2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
KING SUPER LIVE 2015
15.6.20・21 さいたまスーパーアリーナ
出演/angela(atsuko KATSU) 上坂すみれ every▼ing!(木戸衣吹 山崎エリイ) 奥井雅美 小倉唯
陰陽座(黒猫 瞬火 招鬼 狩姦) カスタマイZ(GORO DAICHI HIROKI)
かなでももこ 喜多村英梨 小松未可子 佐藤聡美 高橋洋子 田村ゆかり
林原めぐみ 保志総一朗 堀江由衣 松澤由美 水樹奈々 宮野真守
森口博子 ゆいかおり(小倉唯 石原夏織) 米倉千尋 (五十音順)
演奏/KING SUPER LIVE BAND(G.河合英嗣 Dr.一ノ瀬久 Ba.山田裕之 G.江草一平 Key.山下洋介)
カスタマイZ(G.GORO Dr&Co.DAICHI Ba.HIROKI)
陰陽座(Ba&Co.瞬火 G&Co.招鬼 G&Co.狩姦) Dr.土橋誠
桃色男爵(G.増崎孝司 Ba.浜崎賢太 Dr.山口鷹 Key.河内肇 Sax.竹上良成)
G&Dr.KATSU Ba.Buono Dr.小島"じんぼちゃん"億洋
cherry boys(G.渡辺格 G.北島健二 Ba.坂本竜太 Dr.渡辺豊 Dr&Par.福長雅夫 Key.大平勉 Vio.門脇大輔) (登場順)
ダンサー/池田大 吉町祐也
植竹奈津美 Ca7 春日麻里 平栗ひろみ 西口知寿 Hit☆ 米内理紗 鈴木裕美 西川桃子 かほありじ 鈴木あゆみ
KEI AYIMI MiCHiRU mayu SHiZUKA MIRI (登場順)
キングレコードの主催による初のアニメソングに特化した大規模ライブ「KING SUPER LIVE 2015」。通称キンスパ。
キングレコード所属のアーティストはもちろん、キングレコードのアニソン・声優部門であるスターチャイルド所属のアーティスト、
かつてキングレコードに所属していたアーティストなど、総勢22組が集まり開催されました。
現在のアニソン界を牽引する水樹奈々さんや宮野真守さんなどはもちろん、
森口博子さんや高橋洋子さんなど、キングレコードのアニソン史を代表する方々の参加や、
何よりこういった大規模なアニソンライブにはまず出演されなかった林原めぐみさんや陰陽座の皆様がご出演という事で、
これは是非とも行ってみたいと思っておりました。
開催前より出演者の一組である四人組バンド、カスタマイZのメインボーカルHAMAさんが肺気胸を患われ、
病気療養のため不参加となり、GOROさん、DAICHIさん、HIROKIさんの三名での参加が告知されていました。
ライブは二日間にわたり開催されたため、曲目も一部を除き、両日共通のものが多く、
本レポートは二日間を合わせたものになっております。
そのため、一日目と二日目がごっちゃになってしまっている個所も多々あるとは思いますが、あらかじめご了承頂ければ幸いです。
会場は埼玉県にある多目的ホール、さいたまスーパーアリーナ。
アニソンフェス「Animelo Summer Live」等も開催されていたり、近年の特撮作品のロケ地としても知られている本会場は、
規模も観客収容数もとても大きく、今回も一日約2万5千人、二日間で5万人近くの観客が詰めかけたそうです。
さいたまスーパーアリーナはイベントの規模によっていくつかのタイプに変化し、
今回は会場を縦長に使用した「スタジアム エンドステージ1」という形態のようでした。
ステージは左右の端に登場口がある他、中央には凸型の出っ張り、いわゆるデベソがあり、アリーナ席の中頃まで続いていました。
ステージ上には窓が印象的な洋風のお屋敷のようなセットが設置され、ステージの中央の中頃にバンドのブース、
中央奥後方にはキングレコードのシンボルであるライオンを狛犬のように配置した像があり、
そこからステージ前方へと続く階段が用意されていました。
また両脇には大型モニターが設置されており、今回のライブのロゴが映し出されていました。
メインステージと対象側アリーナの一番奥には円形のサブステージが設置されていました。
開演までの間は「新世紀エヴァンゲリオン」や「機動戦艦ナデシコ」「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」など、
キングレコードが携わった作品の音楽の中からシンフォニックな趣のものが場内BGMとして流されていました。
開演時間からしばらく過ぎた頃、開演にあたっての諸注意がアナウンス。
途中から場内BGMが「エヴァンゲリオン」で印象的に流れていた「DECISIVE BATTLE」に変わり、
間もなく開演する事がアナウンスが流れると観客が拍手&歓声。
「DECISIVE BATTLE」の音量が高揚感を誘うように次第に大きくなった所で場内が暗くなり、いよいよ開演です。
00:SE
荘厳な音楽が流れる中、当日のライブグッズとしても販売され、また市販もされている
色を多彩に切り替えられるペンライト(キングブレード)が客席全体で青色に照らされ、とても綺麗な光景に。
このペンライト、近年のアニソンライブでは応援グッズとして定番になっており、
複数アーティストが参加する今回のようなライブでは、アーティストや楽曲のイメージカラーに合わせて色を切り替え、
その統制の整った様子はライブの演出の一部と言っていい程に綺麗な景色を作り出しています。
01:残酷な天使のテーゼ/高橋洋子
02:魂のルフラン/高橋洋子
音楽が流れ終わり、オープニングを飾るのは高橋洋子さんによるアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」オープニング。
アニソン史上に残る楽曲だけに、はじまると同時に会場割れんばかりの大歓声。高橋さんは男性ダンサーお二人を従え圧倒的な歌声を披露。
「残酷な天使のテーゼ」が終ると間髪入れずに「魂のルフラン」へとつながると観客の地響きのような歓声。
劇場版「新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH & REBIRTH シト新生」主題歌である本曲になると、
それまで青かった観客のペンライトが、作品の世界観を反映してか真っ赤になった光景には圧巻でした。
高橋さんが力強く歌われる中、ダンサーお二人がまるでEVA量産機のように高橋さんの周りを周っていたもの印象的でした。
03:ヒカリ (1.5C)/堀江由衣
04:Stay With Me (1.5C)/堀江由衣
オープニングの興奮が冷めない中、"ほっちゃん"堀江由衣さんが山車に乗ってアリーナ中頃より登場され、
アニメ「いぬかみっ!」のオープニング。 堀江さんの透き通るような歌声と熱狂的な声援が入り混じる中、
ゆっくりと山車が進み、堀江さんがサブステージへ。 続いて歌われたのはアニメ「DOG DAYS''」より
はかなげな歌声が魅力のエンディング。観客にマイクを向け「La La La」の大合唱は壮観でした。
05:【一日目】YAHHO!! (1.5C)/堀江由衣
【二日目】スクランブル/堀江由衣
再び山車に乗り、移動されながら歌われたのは、ご自身が作詞作曲された「YAHOO!!」。
演奏されたのはオリジナル版「YAHOO!!」なのですが、 観客の声援や合いの手でアニメ「かなめも」エンディングの
「かなめもver.」のように仕上がっていました。 二日目は曲が変わり、アニメ「School Rumble」よりオープニングに。
ここで一日目と違う楽曲が演奏された事もあり、観客大歓声。
堀江さんのチャーミングな扇動に合わせてUNSCANDALの皆さんよろしく、グルグル回る掛け合いで大盛り上がりとなりました。
06:嵐の中で輝いて/米倉千尋
-MC-
舞台はメインステージに移り、聞こえてきたイントロはOVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」よりオープニングで
"ちっひー"米倉千尋さんご登場。 小柄ながらもステージいっぱいのパワフルなパフォーマンスと
歌声を披露される米倉さんの底力を改めて実感いたしました。
ここで米倉さんがこれまで出演された高橋さんと堀江さんに触れ、自己紹介。
米倉さん「私は今歌った『嵐の中で輝いて』でデビューして20年目を迎えることが出来ました!!」
観客「ぉぉおぉおおおおおおおおおおおお」
米倉さん「この20年間でアニメソングは日本を代表する文化になりました。その歴史は今日ステージに登場される皆さんが作ってきました。
私も、その一人として同じステージに立てることをとても光栄に思っています!」
観客拍手。
米倉さん「これからもキングレコード生まれのアニソンシンガーとして、アニソンで愛や勇気を伝えていきます!!」
観客拍手。
米倉さん「みなさん、一緒についてきてくれますかああああ!?」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおお」
米倉さん「一緒に、夢の国を探しに行きましょう!!!」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおぉおおおおお」
07:WILL/米倉千尋
08:ミライナイト/佐藤聡美
歌詞になぞらえたトークからアニメ「仙界伝封神演義」オープニングのイントロが流れると観客大歓声。
ステージのデベソに向かう米倉さんの扇動での「君を信じていいですか」の大合唱はたまらない一体感でした。
続いては佐藤聡美さんのご登場で、ご自身のデビュー曲でもあるアニメ「生徒会役員共*」エンディング。
歌詞中の「オーライ!」の部分では、振り付けを交え原曲には無いアプローチで歌われるというライブならではの一幕もありました。
佐藤さん「キンスパ、最高かよっ!! 佐藤聡美でした!!」
09:一筋の光明/カスタマイZ
10:Our Steady Boy/ゆいかおり
舞台はサブステージに移り、「俺たちがカスタマイZだぁああ」と気鋭の若手バンド、カスタマイZの皆さんがせり上がりながらご登場。
GOROさんがボーカルでアニメ「シドニアの騎士 第九惑星戦役」先行上映版エンディングを
若さあふれる躍動感あるパフォーマンスで披露されました。 続いて会場を巡るピンクとライトブルーの照明がステージ両端を照らすと、
向かって左から小倉唯さん、右から石原夏織さんによる人気のユニット、 ゆいかおりのお二人がご登場。
デビュー曲でもあるアニメ「kiss×sis」エンディングを息ピッタリの可愛らしい歌声とダンスで披露され、観客を魅了されました。
11:赤いメモリーズをあなたに/かなでももこ
12:Black Holy/小松未可子
ゆいかおりさんが拍手と歓声で見送られて続いては、かなでももこさん、小松未可子さんがそれぞれデビュー曲を披露。
ライブの一日目に誕生日を迎えられたかなでさんはアニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」四代目エンディングを
なめらかなながら芯の強さを感じる歌声で歌われ、 続く"みかこし"小松さんはご自身が主人公を演じた
アニメ「モーレツ宇宙海賊」のスポットエンディングをキメの細かい歌声でしっとりと歌われました。
両曲とも激しい楽曲ではないからこそ、お二人のポテンシャルの高さを感じる次第でございました。
13:カラフルストーリー/every▼ing!
14:七つの海よりキミの海/上坂すみれ
雰囲気が変わり、木戸衣吹さん、山崎エリイさんのユニットevery▼ing!のご登場で、
お二人が主人公とその友人を演じたアニメ「レーカン!」オープニング。
メジャーデビューしたての初々しさあふれる力いっぱいのパフォーマンスでデベソの中央で会場を盛り上げていました。
every▼ing!のお二人が退場されると、軽快なベース音と共に、アリーナ席にピンクの巨大バルーンが何個も飛び交い、
サブステージからゴンドラに乗り"すみぺ"上坂すみれさん、キングレコードにちなんでライオン風の衣装でご登場。
アニメ「波打際のむろみさん」オープニング。アジテーター上坂さんのハラショーな歌声に応えるように
同志達の「むろみ」コールがすさまじかったです。
15:Baby sweet berry love/小倉唯
16:【一日目】Raise/小倉唯
【二日目】Coming Do!/小倉唯
続いては小倉唯さんがソロとしてご登場。ご自身がヒロインを演じたアニメ「変態王子と笑わない猫。」
の軽快で可愛らしい歌声のエンディング。 ソロ二曲目はアニメ「カンピオーネ!~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~」より
デビュー曲でもあるエンディング。大人な雰囲気の歌声が印象的。
二日目は「Raise」がアニメ「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」よりコロコロした歌声が特徴的なエンディング。
どの曲でも小倉さんの歌声に合わせた観客のコールの見事さを体感することができ、小倉さんの人気のほどを改めて実感しました。
17:YOU GET TO BURNING/松澤由美
-MC-
18:Dearest/松澤由美
アニメ「機動戦艦ナデシコ」オープニングのイントロが高らかに奏でられ、ミスマル・ユリカ艦長を思わせるお衣装で松澤由美さんがご登場。
松澤さんの歌声に合わせて、メインステージ前方の数か所で火が上がる特殊効果演出がおこなわれていました。「BURNING」だけに。
ご挨拶と曲紹介をはさみ、続いては劇場版「機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」よりエンディング。
松澤さんが持つせつなさ、はかなさを感じながらも凛とした強さも併せ持つような歌声が会場を包み込みました。
19:Shining tears/保志総一朗
ドライアイスが白く立ち込めるステージのデベソからせり上がって「みなさん、ぱっぴぃーー!!」と保志総一朗さんがご登場。
ゲーム「シャイニング・ティアーズ」およびアニメ「シャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンド」よりオープニング。
ペンライトで会場一面が青く光る中、保志さん独特の高音で時にしっとりと、時に力強く歌われる様子はとても素敵でした。
20:Give a reason/林原めぐみ
イントロが鳴るや会場割れんばかりの大歓声。ステージ中央奥後方より、いよいよ林原めぐみさんのご登場です。
主人公リナ・インバースを演じたアニメ「スレイヤーズNEXT」オープニングをあの頃と変わらない歌声で披露。
こういったライブにまず出演されない林原さんですが、とにかくパワフルなステージが印象的。
特に一日目は広いメインステージを左右端から端まで走りまわって歌われるというタフさを見せられていました。
21:【一日目】Over soul/林原めぐみ
【二日目】Northem light/林原めぐみ
-MC-
興奮もそのままにアニメ「シャーマンキング」オープニングが歌いはじまると、これまた割れんばかりの大歓声。
二日目は同じく「シャーマンキング」二代目オープニングに変わったので、また違った趣での大歓声が沸き起こりました。
二曲とも根強く支持され続けている曲だけに観客の歓声が物凄く、林原さんも観客に後押しされるようにしなやかに歌われていました。
ここで林原さんからこの後に20分の休憩があることがアナウンスされ、続いての曲へ。
林原さん「この曲を歌わせてくれるなら、さいたまスーパーアリーナに立つとわがままを言ったほどに大切な曲です。
今日このライブに来てくれた方々は10代から50代? 後半? くらいまで幅広い年齢の人がいると思いますけど、
みんな昔は子供でした。 ステージを作ってるスタッフキャストも子供でした。
大人でも子供でももうひと踏ん張りという思いを込めて、
全てはこれからはじまるという意味を込めて作った曲です。『JUST BEGUN』!!」
22:JUST BEGUN/林原めぐみ
アニメ「スレイヤーズ EVOLUTION-R」より林原さんのポジティブなメッセージがたっぷり詰まった最終回エンディング。
サビの部分では林原さんの扇動で、手を左右に振り、その振り付けが2万人規模で揃うの様子は実に壮観でした。
曲の中盤から数え切れない程の紙飛行機が舞い、林原さんはその一つを手にメインステージからデベソまで移動され、
前向きな歌声を会場全体に響かせられていました。
~休憩~
拍手の中、林原さんが退場されると、改めて休憩のアナウンスがあり、20分間の休憩へ。
その間、ステージではバンドのセッティングが変更されていました。
23:SE
しばらくして休憩時間が終了するアナウンスがあり、場内の照明が暗くなり、
妖しさを感じる音楽が流れる中、第二部スタートです。
瞬火さん「っ甲ぉ賀忍法帖ぉ!!」
24:甲賀忍法帖/陰陽座
殲。ベースの瞬火さんの一声から疾走感あるイントロが流れ、第二部の幕開けはアニメ「バジリスク~甲賀忍法帖~」オープニング。
途中からボーカルの黒猫さんと瞬火さんはステージのデベソに進行し、観客と一緒に熱狂の渦を作り上げていました。
黒猫さんの艶のある歌声は実際に生で聞くと一層あでやかで激しく、とても魅力的した。
瞬火さん「KING SUPER LIVE、第二部、是より開幕ぅううう」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおお」
瞬火さん「第二部も心ゆくまで、お楽しみくださぁああああああい!!」
25:凛麗/喜多村英梨
26:【一日目】Birth/喜多村英梨
【二日目】Happy Girl/喜多村英梨
陰陽座の皆さんのバント転換の間、ゴシックな音楽と共に大型モニターにはステンドグラスと
ゆっくりと落ちるガラス片が映し出された後は、 "キタエリ"喜多村英梨さんのご登場で
アニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」エンディング。
しっとりとした序盤から「もっと盛り上がっていきますよっ!!」と激しくなる後半へと独特の雰囲気ある歌声を響かせていました。
続いては荘厳なコーラスが印象的なアニメ「神さまのいない日曜日」オープニングを観客を激しくアジテートされながら歌われていました。
二日目は雰囲気ががらりと変わり、アニメ「パパのいうことを聞きなさい!」オープニング。
観客と共に「Happy Happy Girl」と振り付きで明るく歌われていました。
27:輪舞-revolution/奥井雅美
28:朱-AKA-/奥井雅美
-MC-
イントロと共に大歓声があがったアニメ「少女革命ウテナ」オープニング。主人公天上ウテナを思わせるお衣装で奥井雅美さんがご登場。
潔く、格好よく、という言葉にピッタリの奥井さんのスタイリッシュな歌声は、
二曲目のアニメ「アキハバラ電脳組」挿入歌「朱-AKA-」でもなお激しく、 観客のペンライトが会場を真っ赤に彩る中、
奥井さんはウテナの衣装を脱ぎ、ハードな歌声でまさにディーヴァの様に観客の高揚感を誘っていました。
奥井さん「ちょっとお水飲ませていただきたいのですが、お水飲んでる間、ちょっとみんなしゃべってて下さい」
観客笑。
29:【一日目】そうだ、ぜったい。/奥井雅美
【二日目】only one, No.1/奥井雅美
OVA「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコII」よりキングレコードの奥井さんの楽曲らしい、さわやかなオープニング。
奥井さんが歌われている途中でキングレコード時代の奥井さんをプロデュースされていた、プロデューサーの矢吹俊郎さん、
当時奥井さんのライブに参加されていた、ダンサーの山城陽子さんがサプライズでご登場。これには当時を知るファンから大歓声。
とても驚いていた様子の奥井さんは涙を浮かべ、声を震わせつつも歌おうとしていましたが、思わず声が詰まってしまう場面もありました。
二日目に歌われたのはTBS系バラエティ「ワンダフル」で放送されたアニメ「Di Gi Charat」より、
奥井さんのシャープな歌声が光るオープニング。 曲紹介された途端に観客のペンライトが
主人公のでじこことデ・ジ・キャラットの髪色の緑色になった対応の早さと一体感には脱帽でした。
30:SE
31:BREAK IT!/宮野真守
ここからいよいよライブも佳境にさしかかるという事で、アーティストが登場する前にオーバーチュア的な音楽が流れます。
まずはギターの響く特徴的な音楽に合わせ、両脇のスクリーンに合いの手を促す「HEY!!」という文字がリズミカルに映し出され続け、
期待感が高まった頃、ステージ中央のせり上がりからスーツ姿の宮野真守さんが飛び出してくると観客から大声援が送られました。
男性ダンサーの皆さんを従えて歌われたのは、アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」しなやかなオープニング。
宮野さんの「せーのっ!!」という掛け声で観客が「BREAK IT!」と合の手を入れる場面がとても印象的でした。
32:【一日目】オルフェ/宮野真守
【二日目】カノン/宮野真守
-MC-
宮野さんがステージのデベソにダンサーのみなさんと共に移動され、ダンスパートを挟んだ後、
アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%」オープニングへ。
二日目に歌われたのは、「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000%」の続編である
アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%」のオープニング。
どちらも曲が始まると共に響いた観客の女性陣の歓声が印象的。繊細な宮野さんの歌声と
長身を生かした躍動感あふれるパフォーマンスは圧巻でした。
宮野さん「それでは次が、ボクの最後の曲です!! 『シャイン』!!」
観客「きゃぁああああああああ」
33:シャイン/宮野真守
当時放送中の「うた☆プリ」最新作であるアニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ」より、
伸びやかな歌声を堪能できるオープニング。 ダンサーを従え楽しそうに踊る宮野さん。
曲中の「Feel me…」、「Touchi me…」の囁きにには女性ならずともクラっときてしまいます。
極め付け「Kiss me…」の部分では囁かずに投げキッスをかまされるものですから、約三万人を虜にされていました。
34:SE
35:Little Wish~first step~/田村ゆかり
36:Pleasure treasure/田村ゆかり
-MC-
宮野さんが退場されると、エレガントな音楽と共にステージがピンク色の照明で照らされ、
それに合わせて観客のペンライトもピンク一色に。 "ゆかり王国の姫"田村ゆかりさんが女性ダンサーの皆さんを従えてご登場。
アニメ「魔法少女リリカルなのは」より優雅でキュートなエンディング。
間髪入れずに流れるように歌われたのは、アニメ「魔法少女リリカルなのは ViVid」より、サビでの田村さんのダンスが軽快なエンディング。
田村さんのファンの総称であるところの"王国民"の皆さんを中心とした統制のとれた合いの手やコールはとても清々しく、圧倒されました。
田村さん「私はキングレコードさんにお世話になって、まだ日は浅いんですけど……」
観客笑。
田村さん「でも、"みっしー"こと三嶋さん(※)にはもう15年くらいお世話になっています。最近現場に来てくれないけど……」
観客笑。
※三嶋章夫さん:キングレコードで「魔法少女リリカルなのは」シリーズ等を手掛ける敏腕プロデューサー。
田村さん「そんな三嶋さんが数年前から実現したいといっていた今回のライブに参加させていただく事が出来てとても光栄です!」
37:【一日目】W:Wonder tale/田村ゆかり
【二日目】Fantastic future/田村ゆかり
田村さんのラストの曲。一日目はアニメ「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」よりエンディング。
二日目はアニメ「変態王子と笑わない猫。」のオープニング。 「W:Wonder tale」では軽快なロックにのせて田村さんの真骨頂ともいえる、
なめらかでチャーミングな歌声を披露され、 「Fantastic future」ではせつなげな田村さんの歌声に合わせ、
王国民を中心とした観客の勢いのある合いの手、コールが印象的でした。
38:SE
田村さんが退場されると、ステージが暗くなり、汽笛と共にサイバーな音楽が流れだし、
両脇のモニターには数列やメカニカルな映像が、 それに続いてCGで作られた機関車が映し出され、
その機関車がどんどん画面に迫って来たところで映像が途切れ、
ステージ上にはライオンの顔面の造形物が体全体を覆うお衣装のatsukoさん、
そして中世ヨーロッパの王子様のような恰好をしたKATSUさんと、
応援団のような白い学ラン風の衣装を着た女性ダンサーのみなさんのお姿が。
【一日目】
39:騎士行進曲/angela
-MC-
アニメ「シドニアの騎士 第九惑星戦役」オープニングのイントロが高らかに響きます。KATSUさんが太鼓を打ち鳴らし、
カビザシの様な杖を振りかざしたatsukoさんの「KING SUPER LIVEの騎士たちに告ぐ、総員共に歌ってほしい!!」という号令のもと
スクリーンに歌詞が映し出されると、観客一丸となって勇ましく大合唱するという、実に高揚感のあるたまらない一幕となりました。
atsukoさん「みなさん、こんばんガオー!」
観客「こんばんガオー!!」
atsukoさん「改めまして『ガンダムビルドファイターズトライ』のトライオン3です!!」
観客笑。
atsukoさん「間違えました。大空魔竜ガイキングです!!」
観客笑。
atsukoさん「また間違えました。本当はevery▼ing!ですっ」
KATSUさん「言うに事欠いて一番の若手の名前を……」
atsukoさん「すみません。ほんとうにすみません」
atsukoさん「angelaの"不動のセンター"ボーカルのatsukoです。アツコにー?」
観客「おまかせぇええええええ!! (手はピース)」
KATSUさん「ギターのKATSUです。ごめんなさいね。今日、ボク私服できちゃいました」
観客笑。
KATSUさん「すみませんね。自宅での開催なもんで。まさかボクの家に二万人の方が来てくれるとは」
atsukoさん「私もすみません。今日は全裸でー」
観客笑。
40:イグジスト/angela
-MC-
atsukoさんの「あなたは、そこにいますか?」の一声からアニメ「蒼穹のファフナー EXODUS」より刻むような高揚感のオープニング。
曲中印象的に登場する「Follow me Follow you」ではモニターに歌詞が映し出され、観客の掛け声を促していました。
更に後半にはatsukoさんの扇動で男性客、女性客、全体と順番に「Follow me Follow you」の掛け声を行う場面もありました。
ここでatsukoさんから次の曲を一緒に楽しむための振り付け講座があり、実際にアカペラに合わせて練習してみる事に。
atsukoさん「じゃあいきますよー!」
観客「ぉぉおおおおおお」
atsukoさん「……♪アニメじゃないっ!!」
観客「アニメじゃない!!」
atsukoさん「♪アニメじゃないっ!!」
観客「アニメじゃない!!」
atsukoさん&観客「♪ホントのこーとさぁー」
KATSUさん「なに気持ちよくなってんの? 違う違う、これはボクたちのじゃない。……なんか今『僕じゃない』みたいになったけど」
41:明日へのbrilliant road/angela
ちゃんとした練習をした後、angelaのデビュー曲でもあるアニメ「宇宙のステルヴィア」よりオープニング。
atsukoさんの世界観ある独特の歌声に合わせ、曲中でバンドとダンサー紹介も交えつつ、
観客も習いたての振り付けで一緒になって楽しんでいました。
【二日目】
39:シドニア/angela
-MC-
二日目はatsukoさんの号令で総員敬礼からのアニメ「シドニアの騎士 KNIGHTS OF SIDONIA」オープニング。
疾走感と緊張感が合わさった本曲はライブで体感するとより一層、臨場感たっぷりで実に格好いいです。
曲中でバンドとダンサー紹介が行われた後の「KNIGHTS OF SIDONIA」の掛け合いがまた鬼気迫る勢いでした。
atsukoさん「魂は燃えているかー!?」
atsukoさん「二人合わせてゆいかおりです!!」
KATSUさん「大丈夫です。今ならスターチャイルドがキングレコードの第三クリエイティブ部に頭を下げればいいだけの話です」
観客笑。
atsukoさん「みなさーん、こんばんKIIIIING!?」
観客「こんばんKIIIIING!?」
atsukoさん「こんばんKIIIIIIIING!?」
観客「こんばんKIIIIIIIING!?」
ここでatsukoさんから次の曲を一緒に楽しむための振り付け講座があり、実際に歌に合わせて練習。
さらに曲中の「Big bang」で観客に手を振り上げその場でジャンプするように指示した後、練習してみたり、
atsukoさん「いわゆるオワタ(\(^o^)/)のポーズですね」
二番の「Big wave」では客席前方から後方へ向けて、声を出しながら大規模なウェーブを作り出してみたり。
40:KINGS/angela
-MC-
atsukoさんの幻想的な歌声からはじまったのはアニメ「K」よりオープニング。振り付けやジャンプはもちろんですが、
ウェーブがとても壮観で、観客と一体になってライブを楽しもうというangelaのお二人の心意気を感じました。
atsukoさん「いやぁー暑いですねー。……汗が止まらないよー。あー!」
KING SUPER LIVE 2015のオフィシャルタオルを手にしたatsukoさん。
atsukoさん「タオルです。タオルと言えばあの曲です」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおお」
atsukoさん「練習はいりませんね! タオルでも拳でもキンブレでも一緒に振って踊って盛り上がってください!!」
41:Shangli-la/angela
angelaのお二人のコーナーラストはアニメ「蒼穹のファフナー」より代表曲ともいえるオープニング。
ライブではタオルを用いたパフォーマンスで会場が一体になるのが本曲。
今回ももれなく行われ、更に間奏部分ではライブタイトルを交えたコール&レスポンスも行われました。
42:SE
43:水の星へ愛をこめて/森口博子
-MC-
ステージ上が暗くなり、クリアで幻想的な音楽が会場に染みわたり、モニターには水が流れる様々なイメージ映像が流れ、
それがふっと終わると、続いては、森口博子さんがご登場。デビュー曲アニメ「機動戦士Zガンダム」二代目オープニング。
ペンライトが場内一面青く彩る中、透き通るような森口さんの歌声が会場全体に広がっていきました。
・ご挨拶された後、曲中、会場がペンライトで一面青くなったことに触れた森口さん。
森口さん「すごーい。水の星だね。まるで宇宙にいるみたい。ありがとうございます!」
・この年にデビュー30周年を迎えた森口さんに観客から拍手が贈られました。
森口さん「ありがとうございます。ちょっと拍手でアンケートととってみましょうね。30年前、まだ生まれてなかった人ー?」
30代以下の観客拍手。
森口さん「すくすく育ってるねー。じゃあ30年前生まれていた人ー?」
30代以上の観客拍手。
森口さん「同世代、同世代。昭和のにおいと平成の融合だよね!!」
・森口さん「私がデビューした30年前、レコード店にはアニソンのコーナーというのはありませんでした。
今は多くの人に愛されて、世界にも発信する日本の文化にもなりました。
それはここにいる皆さんがずっと応援し続けてくれたことと、84年の歴史を誇るキングレコードがあったからです!」
観客「ぉぉおおおおおお」
森口さん「キングレコード、大先輩のペギー葉山さんをはじめ色んな方々が歴史をつくられてきたおかげです」
・森口さん「一ついいですか?」
観客「ぉぉぉおおお」
森口さん「ヒロコと言えばー?」
観客「おぉお?」
森口さん「あぁ、間違えた。なんだっけ、さっきあっちゃん(atsukoさん)が言ってた……あ、そうだ。ヒロコにー?」
観客「おまかせぇええええええ!! (手はピース)」
森口さん「パクっちゃいました」
観客笑。
・森口さん「高校卒業と同時に『ガンダム』の主題歌でデビューしたものの、その後は鳴かず飛ばずで
ついに事務所から歌手としての引退勧告をされ、その時『なんでもしますから』とバラエティの仕事をするようになりました。
それでも、どうしても歌手の仕事がしたかった私を救ってくれたのが『ガンダムF91』でした」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおお」
森口さん「その『F91』の主題歌をこの度、30周年記念のシングルのカップリング用に新しくレコーディングしなおしました」
観客「ぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおお」
森口さん「今日はオリジナルバージョンを一音入魂でお届けします」
44:ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~/森口博子
静かなイントロから始まったのは映画「機動戦士ガンダムF91」より主題歌。
メインステージの中心部が森口さんを乗せたまませり上がっていき、
ステージから約7メートルの高さでやさしくも力強く歌い上げる森口さんの姿は、曲の世界観と相まってとても幻想的でした。
45:SE
46:Synchrogazer/水樹奈々
47:【一日目】終末のラブソング/水樹奈々
【二日目】禁断のレジスタンス/水樹奈々
シンフォニックとロックのビートが入り乱れる音楽が流れ、様々な色の強いレーザー照明が会場中を照らす中、
デベソ先端のせり上がりからワイヤーにつられて飛び出し、そのまま上空に宙乗りになって水樹奈々さんご登場。
水樹さんのイメージカラーである青色のペンライトが照らす中、アリーナ上空を舞いながら歌われたのは、
アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」オープニング。途中でステージへと着地され持ち前の強く伸びやかな歌声を披露されました。
ギターソロに続いてはご自身が主役のアンジュを演じられたアニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」二代目エンディング。
二日目はヴァイオリンソロから同じく「クロスアンジュ」より初代オープニングを歌われたのですが、
両局とも曲中でステージを左右の端から端まで走りきり、すぐに歌われるというタフさで、ポテンシャルの高さを見せつけられました。
48:ETERNAL BLAZE/水樹奈々
-MC-
ノンストップでアニメ「魔法少女リリカルなのはA's」より水樹さんの代表曲ともいえるオープニング。
ピアノの静かなイントロが演奏されると、観客のペンライトが青からウルトラなオレンジに変わるのも見所。
疾走感とドラマチックさが入り混じる楽曲を表現力豊かに歌い上げる水樹さんの歌声は、観客の勢いも相まって凄い迫力でした。
水樹さん「先程、森口さんがおっしゃってましたが、キングレコード84年の歴史があります。
その中でも、今日がはじめてのキングレコードと銘打ってのフェス。そんな歴史的な日に立ち会えてうれしいです!!」
観客拍手。
水樹さん「みなさん、もうはじまってから結構長い時間立ちますけど、このまま終わるわけにはいきませんよねぇ?」
観客「ぉぉおおおおおおぉおぉおおおお」
水樹さん「それでは、ここからスペシャルコラボレーションです!!」
観客「ぉぉおおおおおおぉおぉおおぉっぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
49:ハッピー☆マテリアル/上坂すみれ 佐藤聡美 小倉唯 石原夏織 かなでももこ 木戸衣吹 山崎エリイ
ここからはキングレコードが発表した様々な楽曲を、今回の出演者がカバーするという今回ならではのコーナー。
水樹さんのコーナーでライブも終わりと思っていただけに、うれしいサプライズでした。
まずはアニメ「魔法先生ネギま!」より発表当時さまざまな話題を呼んだオープニングを
上坂さん、佐藤さん、小倉さん、石原さん、かなでさん、木戸さん、山崎さんの若手チームが歌唱。
二台の山車にわかれて乗り、観客の歓声に手を振りながらにぎにぎしく、かしましく元気いっぱいにアリーナをまわられていました。
50:for フルーツバスケット/堀江由衣 田村ゆかり 喜多村英梨 小松未可子
続いてはがらりと雰囲気が変わりアニメ「フルーツバスケット」より、やさしさあふれるオープニング。
イントロで歓声と溜息の混ざった声が起こりました。
メインステージに椅子が設置され、堀江さん、田村さん、喜多村さん、小松さんの中堅チームがしっとりと披露。
まずは田村さん、続いて喜多村さんと、それぞれが一節ずつソロで歌い継いでいき、
その次に本作の主人公、本田透を演じた堀江さんが歌いだされると、観客の地響きのような歓声が沸きました。特に一日目。
そしてサビでは四人全員で歌われるほか、二番からは二人一組で歌っていったのですが、
現在活動休止中のユニット"やまとなでしこ"として活動していた堀江さんと田村さんが一緒に歌う場面でも
ものすごい歓声が沸きました。特に二日目。とても好きな曲でして、今回まさか歌われるとは。しかもこの組み合わせ。感激しました。
「刹那・F・セイエイ、ガンダム、出る!!」
「キラ・ヤマト、フリーダム、いきまぁあああああす!!」
51:翔べ! ガンダム/保志総一朗 宮野真守 KATSU
保志さんがアニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズ、
宮野さんがアニメ「機動戦士ガンダム00」でそれぞれが演じられた主役の声で発進の掛け声から、
サブステージに設置されていた白と黒の大きなバールン数個が破裂し、保志さん、宮野さん、そしてKATSUさんの男性陣がご登場。
アニメ「機動戦士ガンダム」のオープニングを保志さん、宮野さんが歌い、KATSUさんが太鼓を打ち鳴らしながら会場と大合唱。
間奏では宮野さんが刹那の名セリフ「俺がガンダムだ!」を繰り出すと、負けずに保志さんも「ボクがガンダムだ!」と応戦。
そのやりとりの応酬が続き、マイクを向けられたKATSUさんが「オレ関係ねぇ!!」と言う場面も。
宮野さんが「ガンダァアアム!!」と叫びまくったり。
曲が終わって大歓声の中、せり上がりを降りていく宮野さんが初代ガンダムの主人公アムロ・レイのセリフである
「こんなにうれしいことはない」を呟いたり。
52:【一日目】RHYTHM EMOTION/森口博子 米倉千尋 松澤由美 atsuko 水樹奈々
【二日目】JUST COMMUNICATION/森口博子 米倉千尋 松澤由美 atsuko 水樹奈々
-MC-
サブステージからメインステージデベソの先端に舞台は移り、このコーナーのラストへ。
森口さん、米倉さん、松澤さん、atsukoさんのシンガーのみなさんと水樹さんによるアニメ「新機動戦記ガンダムW」二代目オープニング。
二日目は同じく「ガンダムW」より初代オープニングを歌われたのですが、二日間とも抜群の安定感で魅了する皆さん。
間奏ではatsukoさんによるメンバー紹介を交えたりと、お祭りらしく、みなさんとても楽しそうに歌われていました。
【一日目】
森口さん「ここでもう一度、アーティストの皆さんをお呼びしたいと思います」
観客「おぉおぉおおおおおおお」
森口さん「じゃあ、みんなで"キンガーズ"って呼んでくださいね」
水樹さん「え、いつからそんな名前に?」
森口さん「今、決めちゃいました! せーのっ!」
観客「キンガァアアアアアアアズ!!」
観客の声を受けて、今回出演者の皆さんが勢ぞろい。カスタマイZのみなさんはサブステージを担当されていました。
林原さん「キンガーズて!!」
宮野さん「俺がキンガーズだっ!」
atsukoさん「いやいや私だ」
森口さん「いやいやいや私だ」
米倉さん「いやいや私だ」
宮野さん「じゃあどうぞどうぞ」
観客笑。
森口さん「じゃあ、ここからの進行は年功序列でめぐ姉!」
林原さん「ウソだよ! 森口さんの方が……」
観客笑。
ここからは出演者の皆さんからそれぞれ一言づつコメント。
・キンガーズでもありスタチャーズでもある小松さん。
小松さん「ライブ前に林原さんが皆さんの楽屋にもっちもちのパンを差し入れてくださいました!」
宮野さん「美味しかったねー」
観客歓声。
林原さん「ほら、あたしコワくないでしょ!? コワくないでしょ!?」
観客笑。
・保志さん「みなさん、ぱっぴぃーーーーーーーーーーーーー!!」
観客「ぱっぴぃーーーーーーーーーーーーー!!」
保志さん「みなさんありがとうございます」
宮野さん「ぱっぴー」
保志さん「あ、宮野君も、ありがとう。今日は男性陣が少ない中、宮野君とKATSUさんとコラボできて嬉しかったです。
個人的には、林原さんとここに立てたことが凄くうれしいです」
と、林原さんが保志さんに歩み寄り、ハグをされると、観客から歓声が起こりました。
保志さんは1991年からこの年の3月まで24年間放送されていた林原さんのラジオ「林原めぐみのHeartful Station」で
長年三代目アシスタントを務めていらっしゃいました。
・高橋さん「(可愛らしい声で)みなさんこんばんはー。たかはしようこでーす!!」
観客笑。
高橋さん「(地声で)失礼しました。可愛らしい皆さんに交じってどうやって挨拶したらいいかわからず、昨日は眠れませんでした」
観客笑。
高橋さん「今日は皆さんありがとうございました。一番最初に歌わせていただきました。覚えておいででしょうか?」
・林原さん「前のステージだけじゃありません。後ろにはカスタマイZがいますっ!」
と、サブステージのカスタマイZのみなさんもひとことずつご挨拶。
みなさん胸がいっぱいになってうまく言葉が出ず、勢いで乗り切るすがたが若々しくて良かったです。
・森口さん「このステージに立っているのは下は高校生。上は40ホニャララ歳まで幅広い年齢です」
・田村さん「とてもとても緊張したのですが、皆さんのおかげでなんとか吐かずにいられそうです」
観客笑。
・宮野さん「まだまだペーペーの自分が、ここにいる皆さんと同じステージに立てて『こんなにうれしいことはないっ』と……」
観客笑。
・米倉さん「皆さん憶えていますか? 三番目に歌った米倉千尋です!! みなさん、キンスパの中で輝きましたか!!」
観客「ぉぉぉおおおおおおお」
・atsukoさん「every▼ing!さん、私はステージで『こんばんはevery▼ing!です』と自己紹介をしてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした」
言うや否や土下座をするangelaのお二人と、先輩のその姿に平身低頭するevery▼ing!のお二人。
木戸さん「いえいえ、むしろありがとうございますー」
山崎さん「とんでもないですー」
・atsukoさん「こうして洋服を来て出ることが出来ました」
観客笑
atsukoさん「一つだけ言いたいことがあります。……風が語りかけます。うまい。うますぎる!」
atsukoさん&観客「十万石まんじゅうー!」
KATSUさん「十万石まんじゅうて、さいたまローカルのお菓子のCMでしょ!!」
観客笑
atsukoさん「ここなら言っても皆さんがわかってくれると思ったんで」
※ちなみに二日目では上坂さんが「七つの海よりキミの海」の曲中で十万石まんじゅうのフレーズを叫ばれていました。
・KATSUさん「これをやらないと一生後悔すると思うんでやっていいですか?
宇宙世紀……0079……諸君らの愛してくれたガルマ・ザビは死んだっ。なぜだっ!!」
観客「坊やだからさぁあああああああああああああ!!」
KATSUさん「立てよ国民!! キンガーの騎士たちよ!! ジィイイイイク・ジオン!!」
観客「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
KATSUさん「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
観客「ジィイィィィィイイイク・ジオン!!」
KATSUさん「ジィイィィィィイイイク・キンガァアアアズ!!」
観客「ジィイィィィィイイイク・キンガァアアアズ!!」
KATSUさん「ジィイィィィィイイイク・キンガァアアアズ!!」
観客「ジィイィィィィイイイク・キンガァアアアズ!!」
KATSUさん「あえて言おう! KATSUであるとッ!!」
※ちなみに二日目では「シドニア」の曲中で観客との「ジークジオン」の掛け合いが行われました。
・林原さん「……ガンダムパイロットとしてはジオンはちょっとヤだけどね」
観客笑。
・喜多村さん「……やりづらいっす。先輩……」
観客笑。
喜多村さん「なんとコラボでリアタイで見ていたフルバを歌わせてもらえて……もー、"めろ~ん"で"ホァァー"で"みかこし民"でした!!」
観客歓声。
喜多村さん「みんなーいーいだろーぉおぅぇ!! ジィィック・キタエリッ!!」
喜多村さん&観客「ジィィック・キタエリ!! ジィィック・キタエリッッ!!」
・喜多村さん「じゃあ次。しゅがぁ」
佐藤さん「はーい。みなさん覚えておいででしょうか? 四番目に歌いました佐藤聡美です。今日は脚から頭まで心臓になった心地でした」
・挨拶の前から険しい表情だった木戸さん。一生懸命話をまとめようとするも、
途中で感極まって泣き出してしまい、山崎さんにフォローされる場面も。
・そんなevery▼ing!のお二人の可愛らしい挨拶の直後に挨拶されたのが、陰陽座代表の瞬火さん。
瞬火さん「美しく、可愛らしい声をお持ちの方々の後に、むさくるしい声で失礼します……」
観客笑。
【二日目】
二日目も森口さん発案の「キンガーズ」コールで出演者の皆さんが勢ぞろい。
カスタマイZのみなさんは一日目と同じくサブステージを担当されていました。
森口さん「じゃあ、ここからの進行は年功序列でめぐ姉!」
林原さん「……なにかが誤魔化されている気がする。でも先輩の言葉には従いましょう」
観客笑。
林原さん「長時間有難うございました。お世辞ではなく、凄いのは君たちです。我々は休憩あるからね。君たち立ちっぱだもん!」
・ここからは出演者の皆さんからそれぞれ一言づつコメント。
・「会場のみなさんの顔が見たい!!」とステージの右から左へとダッシュされた、ガッツあるかなでさん。
・上坂さん「はじめてお目にかかる方の中には"かみさか"か"うえさか"かどっちだよと思ってる方もいるかもですが"うえさか"です!!」
・上坂さん「私はミリタリーが好きで、キングレコードさんといえば、軍歌のCDを沢山出している印象なんですけれど、
軍歌と言ったらキングレコード!! これはマジです! その軍歌から歴史を重ね、世界で支持されるアニソンへと続いているのは、
長い歴史のキングレコードさんならではだと思います」
・小松さん「昨日に引き続き、楽屋に林原さんより差し入れをくださいました。昨日はもっちもちのチーズのパン! 今日は! 漢字ドリル!!」
観客笑。
宮野さん「あれねー」
小松さん「さらに、入浴剤まで!! 癒されます!」
宮野さん「癒されます。お風呂はいりてー」
観客笑。
・松澤さん「キンガーズの松澤由美です。私はさいたま出身なのですが、まさかこの会場で歌えるとは思わず。とても嬉しかったです!」
・保志さん「たくさんのぱっぴぃーをありがとうございます。やっぱり、ここに林原さんと一緒に立てた事が何よりうれしかったです」
観客が拍手する中、保志さんに近づき抱擁される林原さん。
林原さん「皆さんこんばんは、林原めぐみです。一週間のご無沙汰いかがお過ごしだったでしょうか」
ラジオ「林原めぐみのHeartful Station」の挨拶をそのまま披露されると、観客から大歓声が起こりました。
・堀江さん「みなさん覚えていらっしゃいますでしょうか? 二番目に歌いました堀江由衣、17歳です!」
観客「ぉぉっぉおおおおおおおおおお」
堀江さん「なかなかこうして皆さんの前でお礼を言える機会がないので、今日は日ごろの感謝を込めてお礼を言いたいとも思います!」
林原さん「まさか、マイクなしで?」
堀江さん「後ろの方、全然聞こえなかったらごめんなさい?」
観客が静かになる中、マイクを下ろす堀江さん。
堀江さん「ありがとおおおうございましたぁあ゛ああああああああ」
渾身の生声に観客大歓声。
堀江さん「ごめんなさい、ぜんぜん可愛い声じゃなくて」
林原さん「大丈夫。大丈夫。17歳だったよ」
・林原さん「姉さん、おまたせ」
高橋さん「(可愛らしい声で)みなさんこんばんはー。たかはしようこでーす!!」
すかさず高橋さんの首に腕を回して絞める林原さん。
高橋さん「(地声で)失礼しました。どうやって挨拶したらいいかわからず、昨日も眠れませんでした」
林原さん「ウソウソ」
高橋さん「ウソをつきました」
観客笑。
・GOROさん「カスタマイZはもう一人、ボーカルのHAMAというメンバーがいるのですが、
現在肺気胸という病気の療養中のため、お休みしています。
いつか四人でも皆さんの前に立ちたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします!!」
・林原さん「続いて、姫っ」
水樹さん「ハイ姉さんっ。今回のライブ、楽しみでもあり不安でもあったのですが、
数日前に保志さんから『奈々ちゃん不安だよ』と電話をいただきました」
観客笑。
保志さん「奈々ちゃんは平気かも知れなかったですけど、僕は不安でしたよ」
水樹さん「いえいえとんでもない。保志さんが不安と知って、不安なのは私ひとりじゃないんだと安心しました」
林原さん「アンタ、なぐさめてくれる人を選んで電話したわねっ!!」
宮野さん「あらー」
観客笑。
保志さん「だって……もう一人立ちしたんだし……」
林原さん「……後で来なさい」
観客笑。
・水樹さん「今回も飛ばせていただくという事で、楽屋でずっと筋トレしてたんですけど、
最後の『ETERNAL BLAZE』でお尻がつってしまいまして……」
観客笑。
水樹さん「ずっとお尻がつったままで歌っていたんですが、皆さんの声援のおかげで歌い切ることが出来ました」
・森口さん「今日『水の星』のイントロで出てきたとき思ったんだけど、昨日より会場の熱気が凄いの。モワってたの!」
・奥井さん「デビュー22年でキングさんにお世話になったのは半分くらいですが、
今アニソン界で歌を続けていられるのは、間違いなくキングでの日々があったからこそだと思います」
・田村さん「10年以上前、まだまだ新人の頃にアニソンのカウントダウン番組をやっていたのですが、その頃にたくさん聞いていた曲を
今回聞けたり、コラボできたりするとは思いませんでしたし、
10何年後にこうしてステージに立っていられるとは思いもしませんでした」
・宮野さん「楽しいですかぁーっ!?」
観客「おぉぉぉおおおおおお!!」
宮野さん「楽しいですかァーッ!!」
観客「おおおっぉぉおおおおおお!!」
宮野さん「ウォイッ! ウォイッ! ウォイッ!」
観客「ウォイッ! ウォイッ! ウォイッ!」
宮野さん&観客「ウォイッ!! ウォイッ!! ウォイッ!! ウォイッ!! ウォイッ!! ウォオオイ!!」
宮野さん「まぁ特になにもないんですけども……」
観客笑。
・宮野さん「今日は奈々さんが飛びましたが、僕もちょっとだけ飛びました。フライングじゃなくてジャンプですけど。
すごく力が入ってしまって、飛びすぎてしまいまして……なかなか地面に着かない」
観客笑。
宮野さん「あ、あ、どうしようどうしよう、あ、あ、着く、あ……ドヤ顔っ」
観客笑。
宮野さん「ドヤ顔って大事だと思いました」
・背が高い宮野さんの真横にいた小柄な米倉さん。
米倉さん「みなさん、見えてますか?」
宮野さん「上の方からすみません」
米倉さん「いえいえ、こちらこそ下の方からすみません」
・林原さん「次、angela!!」
atsukoさん「……♪Happy Happy Girl~Happy Happy Girl~」
振り付きで歌うatsukoさんの前に振り付きで割って入る喜多村さん。
・atsukoさん「ゆいかおりのお二人、私はステージで『ゆいかおりです』と自己紹介をしてしまいました。本当に申し訳ありませんでした」
小倉さん「いえいえ」
石原さん「いえいえ」
KATSUさん「ホントすみませんねー。見た目やキャラクターまでパクってしまってー」
観客笑。
・atsukoさん「我々かつては路上ライブなどをしてました。この会場の近くのけやき広場でも歌っていたインディーズの頃、
どこの雑草かわからない我々をキングさんは拾ってくださいました。
しかも根っこから丁寧に拾って温室で育ててくださいました。するとっ! 変な花が咲きました!!」
観客笑。
・KATSUさん「デビューしたての頃に、"ニンニクラーメンが好き"で"こういう時、どんな顔したらいいかわからない"先輩からの
励ましのお言葉があったからこそ、今の自分たちがいます」
宮野さん「その人ではないんじゃ……」
KATSUさん「そんな我々にも後輩が出来ました。今日はちょっと先輩らしい事を言わせてください!
このキンガーズで一人だけステージに上あがれていない出演者がいます。
HAMA!! 関係者席かどこかで見てるんだろ? 羨ましいだろ? 悔しいだろ!?
カスタマイZ!! おまえらサブステージでいいのか? メインステージに来たいだろ! 上がってこい! オレたちは待ってるから!!」
DAICHIさん「……ありがとうございます! 泣きそうです」
観客拍手歓声。
・喜多村さん「先輩……昨日とは違う意味でやりづらいっす」
観客笑
atsukoさん「でも私は『Happy Girl』が聞けてとても嬉しかったよー」
喜多村さん「そうっスか? そうっスかー!? そうです! 私が"Happy Girl おねえさん"喜多村英梨でぇーすっ!!」
観客歓声。
・喜多村さん「今回の私の出番……"ゴッド"陰陽座の皆さんと"世界を革命する"奥井雅美さんの間ですよ!! わかります?」
観客笑。
喜多村さん「なんか今日は昨日よりすごい緊張してたんですけど、今日で終わってしまうという寂しさもあって、
自分が幼少期からリアルタイムで聞いていた曲、特に奥井さんの……………」
感極まり声が震えて言葉に詰まってしまった喜多村さん。
喜多村さん「ッ!! ヤバい!! ヤバい!! ……自分の人生で好きだった楽曲の…………違う!!
こんなキャラじゃないのに!! あー!! あー!! あー!! お前らッ!! twitterに書くんじゃねえぞっ!!」
林原さん「なんだそのツンデレはっ!!」
観客笑。
・喜多村さん「あのっ、二つお願いがあって"Shining tears おにいさん"こと保志さんに
『Happy Girl』の節で♪ぱっぴぃぱっぴがーるって言ってもらっていいですか?」
観客笑。
林原さん「そこかよっ!」
宮野さん「そこなの!? 聞きたいけどー」
保志さん「別にいいですよ」
宮野さん「え、いいの!?」
観客笑。
保志さん「保志総一朗、いきまーす!! ♪ぱっぴぃぱっぴがーる ぱっぴぃぱっぴがーる(振り付き)」
観客「ぉぉおおおおおおおおおおお」
宮野さん「ナイスぱっぴぃー」
喜多村さん「ぁぁああありがとうございます!! ホントに!! ギャラ払えないっすけどっ」
保志さん「大丈夫。ノーギャラで」
喜多村さん「ありがとうございます!!」
宮野さん「ナイスぱっぴぃー」
・喜多村さん「お調子乗りですみません。お調子乗りついでにもう一つ、あのぉ、ジェラ先輩がやってたウェーブ。
あれ見ててぇー、うわっかっけぇー、超やりてぇーって思ってましてぇー」
奥井さん「ジェラ先輩……」
KATSUさん「雑ぅ。キタエリのいじり方、雑なんスよ」
atsukoさん「リスペクトしてっ」
喜多村さん「あ、でもこういうのって出演者みんなでやったほうが良いんすかね? どうしよ……」
KATSUさん「やっちゃえよ」
林原さん「やっちゃえ、やっちゃえ」
喜多村さん「マジっすか。うへへー。じゃあアタシ、デベソ行こー。」
ステージデベソに向かう喜多村さん。
喜多村さん「あれ、でもここだと前のお客さんがあれだから……やっぱりあっちで……」
林原さん「キタエリ! いけッ!!」
喜多村さん「ハイ!!」
この後、「キンスパウェーブ」の掛け声で再びウェーブが二発行われました。
喜多村さん「すみません先輩、時間とらせました」
林原さん「大丈夫、大丈夫!」
宮野さん「おもしろかったよー」
・佐藤さん「何を言おうか考えてたんですけど、今のウェーブでどこかへ行ってしまいました。
大丈夫です! キタエリ先輩、やりづらくないです!!」
観客笑。
佐藤さん「ソロでのライブはサイリウムを使わないライブだったのですが、今回みなさんの光を見ていてとても胸が熱くなりました」
・二日目の陰陽座さんのトーク担当は黒猫さん。
黒猫さん「こちらにいらっしゃる錚々たるアーティストの皆さんのステージ、そして会場の燃えるアニソン魂、感激しました!!」
53:Get along/キンガーズ
ラストを飾るのはアニメ「スレイヤーズ」より林原さんと奥井さんが歌われたオープニング。今回のライブで是非とも聞きたかった一曲。
林原さんが一言目を歌い出したあとは、出演者が順番にパートを担当。
カスタマイZの皆さんはサブステージで跳ねまわりながら元気にアジテート。
米倉さんと松澤さん、保志さんと宮野さん、喜多村さんと小松さん、ゆいかおり、every▼ing! というように、
それぞれペアで歌われるなか、田村さんと堀江さんがペアで歌われるとまたもや大歓声が起こりました。特に二日目。
最後の「夢にむかい歩き続けていく」の部分をでオリジナルの林原さんと奥井さんがそれぞれ歌われると観客からさらに大歓声が起きました。
拍手の中、出演者の皆さんがそれぞれに観客に言葉を残しながら退場されていき、「KING SUPER LIVE 2015」は終演となりました。
初の試みとなったキングレコード所属、出身のアーティストのみで行われた今回のライブ。
アニメソングムーブメントの最前線で活躍されている方々と、これまでの歴史をつくって来た方々とが、
ひとつのレーベルというくくりのなか、これだけの規模で一堂に会するというのも、なかなかないと思います。
特にこれまでご自身のラジオのイベント以外ではライブやステージで歌を披露することがとても少なかった
林原さんの参加はとても印象深く、貴重なステージを拝見することが出来ました。
同じようなアニソンの一大ライブとしては「ANIME JAPAN FES」や「Animelo Summer Live」があります。
この二つのライブはレコード会社を複数社股にかけているイベントなので、
今回のいちレコード会社主催のイベントとは根本的な所では違うとは思うのですが、
そういった側面からではなく、単純にひとつの大型アニメソングイベントとしてみてみた場合、
30代~40代以上のファンへ向けて、歴史をつくってきた方々の、"歌"に特化した「ANIME JAPAN FES」、
10代~20代のファンをターゲットにしたアニソンの"今"を体感でき、演出の妙が光る「Animelo Summer Live」と比べると、
「KING SUPER LIVE」は30代のファンをメインに据え、出演者、世代的にも、ライブ自体の雰囲気も、
ちょうど「ANIME JAPAN FES」と「Animelo Summer Live」のちょうど中間に位置する印象で、とても差別化されていたと思います。
また、個人的には2万人規模のアニソンライブに行くことがそれほど多くなく、
観客のペンライトや合いの手、コールなどで会場が一体になっていく様子はとても興味深く、楽しませていただきました。
大規模なライブなのでそう頻繁には開催されはしないとは思うのですが、
キングレコードが85年を迎える来年もまた開催していただければ嬉しく思います。
サプライズゲスト(一日目のみ)/矢吹俊郎 山城陽子
補足
・一日目は特に林原さんや米倉さん、上坂さんはテンションが高く、振り切ったパフォーマンスで勢いと力強さを感じ、
二日目になると少し落ち着いた雰囲気になった分、ラスト前のトークでそれぞれの思いのたけを話されていたのが印象でした。
・ライブによって司会の方がいて正解な時といなくて正解な時がありますが、今回は司会を設けなかったのが大正解だと思います。
司会がいないからこそ何が飛び出してくるかわからないわくわくがありましたし、出演者で作り上げている感じがいたしました。
・「高い所から失礼します! スターチャイルドでおなじみ、キングレコードでおなじまない、上坂すみれでございます!」
・「KING SUPER LIVE、保志総一朗、がんばってます!!」「KING SUPER LIVE、保志総一朗、楽しんでます!!」
・林原さんの衣装がTシャツにジーンズ姿という飾らないスタイルで、とても"らしい"と思いました。
・ギターを持って登場されるも、途中で置いちゃって奥井さんと共にデベソへ行き、ノリノリの矢吹さん。
・二日目の「翔べ! ガンダム」での登場時、保志さんと宮野さんは役名ではなくご自身のお名前に変えられていました。
・田村さん「今回はちょっとよそ行きのお利口さんな私ですけど、ソロのライブではもうちょと気が抜けていると思います。
もし興味を持たれた方がいましたら、是非ゆかり王国に足を踏み入れてくれたらうれしいです。大丈夫、怖くない」
観客笑。
・宮野さん「初代ガンダムは関係ないのに、
初代の主題歌を歌うガンダムパイロットたち……そして太鼓を叩くガンダムとは関係ない人……」
観客笑。
宮野さん「あなたはそこにいますか?」
・喜多村さん「得意分野はドヤ顔と態度がデカいのとふてくされるです」
・奥井さん「今回、林原さんと10年以上ぶりに同じステージに立てた事がとてもう嬉しかったですし、
もっと久し振り20年ぶりくらいに、かつて一緒にコーラスをしていた高橋洋子ちゃんと一緒になれたのも嬉しかったです」
・宮野さん「今日でキンガーズは卒業ですが……」
観客「ぇえええええええええ」
宮野さん「残念です。このメンバーが集まるのは難しいですが、僕は願います。ネオキンガーズとして全員が集まることを!!」
観客「ぉぉおおおおおおお」
・atsukoさん「ふざけた事ばかり言っていますが、本当は協調性もある、人に気を使えるいいユニットでなんです!!」
・KATSUさん「今回のメンバーでangelaの立ち位置は中間管理職だと思っています」
・林原さん「キングレコード84年の歴史。84年でこれやっちゃうってすごいよね。85年じゃなくて。そこがキングらしいと思います」
・森口さん「人格形成で聞いたアニメソングは裏切らないと私は信じています」