周年だけに観客も多いこと。

会場に入ると舞台上部に「SRS 10th ANNIVERSARY 2007」のプレートの後方にお馴染みの旗。「FOREVER」の文字も見れました。

今回のバンド配置は前列左側からG、Key、花道を挟んで、Dr、B。少し新鮮な感じがしました。

チラシでAJFや上野の出演者をチェック。おッ大槻さんッ!!リュウケンドーだ!!

開演時間を少し過ぎ、開演を待っている時のあのなんともいえない感じで会場が満ち溢れた頃、

ショッカーさんと10年ぶりの司会復帰となる宮村優子さんが登場。お二人とも常夏な装い。

そしてすでに大歓声。

 

-MC-

 

ショッカーさん「今日は皆さん思い思いのロボットに乗り込んでください!!

        皆さんのナビゲーターを勤めさせていただきます、私、ショッカーO野とぉッ」

宮村さん「宮村優子でぇーす!!」

 

10年前を再現するかのような自己紹介の後同じ、それぞれ10年前の思い出トーク。

その間にSRSの屋台骨、BROADWAYの皆さんがセッティング。

 

ショッカーさん「みやむーはこの10年の間にお母さんになったんだもんなぁ」

宮村さん「はぁい」

ショッカーさん「ちょっと聞きますけど10年前に最初のライブにいらっしゃった方!?

        ………おお、結構いらっしゃいますね」

宮村さん「みんな大きくなってぇ~」

 

お二人のおなじみの鼓舞のあといよいよ10周年記念公演スタートです。

 

ショッカーさん「スーパーロボットぉおっ!!?」

観客「スピリィイイイイイイイイイッッツ!!」

 

00:SE -ROBONATION SUPER LIVE'97 summer オープニングSE-

 

鳴り響く警報、軋む機械音。

そして吼えるように声を上げる観客達。それもそのはず。

今回は10年前のオープニングSEがそのまま流れるという

当時参加された方達にとっては思わず肌があわ立つような素敵過ぎる素敵演出。

 

01:マジンガーZ/水木一郎

 

トップバッターはもちろん"アニキ"水木さん。オープニングもちろんこの曲。

まるで当時を再現するかのような構成が嬉しすぎます。もちろん会場全体で大合唱。

ムーブメントを引っ張ってきた座長・水木さんは髪型も新たに気合充分。

水木さんなくしてSRSは語れません。10年分のマジィイイイイン、ゴォウッ!!

 

02:ダンバインとぶ/MIQ

 

続く登場は"姐さん"ことMIQさんです。唄うは代表曲でもある「ダンバイン」。

イントロ、パワフルな歌声、パフォーマンス、何から何までカッコイイという一言に尽きます。

MIQさんは当然のことながら観客もオーラ力あふれる熱狂振り。

まさに、SRSにこの方あり。

 

03:HEATS/影山ヒロノブ

 

元気玉"ちぃにいちゃん→影ちゃん"影山さんは0距離発射からの「HEATS」。問答無用に熱くなれ!

途中歌詞を間違えてしまう所もありましたが、これもライブならでは。

間奏ではご自身で「ドンマイ、オレ!!」と気合を入れてらっしゃいました。

10年前、若手だった影山さんも今や中堅。若手の兄貴分、ベテランとの架け橋として無くてはならない方です。

 

04:ボルテスVの歌/堀江美都子

 

スターティングメンバー四人のトリはもちろんこの方。"ミッチ"こと堀江さんの登場です。

開催当時はゲストとしての参加でしたが、99年以来完全にレギュラー。やはりこの方がいなくては。

ちょっとした歌詞間違いはありましたが、抜群の安定感。女王の証ここにあり。

「ボルテス」までの4曲までで既にいつものSRS以上の盛り上がりを感じました。さすが10周年。

 

05:熱風!疾風!サイバスター/水木一郎 影山ヒロノブ 堀江美都子 MIQ

 

堀江さんが一旦退場し、GUNTAさんの音頭からあのイントロと共に登場したのは水木さんと影山さん!

10年前最初にこの曲が歌われた時もこのお二人でした。2コーラスからは堀江さん、MIQさんも合流。

この中の誰が欠けてもSRSははじまりません!! ボルテージ上がりっぱなし。

00年、この曲を初めて四人で唄ったシーンがフラッシュバックしました。

 

-MC-

 

4人が退場後、ショッカーさんと宮村さんが登場。

セットされるマイクスタンド。

 

ショッカーさん「10年前はあの四人から始まったんですよね」

宮村さん「はい」

ショッカーさん「オープニングは10年前とまったく同じ構成だったんだけど、

        当時を思い出して思わずウルっときちゃったよ」

 

ショッカーさん「それからどんどんと仲間が増えていき、今日も出演者が凄いことになってます! 

        楽屋も凄いことになってます」

 

ショッカーさん「続いては元気な二人の登場だ!!」

 

06:GAIKING/サイキックラバー

 

今、この二つの力が一つとなり、明日の世界を守り抜く。君も心にその名を刻め!!

大空魔竜の巨大さを感じさせるイントロと共にサイキックラバーのお二人が登場。

「10周年おめでとぉーーー」とYOFFYさん。そして舞台狭しとギターをかき鳴らすJOEさん。

いつか生で聞きたかった曲なだけに今回の初参加はとても嬉しかったです。

「ガイ・ガイ・ガイ」では多くの拳が突き上げられ、まさに圧巻。

 

07:戦士よ、立ち上がれ!/遠藤正明

 

"若獅子えっちー"遠藤さん、フードを被って雄々しくど真ん中から登場。

魂ライブの申し子、ムーブメントの寵児ともいえる遠藤さんの伸びのある歌声は

何度聞いても素晴らしく、ライブごとに磨きが掛かっているように思えます。

 

08:夢の狩人/山形ユキオ

 

静かなイントロが流れ"暫定・ガオさん"山形さんがしなやかに登場。

テンガロンハット、褐色の裸に単を羽織り、フワフワをぶら下げるなんとも無国籍な姿。とてもカッコ良く。

01年のSHSにて初登場された際には旧ON AIR EASTの室内音が一気に5度程あがった気がしました。

原曲から更にワイルド&ハスキーに鍛え上げられた歌声は丹田にビシビシ響きます。もう最高です。

 

09:復活のイデオン/たいらいさお

 

静かな所から一気に盛り上がる所がいつ聞いてもたまらなく好きです。

"平ちゃん"ことたいらいさおさんが初登場で唄われたのもこの曲。オリジナルを知らなかったのに肌があわ立ったのを覚えています。

自己に問いかける詩と緊張感ある曲、そしてたいらさんの張りのある歌声はいつ聞いても感嘆しっぱなし。

お馴染みの素敵振り付けは客席のそこかしこで繰り広げられ、さらにイデのゲージが上がっていくわけで…。

 

-MC-

 

お二人が登場しこれまでの出演者をご紹介。

 

ショッカーさん「あの桃太郎侍は凄かったなぁ~」

観客大笑。

 

ショッカーさん「今のブロックは男性陣でしたが、スパロボといえば華ですよ!

        続いての登場は10年前は客席で見ていて、今はステージで唄っているというこの方です」

宮村さん「松澤由美さんで『機動戦艦ナデシコ』よし『YOU GET TO BURNING』です」

 

10:YOU GET TO BURNING/松澤由美

  

華の一人目は初登場以来3年連続出場の松澤さん。

涼しげでありながら、はつらつとした歌声はナデシコの艦長にピッタリです。

松澤さんも遠藤さんと同じくライブごとに歌声がパワーアップしていく印象があります。

ふとバンドを見るとベースの村上さんがなにやらシンセベースを演奏しているご様子。

 

-MC-

 

松澤さん「続いては劇場版のナデシコから『Dearest』聞いてください」

 

11:Dearest/松澤由美

 

ここまでアッパー系の曲続きだったのでここでクールダウン。

「YOU GET TO ~」とは一変、せつなく優しい歌唱に松澤さんの幅の広さを改めて感じました。

照明の演出も伴って会場全体でしっとりと聞き入る、といった感じ。

 

12:Z・刻をこえて/鮎川麻弥

 

君は刻の涙を見る。

Zの鼓動よろしく刻まれるドラムにのって鮎川さん登場。

初登場は02年のSRS、とても楽しんでらっしゃる印象でした。以来レギュラーですね。

最後の「信じているから」ライブバージョンはより一層色っぽく。

 

-MC-

 

ここで鮎川さんがガンダムシリーズの楽曲をカヴァーしたアルバム

「ガンダム!ヒストリー・ヒット・ソング」の発売、9月に発売されるシングルやライブなどの告知をされ次の曲紹介。

 

鮎川さん「次は私のデビュー曲! 聞いてください『風のノー・リプライ』」

 

13:風のノー・リプライ/鮎川麻弥

 

爽やかで軽快な「重戦士エルガイム」の後期OP。

鮎川さんが初登場時一曲目に歌った曲でもあります。「Say MarkⅡ」の部分では無数のVサインが。

サビの前では拍子に合わせて、パパ・パンと拍手。これだけ大人数の拍手がそろうのも壮観です。

 

14:エルガイム-Time for L-GAIM-/MIQ

 

嬉しいエルガイムコンボ。まさにTime for L-GAIM。

SRS定番なだけに抜群の安定感。観客の「HEAVY METAL」の合いの手も凄いことになっています。

重低音が心地よく、最後のMIQさんの「L-GAIM」の高音の伸びは原曲以上の迫力です。

 

-MC-

 

MIQさんと入れ替わりにショッカーさん、宮村さんが登場。

 

ショッカーさん「続いては今回初登場の方をご紹介したいと思います!!」

観客「おおおおおおおおおおおお!!」

宮村さん「飯島真理さんで『超時空要塞マクロス』より『愛・おぼえていますか』」

 

15:愛・おぼえていますか/飯島真理

 

方々で湧き起こる数々の「ミンメイ」コールの中、ゆっくりと飯島真理さんが登場。

この曲が生で聞くことが出来るとは思いませんでしたもの。

切なげな歌声はミンメイを背景にしたバルキリーのシーンが思い出させます。

飯島さんは当時と若干歌唱法が変わっていらっしゃったようです。

"アイドル"リン・ミンメイが"歌手"リン・ミンメイに変わったような…そんな印象を受けました。

 

-MC-

 

飯島さん単独で自己紹介。

 

飯島さん「それでは、もう一曲マクロスから『天使の絵の具』聞いてください」

 

16:天使の絵の具/飯島真理

 

はつらつとした曲調ですが、どこか切ない印象がある「時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」ED。

この曲のコーラスや合いの手も軽々とこなす観客の皆さん。さすが10年間支えてきただけあります。

私事ですが「愛・おぼえていますか」を見るまで不覚にもこの曲がEDと気づきませんで…。

 

-MC-

 

ショッカーさんと宮村さんで改めて飯島さんを紹介。

 

ショッカーさん「まさかね、飯島さんがいらっしゃってくれるとは思いませんでしたよ! リン・ミンメイですよ!!」

観客「おおおおおお!」

ショッカーさん「私事で恐縮ですが、大勢でカラオケに行ったりして女の子がこの曲を歌うと

        まちがいなくボクはその子に、惚れます!!」

観客大笑。

 

現在、飯島さんはアメリカに在住。あちらでライブ活動やCDを自主発表なさっているとか。

今回はこのライブのために帰国なさったとか。

 

宮村さん「私ラジオで飯島さんの曲を聴いて素敵だなぁと思って、即CD買ったんですよ。

飯島さん「ありがとうございます」

宮村さん「どれもすごく良い曲なんですよ。で私事ですが、飯島さんの曲を聴きながら子供生んだんですよ!!」

ショッカーさん「ヒーリング効果があるんですねぇ」

宮村さん「そうなんですよ」

 

万雷の拍手の中、飯島さんが退場し、二人でトーク。

 

ショッカーさん「僕とみやむーはもう結構付き合いが長いんですけど、このライブが始まった10年前はね

        ちょうどみやむーは『愛天使伝説ウェディングピーチ』という作品でメインのキャラをやっていてね」

宮村さん「そうですねぇ」

ショッカーさん「"珠野ひなぎく"ちゃんっていうキャラクターでさぁ」

宮村さん「よく覚えてますねぇ」

ショッカーさん「みやむーが唄ってるテーマソングの振り付けなんかもしたし」

宮村さん「はい! はい!」

ショッカーさん「その振り付けをさ自分の家で考えてるとき、『何でオレ家でこんなことしてんだろ…』って思ったりしましたけど」

宮村さん「ハハハハ」

ショッカーさん「同じ時期にやってた作品があって、このライブでもMIQ姐、当時はMIOさんだったんだけど、カヴァーしてくれてね。

        その時はまさかあんなに世間的にも凄いことになるなんて思わなくて、その作品にアナタも出てるんだよね。

        オレ、アナタが演じているなんて全然わからなくて、話聞いた時てっきり『ウェディングピーチ』の事だと思ってて………」

 

アスカ「………あんたバカァ!?」

 

観客「うおおおおおおおおおおおおおお!!」

ショッカーさん「惣流・アスカ・ラングレーだもの!!」

 

飛び交う「アスカ」コールの中お二人ともガッツポーズ。

そして次に演奏されるのはもちろんこの作品。

 

17:魂のルフラン(2C)

~残酷な天使のテーゼ/高橋洋子

 

03年以来4年ぶりの登場となる高橋さん。

初登場は山形さん、鮎川さんと同じ02年のSRS。当時はただただ圧倒されていた記憶があります。

赤→青→紫とエヴァ色に変わっていくスポットライトはじめ、照明の演出が一昨日行われたNHKと同じく、素敵過ぎるほど素敵でした。

「魂のルフラン」が最後のサビへ向かうと思われた矢先、「残酷な天使のテーゼ」に早変わり。ニクい演出です。

この二曲を連続して歌う高橋さんのパワフルなこと。

間奏のパフォーマンス、観客のあおり方などなどカッコイイという一言に尽きるステージングでした。

 

-MC-

 

ショッカーさん「いやいやいやいや」

宮村さん「いやいやいやいやいやぁ」

ショッカーさん「どうでした高橋さんのステージは?」

宮村さん「カッコよかったですぅ」

 

ショッカーさん「さぁ!ここから後半戦だ!!」

観客「おおおおおおおお!!」

ショッカーさん「まずは僕の永遠のアイドル。ミッチの登場です!!

……広い銀河の果てまでも、悪を叩いて流れ星。行く手を阻むか宇宙の地獄。怒れ、正義のダイケンゴー!!」

 

18:宇宙魔神ダイケンゴー/堀江美都子

 

ショッカーさんの前口上も高らかに宇宙魔神の登場です。

堀江さんの凛々しい歌声とカインズの皆さんの力強いコーラスは高揚感あふれます。

間奏の堀江さん演じるクレオの台詞も新しいものになっていました。

「ダイケンゴー」のOPが唄われたということは……。

 

19:宇宙の男ライガー/MoJo

 

堀江さんとハイタッチして宇宙の男"☆MoJoにい"こと☆MoJoさん待望の初登場!! クレオの次はライガーだ!

今回MoJoさんが参加されるということで、絶対聞きたいと熱望していました。

思えば生でこの曲を聞くこと自体が初めてだったりします。

拳を突き上げる曲調ではないだけに、サビは大合唱状態。その空気がたまらなく好きです。

 

-MC-

 

MoJoさん単独でトーク。初参加なだけに観客の声援が凄いです。

 

☆MoJoさん「いやぁ、初めて参加させてもらって、ミッチと表・裏面で一緒に歌えるなんてさっ、嬉しいよ」

 

期待は高まるわけで。

 

☆MoJoさん「っじゃあ、もう一曲ッ。聞いてください!」

 

20:光速電神アルベガス/MoJo

 

ついについに初の生バンドでのアルベガス!!真っ赤な花が咲きました!

MoJoさんが99年SHSに初参加して以来、リクエストが絶えなかったこの曲。

そのアルベガスがついに今回、SRSでの初披露となっただけに会場全体が尋常じゃない程の熱狂ぶり。

唸る宙明節と共に突き上げられる数多の拳。MoJoさんのパフォーマンスも格好良すぎます!!

 

21:ビデオ戦士レザリオン/宮内タカユキ

 

興奮冷めやらぬ中、演奏されたのはあの近未来をおもわせるイントロ。

登場するのはもちろんこの方。"宮兄"宮内さん、魂の兄弟MoJoさんと同じく待望の初見参です!!

力強いメッセージが心に響き根強い人気を誇るレザリオンも今回が初のバンド演奏。

やはり生の演奏はカラオケと一味違い、感慨深く。2番の「レザリオン」ではコーラス部分を唄われました。

熱い想いここにあり。

 

22:鋼鉄ジーグのうた/水木一郎

 

宮内さんとハイタッチし水木さん登場。

説明不要の「鋼鉄ジーグ」。続編も好評放送中ですし。いわずもがなの大合唱です。

楽しい合いの手やスキャット(?)の部分は10周年ということもあり凄い盛り上がり。

会場が一つのうねりになった様でした。

 

-MC-

 

水木さんとショッカーさん、宮村さんでトーク。

 

水木さん「ほんとにまさか10年も続くとは思わなかったよね」

ショッカーさん「ですね」

水木さん「しょっぱなから歌詞間違っちゃったヤツもいたけどさぁ」

観客大笑。

ショッカーさん「それもライブの醍醐味ですからね」

水木さん「オレもさ、歌詞が危なくなったら、客席のみんなを見るんだよ

     でもさぁ…そういうときに限ってコーラスやってんだよなぁ。アーって」

ショッカーさん「ああ、ここらへんとここらへんとかのヤツらですね」

 

水木さん「なんでオレがこんなに喋ってるかってぇとね、バンドのみんながね」

ショッカーさん「そうなんですよね、今回アコギが無いからBROADWAYのみなさん演奏しっぱなしですものね」

 

水木さん「さっきジーグを唄ったんだけど今続編がやってるんだよ」

ショッカーさん「もう色々な新聞で取り上げられてましたよ。永井豪先生の写真と一緒に『鋼鉄ジーグ復活!!』って」

水木さん「何年かぶりにJAMに復帰して唄ったんだよ。詩はさっき歌詞間違えたやつが書いてるんだけど…。

     これもみんなが明日のNHK FMでリクエストしてくれれば流れるかもしれないよ」

水木さんは翌日NHK FM「今日は一日アニソン三昧」という番組のパーソナリティーをなさっていました。

 

10年前に交わした同志の掛け合いを再び。

水木さん「これからもオレ達についてくるかァ!?」

観客「おおおおおおおおおッ!!」

 

ショッカーさん「さあ続いてはMIQ姐に登場していただきましょう!!」

 

23:Evergreen/MIQ

 

染み入るバラード。「機動戦士ガンダム0083-STARDUST MEMORY-」後期ED。

唄われて「MEN OF DESTINY」かと思っていただけに、嬉しい誤算でした。

大好きなバラードなので10周年ライブで唄われて嬉しい限りです。じっくり聞き入ります。

 

24:勇者王誕生!-集大成神話ヴァージョン-/遠藤正明

 

勇者王登場!!

遠藤さんを語る上でなくてはならない、説明不要のガガガです。

盛り上がりも説明不要。これで盛り上がらなかったら嘘です。アニソン番長台詞の投げ込みも絶好調。

歌詞は…参加当時から歌詞間違いを指摘され続けた遠藤さんのSRS10周年記念集大成バージョンということで…。

 

25:ゲッターロボ!/影山ヒロノブ

 

兄弟コンボ。こちらも説明不要の盛り上がり。ゲッタービームのアクションがGなのも素敵。

10年唄い続け「ゲッターロボ」のもう一人のオリジナルシンガーと言っても過言ではない影山さん。

00年から現在のアレンジになりより一層影山さんらしい曲になっていると思います。

 

26:銀河烈風バクシンガー/山形ユキオ

 

「J9って知ってるかい…?」の台詞と共に先ほどとは違う単とフワフワをまとって山形さん登場。

間奏で「ジィエィ・ナァアィン!! ジィエィ・ナァアィン!!」とアジったのには

もの凄く嬉しかったです。一瞬泣きそうになりました。たまらないぜハニハニ。やっぱりこの曲は大好きです。

 

27:トライダーG7のテーマ/たいらいさお

 

続いて社長登場! 嬉しい番狂わせ。

てっきり次はブライガーかと思っていましたが、そうはさせないのがまたニクイ構成です。

たいらさんのうたのおにいさんで培った表現力はこの曲の後半にぎっしり詰まっています。ああ楽し。

この曲もサビでのたいらさんの振り付けが雄々しく、間奏のスキャット共々格好良すぎです。

 

-MC-

 

ショッカーさん「さあ! ここからいよいよ最終ブロック! ラストまで一気に行くぞ!!」

宮村さん「堀江美都子さんでマジンガーエンジェル!!!」

 

28:マジンガーエンジェルのうた/堀江美都子

 

昨年披露されたマジンガーエンジェルが今回も披露!

ライブ開催の週にフルコーラス入りのCDが発売されたばかりでした。

永井先生作詞、宙明先生作曲、唄うは堀江さんですもの。安心して聞けます。

間奏ではビューナス、アフロダイ、ミネルバの名前の投げこみもあったり。

 

29:CROSS FIGHT!/水木一郎 堀江美都子

 

水木さんを呼び込んで「CROSS FIGHT!」

「魂ライブ」で初めてお二人が一緒に唄われたのがこの曲でした。そう思うととても感慨深いものがあります。

水木さんがマイクを向けるたび「CROSS FIGHT!!!」と歓声が上がるのも10年前と同じ。

ライブ終盤ということもありますが観客の皆さんの盛り上がりは底が知れません。

 

30:コン・バトラーVのテーマ/水木一郎

 

心を一つにV・V・V! ビクトリー!!!

かつてはレギュラー曲だったこの曲も、SRSで唄われるのはなんと2年ぶり。

10年続けた一糸乱れぬ振り付け&コーラスは観客が出演者に変わる瞬間。4で手を引っ込めましょう。

 

水木さん「おおし、ラストソォオオング、カモォン! ミッチ&MIQ&ヒロノブカァゲヤマアアッ!!」

 

31:鋼の魂/水木一郎 影山ヒロノブ 堀江美都子 MIQ

 

98年に発表されたゲーム「スーパーロボットスピリッツ」のCMソングであり

同年にライブで披露されて以来、SRSを象徴する楽曲として唄い続けられています。

今回はそのあたりを考えながら聞いてみました。拳は上げまくりましたけど。

そして最後のサビで久々の爆発。耳に響きます。ラストのキメはMIQさんでした。

 

-EC-

 

四人が退場し、その後ここまでの長丁場を支えたBROADWAYの皆さんも拍手で見送られ

観客渾身のアンコール。

 

しばらくしてから須藤さんと松尾さんが登場し、続いてGUNTAさん、村上さんも登場。

演奏されるのは…。

 

32:時を越えて/水木一郎 影山ヒロノブ MIQ 堀江美都子

 

アンコール一曲目はSRWオリジナルソングの中でも大好きなこの曲。SRWF世代にはたまりません。

時を越えて集うロボット達を見事に表現した詩は素晴らしいほど素晴らしく。

ラストのキメは水木さんから影山さんに譲られ更に堀江さんへ。

 

-MC-

 

ショッカーさんと宮村さんも参加し今回の出演者全員を呼び込むことに。

 

ショッカーさん「スーパーロボットォッ!!?」

観客「スピリィイイイイイッツ!!」

 

SRS最多出演者が一堂に会します。壮観です。

左からJOEさん、YOFFYさん、松澤さん、遠藤さん、高橋さん、飯島さん、MIQさん、

水木さん、堀江さん、影山さん、たいらさん、山形さん、☆MoJoさん、宮内さん、宮村さん、ショッカーさん。

出演者が多いので左右にマイクスタンドが設置されていました。

 

ここでBROADWAYの皆さんとアップルパイ、ザ☆カインズの皆さんのご紹介。

これまで30曲以上を演奏、コーラスをし続けた皆さんは本当にタフネス。

 

出演者の皆さんから一言ずつコメント。そしてマイクの譲り合い。

 

YOFFYさん「初参加が10周年という記念というのは光栄です! ありがとうございました!」

ショッカーさん「せっかくだからJOEも話そうよ」

JOEさん「え!? ハイ! 10周年記念に呼んでいただいてとても嬉しかったです! ありがとうございました!」

 

左側の皆さんがコメントし終えた後、メインの四人を残し、右側の出演者へ。

 

たいらさん「ここから雰囲気が変わるわけですね?」

 

右側がベテラン、左側が若手なのではという疑問で荒れるベテラン陣。特に鮎川さん。

 

ショッカーさん「オレじゃないですよ。舞台監督っすよ。…配置を見たとき思わず吹いてしまいましたけど」

少し不満気味な鮎川さん。もちろん冗談ですが。

 

鮎川さん(?)「鮎川よぉ~。なによぉ~」

と鮎川さんにあわせて声を当てるのは影山さん。

ショッカーさん「どんなアフレコだよっ!?」

 

33:マジンガーZ/ALL CAST

 

最後はやっぱりこの曲。金字塔です。

前奏では今回も影山さんが「マジー…」を伸ばしに伸ばし、それを凝視する水木さん。

見事なタイミングで「ゴー!」のキューを出す影山さん。このコンビはやっぱり楽しいです。

今回、唄うのは観客メイン。ほとんどマイクは客席に向けられていました。

 

最後はバンド、コーラスの皆さんもステージ前に集合…ですが、なにぶん大所帯。

ステージ前に入りきるのもギリギリ。

 

なぜかマイクが渡され「つめてー」と言うも、スイッチが入っておらず。

その後、マイクでなつかしのピロピロ飲みでおどけて見せたのも、バンマス・須藤さん。お茶目。

出演者全員で万歳三唱のあと、ショッカーさんによって一組ずつ紹介されながら退場。

 

最後はスターティングメンバーの四人と司会のお二人だけに。

思えばこの六人からスタートしたわけで。

 

影山さん、MIQさんと順々に退場し、水木さん、堀江さんは仲良くお二人で退場。堀江さん投げキッス。

 

ショッカーさん「さぁ、みんな楽しんでくれたかぁあああ!!」

観客「おおおおおおおお!!」

ショッカーさん「スー・パー・ロ・ボ・ッ・トォぉっ?」

観客「スピリィイイイイイイイイイイイイイイイッツ!!」

ショッカーさん「ショッカーO野っとっ!」

宮村さん「宮村優子でしたぁ!!」

 

お二人ともステージにマイクを置き手をつないで仲良く退場されました。

そして、恒例のファン有志による三本締め。今回はいつもより更に力を込めて。

 

この三本締めを持って「スーパーロボット魂2007"春の陣"」は終了。

 

常に進化を続けている「スーパーロボット魂」。

今年は各年代から幅広いロボットが集合し、のべ三時間、曲数も30曲以上とボリューム満点。

まさに10周年の集大成にふさわしい内容でした。

それでいて今回惜しくも聞けなかった曲もあるわけで、そういうような所でも

来年への期待もしっかり持たせるあたり、SRS、これからも目が離せません。

 

最初は「この指とまれ運動」で四人でスタートしたのが、気がつけば各ライブとも常に出演者10名以上の大所帯はざら。

10年間で「見ろ! 聞け! 本物だ!!」が現実になり、「継続は力なり」ということを改めて実感しました。

水木さんが「みんなでつくってきたライブ」というだけに、「魂ライブ」はステージ上の皆さんと観客の皆さん全員が出演者ともいえます。

これからも「魂ライブ」が15周年、20周年と続いていくことを願っています。

 

 

 

補足

 

・今回は出演者が多く、自然楽曲も多くなるのでMCが比較的少なめ。

 

・「GAIKING」や「YOU GET TO BURNING」の2番などでのGUNTAさんのドラムが凄すぎでした。

 

・松澤さん「YOU GET TO BURNING」間奏でマイクを通さず「ありがとう」

 

・鮎川さんはNHKと同じ艶やかな白い衣装。ララァの服を短くした感じ。

 

・宮内さん一曲入魂。

 

・今回一番格好良いと感じたのは高橋さん。もう格好良ッ。

 

・そんな高橋さん、最後出演者から一言ずつコメントを。と言う際

 高橋さん「………いやぁ、10年と言いますとね…生まれた子が育って…人間に…」

 堀江さん「洋子ちゃん、世間話みたいになってるッ」

 

・須藤さん水もピロピロ飲み。

 

・GUNTAさんの紹介のとき「スティックを投げろ」と合図する影山さん。

 

・「勇者王誕生!」の後に宮内さんの「アノ曲」を期待していたのですけどね。ゴッゴッゴッゴゴォッ。

 

・意外なことにバンドでの「トライダー」は今回初披露。

 たいらさん、アニソンデビュー曲をSRSで披露できて感無量のご様子。

 

・シーグの話題になった時、もしやとも思いましたが、さすがに唄われませんでした。「STORMBRINGER」。

 同じJAMなら「「STORM」のほうを期待していたり。

 

・水木さんにこれからも脚を露出していくことを約束してしまった堀江さん。

 

・そしてショッカーさんガッツポーズ。

 

・史上初「グレートマジンガー」の無いSRS。

 

・いち早くマイクスタンドからマイクを取り、松澤さんや高橋さんに譲りまくる気配り遠藤さん。

 

・そこから物凄い勢いでマイクの譲り合いが行われていました。見ていてとても面白く。

 

・YOFFYさん退場の際に客席を激写。

 

・熱狂を表現したらこんな風になる、というようなステージングで

 ショッカーさんに「アナタはどこまで行くんですかッ!!」と言われてしまったのは

 "桃太郎侍"山形さん。

 

・ショッカーさん「影ちゃん! ゴールデンウィークも頑張ってね!」

 影山さん「ボク、今日、ニホンゴムズカシカッタ…」

 観客大笑。

 影山さん「いやぁ、でもホントに今回10周年なので、また心新たに一から頑張りますんでヨロシク!!」

 

・ショッカーさん「MIQ姐!! 鳥取からお帰りなさい! また一緒に飲みましょうねぇ~」

 MIQさん「うん! 四月から東京に戻って一からスタートします!! よろしくね!!」

 ショッカーさん「また一緒に飲めると思うと嬉しくてねぇ」

 

・水木さん「最近、堀江美都子をなんとかバラエティに出そうと思って誘ってるんですけど…」

 堀江さん「だってワタシ、水木さんみたいにはできませんものぉ」

 水木さん「なかなかOKしねぇんだよなぁ…でも勘違いしないで欲しいのは、オレは目立ちたいからバラエティに出てるんじゃないからね。

      みんなにアニメシンガーというのを知ってもらうために出てるんだよ。…まぁ目立ちたいってのも…あるけどね」

 

・歌詞間違いやマイクのハウリングはあったものの、これもライブの醍醐味。何が起こるかわからない楽しさがあります。

 

・今回はカメラは見られませんでしたが、10周年なのでぜひとも映像化or音源化していただきたく。

bottom of page