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水木一郎 アニソンデビュー45周年記念ライブ ~GREATEST HERO SONGS~ 
16.10.9 東京 第一生命ホール

 

出演/水木一郎

 

ゲスト/ささきいさお

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一) 
演奏/G.鍋嶋圭一 Ba.三宅博文 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key&P.松原ひろし

 


1971年にアニメ「原始少年リュウ」のオープニング「原始少年リュウが行く」でアニメソングデビュー、 
以後、現在に至るまで数多くのアニメソング、特撮ソングを歌い続けられている水木一郎さん。 

1997年からの「ROBONATION SUPER LIVE'97」以降のアニメソングムーヴメントの中心人物として活動。 
前人未到の「24時間 1000曲ライブ」やバラエティ番組への積極的なご出演、JAM Projectの旗揚げ参加等、 
多方面からアニメソングを歌で支え続け、本2016年にアニメソングデビュー45周年を迎えられました。 
それを記念して開催されたのが今回の「水木一郎 アニソンデビュー45周年記念ライブ ~GREATEST HERO SONGS~」です。

 

会場は東京都中央区にある複合施設晴海アイランドトリトンスクエア内にある東京 第一生命ホール。 
ロビーには堀江美都子さん、串田アキラさん、影山ヒロノブさん、森口博子さん、瀧本瞳さん、 
遠藤正明さん、中川翔子さん、きただにひろしさん、石田燿子さんら歌手仲間、 
松本零士先生、田中公平先生ら作家陣、石ノ森プロ、円谷プロ、ダイナミック企画などの各プロダクション、 
その他にも多くの祝花がずらりと飾られ、堀江さんの祝花には金色の「Z」文字のバルーンが添えられていました。 

ライブの数日前に発売されたアルバム「水木一郎 レア・グルーヴ・トラックス」が流れる場内は開放的な印象。 
ステージ上はバンドブース、コーラスブースの他にキーボードの横にグランドピアノが設置してありました。

開演の5分前になるとベルが鳴り、しばらくすると場内が暗くなりいよいよ開演です。

 

00:スペシウムゼペリオン (M-11)/SE 
01:嵐よ叫べ (2C) 
~ぼくらのバロム1 (1C) 
~アストロガンガー (TVサイズ) 
-MC-

 

特撮「ウルトラマンオーブ」より次回予告で流れるファンファーレの様な音色が印象的なBGMが流れる中、バンドの皆さんがご登場。 
バンドの皆さんのセッティングが終わり、馬のひづめの音と共に水木さんが登場され、特撮「変身忍者嵐」よりオープニングでライブスタート。 
一曲目から久しぶりの「嵐」にわくわくしていると、そのまま特撮「超人バロム1」よりオープニングで観客と一緒に「ブロロロロー!」。 
さらにアニメ「アストロガンガー」よりオープニングへと繋がると観客から「ぉおお」という歓声がおこりました。

 

・水木さん「今年はアニソンデビュー45周年。そして再来年は計算が合わないですけど、レコードデビュー50周年です。 
     "水木一郎"という芸名は姓名判断によると一生歌っていく名前なんだそうです。 
     でも歌謡曲でデビューしてから鳴かず飛ばずで

     ……こんなはずじゃないのにと思って芸名を本名の早川俊夫にしようと思った事もありました。 
     そんな中、45年前にアニメソングと出会えた事で、この名前は正しかったと実感しています」 
・どうしてもトークがしたい水木さん。 
 水木さん「今日は入口に終演時間が書いてあるんですね。19:45までに終わらないといけないんですよ。

     でも今日のゲストはささきいさおさん……」 
 観客笑。 
 水木さん「しまったなあ~と思いましたよ。オレがしゃべっていさおさんがしゃべったら、これは終わりませんよ。 
     この前、いさおさんはこの前のご自身の55周年コンサートで4時間越えたんですから。とんでもない方を呼んでしまいました」 
 観客笑。

・水木さん「1000曲以上レコーディングさせてもらって、1000曲ライブもさせてもらってこんなに幸せな歌手はいないんですよ。 
     選曲も悩んだんですけど、アニソン45周年ですから。1971年から年代順にお世話になったテレビ主題歌のみで構成しました。 
     それでも歌えない曲もあるんです。♪ブルスカ ブルスカとかね (特撮「冒険ロックバット」より同名オープニング)」 
 観客笑。

 

02:原始少年リュウが行く 
-MC-

 

続いてはアニメ「原始少年リュウ」より水木さんのアニソンデビューとなったオープニング。 
当時を彷彿とさせる歌いぶりと、歌い続ける中でより深みをました表現力が相まって、45年の歴史をしみじみと感じ入りました。

 

・堀江美都子さんと一緒だった「原始少年リュウ」のレコーディング当時の思い出。 
・20分くらいでレコーディングを終えた堀江さん。2時間以上かかった水木さん。 
 水木さん「レコーディングはなかなか思い通りに行かなかったんですけど

     『リュウ』のシナリオや設定資料を読み込んでうちに気づいたんです。 
     アニメソングというのは"水木一郎"を出してはいけないんですね。己を出してアニメソングを歌っちゃあいけない。 
     歌手というのはアニメのキャラクター、ヒーロー、ヒロイン、またはストーリーの代弁者なんだと気づいたんです」 
・「原始少年リュウが行く」をきっかけに後楽園ゆうえんちの仮面ライダーショーの司会と歌のお兄さんをやることに。 
 水木さん「『仮面ライダー』は子門真人さんが歌っていましたけど、

     子門さんは当時はフジ音楽出版の社員だったから表に出ない方でしたし、 
     まだいさおさんもアニソンを歌ってない、それで自分に声をかけてもらったんです。それが無駄じゃなかったんですね。 
     そこで子供達と触れあったことでNHKの『おかあさんといっしょ』のうたのおにいさんのオーディションに一発合格しました」 
・子門さんと藤岡弘、さんの歌マネ。

 

03:バビル2世 
-MC- 
04:白獅子仮面の歌 (1C) 
~ロボット刑事 (1C) 
-MC-

 

歌手生活で初めて風邪を引いてレコーディングをされたというお話から、続いては72年のアニメ「バビル二世」よりオープニング。 
水木さんの楽曲の中でも代表曲の一つなだけに観客も一緒になって大盛り上がりでした。

9月に横浜市栄区の一日警察署長をされた際の思い出を話から、 当時でいうところの警察にあたる奉行所、

与力を描いた特撮「白獅子仮面」よりオープニング。「カッチンカチャリコ ズンパラリン」では観客にマイクを向ける場面も。 
さらに水木さんの刑事ものといえばシリアスな歌声がたまらない特撮「ロボット刑事」よりオープニング。

テレビ版の効果音入りというのも嬉しかったです。

 

・当日は関東地方は雨が続いていましたが、ライブ前には雨も上がり、晴れ男水木さんの健在ぶりが立証されました。 
・水木さん「後輩達の中には『水木、早くやめねえかなぁ』と思っている人もいるかもしれませんね、影山とか」 
 観客笑。 
 水木さん「嘘だぁよっ。影ちゃんは今日はJAM Projectで台湾に行ってるらしいから今日は来てないんだよねぇ」

 

05:侍ジャイアンツ (2C) 
~チェスト! チェスト! イナズマン (1C) 
~セタップ! 仮面ライダーX (1C) 
~がんばれロボコン (1C) 
-MC-

 

73年に松本茂之名義で歌われたアニメ「侍ジャイアンツ」よりオープニングをテレビ版の波の音とバッティングの効果音入りで。 
水木さんの豪胆な歌いぶりを堪能した後は特撮「イナズマン」よりエンディング。観客との掛け合いが楽しく痛快。 
さらに石ノ森章太郎先生原作作品が続き、攻撃的なイントロがたまらない74年の特撮「仮面ライダーX」よりオープニング。 
颯爽とした歌いぶりから一転してコミカルに特撮「がんばれ!! ロボコン」よりオープニングに「さあ いってみよーかー!」。 
このメドレーだけでも水木さんが作品に合わせて様々な歌いぶりをされてきた事を体感できました。

 

水木さん「70年代なかばになると、有難い事に毎年と言っていい程にゴールドディスク賞を頂くようになりました。 
     それが当たり前になってしまって、頂けない年は『今年はもらえないのかな』と思うようになってしまいました。 
     そうなると人間としての堕ち目ですね。初心を忘れてしまって。いけませんね。 
     さらに当時はお子さんが多かったのでレコードがすぐに何十万枚も売れたんですよ。 
     賞ももらってレコードが売れているのに、それでもテレビのヒット曲番組には出られなかったんです。 
     でもそれも自分の宿命だったんです。宿命って言うとハカイダーみたいですね」 
観客笑。 
水木さん「テレビに出られなくても、ボクには宝物といえる歌が沢山ありますからね」

 

06:仮面ライダーストロンガーのうた (1C) 
~テッカマンの歌 (1.5C) 
~行くぞ! BD7 (1C) 
~鋼鉄ジーグのうた (2C) 
~勝利だ! アクマイザー3 (1C) 
-MC- 
07:コン・バトラーVのテーマ 
-MC-

 

ここからは75年から76年の盛り上がる楽曲が続きます。まずは特撮「仮面ライダーストロンガー」よりオープニング。 
ドスの効いた力強い歌いぶりの後は、颯爽とした歌いぶりが魅力のアニメ「宇宙の騎士テッカマン」よりオープニング。 
続いてなかなか聞く機会の少ない特撮「少年探偵団」よりオープニング。イントロが聞こえてきた時は観客から声が上がっていました。 
さらにアニメ「鋼鉄ジーグ」よりオープニング、特撮「アクマイザー3」よりオープニングと観客との掛け合いが楽しい楽曲が続き、 
これまで歌われた歌のお話をされた後は、ライブならではの一体感が味わえる代表各アニメ「超電磁ロボ コン・バトラーV」よりオープニング。 
水木さん、観客、コーラスの皆さんの振り付けの一体ぶり、揃いぶりはソロライブならではの空気感でした。

 

・水木さん「『コン・バトラーV』の頃もデパートの屋上などのでよく歌いました。

       皆さんみたいな大人は少なくて、お子さんやお母さんばかりでね。 
     『いまからお兄さんと一緒にコン・バトラーVを歌いましょーね。お兄さんのマネをして一緒に片手でVを作りましょうー 
      両方の手でつくっちゃいけませんよー。両方でつくったら"ニブイ"になってしまいますからねー』ってね」 
 観客笑。

 

08:行くぞ! ゴーダム (2C) 
~ダッシュ! マシンハヤブサ (1C) 
~輝く太陽カゲスター (1C) 
~地獄のズバット (1C) 
-MC-

 

引き続き76年から77年までの楽曲は、たくましい歌いぶりのアニメ「ゴワッパー5ゴーダム」よりオープニングから。 
冒頭の投げ込みが印象的なアニメ「マシンハヤブサ」よりオープニングの次はミステリアスな魅力、特撮「カゲスター」よりオープニング。 
情念の籠った歌いぶりの特撮「快傑ズバット」よりオープニングでは観客の「あすかぁああああ」コールを体感できるのもライブの醍醐味。

 

水木さん「音楽ライターの方が調べられた所によると、70年代のアニメ・特撮のオープニングを歌っている人の統計をとったら、 
     一位はてっきり堀江美都子、ミッチかと思ってたんですけど、12.9%でボクだったそうです」 
観客拍手 
水木さん「という事はほぼ毎日自分の声がテレビから流れてたんですね……いい時代でした……」 
観客笑。

 

09:トライアタック! メカンダーロボ (1C) 
~オー!! 大鉄人ワンセブン (1C) 
~氷河戦士ガイスラッガー (TVサイズ) 
~父をもとめて (2C) 
~超人戦隊バラタック (1C) 
~グランプリの鷹 (2C) 
-MC- 
10:キャプテンハーロック

 

前半のラストブロックは77年から78年にかけての楽曲。まずはアニメ「合身戦隊メカンダーロボ」よりオープニング。 
久々に水木さんの「トライアターック!」を味わった後は、特撮「大鉄人17」よりオープニングを観客と一緒に大合唱。 
続くアニメ「氷河戦士ガイスラッガー」のオープニングでは高らかかつ緊迫感ある歌いぶりをされると、 
カインズの皆さんのコーラスが魅力の、せつなくも意思の強さを感じる歌いぶりのアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」よりエンディング。 
雰囲気ががらりと変わってアップルのお二人との掛け合いも楽しい、アニメ「超人戦隊バラタック」よりオープニング。 
そしてアニメ「アローエンブレム グランプリの鷹」よりオープニングでは水木さんのパッションあふれる歌いぶりとパフォーマンスが素敵。 
「予定時間よりも13分もオーバーしている」とお話され、いそいそとこの後休憩に入るという旨をアナウンスされると、 
前半のラストはアニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」よりオープニング。哀愁と男のロマンを歌うお姿は水木さんの真骨頂に感じました。

 

~休憩~ 

 

ここで約10分間の休憩時間。71年からはじまってライブ前半でもまだ70年代。 
改めて70年代の楽曲の多さに驚くとともに、こんなに楽曲が聞けてまだ前半という嬉しさも感じておりました。 
しばらくすると場内が暗くなり、バンドの皆さんがステージへ登場され、後半スタートです。

 

11:ルパン三世のテーマ (さわりのみ) 
~ルパン三世愛のテーマ 
-MC-

 

松原さんがピアノでしっとりと奏でたのは78年アニメ「ルパン三世(新)」オープニングのスローテンポアレンジ版。 
ゆっくりと水木さんが登場され、そのままピアノ演奏で歌われたのはアニメ「ルパン三世(新)」二代目エンディング。 
ピアノに寄りかかりながら一番を歌い終ると、二番以降はバンド演奏になるという、ムードある後半の始まり方でした。

 

水木さん「実は『ルパン』はエンディングと同日にオープニングもレコーディングしたんですよ。

     ドキドキしてオンエアを見たらボクじゃ無かった……」 
観客笑。 
水木さん「まあ、よくある事なんですけどね。やっぱり『マジンガー』歌って『ルパン』もって欲張りすぎだもんね。申し訳ないもんね。 
     後で話を聞いたら、多国籍な感じを出す為にオープニングの歌手は横文字の人が良かったそうなんで、

     だからピートマック・ジュニアさんに。 
    『ルパン』を最初に歌われていたのもチャーリー・コーセイさんですからね。……言ってくれりゃ変えたのに……」 
観客笑。 
水木さん「似合う横文字は何でしょうね? ジョンですかね? エルビスですかね? あ、エルビスは駄目ですね。いさおさんですもんね」 
観客笑。

水木さん「この年ぐらいになるとアニメの専門雑誌が登場してきましたね。声優さんとか歌の特集もありましたね。 
     嬉しい事に『アニメージュ』のアニメグランプリで歌手部門というのがあったんですけど、ボクは第一回と二年の連続で一位だったんです」 
観客拍手。 
水木さん「なんか拍手を強制してしまったようでしたね」 
観客笑。

 

12:恐竜戦隊コセイドン (1C) 
~北の狼 南の虎 (1C) 
~心に汗を (1C) 
~行け! 行け! メガロマン (1C) 
~燃えろ! 仮面ライダー (1C) 
-MC-

 

続いては78年から79年の楽曲をメドレーで。高らかにはつらつとした歌いぶりの特撮「恐竜戦隊コセイドン」オープニング。 
一転して静かさの中の激しさ、アニメ「野球狂の詩」のエピソード「北の狼 南の虎」編より、同エピソードを再編集した劇場版主題歌。 
がらりと爽やかな青春賛歌はアニメ「新巨人の星II」よりオープニング。今の円熟味を増した水木さんの歌いぶりもまた魅力。 
さらに小気味の良さと水木さんの高らかな歌いぶりがたまらない特撮「炎の超人メガロマン」よりオープニング。 
そしてメドレーのラストは水木さんの凛々しい歌いぶりの「仮面ライダー(新)」よりオープニング。 
改めて聞いてみると、70年代後半は水木さんの楽曲もこれまでにない雰囲気の楽曲が出てきて興味深かったです。

 

水木さん「80年代になりますと楽曲の流行りも変わってきましたね。ドラムもポコポンという電子ドラムが目立ってきていますけど、 
     ガンちゃんに聞いてみましょうね。やっぱりこの当時、流行っていたんですね?」 
GUNTAさん「ハイ!」 
水木さん「……ガンちゃんいい声でしょう? 普段のライブはなかなか聞けないからもう一回。この当時、流行っていたんですね?」 
GUNTAさん「ハイ!」

 

13:おれはアーサー (1C) 
~ムーへ飛べ (1.5C) 
~ローラーヒーロー・ムテキング (1C) 
~斗え! ゴライオン (1.5C) 
~タイガーマスク二世 (1C) 
~アンドロメロス (1C) 
~ゲームセンターあらし (1C) 
-MC-

 

80年から82年にかけてのメドレーは、勇ましく爽やかなアニメ「燃えろアーサー白馬の王子」よりオープニング。水木さんの指笛にも注目。 
白馬から白鯨へ、アニメ「ムーの白鯨」よりオープニング。多くのファンと水木さんご自身も勇気づけられた一曲をじっくり噛みしめ、 
続いてはテレビ版の効果音入りでアニメ「とんでも戦士 ムテキング」よりオープニングを軽快に。アップルのお二人のスキャットもステキ。 
高らかなイントロが鳴ると観客から歓声が。アニメ「百獣王ゴライオン」よりオープニング。観客と一緒にカウントや合唱が楽しいです。 
ライオンからトラへ。この月から「タイガーマスクW」の放送も始まった「タイガーマスク二世」よりオープニング。

きりりとした水木さんの歌いぶりが渋いです。 続く特撮「アンドロメロス」よりオープニングでは、

軽快なイントロが鳴ると観客から溜息のような歓声があがりました。 
そしてメドレーの最後はアニメ「ゲームセンターあらし」よりオープニング。激しい曲調を颯爽と歌う水木さんと共に観客も大合唱でした。

 

メドレーが続いたので少しだけ給水された水木さん。 
水木さん「普段ステージ上ではあまり水を飲まないんですよ。今の若い子達はねー、すぐ飲んじゃう」 
観客笑。 
水木さん「さあ、お待たせしました。ここからはべらべらべらべらとお話になるあの方の登場です」 
観客拍手。 
水木さん「構成を変えちゃいました。ささきいさおさんのご登場です!!」 
拍手の中、いさおさんがご登場。 
いさおさん「45周年おめでとうございます」 
水木さん「ありがとうございます! いさおさんこの前55周年のコンサートやられましたよね。四時間も……」 
いさおさん「あれはね、ルール違反だった」 
観客笑。

いさおさん「オレ、最初歌で登場って聞いてたのに、いきなりトークなの?」 
水木さん「そうです。変えました。お客様の雰囲気がトークを聞きたそうだったので」 
いさおさん「ああ、みんな"遠く"から来たんだ」 
観客笑。 
水木さん「さすが先輩」

水木さんが退場され、いさおさんお一人に。 
いさおさん「今日は、こんなに沢山の方が水木のために来て頂きましてありがとうございます。 
      なんかおかしいと思ったんですよ。アイツと入れ替わりにオレが歌で登場するのに水を飲みだしやがって」 
観客笑。 

いさおさん「これがホントの水を差すってね。ンフフフ。楽屋で飲みゃいいのに」

14:宇宙戦艦ヤマト/ささきいさお 
-MC- 
15:今の向こうの今を/ささきいさお 
-MC-

 

まずはアニメ「宇宙戦艦ヤマト」よりオープニング。おりしも当日10月9日は作中でヤマトがイスカンダルへと旅立った日だそうです。 
乗組員たちの使命感を勇ましく力強く歌われるいさおさんに合わせ、観客も一緒になって大合唱となりました。 
デビュー55周年記念アルバム「MOMENT ~今の向こうの今を~」のお話の後、表題にもなっている55周年記念曲「今の向こうの今を」。 
いさおさんが優しく清しく歌われる歌詞が水木さんへ向けてのものと思うととても感慨深く、じっくりと聞き入りました。

 

水木さんも合流されお二人でトーク。

水木さん「今だから言えますけど、ボク、15……16、17と」 
いさおさん「……私の人生暗かった……」 
観客笑。 
水木さん「15歳位の時にいさおさんの『G.I.ブルース』を聞いてましたし、いさおさんが出てた銀座ACBにも見に行ってました。 
     当時から歌手になるって決めてましたけど、方向性としていさおさんや尾藤イサオさんみたいなのもいいなあと思ってたんですよ」 
いさおさん「尾藤も今でも頑張ってるよね」 
水木さん「若っいですよねー」 
いさおさん「今も凄い動いてるもんね」 
水木さん「尾藤さんにお会いした時、マッシュポテトっていうダンスが流行っててて、こんな風に踊るんですよ」 
英語の歌を交えてダンスを披露する水木さん。 
いさおさん「よくわかんないよ」 
観客笑。 
水木さん「そうですか? あ、時間がないんだった」 
観客笑。 
いさおさん「それよりずっと後のアニメソングの事を話してってカンペに書いてあるよ」 
観客笑。

水木さん「憧れていたいさおさんとまさか一緒のステージに立てるなんて、当時は思いませんでしたよ。 
     よくぞアニソンの世界に来て下さいましたね。でも反面、『やべぇ、オレの歌う曲が取られちゃう』って思ってました」 
いさおさん「水木ばっかり歌ってるから丁度良かったんだよ」 
観客笑。 
水木さん「最初『ヤマト』は視聴率が悪かったでしょ? 反面『マジンガーZ』は売れてたんですけど、すぐに逆転しちゃいましたし」 
いさおさん「何があるかわからないよね。『ヤマト』が売れた頃、街で声かけられる世にはなったけど、 
      呼ばれるのが名前じゃ無くて『ヤマト』とか『ジョー』だったもんね」 
水木さん「ボクが『ゼット』って呼ばれるのとおんなじですね」 
観客笑。

 

水木さん「いさおさんがアニソンを歌い出した頃、よくボクの家に遊びに来てたんですよ」 
いさおさん「あの頃は離婚して行く所ないから、初詣の後によく子供を連れて水木の所に行ってたなあ」 
水木さん「毎年ねー。そうかと思えばよく東京駅で一緒に星を眺めてロマンを語り合いましたね」 
いさおさん「地方の営業にカラオケのカセット持って行った帰りにな。♪カラオケ一本、カバンに入れて~ってな」 
観客笑。 
水木さん「八重洲口の広場でね。でもいさおさんね、ボクの事、蹴とばすんですよ。終電間に合わないから早く行けってね」 
いさおさん「で、水木もやろうとしたんだけど、脚短いから届かねえの」 
観客笑。 
いさおさん「こんなに話してていいの?」 
水木さん「なに言ってるんですかいさおさん、今日はボクの45周年ですよ。脚が短い話で終わらせませんよ!!」 
いさおさん「今日楽屋で言われたんだよ。『水木さんは話短く、脚も短く』って」 
観客笑。 
水木さん「もう時間は完全にオーバーしてますね」 
いさおさん「延長料金はお前が払えよ」 
水木さん「ぇええええええええええ!!」

 

16:マジンガーZ (1C) 
~ゲッターロボ! (1C)/ささきいさお 
~おれはグレートマジンガー (1C) 
~とべ! グレンダイザー (1C)/ささきいさお 
~いざ行け! ロボット軍団/& ささきいさお 
-MC-

 

ここでいさおさんと水木さんによるダイナミックなロボットメドレー。

やはり一曲目は水木さんの代表曲アニメ「マジンガーZ」よりオープニングから。 
いさおさんによるアニメ「ゲッターロボ」よりオープニングへと続くと、

間髪入れずに水木さんのアニメ「グレートマジンガー」よりオープニング。 

次いでいさおさんがアニメ「UFOロボ グレンダイザー」よりオープニングを歌われ、

「こうきたらこう」という素晴らしい曲の並びが嬉しく、 

更に映画「決戦! 大海獣-グレンダイザー・ゲッターロボG・グレートマジンガー-」のオープニングでは

一番、三番はいさおさん、二番は水木さんがメイン。 台詞の投げ込みはソロを歌われていないそれぞれがご担当。

以前にも14年の「六本木大決戦! ロボット軍団Z まんがまつり 水木一郎 対 ささきいさお」で 
お二人が一緒に歌われたことはありましたが、このメドレーの締めに歌われるとまた違った興奮がありました。 
アニソンムーヴメントが始まった頃から夢見ていたお二人のメドレー&デュエットが目の前で体感できて大興奮でした。

 

いさおさんが拍手で見送られ、水木さんお一人に。 
水木さん「やっぱりいさおさんがステージにいらっしゃると華がありますよね。 
     さあ、ここから80年代です、80年代からはソロライブもやりはじめましたね。 
            いさおさんや声優の杉山佳寿子さんと一緒にお芝居をしたりもしましたね」

 

17:おれたちの船出 (1.5C) 
~夢を勝ちとろう (1.5C) 
~時空戦士スピルバン (1C) 
~タイムリミット (TVサイズ) 
~正義と自由の歌 (TVサイズ) 
~サバンナを越えて (1.5C) 
-MC-

 

続いては82年から89年の楽曲。まずはアニメ「わが青春のアルカディア無限軌道SSX」よりオープニングからスタート。 
きりりと哀愁を込めて歌われた後は、爽やかかつポジティブな歌いぶりが魅力のアニメ「プロゴルファー猿」よりオープニング。 
さらにご自身も出演されていた特撮「時空戦士スピルバン」のオープニングは、ライブではお馴染みの曲という事で大盛り上がり。 
続く特撮「超人機メタルダー」よりエンディングはハードな曲調の中にある二面性を歌い分ける水木さんが見どころ聞きどころ。 
そして何より驚いたのはアニメ「ガミー・ベアの冒険」よりオープニング。権利の関係上CD化が難しく、ライブでもまず聞く事の無い曲で 
まさか今回歌われるとは思わず、また生で聞ける日が来るとは思わなかっただけに思わず飛びあがりました。 
ラストはアニメ「ジャングル大帝 レオ」よりオープニング。自分達の水木さんの原体験の一曲でもあり、思い入れの強い曲で、 

今回、水木さんの45年の歴史の中の一曲として改めて聞くと、普段のライブとはまた違った味わいで、なんとも感慨深かったです。

 

水木さん「ここからは90年代から00年代を一気に行きますけれど、この時期は97年に『スーパーロボット魂』がはじまりましたね。 
     その前にゲームの『スーパーロボット大戦』が100万本を越える大ヒットで、僕も『第三次』からプレイしているんですけど、 
     ゲームのプロデューサーである寺田貴信君に『ゲームの歌うたいたいね』っていったら快諾してくれたのがはじまりでした。 
     その後にJAM Projectが結成されて、しばらくはボクがリーダーをやらせてもらったんですけど、

     影山のワガママでやめまして……」 
観客「ぇぇえええええ」     
水木さん「ウソですよ! オレ達がどれだけ仲がいいと思ってんだい! リーダーは影ちゃんの方が絶対にいいと思ったんです。 
     自分がいたら絶対迷惑をかけると思ったんですよ。自分一人で平均年齢上げちゃってるし……」 
観客笑。 
水木さん「でもこの頃は本当に新時代の幕開けという感じでしたね……もうどうせ閉演時間に間に合わないからじっくりやろう」 
観客拍手。 
水木さん「超過料金払えばいいんでしょー!?」 
観客笑。

 

18:ゲッターロボ號 (TVサイズ) 
~夢のボール (1C) 
~セイリング未来へ (1C) 
~道-タオ- (1.5C) 
-MC-

 

最後のメドレーは91年から07年へと一気に。まずは緊迫感ある歌声が魅力のアニメ「ゲッターロボ號」より二代目オープニング。 
一転して弾平のような無邪気な歌声のアニメ「炎の闘球児ドッジ弾平」エンディングを柔らかく歌われると、 
世紀は21世紀へと移り、アニメ「サブマリン スーパー99」よりオープニング。豊かに広がる希望を穏やかに歌われました。 
メドレーのラストはご自身初のスーパー戦隊主題歌となった特撮「獣拳戦隊ゲキレンジャー」よりエンディング。 
より渋みの効いた歌声がゲキレンジャーの高みを目指す姿勢にぴったり。アップル、カインズの皆さんも一緒に振り付けをされていました。

 

水木さん「東日本大震災の復興支援で誕生した東北合神ミライガーというヒーローがいます。ボクがテーマソングを歌っているのですが、 
     11月からタイで『ミライガーT1』として日本とタイの合作の特撮として放送が開始されます。 
     オープニングはボクが歌って、エンディングは現地の子供達が今の戦隊の様に踊りを踊って歌ってくれるそうです。 
     ラストはその『ミライガー』の歌を歌いたいと思います」

 

19:東北合神ミライガー

 

東北六県のローカルヒーローが合体したミライガーのテーマであり、特撮「ミライガーT」のオープニング。 
45年の間に歌ってきた作品のオープニング、エンディングを歌われてきたライブの締めとして、 
未来に続く作品のオープニングで締められるというのも趣があり、水木さんのきりりとした歌いぶりも抜群に格好良かったです。

 

-アンコール- 
-MC-

 

拍手の中、水木さんが退場され、ステージが暗くなる中、コーラス、バンドの皆さんも退場されると、 
それまでの拍手からアンコールへと変わっていき、しばらくするとステージ上が明るくなって水木さんがご登場。

 

水木さん「いつまでも新曲があるというのは有難い事で、

      まさか45周年の年に50周年のウルトラマンの歌をボイジャーと歌わせてもらえるとはね」 
観客拍手。 
水木さん「ちょうど、昨日放送分からは二番が流れているんですけど、

     レコーディングではまずボクが全部歌って、その後ボイジャーが歌いました。 
     ボイジャーのTAKERUが魂を受け継いで歌ってくれたので、

     最初はどっちがうたっている分からない位にボクに近づけてくれました。 
     千晶ちゃんも女の子なのにあのキーで頑張って歌ってくれてね。

     ボク自身も嬉しかったんですけど、ファンの皆も喜んでくれてね。 
     継続は力で、後輩達にも『続けていけば新しい事が待っていてくれる』という事が伝わったんじゃないかと思います」 
観客拍手。

 

20:オーブの祈り (ICHIRO MIZUKI SOLO VERSION) 
-MC-

 

アンコール一曲目は当時放送中で水木さんにとっては初のテレビでのウルトラマン主題歌となった

特撮「ウルトラマンオーブ」よりオープニング。 原曲はボイジャーのお二人と歌われていますが、

今回はアルバム「水木一郎 グレイテスト★ウルトラマンソングス」収録のソロバージョン。 
観客も水木さんと一緒に大合唱。これが一種のうねりの様な臨場感で、ライブならではの醍醐味でした。

間奏のナベさんの唸るギターソロも圧巻。

 

ここで水木さんが今回のバンド、コーラスの皆さんをおひとりづつコメントをしながらご紹介。 
・松原さん「世界中がキミを待ってる」と水木さん。 
・今回のベースは久々に"ヒロポン"三宅博文さん。 
 水木さん「久し振りに来てくれましたね、歌うベースマン。今日も歌ってましたか?」 
 ヒロさん「ハイ! ばっちり!」 
・GUNTAさんに「ずっと一緒にいますね」と水木さん。 
・水木さん「今日も沢山曲があるのにありがとうね。ナベちゃんは『水木一郎のライブがある』って聞くとドキッとするんですよね」 
 笑顔で否定するナベさん。 
・水木さん「アップルは97年からずっとですもんね」 
 平山さん「えへへへへ」 
 水木さん「平山は20歳の時から……皆さん計算しちゃダメですからね」 
 観客笑。 
・水木さん「淳一はだんだん男らしくなってきたね。最初オレの所に来た時はどっちだろうって思ってたよ」 
・水木さん「貴日と常見はもう30年くらいになるんだよなぁ。今日はもう貴日のベストチョイスな曲目だったよなぁ」

バンド、コーラス紹介が終わった所で水木さんに呼びこまれていさおさんがご登場。 
・いさおさん「ずっと靴を履きっぱなしだったから足が痺れちゃってるんだよ。早くしてくれよ」 
 観客笑。 
・ここでいさおさんと水木さんと観客とで記念撮影。 
 水木さん「立ってるとお客さんが入りませんね。じゃあ屈みましょういさおさん」 
 いさおさん「足が痛いっつってるだろ!」 
 観客笑。 
・いさおさん「でもさ、雨が止んでよかったよね。どうなるかと思ったよ」 
 水木さん「ボクが吹き飛ばしましたから」 
 いさおさん「え?」 
 水木さん「ボクが吹き飛ばしましたから。滑舌が悪いものですみませんね」 
 観客笑。 
・水木さん「今日は本当にありがとうございました。まだまだ歌いたい曲は沢山ありますし、いさおさんもね?」 
 いさおさん「え?」 
 水木さん「いさおさんもいっぱい歌う曲ありますもんね?」 
 いさおさん「いやあ、オレはあんまりないんだよ」 
 水木さん「いやいや何言ってるんですかあ! ……いさおさん最近耳遠くなりました?」 
 いさおさん「お前の滑舌が悪いんだよ」 
 観客笑。 
 水木さん「そういう事か! ぼくははっきりしゃべります! きょうはほんとうにありがとうございます! 
     じゃあさいごはみなさんといっしょに『マジンガーZ』をうたっておわかれしたいとおもいます!!」

 

21:マジンガーZ/& ささきいさお

 

アニソンデビュー45周年記念ライブのラストはいさおさんと一緒にアニメ「マジンガーZ」よりオープニングをもう一回。 
一番はお二人が一緒に、二番の冒頭は水木さんに促されていさおさんがソロで、 
最後はお二人も観客も会場一体になって歌われ、水木さんのアニソンデビュー45周年のラストにぴったりの大盛り上がりでした。 
ラストは水木さんがいさおさんをマネをして膝立ちでパンチをして締められました。

 

閉演BGM:マジンガーZ~グランド・アニキ・スタイルBrass version~ (カラオケ)

 

セルフカバーアルバム「WAY~グランド・アニキ・スタイル~」でのアレンジ版「マジンガーZ」のカラオケが流れる中、 
いさおさんを拍手送り出し、水木さんが「愛してるゼェエエッ!! お気をつけてお帰り下さい」と退場されると、 
バンド、コーラスの皆さんも拍手で見送られ

「水木一郎 アニソンデビュー45周年記念ライブ ~GREATEST HERO SONGS~」は終演となりました。

 

水木さんがアニソンデビューをされてから45年。今まで歌われたテレビアニメ、特撮のオープニングとエンディングに絞って年代順に、 
ソロで歌われたもの、特にオープニングに限ってはほぼ全てが歌われるという45周年ならではの実に贅沢なライブでした。 
オープニングとはいえ、普段のソロライブやANIME JAPAN FES系列のライブでも

なかなか聞く事が出来ない曲も久し振りに聞く事が出来たり、 いさおさんとの圧巻のメドレーや、

まずライブでは聞けないと思っていた曲が聞けたりと、水木さんのアニソン45年を凝縮した大興奮のライブでした。 
水木さん、アニソンデビュー45周年おめでとうございます。


補足

 

・来場者には今回のライブを記念した特製ステッカーが配布されました。

 

・当日は第一生命ホール始まって以来の祝花の数だったそうです。

 

・今回のベースは久々に"ヒロポン"三宅博文さん。

 

・水木さん「アニソン歌手は絶対歌を崩さない、崩しちゃいけない。でもレコーディングで完璧だと思ったとしても、 
     そのアニメを見ていく中で歌詞の本当の意味がわかったり、

     歌い続ける中で『こういう風に歌うべきだったんだ』と気づかされる事があります。 
     声も昔の様に朗々とした声じゃないかもしれないし、お肌もピチピチしてないかもしれません。

     年齢を重ねるのはしょうがない事です。 
     不思議なもので歌というのは成長していきます。でも皆さんには当時と同じように聞こえるように届けたいんです。 
     ですので、なるべく当時と同じように聞こえるように、当時と同じような気持ちで歌わせていただきます」

 

・水木さん「一日警察署長をやらせてもらった時、警察官の方がボクのCDを持ってきてくれて警察署の中でサインしました。

     不思議な感覚でしたね。 そして検視官の方が写真をとってくれたんですけど、

     面白かったですね『今日はいい写真が撮れるぞー! 今日は死体じゃねえぞー!』って」 
 観客笑。 
 水木さん「さすがに拳銃とか警棒は持てなかったんですけど、服装検査というのをやらせて頂いたんです。

     警察の方が一列にザーッと並んで、 ボクがその前を一人ひとり服装を見ながら歩くんですけど、

     警察の方もやっぱりお仕事ですから、静かにずっと動かないんですよ。 
      それでもちょっと笑って欲しくて小さな声で『ゼェッ!』と言ってみたりして。

     そうすると警察の方も笑いたいけどぐっと笑いをこらえてるんですね」 
 観客笑。

 

・いさおさん「この周辺は最近話題になってるよね。市場の移転問題とかね。いい所だよね」 
 観客笑。 
 いさおさん「来る途中に人がいっぱいいてさ、水木のコンサートの案内かなと思ったらマラソンだった」 
 観客笑。

 

・水木さん「修学旅行のバスの中でいさおさんの歌を歌ったら先生に『やっぱり歌手になった方がいいな』って言われたんですよ」 
 いさおさん「オレの時は『歌手はやめておいたほうがいいな』って言われたよ」

 

・水木さん「ここまで来たら歌える限り歌って、最年長のアニソン歌手を目指したいと思っています」 
 観客拍手。 
 水木さん「90歳になって『マジンガーZ』を歌ってたらカッコイイよね……その時、皆さんはいくつになっているでしょう……」 
 観客笑。 
 水木さん「その時も皆さんと一緒に『ゼェェエエエッ!』ってやりたいよね」

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