2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
宮内タカユキLIVE2015~感謝! 還暦! 60曲!~
15.3.8 Naked Loft
出演/宮内タカユキ
司会/野本ひとし
演奏/カラオケ
「超電子バイオマン」をはじめとした戦隊シリーズや「仮面ライダーBLACK RX」、
「特警ウィンスペクター」「特急指令ソルブレイン」「特捜エクシードラフト」のレスキューポリスシリーズなど
数々のアニメソング、特撮ソングを歌われてきた宮内タカユキさん。
精力的に音楽活動を続けていた宮内さんでしたが、2010年に左膝蓋骨粉砕骨折、さらに2011年末には小脳梗塞発症と、
立て続けて苦難にみまわれ、それまでのように思うように歌うことが難しくなってしまわれました。
ですが、"歌うことがなによりのリハビリ"と、日本全国各地でのいろいろな形のステージに立たれ、
徐々に回復されて、この年2015年に60歳還暦を迎えられました。
還暦を記念し、60曲を歌うというコンセプトで、宮内さんにちなみ3月8日、"みや"の日に開催されたのが今回のライブです。
当方、近年はなかなか宮内さんのソロライブには行けずにいたのですが、今回はやっと参加できました。
会場は読売新聞記者の鈴木美潮さんが開催しているトークイベント「歌祭」シリーズの
ホームグラウンドともいえる居酒屋形式のライブハウスNaked Loft。
今回は60曲という曲数もあり、開演時間が14時、閉演予定が21時と長丁場ながらも、
チケットは発売してすぐに完売。急遽追加されたスタンディングも発売するや完売という凄い人気でした。
入場すると宮内さんが92年に発表されたオリジナルアルバム「心の歌」が流れており、
物販コーナーにはCDの他にも還暦記念のタオル、缶バッチが販売されていました。
本日限定の特別メニューとして、宮内さんがNaked Loftでライブを行われる際には恒例になっているという
"みや"をもじってみかんとやしの実(ココナッツ)のカクテル、ブラッディオレンジのスペシャルバージョン「みやカクテル」と、
還暦は赤という事で、トマトカレー「感謝! 還暦カレー」が販売されていました。
-MC-
開演時間が少し過ぎた頃、司会の野本さんが登壇。
宮内さんのお弟子さんでありイベント会社eventbeckの代表である野本さんが今回のライブ開催の経緯と諸注意をお話。
野本さん「とにかく今回は本人が60曲歌いたいと言い出した所からはじまりました。
言われた当初、私とマネージャー二人で『何言ってんだこの人』と思いましたね。今の自分の体調わかってるのかと」
観客笑。
野本さん「ですが、本人が歌いたいならやってみようと思いまして、打ち合わせを重ねてきました。
今回はゲストの方が歌われる分はカウントしません。宮内タカユキだけで60曲歌い切ります」
観客「ぉぉぉ」
野本さん「限られた時間の中ですので、トークもなるべく少なくするように本人には伝えております。
最近は宮内も良い子になってきたので多分わかってくれていると思います」
観客笑。
野本さん「まずは宮内タカユキといえばこの曲からスタートしたいと思います!」
01:快傑ハリマオの歌
-MC-
サングラスに黒のスーツで登場された宮内さんが高らかに歌われたのは「快傑ハリマオ」主題歌。
オリジナルは東京メール・クァルテットと三橋美智也さんですが、何故この曲が一曲目なのかはこの後明らかに。
・宮内さん「ようこそいらっしゃいました!」
・今回は全部で4部構成。休憩を挟みつつ、曲をジャンルごとに披露されるとの事。
野本さん「1曲目は宮内タカユキならではの曲という事ですが、この曲は宮内さん歌ってないですよね?」
宮内さん「これ60曲の中に入ってないよ。これはね5歳の頃に憧れてた『ハリマオ』の主題歌で、今日歌いたいなーと思って」
観客笑。
野本さん「オープンリハですか?」
宮内さん「そうだよ。この時間にオレが歌うって考えられないもん」
野本さん「自分が言ったんでしょ!」
・野本さん「ここから1/60に入りますが、まずはこんなシリーズからですね。悪の世界……」
観客「ぉぉぉおお」
02:地獄の山脈 (魔雲天のテーマ)
-MC-
03:悪魔の猛牛 (バッファローマンのテーマ)
04:恐怖の回転ドリル (スクリュー・キッドのテーマ)
-MC-
最初のコーナーはアニメ「キン肉マン」より宮内さんが歌われた数多の超人の曲の中でも悪役超人達の登場。
まずは7人の悪魔超人から、スローテンポで重厚な曲調と宮内さんの泣く子も黙る怪力無双な歌声の"超人山脈"ザ・魔雲天。
続いても7人の悪魔超人から"超人闘牛士"バッファローマン。叩き付けるような宮内さんの歌い振りは1千万パワー級でございます。
最後は完璧超人の登場。サビの宮内さんのダミ声が痛快な"恐怖のクラッシャー"スクリュー・キッド。
・「キン肉マン」の超人ソングレコーディングの思い出。
・宮内さん「どの曲も歌ってみたら気持ちよくてね。だんだん歌っているうちに超人達がわかってきてね。
ディレクターもいい人でね。しっかりしたメロディと素晴らしい歌詞に命を吹き込むんだけど、
制約が特になくてね。いろいろなアプローチで歌わせてもらったんですよ」
・宮内さん「『キン肉マン』はクッシー(串田アキラさん)が歌ってるけど、
クッシーとMoJo菌とは最近一緒にライブで来てないから今年は三人でまたやりたいね」
05:Desire (欲望)
06:悪! 裂! ウイングマン
-MC-
続いても悪の歌。アニメ「夢戦士ウイングマン」より帝王ライエルのテーマと挿入歌「悪! 裂! ウイングマン」。
「Desire」は都会的で高貴さが漂い、同じ敵役でも悪役超人とは好対照の宮内さんの歌声が魅力。
さらに「悪! 裂!」ではスピード感ある曲調と、宮内さんのこれぞヒーローという趣の歌声が印象的でした。
・当時のアニメと最近のアニメ。
・宮内さん「声優さんの中でオレがお世話したなぁって思うのは岩男潤子ちゃんかな。
すごく人気になってね。ダメだよオレよりも売れちゃあって思ったね」
観客笑。
07:戦え! エンジェルファイブ
08:目覚めよ! 裁きの名を示せ!!
-MC-
アニメ「ギャラクシーエンジェルA」より主人公たちが戦隊ヒーロー風になった際の劇中歌「エンジェルファイブ」と、
アニメ「侵略! イカ娘」のコンピレーションアルバム「IKA LOVE」に収録されている「目覚めよ! 裁きの名を示せ!!」。
どちらもパロディ気味の立ち位置の楽曲ですが、宮内さんが高らかに歌われると、パロディにあだたぬ説得力でした。
09:今だ! ハラキリサンシャイン ~真剣介錯 ハラキリサンシャインのテーマ~
10:君を探す翼
-MC-
続いては宮内さんの小脳梗塞からの復帰曲。アニメ「サムライフラメンコ」より主人公羽佐間正義君が憧れる
ヒーロー番組のひとつ「真剣介錯 ハラキリサンシャイン」の主題歌。痛快な歌いっぷりを堪能した後は、
雰囲気が変わってゲーム「超鋼戦紀キカイオーfor Matching Service」よりバラード。
宮内さん独特のやさしく包み込むような歌声でのびやかに爽やかに歌われていました。
野本さん「第一部は悪役だけで終わるのかと思いましたが、『キカイオー』が歌われたという事で。
昨年のライブから生まれた言葉を使いますとプチ『ロボしばり』です」
宮内さん「プチってかわいいね。キレたみたいだけどね」
野本さん「(血管が)プチって? それ本人が言わないで下さいよ!」
観客笑。
11:Stand Up! Soldiers~選ばれし者たち~[Giant Fighter]
-MC-
12:GULDEEN~Time to Fight
13:超☆愛 (マジラブ)合体!!エンジェロボ!!
-MC-
同じくゲーム「超鋼戦紀キカイオー」よりテーマソング。静かに歌われる序盤からサビの込み上げるような宮内さんの歌いぶりが魅力。
さらに小説「未来放浪ガルディーン」のイメージアルバムより「GULDEEN~Time to Fight」を爽やかに歌われ、
後半のフェードアウト部分は観客合唱。 続いてはアニメ「劇場版 そらのおとしもの 時計じかけの哀女神」より、
勢いのある宮内さんの歌声が楽しめるアレでソレな「エンジェロボ!!」。
曲中のセリフを「次回からはみんなにやってもらおうかな」と宮内さんが言われる場面も。
・野本さん「以前、北海道で宮内さんのイベントがあった際に、宮内さんが風邪をひいて高熱で、もう歌えない状態だったんですよ。
その時はステージで宮内さんが歌っているふり、いわゆる口パクをして、影で野本が歌うっていう案が出たんですね。
それでいざ本番になってイントロが鳴ってステージに出た瞬間、宮内さんが『Wake UP!』ってすごい声で……」
観客笑。
宮内さん「ホントにそんな事あった?」
野本さん「ありました。それ以来、師匠の言う事はまず疑ってかかるようにしています」
14:最強勇者ロボ軍団
15:ビデオ戦士レザリオン
プチロボしばりラストブロックはアニメ「勇者王ガオガイガー」よりGGG機動部隊の勇者たちを歌った挿入歌「最強勇者ロボ軍団」。
頼もしくも力強くゴゴゴギギギガンガンガンと歌われた後は、宮内さんのロボットソングの代表作
アニメ「ビデオ戦士レザリオン」オープニング。 どこか切ない曲に宮内さんのハイテクを感じる歌いっぷりが合わさり、
ぐっとシリアスな雰囲気になって第一部が終了となりました。
~休憩~
-MC-
宮内さんが拍手で見送られ、休憩時間。
観客は各自ドリンクやフードをオーダーされたり、トイレに行ったりとそれぞれが休憩時間を過ごし、
時間になったところで野本さんが登場され、第二部開始のアナウンスをされました。
16:流れ星 銀
-MC-
第2部は宮内さんのアニメソングの代表作であるアニメ「銀牙 流れ星 銀」よりオープニングからスペシャルにスタート。
宮内さんご自身も大切にされている作品だけあって、一言一言を噛みしめるように歌われていました。
宮内さん「『銀』はとてもロマンのある作品ですね。自分も番組を見ててファンでした。
場面場面で自分の歌が流れて、いい所で使ってくれて、とても嬉しかったです」
17:勝利の詩
18:FIRE
-MC-
19:TOMORROW
-MC-
続いても「銀牙 流れ星 銀」より、最終回の決戦直後に流れた「勝利の詩」と、同じく「銀」より「FIRE」。
「勝利の詩」では友と勝利を分かち合う様子を高らかに、「FIRE」では命を燃やす程の生きざまを激しく歌われました。
「銀」のコーナーラストはエンディング「TOMORROW」。先程の激しさから一転、やわらかなで希望に満ちた歌声は宮内さんの真骨頂。
宮内さん「あと2、3年も経つと僕もデビュー40周年なんで『銀』も収録したアルバムとか出してくれると嬉しいですね」
20:落日の誓い
21:Astronauts-宇宙飛行士のバラード
-MC-
22:燃えるクォーターメン
-MC-
漫画「サイレントメビウス」より番外編のイメージアルバム「大江戸闇婦始末記」より「落日の誓い」。
今回是非とも聞きたかった一曲。和風な曲調にのるストイックな宮内さんの歌声は、カッコイイの一言です。
次は漫画「宇宙英雄物語」イメージアルバムから、屈指のバラード「Astronauts-宇宙飛行士のバラード」。
夢に魅せられた決意が込められた歌詞を、宮内さんが等身大の広がる歌声で会場内を包み込みました。
続いても「宇宙英雄物語」より十字、ロジャー、アゼル、ゴートの四人を歌った「燃えるクォーターメン」。
レコーディング以来という宮内さんは若干緊張気味でしたが、勇ましくバンババンと歌われていました。
宮内さん「ここで自分がカバーした曲を歌いたいと思います」
観客「ぉぉぉおおおお」
23:君が好きだと叫びたい
24:Brave Love,TIGA
-MC-
宮内さんがオリジナルとは別レーベルでカバーされた楽曲のコーナー。まずはアニメ「SLAM DUNK」よりオープニング。
生で聞けたのは08年の「アニソンパワー」以来でしたが、当時は1番のみだったので今回やっとフルコーラスで聞けました。
特撮「ウルトラマンティガ」よりエンディング。原盤では水木一郎さんとのデュエットされていますが今回はお一人で。
一言ずつ確認するように歌われている宮内さんと観客が一緒になって歌われていました。
宮内さん「『Brave Love,TIGA』はてっきりソロかと思ってレコーディングしたんですけど、
完全版を頂いて、聞いた時に水木さんとデュエットだって初めて知ったんですよ。
水木さんが『♪えぇすおおえす受けって』って歌われてて、迫力にやられましたね」
宮内さん「ちゃんとレコーディングしたカバーはこの二曲くらいかな?」
ここで観客から特撮「ウルトラマンガイア」のオープニング「ウルトラマンガイア!」も歌われている事が指摘されます。
宮内さん「『ガイア』ってどんな歌だっけ?」
24.5:ウルトラマンガイア! (サビのみ)/観客
宮内さんに尋ねられて観客一同で「ガイア」のサビのみを合唱。
ちゃんと「♪カモンカモンガイア」の追っかけ部分も別れて歌われていたのが面白かったです。
宮内さん「そうだった。歌ったね『ガイア』。思い出したよ。今度歌お。
カバーだと忘れちゃうことが多いから覚えなおさないと。ウチに帰ったら聞いてみよ」
宮内さん「アニメも悪の歌に戻りますね」
観客笑。
宮内さん「最強の悪の歌詞ってなんだろって思って探しましてね。次の2曲もワルい歌詞ですよ」
25:黒いたくらみ
26:グレートデビル・エクセリオン
-MC-
アニメ「仮面の忍者 赤影」より幻妖斎率いる金目教のテーマ「黒いたくらみ」。
ミステリアスな雰囲気と宮内さんの引きちぎるような歌声を堪能した後は
97年版のアニメ「マッハGoGoGo(新)」よりエクセリオンのテーマ。「やさしさにはミサイル」「思いやりにマシンガン」など
残虐非道極まりない歌詞を、ドスの利いた歌声で表現される宮内さんの迫力は荒まじいです。今回やっと聞く事が出来ました。
・野本さん「悪に戻っちゃいましたね。歌詞が普段の宮内さんそのものでしたね」
観客笑。
宮内さん「野本、控室に帰ったらいいことあるよ」
観客笑。
野本さん「帰りません、サングラスの奥の目が怖いです!」
・野本さん「悪のシメはやっぱり、あのアニメのあの悪ですか? あの可愛い名前の軍」
宮内さん「そうだね」
野本さん「ですね。その『レッドリボンアーミー』なんですけど……」
思わずタイトルを行ってしまった野本さんに観客から「あーあ」の声。
宮内さん「言っちゃうんだもんなぁ」
野本さん「今日は絶対控室に行けませんね」
観客笑。
・野本さんはスーツアクターとしてキャラクターショーにも出演されていた経歴があるお方。
野本さん「思い出しますね『DRAGON BALL』もショーをよくやってました。とはいっても僕は悟空にはなれなかったんですよ。
だいたい敵役。あのピラフってわかります? 最初の敵ですね。
僕はピラフ……にもなれずに隣にいる忍犬シュウをやってました」
観客笑。
野本さん「ここでゲストが登場です!」
観客「ぉぉぉおおお」
野本さん「この流れで登場される方、高橋洋樹さんです!!」
27:魔訶不思議アドベンチャー!/高橋洋樹
-MC-
挨拶もそこそこに高橋さんが歌われたのは、代表作であるアニメ「DRAGON BALL」よりオープニング「魔訶不思議アドベンチャー!」。
ハスキーな歌声で伸びやかに冒険譚を歌われる高橋さんを目の当たりにした観客は、思いもよらぬ高橋さんのご登場に大盛り上がりでした。
・高橋さんが宮内さんに初めて会ったのは、この年の1月に開催されたイベント「アニソンコスプレアドベンチャー2014 FINAL」
高橋さん「僕は何人かの歌手の方々と一緒に審査員としてアマチュアの方のカラオケを見た後に、ゲストとして歌ったんですけど、
ゲストの中で宮内さんがトップバッターで歌われたんですね。普通はそういう時、
他の出演者は楽屋のモニターで見てるんですけど、 審査員だから客席と同じような感じで宮内さんのステージを拝見して、
なんというか、生き様というか、命で歌われてるのが伝わったんですね。
終わった後、打ち上げでご挨拶させて頂いて、お話させてもらった中で宮内さんが
『DRAGON BALLはオレも歌ってるよ。レッドリボンアーミー』って言われて、
『えっ、マジっすか!?』ってすごくびっくりしたんですね」
観客笑。
高橋さん「というのにはしっかりとした理由がありまして。
『魔訶不思議アドベンチャー!』を歌った当時、僕は20歳そこそこのガキでした。
その当時はバンド活動をしていて、その延長線上で『DRAGON BALL』の曲を歌ったんですけど、完全にナメてました。
主題歌挿入歌で3曲レコーディングしたんですけど『ま、こんなもんか』って思ってたんですね。
鼻っ柱がこんなに高くなってたんです。 ただただ生意気な小僧だったんですけど、
サンプル盤が届いて自分の歌を聞いて『初レコーディングだし、まぁこんなもんでしょ? 上出来上出来』
と思いながら聞き進めてたんです。そしたら始まるわけですよ『レッドリボンアーミー』が。あのかっこいいイントロが。
で、歌が始まった途端に『なんだ、この歌声は!!』」
観客「ぉぉお」
高橋さん「自分の鼻が見事にポキって折れた瞬間ですね。同じアルバムに入っていてこの差。
これがプロの歌か。オレもまだまだだと正直思いました。 それからも事あるごとにアルバムを聞くんですよ。
時に何年振りか、時に何か月ぶりかで自分の歌を。30年間ずっと。 その時は必ず『レッドリボンアーミー』は聞いてたんです。
でもあの曲は歌手の表記がないでしょ? Wonderland Gang名義で誰が歌ってるかわからない。
で、今年の一月に『オレが歌ってる』って言われて驚いて。もう『師匠! よくぞご無事でえええ!!』という心持でした」
28:レッドリボンアーミー
-MC-
高橋さんの熱烈な思いを受けて宮内さんが登場され、Wonderland Gang名義で歌われた
アニメ「DRAGON BALL」レッド総帥率いるレッドリボン軍のテーマ。 野望にまみれたレッド総帥の不敵な思惑そのままに、
パワフルな歌声を響かせる宮内さんと軍団員のようなシュプレヒコールを挙げる観客。
・高橋さんと野本さんも登壇されトーク。
野本さん「高橋さん、生で聞いた感想は?」
高橋さん「最っ高です! 歌詞が良いんですよ悪くて」
野本さん「……この人もぉ~」
高橋さん「アイツら悪いんですよ。レッドリボンは。それが最高なんです。絶望連れてくるんですから」
宮内さん「主題歌の人に言われちゃうとね。歌い甲斐があるよね」
・高橋さんが拍手で見送られ宮内さんと野本さんお二人に。
宮内さん「高橋さんとも一緒にライブできたらいいよね」
野本さん「きっと悪いライブになりますね」
観客笑。
29:風のゴールへ
第2部がこのまま悪い雰囲気で終わるのは忍びないという事で、オリジナルアルバム「心の歌」より「風のゴールへ」。
先程の雰囲気とは打って変わり、ひと夏の青春を思わせるさわやかな歌声の宮内さんに、表現の幅広さを体感した思いでした。
~休憩~
-MC-
宮内さんが退場され、再び休憩時間。
休憩中ステージには「特警ウィンスペクター」「特急指令ソルブレイン」「特捜エクシードラフト」の
放送当時の番組宣伝用のポスターが設置され、
さらに野本さんの会社が在庫として所有していたペンライトを観客に無料で配布されていました。
頃合いになると野本さんが登壇され第三部スタート。
野本さん「今日はチケットが完売という事でありがとうございます。追加でわずかながらスタンディングを用意させていただいたのですが、
そちらも完売という事で、この長丁場でスタンディングは大変だろうと宮内が気にしておりまして、
第三部の登場は少し変化を加え、スタンディングの方々をねぎらう意味を込めまして、客席後方から登場いたします!」
拍手の中、光沢感のあるジャケットに衣装を替えられた宮内さんが客席後方から登場され、
スタンディング、後方椅子席の観客を握手を交わしながらステージへ向かわれました。
30:特警ウインスペクター
-MC-
31:愛する大地、愛する海よ
32:太陽の勇者ファイヤー
-MC-
第3部からは特撮コーナー。本年に放送25周年を迎えるレスキューポリスの筆頭「特警ウインスペクター」の楽曲群からスタート。
オープニング「特警ウインスペクター」は宮内さんの代表作の一つでもあり、大きい規模のライブでも歌われているだけに盤石の盛り上がり。
続く挿入歌「愛する大地、愛する海よ」ははつらつとした宮内さんの歌声に応えるようにサビの部分では観客も合唱。
主人公、香川竜馬/ファイヤーのテーマ「太陽の勇者ファイヤー」は頼もしくもどこかアダルトに宮内さんが歌われました。
・放送当時は香川竜馬役の山下優さんと日本全国様々なイベントに出演。
・車の中で着火。
・宮内さん「テレビではよく見てたけど、やっぱり間近で見ると感動するねカッコイイ」
・宮内さん「当時は長く感じたけど、あっという間だったね。香川竜馬役の山下くんともまた一緒にイベント出来たらいいね」
34:この命 永遠に
35:炎は未来へ
-MC-
36:レッツゴー! ファイヤースコード
37:今日のおれからあしたの君へ
-MC-
続いても「特警ウインスペクター」より挿入歌からエンディングまで一気にお届け。
「この命 永遠に」はゆったりとした序盤から一気にテンポの速い曲調と宮内さんの歌声に応えるような合いの手が印象的。
雰囲気ががらりと変わってバラード「炎は未来へ」。個人的に大好きな曲でして、宮内さんのやさしい歌声にじっくりと聞き入りました。
さらに雰囲気が変わり、竜馬が操るマシンファイヤースコードのテーマで都会的な疾走感が魅力の「レッツゴー! ファイヤースコード」。
「ウインスペクター」コーナー最後はエンディングを観客と一緒にさわやかに大合唱されました。
・宮内さん「この作品は節目だったからね。『バイオマン』と『RX』歌ってからは悪役の歌が多かったからね。
『ウインスペクター』『ソルブレイン』『エクシードラフト』は自分にとって一生忘れない宝物です」
・野本さん「『レッツゴー! ファイヤースコード』は僕もコーラスで参加した作品なのでとても思い出深いです」
・ここでゲストに「電撃ホビーマガジン」の編集者RED染谷こと染谷誠さんが作中で竜馬が来ていた皮のジャケットを着用されご登場。
染谷さん「今日は『ウインスペクター』から当時撮影で使用されたものをいろいろ持ってきまして、
ファイヤースコードのナンバープレート、ウインスペクター三人が使っていたデイトリックM-2とか持ってきました。
本当はファイヤーのクラステクターを着て登場しようかと思ったんですけど、
午前中に『THE NEXT GENERATION パトレイバー』の関係で女優の真野恵里菜さんの取材をしてきたんで、
どうしても間に合わなかったんです。 なのでこのジャケットのまま松竹映画に行って取材したもんだから
真野さんに『どっち取材してんだかわからない』って言われました」
観客笑。
38:前へ出ろ!
39:心に冒険を
-MC-
40:未来を守る騎士たち
41:白い稲妻!バリアス7
42:LAST FIGHTER
-MC-
続いては「特急指令ソルブレイン」より挿入歌「前へ出ろ!」と「心に冒険を」を連続で。
「前へ出ろ!」でのハードな曲調と頼もしい歌声が合わさったとても男気のある一曲ですが「心に冒険を」になると一変、
好奇心を持ち続けて生きることへの応援歌を、のびやかに広がりある歌声で歌われました。
曲紹介を挟みつつ、楽曲は「特捜エクシードラフト」の挿入歌の世界へとつながります。
「未来を守る騎士たち」は全体的に緊迫感を誘う宮内さんの歌声を堪能することが出来、続くレッダーが乗るバリアス7を歌った
「白い稲妻!バリアス7」でのサビの掛け合いはカラオケに予め収録されていたコーラスと宮内さんによるものでした。
そして「LAST FIGHTER」は歌詞に込められた使命感の塊のようなメッセージとサビの高揚感が聞きどころでした。
43:特救指令ソルブレイン
44:特捜エクシードラフト
第3部のラストは「特救指令ソルブレイン」と「特捜エクシードラフト」それぞれのオープニングを。
二曲とも人気の高い主題歌なだけに、さながらライブ自体がラストブロックのような盛り上がりを見せ、
宮内さんはこの時点で40曲以上を歌われていると思えないほどパワフルで圧倒されました。
~休憩~
-MC-
最後の休憩を挟み、野本さんが登場され、宮内さんの観客の一人一人を見送りたいという意向を受け、
終演後にお見送りをしてくださるというアナウンスをされ、いよいよラストブロック第四部へ。
45:仮面ライダーBLACK RX
-MC-
拍手で宮内さんが呼びこまれ、そのままの勢いで第4部は「仮面ライダーBLACK RX」オープニングでぶっちぎるぜ。
宮内さんの代名詞ともいえる楽曲だけに、盛り上がりはもちろん、宮内さんの気合の入り様も凄まじいものでした。
46:光の戦士
47:運命の戦士
-MC-
48:すべては君を愛するために
49:誰かが君を愛してる
-MC-
ここからは「仮面ライダーBLACK RX」のコーナー。
「光の戦士」は終盤の盛り上がりでは渦巻くような迫力の歌声で魅了され、その熱気はそのまま「運命の戦士」へ。
随所に入るコーラスや「見えるか」等の掛け合いでは観客も参加し、宮内さんと共に盛り上げました。
曲の紹介を交えて続いては、切なさあふれる宮内さん歌声の魅力がつまったバラード「すべては君を愛するために」。
続いて「すべては君を」と対をなすようなエンディング「誰かが君を愛してる」を観客と一緒に歌われ「RX」コーナーを絞められました。
・野本さんとの出会いは「RX」の頃。
・野本さん「3年前にみらい座いけぶくろという所で
『ウインスペクター』『ソルブレイン』『エクシードラフト』の周年イベントを3年間行いましたが、
最後の『エクシードラフト』の時にご病気で倒れられたんですね。
僕はその時は裏方で司会は別の方がやっていらっしゃったのですが、
今日はその時に司会を担当された方が駆けつけてくださいました、鈴木美潮さんです!!」
拍手の中、鈴木美潮さんがご登場。
美潮さん「なんか感慨深いですね。3年前、司会を依頼されたんですけど、準備段階で宮内さんが倒れられまして、
ある日打ち合わせに行った際に宮内ファミリーから『宮内は歌えません。5曲くらいが限界です』って言われ、
そこからどうしようかと考えて、事前にゲストが決定されていた山野さと子さんの他に、
急いで声掛けして高取ヒデアキさん、石原慎一さんにも出ていただいたんですよ。
大勢で歌って踊って盛り上げようという事で、
工藤真由のライブを見に来ていたうちやえゆかという人を呼び出して踊ったりしましたね」
観客笑。
美潮さん「当日、宮内さんの歌われるのがあと一曲になった時に、
舞台袖を見たら宮内ファミリーが全員手を合わせて祈るように見つめていたのは忘れられませんね。
あの時には、今日のような60曲を歌われる日が来るとは思いもよりませんでしたので、
何としても見届けようと思って来ました」
観客拍手。
・美潮さんが見送られ宮内さんと野本さんお二人に。
野本さん「ここでちょっと野本のわがままを聞いていただきたいのですが、
60曲ライブに『時空戦士イバライガー』を是非歌ってほしいと思います。
実はイバライガーですが、このほど地元茨城の応援隊として表彰されました。これからも地元を盛り上げていきます」
観客「おぉぉおおお」
50:時空戦士イバライガーR ~尊き生命~
-MC-
宮内さんの出身地でもある茨城県のローカルヒーロー「時空戦士イバライガーR」の宮内さん作詞作曲によるテーマソング。
やっと生で聞く事が出来ました。転調に次ぐ転調を鬼気迫る勢いで歌われる宮内さんの迫力がたまりませんでした。
宮内さん「畳みかけるようなメロディでね。我ながらよくこんな大変な曲を作ったもんだと思うね」
51:STOP THE WARS
52:イントゥデンジャーカクレンジャー
-MC-
ここからはスーパー戦隊シリーズより、宮内さんが歌われた楽曲を連続で。
まずは「救急戦隊ゴーゴーファイブ」より、さわやかな宮内さんの歌声を味わうことができる「STOP THE WARS」。
続いて「忍者戦隊カクレンジャー」から「イントゥデンジャー」は、宮内さんと観客との掛け合いがライブならではの臨場感を楽しめます。
宮内さん「今は『ニンニンジャー』が放送してるね。忍者つながり。ちょっと意識して選んでみました。
……忍者つながり……『ニンニンジャー』でも歌えるかな? 歌えるよね? ……明日コロムビア行っちゃおうかな」
観客笑。
53:星よ、にじむな!
54:侍変形!ダイカイオー
55:銀河の王者 ギンガイオー
-MC-
続いても忍者つながりで「忍者戦隊 カクレンジャー」より美潮さんのリクエストで「星よ、にじむな!」。
決意の固さと戦い続ける哀愁を見事に歌われた後は、和風戦隊つながりで「侍戦隊シンケンジャー」より「ダイカイオー」。
先程までとは打って変わった豪快な宮内さんの歌いっぷりを体験した次は「星獣戦隊ギンガマン」より「ギンガイオー」。
荘厳で重厚な曲調と並ぶもの無い野獣の様な雄々しい宮内さんの歌声は、とてもしっかりとしていた印象を受けました。
宮内さん「『ギンガイオー』は戦隊ロボの中でアンケートを取ったときに一番人気だったんだよね。オレも好きだよ。
みんなのコーラスも凄くてさ。ちゃんと歌わないと、負けないようにしないといけないね」
56:烈車合体!トッキュウオー
57:1000年戦士
-MC-
58:ゴセイナイトは許さない
59:海賊たち~宇宙海賊のテーマ~
宮内さんのご病気後戦隊復帰曲の「烈車戦隊トッキュウジャー」より「トッキュウオー」。
曲中の「乗車完了!」では観客と一緒に敬礼をする場面もありました。続いては「未来戦隊タイムレンジャー」より、
小気味いい疾走感と宮内さんの都会的な歌声が魅力の「1000年戦士」、更に「天装戦隊ゴセイジャー」より、
容赦ない渋みの効いた宮内さんの歌声がたまらない「ゴセイナイト」から更に渋く、更にダイナミックな
「海賊戦隊ゴーカイジャー」より「海賊たち」と立て続けに歌われる宮内さんのタフさに脱帽でした。
野本さん「もう後半戦です。いろんな曲を歌って来られましたが、『銀』がもうだいぶ前のようですね。
ボクが弟子に入ったときの最初の課題曲が『銀』のオープニングとエンディングだったんですよ。
でも『銀』の曲ってCDになってないんですよね。なのでレコードをCDにして持ってるんですけど、
『銀』では山野さと子さんも歌っていらっしゃって、以前、山野さんにお会いした時にそのCDをプレゼントしたんです。
でも師匠にはお渡ししてないんですよ」
宮内さん「……」
観客笑。
野本さん「師匠よりも山野さんの方が好きなんで」
宮内さん「……」
野本さん「なんでそこで黙っちゃうかなぁ……」
と、野本さんのお話の途中で突然流れ出したイントロは
60:伝説/& 串田アキラ MoJo
-MC-
なんと、「轟轟戦隊ボウケンジャーvsスーパー戦隊」エンディング。
歌が始まると共に「60の仲間入りだぜ!!」とMoJoさんがステージに登場され、観客大興奮。
宮内さんへとパートが移り、次のパートになると串田さんがご登場。さらに観客大興奮。
「仲間とつないだ手離さない」の部分でお三方が手を合わせられた時、観客の熱狂は最高潮を達した様子でした。
まさかお二人がゲストでいらっしゃるとは思わなかったので、とても嬉しく、とてもビックリしました。
・宮内さん「串田さんとMoJoさんに盛大な拍手を!!」
観客盛大な拍手。
MoJoさん「みんなもずっといたんだよね。すごいなぁ」
串田さん「楽屋でずっと見てたけどさ、タカユキ、全然疲れてないじゃん。すごいよ」
宮内さん「おかげさまで少しずつ良くなってきてるみたいです」
串田さん「そうか。よかったなぁ」
・串田さん「みんな60の仲間入りだよ」
MoJoさん「オレは今年23だよ」
観客笑。
MoJoさん「60、還暦ってのは生まれ変わるんだよ。赤ちゃんだから赤いの着るんだって。だからオレは今年3歳」
宮内さん「厄年もなくなるらしいから良くなる一方なんだって」
串田さん「おれ、60の時、赤いのは着なかったなぁ」
MoJoさん「クッシー兄貴が60の時さ、オレと宮菌で一緒にライブにお祝いに行ったよね」
串田さん「そうだっけ?」
宮内さん「その時は意識して赤い服は着なかったよね」
串田さん「しょっちゅう赤い服着てる人もいるけどね」
MoJoさん&宮内さん「いるいるいる」
串田さん「好きなんだろうね」
観客笑。
・MoJoさん「クッシーさ、今日雄弁だよね」
串田さん「いや、おれさ、結構しゃべるんだけど、こらえてんの。言い出すと余計なこと言うから」
観客笑。
MoJoさん「いやいや。言葉一つが歴史ですよ」
・串田さん「やっぱりお祝いに来たからさ。MoJo、何か歌えよ」
MoJoさん「わかりました。じゃあタカユキ君にはちょっと休んでもらって、イッパツ!」
61:星雲仮面マシンマン 2015ver./MoJo
-MC-
62:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ
-MC-
このライブの数日前に発売された「星雲仮面マシンマン SONG & MUSIC COLLECTION」より再録音された「マシンマン」のオープニング。
MoJoさんはライブならではの節回しを交えつつ、観客との「あれはっ!?」の掛け合いで宮内さんを指示してお祝いされました。
「いいなぁ、歌いなおして」とつぶやきつつ、串田さんはご自身のアニメ特撮デビュー曲「太陽戦隊サンバルカン」のオープニングを。
この曲もライブで頻繁に歌われているだけに、お祝いの彩にぴったりの大盛り上がりでした。串田さんのパンサーはかわいらしい。
宮内さん、野本さんが登場され、改めてMoJoさんも呼びこまれ、観客から惜しみない拍手が贈られました。
宮内さん「兄貴たちは優しいからね」
野本さん「今年は"魂の三兄弟"のライブに期待ですね。ちょうどマネージャーさん全員揃ってますし。本人達おいといて話付けちゃいましょ」
観客笑。
63:Blue Togetherness
64:超電子バイオマン
65:バイオミック・ソルジャー
-MC-
串田さん、MoJoさんの応援を受け、最後のブロックは宮内さんのアニメ特撮ソングデビューである「超電子バイオマン」コーナー。
まずは人気の高い挿入歌「Blue Togetherness」をきりりとした歌声で歌われた後、オープニング「バイオマン」。
シリアスなムードでどこまでもスタイリッシュに歌われ、いよいよ60曲目であるエンディング「バイオミック・ソルジャー」。
大病を乗り越えた宮内さんが歌われる「体の傷を恐れない」という歌詞は響くものがあります。
60曲7時間という長丁場のラストという事で、楽しげながらもどこか名残惜しさを含みつつ、宮内さんは見事に歌い切られました。
宮内さん「みなさんのおかげで歌い切ることが出来ました。これからもたくさんの思い出を作っていきたいと思っています。
"魂の三兄弟"ライブも今年実現できるように頑張ります。今日は昼間から夜遅くまで付き合ってくれてありがとうございました!」
ここで野本さんがご登場。
野本さん「みなさんの温かい拍手! もう一曲、一緒に歌いたいと思いますがいかがでしょうか!!」
観客の拍手の中、美潮さんが赤いロングジャケットを持ってご登場。
宮内さんがそれに袖を通されると、再び観客から拍手が。
宮内さん「どうも。60です!」
66:特警ウインスペクター/& 串田アキラ MoJo 高橋洋樹 染谷誠 鈴木美潮
「感謝! 還暦! 60曲!」を締めくくる1曲は、今年25周年を迎える「特警ウインスペクター」のオープニングを再び。
最後の最後という事もあり、宮内さんの歌声、観客の合いの手にも一層力が入っているようでした。
二番が終わり最後のサビになるとゲストの皆さんが一挙に登場され、とても賑やかなフィナーレとなりました。
曲が終わると、Naked Loftのスタッフさんから60本のバラが宮内さんへプレゼントされました。
宮内さん「ホントに長い時間お付き合いくださいましてありがとうございました。帰りもくれぐれも気を付けてお帰りくださいね。
これからも頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!! 今日はありがとうございました!!」
拍手の中、宮内さん、ゲストの皆さんがご退場。しばらくして観客のお見送りの為に宮内さんが再登場され、
観客一人一人に握手と今回の記念ポストカードを手渡しながら、言葉を交わされつつ、
「宮内タカユキLIVE2015~感謝! 還暦! 60曲!~」は終演となりました。
病気発症直後の頃とは比べ物にならない程回復されているのはAJF等のライブで拝見して感じてはいましたが、
今回は、私たちにとっては発生後初めての宮内さんのソロライブ。
お一人だけのソロライブ、しかも60曲をフルコーラスで歌われるという事で、勝手ながらお体の心配しておりました。
しかし実際にステージを目の当たりにし、そのタフさに感嘆いたしました。
後遺症と向き合いながらも60曲の長丁場へ挑み、歌い続けた宮内さんと、
その宮内さんを激励するかのように駆けつけられたゲストの皆さんの、
宮内さんを元気づけようという心意気に胸を打たれるばかりございました。
今回は還暦を迎えられた宮内さんが多くの人への感謝を込めて開催されたライブではありましたが、
ストイックに歌われている宮内さんのお姿を拝見し、逆にこちらが感謝する程でした。
還暦おめでとうございます。これからもお体を労わりつつ、歌い続けていってくださる事を願っております。
ゲスト/高橋洋樹 染谷誠 鈴木美潮
串田アキラ MoJo
補足
・宮内さん「病気でなかなかしゃべれなかったんだけど、やっと慣れてきたんだよね最近」
・ロ・ボ・し・ば・り。
・宮内さん「『エンジェロボ!!』では『ふともも』をシャウトしてくれって言われてね。初めてでしたね」
・宮内さん「脳梗塞をやってから体も心も思うようにならなくて、ビブラートがうまくできなくなってしまったんだけど、
挑戦しなくちゃという思いを込めて『Astronauts』を歌わせてもらいました」
・宮内さん「『燃えるクォーターメン』はレコーディングの時に原作の伊東岳彦先生と仲間達がいっぱいいらしゃって、
みんなで掛け声を録音してくれたのを覚えてますね」
・高橋さんは「アニソンコスプレアドベンチャー2014 FINAL」で宮内さんが「レッドリボンアーミー」を歌われていると知った翌日、
いてもたってもいられなくなり、宮内さんのマネージャーさん宛に今回のライブ参加を直談判されたそうです。
・第三部で設置されていたレスキュー三部作のポスターは染谷さん提供によるものだそうで、
それぞれのポスターについての解説や裏話を話してくださいました。
・デイトリックM-2を持ちニヤリとする宮内さん。
・野本さん「今日は美潮さんがリクエストされた曲もしっかりプログラムに反映されています」
美潮さん「はい。リクエストした曲を全部歌ってくださるという事でびっくりしました」
野本さん「しかも美潮さんがいらっしゃるであろう第四部に集中しております」
美潮さん「今日は私のためのライブですね」
観客笑。
・MoJoさん「三人だけではじめてステージをやったのが2005年だったと思うんだよ。石巻でさ。クッシーがウニ食べてたんだよ」
串田さん「MoJoはその話するとずっとウニの話だもんなぁ」
観客笑。
・宮内さん「自分が子供の頃は60歳っていったら爺ちゃんだったけど、いざ自分がなってみると『まだ歌える』って思うよね。
60過ぎて歌ってる先輩たちってすごいよね」