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スーパーアニソン魂 2015"夏の陣" 
15.8.16 Zepp TOKYO

 

出演/水木一郎 堀江美都子 串田アキラ 山本正之 高取ヒデアキ 森川美穂 麻倉あきら 中川翔子

 

初参加/尾藤イサオ

 

特別参加/ささきいさお

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一) 
演奏/Super Rescue BAND(G.鍋嶋圭一 Ba.吉岡満則 Dr.板垣正美 Key.松原ひろし) 
       Ag.山本正之

 


「ANIME JAPAN FES 2015 "夏の陣"」東京公演最終日の三日目、四公演目は、 
水木一郎さんが座長を務める「スーパーアニソン魂 2015"夏の陣"」です。通称"SAS"。

 

アニメ、特撮、ゲーム等のアニメソングと呼ばれるすべてのジャンルの楽曲を楽しむことができる本公演。 
今回は水木さんはじめ堀江美都子さん、串田アキラさん、山本正之さんのフロントメンバー、 
02年のSAS初演以来のご出演となる高取ヒデアキさん、08年以来のご出演となる、森川美穂さん、麻倉あきらさん、 
昨14年に初登場された中川翔子さんと、バラエティ豊かな歌手の皆さんがご出演。 
さらに特別出演として芸能生活55周年を迎えられたささきいさおさんに加え、 
水木さんが長年出演のラブコールを送られていた尾藤イサオさんが待望の初出演と、 
幅広いジャンル、幅広い年代の楽曲が聞く事が出来るととても期待しておりました。

 

会場のZepp Tokyoに入場すると、ステージ上は前日に開催された「スーパーヒーロー魂2015"夏の陣"」と同様に 
観葉植物が後方に設置されその中にバンドブースが設けられ、 
ステージ上空には今回のAJFのロゴマークがあしらわれた旗が掲げられていました。

 

-MC-

 

そろそろ開演時間という頃合いになると司会のショッカーO野さんがご登場。

ショッカーさん「みなさん元気ですかぁああああ!!!」 
観客「ぉおおおおおおおおぉぉおおおおおおお!!」 
ショッカーさん「盛り上がれますかぁあああああああ!!!」 
観客「ぉおぉぉぉぉおおおおおおおおぉぉおおおおおおお!!」 
ショッカーさん「スーパーアニソン!!!?」 
観客「スピリィいいィィィイイイッッ!!!」 
ショッカーさん「ようこそいらっしゃいましたぁああ!!!」

東京公演千秋楽という事で、三日間四公演をひと公演ずつ振り返りつつ、 
もう一度、ショッカーさんと観客との合言葉で開演です。

ショッカーさん「スーパーアニソン!!!?」 
観客「スピリィいいィィィイイイッッ!!!」 
ショッカーさん「はじまります!!!」

 

00:序曲 (果しなき宇宙の海)/SE 
01:キャプテンハーロック/水木一郎 
02:炎のキン肉マン/串田アキラ 
03:チュク・チュク・チャン/山本正之 
-MC-

 

アニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」より、雄大な宇宙を思わせるBGMが流れる中、バンドメンバーの皆さんがご登場。 
バンドの皆さんの準備が整いBGMが波音に変わり、「キャプテンハーロック」のオープニングでマント姿の水木さんがご登場。 
水木さんが宇宙に生きる男の使命と哀愁と友情を情感たっぷりに歌われた後は、串田さんによるアニメ「キン肉マン」二代目オープニング。 
発表から30年以上経ち、より迫力を増したマッスルヴォイスで串田さん。「3.2.1.FIRE!!」のカウントダウンの指の動きに注目。 
続いては山本さんのご登場でアニメ「タイムボカン」より挿入歌。名古屋公演で披露されたと聞き、いつか聞きたかった曲でした。 
山本さんの緊迫感とコミカルさが不思議に同期する歌声が魅力的で、「アチョー!!」等の部分では観客と一緒になって叫ばれていました。

 

山本さんと入れ替わりに高取さんがご登場。

高取さん「めぇんなぁ、盛り上がってるかぁああああああい!!?」 
観客「いぇぇえええええええええぃ!!」 
高取さん「楽しんでるかぁああああああい!!?」 
観客「いぇぇええええええええぇえええぃ!!」 
高取さん「……どぉっから来たんだぁぁあああああああああああい!!?」 
観客「家ぇぇえぇぇぇええええええええええええぇえええぃ!!」 
高取さん「…ありがとうございます」 
観客拍手。 
高取さん「私、若干48歳で出演者の男子で最年少でぇえええす!!」 
観客「いぇぇええええええええぇえええぃ!!」 
高取さん「楽屋は神々ばかりです。居場所がないぞぉおおおおおおお!!」 
観客「いぇぇええええええええぇえええぃ!!」 
高取さん「AJFという祭りを盛り上げるために皆さん、魂込めて"わっしょい"お願いします!」 
観客「いぇぇええええええええぇえええぃ!!」 
高取さん「ぅわっっしょぉおおおおい!!」 
観客「わっしょいっ!!」 
高取さん「ぅわっしょいっ!」   
観客「ぅわっっしょい!」 
高取さん「わっしょい!」 
観客「わっしょい!」  
高取さん「わっしょい!」 
観客「わっしょい!」   
高取さん「わっしょい!」 
観客「わっしょい!」 
高取さん「わっしょい!」 
観客「わっしょい!」 
高取さん「四六時夢中!! …もとい月光仮面は誰でしゃあああああああああああぅ」

 

04:月光仮面は誰でしょう/高取ヒデアキ 
05:キャンディ キャンディ/堀江美都子 
-MC- 
06:斗え忍者キャプター (2C)/水木一郎 堀江美都子 
-MC-

 

アニメ「ごぞんじ!月光仮面くん」より1958年の主題歌を高取さんと弟のNOBさんとのユニットCOAでカバーされたオープニング。 
ロックでスピーディーなアレンジになった曲を高取さんならではの高揚感誘う歌声で歌われました。

いつかライブで聞けるのを待ってました。 続いて雰囲気が一転して堀江さんのご登場で、

ご自身の代表曲中の代表曲であるアニメ「キャンディ キャンディ」オープニング。 
堀江さんはさわやかに華やかに「キャンディ」を歌われたると、水木さんを呼び込まれ特撮「忍者キャプター」よりオープニングへ。 
放送から来年15年で40周年を迎える本曲。お二人の歌とパフォーマンスのコンビネーションは39年前の原曲と変わらず抜群ででした。

 

・堀江さんと水木さんを改めてショッカーさんがご紹介。 
・お三方で今回のAJF三公演を振り返りました。 
・水木さん「大杉さんがロボットってだけで笑っちゃうなぁ」 
 堀江さん「最終兵器の合体ロボでしたから。大杉さんは」 
 水木さん「あのカワイイしゃべり方で?」 
 堀江さん「『どぉもー。よろしくねー』って」 
 観客笑。 
・堀江さん、水木さんを見送りショッカーさんお一人で次の出演者の方をご紹介。 
 ショッカーさん「昨年初登場してまた今年も来てくれました!! しょこたん、中川翔子さんのご登場です!!」

 

07:空色デイズ/中川翔子 
-MC- 
08:続く世界/中川翔子 
-MC-

 

アニメ「天元突破グレンラガン」のオープニングで中川さんご登場。多くのフェスに参加している方だけに観客を盛上げまくり。 
「♪答えはそういつもアニソンにある」と替歌を交えたり、間奏ではドリルを回すフリで

「回して回してみんなのドリルで天を突け!」と叫ばれていました。 曲が終わると低姿勢の中川さんは、

宇宙規模で情報量がとても多いトークをされ、劇場版「天元突破グレンラガン 紅蓮篇」のエンディングへ。 
「空色デイズ」のアッパーさとはまた違ったハードなロック調の曲をきりりとした歌声で歌われる中川さんの

歌声の幅広さ堪能させていただきました。

 

中川さん「昨日の『スーパーヒーロー魂』から見させていただいておりまして、二階席で立っちゃいけないのに滾りまくっておりました。 
     今日はもう朝からいてもたってもいられなくて楽屋にいないであちらこちらを徘徊していましたら、

     心配したアニキに呼んでいただきまして、 アニキがいらっしゃる楽屋に遊びに行きましたら、

     串田さんと山本先生がいらしゃって『うぉぉおお』となったりと、 
     なんと舞台袖に特別に椅子をご用意していただき、そちらに座る暇もなくずっと飛んだり跳ねたりしております!」

中川さん「アニメや特撮のヒーローヒロイン達に夢を見る事の素晴らしさを教わってきて、

     私のアニソンを歌うという夢の一つが叶いました。 その夢がまさか『ポケットモンスター』でかなうとは思いませんでした。

     夢見ること、妄想することの大切さ、思い出の大切さ、 アニメソングに教わったそういった気持ちを込めて

     次の曲を歌いたいのですが、みなさん、右手に何か布を装備していただけると嬉しいです。 
     布が無い方はエアーで大丈夫です。右手に夢を込めて是非一緒にぐるぐる回していただければともいます。愛の呪いをかけます」

 

09:ドリドリ/中川翔子 
-MC-

 

アニメ「ポケットモンスターXY」より五代目エンディング。

本編でセレナが踊っていた振り付け部分では、タオルを回し、より観客との一体感を演出していました。 
中川さんは終始「グルグルまわしてドリドリドリーム」と観客をアジテートしながら、ハイテンションで歌い切られました。

 

中川さんを見送りながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「次の方は久々に登場していただきます。皆さん、MORIMORI盛り上がってくださいね!!」 
観客「ぉぉおおおおおおおおおぉおおお」

 

10:ブルーウォーター/森川美穂 
-MC- 
11:YES,I WILL.../森川美穂

 

SASには七年ぶりのご登場になる森川さんが歌われたのはアニメ「ふしぎの海のナディア」よりオープニング。 
張りのある伸びやな歌声は原曲以上の迫力で実に爽快。「デビュー30周年を迎えられたけど、ここでは若手」というお話をされてから 
同じく「ナディア」よりエンディング。哀愁漂う中に芯の強さを感じる森川さんの歌声に、オープニングとはまた違う魅力を堪能しました。

 

12:EXTRICATION/麻倉あきら 
-MC- 
13:真夜中の虹~everlasting love~/麻倉あきら 
-MC-

 

続いて麻倉さんのご登場。ウルトラマン、仮面ライダー、ガンダムが競演するゲーム「ロストヒーローズ」より「EXTRICATION」。

いきなりこの曲とは。 力強くしなやかな歌声で麻倉さんが歌われ、

曲の解説をされ「今日は『ガンダムX』は封印します!」というお話の後に歌われたのは 
OVA「最終兵器彼女 Another love song」より初代エンディング。せつなさあふれる麻倉さんの広がりある歌声に会場全体が包まれました。

 

・麻倉さんが森川さんを呼び込まれ、お二人でトーク。 
・麻倉さんの意外な一面を話そうとしてやんわりと止められる森川さん。 
・森川さん「一緒にステージに立つのが何年振りだろうっていう感じで」 
 麻倉さん「次の曲も7年ぶりくらいに一緒に歌うのかな?」 
 森川さん「まぁ、二人が一緒に歌うのって一曲しかないやろって事なんですけど」 
 麻倉さん「七年前にレコーディングして、このステージで初めて歌ってから以来。

     私がワンマンで大阪でライブした時はアコースティックで一緒に歌ったけど、 
     ライブでこうやってバンドで歌うってなると、レコーディングから数えて3、4回くらいですね」 
 森川さん「お互いにハモリとか忘れたたよね」 
 観客笑。

 

14:ヤッホー!/DIVA×DIVA 
-MC-

 

お二人がユニット"DIVA×DIVA"として歌われたアニメ「史上最強の弟子ケンイチ」より高揚感あふれるさわやかな二代目オープニング。 
麻倉さん、森川さんお二人の張りのある歌声でハーモニーはとても心地よく、観客も一緒になって「ヤッホー!」と掛け声をあげていました。

 

DIVA×DIVAのお二人を見送りながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「今日はレアな曲も沢山お届けしています。改めてライナップを見るとアニソンの奥深さを感じるわけですが、 
        続いてはささきいさお御大の登場でございます!!」 
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「たった一つの命を捨てて 生まれ変わった不死身の体 鉄の悪魔を叩いて砕く キャシャーンがやらねば誰がやる!!」

 

15:たたかえ! キャシャーン/ささきいさお 
-MC-

 

ショッカーさんの前口上も勇ましく、いさおさんが登場され、

ご自身のアニソンデビューである曲アニメ「新造人間キャシャーン」オープニング。 
軽快なステップと勇ましく颯爽とした歌声は実に格好良く、「フレンダージェット」などの伸びやかな投げ込みもたまりませんでした。

 

いさおさん「今日は張り切って楽屋に入ったら、丁度今回、もう一人の特別出演のゲストがいて昔話に花が咲きました。 
      いつもなら歌う曲を聞きこんでいるんだけど、今日は『あの時はさぁこうなってさぁ』なんて話をずっとしてました」 
観客拍手。 
いさおさん「もう2015年なのに、僕らが話してるのは1960年代の話だもんなぁ」 
観客笑。 
いさおさん「長くやってきて、今もこうして歌えるのは嬉しいねって。二人で改めて幸せだねって話をしていました」

 

16:銀河鉄道999/ささきいさお 
17:青い地球/ささきいさお 
-MC-

 

続いてはアニメ「銀河鉄道999」よりオープニング。いさおさんは機関車のように両手を回しながらステップを踏まれ、 
やわらかさのなかに切なさを感じる歌声を響かせられました。続いてオープニングの余韻を残しながら「999」よりエンディングへ。 
いさおさんの抱擁感あふれる中に少しの物悲しさのある歌声に、会場全体がうっとりと聞き入っているのが感じられました。

 

・ショッカーさんが登場され、いさおさんとトーク。 
・この年の5月に開催された「ささきいさお デビュー55周年記念バースデーライブ」のお話。 
・いさおさん「やる前はとても不安で。みなさんに来ていただけるか、三時間以上歌いきることができるかとか思ってたんだけど 
      『いいや、やろう! ダメだったら、ささきいさおもここまでかって思われるだけだ』って腹を決めてたね」 
 ショッカーさん「でも実際は無事に終えられましたし、何より、チケットが10分で完売でしたもん!」 
 観客拍手。 
 ショッカーさん「みなさんはもちろんですが、業界関係者も席が無い程でしたが、

        その中でも興奮してた人をお呼びしましょう。しょこたーん」 
 ショッカーさんに呼びこまれ半ば土下座しながら中川さんがご登場。 
 中川さん「うゎあああああああいさお様いさお様すばらしうございますぅうううう」 
 ショッカーさん「しばらくお付き合いください」 
 観客笑。 
 中川さん「もう当日は大号泣でございまして、隣の席の田中公平先生からハンカチをお借りしたのに

     お返ししてないのに今気づきましたぁああああ」 
 観客笑。 
 中川さん「55年の厚みが立ち姿からにじみ出ておりまして。もう出番終ったから号泣しっぱなしでした。泣いてもいいですよね!?」 
 いさおさん「なんか当日も凄く盛り上がってくれたけど、終わった後にブログにも書いててくれて、

      それでまた盛り上げてくれたみたいで嬉しかったですよ」 
 中川さん「もうただのオタクが紛れ込んでおりました」 
・ショッカーさん「先程、10分でチケットが完売で、行きたくても行けなかった方が多かったライブですが、

        なんと、追加公演が決定いたしました!!」 
 中川さん&観客「ぉぉおおおおおおおおおおおお」 
 ショッカーさん「来年3月6日!! 場所はすぐそこ、Zepp Diver Cityです!!」 
 観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおっぉぉぉおおお」 
 いさおさん「その日でオレも見納めかな」 
 ショッカーさん「またまた」 
 中川さん「とんでもないです。あの魅惑のステップであと150年、いや500年は生きられます!!」 
 観客笑。 
・ショッカーさん「さらに今年『特捜戦隊デカレンジャー』が10周年でございます!!」 
 観客拍手。 
 ショッカーさん「10周年を記念したオリジナルビデオ『特捜戦隊デカレンジャー 10 YAERS AFTER』の制作にあたり 
        なんといさおさんが歌われた『ミッドナイト・デカレンジャー』が新録された事が発表されました!!!」 
 中川さん「ぎゃぁあああああああああ」 
 観客「ぉぉおおおおおおおおおおおお」 
 ショッカーさん「この情報、本日たった今、解禁です!! 今日の17時に解禁になった情報です!!」 
 いさおさん「ほとんど歌は変わらないんだけどね。演奏がもっとゴージャスになるんで楽しみにしててくださいね」 
・いさおさんと中川さんが拍手で見送られるとスタッフさんによって譜面台とマイクスタンドが設置されていきました。 
 ショッカーさん「わかりますねっ!」 
 観客「ぉぉおおおおおおおお」 
 ショッカーさん「夏のAJFといえばこのコーナー、山本正之さんのコーナーです!! お願いします!!」

 

ショッカーさんと入れ替わりに山本さんがギターを携え静かにご登場。

 

山本さん「……くっそぉ……暑っいねぇ……」 
観客「ぉぉおおおおおおおおおぉぉ」 
山本さん「……今年は……『夜ノヤッターマン』という中途半端なアニメが放送された」 
観客「ぉぉおおおおおおおおおぉおぉぉ」 
山本さん「……何故私が『夜ノヤッターマン』に携わっていなかったかを話すと……またネットが炎上するから……やめておきます……」 
観客笑。 
山本さん「……番組が終わった後、九里一平さんの息子さんであり番組のプロデューサーの吉田昇一くんと一緒に呑んだ」 
観客「ぉおお」 
山本さん「……その時に彼が言ったのは『このアニメは最終回に『ヤッターマンのうた』のオリジナルを流す事が全てでした』」 
観客「ぉおおぉおおおおおおおおお」 
山本さん「……それを聞いて私は……ちょっと泣いた」 
観客拍手。 
山本さん「……なので、本年のAJFは全曲、ボカンシリーズです!!」 
観客「おぁおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 

18:逆転イッパツマン 3C/山本正之 
-MC-

 

アニメ「逆転イッパツマン」のオープニングを、同番組にナレーターとして出演され06年に逝去された声優の鈴置洋考さんと 
主人公・豪速九を演じ、既に鬼籍に入られていた富山敬さんへの追悼として、06年の「SAS06"夏の陣"」で新しく3番が作成された版。 
二番終わりの間奏では、マイクスタンドを離れギターをかき鳴らしながら「鈴置っ!!」、

三番を歌い出す直前に「敬さんっ!!」とお二人の名前を叫ばれた山本さん。


歌い終ると歌詞カードが掛かれた紙を客席前方の観客にプレゼント。 
山本さん「……多くは語るまい……『絶唱カラオケマンの歌』」 
観客「ぉぉおおおおおおおおおおおお」 
山本さん「"J・A・S・R・A・C JASRAC!! 守ろう著作権"まで一緒によろしく」 
観客「ぉぉおおおおおおおおおおおおぉぉお」

 

19:絶唱カラオケマンの歌/山本正之 
-MC-

 

山本さんのコーナー二曲目はオリジナルラジオアルバム「タイムボカン カラオケ博覧会」より「絶唱カラオケマンの歌」。 
含みのある歌いぶりと、何かと戦っているかのように一心不乱にギターをかき鳴らす山本さんの姿に引き寄せられる思いでした。

 

山本さん「……残念ながら、次で最後の曲となりました」 
観客「ぇぇえええええええええええええ」 
山本さん「……安心したまえ。後でバンドでボカンの新曲をやるから」 
観客「ぉぉぉおおおぉぉおおおおおおおおおおお!!?」 
山本さん「最後はあなたも、わたしも大好き。君もオレも愛している『ヤッターキング』」

 

20:ヤッターキング/山本正之 
-MC-

 

最後は「ヤッターマン」より無敵の仲間、二代目オープニング。山本さんと観客が「ブル! ドジラ! パンダ! コパンダ!」、 
「アチョー!!」と一緒になって歌う光景はアニソンライブの醍醐味の一つ。楽しい空間をたっぷりと味あわせて頂きました。

 

拍手の中、惜しまれつつ山本さんが退場され、ショッカーさんが入れ替わりにご登場。

 

ショッカーさん「先程、御大いさおさんが55周年、森川さんが30周年とお話をされました。 
        色々な周年がありますが、ここからのコーナーは我らが渡辺宙明先生90歳、傘寿記念のコーナーです」 
観客拍手。 
ショッカーさん「色んなジャンルの曲を作られていますが、今回は何が飛び出すかわかりません。みなさん準備は良いですかぁあああ!!?」 
観客「ぉぉおおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「準備はいいかぁあああああああ!!?」 
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおぉぉおおお」 
ショッカーさん「スゥーパァー宙ぅ明ぃいい!?」 
観客「スピリッィイイイイイイイイイイイイイイイ!!!」 
ショッカーさん「まず登場していただくのはもちろん水木一郎さん、マジンガァアアアアアアアアア」 
ショッカーさん&観客「ゼェエエエエエエエエエエッ!!」

 

21:マジンガーZ/水木一郎 
22:おれはグレートマジンガー/水木一郎 
-MC-

 

宙明先生特集の筆頭は、やはり水木さんで代表曲アニメ「マジンガーZ」オープニング。水木さん「ちゅうめええええい、GO!!」 
水木さんと観客の一体感で盤石の盛り上がりをみせたまま、間髪入れずにアニメ「グレートマジンガー」オープニングへとなだれ込みます。 
水木さんが歌われた宙明先生の楽曲の中でもライブで頻繁に歌われているだけあり、怒涛のような勢いの盛り上がりでした。

 

23戦え! ガチャフォース/高取ヒデアキ 
24:神魂合体ゴーダンナー!!/串田アキラ 
-MC-

 

「レコーディング以来初めて歌うぜ!」と高取さんが飛び込んできて歌われたのはゲーム「ガチャフォース」のテーマソング。 
突き抜けるような高音で高らかに歌われる高取さん。今回是非とも歌っていただきたかった曲だけにとても嬉しかったです。 
続いて宙明先生と多くの楽曲でタッグを組んできた串田さんが歌われたのは、アニメ「神魂合体ゴーダンナー!!」オープニング。 
これぞ宙明節な旋律を、串田さんが力強く荘厳に歌われる様子はとても格好良く。ひさしぶりに聞く事が出来てとてもうれしかったです。

 

串田さんと入れ替わりで堀江さんがご登場。

堀江さん「渡辺宙明先生と言えばカッコイイ曲が多くて、わたしも『マジンガーエンジェル』とか色々歌っているんですけれども、 
     実はこんな曲も宙明先生が作っていらっしゃたんですね。『サザエさん』のメドレーです!」

 

25:サザエさんのうた (1.5C) 
~あかるいサザエさん (2C)/堀江美都子 
-MC-

 

アニメ「まんが名作劇場 サザエさん」より、関東圏でのいわゆる火曜日の再放送版初代オープニングとエンディングをメドレーで。 
オープニングでは「♪ウチとおんなじね」からの大合唱や、堀江さんの合図を受けて「♪あなたもサザエさん」の追いかけがとても楽しく、 
エンディングではアニメを見ていた当時、この曲が流れるとサザエさんが終わってしまう名残惜しさを思いだし、

懐かしい心地になりました。

 

堀江さん「さぁ、宙明先生と言えばこのデュエットも欠かせませんね。コレよ!」 
手を開いて前に突き出した堀江さんに観客歓声。 
堀江さん「ささきいさおさん! 『進め! ゴレンジャー』」

 

26:進め! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子 
-MC-

 

祝・放送開始40周年。堀江さんに呼びこまれていさおさんと共に、初代スーパー戦隊「秘密戦隊ゴレンジャー」よりオープニング。 
宙明先生の代表作の一曲を、いさおさんと堀江さんが40年変わらぬ抜群のコンビネーションで歌われている凄さを

噛みしめながら聞き入りました。

いさおさんと堀江さんを見送る形でショッカーさんがご登場。 

 

ショッカーさん「スーパー戦隊の礎を気付いたのは宙明先生、メタルヒーローの礎も宙明先生という事で、

         昨日のスーパーヒーロー魂では 会場にいらっしゃっていたのですが、本日は……いらっしゃっております!!」 

会場二階の関係者席にいらっしゃる宙明先生にスポットライトがあたり、先生は観客に手を振られていました。 
この日から3日後に90歳の誕生日を迎えられるという事で、ショッカーさんの音頭で観客と一緒にお祝いの言葉。 

ショッカーさん&観客「おめでとぉおおうございまぁあああああす!!」 
宙明先生「ありがとうございまーす!!」 
観客拍手。 
ショッカーさん「宙明先生、90を過ぎてなお現役バリバリでございます!」 
観客拍手。 
宙明先生「ご期待くださぁーい!」 
観客「ぉぉおぉぉぉおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「宙明先生ありがとうございましたぁあああああ!!」

 

ショッカーさん「さて続いてのコーナーですが、2020年に東京オリンピックが決定しました。5年後はお台場界隈も変わると思います。 
        国がスポーツを盛り上げるなら、我々も先駆けて、『スーパースポ根魂』をやろうじゃありませんかぁあ!!」 
観客「ぉぉぉおおおおおお」 
ショッカーさん「みんな盛り上がってくれるかぁあああああああ!!?」 
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおぉぉおおお」 
ショッカーさん「スゥーパァースポ根っ!?」 
観客「スピリッィイイイイイイイイイイイイイイイ!!!」 
ショッカーさん「トップはもちろん水木一郎アニキです」 
観客「ぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおお」 
ショッカーさん「力が正義ではない、正義が力だっ、タイガーマスク二世ぇええええええ!!」 
観客「ぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 

27:タイガーマスク二世/水木一郎 
28:キン肉マン旋風 (2005ver.)/串田アキラ

 

まさかこの曲が聞けるとは。アニメ「タイガーマスク二世」より水木さんの渋カッコイイ歌声が光るオープニング。 
ソロライブでもなかなか聞く事が出来ない曲を堪能した後は、串田さんのご登場でアニメ「キン肉マン」より三代目オープニング。 
05年に再録された本バージョンは、よりロック感が強調され疾走感たっぷりで、

串田さんの鍛え上げられたマッスルな歌声にぴったりでした。

 

29:Chase The Wind/高取ヒデアキ 

 

フィーッシュ!! アニメ「グランダー武蔵RV」より高取さんがCOAとして歌われたオープニング。釣りもスポーツとは恐れ入りました。 
高取さんの歌声にワクワク感が誘われると同時に、無性に泣けてくる一曲なだけに今回聞く事が出来てとても嬉しかったです。

 

30:あしたへアタック/堀江美都子 
31:行け行け飛雄馬/ささきいさお 
-MC-

 

がらっと雰囲気が変わり、釣りからバレーボールへ。堀江さんが登場されアニメ「あしたへアタック!」よりオープニング。 
ちょっと泥臭さを感じながら、その中に光る根性を感じる楽曲を堀江さんが伸びやかに歌われたました。続いてはいさおさんの登場で、 
アニメ「新・巨人の星」よりオープニング。アニソンの中でもスタンダード中のスタンダードの一曲なだけに、 

いさおさん、カインズの皆さん、観客と、会場が一体になっての大合唱となりました。

いさおさん「この曲は作曲の渡辺岳夫先生から『歌ってくれるかい?』とお声をかけて頂いて歌わせていただいたんですけど 
      それからずいぶん経って、先生はお亡くなりになってしまったけど、宙明先生は90歳! お元気で、

     僕も宙明先生くらいまで生きたいなぁ」

いさおさん「それではここで、スポ根と言えばこの人、尾藤イサオさん!」 
いさおさんに呼びこまれて、赤いアロハ姿の尾藤さんが「スーパーアニソン魂」に初登場です。


いさおさん「楽屋にいた時と違って随分とかしこまってるなぁ、ンフフフ」 
観客笑。 
いさおさん「二人ともデビューが同じくらいで似たような仕事をやってたよね。チンピラとかね」 
尾藤さん「はい」 
いさおさん「ロカビリーでも一緒になったりね」 
尾藤さん「はい」 
いさおさん「どうしたんだよ!! 緊張してるの?ンフフフ」 
観客笑 
尾藤さん「そうですね。チンピラもそうですけど、役者は面白いですね。総理大臣の役をやったこともあるんですよ」 
いさおさん「ええ? そうなの!?」 
尾藤さん「大河ドラマでね。(※15作目『花神』)初代総理大臣、伊藤博文のまだ世に出る前の頃を演じたんですよ」 
いさおさん「なんかわかる気がする」 
尾藤さん「他にも面白い役やりましたね。ホームレスとかね」 
いさおさん「オレなんか尾藤さんと一緒にやったっていうとチンピラの役が印象的なんだよね」 
尾藤さん「ささきさんは凄いもので、その後主役をずっと演じられてね。オレなんかやったことないですもん」 
いさおさん「一年だけね。でもあの頃はねバラ色でね、女口説けば逆に口説かれるしね」 
観客「ヒュー」

 

いさおさん「尾藤さんが『あしたのジョー』のオープニングを歌うに至った経緯ってどういう感じなの?」 
尾藤さん「『ジョー』自体は漫画が好きで、ずっと読んでたんですよ。この話が来た時は嬉しくて嬉しくてね。 
     作曲されたのが八木正生さんという方なんですよ」 
いさおさん「ジャズで有名な方だよね」 
尾藤さん「そうなんです。八木先生が僕を推薦してくれたみたいなんです。それでオーディションに行って歌い出したんですけど、 
     関係者の方々が後ろで『いいですねぇ』なんて言ってくれてるんですよ、先生も『いいでしょ?』って言ってくれてたりして。 
     そうするとこっちも気持ちよくなっちゃうんですね。寺山修司先生が書いてくれた詞があって、譜面も覚えって行ったのに、 
     譜面の段を間違えて♪だけどぉ……どゅんるりゅ……って歌詞が出なくなっちゃんですよ」 
いさおさん「そうなの!?」 
尾藤さん「レコーディングでは『ルルルル』ですけど、最初はそんなカッコよくない。♪だけどぉ…んひゅゅるゅりゅ…」 
観客笑。 
尾藤さん「そうしたら、寺山先生のお許しを得て、そこはハミングで行こうって事になったんですよ」 
いさおさん「じゃあ、今日は正調で。ンフフフ」 
尾藤さん「いやいや正調って」 
いさおさん「正調っていったら八木節だよね。八木先生だけに」 
尾藤さん「八木先生だけに。いやーうまいっ」 
いさおさん&尾藤さん大笑い。 
観客拍手。 
尾藤さん「はははは……いやぁ……先輩なんですよ」 
いさおさん「先輩っていっても1年くらいしか変わらないじゃない?」 
尾藤さん「十分先輩ですよ」

 

32:あしたのジョー (2C)/尾藤イサオ 
-MC-

 

アニメ「あしたのジョー」より説明不要のオープニング。

緊張とぎらぎらした何かが感じられるイントロが流れるや、会場の空気が張り詰めました。 
尾藤さん独特の泥臭さくも力強い絞り出すような哀愁たっぷりの歌声は、放送から45年経った今も変わることないカッコよさ。 
最後は尾藤さんの「ジョォオオオオオ」の叫びに会場が包まれました。二番までなのが勿体ない。

 

観客の喝采を受けながら尾藤さんが退場されると、ショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「やっべぇ泣ける……『あしたのジョー』はアニメの他にもいろんなメディア展開をしており、

       パチンコにもなっていますね。 
        僕は『CRあしたのジョー』で丹下団平の声をやらせてもらってるんですよ」 
観客「へえええええええ」 
ショッカーさん「丹下のおっつぁんを演じた藤岡重慶さんはもうお亡くなりになっていたんでね。

        まさか高校時代にモノマネしていたおっつぁんを巡り巡ってやることになるとは思いませんでしたし。

        更にマンモス西もって言われるとも思いませんでしたね」 
観客笑。 
ショッカーさん「さぁ、ラストブロックトップは山本先生!! こちらもパチンコの曲だそうです。『ヤッターマン正義に光る星』!!!!」

 

33:ヤッターマン 正義に光る星/山本正之

 

好評稼動中「CRヤッターマンXLA/YMA」より「ヤッターマン正義に光る星」。ミドルテンポからマックスに盛り上がるこれぞボカンな一曲。 
初めて聞きましたが、山本さんの合図で合いの手や掛け声がすぐに浸透するのも先生の楽曲ならでは。

筐体のハンドルを回すような振り付けも印象的。

 

34:DIVER#2100/高取ヒデアキ

 

発表から14年、いつかAJFで聞きたかった一曲です。

アニメ「電脳冒険記ウェブダイバー」よりR.A.Mのメンバーとして歌われたオープニング。 
高取さんの"気合と根性! ノリと勢い!"を感じさせる疾走感と電脳感あふれる歌声はライブで聞くと一層臨場感たっぷりでした。

 

35:KA・BU・TO/串田アキラ

 

イントロの不思議な音からの「ハットットッ!!」が聞こえるや、ひっくり返る程に喜んだ「カラス天狗カブト」よりオープニング。 
ハードでへヴィなロックに串田さんのうねるような歌いっぷりが大好きで、

まずライブでは歌われないと思っていただけに超嬉しかったです。 
串田さんの歌声は原曲より一層雰囲気を帯びていて、ライブならではの躍動感あるパフォーマンスも加わって格好良く。 
途中、黒夜叉道鬼に扮した藤榮史哉さんが姿を見せ、続いてカブトの格好をした武智健二さんが道鬼を追う形でご登場。 
間奏ではお二人による立ち回りが繰り広げられ、串田さんが割って入って立ち回りに加わるという、一曲の中にとても贅沢な一幕でした。

 

36:セーラースターソング/堀江美都子

 

ステージ上が暗転する中、堀江さんがゆっくりと登場され

アルバム「美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE」でカヴァーされた、 
アニメ「美少女戦士セーラームーン セーラースターズ」のオープニング。透き通るようで意志の強さを感じさせる歌声は、

ライブで聞くと一層魅力的でした。

 

37:グランプリの鷹/水木一郎

 

激しいイントロが響く中、「今日はホントにありがとう!! ラストソングです!!」と水木さんが登場され

アニメ「グランプリの鷹」よりオープニング。 ヒロイックな部分とニヒルさと哀愁とが合わさった水木さんの歌声は圧巻。

特に「いつか昇るぜ 栄光の空」での全身で歌われる様子はまさに表現力の塊。

 

-アンコール- 


38:バビル2世/水木一郎 堀江美都子 串田アキラ 山本正之 高取ヒデアキ 森川美穂 麻倉あきら 中川翔子 
-MC-

 

水木さん、バンド、コーラスの皆さんがステージから退場されると、ほどなくして拍手からアンコールへ。 
しばらくするとバンド、コーラスの皆さんが再度登場され、更に水木さんが登場されると、アニメ「バビル二世」よりオープニング。 
一番、二番は水木さんがところどころ観客にマイクを向け、会場全体で大合唱。

三番からは水木さんの掛け声で堀江さん他、出演者の皆さんがご登場。 
三つのしもべの箇所ではショッカーさん、高取さん、中川さんが一緒にしもべのマネをしているという場面もありました。

 

ここでショッカーさんからバンド、コーラスの皆さんをご紹介され、出演者の皆様から一言づつ。 

・ショッカーさん「タカちゃん今日はレアな曲ばかり歌ってくれましたけど」 
 高取さん「今日はもう緊張しちゃって金縛りにあったぜえええええええ」 
・改めて武智さん、藤榮さんをご紹介。串田さんと親交のある大葉健二さんから愛弟子を派遣されたとか。 
 退場際にショッカーさんを斬り逃げる武智さん、藤榮さん。 
 ショッカーさん「ぐぁああああああ、おのれええええええ」 
 水木さん「もっと斬っていいですよ」 
・女子部のハーモレンジャー、SHSの海斗、SASのカブトとアクションが多い。


・山本さん「今年は名古屋公演が無いので、ここで爆発させました」 
 観客拍手。 
 山本さん「名古屋はね、今は行かなくていいんです。ドラゴンズが調子が悪から」 
 水木さん「なにいってんですか、これからですよ!」 


・高取さん「神々の集いに私がいていいのかと。ホントに幸せでした!! ありがとわっしょおおおおおい!!」 

・串田さん「こんなに楽しいからあと一週間くらいやりたいね。全国ツアーもいいなぁ」 
・水木さん「今日感動したの渡辺宙明先生ね。90歳を迎えても新しい曲への思いが強く、どんどん新曲を生み出してくださっている。 
     そしてささきいさおさんと尾藤イサオさん。

     あの姿を目の当たりにして同じ楽屋のクッシーと『オレたちもまだ頑張れる』と勇気をもらいました。 
     山本正之さんもオレたちと年齢が近いから、勇気をもらえましたよね?」 
 山本さん「はい。さっきも楽屋でクッシーと『これで今年も終わるけど、これから何年も続けてくんだろうなぁ』と話してましたね」 
 観客拍手。 
 水木さん「そうだよね。普通は『やっと終わる』って思うけど『もう終わっちゃうんだ』っていうさみしさの方が強いよね」 
・水木さん「そして今日是非言いたいのは。高取君としょこたんね」 
 ビックリする中川さんと直立不動になる高取さん。 
 水木さん「しょこたんは最初から最後までずっと舞台袖にいて見学していました」 
 観客拍手。 
 中川さん「ありがとうございます。そんなとんでもないです、もう客席に行けばいいのにずっと飛んだり跳ねたりしてて……」 
 水木さん「それから高取君。本当は舞台袖に行けばいいのに気を使って袖の奥でずっーとステージを立って見てたんですよ。 
     楽屋ではどこにいていいのかと居場所が無い感じでしたけど……」 
 観客笑。 
 水木さん「でもね、今回のライブでの高取君の存在っていうのはとても大事。

     曲もそうだけどみんなを明るくするし。バラエティ一緒に出よう」 
 観客「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおお」 
 水木さんからの言葉に平身低頭な高取さん。 

・ここで特別出演のいさおさん、初参加の尾藤さんがショッカーさんに呼びこまれます。 
・尾藤さん「初めて出させて頂いて、このスーパーアニソン魂、日本全国を周っているという事で……北は北千住、南は南千住まで……」 
 観客笑。 
・いさおさん「なんか忘れ去られる存在になりつつあるけど、こうしてみなさんに暖かく迎えられるともうちょっと頑張れそうです」

 

39:宇宙戦艦ヤマト/ささきいさお  
         水木一郎 堀江美都子 串田アキラ 山本正之  
         高取ヒデアキ 森川美穂 麻倉あきら 中川翔子 ショッカーO野 
         尾藤イサオ

 

「スーパーアニソン魂 2015"夏の陣"」ラストはアニソンofアニソン。アニメ「宇宙戦艦ヤマト」よりオープニング。 
イントロの間、高取さんがずっと「ヤマト」の敬礼をしていたり、途中からブラスを吹くふりをしていたり、 
いさおさんが観客をじっくりと見つめながら歌われるその横で水木さんが楽しそうにいさおさんを見ていたり。 
出演者の皆さんそれぞれがそれぞれにラストの「ヤマト」を歌われている様子は、楽しくもありながら名残惜しくもありました。

 

バンド、コーラスの皆さんがステージ前方に集合され、 
ショッカーさん「さぁ、座長のアニキ。全員そろいましたので、どうしましょう?」 
水木さん「じゃあ大阪公演へ向けて……万歳じゃなくて漫才するかい?」 
観客笑。 
ショッカーさん「そこで漫才してどうするんですか!?」 
堀江さん「アニキ、今、ちょっと聞いてないうちに変なこと言ったでしょ? すみません」 
水木さん「だってショッカーが急に『どうしましょう?』とか聞くんだもんよ」 
観客笑。 
水木さん「じゃあここは先輩に聞いてみましょう。どうです?」 
急に尾藤さんにマイクを向ける水木さん。 
ショッカーさん「そんな無茶振りはないでしょう!!」 
尾藤さん「ちょっと今、話を聞いてなかった……」 
観客笑。 
その後、座長である水木さんのマイクを通さない生声の挨拶があり、出演者、観客一緒になって万歳三唱。 

拍手の中、ショッカーさんのナビゲートで出演者の皆さんが順番に紹介されながら退場する中、高取さんの番。

高取さん「盛り上がったかぁああああい!!」 
観客「いぇえええええええええい!!」 
高取さん「楽しんだかぁああああい!!」 
観客「いぇええええぇえええええええい!!」 
高取さん「先輩方すみません……どこに帰るんだぁああああああああああああああああ!!」 
観客「家ぇえええええええええええええええええぃ!!」

 

その後も出演者の皆さんが続々と退場していかれ、ショッカーさんお一人に。

ショッカーさん「みんなぁああ、楽しかったかァアアア!!?」 
観客「おおおおおおおおおおおおおおおお!!」 
ショッカーさん「みんなぁああ、歌ったかァアアア!!?」 
観客「おおおおおおおおおおおおおおおお!!」 
ショッカーさん「また絶対会いましょうぜぇえええ!!!」 
観客「おおおおおおおおおおおおおおおおぉおおおおお!!」 
ショッカーさん「それじゃあ、約束のお!! ッスゥウーゥパァァアアア・ァア・ニィ・ソ・ンッ!?」 
観客「スピリイィイイイィィイイィイイィッッツ!」 
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ、今度は戦隊っ!!」

ショッカーさんが颯爽と退場していかれ「スーパーアニソン魂 2015"夏の陣"」は終演となり、 
「ANIME JAPAN FES 2015 "夏の陣"」東京公演全公演も終了しました。

 

今回のSASは39曲という大ボリュームにも圧巻ですが、とにかく攻めた選曲という感想。 
アニメ、特撮、ゲーム、イメージアルバム、パチンコとバラエティ豊かな楽曲が聞く事が出来ました。

 

アニメソングの中でもスタンダード的な曲を中心に、随所に90年代後半~00年代の楽曲が硬軟入り混じって歌われ、 
これまで70年代~90年代初頭が中心だったSASに一つのスパイスを投じたように感じました。 
更に前日のSHSに引き続き設けられたお祝いの宙明先生特集、昨年の野球特集を広げる形で設けられたスポーツ特集でも 
ともすれば定番曲に偏りがちながら、随所にひねった選曲をされており、その中でも高取さんの存在感が印象的でした。 
そして何といっても尾藤さんのご出演はとても嬉しく、今後のご出演を切望しております。 
その際は、今回のSASのように、尾藤さんの楽曲でもさらに掘り下げた選曲も期待できるのではと勝手に思っております。

「ANIME JAPAN FES 2015 "夏の陣"」全体でいいますと、これまでの各公演それぞれの良い所はそのままに、 
さらに一味加えた、ひねった内容になっていたのが印象的で、今後もどうなっていくのかますます楽しみです。

 


ゲスト/武智健二 藤榮史哉

 


補足

 

・水木さん「今日は最初からしゃべれるから嬉しいなぁ」 
 堀江さん「でもアニキ、せっかく最初に『ハーロック』でカッコよく出てきたんだからしばらくカッコいいままでいて下さい」 
 水木さん「堀江先輩がそういうのであれば……」 
 観客笑。

 

・ショッカーさん「アニキ、さっきの『ハーロック』しびれましたよ。最後にマントをバッと上げた所とかカッコよかったですもん」 
 堀江さん「でもカッコイイのはさっきで終わったからね。今、呼んだらステップ踏んで出て来ましたもん」 
 水木さん「カッコイイのはマントを上げる所まででしたね。実はマント上げすぎて、退場する時一生懸命直しながら帰ってましたので」 
 観客笑。

 

・中川さん「今日はいったいどんな方がいらっしゃっているのでしょう? 男子ー!」 
 観客男子「ぉぉおおおおおおおおおおお」 
 中川さん「女子ぃぃいいいい」 
 観客女子「おぉおぉぉおおおおおおおおおおお」 
 中川さん「平成生まれ!!」 
 平成生まれ観客「ぉぉおおおおおお」 
 中川さん「少なっ!! 昭和生まれ!!」 
 中川さん&昭和生まれ観客「おぉおぉぉおおおおおおおおおおおぉおおおお」 
 中川さん「いいですね。声が低い。年輪の味わいがしみ込んでおりますね。素晴らしい」

 

・森川さん「今日は楽屋が堀江さんと一緒だったんですけど、デビュー30年を迎えるとそんなに低姿勢になる事はないんですけど、 
     堀江さんが隣に座られた時はもう学ぶこといっぱいで『私誰やねん』って思う位に低姿勢になっていました」

 

・麻倉さん「アタシもこう見えてゲーマーなんで『ロストヒーローズ』やってるんですけど。 
     最後の大ボスを倒す直前で止めてます。倒すと終わっちゃうんで」

 

・今回山本さんンはボカンシリーズで統一。 
 三悪の一角を演じこの年に逝去された、たてかべ和也さんへの思いも込められているのではと邪推し、 
 どの曲も目頭を熱くしながら聞き入っていました。

 

・ご自身が飲まれた水入りペットボトルを観客に投げる山本さん。 
 山本さん「大丈夫。僕は全て健康です」 
 観客笑。

 

・「あしたのジョー」が大好きな高取さん。「DIVER#2100」では感極まって「ジョォォオオオ!!」と叫んだり。 
 さらに中川さんの「ドリドリ」での「ドリドリ回してわっしょいわっしょい」を拝借された一幕も。

 

・若い世代が喜ぶ選曲が多めの印象でしたが、反面、尾藤さんが初登場されベテランファンも喜べたりと 
 いろいろな年代のアニソンが味わえるのはAJFの強みだと思います。

 

・水木さん「アニソン魂はどの回を見ても全然違うんですね。そこが魅力なんだと思います」 

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