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ヒーローたちの応援歌 2016
16.2.20 よみうり大手町ホール

 

出演/串田アキラ 高取ヒデアキ 大西洋平

 

司会/鈴木美潮

 

コーラス/ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一) 
演奏/Z旗(G.Nobu G.Kawase Ba.Toshi Dr.UTCHIE Key.Kagoshima

      Tr.KENITO Tr.Akuzawa Sax&Fl.Chouemon Tb.Ozaki)


 

「よみうり大手町ホールからアニソンを」という言葉を掲げ、 
ホールのオープン当初からイベントの企画、プロデュースされてきた読売新聞記者の鈴木美潮さん。 
その美潮さんが新たな試みとして企画されたのが今回の「ヒーローたちの応援歌 2016」です。 

串田アキラさん、高取ヒデアキさん、大西洋平さんの「スーパー戦隊」「忍者」という共通点を持ちながら 
なかなかお三方だけの共演の機会は無かった組み合わせに加え、高取さん率いるバンドZ旗の皆さんがバックバンドを担当、 
ザ☆カインズの皆さんがコーラスを担当するという今までに無かった組み合わせに期待に胸を膨らませておりました。

 

会場は前述のよみうり大手町ホール。CDやZ旗のグッズの他にも、場内のロビーに併設されている 
喫茶スペース「ホワイエ」では串田さんお気に入りのメイカセブンのうすかわあんパン(おぐらあん こしあん)が 
串田さんの特製写真カード付きで数量限定販売されていました。

 

開演時間の5分程前になると開演を促すブザーが鳴り、しばらくすると客席の照明がゆっくりと落ちていきました。

 

00:電光石火ギャバン-DISCO GAVAN- (カラオケ)/SE 
01:チェイス!! ギャバン/串田アキラ 
-MC-

 

「宇宙刑事ギャバン」の挿入歌「電光石火ギャバン」にのせ、楽し気な手拍子と共にZ旗とカインズのみなさんが登場されて配置につかれます。 
そしてつんざくトランペットが奏でたのは同じく「ギャバン」の「チェイス!! ギャバン」で串田さんがご登場。 
串田さんのパワフルな歌声にZ旗のみなさんの演奏も映え、インパクト抜群の幕開けとなりました。

 

・串田さん「今日は雨の中、来て頂いてありがとうございます。楽しいライブにしたいと思います!」 
・企画者であり司会の美潮さんが登場されてご挨拶。 
 美潮さん「今回この大手町ホールにお三方をお迎えで来てとても嬉しいです。 
     それにZ旗とカインズのみなさんという素晴らしい面々で、ご覧の通り男くさいステージなっております」 
 串田さん「まさに『男なんだろ』って感じで」 
 観客笑。 
・今回のセットリストを串田さんに提出したところ、全曲OKを頂いた美潮さん。 
 美潮さん「串田さんに了承していただいたので、高取さんの大西くんには有無を言わせませんでした。 
     とても夢いっぱいのセットリストになっております」 
 観客笑。

 

02:ハリケンジャー参上!/高取ヒデアキ 
03:さぁ行け! ニンニンジャー!/大西洋平 
04:ジライヤ/串田アキラ 
-MC-

 

串田さんと美潮さんと入れ替わりで高取さんがシュシュっと参上。Z旗のみなさんがステージ前面に出られ、 
高取さんと並んで「忍風戦隊ハリケンジャー」のオープニングを振り付けを交えて爽快に奏でられました。 
続いて「忍ぶどころか、暴れるぜ!」と登場された大西さんは、2015年を共に駆け抜けた「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の 
オープニングをMANGART BEAMS TとのコラボTシャツ姿で軽快に楽しげに披露。 
そしてその「ニンニンジャー」にも登場した「世界忍者戦ジライヤ」より、挿入歌としても流れたオープニングで 
再び串田さんがご登場。串田さんの歌声に呼応するようなカインズの皆さんのコーラスが、グっと曲を盛り上げられます。

串田さん「忍者って凄いね。次はあんまり歌ってない曲だけど、聞いてください。この曲です」

 

05:空からひびく声/串田アキラ 
06:ギンギラニン! ニンニンジャー/大西洋平 
07:風よ、水よ、大地よ、/高取ヒデアキ 
-MC-

 

序盤に思わぬ選曲。「ジライヤ」より挿入歌。メタルヒーローらしい"強さ"を押し出したバラードは今回の催しにぴったり。 
串田さんのボーカルはもちろん、阿久澤さんのアンニュイなトランペットソロも魅力的でした。 
雰囲気一変してロックな「ニンニンジャー」のアクションシーンでの挿入歌。大西さんは歌詞間違いもなんのそので 
オープニングよりもいっそうワイルドな歌いっぷりで観客を魅了されました。続いてはさらにスピードメタルなナンバー。 
「ハリケンジャー」より、こちらもアクション曲であり、最終話の予告直後の提供バックで流れたのが印象的な挿入歌。 
高取さんは間奏で「大手町ホールで初めてヘッドバンキングやったろうぜぃ!」と観客を煽り、 
ラストのシャウトに至るまで終始ハードにキメられました。

 

・串田さんと共に登場された美潮さんは、"揺らめく霞"モモニンジャー/百地霞の胴着姿。 
 串田さん「おお、くのいちだ」 
 美潮さん「さっきこの格好で舞台袖に来たら、スタッフに失笑されるっていう……」 
 観客笑。 
 美潮さん「あとここ私の会社の中なんで、けっこう勇気がいるんですよ」 
 観客笑。 
・ホワイエで販売されていたあんパンのお話。 
 美潮さん「どのくらい売れるかわからなかったので、串田さんは『売れ残っても20個くらいだったらおれが買って帰るよ』」 
     とおっしゃってたんですが、かなり早い段階で完売いたしました」 
・串田さんのおススメのあんパンの食べ方。冷やしたり温めたり。 
・あんパンは美味しいもののカロリーが高い。 
 串田さん「一個で一食分くらいありますからね。食べた人は大変ですよ。結構カロリーありますね。でも簡単です。運動すればいいんです」 
・串田さんおススメのカロリーを消費しやすい筋トレ。気づいた時にはスクワットとキック。 
・美潮さん忍者走りでご退場。 
 串田さん「次はカバーの曲なんですけど、ライブなんでちょっと変えて、Z期らしいアレンジにしてもらおうと思って頼みました。 
          こんな感じになりました。よろしくっ!」

 

08:風よ光よ/串田アキラ 
09:いま 風のなかで/高取ヒデアキ 大西洋平

 

元は1972年に故・秀夕木さんが歌われた「快傑ライオン丸」のオープニングで、

2006年の「ライオン丸G」で串田さんがテクノ調でカバーされました。 Z旗によるアレンジはそれよりテンポを落とし、

「ライオン丸G」バージョンでは入っていなかった掛け声もあって原曲にとても近いアプローチでした。 
続いては影山ヒロノブさんが歌われた「ハリケンジャー」のエンディングを、作曲者である高取さんが後輩の大西さんと共にカバー。 
お二人は交互にパート分けして歌われ、サビでは腕を左右に振る振り付けで観客と一体になっていました。

最後のセクションでのアドリブのやりとりが素敵。

 

高取さん「さあ、珍しい曲歌ってやるぜぃ! 『シークレットカクレンジャー』!!」 
観客「おぉぉおおおお!!」

 

10:シークレットカクレンジャー/串田アキラ 高取ヒデアキ 大西洋平 
-MC-

 

イントロで串田さんも登場され、なんと「忍者戦隊カクレンジャー」のオープニングを忍者ゆかりのお三方でカバー。 
代わる代わるにパート分けして歌われたお三方は、最後のサビでは観客の合唱を煽りながら楽しそうに歌われていました。 
「風よ光よ」「いま 風のなかで」、そして「シークレットカクレンジャー」の三曲のカバーは今回来た人しか聞けない、

ライブならではの一幕でした。

 

・ここでZ旗、カインズのみなさんと入れ替わりに元のお衣装に戻られた美潮さんがご登場。 
 美潮さん「あ、Nobuくんはそこら辺にいておいてください」 
 高取さんの実弟Nobuさんは困惑し様子でベースのToshiさんのいた位置に留まられ、舞台向かって左側に机とMacBookがセッティング。 
 MacBookに向かう美潮さんを囲むように右から串田さん、高取さん、大西さん、その奥にNobuさんが立たれると、 
 ステージ奥のスクリーンに映し出されたのは「チーム串田と世界の動き」の文字。 
・ここからはお三方の特別な日を新聞記事で振り返るという読売新聞社内ならではコーナー。 
・まずはそれぞれの誕生日の時の新聞記事。 
・強風と"バカ"陽気。 
・カニが気になる。 
・串田さんの誕生日は新聞記事が無かったので、代わりに美潮さんの誕生日。 
・新聞記事だけではなくそれぞれの幼少期のお写真も。 
・3歳の写真と1歳じゃあないはずの北海道。 
・カラーがあるのに白黒写真。 
・七五三の高取三兄弟。 
・中二の次男と小五の三男。 
 高取さん「このころオレは荒れまくってたので、Nobuはオレの事を『死ねばいい』のにって思ってたと思います」 
 観客笑。 
 写真と同じように並ぶ高取兄弟。 
 串田さん「やっぱ似てるなぁ」 
 美潮さん「Nobuくん顔あんまり変わってないですね。これをやりたい為に残ってもらいました」 
 ここで勤めをお終えたという事でNobuさんご退場。 
・現役時代。 
・小学三年の江の島での串田さん。 
・CHAINSというバンドでドラムを叩いていた串田さん。 
・歌手デビューの頃の記事と写真と。 
・学生運動とDJ姿。 
・省エネルックとアイランドタワーと「違いますよ」。 
・裁判員裁判。 
・アニソンデビューの頃。 
・太陽フレアと「サンバルカン」。 
・チンパンジーを救え。 
 大西さん「これは僕がやっているバンドの名前が、ミラクルチンパンジーだからですね」 
・写真を使うまでの美潮さんの大変さと募金先。 
・セクハラ野次とトッキュウジャー。 
・「ROLLIN' INTO THE NIGHT」や「サンバルカン」の頃の串田さんはアフロヘア。 
 美潮さん「私は初めて串田さんを見たのはこの頃でした」 
 串田さん「としまえんでね」 
・COAの「CHASE THE WIND」のシングルジャケット。 
・串田さん初ブラジルの写真。影山さんと渡洋史さんと若いヒカルドさん。 
・Z旗を立ち上げた頃とジシン。 
・高取さんの初ブラジルは串田さん、宮内タカユキさん、筒井巧さんと。 
 高取さん「すごい楽しくて。到着した当日に呑みまくって倒れましたね」 
 観客笑。 
・高取さん「串田さんにはすごくお世話になっていて、Z旗ホーンズを初めてライブで使ってくれたのは串田さんなんですよ」 
 美潮さん「私が高取さんと会ったのも串田さんのご紹介でした」 
・大西さんが苦労した赤坂BLITZライブの日は参院選公示。 
・ミラクルチンパンジー結成の日には猿の記事が。この写真を使うのも大変だったとか。 
・忍者ソングを歌った頃。 
・日本語検定とSHI・NO・BI'88。 
・「ハリケンジャー」の頃は鈴木宗男さんの家の前で張り込んでいた美潮さん。 
・「AJF2002 スーパーアニソン魂“夏の陣” 史上最強のライブ宣言ダ!!」打ち上げでの写真。 
 金髪だったり編み込んでいたり。 
・「ニンニンジャー」からまだ一年経っていない。 
・2016年アーティスト写真。 
・おまけの「デカレンジャー」の代打とヒゲNG。

 

・ここでお三方はご退場。 
 美潮さん「やはり『ジュウオウジャー』を初披露していただきたいと思いますが、 
      高取さんからの依頼でみなさんとコール&レスポンスの練習をしたいと思います。 
      じゃあ……美潮おねえさんが動物の名前を言ったらみんなも返してくれるかなー?」 
 観客「はーい!」 
 という事でコール&レスポンスの練習をしている間にZ旗とカインズの皆さんはセッティング。 
 Nobuさんのサポートもあり、練習を終え、準備が出来たところで美潮さんはご退場。

11:動物戦隊ジュウオウジャー/高取ヒデアキ 
12:レッツ! ジュウオウダンス/大西洋平 
-MC-

 

この催しから1週間前に番組が始まったばかりの「スーパー戦隊」シリーズ40作目「動物戦隊ジュウオウジャー」より、 
オープニングとエンディングをフルサイズ、生バンドで初披露です。 
高取さんの歌声は他の獣をモチーフにした戦隊オープニングとは一線を画すやさしいアプローチで、 
迫力ある雄大な曲と合わさって、40作という節目を飾るのにふさわしい素晴らしさでした。 
高取さんが「次も初披露。大西洋平を応援してくれっ!」と呼びこまれ、ヘッドセットマイクで出てきた大西さんは 
「覚えてたら手だけでも一緒にやってね!」と本邦初公開のエンディングをお披露目。 
親しみやすくて楽しい歌を歌いながら、終始笑顔で鮮やかにダンスを踊られる姿に、ポテンシャルの高さを感じました。

 

・美潮さんがジュウオウイーグルのTシャツを着てご登場。 
・美潮さん「先日、この季節なんでコートを着れば大丈夫だろうとジュウオウシャークのTシャツを着て外出したら 
      "バカ"陽気でやむなくコートを脱ぐはめになりまして、大きくサメの絵が描かれたシャツを着て歩く変な女となりました。 
     みなさんも気をつけてください」 
・高取さんも合流され「ジュウオウジャー」初披露の感想を。 
 美潮さん「初披露だったわけですが、どうでしたか?」 
 高取さん「いやぁ……逆にどうでしたか?」 
 大西さん「すごいわかります。感想聞きたい」 
 と、観客を見回すお二人に大きな拍手が贈られました。 
・このイベントが決まったのは、まだお二人が「ジュウオウジャー」を歌う事が決まる前。 
・高取さんは「ジュウオウジャー」のプレミア発表会で1番だけ披露されたものの、 
 大西さんは「ジュウオウダンス」を観客の前で歌うのはこの日が初めて。 
 大西さん「今のスーパーベストは尽くしましたが、この一年ずっとベストを尽くして、もっと上手になっていくので、 
     みなさんも……一緒に踊ろう!! 上手になろう!!」 
 観客拍手。 
 大西さん「これだ! うん! 上手になるコツがあったら教えてくださいね。ボク頑張るから!」 
 観客笑。 
・家でのダンスの練習は孤独。 
・大西さん「練習に100点ていう事は無いんですね」 
・美潮さん「去年の『なんじゃモンじゃ! ニンジャ祭り!』と比べるとどうですか?」 
 大西さん「去年は伊勢大貴くんていうすごく上手いお手本のコがいたから大丈夫だったんですけど、 
     今年は自分がそれにならなきゃって思うと……夜も眠れないです」 
 観客笑。 
・高取さんと大西さんは一旦ご退場。 
 美潮さん「私達世代はイーグル、シャーク、とくるとどうしても口が"パ"の字になるんですが、そうなった方も多かったと思います。 
     次の曲はその気持ちを思い切り解放してください」

 

13:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ 
-MC- 
14:夢の翼を/串田アキラ 
-MC-

 

この年に放送開始から35周年を迎えた元祖動物モチーフ戦隊「太陽戦隊サンバルカン」よりオープニング。 
様々なライブで披露されている曲だけあり、ファンの垣根を越えた盛り上がりとなりました。 
「歌った当時は必死になって歌っていたので、挿入歌の良さとかわかんなかったんだけど、良い歌がいっぱいあるんだよね」 
という串田さんのお話から、挿入歌の「夢の翼を」へ。のびのびとした串田さんのヴォーカルはもちろん、 
阿久澤さんのトランペットを存分に堪能でき、最後はケニートーさんとツイントランペットでシメられました。

 

高取さん「ぅ大手ぇ町ホールぅっ! ニンニンジャーの分までぇ忍ばずわっしょいしてくれるかぁあぁああ!」 
観客「うぉおぉおおお!」 
高取さん「んぅわっしょい!」 
観客「わっしょい!」 
高取さん「ぅわっしょい!」 
観客「ぅわっしょい!」 
高取さん「わっしょい!」 
観客「わっしょぉい!」 
高取さん「わっしょい!」 
観客「わっしょい!」 
高取さん「わっしょい!」 
観客「わっしょい!」 
高取さん「わっしょい!」 
観客「わっしょい!」 
高取さん「っんぅわっしょい!」 
観客「んぅわっしょい!」 
高取さん「四六時夢中っ! ぅシュィンケぇンジュぁあ!」

 

15:四六時夢中 シンケンジャー/高取ヒデアキ 
-MC-

 

乙旗のみなさんを従えてわっしょいのコール&レスポンスから「侍戦隊シンケンジャー」のエンディング。 
二番終わりの間奏では高取さんを筆頭にトランペットのお二人が客席を席巻され、大殷盛りとなりました。

 

・「ジュウオウジャー」初披露のプレッシャーからやっと解放された高取さん。 
 高取さん「ですが今回、美潮さんから出されたお題が結構厳しくて、まだまだ試練が続きます」 
 観客笑。 
・次の曲がどの戦隊かわからなくなってしまった高取さん。 
 高取さん「初めて"Z旗"名義で担当した、ゴー……バスターズ……? ゴー……カイジャー……?」 
 Nobuさん「解き放たれすぎたね」 
 高取さん「本能覚醒しすぎた。野生解放!! っつって……失礼しました」

 

16:お宝を探せ!/Z旗 
-MC- 
17:Boost up! ビートバスター/高取ヒデアキ 
-MC-

 

この年放送開始5周年となる「海賊戦隊ゴーカイジャー」の挿入歌。 
ブラスが力強い曲だけに、その迫力を体で感じられるのは生のライブならではの醍醐味。 
そしてNobuさんとToshiさんによるZ旗のみなさんのメンバー紹介とカインズの皆さんのセルフメンバー紹介をされた後は、 
続いても久し振りの曲という事で「特命戦隊ゴーバスターズ」より挿入歌。早口でまくしたてるサビを渾身の形相で見事に歌われました。 
2番終わりの間奏明けで、Nobuさんを中心にZ旗ファンのみなさんの手拍子が揃っていたのが圧巻でした。

 

・高取さん「『ジュウオウジャー』が一番大変かと思ってたけど、この曲が一番大変だった」 
 Nobuさん「あんパン食べてもカロリーが消費される位ですよ」 
 観客笑。 
・念のため曲目を確認した高取さん。 
 高取さん「次は……ですよね。どういう修業だ」 
 観客笑。 
・高取さん「次の曲を初めてやった時は本当にダンスが大変だったんだけど、今日はなんと! カインズのみなさんが踊ってくれます!!」 
 急な宣言に沸く観客と、驚きの表情を見せるカインズのみなさん。

 

18:みんな集まれ! キョウリュウジャー/高取ヒデアキ 
19:ドラゴン・ロード/串田アキラ 
-MC-

 

獣電竜総登場の「獣電戦隊キョウリュウジャー」のエンディング。高取さんはじめZ旗のみなさんと観客はもちろん、 
そしてカインズのみなさんも一体となり、文字通りみんな集まって歌って踊って盛り上がりました。 
勢いもそのままにZ旗のみなさんは襟を正し、「10号誕生!!仮面ライダー全員集合」のオープニングを奏でて串田さんを迎え入れます。 
Z旗のみなさんはそれまでと雰囲気が一変したシリアスな演奏もビシッとこなされ、串田さんのソウルフルな歌声を際立たせていました。

 

・串田さん「この曲は『仮面ライダー』ですね。『仮面ライダー』といえばこういうのもありましたね」 
 と、「仮面ライダーオーズ/OOO」のオーズドライバーのタトバコンボの音声を披露されると観客から歓声が上がりました。 
・串田さん「次の曲と、次の次の曲も日本でバンドで歌うのは多分初めてだ思います。しかも『ジャスピオン』の挿入歌です」 
 観客「おぉぉぉおおおお!!」

 

20:銀河のターザン/串田アキラ 
21:超惑星戦斗母艦ダイレオン/串田アキラ 
-MC-

 

「巨獣特捜ジャスピオン」より銀河の野生児・ジャスピオンを歌った挿入歌を連続で。 
一番終わりのドラム、ベース、サックスのセッションが最高にファンクでかっこよく、串田さんのルーツが垣間見えました。 
続くのはブラジルの空港でファンが大合唱で串田さんを迎えるという「ダイレオン」。 
サビの「♪ダイレオン」では串田さんが客席ににマイクを向けられ、観客の大合唱がホールに響きます。 
串田さんは間奏で超惑星戦斗母艦から超惑星戦斗巨人への変形シーンのアクションをされたのには感嘆しました。

 

串田さん「この2曲はこれからずっとやるぞ!」 
観客拍手。 
串田さん「次の曲もあんまりバンドではやってないですね」

 

22:ハローシャイダー/串田アキラ 
-MC-

 

明るく前向きな「宇宙刑事シャイダー」のエンディング。オリジナルは女声コーラスですが、 
今回はカインズのみなさんの男声コーラスでどこか大人っぽい印象に。 
はつらつとした串田さんの歌声とChouemonさんのフルートにどこか郷愁を誘われえる思いでした。

串田さん「次の曲で頑張れた人、勇気づけられた人がたくさんいます。この歌です」

 

22.5:強さは愛だ/串田アキラ 
-MC-

 

演奏が始まり、いざ歌い出しというところで歌い出さず、少しして「ごめん!」と串田さん。

串田さん「なんか一瞬わかんなくなっちゃった。初めてだよこんなの」 
非常に稀有な串田さんのミスを観客はあたたかい拍手で激励します。 
串田さん「歌い出しどんなだっけ? ……そうだ♪強いやつほど だ。……おれも強くならなきゃなぁ……」 
観客笑。

 

23:強さは愛だ/串田アキラ 
-MC-

 

仕切りなおして「宇宙刑事シャリバン」のエンディングを。改めて歌いなおしたことで 
串田さんに、そして観客にも却って火がついたのか、共に大合唱となりました。

 

・串田さん「お手伝いありがとうございました! 次で最後の曲です」 
 Nobuさん「最後なんです!」 
 観客「えー!」 
 串田さん「またいつかやるよ!」 
 観客「おぉぉぉおおおお!!」

 

24:宇宙刑事ギャバン/串田アキラ

 

世代を越え、親子二代にわたり愛される曲となった「宇宙刑事ギャバン」のオープニング。 
串田さんの代名詞の一つである曲だけあって本編ラストにふさわしい盛り上がりを見せました。

-アンコール- 
-MC-

 

ステージ上の皆さんが続々と退場されると照明が落ち、観客からアンコールの声が上がりました。 
少しするとステージの照明が点いて美潮さんが登場され、今回出演されたお三方が呼びこまれます。

 

・串田さん「最後の最後でおもしろい事やっちゃったね」 
 観客笑。 
 美潮さん「串田さんでもこんなことがあるんだと逆に励みになりますよ」 
 串田さん「歌い出そうと思ったんだけどなんかつまっちゃって。自分でも『こんなことあるんだ』って思いましたね」 
・大西さん「大先輩である串田さんと高取さんに連なって自分の名前がある事がとても嬉しかったです。」 
・高取さん「『ジュウオウジャー』は曲を作る段階で"王道"っていうイメージがあって、 
     僕の中ではそれが『サンバルカン』でした。だからイーグル、シャークの後は……パンサーです」 
 観客笑。 
 高取さん「でもそういう事を親子で話せたら良いですよね。勝手にそう思って作ったんですけど、 
     そのまま使っていただいて。だから自分がパンサーだと思ったらパンサーって叫んでください」 
 観客笑。 
・串田さん「今日は嵐の予報で"俺が変えるさ青空に"っていう気持ちだったんですけど、ちょっとダメでしたね」 
 観客笑。 
 串田さん「でも本当に楽しくて。今日はみんなふかふかの椅子に座っててお行儀良かったけど」 
 観客笑。 
 串田さん「だけどそういうのもいいよね」 
・「それではアンコール曲、お願いします」と美潮さんはご退場。 
 串田さん「最後の曲は美潮さんが選んでくれたんだけど、なんか今回にぴったりな気がするんだよね」 
 高取さん「歌詞がいいですよね」 
 串田さん「みんなも一緒に歌ってほしいと思います。『若さはプラズマ』!!」 
 観客「おぉおおぉ」

 

25:若さはプラズマ/串田アキラ 高取ヒデアキ 大西洋平

 

「ヒーローたちの応援歌」のラストを飾るのは「太陽戦隊サンバルカン」の初代エンディング。 
三人で戦い抜いた戦隊の歌だけに今回にぴったり。串田さんをメインに 
高取さんが空をかけたり、大西さんが海を守ったり、また高取さんが大地を走ったり。 
お三方は終始笑顔で歌われていて、とても楽しい締めくくりとなりました。

 

拍手の中で歌が終わると美潮さんが登場され、ステージから客席を背にして出演者と観客全員で記念撮影。 
・観客は起立。 
 高取さん「立って大丈夫なんですか?」 
 美潮さん「絶対に立っちゃいけないわけじゃないから。緊張しすぎですよ」 
 観客笑。 
・大西さん「うわ、立つとなんか威圧感がありますね」 
 観客笑。 
・無事に写真撮影も終わり、美潮さん、バンド、コーラス、そして出演者の皆さんが退場されて行きました。 
 串田さん「また会いましょう!」 
 大西さん「みんな愛してるっ!!」 


観客の拍手がホールに響き渡りながら「ヒーローたちの応援歌 2016」は終演となりました。

初めての試みとなった今回の催しは、美潮さんがよみうり大手町ホールでプロデュースされた企画の中でも 
特撮の歌のみで構成された初めてのライブとなり、新戦隊の主題歌が初披露されたり、 
美潮さんの企画ではお馴染みの串田さんと高取さんが初めてよみうり大手町ホールに立たれたり、 
初めてづくしのイベントとなりました。 

今までのこのホールでのイベントの中でも魂ライブのノリに近いながら、演奏がZ旗で固められ、 
女声コーラスがいなかったり、思わぬ曲が歌われたり、今回しか聞く事の出来ないカバーやコラボもあり、 
とても可能性に満ちたライブだったと思います。今後もこの可能性の広がりに期待が募ります。

 


補足

 

・「シークレットカクレンジャー」は最後のサビの長さに若干のアレンジが加えられていました。

 

・「カクレンジャー」二番の「効き目があったら子分になるからさ」では串田さんにひざまずく高取さんと大西さん。

 

・「レッツ! ジュウオウダンス」ではよほど緊張していたのか、 
 2番終わりの間奏で「間違えずに踊れちゃったぜ!」と大西さん。

 

・串田さん「イーグル、シャーク、パンサーになっちゃうよね。ライオンはホントにホントにだよね」

 

・「お宝を探せ!」の2番の「♪伝説たちの~」で舞台袖に手をかざされる高取さん。

 

・斉藤さん「ジュンでーす!」、常見さん「ツネミでーす!」、貴日さん「サスガでーす!」

 

・串田さんが演奏陣やコーラスの皆様の見せ場の際は観客に対して 
 そちら側を注目するように促していらしたお姿にライブで生きてきた方だという事を改めて感じました。

 

・美潮さん「"大手町"と"アニソン"て遠いところにあるみたいですけど、このホールでアニソンイベントをやっていく事で、 
     アニソンを取り巻く環境がまた一歩前進すると思っています。これからもイベントを続けていきます!」

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