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スーパーロボット魂2016"春の陣" 2DAYS 二日目

16.4.30 Zepp Tokyo

 

出演/MIQ 森口博子 鮎川麻弥 川添智久 米倉千尋 福山芳樹 笠原弘子 飯島真理 松澤由美

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)

 

演奏/SUPER ROBOT SPECIAL BND(G.松尾洋一 B&Key.村上聖 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし) 
   B.川添智久  G.福山芳樹


 

ロボットが登場するアニメやゲームの歌のみで構成されるライブシリーズ「スーパーロボット魂」。通称SRS。 
毎年4月29日に東京公演、5月5日に大阪公演が開催されている本ライブシリーズは 
アニメソングライブムーブメントの草分け的存在として1997年の開催以来本年で19年目を数えました。 

東京公演は2013年から公演が二日間に渡って行われるようになり、今年は初日が「マジンガーZ」を中心とした 
いわゆる「スーパー系」の作品が中心に聞く事が出来、初披露の楽曲も多く披露されました。 
二日目の今回は「機動戦士ガンダム」をメインに「リアル系」作品の楽曲が多く聞く事ができそうです。

 

会場は前日と同じくお台場にあるZepp Tokyo。入場するとCDやライブグッズなどの物販ブースの他に、 
この年の4月14日以降発生した熊本地震の義援金募金箱がこの日も設置されていました。

ステージ上の中央にはステージ後方から前方にかけて花道が用意され、左右にはバンドのブース。 
その後方には客席側から向かって右側に女性コーラス、左側に男性コーラスのブースが設置されていました。 

ステージの後方壁には前日と同じく中央に「SRS 2016」という立体的な装飾とその周りに円形のフレームに沿って照明が設置。 
壁面は月と地球ではなく銀河系のイラストが一面に広がっていました。

 

-MC-

 

開演時間になった頃になると司会のショッカーO野さんがご登場。 
ショッカーさん「皆さん元気ですかぁああああ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「魂は燃えているかぁあああああ」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」 
ショッカーさん「今日はとことん盛り上がっていきましょぉぉおおお」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおおぉぉおおおおお」 
ショッカーさん「スゥーパーアーロォボォットォ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイィイイイィイッツ!!」 
ショッカーさん「ようこそいらっしゃいましたぁああ!!」 
観客拍手。

 

・2016年度のはじまりのライブとなる今回は気合が違う。装飾が立体的だし背景も前日と変わっている。 
・ショッカーさん「今や公営放送で一日中アニソンが流れる時代ですよ!」 
 当日はNHK FMで「今日は一日アニソン三昧~あンな歌にそンな歌にこンな歌 何ンでもありーな感じ!?~」がマラソン放送中。 
 ショッカーさん「ボクもこちらに来る時も聞いていましたら『トライダーG7』が流れていました。 
        その後に『エルガイム』と『キングゲイナー』が流れていました。でもあれはCDでしょ?」 
 観客「ぉぉぉおおおお」 
 ショッカーさん「こっちは全部生歌で聞けるんだぞぉぉぉおおおおおおおおおお」 
 観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおぉぉおおお」 
 ショッカーさん「みんなで幸せになろうぜぇえええええええ!」 
 観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」 
 ショッカーさん「準備はいいかぁあああああ!?」 
 観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」 
 ショッカーさん「スゥーパーアーロォボォットォ!!?」 
 観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」 
 ショッカーさん「はじまります!!」

 

00:SE 
01:キングゲイナー・オーバー!/福山芳樹 
02:STAND UP TO THE VICTORY~トゥ・ザ・ヴィクトリー~/川添智久 
03:嵐の中で輝いて/米倉千尋 
04:風のノー・リプライ/鮎川麻弥 
05:エルガイム-Time for L-GAIM-/MIQ 
-MC-

 

弦楽器を基調とした音楽が流れる中、バンド、コーラスのみなさんがご登場。皆さんの準備が整われると流れてきたのは 
アニメ「OVERMANキングゲイナー」よりオープニング。福山芳樹さんが豪快にステージ後方から登場されると大歓声。 
高揚感たっぷりに歌い「踊ってください! 幸せになりましょう!」とアジる福山さんに観客も初っ端から大盛り上がりで踊っていました。 
余韻そのままにアニメ「機動戦士Vガンダム」初代オープニングのイントロと共に後方ステージから川添智久さんがベースを携えご登場。 
観客のVサインが埋め尽くす中、川添さんは軽快かつ颯爽とした歌声とヴォリボリのベースを響かせられていました。 
続いては"ちっひー"こと米倉千尋さんが登場され、OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」のオープニングをはつらつと歌われ、

後半は観客にマイクを向けて一緒に歌われる一体感はライブならでは。一転してさわやかなイントロで鮎川麻弥さんがご登場。

アニメ「重戦機エルガイム」二代目オープニング。鮎川さんのあでやかな歌声と、

観客とアップルのお二人も一緒に揃いの振り付けで楽しんだ後は、MIQさんによるアニメ「重戦機エルガイム」初代オープニング。 
ハードで物悲しさを感じるMIQさんのストイックな歌声はいつ聞いても格好良かったです。

 

MIQさんをお見送りしながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「今年は色々なアニバーサリー作品が重なっています。昨日も40周年の『コン・バトラーV』や 
        35周年の『ブライガー』などの作品が歌われましたが、本日もアニバーサリーを迎える作品があります。 
        続いての作品もアニバーサリーです。20周年を迎える作品です!!」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおぉおおお」

 

06:YOU GET TO BURNING/松澤由美 
-MC-

 

ヒロインのミスマル・ユリカ艦長を思わせるお衣装で松澤由美さんがご登場され、アニメ「機動戦艦ナデシコ」よりオープニング。 
松澤さんのポジティブで伸びやかな歌声は、20年経った現在も一層磨きがかかってとても素敵でした。

 

松澤さん「『ナデシコ』の『YOU GET TO BURNING』でデビューして今年10月で20周年になります!」 
観客拍手。 
松澤さん「秋にはアルバムも発表できたらいいなぁと思っていますのでその際は応援よろしくお願いします!!」 
観客拍手。

 

07:私らしく/松澤由美 
-MC- 
08:Dearest/松澤由美 
-MC-

 

松澤さんが2014年のSRSでカバーされた「機動戦艦ナデシコ」のエンディングを今回も披露。 
オリジナルの桑島法子さんとはまた違った松澤さんらしい歌いぶりで観客を魅了した後は、 
がらりと雰囲気が変わって劇場版「機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」よりエンディング。 
ウィスパーヴォイスではかなげにせつなく歌われ会場を包み込んでいました。

 

ショッカーさん「『ナデシコ』から満20周年という事で昨日、御大が『ゲキ・ガンガー3』を歌われました」 
観客拍手。 
ショッカーさん「いさおさんも『歌えるかなあ』と話されていたのですが、『ナデシコが20周年なんです』と言うと 
       『じゃあちょっと頑張ってみるかなぁ。ンフフフ』と言って歌ってくださったんですよ」

 

09:夢色チェイサー/鮎川麻弥 
-MC- 
10:イリュージョンをさがして/鮎川麻弥

 

続いて鮎川さんが「次はドラグナーの世界へ行きましょう」とご登場されアニメ「機甲戦記ドラグナー」より初代オープニング。 
疾走感ある楽曲を鮎川さんの張りのある歌声で披露された後は同じく「ドラグナー」よりエンディング。 
SRSでは12年ぶりの披露となる本曲。鮎川さんのしなやかで広がりある歌声に、観客はうっとりして聞き入っていました。

 

11:未来派Lovers/笠原弘子 
-MC- 
12:コンディション・グリーン~緊急発進~/笠原弘子 
-MC-

 

「ドラグナー」から「パトレイバー」へ。笠原弘子さんのご登場でOVA「PATLABOR MOBILE POLICE」よりオープニング。 
弾むような歌声と独特のステップで歌われた後、水を飲まれてからの曲紹介から

テレビアニメ版「機動警察パトレイバー」2代目オープニング。 緑色の照明がステージを彩る中、

笠原さんはさわやかながらも芯の強さを感じる歌声を披露されました。

笠原さんと入れ替わりでショッカーさんがご登場。スタッフさんによってアコースティックコーナーの準備が進められます。

 

・ショッカーさんによるライブ初参加、二回目、三回目、四回以降の観客アンケート。 
・今回のユニット名は「スーパーロボット平成合唱隊」。 
 メンバーはMIQさん、鮎川さん、森口さん、川添さん、米倉さん、福山さん、笠原さん、松澤さん。 
 楽器は福山さんがアコースティックギター、川添さんがベース。 
・全員が今回のライブTシャツを着用。川添さんのマネージャーさんによってそれぞれに合うようにアレンジが施されていました。 
 川添さん「男性陣はアレンジしてくれなかったの。ダメだって」 
・昨日は女性出演者は堀江さんとMIQさんの紅二点でしたが、今回逆転。男性出演者が川添さんと福山さんの黒二点。 
・ショッカーさん「今日の構成が『機動戦艦』から『機甲戦記』行って『機動警察』と"きどう"→"きこう"→"きどう"と来てるんですよ。 
        じゃあ、次は……"きこう"かい?」 
 観客「おぉぉおおおおぉおおおおお」

 

13:ガリアン・ワールド/スーパーロボット平成合唱隊 
-MC-

 

アコギコーナー一曲目はアニメ「機甲界ガリアン」よりオープニング。序盤は男性陣、後半は女性陣、サビからは全員という歌い分け。 
コーラスワークの実力派が揃う合唱隊の皆さんだけに、どこか物憂げで神秘的な本曲を抜群のハーモニーで表現されていました。

 

・ここからは米倉さんもアコギを持ち演奏に加わりました。 
・ショッカーさん「今回も鮎川先生がコーラスの指導をされたんですって?」 
 MIQさん「そうなの。今回は麻弥ちゃん優しかったよ」 
 鮎川さん「そういう風に言うといつも厳しいみたいじゃなあい?」 
 MIQさん「やっぱりコーラスにかける情熱があるからね」 
 ショッカーさん「間違うとムチとかでビシィッ!! てね」 
 鮎川さん「ちがうちがう。変な方向にいっちゃうから~。でもみんな忙しいからなかなか合わない中、

     博子ちゃんもすごく自主練して来てくれて」 
 ショッカーさん「いつも『はじめてのおつかい』ばっかり出てるから」 
 森口さん「早速今月収録があります」 
 観客笑。 
 森口さん「でもホントに鮎川先生がもう譜面とか色々なもの準備してくれて助かりました」 
 福山さん「本部から送られてくる楽譜があるんだけど、

     鮎川さんが楽器演奏に必要な所だけ抜き出してホントにやりやすいようにしてくれたんですよ」

 

14:マクロス/スーパーロボット平成合唱隊 
-MC-

 

続いてのアコギコーナー二曲目はアニメ「超時空要塞マクロス」よりオープニング。福山さんがイントロを奏でると観客から歓声が。 
女性をメインにそれぞれがソロパートを歌われ、サビの部分では観客も一緒になって会場一体で歌われていました。

 

合唱隊の皆さんが拍手で見送られる中、ショッカーさんお一人に。

ショッカーさん「昨日、お客さんの中で一番遠くから来た人はブラジルから来てくれた人がいました。今日もいるかな?」 
観客「土浦!」 
ショッカーさん「土浦! 近いじゃねえか!!」 
観客笑。 
ショッカーさん「ウチのマネージャーと同じじゃねえか……さてこのまま流れよく『マクロス』コーナーに参りたいと思うのですが、 
        今回、久しぶりにあの方が、リン・ミンメイが降臨いたします!! 飯島真理さんのご登場です!」 
観客「おぉぉぉおおおおおおおおぉおおおお」

 

15:私の彼はパイロット PartI/飯島真理 
-MC- 
16:天使の絵の具/飯島真理 
-MC-

 

9年ぶりに飯島さんがご登場。まずはご自身が演じられたリン・ミンメイのデビュー曲である劇中歌「私の彼はパイロット」を披露。 
アンニュイさを感じる歌声は、まるでミンメイがアイドルからシンガーになったような印象を受けました。 
飯島さんの「今日は久しぶりにこのイベントに呼んでいただきとても嬉しいです」という挨拶の後、歌われたのは 
映画「超時空要塞マクロス~愛・おぼえていますか~」よりエンディング。映画のラストにぴったりの 
余韻を味わえる穏やかな曲調ながら、どこか寂しさを感じる本曲は、今の飯島さんの歌声で聞くと一層際立ちます。

 

飯島さん「さっき土浦から来てくれているお客さんがいらっしゃいましたね。 
     ショッカーさんは知らなかったと思うんですけど、土浦は私の地元なんですよ」

飯島さん「このイベントの前に熊本で大きな地震がありました。私はくまモンと親交があるのでとても心配です。 
     熊本だけでなく大分なども大きな被害を受けたという事で、今日は九州の皆に届くように。皆さんと一緒に歌いたいと思います」

 

17:愛・おぼえていますか/飯島真理 
-MC-

 

同じく「愛・おぼえていますか」より、タイトルにもなっている何万年も昔に異星人達の街で流行った当たり前のラブソング。 
飯島さんはせつなげな歌声で歌われ、サビでは「一緒に歌って」と観客と一緒に大合唱。この光景はなんともたまらないもがありました。

後奏が流れる中、飯島さんが退場され、演奏が終わるとショッカーさんがご登場。 

ショッカーさん「……名曲ですよね。僕も舞台袖で聞いていて感動しました……土浦だったかぁ……」 
観客笑。 
ショッカーさん「『マクロス』が来ましたら次は『マクロスII』へと参りましょう」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおお」

 

18:約束 (プロミス)/笠原弘子 
19:もういちどLove You/笠原弘子 
-MC-

 

笠原さんのご登場で、ご自身が歌巫女・イシュタルとして出演された

OVA「超時空要塞マクロスII-LOVERS AGAIN-」より二代目エンディング。 
やわらかく透き通るような歌声に観客が酔いしれた後は、水を飲まれてから曲紹介を挟んで

同じく「マクロスII」より挿入歌「もういちどLove You」。 
穏やかな曲調でせつなくどこか物憂げな雰囲気が漂う笠原さんの歌声に会場全体で聞き入りました。

 

笠原さんを見送ってショッカーさんがご登場。その間、スタッフさんがマイクスタンド等をセッティング。

ショッカーさん「幸せな日だね。昨日も話したんですけど先頃読んだ本に『幸せとは感動を共有できる事である』と 
        書かれていましてみんなが心を一つにして盛り上がれるっていうのは幸せな事ですよね。 
        お互いが楽しかったって言い合えるのは素敵な事ですね。みなさん、幸せですかぁああ?」 
観客「ぉぉおおぉおおおおお」 
ショッカーさん「変な新興宗教みたいになってきました…」 
観客笑。 
ショッカーさん「さぁ『マクロスII』の後は『III』は無いんですよ。『7』です!」 
観客「ぉぉっぉおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「ヤツの歌を聞けぇええええええええ!!」 
観客「ぉぉぉおおおおおおぉぉお」 
ショッカーさん「福山芳樹さんで『SEVENTH MOON』!!!」 
観客「わああああああああぁああああああ」

ショッカーさんと入れ替わりにギターを携えた福山さんがご登場されセッティング。 
福山さん「ハイどうも。これがすぐに始められないのがつらい所ですね~」 
観客笑。 
福山さん「今日は凄いですよ。僕が出る時はだいたい周りは『ガンダム』ばっかりなんですよ」 
観客笑。 
福山さん「でも今日は『マクロス』が多いですからね。実に幸せです」

20:SEVENTH MOON/福山芳樹 
-MC-

 

福山さんがFIRE BOMBERとして主人公・熱気バサラの歌パートを担当したアニメ「マクロス7」よりオープニング。 
先程のトークでの和やかさと打って変わってシャープな歌声と抜群のギター演奏で魅せる福山さんの格好良いことったらなかったです。

 

福山さん「今日はやっぱり『マクロス』の最初の方がいるっていうのが凄いんですよ。

      今年はマクロスの新作(マクロス△)がやってるんですよね。いつになったら男の後継者が出てくるんでしょうね……」 
観客笑。 
福山さん「いつだったか監督に『ナイショだけどマクロスの新作を作ってるんだよ』って言われたことがありまして、 
    『今度は男ですか?』って訊いたんですよ。そしたら『女性だよ』ですって。そういう時代でございます」 
観客笑。

 

21:POWER TO THE DREAM/福山芳樹 
22:DYNAMITE EXPLOSION/福山芳樹 
-MC-

 

続いては福山さん曰く「怒鳴り散らすナンバー」という「マクロス7」で33話より使用された挿入歌「POWER TO THE DREAM」。 
パワフルな一曲ながら福山さんの歌声とコーラスのハーモニーが合わさって、さわやかな熱気でした。 
演奏が終わっても福山さんはギターを演奏し続け、そのままOVA「MACROSS DYNAMITE SEVEN」のオープニングへと流れ込みます。 
福山さんの躍動感あふれるギターと歌声に観客も大興奮で、大いに「DYNAMITE」と連呼し、熱狂的な一幕となりました。

 

余韻が残る中ショッカーさんと入れ替わりでピックを観客とショッカーさんに投げつつ福山さんがご退場。 
ショッカーさん「『マクロス』大特集の後はそろそろお台場の守り神に登場してもらいましょう。『機動戦士ガンダム』特集です!!」 
観客「ぉっぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

23:10 YEARS AFTER/米倉千尋 
-MC-

 

「ガンダム」コーナートップは米倉さんによるOVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」エンディング。 
どこまでもポジティブではつらつとした歌声とパフォーマンスで魅了する米倉さんは抜群の存在感でした。

 

米倉さん「いやーみんな元気ですねー。スパロボではいつも元気をもらえます!! 
     実はですね。由美ちゃんと同じく私も『嵐の中で輝いて』でデビューして20周年です!!」 
観客拍手。 
米倉さん「みんなも20年前は若かったでしょ? ふふふ。でもそういうのは考えない!!」 
観客笑。 
米倉さん「デビューするきっかけになったのが実は次に歌う曲だったんですよ。『第08MS小隊』の挿入歌なんですけど、 
     実はデビュー前にデモテープで作っていたのが次の曲だったんですね。でその曲を聞いてくれたディレクターさんが 
     私の声を気に入って下さって『嵐の中で輝いて』に抜擢されたんですよ。だからこの曲があったからデビューできたんですね」

 

24:未来の二人に/米倉千尋 
25:MEN OF DESTINY/MIQ 
-MC-

 

続いて米倉さんが歌われたのはSRSでは初披露となるOVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」よりしっとりとした挿入歌。 
米倉さんが張りのあるしなやかな歌声を披露されたると、

続いてはMIQさんによるOVA「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」二代目オープニング。 
緊張感あふれる世界観の楽曲を、力強くも哀愁を感じさせる歌声でMIQさんが歌われる様子はとても格好良かったです。

 

MIQさん「"未来は誰の為にある"という歌詞があるけど、戦争や大災害があふれております。 
    何があるかわかりません。私も今日の最後まで声が持つかどうか……」 
観客笑。 
MIQさん「でも皆さんと出会えて、仲間たちと一緒に楽しめる空間を大事にしていきたいですね。 
    沢山のつらい事や大変な世の中ですが、明日に向かって生きて欲しいという思いを込めて歌います」

 

26:Evergreen/MIQ 
27:水の星へ愛をこめて/森口博子 
-MC- 
28:銀色ドレス/森口博子 
-MC-

 

静かに始まったのはOVA「機動戦士ガンダム0083」二代目エンディング。久し振りに聞く事が出来て嬉しうございました。 
MIQさんの優しく包容力のある歌声に包まれた後は、森口さんのご登場でアニメ「機動戦士Zガンダム」二代目オープニング。 
透き通るような歌声ではかなげに歌われた森口さんが続いて歌われたのは「Zガンダム」より挿入歌「銀色ドレス」。 
弾むような森口さんの歌声はもちろん、「♪ドレス着て」で追っかけ部分をコールする観客の勢いがとても大きかったのも印象的でした。

 

・森口さん「楽屋がMIQさんと麻弥さんと一緒で、皆さんが入場される所を見ていたんですけど。 
     MIQさんと『みんな凄いよね。一時間かけて入場して、

     そこから三時間のライブを見るんだもん。ありがたいね』って話してたんです。 
     そしたらMIQさんが『そうさせるのは博子ちゃんの力だよ』って」 
 観客笑。 
 森口さん「そしたら私も『いいえ。そうさせるのはMIQさんの力ですよ』って言い返したりして。 
     そんな事言い合ってたら麻弥さんが来たんで『そうさせるのは麻弥さんの力ですよ』なんて言い合ってました」 
 観客笑。 
 森口さん「最後には『スタッフの力よ』なんて言ったりして。

     やっぱり皆さんの前で歌うので緊張してるのでお互いを褒め合って気分を上げてました」

 

29:ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~/森口博子 
-MC-

 

「日本は多くの課題を抱えています。東日本、熊本へ思いを込めて歌います」と

森口さんが歌われたのは映画「機動戦士ガンダムF91」より主題歌。 
様々な想いをたっぷりと込めて歌われていらっしゃる様子の森口さんの歌いぶりに、観客もじっくりと聞き入っている様子でした。

 

森口さんを見送りつつショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「皆さん、まだまだ元気は残ってますかぁあああ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「まだまだ歌えるかぁぁああああ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「このままラストまで一気にいくぞぉおおおおおおおおお!」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおぉぉおおおおお」 
ショッカーさん「スーパーァーロボットォ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」 
ショッカーさん「まだまだガンダム特集は続きます!!」

 

30:Z・刻をこえて/鮎川麻弥 
31:永遠の扉/米倉千尋

 

ラストブロックのトップは後方ステージから登場された鮎川さんによるアニメ「機動戦士Zガンダム」初代オープニング。 
ほのかに色っぽさを感じる鮎川さんの歌声と、ライブならではの間奏でのコール&レスポンスをたっぷりと堪能しました。 
続いては米倉さんのご登場で、劇場版「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート」よりエンディング。 
伸びやかな米倉さんの歌いぶりと、激し目な曲調とが相まってラストブロックにぴったりの一幕でした。

 

32:Can you feel my soul/川添智久 福山芳樹 
33:みえるだろうバイストン・ウェル/MIQ

 

アニメ「OVERMANキングゲイナー」より秘密楽団マボロシが歌われたエンディングを福山さんと川添さんがカバー。 
思わぬ選曲に一瞬何の事かわかりませんでしたが、事態を把握した後はとても大好きな曲なだけに大興奮でした。 
福山さんと川添さんが歌詞になぞらえてパートわけで歌われていたのもとても嬉しうございました。ときめく選曲です。 
ラストは後方ステージからMIQさんがご登場され、アニメ「聖戦士ダンバイン」よりエンディング。 
SRSでの披露はなんと17年ぶりの本曲。MIQさんの穏やかで張りのある歌声はライブで聞くと一層に魅力的。 
本編の最後を作品のエンディングで飾るというのは、とても趣があって一興でした。

 

-アンコール- 
-MC-

 

MIQさん、バンドの皆さんが退場されるとは拍手がアンコールへと変わり、 
しばらくすると観客のアンコールに合いの手を入れながらショッカーさんがご登場。 
観客と一緒に「スーパーロボット」「スピリィイッツ」の掛け声で出演者の皆さんを呼び込みます。

 

・ショッカーさんによってバンド、コーラスの皆さんをそれぞれご紹介。 
・バンドメンバーの紹介の順番は前日とは逆でした。 
・続いて出演者の皆さんがそれぞれひとことづつコメント。 
・川添さん「やっぱり熱いよ!! 君たちっ熱いよぉおおおおおおおおおおお!!」 
・松澤さん「今年は『ナデシコ』が20周年なので、ネイルも手描きの『ゲキ・ガンガー』にしてもらいました!」 
 観客「ぉぉおぉおおおお」 
 ショッカーさん「これにつられていさおさんが『ゲキ・ガンガー』歌ったのかなぁ……」 
・福山さん「スパロボで『マクロス』がこんなに揃う事がなかったんだよ。また人員を増やして『ガンダム』に対抗していこうと思います!」 
 観客拍手。 
 その言葉を受けて福山さんに詰め寄る、MIQさん、鮎川さん、森口さん、川添さん、米倉さんらガンダムシンガーの皆さん。 
 福山さん「やべえ!! 2/3くらい『ガンダム』だ」 
 ショッカーさん「福ちゃん今日は分が悪いよ!!」 
 観客笑。

 

34:ダンバインとぶ/MIQ 森口博子 鮎川麻弥 川添智久 米倉千尋 
         福山芳樹 笠原弘子 飯島真理 松澤由美 ショッカーO野

35:三本締め

 

「スーパーロボット魂2016"春の陣" 2DAYS」二日目、東京公演のラストを飾るのはMIQさんの代表曲「ダンバイン」よりオープニング。 
観客の「オーラ」の掛け声も凄い勢い。出演者の皆さんはMIQさんをメインに一緒に歌われたり、観客にマイクを向けたり、 
それぞれがそれぞれに観客を盛り上げられていました。

 

バンド、コーラスの皆さんもステージ前方に合流され、出演者全員が勢揃いしました。 
ショッカーさん「昨日は縁起ものという事で『三本締めZ』をしたのですが、今日はあの方は公共放送の方に出られるという事で」 
MIQさん「じゃあ三本締めでいい?」 
SRS、観客の発展と、熊本の復興を祈願してMIQさんの音頭で正統な三本締めが行われました。

 

その後、ショッカーさんの案内で出演者の皆さんが順番にご退場されていく中、 
最後にMIQさん、鮎川さん、森口さんだけになり、拍手の中、お三方が一緒に退場されました。 

そしてショッカーさんから出演者の皆さんが終演後にロビーにて熊本地震の義援金の募金活動をされるという事で、 
その旨を伝えるアナウンスが行われました。

 

ショッカーさん「おかげさまで東京公演無事終了です。みなさん、楽しかったですかぁああああ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」 
ショッカーさん「心が一つになりましたかぁああああああ!!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「みんなで幸せになりましょうねええええええ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「絶対また会いましょうねええええええええええ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「それでは約束のぉスーパーァーロボットォ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」 
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ。twitterやってます!」

ショッカーさんが拍手で見送られ、「スーパーロボット魂2016"春の陣" 2DAYS」二日目、東京公演は終演となりました。 

前日は○周年などのアニバーサリーな作品を数多く取り上げられましたが、 
今回も「機動戦士ガンダムF91」25周年、「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」20周年、米倉さんデビュー20周年、 
「機動戦艦ナデシコ」20周年、松澤さんデビュー20周年とこちらもメモリアルづくしでした。

 

いわゆるリアル系作品が中心の二日目は出演者の面々は昨年とあまり変わらないながらも、 
皆さんがバランスよく曲数を歌われているため、SRSで初めて歌われる曲や久し振りに歌われる曲も多く、 
またラストブロックで隠し玉的にカバーされた「Can you feel my soul」にはとても意表を突かれ、嬉しく楽しませていただきました。

 

来年2017年は「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」からはじまったムーヴメントが20周年を迎えます。 
アニメソングをライブで楽しむという現在では当たり前になっている環境の基礎を作り上げてきた「スーパーロボット魂」が 
節目になる20年目に一体どんなライブで私達を魅了して下さるのか、今からとても楽しみにしています。


補足

 

・ショッカーさん「本日はリアルロボット。キングしたりビクトリーしたり」

 

・「STAND UP TO THE VICTORY」の際はベースの村上さんはお休み。観客と一緒に飛び跳ねたりVサインを作ったり。

 

・例年「YOU GET TO BURNING」のイントロ部分の印象的な管楽器の♪パラパラパラパーが演奏されず少し残念でしたが、 
 今回は♪パラパラパラパーが再現されていて嬉しうございました。

 

・福山さんのアコギには「アルプスの少女ハイジ」のステッカーが張ってありました。

 

・鮎川さん「長くやっていても新しい事に挑戦できるもので。この度、キャラソンを歌いました!」 
 観客「ぉぉぉおおおおおお」 
 鮎川さん「伊勢にある志摩スペイン村のメインキャラクターのチョッキー君のキャラソンを歌いました」 
 観客「ぉぉぉおおおおおおぉ」 
 鮎川さん「♪ぼくぅ~はチョッキーっていう歌なんですけど。スペイン村に行かれた際はよかったらチェックしてみてください!」

 

・「ガリアン」放送当時、出版社の営業マンだったショッカーさん。 
 「ガリアン」の番組中に流れるCMを作ったり「ガリアン」のポスターに携われていたとか。 
 鮎川さん「ショッカーさんも芸歴長いねぇ~」 
 ショッカーさん「いやいや麻弥ちゃん、ほぼほぼ同期だから」 
 鮎川さん「イやん」 
 観客笑。

 

・今回のアコギコーナーのユニット名は「スーパーロボット平成合唱隊」は 
 アコギコーナー終了時は「スーパーロボット平成音楽隊」と呼ばれておりましたが、 
 最初に紹介された方で記載させていただきました。

 

・「DINAMITE EXPLOSION」はHUMMING BIRDのアルバム「UNSWEET」に収録されているバージョンのアレンジでした。

 

・森口さん「いいよねースパロボ。この熱気。この部室って感じ!!」

 

・MIQさん「今日は特に仲間っていいなぁとしみじみと思いました。今日終わりたくなぁい。あと三時間くらいやろうよ!」

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