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スーパーロボット魂2015"春の陣" 2DAYS 二日目 
15.4.29 Zepp Tokyo

 

出演/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ MIQ 遠藤正明 さとうゆか 三浦秀美

 

初参加/桑田靖子

 

特別出演/ささきいさお

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)

演奏/SUPER ROBOT SPECIAL BND(G.松尾洋一 B.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原博) 
    Z旗horns(Tr.阿久澤一哉 Tr.ケニートー Sax&Fl.Chouemon Tb.Ozaki)

 


毎年4月29日に開催されているロボット作品のアニメやゲームの歌を中心に扱うライブ「スーパーロボット魂」。 
アニメソングライブの草分け的存在として、1997年からはじまった本ライブも18年目。 
2013年より28日と29日の二日間公演が行われるようになりました。


今回は二日目、29日に行われた、いわゆる「スーパー系」ロボットの楽曲が主になっているライブのレポートです。

会場は「スーパーロボット魂」をはじめとした「ANIME JAPAN FES」東京公演のメイン会場になっている 
東京はお台場にあるライブハウスZepp Tokyo。 

ステージ上の中央にはステージ後方から前方にかけて階段が用意され、それを挟むように向かって左側にはコーラス、 
右側にはホーン隊のブースが設けられていました。 
そしてその後方にはライブのロゴマークがあしらわれた幕が掲げられていました。

 

-MC-

 

客席につめかけた観客の今や遅しと待ちわびる機運が盛り上がった頃、司会のショッカーさんがO野さんがご登場。 
拍手と歓声の中で挨拶をされ、 
ショッカーさん「スゥーパァーロボットッ!?」 
観客「スピリィッツ!!」 
の合言葉を交わします。

・前日の「スーパーロボット魂2015"春の陣" 2DAYS」一日目は"機動"系のロボットが多数。 
 ショッカーさん「機動刑事はいなかったですけどね」 
 観客笑。 
・この間にバンド、ホーン隊のみなさんがセッティング。

ショッカーさん「みなさん準備はいいですかぁッ!?」 
観客「おおおおおおおおおおぉぉぉぉおおおッ!!」 
ショッカーさん「準備はいいかぁあああ!?」 
観客「おおぉおおおぉぉおおぉぉおぉッ!!」 
ショッカーさん「スーパァーロボットォッ!?」 
観客「スピリイィイイイイィイイィッッツ!!」 
ショッカーさん「はじまりますッ!!」

 

00:SE 
01:鋼の魂/水木一郎 影山ヒロノブ 堀江美都子 MIQ 
-MC-

 

SEが流れる中、ステージ中央の階段に4人の人影が現れ観客大歓声。そしてライブはゲーム「スーパーロボットスピリッツ」の 
CMソングからスタート。水木さんと影山さんがメインとなり、堀江さん、MIQさんが華を添えられ、 
定番となっている最後のサビ前にある特効の爆発に、みなさん若干ひるみつつも、幕開けにふさわしい盛り上がりになりました。

・オリジナルメンバーである水木さん、影山さん、MIQさん、そして堀江さんでトーク。 
・爆発の硝煙にむせる影山さん。 
 影山さん「火薬がっ……!」 
 堀江さんさん「アニキのおびえかたが凄かったんですけど」 
 影山さん「もしかして歌よりも爆発が怖くて耳ふさいでたんじゃないでしょうね!?」 
 水木さん「その通りだよ」 
 観客笑。 
 水木さん「みんないるから後から追い付けばいいかなって……」 
 MIQさん「歌詞とんでたよね?」 
 堀江さん「『鉄ガンガン』だった」 
 観客笑。 
・初めてのお客さんもいるという事で、みなさんそれぞれ自己紹介。 
 MIQさん「じゃあいつものように下から……」 
 堀江さん「今日はね、上からなのよ」 
 水木さん「……お呼び出し申し上げます。ささきいさおさん、ステージの方へお越しください」 
 観客笑。 
・影山さん「アニキが最初なのは誰も何も言わないけど、問題は次ですよ」 
 観客笑。 
 MIQさん「どうするの?」 
 堀江さん「正直が一番よ」 
 水木さん「俺が挨拶しとくから決めとけよ!」 
・水木さん「この4人ではじまりました。今年何年目かわからなくなりましたが……」 
 観客笑。 
 水木さん「もうすぐ20周年です。この4人は漫画のように年をとらずにいきたいと思います!」 
・水木さん「さぁ次は!?」 
 堀江さん「じゃあレディースは微妙なんで一緒に」 
 MIQさん「それってどっちから?」 
 堀江さん「どうぞ」 
 MIQさん「あ、そうなの?」 
 観客笑。 
 影山さん「そうなんだ?」 
 MIQさん「そうなのよ。観念した」 
・先ごろ行われた串田アキラさんの「宇宙刑事ライブ」をご覧になった堀江さん。 
 堀江さん「久し振りに2時間以上、オールスタンディングがどれだけ疲れるかを思い知りました」 
 観客笑。 
 堀江さん「なので今日来てくださってるみなさんには感謝です! 最後までよろしくお願いします!」 
・影山さん「えー、最年少です」 
 観客笑。 
 影山さん「他のイベントとかでは最年長の事が多いんですけど、この企画だけ、僕は一生、焼きそばパンを買いに行く係りです!」 
 観客笑。 
 影山さん「この上ぇ無ぎッ……カミましたけど……光栄なことだと思っています!!」 
・水木さん「ミッチの言うの聞いて思ったんだけど、今日はしゃべるのやめよう」 
 観客「えぇえええ」 
 水木さん「だってその間みんな立ってるんだから」 
 MIQさん「そのしゃべりは特別じゃない?」 
 観客歓声。 
・スーパーロボットのコスプレをされている客をいじる水木さん。 
 水木さん「最後までかぶってろよ」 
 MIQさん「もともとこうだから」 
 堀江さん「あれが生だから」 
・MIQさん「次に歌うのはなんと! ミッチ姉さん」 
 観客「おぉぉぉお!」 
 堀江さん「この順番は初めてかもしれませんね」

 

02:鋼鉄のコクピット/堀江美都子 
03:VANISHING TROOPER/影山ヒロノブ 
04:TIME TO COME/MIQ 
05:戦士よ、起ち上がれ!/遠藤正明 
06:鋼の方舟/水木一郎 
-MC-

 

堀江さんが「久し振りに歌います」と曲紹介されたのは、ゲーム「スーパーロボット大戦α」より、グルンガスト弐式のテーマ。 
凛としたハリのある歌声で堂々と歌われると、流れてきたイントロは、なんと、同じくゲーム「スーパーロボット大戦α」より

ヒュッケバインMk-IIのテーマ。 緊迫感あるサウンドに影山さんのクールな歌声が映え渡ります。

両曲とも2006年に行われた「スーパーロボット大戦15周年記念"ORIGINAL GENERATION LIVE"」で 
披露された事はあるものの、SRSで歌われるのは実に14年ぶり。今回聞く事ができてとても嬉しかったです。 
そしてつんざくホーンの音に乗ってMIQさんが登場され、ゲーム「第4次スーパーロボット大戦」より

オリジナルキャラクターのテーマ「TIME TO COME」へ。 MIQさんは前日の疲れを全く感じさせない

タフなハイトーンを響かせられました。続く遠藤さんはアニメ「魔装鬼神サイバスター」のオープニングでご登場。 
しっかりどっしりとした確かな歌いっぷりで、ハイ&ロングトーンだけが魅力ではない事を見せつけられました。 
オープニングコーナーのトリは水木さんによるゲーム「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION」より

万能戦闘母艦ハガネのテーマ。 水木さんの雄々しい歌声はもちろん、

それを支えるカインズとアップルのみなさんのコーラスも勇壮で、特に間奏での平山さんのスキャットは素晴らしかったです。

 

・「鋼の方舟」はゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズのプロデューサーである寺田貴信さんが書かれた歌詞と、 
  水木さんに曰く「無理やり出させている」平山さんのスキャットに注目。 
・今年はアニバーサリーが多く、今回はそんな作品の曲が目白押し。 
 ショッカーさん「数あるアニバーサリーの中からまずはこの作品の特集にいきたいと思います」 
 水木さん「今年で40周年です」 
 ショッカーさん「しかも宙明サウンドです! ではいきましょう! 鋼鉄ジィィイグッ!!」

 

07:鋼鉄ジーグのうた/水木一郎 
08:おれとジーグは兄弟なのだ/水木一郎 
09:美知のテーマ/堀江美都子 
10:ひろしのテーマ/水木一郎

 

1975年からアニメが放送されてから2015年に40周年を迎えた「鋼鉄ジーグ」のコーナー。トップはもちろんオープニング。 
コーラスと合いの手満載で、観客総出の大合唱となった後は、挿入歌「おれとジーグは兄弟なのだ」。

これぞ宙明節のロボット挿入歌の王道という軽快さを堪能しました。 

続いては堀江さんのご登場で、宙明節ヒロイン挿入歌の王道「美知のテーマ」。

哀愁を際立たせるサビでの高音は原曲以上のハリと素晴らしさでした。 
再び水木さんが登場され、雰囲気一転、エンディングの「ひろしのテーマ」。

男らしい投げ込み満載で、間奏のガンタさんと松原さんのソロも見どころでした。

水木さん「『鋼鉄ジーグ』コーナーラストはこの曲、『STORMBRINGER』! Come on! 影山ヒロノブ & 遠藤正明!!」

 

11:STORMBRINGER/JAM Project featuring 水木一郎 影山ヒロノブ 遠藤正明 
-MC-

 

2007年に放送された「鋼鉄ジーグ」から50年後を舞台にしたアニメ「鋼鉄神ジーグ」のオープニング。遂にこの曲を聞く事が出来ました! 
印象的なイントロ部分での重低音ではお三方がステージ中央に集まって顔を向き合わせて歌われていたのが印象的でした。 
重低音響く演奏のる遠藤さんの高音と影山さんの中音を、水木さんが抑えに入って引き締める様は迫力満点。最後の雄叫びも圧巻でした。

 

ショッカーさん「さぁ! いよいよあの方をお呼びしましょう。これから歌っていただく曲はすべてアニバーサリーの作品ばかりです」 
観客「ぉぉぉおぉおおお!!」 
ショッカーさん「まずは! この曲から歌っていただきましょう! 『ゲッターロボ!』ォォッ!!」

 

12:ゲッターロボ!/ささきいさお 
-MC-

 

大歓声の中、いさおさんがご登場。1975年に放送がはじまり、この年で40周年を迎えた「ゲッターロボG」のオープニング。 
すらりとした脚でかろやかにステップを踏みながら、観客の大合唱を一身に受けて力強く歌われました。

・いさおさん「みんなの迫力に圧倒されて……おれも10年前はもっと動けたのになぁ」 
 観客笑。 
・いさおさんは今年で芸歴55周年。 
 いさおさん「おかげさまでバースデーライブもやってもらう事になったからやんなきゃいけないんだけど……」 
 観客笑。 
 いさおさん「何十曲もやるって発表しちゃったから今から体力づくりに励んでます」 
・NHK BSプレミアムで放送される「新BS日本のうた」の収録での秋川雅史さんとのこぼれ話。 
・いさおさん「次は35周年? ショッカーがずっと『歌え歌え』っていうのを頑なに拒み続けてきたんだけど……」 
 観客笑。 
 いさおさん「新潟の方はよくご存知だと思うんですけど、みんな『シグマ シグマ ゴッドシグマ』のトコよろしく!」 
 観客「おぉぉぉおおおお!!」

 

13:がんばれ! 宇宙の戦士/ささきいさお 
-MC-

 

1980年放送開始のアニメ「宇宙大帝ゴッドシグマ」のオープニング。

重厚な曲の多い印象のいさおさんが、明るく快活なトーンで歌われる様子はとても魅力的。 
「♪シグマ シグマ ゴッドシグマ」の後の拍手にはコーラスとホーン隊のみなさんも参加され、観客と一体となっていました。

 

・いさおさん「みんな手拍子とかよく覚えてるなぁ。すっかり忘れてて、リハでショッカーがやってるのを見て思い出したよ」 
・続いては40周年の作品。 
 いさおさん「テレビの前に映画でやったやつは俺が声を演ったんだけど、テレビでは富山敬さんだったね。 
      懐かしいよね……なんか『ヤマト』の乗組員みんな懐かしくなっちゃったけど、次は俺かな……」 
 観客「ぇえぇえええっぇえええええ!!」 
 いさおさん「やだやだって断ってるけどね」 
・この年の5月17日に行われる「ささきいさお デビュー55周年記念バースデーライブ」に向けて

ジムに通い、大好きな釣りも控えているいさおさん。  いさおさん「さっきあさみ(あきおさん)と話して、

『バースデー終わったら釣り行きましょうね』って言われて、希望に満ちております」 
 観客笑。

 

14:とべ! グレンダイザー/ささきいさお 
-MC-

 

いさおさんの「ダイザァッゴォォウ!!」の掛け声から、1975年に放送を開始した「UFOロボグレンダイザ―」のオープニング。 
ホーン隊が際立つ威風堂々とした曲に、いさおさんの勇ましい歌声が映え、40年の時間を感じさせない力強さでした。

 

・ショッカーさん「お会いする度に呪文のようにお願いしていた甲斐がありました。

 新潟から来られた方、ガタケットに伝えておいてください」  「がんばれ! 宇宙の戦士」は新潟で行われている

 同人誌即売会「ガタケット」にて、正午にかならず館内放送で流され、拍手を参加者で行うのが通例になっているとか。 
・スタッフさんによって機材がセッティングされ、ここからアコースティックコーナーへ。 
 今回のユニット名は「AAA(All Animation Anniversary)(オールアニメーションアニバーサリートリプルエース)音楽隊」。 
 メンバーは水木さん、堀江さん、MIQさん、影山さん、遠藤さん。水木さんと影山さんがアコギ、遠藤さんはジャンべを担当されました。 
・さわやかな青いジャケットで登場された水木さんは、トークがしたいけどしゃべるなと言われているのでしゃべれない。 
 ショッカーさん「どこまで耐えられるかですね。だいたい最初のMCで『今日はしゃべりません』て言いますけど……途中までかな?」 
 観客笑。 
・今回演奏するのも40周年。 
 水木さん「『おれは一郎だ』……『おれはひろし』だ?」 
 ショッカーさん「『おれはヒロノブだ』でも『おれは正明だ』でもなくて、先ほど離されていた、ミッチがライブを見に行かれた方ですね」 
 観客「あぁ~」 
 ショッカーさん「この番組の主役を演じられていた方もそうですね」 
 堀江さん「字は違うけどね」

 

15:おれは洸だ/AAA(All Animation Anniversary)音楽隊 
-MC-

 

アコギコーナーの一曲目は1975年に始まった「勇者ライディーン」よりエンディング。

オリジナルは歌手は子門真人さん。主役は神谷明さん。 イントロと間奏に女声スキャットを加えたアレンジ。

ほとんどの箇所をペアで歌われていて、そのハーモニーに観客は聞き入っていました。

 

・水木さん「みんな聞いてくれてるけど、みんなも参加して、いっしょに歌ったた……歌ってくれないと」 
 影山さん「言えてねー!」 
 水木さん「自分は最初にカんだくせしやがって。言えてねえのはそっちじゃねえか」 
 堀江さん「両方とも!」 
 MIQさん「言えてるねぇ」 
 観客笑。 
・続いても神谷明さんが主演ながら、作品としては38周年。 
 ショッカーさん「ですが、この曲を作られた渡辺宙明先生が今年90歳のアニバーサリーを迎えられます」 
 堀江さん「お元気ですよね。串田さんのライブにもいらしてましたけど、とてもお元気でした」 
・作中の叫びで、オープニング曲「トライアタック! メカンダーロボ」での水木さんの雄叫びを参考にされた神谷さん。 
 水木さん「神谷君の先輩っていうのヤなんだよ~。俺、声優でもないのに。 
     ……堀江さんは俺と影山が声優やる時になにも教えてくれませんでしたよね?」 
 堀江さん「またその話ぃ?」 
 ショッカーさん「あとで楽屋でやってください」 
 観客笑。

 

16:さすらいの星ジミーオリオン/AAA(All Animation Anniversary)音楽隊 
-MC-

 

「合身戦隊メカンダーロボ」より、1925年にお生まれになって2015年で90歳を迎えられる渡辺宙明先生が作られたエンディング。 
オリジナル歌手である水木さんを中心に、ここでもアコースティックだからこそ響く、素敵なハーモニーを奏でられました。

 

・スタッフさんによって機材の撤収が行われる中、AAA(All Animation Anniversary)音楽隊のみなさんもご退場。 
・ここからは2015年で25周年を迎える"シリーズ"を特集。 
 ショッカーさん「まずは第一作目から。久し振りに帰ってきてくれました! 三浦秀美さんのご登場です!!」 
 観客「おぉおぉっぉぉおおおお!!」

 

17:Gatherway/三浦秀美 
-MC-

 

1990年に始まった少年とロボットの交流を重要な要素とした「勇者シリーズ」の第一作目「勇者エクスカイザー」のオープニング。 
SRSには2008年以来のご登場となる三浦さん。当時披露された「エクスカイザー」で腕を振り上げて前方を指さす振り付けそのままに、

力強く歌われました。

 

・三浦さん「ありがとうございます。久し振りに呼んでいただきました。また一から歌詞を確認してきました」 
 観客笑。 
 三浦さん「次はエンディング『これからのあなたへ』。聞いてください」

 

18:これからのあなたへ/三浦秀美 
19:風の未来へ/さとうゆか 
-MC-

 

勇ましいオープニングとは対照的にやさしく、それでいて芯のしっかりした「勇者エクスカイザー」のエンディング。 
今の三浦さんの歌声はどこか母性的で、聞いている少年を勇気づけるような曲のメッセージを、よりいっそう強く感じました。 
続いてパッと明るいイントロに乗せ、ステージ中央から登場されたゆかさんが歌われるのは

シリーズ第3作目「伝説の勇者ダ・ガーン」のオープニング。 サビの振り付けもあざやかで、

原曲よりも若干ハスキーになった歌声は、少年視点のこの歌にぴったりでした。

 

・ゆかさん「こんばんはー! 一年ぶりですねー! 一年の間にみんな色んな事あったと思うけど、

     さっきささきいさおさんもおっしゃってたように、 
     体力作りは大事ですね。私もヨガとかをやって体力づくりしてます。空中に浮いたりとかはしませんよ?」 
 観客笑。 
 ゆかさん「体もそうですけど、心も健やかに笑って過ごして下さい。"笑う門にはロボット来たる"ですよ?」 
 観客「ぉぉおおぉお!」 
・ゆかさん「え? かわいい?」 
 観客「かわいいー」 
 ゆかさん「ありがとう! 私かわいいよねー」

 

20:ハレルヤ・パパイヤ/さとうゆか 
-MC- 
21:笑顔は君の忘れ物/さとうゆか 
-MC-

 

「伝説の勇者ダ・ガーン」のエンディング。トロピカルで楽しい曲調は「勇者シリーズ」の歌の中でも出色で、 
ゆかさんも「アニソンでこういう曲って珍しいよね」と言われるほど。続いては「最近、笑顔忘れてない?」というゆかさんの言葉から、 
シリーズ第5作目「勇者指令ジェイデッカー」のエンディングへ。「ハレルヤ・パパイヤ」とはまた違った軽快さで、 
ゆかさんはステップも軽やかに楽しげに歌われました。

 

ショッカーさん「『ジェイデッカー』のエンディングを聞いていただきましたが、オープニングも聞きたいよね?」 
観客「ぉおおぉぉお!」 
ショッカーさん「初めて参加してくれました! 桑谷靖子さんで『HEART TO HEART』!!」

 

22:HEART TO HEART/桑田靖子 
-MC-

 

桑田さんが1994年当時に彩子という名前で歌われた「勇者指令ジェイデッカー」のオープニング。

当方、桑田さんを初めて拝見しましたが、 94年当時そのままの歌声で、二番終わりのアドリブは当時以上にパワフル。

観客も大合唱で迎えていました。

 

・桑田さん「最高!」 
・ショッカーさん「どうですか? アニメファンの前で歌われてみて」 
 桑田さん「凄いですねー。堀江さんもおっしゃってましたけど、二時間も三時間も立ちっぱなしで。特にロボットの方」 
 観客笑。 
 ショッカーさん「あのままでアニキの24時間ライブいけますからね」 
・ショッカーさん「桑田さんといえばアイドルですもんね」 
 桑田さん「今もアイドルですけど?」 
 ショッカーさん「失礼しました!」 
・ショッカーさん「『(天才・たけしの)元気が出るテレビ!!』見てましたよ~」 
 桑田さん「たけし社長! ってね」 
・桑田さんが退場され、ここから「勇者シリーズ」コーナーラストを飾る作品の特集へ。

 

23:獅子の女王-ハイパー・モード-/MIQ 
24:勇者王誕生!/遠藤正明 
-MC-

 

「勇者シリーズ」の最終作、第8作目の「勇者王ガオガイガー」コーナーはOVA「勇者王ガオガイガーFINAL」第7巻のエンディングから。 
格調高い中に色っぽさを感じるMIQさんの歌声に圧倒され、続いては「勇者王ガオガイガー」のオープニング。


遠藤さんの「一緒に歌ぉぜぇえぇえ!」の声を受け、観客は「ガガガ」の大合唱でした。

遠藤さん「ありがとございまーす! 楽しんでますかー!!」 
観客「おぉぉおおぉ」 
遠藤さん「じゃあもう一曲歌ってやろうじゃないのぅ! Come on! にいさぁああああぁん!!」

 

25:レッツ・ファイナルフュージョン!!/遠藤正明 影山ヒロノブ 
-MC-

 

OVA「勇者王ガオガイガーFINAL」の挿入歌がSRSでは実に14年ぶりに披露。

久々ながらもお二人ならではの抜群のコンビネーションで、 曲中でのハイタッチは当時のままに、

「レッツ・ファイナルフュージョン!!」では当時は向かい合って指さしていたのが背中合わせなっていました。

 

・ショッカーさん「以上『勇者シリーズ』コーナーでした。

        『勇者シリーズ』といえばまだアレもアレもあるんで、歌われていた歌手の方々、ご一報ください」 
 観客笑。 
・ショッカーさんと観客との「スーパァーロボットッ!?」「スピィリィィッツ」の合言葉で勢いをつけ、ここから最後までノンストップで。

 

26:不思議CALL ME/MIQ 
27:HEATS/影山ヒロノブ 
28:立て! 闘将ダイモス/ささきいさお 
29:ボルテスVの歌/堀江美都子 
30:コン・バトラーVのテーマ/水木一郎 
31:おれはグレートマジンガー/水木一郎 影山ヒロノブ 
32:時を越えて/水木一郎 影山ヒロノブ MIQ 堀江美都子 

 

最終コーナーは、この二日間を通して活躍されたMIQさんで「星銃士ビスマルク」のオープニングから。 
MIQさんのハスキーで深みのある声が作り出す独特の雰囲気を堪能すると、そこへ走りこんできた影山さんは、 
OVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボ -地球最後の日-」二代目オープニングを力強く元気に歌われました。 
一変、緊迫したイントロで観客からため息が。いさおさんが「闘将ダイモス」、堀江さんが「超電磁マシーン ボルテスV」、 
水木さんが「超電磁ロボ コン・バトラーV」と、「長浜ロマンロボ」シリーズのオープニングをそれぞれ披露され、 
いさおさんの屈強さ、堀江さんのしなやかさ、水木さんのヒロイックさと、三者三様の個性を味わえました。 
そして水木さんが影山さんを呼びこまれ、「グレートマジンガー」のオープニングを2年ぶりにお二人で。 
間奏でのバンド紹介では、2年前には参加されていなかったホーン隊のみなさんも一緒に紹介されました。 
さらに堀江さんとMIQさんを呼びこまれ、本編ラストはスターティングメンバーでの「時を越えて」。 
ゲーム「スーパーロボット大戦」のイメージソングというだけではなく、SRSを象徴する曲の一角だけあって大いに盛り上がりました。

 

-アンコール- 
-MC-

 

歌手のみなさんやバンド、ホーン隊のみなさんがステージから退場されると、ほどなくしてアンコールの声が起こり始めました。 
しばらくするとのその声に合いの手を入れながらショッカーさんがご登場。 

観客と共に 
ショッカーさん「スゥーパァーロボットッ!?」 
観客「スピリィィィィッツ!!」 
の合言葉で、今回出演された皆さんを呼び込みます。

 

・久し振りに「おれはグレートマジンガー」でバンド紹介。 
 ショッカーさん「あれカッコいいよね」 
 影山さん「だけどなんでオレいつもアニキと一緒に『グレートマジンガー』歌ってんだろ? 全然関係無いのに」 
 観客笑。 
 水木さん「スパロボでは影ちゃん一緒の方がいいよね。メンバー紹介できるし、ハモってくれるから」 
・前日にオリジナル版「熱風! 疾風! サイバスター」をお一人で歌われたMIQさん。 
 MIQさん「さびしかったけど楽しかった!」 
 水木さん「元々はMIQの曲なんだけど、俺たちがとっちゃったから」 
 観客笑。 
 MIQさん「あげてないよ。貸してるだけだから」 
 観客笑。 
 水木さん「今度さ、いさおさんも入れて5人でやろうよ」 
 観客「おぉぉおおぉお!」 
 水木さん「そうすれば歌詞覚えるところ少なくていいし」 
 いさおさん「あんな高いの出ないよ」 
 観客笑。 
・バンドとホーン隊の皆さんは既に紹介したので、コーラスの皆さんをご紹介。 
・カインズのみなさんがお一人ずつ紹介されていく度に下の名前をつぶやく遠藤さん。 
 ショッカーさん「低音の魅力、常見弘士ぃぃ!」 
 遠藤さん「低音の魅力低音の魅力」 
・ここで出演者の皆さんからそれぞれ一言ずつコメント。 
・初出演ながら水木さんの「ゼェェットッ!」を拝借しちゃう桑田さん。 
 水木さん「いいんです。桑田さんにあげます。ももクロだけじゃないんです」 
・メイクに三時間かかったから「かわいい」と言って欲しいゆかさん。 
 ゆかさん「どんどん調子に乗ってすいません」 
 ショッカーさん「大丈夫。このステージは調子に乗ったもん勝ちですから」 
・遠藤さん「一言言わせて下さい……笑う門にはロボ来たる。ありがとうございました」 
 水木さん「ゆかちゃんのをパクんなよ」 
 影山さん「盗んだー」 
 遠藤さん「いやぁ、いいなぁと思って」 
 ショッカーさん「あとで怒られればいいさ」 
 観客笑。 
・影山さん「今日はバンドがいつもより前に出てますよね? 特にドラムの人が見えると、僕のモチベーションが下がるんですよ」 
 観客笑。 
 影山さん「ウソウソ。ガンちゃんが一生懸命叩いてるのを見ると、なんか心がほっこりするんですよね」 
・水木さん「なんか影ちゃんがそこに立ってるとZepp Tokyoじゃなくて渋谷Eggmanみたいだよな」 
 影山さん「オレ=Eggmanですか!?」 
 水木さん「ステージが、だよ。なに言ってんだ。キミはたまごか」 
 ショッカーさん「『こころはタマゴ』ですけどね」 
 観客「おおぉぉぉぉぉおお!!」 
 水木さん「それいいね! 今度『アニソンヒットパレード』で使おう」 
 影山さん「ちょっといいッスか? 最近アニキと姉さんとオレでやらしてもらってる『アニソンBIG3』にオレが参加できない時、 
     オレとクッシー入れ替えて『アニソンヒットパレード』っていうのをやってんスよ!! それと間違えたでしょ!!」 
 観客笑。 
 水木さん「確かにもう十年以上やってるアニソン……ヒーロースピリッツ……違っ」 
 ショッカーさん「何ですかそれ! ちょっとどういう事ですか!?」 
 水木さん「十年以上やってるライブの名前ちゃんと言えないんだから、つまり俺はリーダ―失格って事です。それで落ち着きましょう」 
 影山さん「今アニキが 
シメましたけど今オレの番ですよね?」 
 観客笑。 
・いさおさん「みんなの元気に圧倒されて、その分おれは年とって……こんなんで何十曲も歌えんのかな? まぁ、なんとかなるでしょう」 
・堀江さん「今日はおとなしいでしょ? ツッコミどころが無いんだよ」 
・水木さん「このステージで歌うとみんなから元気がもらえるんで、俺に元気をくれた人は明日から疲れると思うけど」 
 観客笑。 
 水木さん「やっぱりここが原点だっていう事を改めて感じました」 
・ショッカーさんに最後の曲をふられるも、10年後の事を考えていて聞いていなかった水木さん。

 

33:マジンガーZ/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ MIQ  
        遠藤正明 さとうゆか 三浦秀美 桑田靖子 
        ささきいさお

 

出演者全員で「スーパーロボット魂2015"春の陣"」東京公演のラストを締めくくるのは、 
イントロでの影山さんの合図で伸ばしに伸ばした水木さんの「マジィィィィイィイン、ゴー!」から「マジンガーZ」のオープニング。 
客席にマイクを向けて観客と共に歌う「勇者シリーズ」の女性陣や、二番をしっかりと歌う影山さん、高音でハモるMIQさんと、 
ラストにふさわしいにぎやかな一曲となりました。

 

34:三本締めZ

 

ステージ上の全員が一列に並ぶと、年度初めという事で、一本締めの後に「Z」を入れるのを三回繰り返す「三本締めZ」を観客と共に。

ショッカーさんによってまずはバンドとホーン隊、コーラスのみなさんが、紹介されながらご退場。


そして、芸能生活55周年を迎えられたいさおさんを、ステージ上と観客が一緒になって「おめでとうございます」でお見送りし、 
出演のみなさんをおひとりずつお見送り。

 

ショッカーさん「楽しみましたかぁあああ!?」 
観客「ぉおぉおぉおおお!」 
ショッカーさん「また会おうなぁああああぁあ!」 
観客「ぉぉぉっぉぉおぉおお!!」 
ショッカーさん「じゃあ約束のッ! スゥーパーロボットゥ!」 
観客「スピリィィィィッッツ!!」 
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ!」

 

ショッカーさんが軽やかに退場されて、「スーパーロボット魂2015"春の陣" 2DAYS」はお開きとなりました。

3回目の2DAYSとなった今回。二日目はレギュラー曲はもちろん、"アニバーサリー"をキーワードに様々な曲が披露されました。 
そんな中でも「スーパーロボット大戦」のオリジナル曲や「レッツ・ファイナルフュージョン!!」といった 
10年以上歌われていなかった曲にスポットが当てられたのが嬉しく、また、「STORMBRINGER」のように、 
レギュラーメンバーながら、組み合わせ次第でまだまだ歌われる曲に可能性があるという事が実現した事で 
今後の展開がより楽しみになりました。

補足

 

・「スーパーロボット大戦」オリジナルの世界である「ORIGINAL GENERATION」は 
 今に続くアニソンムーブメントに大きな影響を与えていると思うので、今回久しぶりに特集されてとても嬉しうございました。 
  
・「STORMBRINGER」は今までJAM Projectのライブで数回歌われていたものの、 
 水木さんが参加して歌われたのはおそらく今回が初。8年間お待ちしておりました。

 

・ところどころで奏者ながらも一際盛り上がって拍手をされていたChouemonさん。

 

・前年に歌手活動を休止されたゆかさん。今回から復帰されるというわけではなく、条件が整ったうえでのご出演だとか。

 

・「マジンガーZ」のシメでいさおさんに階段の上に昇るよう促されるも、気付かずにその場でシメちゃう水木さん。

 

・ショッカーさんに「Z旗にナルトが混じってる」と言われるChouemonさん。

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