2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
串田アキラ 宇宙刑事ライブ
15.4.12 渋谷WWW
出演/串田アキラ
ゲスト/渡辺宙明 大葉健二
コーラス/KAKO♪ 稲川友紀 松岡夏生 鈴木憲彦
演奏/Key.鈴木憲彦 G.土方隆行 Ba.斉藤 TAK 貴之 Dr.江口信夫
Tr.具理然 Tr.吉澤達彦 Sax&Fl.丹沢誠二 Tb.石川智久 カラオケ
特撮作品「宇宙刑事ギャバン」「宇宙刑事シャリバン」「宇宙刑事シャイダー」からなる宇宙刑事シリーズ。
それまでの特撮ヒーローとは一線を画す設定や特撮技術、何よりメタリックでクールな外見は注目を浴び、
後に続くメタルヒーローシリーズの基礎を築いた1980年代初めを彩ったシリーズです。
宇宙刑事シリーズが30周年を迎えた2012年には、戦隊シリーズ「海賊戦隊ゴーカイジャー」の劇場版である
「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」でギャバンが復活した事を皮切りに、
二代目宇宙刑事達の活躍を描いた映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」、Vシネマ「宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION」、
「宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION」が次々に制作されました。
そんな宇宙刑事シリーズのすべての作品で主題歌、挿入歌を歌われた串田アキラさんによる
宇宙刑事シリーズだけのライブが開催されました。全作で音楽を担当された渡辺宙明先生と
「宇宙刑事ギャバン」でギャバン/一乗寺烈を演じられた大葉健二さんもゲストとしてご出演。
これまで「スーパーヒーロー魂」や「メタルヒーロー魂」などでメタルヒーロー全体が取り上げられた事はありましたが、
宇宙刑事シリーズのみのライブは初。更に今回のバンドメンバーは今回の為に集められた実力派ばかりで、
ブラス隊は気鋭のビッグバンドlowland jazzのブラス隊の皆さん、コーラスは堀江美都子さんと縁深いKAKO♪さんと
堀江さんのボーカルスクール「シンガーズ・ラボ」の生徒さんという新しい座組で行われるというのが
とても興味深く、どんな雰囲気なのかとても楽しみにしていました。
会場は渋谷のスペイン坂を上った所に2010年に新しくできたライブハウス渋谷WWW。
かつて映画館だった場所で、外観はほぼそのままで使用しているそうで、階段を降りて入場していくと
会場内には「NEXT GENERATION」シリーズのBGMが流されていました。天井はとても高く開放感がある印象、
客席はアリーナを含め5~6段ほどの段差が設けられており、後方の人も見やすいように思えました。
続々と観客が入場していき、たちまち客席が満員になっていく中、開演が近づくと女性の声でライブの諸注意がアナウンス。
しばらくすると客席の明かりが暗くなり、いよいよスタートです。
00:電光石火ギャバン-DISCO GAVAN- (1C)/SE
「宇宙刑事ギャバン」よりファンキーな「電光石火ギャバン」が流れる中、バンド、ブラス、コーラスの皆さんがセッティング。
スペースキャッツの歌い出し「♪電光石火ギャバンギャバンギャバン」の部分になると観客が大合唱、
この光景を見ていて「今回はとんでもなく楽しいライブになりそう」とわくわくしておりました。
そしてSEがだんだん小さくなっていき、奏でられたのは……。
01:チェイス!! ギャバン
02:スーパーヒーローぼくらのギャバン
-MC-
イントロと共に観客の大歓声の中、串田さんがご登場。「ギャバン」より蒸着のシーンで頻繁に使用されていた
「チェイス! ギャバン」でライブスタート。串田さんの歌声はもちろん、今回初めて聞く座組みバンドのサウンドはとてもパワフルで、
そのまま曲間を開けずに「スーパーヒーロー~」へ。キーボードの"スーさん"鈴木さんの迫力の投げ込みが素敵でした。
・串田さん「よぉおぉっし! はじまります!!」
観客歓声。
串田さん「いやぁ、今日はいろんなイベントがあるなかで、この宇宙刑事ライブを選んで来てくれてありがとう!!」
・当日の串田さんはシルバーに輝く「ギャバン」を彷彿とさせるお衣装。
・前日まで東京の気温はあまり高くない日が続いていたものの、当日は春らしい陽気。
串田さん「宇宙刑事が春を呼んでくれました! この会場は春だけじゃなく、夏になりましょう!」
03:スパーク! シャリバン
04:Yeh!シャリバン
-MC-
「熱く燃えて"赤い"炎で盛り上がろう!」という串田さんの言葉から、"赤い"照明の中、「シャリバン」の挿入歌を続けて。
アクション曲「スパーク! ~」では事前のMCでなぞらえた歌詞そのままに、最後の「♪シャリバン」を観客へ。
「Yeh! ~」はとてもノリがよく、イントロでの女性コーラスのお二人のスキャットが心地良かったです。
・いつも歌わない歌ばかりで緊張されている串田さん。レコーディング以来に歌う曲もちらほらあるとか。
串田さん「すごいギリギリで覚えたから、メロディーが不確かかも……先生いるんだよね?」
観客笑。
・串田さん「いつも6曲くらいしか歌わないけど、今日は宇宙刑事の歌、すげえ歌うぜ?」
05:正義のハンター
06:焼結せよ! シャイダー
-MC-
「シャイダ―」からは、まずは劇場版でも使用された「正義のハンター」。照明もシャイダ―・ブルーに。
歌詞に合わせてレーザーブレードを抜くアクションを見せたかと思うと、続く「焼結せよ! ~」では
弛み無く堅調にしかし力強く歌われ、串田さんの動と静のステージングを堪能できました。
串田さん「僕のライブはいつも突拍子もない事をやるよね。ヒーローショーをやったりね。
今日は突拍子もないことはやらないんですけど、突拍子もないことを言ってみます」
観客「ぉぉぉお」
串田さん「今日のライブで、僕は"秘伝のタレ"を作りたいんです」
観客「????」
串田さん「わかんないだろぉ? そうだよね。"秘伝のタレ"っていうのは、ずっと継ぎ足して次の世代に伝えていくものじゃない?
それって宇宙刑事でも、音楽でも同じ事が出来るんじゃないかな? って思ったんです。
コンピューターミュージックもいいんだけど、やっぱり生のバンドと来てくれるみんなと一緒に
現場で奏でる音楽が大好きなんで、それをやりたかったんだよね。
しかも宇宙刑事でライブをこれだけのやるのは今日が初めてだよね。だから今日を"秘伝のタレ"の基をつくる日にして
次の世代へずっと継ぎ足して継ぎ足していきたいんですよ。『NEXT GENERATION』にね」
観客拍手。
串田さん「宇宙刑事もここで終わっちゃって『伝説』になっちゃうと、『宇宙刑事? あったねそういうの』で終わっちゃう。
だから『伝説』で終わらせずにつないでいきたいから"秘伝のタレ"って言いました!」
07:走れ! ギャバン
08:蒸着せよ! ギャバン
-MC-
続いては「ギャバン」より、イントロでのギターの唸りも串田さんの歌声も渋い「走れ! ギャバン」。
更に全編を通して繰り返されるスキャットが小気味いい「蒸着せよ! ギャバン」では、観客も一緒に「ダイダガダイダガ」。
高揚感を誘うリズミカルな曲調とパワフルな串田さんの歌声はもちろん「ダカディダッディ」での腕の振りが可愛らしかったです。
・バンド、ブラス、コーラスの皆さんが退場され、串田さんお一人に。
・当日は幼稚園生、小学生くらいのお子様も観客に多く、子供専用の席も設けられていました。
串田さん「いやぁ、すっごい若いね。"若さってなんだ"だよね」
・串田さん「さてお待ちかね、渡辺宙明先生のご登場です!!」
●渡辺宙明先生トークコーナー
拍手の中、この年に90歳を迎えられる渡辺宙明先生がご登場。
スタッフさんによって椅子が運ばれ、串田さんを聞き手に「宇宙刑事」にまつわる様々なエピソードをお話されました。
宙明先生はとてもお元気で、初めて聞く話や楽曲制作についての専門的なお話も多く伺うことが出来ました。
さらには観客から質問を募り、それに宙明先生が応えるという今回ならではのコーナーも設けられました。
詳しくは来場された方だけのお楽しみです。
宙明先生がご退場され、バンド、ブラス、コーラスの皆さんが再びセッティング。
串田さん「先生はお元気ですね。まだまだ先生の作品がたくさん生まれてきて聞く事が出来るのは嬉しいです。
僕もまたいつか先生の新曲が歌えたら嬉しいです。どうせなら覚えきれないくらい歌ってみたいです!」
09:SON OF SUN (太陽の息子)
10:超次元戦斗母艦グランドバース
-MC-
続いては「シャリバン」より灼熱情熱「SON OF SUN (太陽の息子)」。この曲も「蒸着せよ」と同じくスキャットが印象的。
原曲そのままに丹沢さんのフルートが奏でられるのが嬉しかったです。そしてグランドバースのテーマ「超次元戦斗母艦グランドバース」。
串田さんのハードボイルドな歌声に観客の「ダッシュダッシュダッシュ」の掛け声も彩を添え、鮮やかに雄々しく歌われました。
串田さん「グランドバースは人間じゃないんだよね。次の曲も人間じゃないものシリーズですね」
11:バビロス号の歌
12:青いイナズマ
-MC-
勇壮に高らかに奏でられるイントロが心地い「シャイダー」より無敵雄姿、超次元戦闘母艦バビロスのテーマ。
串田さんと観客との「バビロス」の掛け合いを楽しんだ後は、串田さんの痛快な歌いぶりがたまらない「青いイナズマ」。
原曲も激しいロック調の曲ですが、今回はギターを中心にさらにハードなアレンジにされていたように感じました。
・バンド、ブラス、コーラスの皆さんが退場され、串田さんお一人に。
・串田さん「ここでもうひと方、大葉健二さんの登場です!!」
●大葉健二さんトークコーナー
拍手の中、この年に60歳を迎えられた大葉健二さんがご登場。
大葉さんも宙明先生と同じく串田さんを聞き手に「宇宙刑事」にまつわる様々なエピソードを披露。
飄々として真顔で冗談を交えながら、「ギャバン」撮影時のエピソードや、2012年の「THE MOVIE」のお話をされました。
更に二代目ギャバンを演じた石垣佑磨さんのお話をされた際には、観覧に来ていた石垣さんが客席から声で参加されるサプライズ。
そしてここでも観客から質問を募り、大葉さんが応えるという今回ならではのコーナーも設けられました。
詳しくは来場された方だけのお楽しみです。
串田さん「せっかく来てくださったので、歌ってくれます?」
観客「ぉぉおおおおおおお」
大葉さん「久し振りなんで、頑張って歌いたいと思います!! よろしくお願いします!」
13:青い地球は母の星/大葉健二
-MC-
14:父よ/大葉健二
-MC-
流れてきたイントロは「ギャバン」より、なんとハーリー木村さんが歌われた「青い地球は母の星」。思わぬサプライズでした。
大葉さんの無骨ながらも伸びやかで朗々とした歌声がとてもハマっており、とても貴重な一幕でした。
大葉さんが退場しようとすると、青年の声で「ちょっと待ってくださいギャバン。何か忘れていませんか?」と呼び止められ、
「じゃあ、先程のがお母さんの歌だったので、次はお父さんの歌を……」とお話され、「ギャバン」より大葉さんが歌われた「父よ」。
原曲から30年が経過し、より渋みが増して味わい深くなった大葉さんの歌いぶりにじっくりと聞きいりました。
黒い衣装に着替えられた串田さんが登場され、続いてバンド、ブラスの皆さんもセッティング。
串田さん「最初は大葉さんに『父よ』一曲をお願いしたんだけど、大葉さんの方から『青い地球』も歌いたいって行ってくれたんだよ」
大葉さん「イヤー。一生懸命練習したんですけど、緊張して間違えちゃいました」
串田さん「あの曲はイントロのスキャットがあるんですけど、カラオケに入っていなくてKAKO♪ちゃんが特別に入れてくれたんですよ」
大葉さん「本当に? ありがとうございます」
拍手で大葉さんが見送られ、串田さんお一人に。
串田さん「『青い地球』かぁ……地球もひとつの星なんですよね……星といえばこの曲。よろしく」
15:星空のメッセージ
-MC-
16:強さは愛だ
-MC-
しっとりと奏でられたのは「ギャバン」よりエンディング。歌い出しではせつなげに、しかしサビでは自分に言い聞かせるように
力強くストイックに歌われる串田さん。サビ部分では手を左右に振るアクションで観客と一体になりました。
コーラスのみなさんが合流され、「シャリバン」より特撮ファンをはじめ多くの人に支持されているエンディング。
兄貴分のような串田さんの優しく頼もしい歌声と歌詞のメッセージに背筋が伸びる思いでした。
串田さん「この曲もリクエスト多いですね。沢山の人が『この曲に救われました』って言ってくださっています。
倒れたら立ち上がりたいけど、ちょっとだけ休みたいよね。だけど負けるもんかって立ち上がるのが大事だよね」
17:ハロー! シャイダー
-MC-
続いては「シャイダー」よりエンディング。明るくたくましくありながら、どこか哀愁漂う曲調と串田さんの歌声が素敵で、
「面白いことが大好きで」からの観客との大合唱はグッと来てたまらないものがありました。
ここでバンド、ブラス、コーラスのみなさんをご紹介。
・バンドは鈴木さんが、ブラスとコーラスは串田さんがそれぞれご紹介。
・ギターの土方さんは原曲でも「走れ! ギャバン」のリードギターを弾いたお方。
串田さん「すげえよね。でもあれでしょ。練習しているうちに思い出したんですよね」
土方さん「そうなんです。弾いてて思い出しました」
・ドラムの江口さんは松任谷由実さんをはじめ数多くのミュージシャンのレコーディング、ライブに参加。
串田さん「凄い人なんですよっ!」
・ベースの斉藤TAKさん富永TOMMY弘明さんと共にBLUFFというバンドで活躍中。
串田さん「TOMMYとやってるんだよね。なんかつながってるね」
・鈴木さんは串田さんとは30年来のお付き合い。最初に音楽業界に入って最初に入ったバンドが串田さんのバンドだったそうです。
・ブラスの皆さんは"ジャズの敷居を低く"なビッグバンド・lowland jazzからの選抜メンバー。皆さんとてもお若い方々。
串田さん「いいなぁ。背も高いし…」
・串田さん「松岡くんは本当は低くて柔らかい声なんだけど、レコーディングしたのを聞かせてもらって、
『もしかしたらおれのコーラスができるかも』と思ってやらせちゃいました」
・串田さん「稲川さんは将来的にはミュージカルとかをやっていくの?」
稲川さん「将来的にはアニソンを歌いたいと思っています」
串田さん「そうなんだ。彼女は今、舞台とかいろいろなことに挑戦しているんですよ」
・松岡さん、稲川さんは堀江さんの「シンガーズ・ラボ」の生徒さん。
串田さん「先生コワイ?」
観客笑。
・KAKO♪さん「今度、PCゲームのメモリアルアルバムというのが出るんですけど……残念ながらコロムビアさんではなくて……」
串田さん「いいよ。今日はもう言っちゃおうよ!」
KAKO♪さんが歌われた曲が収録されたPCゲームメーカー「Noesis」の作品の曲を集めたアルバム「Bouncy」が数週後に発売されました。
18:宇宙刑事ギャバン
-MC-
最終コーナーはオープニングづくし。まずは「ギャバン」のオープニングから。イントロでは串田さんによる蒸着ポーズも。
長年歌い続けられた事でより研ぎ澄まされたパワフルでダイナミックな歌声は、いつ聞いてもわくわくします。
串田さん「ギャバンが来たら今度は赤いんだよ!!」
観客「ぉぉぉおおおおお」
19:宇宙刑事シャリバン
-MC-
20:宇宙刑事シャイダー
照明が赤くなりイントロと共に串田さんが赤射ポーズをとられ、続いては「シャリバン」よりオープニング。
鈴木さんと松岡さんの「シャーイン!」等の投げ込みも鋭く決まっていました。そしてラストは照明が青くなり「シャイダー」オープニング。
軽々なKAKO♪さんと稲川さんの女声スキャットと串田さんの男らしい歌声が相まってうっとりする楽しさでした。
-アンコール-
拍手の中、串田さん、バンド、ブラス、コーラスの皆さんが退場されると、拍手が手拍子に変わり、やがてアンコールに。
しばらくするとバント、ブラス、コーラスの皆さんがそれぞれ再登場され、セッティングに取り掛かられました。
21:宇宙刑事 NEXT GENERATION
アンコールはVシネマ「宇宙刑事 NEXT GENERATION」のテーマソング。串田さんによる蒸着、赤射、そして焼結ポーズは必見。
宇宙刑事の目線からの人間賛歌を高らかに歌われる串田さんのお姿はとても楽しそうで、
次世代への「宇宙刑事」の継承を目的の一つとされた今回のライブのフィナーレにピッタリでした。
串田さん「やったぞぉおお!! 宇宙刑事最高だぁあ! まだ次も絶対やるぞ!!!」
バンド、ブラス、コーラスの皆さん、更に宙明先生、大葉さんもステージ前方へ登場され
串田さんの合図によって万歳三唱されました。
串田さん「これで"秘伝のタレ"出来あがりました!!! どうもありがとうございました!!」
宙明先生、大葉さん、バンド、ブラス、コーラスの皆さんが拍手で見送られ串田さんお一人に。
串田さん「おれ、最後にみんなとハイタッチしたいからさ。ちょっと汗ふいてくるからちょっと待っててね!!」
そう話されると串田さんが退場され、スタッフさんによって今後の誘導のアナウンスがあり、
ホールの出入り口に串田さんがご登場。観客一人一人とハイタッチをされながら「串田アキラ 宇宙刑事ライブ」は終演となりました。
串田さんがメインボーカルを担当された宇宙刑事シリーズの楽曲が全て歌われ、
さらに大葉さんによるカバーまで披露されるという、これまでにない試みとなった今回のライブ。
とにかくバンド、ブラス、コーラスの音がとても良く、
原曲の良さとライブならではの躍動感あるアレンジが合わさり、とても素晴らしいライブになったと思います。
そして何より串田さんの変わらないパワフルさと宇宙刑事シリーズに対する思いの強さをひしひしと感じました。
補足
・主題歌は他のライブでも演奏される機会が多いですが、挿入歌の数々が迫力の生ブラスで聞けるのは今回ならでは。
・串田さん「友達とか知人とか、知ってる人……あ、同じか」
・串田さん「『ギャバン THE MOVIE』があって去年はシャリバン、シャイダーの『NEXT GENERATION』。悪いヤツで出ちゃったけど。
それから宇宙刑事のソンコレも発売されたでしょ? じゃあ今年はってなった時に、なんとかしなきゃっと思ったんです。
だってそのまま置いておいたら伝説で終わっちゃうでしょ? だから今日ライブをやったんです!」
・"晴れ男"串田さん。
串田さん「石ノ森萬画館に行って歌った時も降水量が80パーセントなのに小雨で歌えてたんですね。
最後の曲『太陽戦隊サンバルカン』を歌った時にはすっごく晴れたんですよ。で、歌い終った途端に大雨」
・宙明先生「一番は決められないですね。みんないい曲だからね」
・串田さん「おれってこんなに宇宙刑事歌ってたんだよね。なかなか歌う曲がなくてさ。
だいだい宇宙刑事だとオープニング、エンディングくらいで。AJFとかだとほとんど決まってるし。
大阪とか初めて行くところで『青いイナズマ』歌ってもびっくりされちゃうでしょ?」
観客笑。
串田さん「タイトルに『ギャバン』が入っているから『走れ! ギャバン』を歌ってもみんな困っちゃうもんね。
でも、今日歌ってその後は歌わないんじゃあ良くないからね。また歌いたいね。今度は主題歌を歌わないライブもいいかもね」
・大葉さん「戦隊が宇宙海賊ぅ? 宇宙海賊ってことは……出番かなぁ?」
・串田さん「これからは宇宙時代だから月も『自分たちのものだっ』って言って独占しようとする国が出てくるかもしれませんね」
大葉さん「大丈夫。月に代わってお仕置きしてくれる人たちもいますから」
観客笑。
・開演前のアナウンスと大葉さんを呼び止めた青年の声は、おそらくコーラスの稲川さんと松岡さんでしょうか。