2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
ANIMATION 15th ANNIVERSARY ONE PIECE SUPER LIVE〝UTAGE〟in a-nation 2nd LOG
14.8.17 live paradise stage 国立代々木競技場 第二体育館
出演/大槻マキ きただにひろし D-51(YU YASU) TRIPLANE(江畑兵衛 川村健司 武田和也 広田周)
ザ・ベイビースターズ(田中明仁 高橋力也、浅見トマル) 新里宏太
AAA(西島隆弘 宇野実彩子 浦田直也 日高光啓 與真司郎 末吉秀太 伊藤千晃)
吹野クワガタ 木村唯人(?) ダンサー&キッズダンサーのみなさん
○○の一味船大工 ○○の一味船医
演奏/カラオケ
TRIPLANE(G.江畑兵衛 G.川村健司 Ba.武田和也 Dr.広田周)
ザ・ベイビースターズ(G.田中明仁 G.高橋力也、Dr.浅見トマル) Key.吹野クワガタ Ba.木村唯人(?)
レコード会社エイベックスが主宰する夏のイベント「a-nation」。
その中でも2012年より、東京の渋谷一体で「live」、「fashion」、「food」、「attraction」と、
様々な分野の催しが7日間に渡って行われているタウン型フェス「a-nation island」。
国立代々木競技場第一体育館と第二体育館で行われる「live」は、毎日テーマを替え、
ロックやアイドル、アジアのアーティストなど多様なラインナップが並んでいます。
その中で行われたのが、1999年から放送を開始した「ONE PIECE」のアニメ化15周年を記念したイベント、
「ANIMATION 15th ANNIVERSARY ONE PIECE SUPER LIVE〝UTAGE〟in a-nation」です。
ステージに設置された大型スクリーンでアニメ「ONE PIECE」の15年の歴史を振り返り、
オープニングやエンディングを歌った歴代アーティストのライブも楽しめる、というのがこのイベントの概要。
アニメ「ONE PIECE」の音と映像が一度に堪能できるまたとない機会に、期待に胸を高鳴らせておりました。
「a-nation island」の入場ゲートを入るとすぐにフットサルのコートがあり、
少し進むと現れたのは、ファッションショーなどが行われる「resort stage」。
その前にはフードショップが立ち並び、さらに奥へ進むと「live paradise stage」こと、国立代々木競技場第二体育館が。
入場の際にノベルティである「 ONE PIECE SUPER LIVE〝UTAGE〟 限定ログポース」を受け取り会場内へ。
会場内はすり鉢状になっていて、壁には"麦わらの一味"それぞれの新世界編の海賊旗や海軍の旗が飾られていたり、
照明が"麦わらのルフィ"のジョリーロジャーを映していたりと、「ONE PIECE」に彩られていました。
ステージ上には楽器などは無く。奥の大型ビジョンには協賛企業のCMが流れていました。
諸注意を促すアナウンスがあり、時間になると照明が落ちて、ビジョンには「a-nation」をイメージした映像が流れました。
そして再び暗くなった会場に響き渡る、麦わらの一味船長モンキー・D・ルフィの「野郎ども! はじまりだぁ!!」の声に観客大歓声。
ビジョンにはANIMATION 15th ANNIVERSARY ONE PIECE SUPER LIVE〝UTAGE〟の文字が。
すると海軍の兵士たちが登場し、ちょっとしたライブアクトが行われました。
兵士たちが去ると、一味それぞれが映し出されながらやりとりが繰り広げられました。
どんなやりとりかは会場に来た方だけのお楽しみ。
ルフィ「やっぱ一発目はこれだぁっ!!」
01:ウィーアー!/きただにひろし
-MC-
まずはアニメ「ONE PIECE」のはじまりを告げた初代オープニングから。ビジョンにはオープニングと「"東の海"編」の名場面の映像が。
きただにさんは前日に猛特訓したという、ダンサーとキッズダンサーのみなさんと同じダンスでイベントのトップを飾られました。
きただにさん「はじまったぜ"UTAGE"!! みんなで15周年をお祝いしようじゃないのぅ!!」
観客歓声。
きただにさんが走って退場されると、航海士ナミのナビゲートで流れてきたのは……。
02:memories/大槻マキ
-MC-
イントロで歓声が上がり、初代エンディングを歌う大槻さんがご登場。大槻さんの変わらぬ歌声はもちろん、
観客の「♪ラーラララー」の大合唱と、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、そしてルフィの少年期、
そしてエンディング映像の五人の影の映像が流れ、胸に込み上げるものがありました。
・大槻さん「今でもこの曲を好きでいてくれる方が沢山いて嬉しいです」
・大槻さんの幼少期をイメージして作詞したデビュー曲「memories」。それがアニメ「ONE PIECE」のエンディングに抜擢され、
原作を読んでみると、ナミの幼少期のイメージとぴったりで驚き、そして嬉しかったそうです。
・大槻さん「次の曲は、曲に合わせて小さい頃のみんなが走ってる映像をつけていただいて……」
観客「おぉおおぉお」
大槻さん「放送されるっていう時にテレビの前で見て、曲と映像のリンクに、あぁあああ……素晴らしいっ! って叫んでしまいました」
03:RUN! RUN! RUN!/大槻マキ
打って変わって軽快な二代目エンディング。ビジョンには"始まりと終わりの町"ローグタウンからリヴァース・マウンテン、
双子岬へと「グランドライン突入編」の映像が流れました。そして幼少期の一味が走るエンディング映像と
大槻さんのハイトーンが見事にシンクロする光景は、このイベントならでは。
「最後まで楽しんでいってね!」と、大槻さんがダンサーの皆さんと共にステージを下りてご退場。
するとステージ上には白い幕が張られ、そこに映し出されたシルエットは"鉄の海賊(アイアンパイレーツ)"フランキー将軍!!
さらに船医トニートニー・チョッパーも参加し、電伝虫ナミの注意を受け、これまでのおバカな場面を3っつピックアップしカウントダウン。
そしてビジョンには「冬島編」のチョッパーのエピソードを振り返る映像が流れ、観客は静かにそれに見入っていると、
Mr.2・ボン・クレー「ジョ~~~ダンじゃなーいわよーう!」
突然のボンちゃんの登場に観客が大いに沸く中、セッティングされていたバンドセットには人影が。
04:ヒカリへ/ザ・ベイビースターズ 吹野クワガタ 木村唯人(?)
-MC-
戦闘員ロロノア・ゾロの紹介から奏でられたのは、3代目オープニング。
脱退していた浅見さんもこのイベントのために駆けつけ、一味と犯罪組織バロックワークスとの
戦いを描いた「アラバスタ編」の映像が、さらに間奏ではネフェルタリ・ビビのセリフと"仲間の印"の映像が挿入され、
観客を盛り上げました。
・田中さん「こんばんはー! ザ・ベイビースターズでーす!! 今日はこの日のために久し振りに集まりました―!」
観客拍手。
・田中さん「冒険王におれはなる!」
浅見さん「それはなかなか冒険だぞ、お前」
観客笑。
田中さん「……という志でデビューして、色々ありましたが、今ここで『ONE PIECE』の15周年をお祝いできてとても嬉しいです!!
みなさん最後まで楽しんでいってくださーい!!」
05:BRAND NEW WORLD/D-51
-MC-
ザ・ベイビースターズのみなさんが退場した直後、ステージが無人のまま流れてきたのは6代目オープニング。
なんとD-51のお二人は客席の出入り口からご登場。「ウォーターセブン編」から「エニエス・ロビー編」、
そしてニコ・ロビンの過去がビジョンで流される中、歌詞のままに一味それぞれの海賊旗を振るダンサーさん達を従え、
D-51のお二人は会場を縦横無尽に歌い廻られ、最後はステージで合流されました。
・YUさん「どうもーD-51でーす。沖縄からやってきましたー」
YASUさん「はいさーい」
・YUさん「『ONE PIECE』もアニメが15周年。連載がはじまったのが僕が中学生の頃で、今もう30超えましたからね」
観客笑。
YUさん「笑うって事はボク超おっさんみたいな?」
・YUさん「この『BRAND NEW WORLD』はやっちゃんが作ったんですけど、実はボクもその前に作ってるんです。
で、それを見せたら、"おまえは『ONE PIECE』をなにもわかってない"って言われました」
観客笑。
YUさん「結構時間かかって、1週間ぐらいかかったんですけど、"ダメだ"って言われて。
『BRAND NEW WORLD』はどれくらいで作ったんだっけ?」
YASUさん「二時間」
観客騒然。
YASUさん「もう『ONE PIECE』が大好きだったからどんどん出てきて。こんなに脳味噌って回転するんだって思いました」
・「BRAND NEW WORLD」をきっかけにアニメ「ONE PIECE」の
第272話「ルフィ目前! 裁判所前広場へ集結せよ」で役人役で声の出演をされたD-51のお二人。
YUさん「ルフィ達を応援したいって思って曲作ったら、ルフィ達の敵になってしまいました」
観客笑。
・YUさん「ボクら沖縄の田舎者なんで」
観客笑。
YASU「そうそう。こんな大舞台慣れて無くて。"めっちゃ人いる!"って思っちゃって」
観客笑。
D-51のお二人が退場されると、考古学者ニコ・ロビン、コックのサンジ、
そして〝狙撃の王様〟そげキングの語りの中、バンドに人影がセッティング。
そしてビジョンに映し出されたのは、"もうひとりの仲間"との別れのシーン。
06:Dear friends/TRIPLANE
-MC-
TRIPLANEのみなさんがアニメスペシャル「ONE PIECE エピソードオブメリー ~もうひとりの仲間の物語~」の映像と共に、
16代目エンディングを披露。見事な仲間と希望を乗せ、夢運んだ船・ゴーイングメリー号との別れを、
せつなく、物悲しく歌いあげられました。
・レコード会社にアニメ「ONE PIECE」の曲の依頼が来て、コンペが開かれることになり、「自分も作ろう」と思った江畑さん。
江畑さん「ですが締め切りに間に合わなくて、イントロのピアノのフレーズしかできませんでした」
観客笑。
江畑さん「しかもその時、僕はアニメの『ONE PIECE』を見た事も無かったし、漫画も読んでませんでした」
観客「えぇええー!?」
江畑さん「そして締め切りが来た時、正直に手紙を書きました……"知りませんでした"と」
観客笑。
江畑さん「しかも"イントロしかできませんでした"と」
観客笑。
江畑さん「"でも自信があります"と。そしたら"続きを作ってください"と返事がきました。結果、とんでもなく良い曲が出来ました!!」
観客拍手。
江畑さん「偽装偽装の世の中ですけど、正直でいたら良い事ありました!!」
TRIPLANEのみなさんが退場されると、再びフランキー将軍とチョッパーが登場。
アニメ「ONE PIECE」の様々なシーンと共にスーパーな名曲メドレーをカウントダウン。
流れたのは、
・Jungle P/5050
・ビンクスの酒~港の唄~/麦わらの一味
・Share The World/東方神起
の3曲でした。曲名とアーティストがビジョンに表示される度に歓声が上がり、特に「ビンクスの酒」では大合唱。
「スリラーバーク編」「シャボンティ諸島編」「女ヶ島編」とシーンが変わり、
印象的なシーンやキャラクターが映し出されるごとに大きな歓声が上がりました。
そしてビジョンに映し出されたのは「マリンフォード頂上戦争」。
観客は固唾を飲んでそのクライマックスに見入りました。
その後、海侠のジンベエの言葉で再起したルフィの幼少期の回想から
2年後、再びシャボンディ諸島に集まった一味が映し出されると、
ルフィ「野郎共!!! 出航だァ~~~~!!!」
07:ウィーゴー!/きただにひろし
-MC-
きただにさん「新世界へ! 出航ぉおおぉ!!」
「最後の海 新世界編」の幕開けを飾った15代目オープニングで再びきただにさんがご登場。ビジョンには「魚人島」とオープニングの映像が。
歌いながらスピーカーの裏にある麦わら帽子を客席に投げるパフォーマンスもあり、ダンサーの皆さんと共に大いに観客を盛り上げました。
きただにさん「じゃあ次の人をみんなで呼びましょう! せーので"宏ちゃん"。せーのっ!?」
きただにさん&観客「宏ちゃぁあああん!!」
08:HANDS UP!/新里宏太
09:Wake up!/AAA
-MC-
さわやかに登場した新里さんが歌われたのは16代目オープニング。「パンクハザード編」の映像と共に
瑞々しい歌声をのびのびと披露され、「みんな大好きぃー!」の言葉を残して新里さんが退場されると、
「新世界編」に入ってからの色々なシーンが映し出されました。その中で暗いステージに現れた7人の人影。
そしてルフィの「"海賊王"に!!! おれはなるっ!!!!」のセリフに観客から歓声が上がる中、
流れてきたのは当日も放送されていた17代目オープニング「Wake up!」。AAAのみなさんは女性は青、
男性はピンクの「ONE PIECE」とAAAとのコラボTシャツ姿で、「ドレスローザ編」の映像と共に、
歌だけでなくダンスとラップで大いに観客を沸かせられました。
今回出演したアーティストのみなさんが勢ぞろいし、チョッパーとフランキー将軍の紹介でそれぞれから一言ずつ。
・チョッパー「まずは! きただにひろしっ!」
きただにさん「はい! チョッパーに呼び捨ていただきましたけども……」
観客笑。
・きただにさん20周年。大槻さん15周年。
大槻さん「これからもきただに先輩をめざしていきたいと思います」
・田中さん「『ONE PUICE』と合わせて僕らの『ヒカリへ』という曲も大事に覚えていてくれたら嬉しいです」
・初めて客席から登場したD-51のお二人。
・江畑さん「今日はこれで終わっちゃうけど、TRIPLANEのライブにも遊びに来てください……って言うと、
ここではみんな『いぇー』とか言うけど、来た試しが無い!!」
きただにさん「なんでグチになっとんねん!」
観客笑。
・新里さん「何度も言いますけど、みんな大好きぃー!!」
・アニメ「ONE PIECE」の15周年PR大使に任命されたAAAのみなさん。
・きただにさん「チョッパーとフランキーもお仕事……じゃなかった司会! お疲れさまでした! ダンサーの皆さんにも拍手を!」
きただにさん「最後は僕の人生を変えた、宏ちゃんとAAAのみんなもカバーしてくれた曲をみんなで歌いたいと思いますが、歌えますか!?
2番になっていきなり小声になんないでくださいね!?」
観客「いえぇー!!」
きただにさん「さすが! みなさん愛がありあいりりっ……」
噛んでしまったきただにさん。
10:ウィーアー!/きただにひろし 大槻マキ 田中明仁 高橋力也、浅見トマル 吹野クワガタ 木村唯人
YU YASU 江畑兵衛 川村健司 武田和也 広田周 新里宏太
西島隆弘 宇野実彩子 浦田直也 日高光啓 與真司郎 末吉秀太 伊藤千晃
トニートニー・チョッパー フランキー将軍
"UTAGE"の最後を飾るのは、やはり「ウィ―アー!」。アニメ「ONE PIECE」の歴代アーティストが一堂に会して歌う光景は圧巻。
ビジョンには会場の様子と歌詞が映し出され、観客も大合唱。きただにさんはハモリにまわっていました。
チョッパーとフランキー将軍のやりとりの中、出演者の皆さんが退場されていくと、最後にルフィからのメッセージが流れ、
「ANIMATION 15th ANNIVERSARY ONE PIECE SUPER LIVE〝UTAGE〟in a-nation」は終演となりました。
アニメ「ONE PIECE」を彩った歌手の皆さんがここまで集まったイベントはおそらく初めて。
作品の映像と共にこれだけの歌が楽しめるのは、15年の歴史があってこそ。15周年おめでとうございます。
今回は「a-nation」の一部としての開催でしたが、さらに深く広く掘り下げ、
アニメ「ONE PIECE」の歌のイベントとして単独で催されてもおかしくない可能性を感じました。
その際は是非ともソウルキングのご出演に期待しております。
声の出演:田中真弓 中井和哉 岡村明美 山口勝平 平田広明 大谷育江 山口由里子 矢尾一樹 チョー 渡辺美佐
森川智之 牛山茂 野沢雅子 石森達幸 有本欽隆 古川登志夫 立木文彦 宝亀克寿
補足
・「ウィ―ゴー!」の麦わら帽子を投げるパフォーマンスで、投げた帽子が脚元に落下してしまったきただにさん。
その時の歌詞は「♪予定調和そんなの嫌なら~」。
・終演アナウンスが終わると、大型ビジョンにはこのイベントから2週間後に放送された
TVスペシャルアニメ「ONE PIECE“3D2Y”エースの死を越えて! ルフィ仲間との誓い」や、
ケンドーコバヤシさん司会のコスプレ専門番組「ONE PIECEスペシャル in お台場新大陸2014」、
フジテレビONE/TWO/NEXT、DVDシリーズ「ONE PIECE Log Collection 」などのCMが流されていました。
・当日はスタッフさんが揃いのスタッフTシャツを着用されていたのですが、
背中の文字が「STAFF(スタッフ)」ではなく「CREW(クルー)」だったのが心憎かったです。