top of page

スーパーロボット魂2016"春の陣" 2DAYS 一日目
16.4.29 Zepp Tokyo

 

出演/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ MIQ 遠藤正明  
   たいらいさお 山形ユキオ 樋浦一帆

 

特別出演/ささきいさお

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)

演奏/SUPER ROBOT SPECIAL BND(G.松尾洋一 B.村上聖 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし) 
   Z旗horns(Tr.KENITO Tr.Akuzawa Sax&Fl.Chouemon Tb.Ozaki)

 


ロボットが登場するアニメやゲームの歌のみで構成されるライブシリーズ「スーパーロボット魂」。通称SRS。 
毎年4月29日に東京公演、5月5日に大阪公演が開催されている本ライブシリーズは 
アニメソングライブムーブメントの草分け的存在として1997年の開催以来、2016年で19年目を数えました。 

東京公演は2013年から公演が二日間に渡って行われるようになり、初日は「機動戦士ガンダム」などを中心とした「リアル系」、 
二日目は「マジンガーZ」を代表格とした「スーパー系」と呼ばれる作品をメインとした出演者の方々、選曲でしたが、 
今年は出演者の方々から鑑みるに初日が「スーパー系」、二日目が「リアル系」といった印象でした。今回は初日のレポートです。

会場は「スーパーロボット魂」や同系列のライブ「ANIME JAPAN FES」シリーズの東京公演の拠点ともいえるお台場にあるZepp Tokyo。 

入場するとCDやライブグッズなどの物販ブースの他に、この年の4月14日以降発生した熊本地震の義援金募金箱が設置されていました。 
ステージ上の中央にはステージ後方から前方にかけて花道が用意され、左右にはバンドのブース。 
その後方には客席側から向かって右側にホーン隊のブース、左側にコーラスのブースが設置されていました。 
ステージの後方壁には宇宙に浮かぶ月と地球のイラストが一面に描かれており、中央には「SRS 2016」という立体的な装飾と 
その周りに円形のフレームに沿って照明が設置されていました。

 

-MC-

 

開演時間になった頃になると司会のショッカーO野さんがご登場。 
ショッカーさん「皆さんこんばんわぁあああ」 
観客「こんばんわぁあああ」 
ショッカーさん「元気ですかぁああああ!!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「魂は燃えているかぁあああああ」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」 
ショッカーさん「スーパーァーロボットォ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」 
本ライブでは定番となっている観客との掛け合いからスタート。

・2016年度のはじまりのライブとなる今回は気合が違う。装飾が立体的。 
・今年はメモリアルでアニバーサリーな作品が沢山。

ショッカーさん「さあ皆さん、準備はいいですかぁああああ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」 
ショッカーさん「準備はいいかぁあああああ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「スーパーァーロボットォ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」 
ショッカーさん「はじまります!!」

 

00:SE 
01:鋼の魂/水木一郎 影山ヒロノブ 堀江美都子 MIQ 
-MC-

 

ショッカーさんが退場されると、勇ましい音楽が流れ出し、バンド、ブラスの皆さんがご登場。 
皆さんの準備が整われた頃、ステージ後方から水木一郎さん、堀江美都子さん、MIQさん、影山ヒロノブさんが登場されると観客大歓声。 
「スーパーロボット魂2016"春の陣" 2DAYS」は今回もゲーム「スーパーロボットスピリッツ」のCMソングからスタート。 
オープニングから抜群の盛り上がりを見せる中、途中で水木さんがご自身のパートを歌い逃したり。 
さらに台詞部分でも忘れかけていらっしゃった様子でしたが、影山さんのサポートで見事に思い出されたご様子でした。

 

堀江さん「さぁ始まりましたスパロボ。まずは自己紹介から行きましょう! ここはショッカーがいないからリズムよくね!」 
MIQさん「わかりました!」 
堀江さん「じゃあまずはアニキ! その後は年の順!」 
MIQさん「えぇ~」 
堀江さん「さぁちゃっちゃといきますよー」 
水木さん「ちょっとまてよー。今から話そうってのにリズムよくとか年の順とか言うなよお~。わかんなくなっちゃうじゃんよ」 
観客笑。 
影山さん「大丈夫。アニキがさっき台詞忘れかけたことは言ってないから~」 
観客笑。 
堀江さん「アニキが遅れた分を取り戻そうと影ちゃんが早口になったのも言わないから」 
影山さん「一瞬ヒヤっとしたよ」 
水木さん「リハーサルが早く終わりすぎまして。本番が待ち遠しくて。 
     オレとか影ちゃん、遠ちゃんは二時間半くらい前から本番の衣装来て待ってたんですよ。 
     そしたら一曲目が何か忘れちゃったんですよ。はじまった途端にどこ歌うのか忘れちゃって。 
    『あれ? ここ歌うの? 影ちゃん歌うんじゃないの?』って。……この時期の曲は似ているのが多いからなぁ」 
観客笑。 
堀江さん「アニキ、じゃあ遠慮しないで全部歌っちゃっていいよ」 
観客「ぉぉおぉおおおおおおおおおお」

堀江さん「さ、ここからは年の順とか関係無いから」 
観客笑。 
MIQさん「そうなの?」 
影山さん「いや、オレは構わないけど」 
観客笑。 
MIQさん「私も構わないよ!」 
影山さん「ナハハハ。何強がってんの!?」 
MIQさん「強いもん!」

 

02:不思議CALL ME/MIQ 
03:トライダーG7のテーマ/たいらいさお 
04:魔神見参!!/JAM Project featuring 遠藤正明

 

それぞれご挨拶の後はMIQさんお一人になり、出演者のソロコーナーはアニメ「星銃士ビスマルク」のオープニングから。 
MIQさんの憂いを秘めた歌声とコーラスの皆さんの厚みのあるハーモニーが不思議色を醸し出した後は、たいらいさおさんがご登場。 
一転してアニメ「無敵ロボ トライダーG7」のオープニングを観客と共に楽しく合唱され、

続いては遠藤正明さんがJAM Projectでソロ曲として歌われたOVA「マジンカイザー 死闘! 暗黒大将軍」の挿入歌を

12年ぶりにSRSでご披露。雄々しく伸びやかな歌声を響かせられました。

 

05:孤独の旅路~LONELY JOURNEY~/影山ヒロノブ 
06:夢の狩人/山形ユキオ

 

遠藤さんに続いては影山さんのご登場でCD「マジンガー伝説」でカバーされたアニメ「サイコアーマー ゴーバリアン」オープニング。 
影山さん独特の激しくも哀愁を感じる嘆きの歌声を味わった後は、山形ユキオさんによるアニメ「魔境伝説アクロバンチ」オープニング。 
表現力の塊のような山形さんの歌声に応えるような観客の「LaLaLa」の大合唱は、ライブの醍醐味でございました。

 

07:鋼鉄のコクピット/堀江美都子 
08:マジンカイザーのテーマ/水木一郎 
-MC-

 

続いて堀江さんがご登場され、ゲーム「スーパーロボット大戦α」よりグルンガスト弐式のテーマを昨年に引き続き披露。 
ヒロインの歌を歌われているチャーミングさとは打って変わって、颯爽としてきりりとした堀江さんの歌いぶりは圧巻。 
最初のブロックのトリは水木さんによるOVA「マジンカイザー」より挿入歌。カイザーの禍々しいまでの圧倒的力量を感じる快曲。 
水木さんの静かさと激しさを織り交ぜた、叩き伏せる様に雄々しくダイナミックま歌いぶりが実に格好良いです。

 

水木さんを見送りながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「冒頭に様々なアニバーサリー作品があるとお話をしましたが、続いての作品は今年で35周年です。 
        TOKYO MXという東京ローカルのテレビ局があるのですが、これが神のテレビ局"神局"なんですよ。 
        まず朝の6時から毎日『愛少女ポリアンナ物語』を放送しています。朝から"よかった探し"ですよ! 
        週の頭、月曜日には『ルパン三世』のファーストシリーズ、夕方には毎日『アルプスの少女ハイジ』ですよ! 神局でしょ?」 
観客「ぉぉぉおおぉぉおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「そんなMXが金曜日午後18時30分、そう、まさに今、この時間に放送している作品があります!! 
        その作品の歌をリアルタイムでお届けします!! リアルタイムで生歌が聞けるのは『スーパーロボット魂』だけです!」 
観客「おっぉおぉおおおおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「たいらいさおさんにご登場いただきます! 『銀河旋風ブライガー』」

 

09:銀河旋風ブライガー/たいらいさお 
-MC-

 

後方ステージからたいらさんがご登場され、前口上も軽やかに"情無用のJ9"アニメ「銀河旋風ブライガー」オープニング。 
たいらさんの小粋さの中に渋さを感じる歌声と颯爽とした独特の振り付けもたまらなく格好良いです。

 

たいらさん「『ブライガー』も放送してから35年になりました。10歳で見てたら45歳だよ」 
観客笑。 
たいらさん「こんなに長い間、愛してくれて、支えてくれてありがとうございます。歌い手冥利に尽きます!」 
観客拍手。 
たいらさん「今日はスパロボでは初披露の曲を歌います。アニソンの中でもカントリーウェスタンな曲。 
      ♪ブラスタァーキッドォゥ~、ハイっ!」 
観客「♪ブラスタァーキッドォーゥ」 
たいらさん「『さすらいキッド』! よろしく!!」

 

10:さすらいキッド/たいらいさお 
11:ABAYO FLY BYE/山形ユキオ 
-MC-

 

続いてはアニメ「ブライガー」エンディング。01年にたいらさんがSRSに初出演されて以来、SRSでの披露を待ち望んでいた曲でございます。 
牧歌的な曲をたいらさんが伸びやかに、少し哀愁を感じる歌声で歌われ、観客も一緒に歌いながらうっとりと聞き入りました。 
たいらさんが退場されると「ABAYO」と大きく書かれた旗を持ち、布を纏われた山形さんがご登場。

アニメ「ブライガー」最終回「ABAYO(後編)」に流れた挿入歌。 この曲もとても好きな一曲。

旗を振り回しながらワイルドな歌声で観客と共に「ABAYO」と大合唱する山形さんは迫力満点でした。

 

スタッフさんが「ABAYO」と書かれた旗を回収し、別の旗を山形さんに手渡しました。 
手渡された旗に大きく「烈」の一字が書かれているのを確認した観客から大歓声が上がりました。 
そして山形さんが纏っていた布を脱ぐと袴姿の和装に。

山形さん「歌うねっ!」 
観客「ぉっぉぉおおおおおおおおおおおぉぉおおお」

 

12:銀河烈風バクシンガー/山形ユキオ 
13:メイビィ・ベイビィ/樋浦一帆 
-MC-

 

静かな語りからどっちもどっちもな盛り上がりが溜まらない"銀河烈風隊"アニメ「銀河烈風バクシンガー」オープニング。 
ファンキーでハニハニな山形さんの歌声に観客も大いに盛り上がると、続いては「楽しんじゃうぞ!」と樋浦一帆さんがご登場。 
今回是非とも聞きたかったアニメ「銀河疾風サスライガー」より"Be Happy Good Luck!"な二代目エンディング。 
爽やかでノリのいい一曲だけに、樋浦さんもとても楽しそうに歌われいたのが印象的でした。

 

樋浦さんを紹介されながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「J9三部作勢揃いです!! ついに実現しましたよ! しかもこのJ9コーナー5曲中3曲が初披露です!!」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「続いては放送40周年。心を一つに! 『超電磁ロボ コン・バトラァアア』」 
観客「ブイィイイイイイイイイイイイ!!」

 

14:コン・バトラーVのテーマ/水木一郎 
-MC-

 

水木さんが登場されSRSには欠かせない曲のひとつであるアニメ「超電磁ロボ コン・バトラーV」オープニング。 
揃いの振り付けやコーラスが盛りだくさんで、ステージと客席とが一体になって楽しむ事ができました。

 

水木さん「今年もメモリアルな作品が多い中、『コン・バトラーV』も40周年。ありがたいですね。 
     そんな中で私もアニメソングを歌い出して今年で45年目になりました。ありがとうございます!」 
観客拍手。 
水木さん「声はなるべく当時に近づけて歌いたいと思っていますが、中身は……知りません。台詞を忘れちゃったりします」 
観客笑。 
水木さん「ここだけの話。最初に四人で歌った『鋼の魂』は元々は影ちゃんと二人だけで歌った曲なんですよ。 
     それを今回みたいにミッチやMIQとも歌うようになって

     別のライブではミッチと影ちゃんと三人で歌ったり、色々種類があるんです。 
     今日、リハで影ちゃんがMIQのパートを歌っちゃったんですよ」 
観客笑。 
水木さん「それで『えっ、そんなバージョンあったの?』って迷っちゃって……しかもリハ終わって二時間半くらい待ってたし……」 
観客笑。 
水木さん「でもこの『コン・バトラーV』は忘れられませんね。一人で歌ってますし」 
観客笑。 
水木さん「次に歌う歌はアップルのコーラスが入るんですけど、一緒に歌う所で歌詞を間違えると大変な事になります」 
観客笑。

 

15:行け! コン・バトラーV/水木一郎 
16:超電磁マシーン ボルテスV/堀江美都子 
17:父をもとめて/水木一郎 
18:立て! 闘将ダイモス/ささきいさお 
-MC-

 

続いてはSRSでは16年ぶりの披露となる「コン・バトラーV」エンディング。歌詞の中にコン・バトラーVの身長や体重が盛り込まれ、 
はつらつと楽しい曲なので大合唱となりました。そして続いては堀江さんのご登場でアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」オープニング。 
好対照に堀江さんとカインズの皆さんの勇ましさを堪能できた後は、再び水木さんがご登場され「ボルテス」エンディング。 
以外にもSRSでOPとEDの連続披露は初めて。やさしく切なく歌われる水木さんに合わせてカインズの皆さんと観客が合唱されました。 
そしてアニメ「闘将ダイモス」オープニングのイントロが高らかに奏でられる中、ささきいさおさんがご登場。 
迫力の中にしなやかさを感じるいさおさんの歌声は、芸能生活55周年を越えられた今もご健在でした。

 

いさおさんを見送りながらショッカーさんがご登場。スタッフさんによってアコースティックコーナーの準備が進められます。

・その間、ショッカーさんによるライブ初参加、二回目、三回目、四回以降の観客アンケート。 
・今回のユニット名は「スーパーロボット昭和音楽団」。 
 メンバーは水木さん、堀江さん、MIQさん、影山さん、たいらさん、遠藤さん。 
 楽器は水木さん、たいらさん、影山さんがアコースティックギター、遠藤さんはジャンべを担当されました。 
・堀江さん「『ボルテス』のオープニングとエンディングを揃って歌うのってあんまりなかったですよね」 
 ショッカーさん「そうなんですよ。意外や意外。しかもその後、いさお御大の『ダイモス』。次の曲はその流れなんですよ」 
 水木さん「やはり長浜ロマン三部作ですからね。もうこの曲しかないでしょう」 
 観客「おぉぉおぉおおおおお」

19:エリカのバラード/スーパーロボット昭和音楽団 
-MC-

 

女性陣メインで「ダイモス」エンディング。見事に長浜ロマン三部作コンプリート。冒頭の女性コーラスは堀江さん、MIQさんお二人で。 
清らかなハーモニーと願いが込められた歌詞にじっくりと聞き入りました。二番からは男性陣がサビ以外も担当されました。

 

水木さん「本当は観客の皆さんも一緒に歌ってほしいんだけど、女性陣が凄すぎて聞き入っちゃうんだよね」 
堀江さん「あらあら」 
MIQさん「こっちは必死なのよ~」 
堀江さん「そうよ。自分達のソロよりも練習した気がしますよ」 
観客笑。

水木さん「続いても35周年です。『ゴーショーグン』」 
観客「ぉぉぉおおおおおおおお」 
水木さん「これはカウントダウンがあります。英語ですよ。イー・アル・サン・スーじゃありません」 
ショッカーさん「あの、みんなの方がよく知ってると思いますよ」 
観客笑。

 

20:ゴーショーグン発進せよ/スーパーロボット昭和音楽団 
-MC-

 

アコギコーナー二曲目はアニメ「戦国魔神ゴーショーグン」オープニング。カウントダウンは音楽団の皆さんと観客全員で。 
こちらは男性陣がメインに「宇宙スペースナンバー1」は観客と大合唱。最後は水木さんの「ゴーショーグン発進せよ!!」で締められました。

 

音楽団の皆さんが拍手で見送られる中、ショッカーさんお一人に。

ショッカーさん「先程、初めて来た方というアンケートをとったので、次はどこから来たかを聞こうと思ったんですけど、 
        今日はなんとブラジルから来てくれた方もいらっしゃるそうです。これ以上となると後は宇宙から来た方以外はないですね」 
観客笑。

 

21:宇宙の王者! ゴッドマーズ/樋浦一帆 
-MC-

 

後半のトップバッターは樋浦さんのご登場でアニメ「六神合体ゴッドマーズ」オープニング。観客と一緒に「ゴッドマーァアアアアズ!」。 
樋浦さんが軽快なステップでシャープな歌声を響かせ、観客の「六神合体!!」を受けて一気に盛り上がる様子は素晴らしうございました。

 

樋浦さん「二年ぶりに歌わせてもらったけど、レコーディングした当時よりも今の方が燃えてるね」 
観客拍手。 
樋浦さん「『ゴッドマーズ』も35周年。あっという間だよね。最初の『ゴッドマーズ』とか『六神合体!』ってあるでしょ? 
     アレはマーズ役の水島裕さんがやってるんじゃないかって噂があったんだけど。あれはね僕がやってるんですよ。 
     レコーディング当時、ディレクターさんに言われてやったんだけど『いいじゃん!』って言われて採用されたんですよ」

 

22:愛の金字塔/樋浦一帆 
-MC-

 

続いてもアニメ「ゴッドマーズ」よりエンディング。全体的に漂うアンニュイな雰囲気と緊迫感ある樋浦さんの歌声がドラマチック。 
原曲からしなやかさと色っぽさが増した樋浦さんの歌声はもちろん、後奏でマイクを置いてのエアロビックなダンスもライブならではの見所。

 

拍手の中、ショッカーさんが樋浦さんを見送りながらご登場。

ショッカーさん「みんなが心を一つにして盛り上がれるっていうのは幸せな事ですよね。 
        先頃読んだ本に『幸せとは感動を共有できる事である』と書かれていて、とても納得いたしました。 
        ライブ中も一緒に楽しめて、終わってからも感想言い合ったりして、 
                 『スピリィイイッツ』とか『ゼェエエエエト』とかで一つの事でお互いが喜べたらいいですよね」 
観客拍手。

 

23:大空魔竜ガイキング/ささきいさお 
-MC-

 

続いては高らかに奏でられるイントロの中、いさおさんのご登場でアニメ「大空魔竜ガイキング」オープニング。 
頼もしく、勇ましいいさおさんの歌声がとても魅力的な一曲。アップルのお二人と観客も一緒になって合唱されました。

 

いさおさん「この前、デビュー55周年記念ライブのアンコール公演を行ったんですけれども 
      いつもは水木のライブに『長いよお前、長いよお前』とか言っていたのに、気が付くと4時間を越えておりました」 
観客笑。 
いさおさん「今日は超レアな曲といいますか、レコーディング以来、ほとんど歌っていない曲を歌います」 
観客「ぉぉぉおおおおおぉおぉぉおお」 
いさおさん「この作品も20周年なんですね……『機動戦艦ナデシコ』……」 
観客「ぉぉぉおおおぉぉおおおおおぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉおおおおおおおおおおおお!!!!」 
いさおさん「その中の劇中作の歌ですね。頭の中に『ゲッターロボ』を意識しながら

     『ゲッターロボ』より強力な曲を目指して作られました。 
      ちょうどアニメソングから離れていた時期に声をかけてもらって。

      歌った記憶があるんですけど、曲をなかなか思い出せなくてね。 
      今回一生懸命練習しました。さてどうなりますか。バンド、ブラス、コーラス全員参加で参ります!」

 

24:正義のロボット ゲキ・ガンガー3/ささきいさお 
-MC-

 

アニメ「機動戦艦ナデシコ」の劇中アニメが「ゲキ・ガンガー3 熱血大決戦!!」としてOVAになった際のオープニング。 
絶対生で聞く事が出来る機会は訪れないだろうと思っていただけに。筆舌に尽くしがたい程に嬉しかったです。 
いさおさんの緊張感ある歌声に厚みのあるコーラス、盤石のバンドとブラスがうねりの様にあわさりたまらない一幕でした。

 

観客大歓声。 
いさおさん「こんなに喜んでもらえるとは思いませんでした。カッコイイ曲って言うのはノリすぎちゃってくたびれちゃうね」 
観客笑。 
いさおさん「今度、ボクのファンだと言ってくれていて、いつか一緒に仕事がしたかった畑 亜貴さんが詞を書いてくれた曲が出ます。 
     『今の向こうの今を』という曲とプレスリー調の『はじまりは何度でも』という曲で、畑さんもすごくノってくれてね。 
      でもこちらが敬語で話すと嫌がるんですよ『亜貴ちゃんって呼んで』って言われて。ンフフフ」 
観客笑。 
いさおさん「でもさ、今まで作家の先生ってみんな年上だったから変な感じなんだよね。

       まぁボクより年上の人ってどんどんいなくなっちゃって。 
       今も渡辺宙明先生と菊池俊輔先生くらいかな……まぁ、そのうち歌手も自分より年……今日はオレが最年長だった。ンフフ」

 

25:ゲッターロボ!/ささきいさお 
-MC-

 

「ゲキ・ガンガー」の元になった曲をということで、いさおさんのロボットソングの代表角、アニメ「ゲッターロボ」オープニング。 
いさおさんの変わらない歌声とスタイリッシュなパフォーマンスを受けて、観客も盤石の盛り上がりとなりました。

ショッカーさん「まだまだ元気はありますかぁあああ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「まだまだ盛り上がれるかぁぁああああ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「スーパーァーロボットォ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」 
ショッカーさん「このまま一気にラストスパートいくぞぉおおおおおおおおお!」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおぉぉおおおおお」

 

26:紅のロンリネス/山形ユキオ 
27:復活のイデオン/たいらいさお 
28:戦士よ、起ち上がれ!/遠藤正明

 

ラストブロックの先陣は山形さんによるOVA「冥王計画ゼオライマ―」オープニング。 
山形さんの絞り出すような嘆きと迫力の歌声を堪能した後は、一転して静かなギター演奏の中、たいらさんがご登場。 
アニメ「伝説巨人イデオン」オープニングをスマートながらも鬼気迫る歌声で歌われました。 
続いては遠藤さんのご登場。高らかなイントロが鳴り響く中、アニメ版「魔装機神サイバスター」オープニング。 
パワフルな中にしなやかさを垣間見るステージが印象的な遠藤さんですが、今回は歌詞の一語一句を力強く歌われている印象でした。

 

29:HEATS/影山ヒロノブ 
30:TIME TO COME/MIQ 
31:ダルタニアスの歌/堀江美都子

 

後方ステージから影山さんが登場され、OVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボ -地球最後の日-」二代目オープニング。 
疾走感と勇ましさが合わさった曲調を颯爽と歌われる影山さんの格好良さに見惚れ聞きほれた後は、MIQさんのご登場。 
MIQさんならではのシリアスな歌声で歌われたゲーム「第4次スーパーロボット大戦」よりオリジナルキャラクターのテーマは高揚感抜群。 
続いては堀江さんのご登場で、ロック調から一変、雄々しい曲調のアニメ「未来ロボダルタニアス」オープニング。 
伸びやかで雄大な堀江さんの歌いぶりが会場を包み込み、観客と一緒に大合唱されました。

 

32:今がその時だ/水木一郎 
33:時を越えて/水木一郎 影山ヒロノブ MIQ 堀江美都子 

 

更に曲調が変わり水木さんがご登場されOVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボ -地球最後の日-」より初代オープニング。 
「チェンジゲッタァアアアアアアア!!」の雄叫びも勇ましく、緊張感漂う迫力の歌声は背筋が伸びる思いでした。 
ラストは水木さんが堀江さん、MIQさん、影山さんを呼び込み、ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズを象徴する「時を越えて」。 
四人ならではの盤石の歌声とステージパフォーマンスはいつ聞いても素晴らしく、ラストにぴったりの大盛り上がりでした。

 

-アンコール- 

水木さん、堀江さん、MIQさん、影山さん、そしてバンドの皆さんが退場されると、 
観客の拍手が手拍子に変わり、アンコールの声があがりました。

 

34:熱風! 疾風! サイバスター/水木一郎 影山ヒロノブ MIQ 堀江美都子  
-MC-

 

観客のアンコールの声と手拍子が響く中、バンドの皆さんが再び登場されスタンバイ。 
流れてきたのはゲーム「魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」より風の魔装機神・サイバスターのテーマを 
アルバム「スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION'1」で水木さんと影山さんがカバーされたアレンジ版のイントロ。 
SRS東京公演でこのアレンジ版でこの4人で聞けるのも4年振り。水木さんの「サイバッスッタァアアアアアアアア」の雄叫びも久し振り。 
疾走感あふれる曲調を四人それぞれの個性が時に主張し、時に合わさって歌われ、観客が盛り上がる様子はグッときます。 
そして三番の歌詞「今、心一つにして」の部分では一層力が込められていた様に感じました。

 

ショッカーさんが合流され、観客と一緒に「スーパーロボット」「スピリィイッツ」の掛け声で出演者の皆さんを呼び込みます。 
・バンド、ブラス、コーラスの皆さんをそれぞれご紹介。 
・ショッカーさん「松尾さんは今日はソロ多かったですよね」 
 水木さん「頑張りすぎて見てみろよ。ジーパンビリビリだもん」 
 当日の松尾さんはダメージジーンズをはいていらっしゃいました。 
・続いて出演者の皆さんがそれぞれ一言づつコメント。 
・遠藤さん「今、熊本の方が大変ですが、今日は歌で少しでも元気になればという気持ちで歌いました」 
・たいらさん「思えば、2000年にアニキに声をかけてもらってこのライブに出たのが僕のスパロボのはじまりでした。ありがとう!」 
・影山さん「毎年今日のスパロボからGWが始まって色々な所に行って、5月5日の大阪のスパロボで締めるのがお馴染みになってます。 
     こうやって毎年毎年同じ事ができるっていうのはとても幸せな事だと改めて思いました」 
・堀江さん「この間、テレビの『Youは何しに日本へ?』にJAMが出ていたのを見たんですけど。すごく元気をもらいました。 
     自分ももっと頑張らなくちゃなと思いましたので、今年も頑張ります!」 
・いさおさん「あまり歌っていない歌を歌うと身が引き締まります。こんな新人の気持ちになるとは思わなかったよ」 
・水木さん「この前のいさお先輩のステージを見て、テレビのJAMの姿を見て頑張らなきゃと思って、

     これからももっと頑張らなきゃと思いました」

 

35:マジンガーZ/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ MIQ 遠藤正明 
        たいらいさお 山形ユキオ 樋浦一帆 ショッカーO野 
        ささきいさお

 

「スーパーロボット魂2016"春の陣" 2DAYS」一日目のラストを飾るのはアニメ「マジンガーZ」よりオープニング。 
イントロでの水木さんの「マジンゴー」を影山さんと遠藤さんが伸ばしに伸ばすように合図するのも毎回の見所。 
水木さんがメインに歌われ、観客が大合唱する中、出演者の皆さんは一緒に歌われたり、観客にマイクを向けたりとそれぞれに。

バンド、ブラス、コーラスの皆さんもステージ前方に合流され、年度初めのライブという事で、縁起ものの「三本締めZ」を行う事に。

 

水木さん「先程、遠藤が言いましたけど熊本、九州の地震がおきました。

      遠藤は東日本、宮城の出身だから一層その気持ちが強いと思います。 
      我々も同じ気持ちで東日本、九州を応援していきたいと思いますので、日本が平和になるという意味を込めて 
      ミリオン、ビリオン、ジリオン、数え切れない幸せを願って三本締めをさせて頂きます」

 

34:三本締めZ

 

水木さんの音頭で出演者、観客全員で縁起のいい「三本締めZ」が行われた後は、 
ショッカーさんの案内で出演者の皆さんが順番にご退場されていきました。 

そしてショッカーさんから出演者の皆さんが終演後にロビーにて 
熊本地震の義援金の募金活動をされるという事で、その旨を伝えるアナウンスが行われました。

 

ショッカーさん「今日は楽しかったですかぁああああ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉぉぉおおおおおお」 
ショッカーさん「みんなで幸せになろうぜぇええええええ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「絶対また会いましょうねええええええええええ!?」 
観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおぉぉおおおおおおおお」 
ショッカーさん「それでは約束のぉスーパーァーロボットォ!!?」 
観客「スピリィイイイイイイイィイッツ!!」 
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ。また明日!!」

ショッカーさんが拍手で見送られ、「スーパーロボット魂2016"春の陣" 2DAYS」一日目は終演となりました。

 

例年は○周年などのアニバーサリーな作品を取り上げることがあまりない印象でしたが、 
今回は水木さんアニソンデビュー45周年、「超電磁ロボ コン・バトラーV」40周年、「大空魔竜ガイキング」40周年、 
「銀河旋風ブライガー」35周年、「六神合体ゴッドマーズ」35周年、「戦国魔神ゴーショーグン」35周年 
「スーパーロボット大戦」25周年、「機動戦艦ナデシコ」20周年、OVA「マジンカイザー」15周年とメモリアルづくしでした。

 

またSRSでは初披露となる曲が多かったのも印象的。個人的には待望だったJ9シリーズ特集が設けられた事が実に嬉しかったですし、 
まさか「ゲキ・ガンガー3」を生で聞く事が出来る日が来るなんて夢にも思っていなかったので、とてもびっくりしました。


 

補足

 

・遠藤さんが出演されるようになって初めて「勇者王誕生!」が歌われないSRS。

 

・山形さんの衣装の独特さもライブの楽しみ。

 

・水木さん「アコギの曲を決めるときに悩んだんですよ『闘将ダイモス』の後だけに"どうしょう"と…」 
 堀江さん「あらぁ~」 
 たいらさん「うまい!」 
 ショッカーさん「これが昭和だあああああああ!」 
 観客笑。 
 水木さん「言わないと落ち着かない体になっていくんですよ」 
 たいらさん「同意です」

 

・水木さん「やっぱりショッカーが司会じゃないと落ち着かないもんだね」 
 ショッカーさん「ありがとうございます」 
 水木さん「アナタとももう19年一緒に入るんですよ」 
 ショッカーさん「そうですね。何の肉体関係もなく」 
 観客笑。 
 水木さん「肉体関係あるのはオレと遠藤だけだよ」 
 観客「ぇぇえええええええぇぇえええええ」 
 遠藤さん「……二回だけ」 
 観客笑。

 

・いさおさん「ゲキガンガーを作曲されたのは今、大河ドラマ『真田丸』で大活躍の服部隆之先生。 
      僕はまだデビュー前に素人のど自慢番組に出た時、先生のお爺さんの服部良一さんに 
      『君は東京のプレスリーだ』って言われてね。その気になって芸能界に入ったんです。 
      その後、服部隆之先生には日本クラウン時代に『ウェディング ドレス』という曲を作って頂いたんですけど、

      全然売れなくてね」 
 観客笑。

 

・「ゲキ・ガンガー3」の間奏では松尾さんがステージ前方に登場され、ソロパートを弾かれる場面もありました。

 

・「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」からはじまり来年は「スーパーロボット魂」20周年。 
 ショッカーさん「すべてはこの四人からはじまったんですもんね」 
 水木さん「まさか20年も続くとは思いませんでしたよ」 
 ショッカーさん「初期の頃は皆さんが色々カバーされてましたもんね。影ちゃんがゲッ……『月光仮面』じゃない」 
 観客笑。 
 影山さん「『月光仮面』は歌わへんわ!」 
 ショッカーさん「『ゲッターロボ』だ。『月光仮面』は子供の頃、歌ってたよね」 
 影山さん「『けっこう仮面』も歌ってた」 
 観客笑。 
 水木さん「最初はいさおさんが出てくれるかわかんなかったんだよね。だから影ちゃんに歌ってもらったんだよ」 
 影山さん「当時は怒られるかと思いましたよ」 
 水木さん「いや、怒ってたよ」 
 影山さん「え~。ナハハハハ~」 
 ショッカーさん「MIQ姐が『残酷な天使のテーゼ』」をカバーされたりね 
 MIQさん「そう~。コワかったぁ~」 
 水木さん「『サイバスター』だって最初はMIQだったのをその後にオレと影ちゃんがカバーしたんだもんね」

 

・いさおさん、水木さん、堀江さんらアニメソング界でトップクラスにいらっしゃるお三方が 
 そろって「自分達もまだまだ頑張らなきゃ」と口にされていたのが印象的でした。

bottom of page