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第12回 かわさきTVまんが祭 
石原慎一 × 風雅なおと LIVE in kawasaki TV-MANGA Fes.
15.4.11 ラゾーナ川崎 プラザソル

 

出演/石原慎一 風雅なおと

 

司会・進行/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一) 
演奏/カラオケ ザ☆カインズ(Key.貴日ワタリ Ba.常見弘士 SKey.斉藤淳一 Per.きたはらゆきひこ)

 


アニメや特撮など多岐にわたるアニメソングのジャンルを"TVまんが"として一つにまとめ、 
歌のライブはもちろん、トークやコントなど様々な視点で楽しむことができる「かわさきTVまんが祭」。 
「映像のまち・かわさき」「音楽のまち・かわさき」を掲げている神奈川県川崎市にある 
同人印刷会社「ねこのしっぽ」さんの主催により2010年から開祭されて今年で5年目になります。

 

今回は石原慎一さんと風雅なおとさんお二人によるライブです。 
旧知の仲であるお二人は、主にスタジオミュージシャンとしてご活躍。 
アニメ、特撮、漫画のイメージソングはもちろん、数多くのレコーディングに参加されており、 
その楽曲数はお二人合わせて10000曲以上といわれております。 
そんなお二人のジョイントライブという事でとても楽しみにしておりました。

 

会場は川崎駅直結の商業施設、ラゾーナ川崎内にある多目的ホールプラザソル。

開演前には同じラゾーナ川崎のルーファ広場にあるグランドステージにて 
当時絶賛放送中の「仮面ライダードライブ」主題歌を歌われている 
Mitsuru Matsuoka EARNEST DRIVEの松岡充さんとtatsuoさんのミニライブが行われていました。ドライブも来ていました。

 

ミニライブを見終えプラザソルへ。 
「ねこのしっぽ」さんのスタッフさんの丁寧な案内で会場内へ入ると 
ステージ上、奥の壁には「かわさきTVまんが祭」の幕が掲げられ、 
後方にはコーラス用のマイクとキーボードセッティングされていました。 
  
開演の数分前になると声優の貝原怜奈さんによる開祭にあたっての諸注意がアナウンスされ、 
しばらくすると客席が暗くなり、司会のショッカーO野さんが登場されご挨拶。

 

・ショッカーさん「今日は、最初に行っておきます。かなり長いです」 
 観客笑 
 ショッカーさん「トイレ行かれる方は今、行っておいてください」 
・石原さんも風雅さんも数多く歌われているので、曲を極力カット……するのではなく、極力入れていく方向で。 
・今回は全編にわたって伏線を張り巡らした構成。 
・ショッカーさん「お二人とも多岐にわたって活躍されているので、様々なファンの方が客席にいらっしゃると思います。 
        アニソンファンの方、特ソンファンの方、ボカロファンの方……腐った方」 
 観客笑。 
 ショッカーさん「今日はそういった方、全部引き受けます! 最初に行っておきます。今日は100曲超えてます」 
 観客「ぇええええええ」 
 ショッカーさん「なので皆さんにご協力をお願いします。トイレは今のうちに」

・まずは景気づけに「かわさきTVまんが祭」の合言葉。 
 ショッカーさん「かわさきTVまんが、祭りだっ!」 
 観客「わっしょぉおい! 
 ショッカーさん「祭だっ!!?」 
 観客「わっしおおおおい! 
 ショッカーさん「ん祭りだっ!!?」 
 観客「わっしょおぉおぉおぃ!!」 
 ショッカーさん「開祭でぇえええええす!」 
  
01:かわさきTVまんが祭のテーマ/アップルパイ ザ☆カインズ 
02:仮面ライダーAGITO/石原慎一 
03:BELIEVE YOURSELF/風雅なおと 
-MC-

 

「かわさきTVまんが祭のうた」のスタートはアップルとカインズのみなさんの素敵なハーモニーから。 
まずは「仮面ライダーアギト」オープニングを歌いながら石原さんがご登場。アンニュイでセクシャルに歌われた後は 
風雅さんによる「アギト」エンディング。張りのある歌いっぷりと笑顔でしなやかに高らかに歌われました。

「仮面ライダー」のTシャツを着たショッカーさんが登場され、石原さんを呼び込み三人でトーク。 

・ショッカーさん「まさに戦友コンビとも言えるお二人による今回のライブですが、 
        ご本人それぞれがソロはもちろん、コーラスなど様々な形で数多くの楽曲に参加されていますね」 
 石原さん「そうだね。コーラスやったり、あと仮歌を歌ったり」 
 ショッカーさん「お二人合わせて10000曲以上レコーディングされていますが、その中から選びに選んで100曲です!」 
 石原さん「今日ね、ほんとヤバい」

 

04:Burnin' your heart (1C)/石原慎一 
05:MACHINE TORNADER (1C)/石原慎一 
06:Dead or alive (1C)/石原慎一

 

「かわさきTVまんが祭」恒例の石ノ森章太郎先生作品楽曲の中から「アギト」を中心とした平成仮面ライダー特集。 
まずは石原さん。「アギト」のバーニングフォームイメージソング「Burnin' your heart」を激しく歌われ、 
間髪入れずにアギトの愛機マシントルネイダーを歌った「MACHINE TORNADER」へと流れ込み、 
更に「仮面ライダー555」初代エンディングへと立て続けにパワフルに歌われました。

 

07:One & Only (1C)/風雅なおと 
08:extremes meet (1C)/風雅なおと 
09:Emergency Guard Chaser (1C)/風雅なおと 
-MC-

 

続いてはがらりと雰囲気を変えて風雅さんによる「アギト」のアコースティックなイメージソング。 
やさしく伸びやかな歌声を堪能した後、同じく「アギト」より三人のライダーの運命を歌ったなまめかしい歌声が印象深い

「extremes meet」。 最後はなんと「アギト」より仮面ライダーG3の愛機ガードチェイサーのテーマ「Emergency Guard Chaser」。 
原曲は橋本仁さんが歌われていて、今回突然歌われたので驚きました。風雅さんのシャープな歌声は曲にとても似合っていました。

 

初代ウルトラマンのTシャツに着替えたショッカーさんがご登場され、これまでの曲紹介。 
なんでも「Emergency Guard Chaser」はネット上では「風雅さんが歌われているのでは?」という意見が多くあったらしく、 
それならいっそ風雅さんに歌ってもらおうという事で今回カバーしていただいたとの事です。

ショッカーさん「さぁ、仮面ライダーが来ましたら、日本の二大ヒーローのもう一角を特集します。 
        何を歌うかは……お分かりですね? 久し振りにウルトラのグッズを引っ張り出してきました」

 

10:時の中を走りぬけて (1C)/石原慎一 
11:スカイ・ハイ・ヒーロー (1C)/石原慎一 
12:ダイナの赤い輝きに (1C)/石原慎一 
13:TAKE ME HIGHER (COLUMBIA Version) (1C)/石原慎一 風雅なおと 
14:ULTRA SEVEN (ULTRASEVEN 99) (2C)/石原慎一 風雅なおと ザ☆カインズ ショッカーO野 
-MC-

 

ウルトラマン特集は劇場アニメ「ウルトラマンUSA」から、エンディング「時の中を走りぬけて」と「スカイ・ハイ・ヒーロー」。 
颯爽とした頼もしい歌声の「時の中を走りぬけて」と、独特のテンポが特徴的な「スカイ・ハイ・ヒーロー」を軽やかに歌われると、 
「ウルトラマンダイナ」よりパワフルな「ダイナの赤い輝きに」で観客も一緒に「YES!!」と盛り上がりました。 
そして風雅さんが合流され、今回是非とも聞きたかった「ウルトラマンティガ」よりオープニングのコロムビアでのカバー版。 
こちらでも観客は大盛り上がりで、石原さん、風雅さんお二人ともとても楽しそうでした。

続く「ウルトラセブン1999最終章6部作」より「ULTRA SEVEN」では 更にカインズの皆さんも合流され、

ショッカーさんも舞台袖でマイクを持ち歌われ、風雅さんの「自由に歌ってください」を受けて会場も一緒に合唱されていました。

 

「DRAGON BALL Z」のTシャツに着替えたショッカーさんが合流され、曲紹介を交えながらお三方でトーク。 
・石原さん「自由を押し付ける男、風雅なおと」 
・「ULTRA SEVEN 99」のオリジナルはメインがささきいさおさんで、石原さん、風雅さんは渕上祥人さんと共にコーラスとして参加、 
 カインズの皆さんは「スーパーヒーロー作戦」のボーカルアルバムで「ULTRA SEVEN」をカバーされています。 
 ショッカーさん「ある種、本物同士の今回ならではのコラボでしたね」

ショッカーさん「続いては何のコーナーかは全く想像つかないと思いますが、『DRAGON BALL Z』コーナーです!」 
観客拍手。 
ショッカーさん「まーこれが、コロムビアにカラオケが無くて、数日前まで構成表に入れることが出来なかったんですよ」 
石原さん「それで、僕が倉庫から古いDATテープにあるカラオケを見つけて、引っ張り出してきました。辛うじて残ってたんですね」 
ショッカーさん「それを東京一早いダビング屋さんに持っていって、2日前に届きました!」

 

15:挑戦状/石原慎一 
16:魔人ブウの悲劇 (1C)/石原慎一 
17:Cool Cool ダンディ/石原慎一 
-MC-

 

石原さんが数多くの楽曲に参加されているアニメ「DRAGON BALL Z」の中から、まずは人造人間セルおよびセルゲームを歌ったと思われる「挑戦状」。 
漂う色香で好戦的で挑発的な石原さんを堪能した後は、グッと雰囲気が引き締まる曲調の魔人ブウを歌った「魔人ブウの悲劇」。 
ブウの狂気と悲哀をはらんだ側面を、石原さんならではの表現力で彩られました。再び雰囲気ががらりと変わり「Cool Cool ダンディ」。 
歌詞がまるで石原さんそのものを歌われているよう。原曲にはないライブならではのアドリブを交えられていたのもセクシーでした。

「レッドバロン」など多くの特撮作品が描かれたTシャツに着替えられたショッカーさんが登場され、改めて楽曲紹介。 

 

・ショッカーさん「前回ここに魔人ブウが来たんですよ」 
 石原さん「そうなの? 歌いに来ればよかったですね」 
 ショッカーさん「でもブウは偽物ですから。ベジータとかピッコロとかヤムチャも来てコントやってまして。 
        今日も呼ぼうと思ったんですけど、そんな時間がないんでやめました

 

18:強殖装甲ガイバー (1.5C)/石原慎一 
19:戦え! レッドバロン (1C)/石原慎一 
20:レッドバロン (1C)/石原慎一 ショッカーO野 
21:マッハバロン (1C)/石原慎一 ショッカーO野 
~戦え! レッドバロン (サビのみ)/石原慎一 ショッカーO野 
-MC-

 

ここからは石原さんが歌われたアニメソングコーナー。まずはOVA「強殖装甲ガイバー」よりオープニング。

イントロでの「ガイバァアアア」が素敵。 ミステリアスな雰囲気をつんざく「レッドバロォォォン ファイヤァアア」の叫びで

アニメ版「レッドバロン」オープニング。 人気曲なだけに客席も大盛り上がりでしたが、

そのまま特撮「スーパーロボット レッドバロン」と兄弟作「スーパーロボット マッハバロン」オープニングへ。 
なんと2013年に行われた石原さんの30周年記念ライブ「戦隊ヒーローソング"激"Show」でも披露された

「レッドバロンメドレー」をそのまま再現されました。 ショッカーさんも一緒になって歌われ、観客も大興奮となりました。

マッハバロンではお二人一緒に軽快に踊り「昭和ど真ん中です!!」

 

ショッカーさんが「レッドバロンメドレー」について解説。 
石原さん「特撮の方はどんな歌だろうって気になってたんだけどね。なんか聞いた事があったんだよ。これ見た事あったね」 
ショッカーさん「そうそう。僕ら同い年ですからね。だいたい同じものを見て育ってますから」 
石原さん「マッハバロンもかっこいいよね。ロックで」 
ショッカーさん「どうせなら『ガンバロン』も入れようと思ったんですけど、毛色が違うんでやめました」 
観客笑。 
ショッカーさん「『ガンバロン』やると金月真美ちゃんも呼ばないとね。当時子役で出てたから」

 

22:オン・シュラ・ソワカ (1C)/石原慎一 
23:バビル/孤独のモニュメント (1C)/石原慎一 
24:シナイダーの歌 (1C)/石原慎一 
25:超剣戦隊ブレードブレイバー (1C)/石原慎一 
-MC-

 

続いてはカラオケ音源を探し出し、二日前に構成に組み込んだという楽曲を中心にしたアニソンコーナー。 
まずは「天空戦記シュラト」より、伸びやかな石原さんの歌声が痛快な「オン・シュラ・ソワカ」。久し振りに聞く事が出来ました。 
続いてOVA「バビル2世」より、憂いを込めた歌いぶりが魅力の初代エンディング「バビル/孤独のモニュメント」。

今回是非とも聞きたかった一曲でした。 間髪入れずにアニメ「BAMBOO BLADE」より

劇中劇「超剣戦隊ブレードブレイバー」より「シナイダー」と「ブレードブレイバー」。 
2曲とも息継ぎや転調が激しく、ハードな楽曲なのですが、見事に歌われる石原さんの姿に感嘆いたしました。

 

連続17曲を歌いきった石原さんをねぎらいながらショッカーさんが登場され、これまでの曲紹介をされました。

ショッカーさん「さぁ、次のコーナーはスペシャルゲストをお迎えしています。K・A・I・T・O! KAITOさんでーす!」 
拍手の中、風雅さんがご登場。 
風雅さん「なんかすみませーん」 
「初音ミク」に代表される音声合成ソフト「VOCALOID(ボーカロイド)」の一つ「KAITO」の声を風雅さんが担当されており、 
近年のVOCALOID人気に伴い、風雅さんも国内外様々なイベントで「KAITO」の楽曲を歌われています。

ショッカーさん「いやぁー、こういう方だったんだー。凄いCGだなぁ、立体的だもん」 
風雅さん「あはははは。なんかすみません」 
ショッカーさん「近年はKAITOさん関係でいろんなところにも行かれてるんですよね?」 
風雅さん「そうなんです。皆さんのKAITOさんのイメージを崩しちゃうようで悪いんですけど。

     でももう何年生きられるかわかんないでしょ?」 
ショッカーさん「なんでいつも後ろ向きかなぁ。初めて会った時も『ボク、体悪いんですぅ』『点滴打ってきましたぁ』とか言ってたし」 
観客笑。 
ショッカーさん「でも今は元気ですもん。初めて会った時と比べたら驚くほど元気です」 
風雅さん「そうですね、びっくりですよ」

 

26:千年の独奏歌 (1C)/KAITO 
27:カンタレラ/KAITO 
-MC-

 

「VOCALOID」コーナーまずはyanagiさんによって作られたKAITOさんの代表曲ともいえる「千年の独奏歌」。 
民族調の曲と風雅さんのしなやかな歌声が相まり、幻想的な雰囲気が作り出されていました。

続いては黒うささん(WhiteFlame)が制作した「カンタレラ」。 中世を思わせる弦楽器に合わせ、

風雅さんは独特のステップで高貴さと背徳感が合わさったように歌われていました。

 

ショッカーさんも合流され、風雅さんとお二人でトーク。 
ショッカーさん「ボカロのファンの方って静かな方が多いんですか?」 
風雅さん「いえ、そうでもないですね。ミクさんのファンの人は元気な方が多いです」 
ショッカーさん「あぁ、ヲタ芸をブチかますわけですね」 
風雅さん「あ……う~ん……」 
観客笑。 
ショッカーさん「KAITOさんのファンは大人な方が多いんですかね?」 
風雅さん「楽曲によってファンの方が違うんですね。そこがまた面白いです」

 

28:上弦の月/KAITO 
29:celluloid/KAITO 
-MC-

 

「VOCALOID」コーナーは続いても黒うささん(WhiteFlame)が制作された楽曲「上弦の月」。 
ダイナミックな曲の世界観を風雅さん独特の奥深い歌声で披露された後は、bakerさんが作られた「celluloid」。 
本来は初音ミクさんを用いて制作された曲ですが、今回は特別に風雅さんによるKAITOさんバージョンで。 
やわらかく、包み込むような暖かさで歌われる風雅さんの生歌はミクさんとはまた違った魅力でした。

 

風雅さんを見送りながらショッカーさんがご登場。 
ショッカーさん「『かわさきTVまんが祭』は今はアニメ、特撮、ゲームなど細分化されているジャンルも 
        昔は全て『TVまんが』として扱われていたので、その全てのジャンルを網羅し、楽しめるイベントを目指しています。 
        今回は『VOCALOID』という一種のバーチャルなジャンルをお届けしたわけですけれど、 
        様々なジャンルをまさにお祭りのように楽しんでいけたらと思い開祭しています」

 

30:重甲ビーファイター/石原慎一 
31:戦え!! メガヘラクレス (1C)/石原慎一 
32:進め! 昆虫戦士 (1C)/石原慎一 
33:黒き十字架BLACK BEET. (1C?)/石原慎一 
34:地球孝行/石原慎一 
-MC-

 

続いては特撮作品の中からメタルヒーロー「ビーファイター」シリーズのコーナー。ここから石原さんの独壇場に。 
一曲目は「重甲ビーファイター」よりオープニング。大きいライブでも頻繁に歌われている楽曲なので観客の一体感も盤石。 
さらに「ビーファイター」の挿入歌へと続いていきます。まずはメガヘラクレスのテーマ「メガヘラクレス」を颯爽とキレ味鋭く、 
「進め! 昆虫戦士」ではヒロイックに、"悪のビーファイター"ブラックビートのテーマ「黒き十字架BLACK BEET.」ではハードボイルドに、 
エンディングの「地球孝行」では包容力のある優しい歌声と、5曲それぞれに違った表情で歌われました。

 

ショッカーさんが合流され、これまでの曲をご紹介。 
ペットボトルのふたではなくマイクを開けようとしてしまった石原さん。 
石原さん「今、マイクを開けようとしてしまいました」 
ショッカーさん「言わなきゃいいのにぃ~」 
石原さん「言いたくなる年になりましたね。もう。水木さんの気持ちがわかるようになりました」 
観客笑。 
ショッカーさん「ダジャレも言わないと気がすまなくなってきたね。昔は皆で『オヤジィだなぁ~』なんて言ってたのにね」 
石原さん「そうそう。MoJoさんの気持ちもわかるようになってきましたね」 
ショッカーさん「大丈夫、僕らはまだまだ若手ですから」

 

35:Wake up justice (1C)/石原慎一 
36:GET READY! NEO BEETMACHINE! (1C)/石原慎一 
37:VS.ビーファイター ~邪悪な一族の野望~ (1C)/石原慎一 
38:無敵のフォーメーション! ビーファイター! (1C)/石原慎一 
39:幾千の光集まる時 ~大甲神カブテリオスのテーマ~ (1C)/石原慎一 
40:恐怖の軍団 (1C)/石原慎一 
41:両手で抱きしめたい/石原慎一 
-MC-

 

続いては「ビーファイターカブト」のコーナー。まずは「Wake up justice」では歌いだす直前に足がつってしまうハプニング。 
ですが、中断せずそのままネオビートマシンのテーマ「GET READY! NEO BEETMACHINE!」をスマートに歌われ、 
敵のメルザード一族を好戦的に歌った「VS.ビーファイター」へと続き、「VS」に相対するような「無敵のフォーメーション!」から 
曲調が一転、壮大なスケールのカブテリオスのテーマ「幾千の光集まる時」では広がりと伸びやかな歌声で圧倒され、 
メルザード一族を歌った「恐怖の軍団」は怨念こもったシニカルさと重厚感たっぷりに歌われ、 
ラストはがらっと雰囲気が変わり、語り掛けるようなやわらかな「両手で抱きしめたい」をフルサイズ歌われました。

ショッカーさんが合流され、これまでの曲をご紹介。 

・「カブト」の曲はタイトルが2曲分の曲が多い。 
・石原さんの「ビーファイターカブト」楽曲コンプリート。 
・ここで風雅さんを呼び込まれお三方でトーク。

 ショッカーさん「お二人はオリジナル曲の他に、他の方が歌われた楽曲をカバーされていることも多いんですね。 
        ここからはそういったカバー曲を中心にお届けしていきたいと思います。 
       『かわさきTVまんが祭』では他ではカバーしていない曲を歌っていただいているのも一つの目玉なんですね」 
 石原さん「うん、聞いておりますね」 
 ショッカーさん「これを英語で言いますとMUCHABURI(ムチャ振り)と言います」 
 石原さん「あぁ、英語だったっけ? 今は世界の共通語ですもんね」 
 ショッカーさん「世界の共通語、MUCHABURI(ムチャ振り)」 
 観客笑。 
 ショッカーさん「まずはお二人で一緒に歌うのも聞いてみたいと思いまして、 
         この曲を歌っていただきたいと思います。『マクロスF』より『ライオン』」 
観客「ぇぇええええええええええ」

 

42:ライオン (1C)/石原慎一 風雅なおと 
43:マクロス (1C)/風雅なおと 
44:キン肉マンGo Fight! (1C)/石原慎一 
45:ズダダン! キン肉マン (1C)/風雅なおと

 

観客の驚きの声が響く中、カバーコーナーはアニメ「マクロスF」より二代目オープニングからスタート。 
風雅さんがMay'nさんの歌われたシェリル、石原さんが中島愛さんの歌われたランカパートをむつまじく歌われました。 
続いてはアニメ「マクロス」よりオープニング。「がんばりまーす」と風雅さんが声楽風の発声で雄々しく歌われ、 
石原さんは別レーベルでカバーされているアニメ「キン肉マン」初代オープニングを、串田アキラさんばりのタフな歌声でマッスルに、 
入替りに風雅さんも別レーベルでカバーされているアニメ「キン肉マン キン肉王位争奪戦編」のオープニングをスマートに歌われました。

 

46:ニルスのふしぎな旅 (1.5C)/風雅なおと 貝原怜奈 
47:銀河旋風ブライガー (1C)/石原慎一 ナレーション:ショッカーO野 
48:タイガーマスク (2C)/石原慎一 ナレーション:ショッカーO野 
-MC-

 

続いてアニメ「ニルスのふしぎな旅」オープニングのイントロが流れると、

貝原さんが登場され「Nils. Come on Nils Come on up!」の声をご担当。 
さわやかな風雅さんの歌声は雰囲気にとてもぴったりでした。

次のアニメ「銀河旋風ブライガー」のオープニングをショッカーさんの前口上付きで。 
石原さんはCD「ウルトラアニメユーロビートシリーズ メカMAX」でカバーされていますが、

今回はユーロビートではなく、オリジナル版のカラオケでした。 
続いては石原さんがゲーム「pop'n music animelo」やCM等、様々な所でカバーされているアニメ「タイガーマスク」のオープニング。 
ショッカーさんがオープニングのセリフを披露されると、石原さんも思わず「懐かしい!」と声をあげられました。

 

ショッカーさん、風雅さんも合流され、これまでの楽曲を振り返ります。 
・カルビーのポテトチップスのCMソングとして「タイガーマスク」を歌った時の裏話。 
 石原さん「最初はオリジナルっぽく歌ってくださいって言われたんですけど、

     ピンと来なかったらしくて『石原さんでお願いします』って言われたんですよ」

 ショッカーさん「さて、続いては『ジブリコーナー』です。ここでは風雅さんに是非とも歌ってほしい曲があります。 
        この曲もムチャ振りなんですが、どうしても聞きたかったんです。『もののけ姫』!」

 

49:もののけ姫/風雅なおと 
-MC-

 

映画「もののけ姫」よりエンディング。神秘的な世界観の楽曲である本曲を、原曲の米良美一の雰囲気そのままに、 
シシ神の森を思わせる広がりある歌声で歌いあげる風雅さん底力の凄さを改めて感じながら聞き入りました。

 

・ショッカーさん「いやぁ~。すげえイイ!」 
 風雅さん「お恥ずかしいです。前に一緒にカラオケに行った時にちょっとしたネタとして歌っただけなんですけどね」 
 ショッカーさん「とんでもない、素晴らしかったです」 
・ここで前半の最後の曲の準備のため、石原さん、アップル、カインズの皆さんがご登場。貴日さんがキーボードにスタンバイ。

 

50:カントリー・ロード/石原慎一 風雅なおと アップルパイ ザ☆カインズ

 

アニメ「耳をすませば」よりエンディング。石原さんと風雅さんが参加したグループWAVE6がスタジオジブリの楽曲をカバーしたアルバム 
「スタジオジブリ ア・カペラ・ソングス」で本曲をカバーされていますが、今回はアルバムよりも原曲に近いアレンジになっていました。 
総勢8名による厚みのあるコーラス、ハーモニーをたっぷりと堪能させていただきました。

 

~休憩~ 
-MC-

 

石原さん、風雅さん、アップル、カインズの皆さんが拍手で見送られ、ショッカーさんのアナウンスで休憩時間へ。 
その間にステージ上ではスタッフさんによって楽器がセッティングされるなど、後半の準備が行われていきました。

 

しばらくするとショッカーさんが登場され、後半はカインズの皆さんのコーナー。 
今回カインズの皆さんはそれぞれに楽器を演奏されるという事で、メンバーと楽器をそれぞれご紹介。 
貴日さんはキーボード、常見さんはベース、斉藤さんはショルダーキーボード。 
さらに演奏面のメンバーとして「スペースカインズ ライヴ」でも打楽器を担当されているきたはらゆきひこさんが参加。

 

・貴日さん無くしては水木さんは成立しない。 
・日本ではすぐ見つかるものの、アメリカで斎藤さんが人ごみに入ると見失う。 
・ショッカーさん「常ちゃんとの付き合いも長いよね」 
 常見さん「伊達に」 
・カインズの温水洋一さんこときたはらさんはとても楽しそうに楽器を奏でる。 
・ショッカーさん「さてカインズですが、毎回ゲストの方々がやらないような曲を選曲してきます。今回はITCコーナーです!」 
 貴日さん「……反応がなかなか薄いですね」 
 ショッカーさん「ITCは『サンダーバード』等を手掛けた配給会社なんですが、今回は『ITCヒットパレード』と題しましてお届けします。 
        ですが『サンダーバード』はやりません!!」 
 観客笑。

 

51:謎の円盤UFO オープニング/ザ☆カインズ ナレーション:ショッカーO野 
52:謎の円盤UFO (1C)/ザ☆カインズ 
53:海底大戦争 (1C)/ザ☆カインズ 
54:ジョー90 (1C)/ザ☆カインズ 
55:スペース1999のテーマ (1C)/ザ☆カインズ 
-MC-

 

「かわさきTVまんが祭」の名物の一つであるカインズの皆さんの唸る選曲と貫禄でお届けする「ITCヒットパレード」。 
まずは特撮「謎の円盤UFO」よりインストゥメンタルのオープニング。

TVでは矢島正明さんが担当されているナレーションをショッカーさんが担当されました。 
同じく「謎の円盤UFO」より日本語版のテーマソング。貴日さんがメインボーカルをミステリアスに担当されました。 
続いては特撮「海底大戦争 STINGRAY」よりオープニングですねぇ。今回は斎藤さんがメイン。

どこかしら子門さんを思わせる節回しでした。 更に特撮「スーパー少年 ジョー90」のテーマを

貴日さん、常見さん、斎藤さんが頼もしいハーモニーを響かせた後は、 
特撮「スペース1999」よりエンディング。常見さんの魅惑の凛々しい低音がたまりませんでした。

 

ショッカーさんが合流され楽曲の解説をされました。 
ショッカーさん「『謎の円盤UFO』のナレーションをやらせていただきましたが、当時見て覚えたのは今でも覚えてるもんですね」 
貴日さん「今日の為に覚えたんじゃなくて、当時もう覚えていたんですか?」 
ショッカーさん「そう。覚えてるもんだね。でも1980年から35年だからイギリスの映画会社の深くにはもう基地があるんだね」 
貴日さん「そうなんですよね」 
ショッカーさん「そろそろ老朽化してくる頃だよね」

 

56:キャプテン スカーレット /ザ☆カインズ 
57:飛べよ! エンゼル (1C)/ザ☆カインズ 
58:キャプテン・スカーレット/ザ☆カインズ 
-MC-

 

「ITCヒットパレード」続いては「サンダーバード」を超える作品を目指して制作された「キャプテン スカーレット」からメドレー。 
まずは日本語版オープニング「キャプテン スカーレット」。原曲では少年合唱団ですが、

今回は男声ではつらつとした印象になっていました。 そしてカインズの皆さんならではのハーモニーが楽しめる

イメージソング「飛べよ! エンゼル」へと続き、 ラストは原曲のオープニングに日本独自の歌詞を付けた

イメージソング「キャプテン・スカーレット」。原曲よりも勇壮な感じのアレンジでした。

 

・ショッカーさん「さすがカインズ。ブレません!!」 
・拍手の中、カインズの皆さんが退場され、スタッフさんが楽器を片付けられました。 
 ショッカーさん「カインズを初めてごらんになった方、だんだん病みつきになります」 
 観客笑。 
・続いてはもう一組のレギュラーであるアップルパイのお二人がご登場され、ショッカーさんがおひとりづつご紹介。 
 ショッカーさん「何といってもお二人は七つの声を使えますからね」 
 杉山さん「はぁ……そうですね……」 
 ショッカーさんの言葉を受けて指折り数える杉山さん。 
・ショッカーさん「フランスのDJ、ディミトリ・フロム・パリさんも絶賛されましたからね『ワンダフル!』って」 
 杉山さん「ワンダフル……」 
 ショッカーさん「ワォ! ……なんちゃらボイース!って」 
 杉山さん「なんちゃら……ボイス……」 
 お二人のやり取りを見ていて、思わず笑ってしまっていた平山さん。

 

59:アップルカーニバル/アップルパイ 
-MC-

 

19作のアニメソングを数珠つなぎにしたアップルパイのオリジナルメドレー。久しぶりに聞く事が出来ました。 
長年培ってきたお二人の息の合ったコンビネーションをたっぷりと堪能できました。 
カラオケ音源でも抜群の存在感なお師匠さんの「イヤッフゥ」に、お二人から笑みがこぼれているように思えました。

 

アップルのお二人が退場され、ショッカーさんお一人に。 
ショッカーさん「さぁ、続いては新しいコーナーです。この方に登場していただきましょう!」 
石原さん「みなさん……っくふ……!」 
鮮やかなシャツ姿で登場された石原さんでしたが、ちょっと恥ずかしかったご様子。 
石原さん「"みんな"のほうが良いかな。みんなぁ、夢と魔法の王国、東京ディズニーランドへようこそ!!」 
観客拍手。 
東京ディズニーランドのスモールワールド・ステージ「キッズ・オブ・ザ・キングダム」でパフォーマンスをされていた石原さん。 
石原さん「もう33年前ですよ」 
ショッカーさん「もうちょっとやってよ」 
石原さん「もういいよ! 恥ずかしいわ!」

 

60:新くまのプーさん(メイン・タイトル・ソング) (1C)/石原慎一 
61:君のようになりたい (I Wan'na Be Like You) (1C)/石原慎一

 

ここからは「ディズニー」コーナー。まずはテレビシリーズ版「新くまのプーさん」よりオープニング。 
さわやかに颯爽とした歌声できらきらと歌われたあとは、映画「ジャングル・ブック」より 
石原さんが吹替えを担当した"サルの王"キング・ルイが歌う劇中歌をアレンジ版のカラオケで。 
野性味とけだるさが合わさりながらも叶わない夢を高らかに歌う大好きな曲。まさかこの曲が聞けるとは思いませんでした。

 

62:A Whole New World (ホール・ニュー・ワールド 新しい世界)/風雅なおと 杉山小絵子 
63:Letit Go/風雅なおと 
-MC-

 

続いては風雅さんが映画「アラジン」劇中歌の原曲英語詞版を杉山さんとデュエットで。 
風雅さんのさわやかさの塊の様な歌声と、杉山さんの透き通るような歌声が見事に合わさって素敵でした。 
杉山さんが退場され、風雅さんお一人で映画「アナと雪の女王」より挿入歌「Letit Go」の原曲英語詞版。 
まるでエルサが憑依したかのように情感のこもった風雅さんの歌声にぐいぐいと引き込まれました。

 

ショッカーさん「『アナと雪の女王』の原題は『Frozen』っていうんですね。 
        昨年アメリカに行った時におもちゃ屋に行ったんですけど、アメリカ人の友達が『Frozen!!』って言ってて、 
       『アナ雪』のおもちゃはいらないのか?って意味だったんですけど、当時は分からなくて『Frozen』って言われたんで 
       『ああ、じゃあストロベリーひとつ』ってアイスの事だと思っちゃいました」 
風雅さん「あら、はははは」 
ショッカーさん「『Letit Go』もそうですけど、風雅さんとカインズの斎藤淳ちゃんと一緒にカラオケに行った時に 
        風雅さんが歌ってくれた曲が今日結構構成に入っています。伊達に一年間一緒にカラオケ行ってないですよ」 
風雅さん「あの淳さんて年齢は若いのに70年代の歌謡曲とかたくさん知ってるんですよ。凄いですね」

 

64:Hopelessly devoted to you (愛すれど悲し)/風雅なおと 
-MC- 
65:Seasons of Love/石原慎一 風雅なおと アップルパイ ザ☆カインズ 
-MC-

 

続いては「ミュージカルコーナー」。まずはジョン・トラボルタ主演で映画にもなった「グリース」より「Hopelessly devoted to you」。 
原曲のオリビア・ニュートン=ジョンのように情感たっぷりに、時に激しく、時に優しく歌われていました。 
そして石原さん、アップル、カインズの皆さんも合流され、全員がコーラスブースの位置に集合し、続いての曲へ。 
映画化もされ、日本の初演では石原さんがコリンズ役で出演された「レント」より「Seasons of Love」。 
石原さんがメインになり、力強くも暖かく生きること、愛することの尊さを歌われ、その迫力にグッときました。

 

ショッカーさんが石原さん、アップル、カインズの皆さんを見送られ、風雅さんとトーク。 
ショッカーさん「ここからはJ-POP、いや、あえて『歌謡曲コーナー』と呼びたいと思いますが、

        風ちゃんは歌の先生もされてるんですよね」 
風雅さん「あ、ハイ。恐縮ですが」 
ショッカーさん「恐縮ですか? 教職ですか?」 
風雅さん「うまーい!」 
観客笑。 
ショッカーさん「次の曲はそのヴォーカルレッスンの課題曲にもなっている曲だそうで」 
風雅さん「ハイ。通信教育で生徒さんに指導をするんですね」 
ショッカーさん「なるほど。では今回は風ちゃんオンリーの歌声でお楽しみいただければと思います」

 

66:I LOVE YOU (1C)/風雅なおと 
67:クリスマス・イブ (1C)/風雅なおと 
68:さくら(独唱) (1C)/風雅なおと 
-MC-

 

「歌謡曲コーナー」。まずは故・尾崎豊さんの代表曲のひとつ「I LOVE YOU」をやわらかく切ない歌声で。 
続いては山下達郎さんの代名詞「クリスマス・イブ」。達郎さんとはまた違った趣のアプローチで歌われる風雅さん。 
曲中「皆さん、クリスマスまでがんばって生きていきましょう!」と縁起でもない風雅さん一言に観客も笑っていいのやら。 
更に「ハイ、歌わなきゃいけない所なのに、楽しくなっちゃってプロンプターを見ないで歌っちゃってましたー」と

バラしてしまうおちゃめな一面も。 ラストの森山直太朗さんのヒット曲「さくら」ではそれまでの朗らかな感じはどこへやら、

しなやかな歌声で会場を包み込みました。

 

ショッカーさん「『クリスマスまで生きていきましょう』って言ってるから歌わなきゃいけない所、

        飛ばしちゃうんですよー。死ぬ死ぬ詐欺かっ」 
観客笑。 
ショッカーさん「歌謡曲ですから、次はとっておきなの行きますよ」 
風雅さん「これが楽しみだったんですよー」 
ショッカーさん「オリジナルシンガー呼んじゃいますよ。どうそ!」 
石原さん「どーも! ザ・マイクハナサーズでーす!!」 
ショッカーさん「本物だー! もうどれだけこの曲を歌ったか!」 
1980年代後半からはじまったカラオケブーム時、往年のヒット曲をメドレーにして次々発表し、巷を盛り上げたザ・マイクハナサーズ。 
男女複数の覆面歌手の方が歌っているのですが、そのお一人が石原さんでした。 
ショッカーさん「あれは男性と女性がいるのですが……」 
風雅さん「……どうも、風雅"なおこ"です」 
観客笑。 
風雅さん「でもさっき足がつっちゃったんでちゃんと踊れるかどうか……」 
ショッカーさん「あんたもか!」

 

69:二人でカンパイ!/石原慎一 風雅なおと 
-MC-

 

お酒にまつわるデュエット曲を中心に数珠つなぎにした「二人でカンパイ!」。この曲までフォローするのが「かわさきTVまんが祭」。 
石原さんは特撮系俳優で結成されたムード歌謡ユニット「純烈」に触れてみたり、風雅さんに合いの手を入れたり、踊ったり。 
風雅さんは演歌、歌謡曲、アイドルと女性パートを見事に歌い分けて、優雅に舞うように踊られていました。 
場内の雰囲気はさながら宴会場。まさに「かわさきTVまんが祭」でしか見る事、聞く事の出来ないとてもご陽気な一幕となりました。

 

・石原さん「風雅なおこカワイイですね」 
 ショッカーさん「……なおこカワイイわぁ。もうこの二人の感じは出来上がってますね。これで営業行けそうですね」 
 石原さん「是非」 
・石原さんが見送られ、ショッカーさんと風雅さんお二人に。 
 ショッカーさん「さぁこっからは、BLコーナーです。ここはわかる方だけわかればいいです」 
 風雅さん「わかる方だけでいいです」 
 ショッカーさん「根強いファンの皆さんお待たせいたしました。風ちゃんには『炎の蜃気楼』からお願いします」 
 観客「ぉぉおおおおお」 
 風雅さん「普通の方はね、男女のラブソングだと思って聞いていただければと思いますよ」 
 ショッカーさん「そうですね。それ以上の事は皆さんにおまかせします」

 

70:皆既月食/風雅なおと 
71:Vicious/風雅なおと 
72:難破船/風雅なおと 
-MC-

 

「BLコーナー」風雅さんは小説からアニメや舞台にもなった「炎の蜃気楼」のイメージソングから。 
本作で風雅さんは直江信綱のイメージソングを担当。「皆既月食」は風雅さんのシリアスで凛とした雰囲気ある歌声で魅せ、 
続いて歌われた「Vicious」ではミステリアスで挑発的な風雅さんの歌声と独特のステップが印象深く、 
最後の「難破船」ではがらりと雰囲気が変わり、しっとりとした出だしとパッションあふれる盛り上がりのギャップが魅力でした。

 

風雅さんを拍手で見送りながらショッカーさんが登場され、これまでの曲紹介。 
ショッカーさん「ここでスペシャルゲストをお迎えしています。南條晃司さんです!!」 
観客拍手。 
石原さん「……ショッカーの口からそう呼ばれると変な感じだなぁ……」 
ショッカーさん「はじめまして、南条さん」 
石原さん「どうも。速水奨です」 
観客笑。 
漫画「絶愛-1989-」のイメージアルバムで主人公の南條晃司の声優を速水奨さん、ボーカルを石原さんが担当されています。 
ショッカーさん「子安武人です(同作の泉拓人役)」 
石原さん「ハハハ。子安ももうそういう役ばっかりだもんなぁ」 
ショッカーさん「もうその筋じゃあね。でも男性声優さんの楽屋に行くと面白いですよね。『この間、堀内賢雄さんに抱かれたよ』とか」 
石原さん「ハハハ。さいあくー」 
観客笑。 
ショッカーさん「檜山修之が嬉々として言っててね。で、山口勝平はネコですからね」 
石原さん「そうだよね。だいたい勝平ちゃんはね」 
観客笑。

 

73:どうすればいい/南條晃司 
74:絶愛-1989-/南條晃司 
-MC-

 

「BLコーナー」石原さんは前途の「絶愛-1989-」より南條晃司として歌われた楽曲から。 
石原さんの独特の色香が漂う歌声で、届かない恋心を妖しく歌われた「どうすればいい」で会場を魅了すると、 
続いては心をかきむしる様に狂おしい「絶愛-1989-」では石原さんの鬼気迫る歌声に圧倒させられました。

 

ショッカーさんが色々なCDを持ってご登場。「彼烈火」「絶愛-1989-」やOVA「バビル二世」、 
「スーパーマリオブラザーズ・スペシャル」「変幻退魔夜行 カルラ舞う!」など石原さん関連の貴重なCDが沢山。 
ショッカーさん「これ全部、斎藤君の私物です。どんだけ石原慎一が好きなんだよ」

 

75:ジライヤ (1C)/石原慎一 
76:特警ウインスペクター (1C)/風雅なおと ナレーション:ショッカーO野 
77:おれが正義だ!ジャスピオン (1.5C)/石原慎一 
-MC-

 

ここからはラストまで特撮ソングづくし。まずは「特撮カバーソングコーナーメタルヒーロー編」。 
先陣は戸隠流正統「世界忍者戦ジライヤ」オープニングを石原さんが張りのある豪快な歌いっぷりを披露。 
続いてはショッカーさんがナレーション、石原さんも合いの手で参加されて 
「特警ウインスペクター」オープニングを風雅さんが力強く伸びやかに歌われ、「巨獣特捜ジャスピオン」オープニングへ。 
石原さんが颯爽と勇ましく歌われ、ショッカーさんが名乗りで彩を添えられましました。

 

ショッカーさん「さぁ続いてはスーパー戦隊編です! 続いては慎ちゃんが仮歌を歌ったんだよね?」 
石原さん「やったやった、たぶん」 
ショッカーさん「いろいろやってるから割と忘れちゃってるかもね。でも歌が始まったらすぐ歌えるはずです!!」

 

78:ガオレンジャー吼えろ! (1C)/石原慎一 
79:恐竜戦隊ジュウレンジャー (1C)/風雅なおと 
-MC-

 

続いては「特撮カバーソングコーナー戦隊ヒーロー編」。石原さんはレコーディングの際の仮歌を歌われた 
「百獣戦隊ガオレンジャー」オープニング。山形ユキオさんを彷彿とさせる野性味あふれるタフさで歌われると、 
風雅さんは別レーベルでカバーされている「恐竜戦隊ジュウレンジャー」オープニング。 
さわやかさ満天に「ジュウレンジャー」を讃え歌われている様子は、風雅さんの真骨頂を見たように思えました。

 

ショッカーさん「さぁ、ここからはラストスパートはお二人の『スーパー戦隊』を網羅したいと思います。 
          ますは慎ちゃんが初めて歌われた戦隊ソング、26年前に……」 
石原さん「(声だけ)26年前……」 
ショッカーさん「そう。26年前!」 
石原さん「マジかよ……」 
ショッカーさん「もうそんなになるよね」

 

80:タックル! ターボラガー (1C)/石原慎一 
81:Go! ファイブ Go! ファイト (1C)/石原慎一 
82:超巨大ロボ!! グランドライナー (1C)/石原慎一 
83:FASTEST & GREATEST (1C)/石原慎一

 

まずは石原さんが登場され「高速戦隊ターボレンジャー」よりターボラガーのテーマ。 
26年かけて磨きがかけられたたくましい歌声で「足がちがうのさ」とキメられたら「救急戦隊ゴーゴーファイブ」の世界へ出場。 
まずはアクション曲「Go! ファイブ Go! ファイト」をハードさと伸びやかさで頼もしく歌われ、 
重厚感がたまらないグランドライナーのテーマ「超巨大ロボ!! グランドライナー」では激しく雄々しく「連結合体!!」、 
そして「FASTEST & GREATES」ではゴーゴーファイブを助けるマックスシステム達を勇壮高らかに「特急武装!!」。

 

84:インストール! メガレンジャー (1C)/風雅なおと 
85:電磁合体! ギャラクシーメガ (1C)/風雅なおと 
86:気のせいかな/風雅なおと

 

きらめく電子音に乗って風雅さんへバトンタッチされ、「電磁戦隊メガレンジャー」の世界へインストール。 
アクション曲「インストール! メガレンジャー」を鋭い歌声で若々しく歌われると、 
ギャラクシーメガを歌った「電磁合体! ギャラクシーメガ」では颯爽としたでっかい歌声でバキっと歌われ、 
一転してエンディング「気のせいかな」は仲間に語り掛けるように優しく強くはつらつと歌われました。

 

87:流星合体!! ビクトリーマーズ (1C)/石原慎一 
88:俺流!! ゲキバイオレット/石原慎一 
89:炎神合体! エンジンオー/石原慎一 
-MC-

 

風雅さんと入替わりで石原さんが登場され「ゴーゴーファイブ」よりビクトリーマーズのテーマ「流星合体!! ビクトリーマーズ」。 
低音から一気に"戦う神"ビクトリーマーズを高らかに歌いあげる石原さんはカッコイイことこの上なしです。 
続いては「獣拳戦隊ゲキレンジャー」より"アイアン・ウィル"ゲキバイオレットのテーマを軽快なステップと艶めかい歌声で、 
そして「炎神戦隊ゴーオンジャー」よりエンジンオーのテーマを疾走感あふれるキレッキレな歌声で歌われ、 
10曲に及んだ怒涛の戦隊メドレーはチェッカーフラッグとなりました。

 

ショッカーさん「さぁいよいよ最後、まずは風雅なおとさん、オレたちメガ! 『電磁戦隊メガレンジャー』!!」

 

90:電磁戦隊メガレンジャー/風雅なおと 
-MC-

 

ラストスパートは「電磁戦隊メガレンジャー」オープニングから。風雅さんは踊るようなステップを交えつつ、 
時折観客を見つめながら、とても楽しそうに笑顔いっぱいで歌われていたのが印象的でした。

 

91:救急戦隊ゴーゴーファイブ/石原慎一 風雅なおと アップルパイ ザ☆カインズ ショッカーO野

 

最後の最後は石原さんが登場され、ラストを飾る"燃えるレスキュー魂"「救急戦隊ゴーゴーファイブ」よりオープニング。 
2番からは風雅さん、ショッカーさん、コーラスの皆さんも合流され、観客と一緒に大合唱。 
これまで長時間歌われているにも関わらず、石原さんはその疲れを全く見せず、

最後までハードでパワフルな楽曲を颯爽と歌い切られました。

 

ショッカーさん「以上! メドレーを含めて全117曲、お届けしました!」 
観客「おぉぉぉおおおお」 
ショッカーさん「以前、中野で『アニソンパワー』というイベントをやった時も6時間以上やって怒られちゃったんですけど、 
        今日もなかなか曲が削れなく、通常のライブ2回分になってしまいました!」

 

最後に出演のお二人から一言づつ。 
石原さん「僕の30周年ライブは『レ・ミゼラブル』より長いって言われたんですけど、今日はそれよりもさらに長い4時間。 
     なんか自分の半生記のようでしたね。ありがとうございました!」 
風雅さん「ありがとうございました。今日は貴重な体験をさせていただきました。 
     個人的には4月の末からメキシコに行って歌ってくるんですけど、そちらでも頑張れそうですね」 
ショッカーさん「今度公開する『クレヨンしんちゃん』の映画のキャンペーンとかではないですね」 
風雅さん「え、ああ……」 
観客笑。 
石原さん「そうじゃなかったみたいですね。まぁ、とにかくクリスマスまではお元気で」 
観客大笑。

 

ショッカーさん「ということで『かわさきTVまんが祭』お開きとさせていただきます!」 
拍手で石原さん、風雅さん、アップル、コーラスの皆様をお見送りして観客と一緒に合言葉。 
ショッカーさん「かわさきTVまんが、祭りだっ!」 
観客「わっしょぉぉぉおおい! 
ショッカーさん「祭だっ!!?」 
観客「わっしおおおぉおおい! 
ショッカーさん「祭りだぁっ!!?」 
観客「わっしょおぉおぉぉおおおおぃ!!」 
ショッカーさん「おぉぉしまぁあああい! ショッカーO野でしたっ!」

 

のべ4時間越えとなった「第12回 かわさきTVまんが祭 石原慎一 × 風雅なおと LIVE in kawasaki TV-MANGA Fes.」は

お開きとなりました。 全91曲、メドレー内の曲を含めて総曲数117曲という大ボリュームで、その曲の内容も 
ライダー、ウルトラマン、戦隊、メタルヒーロー、アニメ、ロボット、ディズニー、ジブリ、 
ボーカロイド、イメージソング、BL、ミュージカル、ゲーム、一般曲、 などなどと、 
一回のライブでこんなに聞く事が出来るのかと思う程に多岐にジャンルが歌われ、 
改めて石原さんと風雅さんがこれまで歌われてきた楽曲の幅広さを、文字通り体感いたしました。 
そしてその幅広い楽曲を長時間にわたって歌い切ることができるお二人のパワフルさにも圧倒されました。

 


補足

 

・石原さんのマイタオルを持ってきたショッカーさん。 
 ショッカーさん「慎ちゃん、これで汗を拭いて」 
 石原さん「ありがとう。これは僕のレノアの香りが付いてるね」 
 ショッカーさん「ああ、プールサイドに夏がくくりゃってね。これわかるの40代以上ですね」

 

・ショッカーさん「今日は初音ミクちゃんは来てないんですか?」 
 風雅さん「あ、楽屋にいますぅ」

 

・ショッカーさん「『celluloid』はミクさんの曲なんですね」 
 風雅さん「そうなんです。ちょっと恐縮ですけど」 
 ショッカーさん「何なら呼んで来ましょうか? ♪オーラバトラーってそれはミクさん違いですね」 
 観客笑。 
 風雅さん「時折こんがらがるんですよね」

 

・ショッカーさん「慎ちゃんはもう10数曲を連続で歌ってくれるのが凄いよね」 
 石原さん「いやいや」 
 ショッカーさん「大丈夫か、1000曲ライブとかやっちゃう人もいるくらいだもんね」 
 石原さん「逆にさ、あれやられちゃうとこっちもちょっとの事で文句なんて言えなくなるもんね。やっぱり凄いよ」

 

・ディズニーコーナーの冒頭は石原さんにお任せで、台本上でも「慎ちゃんよろしく」とだけ書かれていたそうです。

 

・石原さん「当時はミッキーTシャツ来て♪ジッバディドゥダーとか歌ってましたね。浦安で」 
 ショッカーさん「ああ、浦安で。僕も浦安には縁がありましたね……『浦安鉄筋家族』ですけどね」 

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