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スーパーロボット魂 2005"春の陣"

2005年04月29日 Zepp Tokyo

 

出演/水木一郎 堀江美都子 MIQ 影山ヒロノブ 鮎川麻弥 遠藤正明

ゲスト/ささきいさお 米倉千尋 まつざわゆみ

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士) 

演奏/BROADWAY(Key.須藤賢一 B.村上聖 Dr.岩田"GUNTA"康彦 G.松尾洋一)

 

 

会場はZepp Tokyo。

東京郊外の身にとっては赤坂の方があり難いのですが、何分工事中では仕方ありません。10周年には是非とも赤坂で。

休日という事もあり、開演前は例によって一種見世物状態。一度Zepp Tokyoに行かれた事のある方はお解りと思いますが、

行った事の無い方はミュージカルのオーケストラピットを想像して頂くと間違いないと思います。結構恥ずかしいです。

 

今回は幸運な事に90番以下の番号だったので、とても早く入場できました。

私達一行は4名だったのですが、私達二名は前方の端っこへ。

天下のSRSでこの番号はまず取れないので、他のお二人はSRS初体験&二回目という事もあり最前列近くの被りつきで。

今回はバンドセットの後ろに壁、真ん中に観音開きの扉というSRSにしては珍しいセット。

前列左側からG、Dr台、階段を挟んでKey台、B。後列左からザ☆カインズ、Dr、扉を挟んでKey、アップルパイという並びでした。

開演時間も過ぎ、毎度お馴染みのショッカーO野さんが登場し前説(というか鼓舞)。

ショッカーさん「アニメソングのイベントは数あれど、やっぱり一番ここがもりあがるよなぁ!!」

そしてお約束の掛け合いで締められ暗転。SEが先かBROADWAYの皆さんの登場が先かは失念してしまいました。

 

01:熱風! 疾風! サイバスター/水木一郎 影山ヒロノブ 堀江美都子 MIQ

 

曲が演奏される前の音頭取りで曲が判ってしまう程にお馴染みの曲。

皆さん中央の扉からの登場。全体的に黒い衣装で統一されていました。

 

02:ダンバインとぶ/MIQ

03:HEATS/影山ヒロノブ

04:宇宙魔神ダイケンゴーの歌/堀江美都子

05:鋼鉄ジーグのうた/水木一郎

 

ここでレギュラーメンバーのお決まり曲を立続けに。「鋼鉄ジーグのうた」は少し意外な感じがしました。

「宇宙魔神ダイケンゴーの歌」の間奏では堀江さんの演じたクレオの台詞が披露されるのですが

いつもは「お父さん、ごめんなさいっ」のところが今回は少し変わって「ダイケーン、ゴー!」になっていました。

良い意味で決まりきったメニューなので客としては安心なのですが、もう少し変化が欲しいところ。

SRSは年一回という事もあってなのか、歌詞間違いが結構あったりしましたがそこがライブの醍醐味でもあります。

 

-MC-

 

ショッカーさん登場で単独MC。ライブ最初のMCではお決まりである魂ライブの歴史を軽く振り返ります。

その魂ライブから大きくなっていった歌手という事で次の曲へ。

 

06:戦士よ、起ち上がれ!/遠藤正明

07:夢色チェイサー/鮎川麻弥

08:YOU GET TO BURNING/まつざわゆみ

 

最近歌声がますますヒーロー声になってきた遠藤さん、もはやレギュラーの鮎川さんと定番が続き、初登場のまつざわさんが登場。

歌唱スタイルが少し変化したのでしょうか、歌声に原曲にはない“色”が加わり、より個性的になられた気がしました。

 

-MC-

 

初参加という事もあり、いくらか緊張の面持ちのまつざわさん単独でのMC。

SRSの前身であり、全ての始まりである「ROBONATION SUPER LIVE'97」に観客として「マジンガーZ」を聴いていたという驚きの発言。

ちなみにそのライブは、あのさかもとえいぞうさんも見に来ていたそうです。

 

09:Dearest/まつざわゆみ

10:嵐の中で輝いて/米倉千尋

 

しっとりとしたまつざわさんのバラードの後、米倉さんが登場。

米倉さんのステージを拝見するのは初めてだったのですが、噂どおり、歌い方もステージングも元気いっぱいな方でした。

 

-MC-

 

まつざわさんとは好対照の米倉さん単独でのMC。

「SRSに参加できて嬉しい」と話す途中に噛んでしまいながらも次の曲へ。

 

11:永遠の扉/米倉千尋

-MC-

 

ショッカーさんが登場し「さっき裏でミッチが『ショッカー、いいの見つけた』って言ってた」。

どうやら堀江さんは米倉さんに目を付けたようです。そしてまつざわさんを呼び込んでのトーク。

まつざわさんは「機動戦艦ナデシコ」のキャラが起用された警察のポスターを警察署で偶然見つけ、

「私これ歌ってるんです」と言っても解ってもらえなかったというエピソードを披露。

 

譜面台やマイクスタンドが運ばれ、ここで名物・アコギコーナー。

ショッカーさんの呼び込みで「コロムビアゆりかごから墓場まで会」が登場。

メンバーは右から水木さん(AG)、鮎川さん、堀江さん、MIQさん、遠藤さん、影山さん(AG)。

(水木さんのAGにはバースデーライブと同じJAM Projectのステッカーが!)

 

水木さん「俺が一番“墓場”じゃねぇか! 裏にいる先輩はどうなる」堀江さん「じゃぁ変えます?」

という事で今の所「コロムビアゆりかごから墓場まで会(仮)」という名前に。新名称は募集中。

そして鮎川さんにセクハラの嵐。ショッカーさん曰く「裏で影ちゃんと一緒に後姿見て二人で“でへへぇ~”ってなってた」らしいです。

 

次の曲はその鮎川さんにコーラスを付けてもらったとの事。

水木さん「皆も歌えるように選んだ今回の曲は、ザンボット“さん”です。ねぇ、ザンボットさん?」

反対側を見る水木さん。視線を受け、少々戸惑いながらも「どうも、ザンボット影山です」と影山さん。

ざわつく会場。

水木さん「『あ~水木、間違えてるよ~』って思ってるかもしれないけど…ワザと間違えてるんじゃあああ!!」

会場大笑。

 

12:行け! ザンボット3/コロムビアゆりかごから墓場まで会(仮)

 

さすが鮎川さんが指導しただけあり、とてもきれいなコーラスでした(会場含み)。

影山さんがカバーしているので、今度は是非ともバンドでやってみて頂きたいです。

 

-MC-

 

水木さんが今回歌う曲を選曲するにあたり、歌本を見ていたところ、この曲が目に入り、

題名が大変気に入ったという事でこの曲を歌う事に。

 

13:なかまっていいな/コロムビアゆりかごから墓場まで会(仮)

 

「超人戦隊バラタック」のEDでオリジナルは堀江さん&こおろぎ&ゆりかご会。

ちなみにOPは水木さんで、楽しい振り付けがある事で有名(?)な曲です。

この曲にはこおろぎの皆さんと堀江さんとの掛け合いがあるのですが、

そこを「コロムビアゆりかごから墓場まで会(仮)」の皆さんがそれぞれ担当。

1番は水木さんが「ねぇねぇミッチ」とうたのおにいさん風に言うと、堀江さんは「はいアニキ」という原曲に近い感じに。

2番は影山さんは名(?)曲「セクハラブルース」を地で行く感じで「麻弥…今日も綺麗だよ」に会場は大笑、

鮎川さんもしばらく絶句していました。3番では遠藤さんが「ねぇねぇ姉さん?」と甘えるよう傍らを見ると、

MIQさんは「こら! 正明!」と本当に弟を叱るかのように応えていました。

 

相変わらず皆さんのトークは面白く(そして長く)、特に水木さんはいさおさんが出演されるからか、異様に楽しそうでした。

 

-MC-

 

「コロムビアゆりかごから墓場まで会(仮)」の皆さんが退場し、片付けが終わるまでショッカーさんのMC。

「今年結成十五周年で、いつもあそこら辺(ステージ右奥)にいる人達を今回はアーティストとしてこちらへ」という事で、

アップル・パイのお二人登場。向かって左に平山さん、右に杉山さんという立ち位置で、しばしショッカーさんとトークの後、

アップル・パイ単独では約七年ぶりとなるSRSでの歌の披露へ。

 

14:ACE ATTACKER/アップルパイ

 

以前からSRS歌唱要望が多かったこの曲。水木さんのライブではよく披露されています。

80年代アイドル風というコンセプトの曲ですが、それらとは比べものにならない程に歌詞が素晴らしい。

お二人の息の合った振り付けは必見。

 

15:Burning!! Brave Heart!~勇者の魂~/MIQ 遠藤正明

 

SRW関連以外のゲームの曲が歌われるのはこれが初めて。そして遠藤さんのデュエット相手で女性なのもMIQさんが初めて。

客前で歌うのは二回目という事もあり、少々振りが食い違う場面もありましたが、そこはご愛嬌。

是非ともSRSの定番になって欲しい曲です。(そして一刻も早いCD化を!!)

 

-MC-

 

ショッカーさんが登場し、お待たせしました!とばかりにいさおさんを呼び込んでのトーク。

先程のアップル・パイは15周年でしたが、いさおさんは45周年との事。

いさおさん「水木はさぁ、話が長いんだよ。足と同じ位トークも短くしろ」と毒を吐きながらセクシー笑い。

そして今回はいさおさんの歌ったロボット物を特別メドレーで披露。

 

16:ロボットメドレー Ver. Rock(Defende The Earth)/ささきいさお

(大空魔竜ガイキング(Aメロ)~ゲッターロボ!(1C)~大空魔竜ガイキング(Aメロ)

~闘将ダイモス(1C)~大空魔竜ガイキング(Aメロ)~とべ! グレンダイザー(1C+サビ))

 

いさおさんの代表的なロボットの曲を大空魔竜で挟むという形式のメドレー。

それぞれAメロ後辺りに台詞を織り込むという、盛り沢山な内容。

繋ぎ方から力の入りようが伺えます。流石のいさおさんもきつかったのか、曲が終わると顔が真っ赤に。

 

-MC-

 

いさおさんのメドレーに「すげぇ」と沸きながらショッカーさん登場。「今年劇場版が公開されるあの作品の曲」

 

17:Z・刻をこえて/鮎川麻弥

18:10 YEARS AFTER/米倉千尋

19:エルガイム-Time for L-GAIM-/MIQ

 

「Z・刻をこえて」は皆さん予想通りの歌唱。客席のレギュラーであるスーパーロボット軍団の中にもZガンダムの姿が!

反対に「10 YEARS AFTER」は予想外。初登場歌手が後半の面子に入るのは意外と稀。

MIQさんは事前にHPで公表されていた「さやかのテーマ」ではなく「エルガイム-Time for L-GAIM-」だったのも意外。

 

20:勇者王誕生! -集大成神話(ギャザリングマイソロジー)バージョン-/遠藤正明

21:メロスのように-LONELY WAY-/影山ヒロノブ

 

色々と話題の「勇者王誕生! -集大成神話バージョン-」が初披露。観客が自発的にやるのかと思っていたので意外でした。

薄い記憶では1coは「勇者王誕生!」で2coから「勇者王誕生! -神話(マイソロジー)バージョン-」だったと思います。不確失礼。

「メロスのように-LONELY WAY-」はとても好きな曲ですが、もうそろろ別の曲が聴きたい所。「Fighters」や「FIRE WARS」とか。

 

-MC-

 

ショッカーさんが登場し恒例の「最後まで突っ走るぞー!!」と鼓舞。

魂ライブに行った事のある方なら解るであろう、熱気と名残惜しさが漂う独特の雰囲気に。

 

22:ボルテスVの歌/堀江美都子

 

定番中の定番。突き出される手の思い思いの振り付けは個性的なものあり、拳だけのものありで面白いです。

 

-MC-

 

普段ならこの後間髪入れずに「コン・バトラーVのテーマ」なのですが、ここで堀江さん一人で短めのMC。

「次はこの曲を聴いてください。ダルタニアース!!」

 

23:ダルタニアスの歌/堀江美都子

24:ゲッターロボ號/水木一郎

 

鮮やかな掛け声から始まった「ダルタニアスの歌」が終わると、また予想外な「ゲッターロボ號」のイントロ。

当の歌手である水木さんは正面の扉を両手で勢い良く、そして格好良く開け…過ぎて跳ね返ってきてしまい、

今度はゆっくりと開け直していました。

間奏ではこの曲の要、アップル・パイの二人に宜しくお願い異しますの意味を込めてのお辞儀。割とよく見られる良い光景です。

 

25:おれはグレートマジンガー/水木一郎 影山ヒロノブ

 

水木さんの歌の中ではこの曲が一番好きだという影山さんを呼び込んでの「おれはグレートマジンガー」。

この二人でそろそろ「STORM」も聴きたい所。間奏のバンド紹介では初めてDr.岩田さんが(愛称挟んでの)フルネームで!

 

26:鋼の魂/水木一郎 影山ヒロノブ 堀江美都子 MIQ

27:時を越えて/水木一郎 影山ヒロノブ MIQ 堀江美都子

 

激しい曲続きで水木さんが壊れるんじゃないかと心配になりながらも、異例の看板曲二曲続き。

案の定「時を越えて」で自分の歌う箇所を忘れてしまうというハプニングが! これもライブならでは。

毎度冷や冷やさせられる爆発の箇所ですが、今回は扉の前に数本の火(花の)柱が上がりました。

 

-アンコール-

 

歌手の皆さんが去る時の歓声はもちろん、バンドの皆さんが去る時にも感謝の歓声。

そして去り終えるのを確認してからのアンコール。こういった所が他のイベントと一線を画す所でもあります。

そしてステージに灯りが。

 

-MC-

 

ショッカーさん「スゥーパーロボットゥッ!」

客席「スピリィィィィッツ!!」

お決まりの合言葉で出演者全員登場。コーラス紹介。

いさおさんがいるという事で、次の曲をいさおさんメインで合唱。

 

28:ゲッターロボ!/ALL MEMBER

 

99年以来六年ぶりに定番意外の曲がこの位置に。

みなさんお待ちかねであろう、いさおさんのゲッタードリルももちろん披露。

 

-MC-

 

これからの予定や活動について各自からお知らせ。

ショッカーさんと水木さんのお約束のやり取り

「アニキ!」「あいよ」「やっぱり最後といえばアレですよね?」「これかい?」

もあり、いよいよ最後の曲へ。

 

29:マジンガーZ/ALL MEMBER

 

スーパーロボット魂といえばこの歌。

前奏では今回も影山さんが「マジー…」を伸ばすように手で合図し、「ゴー!」のキューを出していました。

出演者・観客全員でSRS最後の曲を大合唱。

 

最後にラインアップし、ショッカーさんの点呼で退場。

全員退場し終えると、ショッカーさんの後説(というか最後の鼓舞)があり、

「スゥーパーロボットォオッ!」「スピリィィィィッツ!!」でライブ終演。

そして客席から三本締め。

「スーパーロボット魂 2005"春の陣"」はこれにて終了となりました。

 

 

補足

・最初にメイン四人以外で中央扉から登場したのは遠藤さん。しかも堂々と。

 

・堀江さんの「って事で、どっスか?」

 

・アコギコーナーにて。

 水木さん「今日はちょっと母性本能(を誘うような物)出して見たんだけど」

 遠藤さん「出してたんっすか?」

 堀江さん「(水木さんを殆ど無視して)いいよ、遠ちゃん。もっと喋んな」

 

・水木さんがいさおさんに「どうせ俺は脚短ぇよ!」「人の歌でも何でも英語にして歌えば良いってもんじゃないの!」

 

・ラジオ・アニソン女子部に出演した際、米倉さんが「大杉さんみたいにコロコロとなりたい」と発言したと堀江さん。

 それを受けていさおさんが「え? コロコロとって丸くって意味じゃないの?」(本当は可愛く歳を重ねたいという意味)

 

・いさおさん45周年、アップル・パイ15周年とショッカーさんが紹介するのを水木さんが遮り、

 「ショッカーは今年25周年です」と魂ライブの影の功労者ショッカーさんをねぎらう発言に、会場から拍手&歓声。

 「ま、俺は中途半端な37周年ですけどね…」と呟く水木さん。

 

・夏の風物詩AJF、今年は九州まで遠征するという事で、MIQさんは「鳥取に来て! みんなで」と懇願。「砂漠で歌うんかぃ」と影山さん。

 

 

追記

今回の会場となったZepp Tokyoでは「AUDIENCE'S CUT 28 Zepp Live Files」という、

その日に行われたライブの自選写真集が作れてしまう素敵な通信販売がありまして、今回のSRSもその対象ライブでした。

 

ライブでの会話

ショッカーさん「今回のライブが写真集になるんですよ」

いさおさん「じゃあ、水木の裸が写っちゃうよ」

水木さん「裸なんかになってないって!」

 

ありませんでした、裸。

私達は自分で選ばずに「アーティストセレクション」というものを注文してみました。

楽屋ショットが主になっていまして、真剣に打ち合わせをするいさおさんや、叫ぶ水木さん

楽しそうに笑う影山さん、おまけ付お菓子を持って外を眺める遠藤さんなど

ステージでは見ることのできない姿が満載でした。

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