2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
JAM Project 15th Anniversary Premium LIVE THE STRONGER'S PARTY 横浜公演
15.11.29 横浜アリーナ
出演/JAM Project (影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹)
演奏/B&Ag.山本直哉 G.横関敦 G&Ag.TAKEO Key.寺田志保 Dr.青山英樹
"Japan Animationsong Makers Project" JAM Project。
作品と全く関係のない内容の歌が、アーティストとのタイアップ目的でアニメの主題歌として隆盛していた2000年。
作品の為だけに作られた歌を作り、歌っていく事を目的として結成されたユニットです。
結成以来、数々のアニメ、特撮、ゲーム、パチンコ、パチスロ、フィギュア、企業などに楽曲を提供するだけでなく
オリジナルソングもコンスタントに発表しており、現在はアニメソング界でも独自のポジションを確立しています。
メンバーは水木一郎さん、影山ヒロノブさん、松本梨香さん、さかもとえいぞうさん、遠藤正明さんの5名でスタートし、
02年にきただにひろしさんが加入、03年に奥井雅美さん、福山芳樹さんが加入されました。
さらに04年CSキッズステーションの公開オーディション&公開育成番組「Dream Factory」内でのメンバーオーディションをきっかけに
ブラジル人のヒカルド・クルーズさんがAdditional Vocalとして加入されました。
現在は主に影山さん、遠藤さん、きただにさん、奥井さん、福山さんの5名で活動され、要所要所でヒカルドさんが参加されています。
そんなJAM Projectの結成15周年を記念したライブ
「JAM Project 15th Anniversary Premium LIVE THE STRONGER'S PARTY」が
関西は神戸、関東は横浜でそれぞれ開催されました。今回は横浜公演のレポートです。
人気投票を基にした楽曲を現在のメンバーとバンド体制でレコーディングしなおした
アルバム「JAM Project 15th Anniversary STRONG BEST ALBUM MOTTO! MOTTO!! -2015-」と
この年に発表されたベストアルバム「JAM Project BEST COLLECTION XI X less force」を主軸に
結成当時から現在までの楽曲を、文字通りストロングな内容とボリュームで披露されるという事で楽しみにしておりました。
会場は13年に「JAM Project Premium LIVE 20013 THE MONSTER'S PARTY」が行われた神奈川県にある横浜アリーナ。
ロビーにはJAM Projectの結成メンバーでもある水木さんや、先輩である串田アキラさんなどのアーティスト仲間や
JAM Projectのみなさんが手がけたアニメやゲームの製作会社から送られたお花が飾られていました。
座席配置は楕円形のホールの中心部にステージがあり、客席が周りを取り囲むという横浜アリーナの「中央パターン」。
中央ステージの上空には15周年のロゴマークが掲げられ、円筒形のオブジェが設置されていました。
さらにステージの上空にはキューブ型の大型モニターが設置されており、
ライブ開催にあたっての横浜アリーナからの注意映像が定期的に流れていました。
また、中央ステージの床はモニター状になっており、これまでにない演出が見る事が出来る様子でした。
後方にはバンドのステージが設けられ、スタッフさんが準備されている様子を見る事が出来ました。
さらに横長の中央ステージから左右に伸びた花道の先にはそれぞれにステージが設けられており、
東側はJAM Projectが結成当時から使用しているロゴのモニュメントが設置されている青いステージ、
もう片方の西側には世界ツアーを視野に入れ、07年に発表されたロゴのモニュメントが設置されている赤いステージになっており、
15周年というメモリアルを意識しているようなステージでした。
開演までBGMとしてアルバム「JAM Project Symphonic Album Victoria Cross」が流れていましたが、
「牙狼~SAVIOR IN THE DARK~」の音量が大きくなり突然途切れ、会場が暗くなると観客の大歓声が沸き起こり、いよいよ開演です。
歓声が会場を埋め尽くす中、結成当時からのメンバーである影山さんと遠藤さんは結成当時からのロゴのある青いステージから、
途中から加入したきただにさん、奥井さん、福山さんは07年からのロゴの赤いステージからそれぞれご登場。
なんとも心憎い演出で登場されたメンバーの皆さんは、バンドの皆さんも準備される中、悠々と花道を通り中央ステージへ。
この間、オーバーチュア的な音楽は一切流れず、観客の歓声、声援がメンバーの皆さんに送られ続けていました。
01:レスキューファイアー -STRONG ver.-
02:Crest of "Z" -STRONG ver.-
03:Unlimited Force
-MC-
観客の歓声が一瞬止み、はじまったのは特撮「トミカヒーロー レスキューファイアー」の初代オープニング。
一曲目から人気の高い曲という事もあり、「魂揺さぶる使命感 解き放とうぜ横浜アリーナあああ」という遠藤さんの扇動と、
中央ステージに火柱が上がる演出も相まってオープニングにぴったりの爆沈完了的盛り上がりでした。
間髪入れずに攻撃的なギターが響き、きただにさんのシャウトからゲーム「スーパーロボット大戦Z」のオープニング。
混沌とした多元世紀そのままの重厚かつ疾走感が好戦的な曲調で、サビでの揃いの振り付けはとてもライブ栄えします。
続いてはこの年に発表されたアルバム「JAM Project BEST COLLECTION XI X less force」よりオリジナル曲。
現在のJAM Projectらしいしなやかなで清々しい曲調ですが、ライブで体感すると躍動感も一層際立っていました。
影山さん「今夜はみんなもオレ達も15年分の思いを込めて一緒に盛り上がろうぜええええええええ!!」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
04:Rebellion ~反逆の戦士達~
05:Breakthrough
06:Maverick ~覚醒されし獣~
-MC-
勇壮なコーラスからはじまるゲーム「第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇」よりオープニング。
ジェットコースターさながらの転調とスピード感が多次元を移動するようでとても魅力的でした。
こちらも異なる世界をまたにかけた話のアニメ「ノブナガ・ザ・フール」より二代目オープニング。
要所要所で入る鬨の声のような「Fool of Fools」「King of Kings」は横浜アリーナの規模で味合うと一興。
続いては「Breakthrough」とカップリング曲「Maverick ~覚醒されし獣~」。主人公のオダ・ノブナガと愛機ザ・フールそのままの
不敵さと好戦的な曲調で、メンバーの皆さんの激しい歌いっぷりとパフォーマンスは是非に及ばず素晴らしうございました。
・影山さん「360度見渡せるこのステージから見るみんなの笑顔は最高です!!」
観客「ぉぉおおおおおぉぉおおおおおおおおお」
影山さん「でも、神戸では間違って、365度って言ってしまいました!」
観客笑。
影山さん「ちょっと多かった! でもそれくらいの気持ちです!! ハァイ!」
・ここでメンバーの皆さんからぞれぞれご挨拶。
・客席のそれぞれのブロックに向けて「元気ですかあー」とアジる遠藤さん。
遠藤さん「今日は、"365度"……"360度"どおっからでもかかってきなさぁああい!!」
観客「ぉっぉおおおおおおおおおおおおおお」
遠藤さん「最後まで楽しもうぜー、ぃよぉこはまアルリィーナぁああああ!!」
・きただにさん「こんばんは。"絶好調"きただにひろしです!」
観客「ぉぉおおおおおぉぉおおおおおおおおお」
きただにさん「見てくださいよ今日のセット。最初から火が出ましたよ。熱ぃーよ! 音玉、うるぇせーよ!」
福山さん「文句じゃねーか!」
観客笑。
・奥井さん「東京近郊以外にも世界の色々な所から来て頂いているみたいで、ありがとうございます!!」
・福山さん「横浜といえばラーメン、ラーメンといえば福山芳樹です!」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおお」
当時、福山さんは横浜の商店街が行う投票型グルメイベント「ガチ!」シリーズの一つである
「ガチでうまい横浜の商店街めん類No.1決定戦 "ガチめん!"」に参加され、ラーメンづいていらっしゃいました。
福山さん「横浜にはウマいラーメンが沢山あるので、みんなもライブ終わったらラーメン食べに行ってください!!」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおお」
福山さん「『SKILL』の後のラーメンはうめえぞおお!!」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおぉぉぉお」
福山さん「でもラーメンは脂が多く、カロリーが高うございます」
観客笑。
福山さん「今日はラーメン、2、3杯分のカロリーを消費してもらうからなぁああああああ」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおぉぉぉおぉおおおおおおおおおお」
影山さん「もう2、3年前に重い病気をしたのをすっかり忘れてるもんなぁ。カロリーとりまくってるやん」
きただにさん「こりないっすね」
観客笑。
・影山さん「今回のライブは横浜と神戸の二か所だけです。先日、神戸で燃え尽きて灰になるくらいでしたが、
オレは、一つ反省がありました。靴が重かった」
観客笑。
影山さん「その反省を踏まえて、神戸が終わってから、靴を買いましたあああ!!」
観客「ぉぉおおおおおおおおおおお」
影山さん「軽いー!」
観客「ぉぉおおおおおおおおおおお」
奥井さん「それ今言う事ー?」
きただにさん「そんな盛り上がることっすか?」
遠藤さん「重要よ」
福山さん「なんだかなぁ……」
07:Generation!
08:サイボーグ009 ~Nine Cyborg Soldiers~
-MC-
ここからはライブで初披露となる二曲を連続で。まずはアニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」より二代目オープニング。
イメージを超えた未来そのままに、さわやかにかつはつらつとした皆さんの歌いぶりが印象的でした。
続いては劇場用アニメ/OVA「サイボーグ009VSデビルマン」よりオープニング。キューブ型の大型モニターに本編映像が映し出されていました。
79年版「サイボーグ009」主題歌「誰がために」へのオマージュがふんだんに盛り込まれた歌詞が素晴らしく、
作品を前面に押し出したストレートスタイルアニソンならではの臨場感は、ライブでもたまらなく魅力的でした。
・JAM Projectが主題歌を担当してきた特撮「牙狼」シリーズがこの年で10周年。
影山さん「奥井雅美と言えば『牙狼』ですよね」
特撮「牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔」にて奥井さんは魔戒法師ヒカゲ役でご出演されました。
奥井さん「もう『牙狼』大好きなんですよ」
影山さん「女優っすよ」
きただにさん「女優と声優がいるユニットですもんね」
影山さんは「牙狼」シリーズ開始当初から魔導輪ザルバ役で声の出演をされています。
影山さん「ひろしくん、それは10年シリーズが続いているのに声だけで男優として呼ばれないオレへの皮肉?」
きただにさん「"男優"っていうのやめましょうよ」
観客笑。
影山さん「オレも言ってから思った」
・影山さん「特撮、アニメ、パチンコとJAMはずっと関わらせてもらっています!
今日はそんな『牙狼』のスペシャルメドレーをお届けします!! 『Special Version of GARO』!!」
09:Special Version of GARO
EMERGE ~漆黒の翼~ (1C)
~炎ノ刻印 -DIVINE FLAME- (1C)
~一触即発 ~Trigger of Crisis~ (サビのみ)
~WANDERERS (1C)
~我が名は牙狼 (1C)
~牙狼~SAVIOR IN THE DARK~ (1.5C)
-MC-
特撮、アニメ、パチンコ、スロットと多岐にわたる「牙狼」シリーズの楽曲を「Special Version of GARO」と題してメドレーで。
遠藤さんの立ち姿が勇ましい特撮「牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔」二代目オープニングからスタートし、
アニメ「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」初代オープニングからギターソロを経て
特撮「牙狼〈GARO〉~闇を照らす者~」二代目オープニングのサビへ。
そして雰囲気がらりと変わり「一触即発」のカップリング「WANDERERS」でしっとりとした後は
特撮「牙狼〈GARO〉~MAKAISENKI~」二代目オープニングと怒涛の披露。
キューブ型の大型モニターに要所要所でオープニング映像が映し出され、
合間のイメージ映像も牙狼を思わせる文字や雰囲気が取り入れられていました。
ラストの「GARO-牙狼-」より二代目オープニング中盤になると、青いステージから黄金騎士・牙狼が登場し観客大沸き。
歌が続く中、階段をゆっくりと降り、花道を駆け中央ステージに向かう姿は実に格好良かったです。
最後の遠藤さんのソロでは中央ステージには遠藤さんと牙狼のみで、
キューブ型のモニターには中央ステージを真上からとらえた映像が映されており、
その床のモニターには満月が映し出され、さながら遠藤さんと牙狼が月の上にいるようでした。
・遠藤さん「ほんものだー! 牙狼ぉー!!」
観客「ぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおお」
きただにさん「やっべえ、かっけぇ」
影山さん「ホンモノだ」
牙狼は観客の歓声を受けながらバンドブースを通り、ステージ降り退場されていきました。
・遠藤さん「よかったー、ホラーと間違えて斬られたらどうしようと思いました」
観客笑。
遠藤さん「みなさんも大丈夫ですか? 隣の人とか斬られてませんか? いなかったらその人はホラーですよー」
・遠藤さん「次は地味に、確実に体力を奪う、タオルを回す時間がやってきましたー! タオルもってますかあー!?」
観客「ぉぉおおおおおおおおおお」
遠藤さん「皆さん買ってくれたんですね、ありがとうございます。前のライブのタオルでもいいんですよー。
あ、ボクのライブのタオルですね。いいんですよー」
影山さん「それはあかんやろー。ナハハハ」
遠藤さん「いいんですよーなんでも……それは……『ラブライブ!』のタオルですね」
観客笑。
遠藤さん「紅白歌合戦にも出る事ですしね。あやかりたいですね。みなさんもタオルでも何でもいいですよー! 回しましょう!」
※この年のNHK「第66回NHK紅白歌合戦」にアニメ「ラブライブ! School idol project」内のユニットμ'sの皆さんが初出演されました。
10:ハリケーンLOVE
-MC-
08年のアルバム「JAM Project BEST COLLECTION VI Get over the Border」より久々に荒々しくハリケェエエエエンッナァ!!
メンバーの皆さん、観客問わずタオルをグルグル回す様子は、文字通り「ハリケーン」のようで、なんともご陽気な一幕でした。
青いステージに影山さん、遠藤さん、中央ステージに奥井さん、赤いステージにきただにさん、福山さんと
それぞれ分かれた所で曲が終わり、しばらく会場が暗いままに。
11:鋼の救世主/featuring 影山ヒロノブ 遠藤正明
12:嘆きのロザリオ -STRONG ver.-/featuring きただにひろし 福山芳樹
ゲーム「スーパーロボット大戦α外伝」よりJAM Projectの象徴ともいえるオープニング。ソロライブでは久しぶり。
結成当初から使用されているロゴが設置されている青いステージでこの曲のオリジナルメンバーであり、
現在もJAM Projectとして活動されている影山さんと遠藤さんお二人だけで歌われる様子は、
結成時から応援している身には感慨深いものがありました。 続いてきただにさんと福山さんが歌われたのは、
きただにさんが加入して初めて歌われたアニメ「超重神グラヴィオン」オープニング。
お二人は赤いステージでパッションあふれる歌いぶりで魅せながらとても楽しそうに歌われているお姿が印象的でした。
13:Little Wing/featuring 奥井雅美
14:The Gate of the Hell/featuring 福山芳樹 影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし
-MC-
男性メンバーに続いては、奥井さんによるアニメ「スクラップド・プリンセス」オープニング。奥井さんが加入後初のソロ楽曲です。
民俗調の楽曲を中央のステージでお一人で立ち、歌われている奥井さんは、
伸びやかではつらつとした歌声を会場いっぱいに響かせていました。 奥井さんが退場されると雰囲気が一変、
男性陣による福山さん加入後初のソロ楽曲OVA「マジンカイザー 死闘! 暗黒大将軍」よりオープニング。
マジンカイザーの狂気を彷彿とさせる福山さんの蹂躙するような歌声と、
それを支えるお三方のいぶし銀なコーラスはライブで体感するとたまらないものがあります。
「鋼の救世主」からここまでの流れはJAM Projectの歴史をたどっているようで、感慨無量でした。
・福山さん「以上、バラ売りコーナーでしたぁー」
観客拍手。
福山さん「オレと奥井ちゃんとだにぃ~は後釜トリオなんで、なんとなく新しいロゴの方の赤いステージで歌ってましたね」
奥井さん「あたしは真ん中だけどね」
きただにさん「いいですね。ナウいですね。向こうの方は古株さんですもんね」
観客笑。
影山さん「漬物みたいに言うな」
きただにさん「ああ、カブだけに!」
・福山さん「奥井ちゃんが歌ったのは初めてのソロでしょ?」
奥井さん「そうね。一人で歌ったんでさびしかった」
福井さん「オレたち裏で着替えてたんだけど、なんとなくコーラスしちゃってたね」
奥井さん「この曲はね、コーラスなくちゃね。でも今日はみなさんがしてくれましたからね」
福山さん「ちなみにこの曲、リードギターはオレが弾いてるんだよ」
観客「ぉぉぉおおおおおおお」
きただにさん「あの頃はハンドマイクが苦手でステージでもギター弾いてましたもんね。マクロススタイルですよ」
観客笑。
福山さん「それが今ではマイクだけで歌えるというね。人を殴ることもなく、平穏にステージが出来ているというねっ」
観客笑。
・きただにさん「続いては15年の中で我々は3枚のオリジナルアルバムを出しています」
奥井さん「神戸の時は何枚かわからなかったんですよ」
観客笑。
福山さん「オレたちが入る前に一枚出してるんだよね、その後二枚出してますね」
きただにさん「そうです。ここからはそんなオリジナルアルバムから何曲か聞いていただきたいと思いますが、
まずは初めて踊りに挑戦した曲ですね」
観客「ぉぉおおおおおおおおおお」
福山さん「おう、踊りなら任せとけよ……笑う所ですよ」
観客笑。
15:No Border
16:PORTAL
オリジナルアルバム「JAM FIRST PROCESS」以来のオリジナル曲であり、初めてオリジナルCDシングルとして08年に発表した「No Border」。
ステージは中央の床モニター部分が稼働し、中心に集まったメンバーの皆さんを乗せ、せり上がる構造になっていました。
メンバーの皆さんが揃いの振り付けで踊られ、モニターには歌詞が取り込まれたイメージ映像が映されており、
曲の世界観が作られていました。 続いては雰囲気ががらりと変わり、
ゲーム「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」より、幻想的なバラードのエンディング「PORTAL」。
中盤の福山さんと遠藤さんのパートはライブで聞くと一層際立ち、会場全体を包み込むような広がりを感じる迫力の歌声でした。
17:THE MONSTERS (1.5C)
~SEVENTH EXPLOSION -STRONG ver.-
~MAXIMIZER (1C)
~THUMB RISE AGAIN (サビのみ)
~覚醒X
-MC-
ここからはここ数年のベストアルバム、オリジナルアルバムのタイトルチューンのメドレー。
まずは12年の「JAM Project BEST COLLECTION IX THE MONSTERS」より「THE MONSTERS」をスピード感たっぷりに披露され、
続いては09年「JAM Project BEST COLLECTION VII SEVENTH EXPLOSION」より「SEVENTH EXPLOSION」。
影山さんが手拍子を促しながら メンバーの皆さんのシャウトをがっつり堪能。
間髪入れずに2ndオリジナルアルバム「MAXIMIZER ~Decade of Evolution~」より「MAXIMIZER」。
へヴィで攻撃的なサウンドの塊をぶつけられたかのような勢いを体感した後は、
3rdオリジナルアルバム「THUMB RISE AGAIN」より「THUMB RISE AGAIN」。
きただにさんがライブツアー「THUMB RISE AGAIN」で行われた親指を立てる仕草をされていたお姿が印象的でした。
ラストは14年「JAM Project BEST COLLECTION X X cures Earth」より「覚醒X」へと続きました。
各アルバムのタイトルチューンだけに 一曲だけでも相当体力を使うであろう曲を、
メドレーとはいえ5曲連続で歌われた皆さんのタフさに脱帽でした。
このメドレーではプロモーションビデオがある楽曲はキューブ型の大型モニターにその映像が映し出されていました。
・中央ステージ上にあるそれぞれの給水用ボトルが置いてあるテーブルに向かい、水分を補給される影山さん。
影山さん「ちょっとみんなにこれを見てもらおう」
奥井さん「なんかカッコイイボトルですね。兄さん、それはなんですかー?」
福山さん「わざとらしいなあ」
影山さん「これかい? これはねーJAM Projectのサイクリングボトルだよー!」
遠藤さん「えーこれがJAM Projectのサイクリングボトルなのー!?」
きただにさん「なんやこのCMは」
観客笑。
・影山さん「昔話なんですけど、オレがLantisの井上社長と一緒に上京したのが今から38年前、16歳の時でした。
その頃のLAZYのスタッフは、プロダクションの社長もディレクターもみんな30代前半とかだったんすよ。
16歳のオレたちメンバーから見たらすっごくオトナに見えたんすよ。今、その時のオトナのはるか上の年齢です」
観客笑。
影山さん「でもね、16の頃は30代になったらなんでも出来て、悩みなんて無くなると思ってたんです。
いざ30代になってみたら悩みばかりでした。それは30過ぎても40過ぎても、今日も疑問ばかりです。
きっとあと10年経ってもオレは悩む事ばっかりで、がむしゃらなんだと思います。
失敗続きで、色んな人に迷惑をかけても、次頑張ることが出来れば前進していけるんじゃないかと思います」
18:Always be with you
19:HERO -STRONG ver.-
-MC-
続いては2ndオリジナルアルバム「MAXIMIZER ~Decade of Evolution~」より「Always be with you」。
影山さんは中央ステージ、きただにさんはバンドブースでそれぞれ観客へ視線を注ぎながら歌われ、
遠藤さん、奥井さん、福山さんは階段やステージ、花道に座られながら観客の目線に近い所で歌われていたのが印象的でした。
続いては「No Border」のカップリングであり、幼少期に憧れたキャラクター達へのラブソング「HERO」。観客の手を左右に振る光景が壮観。
優しくもどこか郷愁を誘うこの曲は、JAM Projectのオリジナル曲の中でも特にJAM Projectが歌う意味のある楽曲だと思います。
影山さん「すごいねー365度は」
福山さん「どこに5度があるんだよ」
観客笑。
影山さん「メンバーの中で365度って言ってすんなり受け入れてくれたのはきただにくんだけでした」
きただにさん「全然ふつうやなって思いました。ちょっと越えたかなってくらいで」
観客笑。
影山さん「だにぃ~のいい所は5度くらいどうでもいいって所です」
きただにさん「そうそう。大丈夫っすよ」
影山さん「彼は一年が360日でもええくらいやもんね」
福山さん「だめだろそれは」
きただにさん「良い方にね、考えていきましょうね」
観客笑。
20:決戦 the Final Round
-MC-
影山さんが「込み入った大作」と称したのはゲーム「第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇」よりオープニング。
転調に次ぐ転調で一つのストーリーのように繰り広げられる楽曲は、中央ステージのせり上がりや映像を駆使して一層ドラマチックに。
中盤で中央ステージでソロパートを務めた福山さんが、赤いステージの方を指さすとそこにはヒカルドさんのお姿があり、観客大歓声。
観客の興奮そのままに終盤の壮大な盛り上がりへとつながりました。
ここで影山さんが改めてヒカルドさんを中央ステージへ呼び込んでご紹介。
ヒカルドさん「みんな元気ですかー!!? アマゾンからやってきましたーよろしくお願いします!!」
観客「ぉぉおおおおおおおおおおおおおぉぉおおおお」
ヒカルドさん「じゃあぼくの大好きな曲を聞いてください! 久し振りに歌います『Sempre Sonhando』!!」
観客「ぉぉおおおおおおおおおおおおおぉぉおおおおぉぉぉおおお」
21:Sempre Sonhando~夢追人~
22:Fight to the end~聖戦~
23:鋼のレジスタンス
-MC-
08年のアルバム「JAM Project BEST COLLECTION VI Get over the Border」より、
ヒカルドさんをメインに据えた「Sempre Sonhando~夢追人~」。
優しく力強い曲調を、突き抜けるようなポジティブな歌声で、夢と希望を歌われるヒカルドさんのお姿に思わず目頭が熱くなりました。
中盤でメンバーの皆さんが中央ステージに集合され、ヒカルドさんを温かく見つめる様子もたまりませんでした。
ヒカルドさんが拍手で見送られた後は、これぞJAM Projectというサウンドの中にサビでの重厚な渋さが映える、
ライブでは久々のアニメ「スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ」より「Fight to the end~聖戦~」。
続いてはゲーム「第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇」よりオープニング。
要所に設けられた「ザンザンザン ザンザンザン Z」の振り付けが横浜アリーナ規模で揃う様子は実に壮観でした。
影山さん「オレたちの歴史はそのままLantisの歴史です。Lantisが無ければ、こんなめんどくさいユニットは誰もやらなかったと思います。
今やLantisは人気アーティストをたくさん抱え、今年は紅白出場アーティストまで送り出しています」
観客拍手。
影山さん「15年経つとオレたちもベテランになりますが、ベテランを甘えさせずにキツいタイアップを任せてくれます! 最高です!
みんな結構、歳を喰いましたけど、オレたちはファーストクラスになんか座らず、常に戦場に居たいんだああああ!!」
観客「ぉぉおおおおおおおおおぉおおおおおおおおお」
影山さん「そんなLantisがオレたちにくれた、今年一番デカい課題があります!!」
観客「ぉぉおおおおおおおおおぉおおおおおおおぉおおおおおお」
影山さん「最もパワーが必要なこの作品をおおおお!! ……オレ誰だ?」
きただにさん「熱いっスね」
観客笑。
影山さん「お前らぁあああ、"一撃"でいくぞぉおおおおお!! 準備はいいかあああああああああ!!」
観客「ぉぉおおおおおおぉおおおおおおおぉおおおおおおぉぉおおおお」
影山さん「365度ぉおお、準備はいいかあああああああああ!!」
観客「ぉぉおおおおおおおおおぉおおおおおおおぉおおおおおおぉぉおおおお」
影山さん「今年のオレたちの最大の一発!! この曲だあああああああ!!」
24:THE HERO!! ~怒れる拳に火をつけろ~
当時絶賛放送中のアニメ「ワンパンマン」よりストイックなまでに"力"を感じる迫力のオープニング。
皆さんのパフォーマンスは言わずもがな、キューブ型の大型モニターにオープニングの映像が流れ、観客の熱狂ぶりを更に盛り上げます。
曲前のトークから本曲への思いの強さがあふれ出ていた影山さんの全力の歌いぶりが抜群の格好よさでした。
25:ヒカリへのカウントダウン
26:Rocks -STRONG ver.-
27:GONG -STRONG ver.-
息つく間もなく、玩具・フィギュアの企画販売を行う企業「グッドスマイルカンパニー」の10周年歌。
「THE HERO!!」とは異なる趣のスピーディーな曲調を、驚くタフさで歌われる皆さんに感服する間もなく、
奥井さんと遠藤さんのスキャットから ヒカルドさんが合流され、
「SUPER ROBOT」の応酬が盛り上がるゲーム「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」のオープニング。
観客の熱気が楽曲の疾走感と合わさって、うねる様な空気を作り出す感じはライブ後半ならではの感覚でした。
熱気をそのままに本編ラストはゲーム「第3次スーパーロボット大戦α -終演の銀河へ-」よりオープニング。
近年のライブでは前半を観客が大合唱するのが通例になっており、横浜アリーナでの一万七千人規模の一体感はすさまじいものでした。
-アンコール-
-MC-
JAMのメンバーの皆さん、バンドの皆さんが拍手と声援で見送られると、
客席からアンコールを表す「Motto Motto」コールが沸き起こりました。
しばらくすると、JAMのメンバーの皆さん、バンドの皆さんがライブTシャツを思い思いに着こなされてご登場。
影山さんは今回のライブグッズの一つ「STRONGER'S バッグ」を肩から掛け、
福山さんは「STRONGER'S PARTY ビッグタオル」をマントのように翻しながら登場されました。
・ここでバンドメンバーをJAMのメンバーの皆さんがそれぞれご紹介。
・福山さんがTAKEOさん、奥井さんが寺田さん、遠藤さんが青山さん、きただにさんが横関さん、
最後に影山さんがバンマスの山本さんをご紹介されました。
・影山さん「ちょっとここで発表があります。ヒカルド。お前次の曲はまだ出る所やないで」
きただにさん「なんで出てきてんねん!」
観客笑。
ヒカルドさん「みんなとあいたかったんですよ」
影山さん「じゃあブラジルスタイルにしようよ」
奥井さん「なんです? それ?」
影山さん「ステージに椅子が置いてあって、メンバーのお父さん、お母さんがそれに座って見てんねん」
きただにさん「それやりづらいっすね」
すぐにスタッフさんが椅子を運び入れ、ゴキゲンで着席するヒカルドさん。
福山さん「すげえな。斬新だな!」
その後、ヒカルドさんは椅子と共に退場され、ステージを降りて待機されていました。
・影山さん「みんな、そろそろオレの持っているバッグに触れてくれてもええねんで」
奥井さん「どこかお出かけですか?」
遠藤さん「せっかくアンコールいただいたのに兄さんはもう帰るんだと思ってました」
観客笑。
影山さん「たぶんこのバッグの名前がわかる人はボクと同世代です」
きただにさん「今、お客さんの何人か顔そむけましたね」
遠藤さん「マディソンバッグですね」
影山さん「どうしてもマディソンバッグが欲しかったんですけど、売ってなかったんで、グッズにしてもらいました」
遠藤さん「そういうこと出来るんですね」
影山さん「でも、ちょっと在庫が……」
観客笑。
影山さん「かつて在庫があまったグッズがLantis新年会で全ての人の景品になりました。
このバッグもそんな"ランティ水"はみたいな事にならないように、みなさん、是非おひとついかがですか?」
きただにさん「なんかたたき売りみたいになってるー」
「STRONGER'S バッグ」を舞台の端に置く影山さん。
影山さん「ここに置いておくと誰かにとられちゃうかなー? みんな欲しいもんなー」
福山さん「なんだよこのコントみたいなの」
28:CRUSH GEAR FIGHT!! -STRONG ver.-
29:VICTORY -STRONG ver.-
-MC-
アンコール一曲目はアニメ「激闘!クラッシュギアTURBO」よりオープニング。
JAM Projectにとって初の地上波TVアニメのオープニングであり、
初の子供へ向けた作品の主題歌ということで、文字通り「夢の中の明日を飛ばした」快曲。
JAMの初ライブの一曲目に歌われた曲でもあります。 青ステージへ続く花道でロゴを背にした影山さんが、
かつての水木さんのパート「Ride on your dream!」を歌われた時はグッときました。
勢いをそのままにゲーム「スーパーロボット大戦MX」のオープニング。イントロが鳴るやメンバーの皆さんも観客もVサインを掲げます。
人気曲なので抜群の盛り上がりを見せる中、花道できただにさんに対して壁ドンならぬ床ドンをされている福山さんが印象的。
・改めてヒカルドさんがご登場。
・ここで影山さんからテレビ東京系バラエティ番組「Youは何しに日本へ?」の取材が来ている事がアナウンスされ、
客席で密着取材を受けているブラジルとチリからやってきたJAMファンのYouがご紹介されました。
ステージ上から感謝を伝える影山さん。日本語で話しかけるも、笑顔ながら反応がいまいちのYou達。
そこでヒカルドさんがブラジルで使用されているポルトガル語で話しかけるも、笑顔ながらやはり反応がいまいちのYou達。
・影山さん「ヒカルドの言葉も通じないじゃねーか!」
ヒカルドさん「あれー?」
遠藤さん「じゃあボクが聞いてみますね。『Youは何しに日本へ?』」
きただにさん「ああああー!」
・ここでメンバーの皆さんからご挨拶。
・遠藤さん「15周年。ボクは最初からいますが、色んなことがありました。野外のライブはだいたい……雨」
観客笑。
遠藤さん「神戸の大学の学園祭、せっかく呼んでくれたのに……雨」
観客笑。
遠藤さん「野外のイベントに呼ばれるとJAMの時だけ……雨」
観客笑。
遠藤さん「ついこの前の代々木公演のフリーライブ……台風直撃」
観客笑。
遠藤さん「それも二個。ついてるのか、もってるのか……」
・きただにさん「個人的には明日の11月30日がデビュー日で、まる21年になります」
観客「おめでとー」
きただにさん「ありがとうございます。今日は15周年にのっかちゃおうと思ってました、こんなに楽しいライブが出来て嬉しかったです!!」
・奥井さん「きただにくんおめでとう。見渡すとみんなタオルとかTシャツとか着てくれて、
沢山の人に応援してもらっていることを実感します。
私と福ちゃんが入って13年? 12年。その間に福ちゃんはケガとか病気をしましたけど、
これからも健康に気をつけていきたいと思います」
・福山さん「ここからはみんなの顔がよく見えるんだよ。オレ凄く目がいいから。すごく良い顔してる。
その笑顔のど真ん中に入れて幸せです。
『SKILL』歌って、ラーメン食おうぜええええ!!」
・ヒカルドさん「99年、宇都宮に住んでいて、ブラジルへ帰る飛行機に乗る前に買ったCDがJAMの1stシングル『疾風になれ』でした。
ブラジルに帰って、世界中にアニソンを伝えたいと思ってライブをやったり、雑誌を出したりしました。
今、アニソンは世界に伝わっています。みんなのおかげでPlanet Earthに広がりました。これからもNo Borderでよろしく!」
・影山さん「今日は、ヒカルドと一緒に『Sempre Sonhando』が歌えたのが嬉しかったです。
あの詞はヒカルド書いたものをオレが直してます。
ヒカルドはオールドなアニソンが好きなんで、言い回しが固い時があります。簡単に"苦難"を出しすぎる!」
ヒカルドさん「ありましたねー」
影山さん「まぁオレもよく"苦難"を出しますが……ヒカルドがいない時もライブで歌ってたんですけど
『パパやママ』のくだりがしっくりこない。オトン、オカンの世界で育っているオレたちだとどうも嘘くさい」
観客笑。
影山さん「でもあの歌の中には、若い人たちがぶつかる、親に反対されても自分の志す道を行きたいという問題が表現されています。
それはオレみたいに子を持つ親には凄く伝わります。子供や若い子達にも自分たちの信じる道を行ってほしいなと思っています。
なので今日、この曲をヒカルドと歌う事が出来て、とても嬉しかったです。最高でした!」
・2016年のJAM Projectの展望。
影山さん「この前、記者会見にも出たんですけど、2016年にはいろいろな関係でライブをやるホールが少なくなる
『2016年問題』があります。
JAMも本当は春くらいからツアーをやる予定だったんですけど、ずれこんで夏から全国ツアーをやる予定です!!」
観客「ぉぉぉおおおおおお」
影山さん「そしてそのツアーに合わせて、久々にオリジナルアルバムを発表します!!」
観客「ぉぉぉおおおおおおぉぉおおおおおおおおお」
影山さん「あと、個人的な事。このメンバーで自転車のGSRカップ サイクルレースに出たいんです!!」
影山さんから視線を逸らすメンバーの皆さん。
影山さん「メンバー全員で出たいのにまだ誰も賛同してくれません!!」
観客笑。
影山さん「なんでみんな黙るんだよ! 自転車乗ろうよ!」
観客笑。
影山さん「絶対オリジナルアルバムに自転車の曲作ってやる!! 『弱虫ペダル』の主題歌よりカッコイイの作ってやるぅぅううう!!」
観客「ぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉおおお」
影山さん「ぐらいの気持ちでね」
30:SKILL -STRONG ver.-
「THE STRONGER'S PARTY」のラストを飾るのはゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」のオープニング。
文字通り現在のJAM Projectの代名詞ともいえる人気曲だけに、ラストらしい大盛り上がり。
最後のサビに差し掛かると、曲調が代わり、きただにさんが「部長」と書かれたネームプレートを首から下げ、
観客とのコール&レスポンスタイムへ。
きただにさん「よーこーはまアリーナああああ、15周年の感謝を込めて、みんなと一緒に世界の"ありがとう"を叫ぶぜえええええええ」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
きただにさん「じゃあみなさん! わたくしに続いて、ぷりーずりぴーとあふたーみー!!」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉおおおおおおお」
ここからきただにさんの扇動で世界各国の"ありがとう"のコール&レスポンスが行われました。
そして"motto motto"の応酬を経て"I Can FLY (HEY)""You Can FLY (HEY)""motto motto"から、
最後のサビへ加速していき、ラストは福山さんが「15周年ありがとぉおおおおおおおおう」と叫んで締められました。
影山さん「今日はみんな本当にありがとう!! 来年もよろしく!!」
閉演BGM:Only One~キミオモフ ~たった一人の君へ~
10年の中国「上海万博」の為に作られたオリジナルソング「Only One」が流れる中、
メンバーの皆さん、バンドの皆さんが中央ステージへ集合し万歳三唱。
バンドの皆さんが拍手で退場されると、メンバーの皆さんは青いステージへ向かい、周辺の観客へと手を振られました。
さらに赤いステージへ移動される頃には、BGMがオリジナルソング「キミオモフ~たった一人の君へ~」に変わり、
最後に中央ステージに移動されると、メンバーの皆さんそれぞれが観客と名残を惜しみつつ、退場されていきました。
メンバーの皆さんが見えなくなる頃に観客の有志による三本締めがあり、
「JAM Project 15th Anniversary Premium LIVE THE STRONGER'S PARTY」横浜公演は終演となりました。
約4時間、メドレーを含めると40曲近くという実にハードな内容を、ほぼノンストップで披露された本ライブ。
15周年の記念公演ながら、ステージや映像が派手になりすぎず、ストイックに歌に重きを置いた内容で、
文字通りストロングなライブでした。 この15年間でアニソンを取り巻く環境はポジティブな方向に大きく変わりましたが、
JAM Projectのみなさんの尽力もその要因の一つであると思います。
だからこそファンとしては作品の為の歌を"motto motto"作り続けていってくれる事を強く願います。
Additional Vocal/ヒカルド・クルーズ
スペシャルゲスト/黄金騎士・牙狼
補足
・メインステージが中央にある為、スタッフさんの動きが観客からも丸見えで、
あまり見る事の出来ないライブの準備の様子を見る事ができました。
・数年前までは割とステージの装飾が派手で、曲中に流れるイメージ映像も多い印象でしたが、
ここ数年は装飾もイメージ映像も必要最低限に抑えられており、
今回のライブもそういった演出に頼らず、ストイックにライブを見せるスタイルになっているようでした。
・影山さん「今日は天気がよくて、雨男なのに絶好調です!!」
・影山さん「なんかステージの感じがジャニーズみたいで……」
観客笑。
きただにさん「おぉ……さすがアイドル」
影山さん「なんやとぉ、ワンパーンチ!!」
きただにさん「だはぁあっ」
観客笑。
影山さん「アレ……だにぃ~生きてる」
顔の一部をもぎ取るアクションをして影山さんに欠片を渡そうとするきただにさん。
きただにさん「あ、これ違うわ、"パンマン"違いでした」
影山さん「……ひろしくんの言ってる事、ボクわかんない」
・遠藤さん「あ、牙狼に10周年おめでとういうの忘れた。後で楽屋で言おう」
影山さん「きっとケータリング食べてるよ」
遠藤さん「タバコ吸ってたりして。どんどん牙狼のイメージが崩れていきますねー」
観客笑。
・「鋼の救世主」を歌い終った影山さんと遠藤さんはその場で「DRAGON BALL」のフュージョンをされていました。
・それ受けてか、「嘆きのロザリオ」を歌い終ったきただにさんと福山さんは特撮「超人バロム・1」のバロム・クロスをされていました。
・影山さん「ここだけの話やけど、同窓会に行ってもオレが一番若い!」
きただにさん「なんでここで発表したんすか?」
・「Sempre Sonhando」の「♪ずっと心に思い描いていた憧れの世界~」の部分で
ご自身が歌われるパートではないヒカルドさんがステージを力強く指さすお姿に思わず目頭が熱くなりました。
・「GONG」でバンドステージにいたスタッフさんをバンドステージのは端から端まで引っ張っていって放り投げる
というのを2度ほどされていた遠藤さん。
・「Rocks」でステージ中央でソロを弾かれた後、定位置に戻る際に足を踏み外して転んでしまったTAKEOさん。
大事には至らなかった様子ですが、その一部始終を遠藤さんに見られていてお互い苦笑いされていました。
・「VICTORY」のラスト「勇気のエンブレム」部分では床のモニターにVの字映し出され、
メンバーの皆さんがそれに沿って立たれている演出に、
どことなくアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」の合体シーンを想起させられました。
・影山さんが持ってきたバッグを拾って携えながら歌われていた奥井さん
・アンコールで登場された際に持ってきていたビッグタオルを投げた福山さん。
・そのビッグタオルを拾ってズット背に掲げていたスタッフさん。
・最終的にそのビッグタオルは影山さんが羽織って退場されました。
・ヒカルドさん「日本大好きです。まんだらけにも行きました!」
観客笑。
影山さん「行ったんや」
ヒカルドさん「昨日行きました。明日も行きます!」
・影山さん「キャン ユー スピーク スパニッシュ?」
きただにさん「ヤァーヤァー。オラー」
影山さん「オラー!」
ハイタッチする影山さんときただにさん。
遠藤さん「オラ悟空」
・影山さん「キャン ユー スピーク ポルトディッシュ?」
きただにさん「ヤァ。オーエー」
影山さん「オーエー」
遠藤さん「バカヤロコノヤロ」
・影山さん「ヒカルドはオレをパパと呼びます」
ヒカルドさん「『父よ』」
影山さん「おい、やめろぉっ」
・最後にステージを歩く時、先頭を影山さん、その脇にきただにさんが控え、
最後尾の殿に遠藤さんという順番がJAMの縮図の様でした。