2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
水木一郎・堀江美都子 ふたりのアニソン 歌のあゆみ
14.6.15 よみうり大手町ホール
出演/水木一郎 堀江美都子
ナビゲーター/鈴木美潮
演奏/ふたアニスペシャルバンド(Key&Co.貴日ワタリ B&Co.村上聖 Dr.板垣正美 G&Co.松尾洋一)
ふたアニスペシャルカルテット(Vio.藤田弥生 Vio.高橋和葉 Viola.三木章子 cel.古川淑恵)
読売新聞メディア局編成委員で、よみうり大手町ホールの企画プロデュサーでもある
特撮ヒーロー好きの鈴木美潮さんが、このホールのこけら落とし公演の一つとして企画されたのが、
水木一郎さんと堀江美都子さんが、2003年より毎年開催している「ふたりのアニソン」の特別編、
「ふたりのアニソン 歌のあゆみ」です。
クラシックなどのコンサートはもちろん、演劇や雅楽、能楽も行われるこのホールで
初めて行われるアニソンイベントとなります。
よみうり大手町ホールは、この年に新社屋となった読売新聞東京本社内にオープン。
本社のロビーからエスカレーターで上階へ上がっていくと、ホールの入口が。
オープンから約3カ月のホールという事もあり、客席はとてもきれいでラグジュアリーな雰囲気。
ステージには緞帳が下りていて、客席には続々と観客が集まってきました。
開演時間になるとブザーが鳴り、着席や諸注意のアナウンスが流れ、少しの間を置いて、
今回のナビゲーターである鈴木美潮さんが緞帳の前に登場されてご挨拶。
・美潮さん「自分の会社のホールでアニソンのライブが出来て感慨深いです」
・数年前、ある雑誌に水木さんの記事を持ち込んだところ、編集長の「そんな人は誰も知らないよ」
という言葉を受け、怒り心頭になった美潮さんは、是非このよみうり大手町ホールのこけら落とし公演に
クラシックやジャズと並ぶ文化としてアニソンをラインナップに加えたかったのだとか。
・美潮さん「アニソンは人と人をつなぐツールだと思います。違う国でも同じ言葉で歌える、世界に誇る日本の文化だと思います」
・史上初の新聞社主催の大人向けアニソンライブ。
・美潮さん「それでは開演いたします」
観客の拍手の中、美潮さんは退場され、弦楽器の音と共に幕が上がっていきました。
01:君が創る詩 (1.5C)/水木一郎 堀江美都子
-MC-
お二人のデュエット曲を集めたアルバム「Dear Friend」に収録されているオリジナルソングで幕開け。
普段のバンド演奏に弦楽器が加わった事で、元々のやさしい曲のイメージがさらにやわらかく感じ、
お二人のハーモニーの響きもとても柔和なものに感じました。
ステージ向かって左から、ドラム、ベース、ギター、キーボードと並び、
その奥の一段高くなった台の上にカルテットの皆さんが並ばれていました。
・カルテットのみなさんご退場。
・水木さんと堀江さんからご挨拶。
堀江さん「梅雨の晴れ間にみなさんとお会いできてうれしいです」
水木さん「素晴らしいラインナップの中にアニソンが加わっていてとても光栄です」
・床や客席に使われている木材まで把握している水木さん。
堀江さん「リサーチが凄いですね」
水木さん「内覧できたんです。争う内乱じゃございませんよ?」
観客笑。
・とても響きの良いホールで、マイク無しの水木さんの声が奥の客席まで届くほど。
水木さん「ここでなら1000曲ライブできるかな?」
・今回は今年で12年目を迎える「ふたりのアニソン」の特別編。
水木さん「いつもの『ふたアニ』をご希望の方は10月にこのホールでやりますので……」
堀江さん「ここで宣伝するのぉ?」
02:たたかえ! ガ・キーン (2C)/水木一郎 堀江美都子
03:戦え! 七人ライダー/水木一郎 堀江美都子
-MC-
「ふたりのアニソン」という事で、まずはデュエットを2曲続けて。アニメ「マグネロボ ガ・キーン」のオープニングでは
息の合ったやり取りを、特撮「仮面ライダーストロンガー」の挿入歌では各ライダーのアクションを交える水木さんと、
引き締まった歌声で支える堀江さんの個性を堪能できました。
・お二人は家族よりも長いプライベートでも40年以上のお付き合い。
・堀江さん「美潮さんの言葉は社会性があって素晴らしいですね。私たちの言葉には社会性が……」
水木さん「そうですね」
堀江さん「特にあなたが」
観客笑。
・水木さん「よく、アニソンは最近文化として世界に広まってるっていいますけど、最近じゃ無くて昔からなんですよ。
昔からいろんな作品が海外で見られているんです。」
・水木さん「少しでも生まれる時期がずれていたら、今、この場でみなさんと出会えなかったんです」
04:紅 三四郎/堀江美都子
-MC-
05:原始少年リュウが行く/水木一郎
-MC-
「歌のあゆみ」という事で、ソロコーナーはデビュー曲から。「私はデビュー曲は演歌ですから」と堀江さんがおっしゃったのは、
アニメ「紅三四郎」の2代目オープニング。堀江さんが不慣れな会場に戸惑う観客に合いの手を促され、なめらかに歌われると、
「僕らの緊張が伝わって合いの手入れずらかったと思いますけど、ここからは大丈夫ですね?」と、水木さん。
「でもこの歌合いの手ねぇわ」と観客の笑いを誘いつつ、アニメ「原子少年リュウ」のオープニングをデビュー当時を彷彿とさせる
味わいの歌声で披露されました。
・水木さん「声は年をとらないように気をつけています。今日もなにもしてきませんでした」
観客笑。
堀江さん「そうう時って普通"こういう事をしてきました"とか言うんじゃないですか? なにもしないのが秘訣ですか?」
水木さん「そういう事ですよ。1000曲ライブ成功してから"あ、なにもしなくていいんだ"って思いました」
堀江さん「アニソンを歌ってると声があまり老けませんしね。詞や曲もそうですけど、世界観というかメッセージが強いですからね」
水木さん「だからどこの国に行っても通じるんです。だから宇宙人にも通じると思います」
堀江さん「宇宙人!? そこまで話とぶ?」
観客笑。
堀江さん「アニキはロマンチストなんですよね。でも宇宙人まで出てくるとは……」
・次は代表曲のコーナー。
堀江さん「ここで代表曲を歌って、初めてご覧になるみなさんに"あ、本物だ"って思っていただこうかと」
水木さん「じゃあ、いつもの『ふたアニ』と同じように歌う順番決めるジャンケンする?」
堀江さん「……11年間やってて思うんですけど、このジャンケン、あまり意味無い気がする。
だって買っても負けてもアニキが決めちゃうんだもん」
観客笑。
・ジャンケンで勝ったのは水木さん。という事で水木さんから。
06:マジンガーZ/水木一郎
-MC-
07:コン・バトラーVのテーマ/水木一郎
-MC-
ロボットアニソンのスタンダードである「マジンガーZ」のオープニングは水木さんの代表曲であり代名詞。
完成して間もないホールに水木さんと観客の「ゼェェエット!」の声が響き渡り、ヨーロッパ諸国でのエピソードから、
フランスで放送してないのに盛り上がったアニメ「超電磁ロボ コン・バトラーV」のオープニングへ。
松尾さんのギターに当時の音を彷彿とさせるエフェクトがかけられ、曲の雰囲気を見事に作られていました。
・水木さん「ステージから客席がよく見えるんですよ」
堀江さん「そうですよね。みなさんのお顔がよく見えます」
水木さん「外国の方とか後輩とか、素敵な母子も来てくれてます」
堀江さん「……私、歌いますけどいいですか?」
08:キャンディ キャンディ/堀江美都子
-MC-
09:ひみつのアッコちゃん/堀江美都子
-MC-
女の子アニソンの決定版、アニメ「キャンディ・キャンディ」のオープニング。一糸乱れぬ観客の手拍子の中、
堀江さんははつらつと歌われると、客席から「ミッチ」コールが。続いては声優として主役を務められた
アニメ「ひみつのアッコちゃん」のオープニング。前奏では「テクマクマヤコン……」、後奏では「ラミパスラミパス……」と、
台詞を交えて歌われました。こういったアプローチができるのも堀江さんの多才さがあってこそ。
水木さんと共に美潮さんがご登場。
・ここで新聞社のイベントならではの試み。新聞記事で水木さんと堀江さんの歌のあゆみを振り返るコーナー。
ステージ奥の壁に新聞記事やその頃の水木さんと堀江さんのお写真が映し出され、
それを見ながらお三方でトーク。まずは水木さんと堀江さんの誕生日から。詳しい内容はイベントに来られた方のみのお楽しみ。
・お米の配給。
・子供の頃と顔が変わらない水木さん
・お二人のアニソンデビューの日の記事。
・旧社屋は57メートル。
・それぞれのレコードジャケット。
・美潮さん「同世代でしょう?」
・水木さんのデビュー曲「君にささげる僕の歌」はアニメチックな歌。
・水木さんとサイン会。
・1000曲ライブでも歌わなかった幻の「売れない歌手」という歌。
10:ぼくらのバロム1 (1C)/水木一郎
11:アクビ娘 (1C)/堀江美都子
-MC-
お二人のアニソン黎明期の楽曲を続けて。堀江さんが見守る中、まずは水木さんがレギュラー出演するはずだった特撮「バロム・1」。
高らかな雄叫びを決められた水木さんは、そのままコーラスへ。アニメ「ハクション大魔王」のエンディングでオープニング。
しなやかな堀江さんの歌声に、貴日さんと共にコーラスをされる水木さんのお姿が見られるのも「ふたアニ」ならでは。
・当時の歌は短く、子供が歌えるように音階も狭い。
堀江さん「当時の作曲家の先生たちは、狭い音階でどれだけ曲を作れるかが腕の見せ所だったんですね」
・70年代の"テレビ主題歌"をめぐる紙面。
・堀江さんの初めて作った衣装でのプロマイド。
堀江さん「! やめろー! やめるんだー!」
・「およげ! たいやきくん」のヒットでスポットが当たる。
水木さん「子門さんのおかげですよ」
・「仮面ライダーX」の時に初めて作った衣装を着て歌う水木さんのお写真。
美潮さん「私が初めて買った特撮のレコードが『仮面ライダーX』なんですよ」
・アニメブームで女子高生のファンが増えた。
・「女学生が増えた」といさおさん。
・美潮さん「ロッキード事件の記事なんですが……」
水木さん「記憶にございません」
観客笑。
・水木さんがベルボトムをはいたお写真はアルバムのジャケット。
水木さん「この頃からアニメじゃなくて歌手の顔が表に出るようになったんですね。ズボンも時代ですね」
堀江さん「今だったら影ちゃんに"アニキ、ブーツインしなよ"って言われちゃうよ」
観客笑。
・襟をはだけた水木さんのお写真。
堀江さん「色白だね」
・アイドルな堀江さんのお写真。
堀江さん「玉羊羹みたい! つっついたらプチって出てきそう」
・観客から大きな歓声が上がった堀江さんのお写真。
堀江さん「!! やめろぉ~……やめてくれぇ~……」
水木さん「アグネス・ラムちゃんみたい」
美潮さん「かわいいですよね」
堀江さん「当時アグネス・ラムちゃんとは一緒にハワイ行ったりしてましたけど……なんというコロムビア……」
観客笑。
・紙テープは芯をとって。
・オリビア・ニュートン=ジョンの衣装をそのまま。
12:キャプテンハーロック/水木一郎
13:花の子ルンルン/堀江美都子
-MC-
70年代~80年代のアニメブーム期のお二人の楽曲、
アニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」と「花の子ルンルン」のオープニングを続けて披露。
雄々しい宇宙海賊と花の精の血をひく魔女っ子という対照的な作品であるこの2曲を今のお二人が歌われると、
当時以上に歌の個性が引き出され、それを続けて聞く事で、よりコントラストの強さが際立っていて、
お二人の表現力の強さを思い知りました。
・最近の記事。
・"アニソン"という言葉は2000年代にならないと新聞にはなかなか出てこない。
美潮さん「2000年代になってようやく"アニソン"っていう言葉が出てきたと思ったら、自分の書いた記事だったという……」
・歌謡曲を断った堀江さん。
堀江さん「お誘いはあったんですけど、やっぱり私はアニメの歌がいいな、と。歌謡曲に行ってたらもう歌ってないと思う。
私はアニメに選ばれたんだと思う」
・"ゼ―――ット"をどこまで伸ばすか。
・水木さんは"!"を入れる。
・讀賣新聞は"!"や"?"を嫌う。
・水木さんの動きが速すぎてカメラマンが追いつけない。
・最近の写真。香港や上海、タイなど海外で活躍されるお二人。
14:セーラースターソング/堀江美都子
14.5:ピザ パスタ ピザ のうた (Z ver.)/水木一郎
-MC-
15:ピザ パスタ ピザ のうた (Z ver.~イタリア語 Z ver.)/水木一郎
-MC-
最近の歌をという事で、堀江さんは「美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE」でカヴァーされた、
「美少女戦士セーラームーン セーラースターズ」のオープニングを。澄みきった歌声の中に漂う風格はまさに"女王"。圧倒されました。
続く水木さんは当時放送中のアニメ「カリーノ・コニ」のエンディング。一番を歌ったところで「ごめんごめんごめん!」と水木さん。
仕切り直してもう一度。日本語の「Z ver.」と「イタリア語 Z ver.」を混ぜてハリのあるカンツォーネを響かせられました。
・水木さん「いろんなパスタとかイタリア語とかが歌詞に詰まってて舌回んなくなっちゃった」
・美潮さん「この前リハーサルで聞かせてもらって家に帰ったら、気がついたらパスタ茹でてました」
・次は普段の「ふたアニ」とは趣向を変えて、格調高いストリングスのコーナー。
16:あしたがすき/堀江美都子
-MC-
17:グローイング・アップ (2009 Version)/堀江美都子
-MC-
18:恋は突然 (2010 Version)/堀江美都子
-MC-
まずはファーストヴァイオリンの藤田さんをフィーチャーして、アニメ「キャンディ・キャンディ」のエンディング。
親御さんのヴァイオリニストにしたいという願いから、ヴァイオリンを習っていた堀江さん。思い入れのある楽器と共に
しっとりと歌われると、次は弦楽アレンジされた曲を2曲続けて。2009年にデビュー40周年を記念して発売された、
アルバム「40th Anniversary~ミッチの独言倶楽部2009~」よりアニメ「私のあしながおじさん」オープニングと、
そのアルバムの翌年に発売された「40th Anniversary Encore」からアニメ「愛してナイト」のオープニングを青木望先生のアレンジで。
両作品とも堀江さんが歌だけではなくヒロインの声も演じられている事もあり、弦楽のシックなアレンジも相まって、
大人の女性に成長した視点から歌われているおもむきに。
堀江さんと入れ替わりで水木さんがご登場。
・「秋の『ふたアニ』にも……ねぇ?」とカルテットの皆さんを見る水木さん。
・水木さん「アニソンに勇気をもらって頑張っている人がたくさんいます。次は僕自身も大好きで、勇気をもらう歌です」
19:ムーへ飛べ/水木一郎
-MC-
20:セイリング未来へ/水木一郎
-MC-
21:ルパン三世 愛のテーマ ~グランド・アニキ・スタイル Chamber Orchestra Version~/水木一郎
水木さんの弦楽コーナーはアニメ「ムーの白鯨」のオープニングから。原曲のイメージはそのままに、
最後のサビはアルバム「WAY~グランド・アニキ・スタイル~」収録のバージョンを彷彿とさせる壮大さに。
続くはアニメ「サブマリン スーパー99」のオープニング。バンドとストリングスの奏でる音の中、
笑顔で歌われる水木さんが印象的。最後はアニメ「ルパン三世(新)」のエンディングの前述の「WAY」収録のより大人っぽいアレンジで。
三曲ともまったく異なる表情で歌われ、アニソンの、そして水木さんの幅の広さを改めて実感いたしました。
・カルテットの皆さんは退場され、白いホットパンツの衣装で堀江さんが登場し、衣装のお話。
・人と同じ衣装は絶対着たくない水木さん。
水木さん「系統が揃う事はあるけど、アナタと同じ衣装になった事ないですもんね?」
堀江さん「無いですよ。アニキがこんなの着たらおかしいでしょう?」
観客笑。
・水木さん「アナタ脚に保険かけないんですか?」
堀江さん「野放しです。絶対領域は野放し!」
・水木さんのいさおさんのものまねに「それ誰?」と堀江さん。
水木さん「脚長いから一緒に並びたくないんだよ。いさおさんのウエストここ! 巨人だぜ?」
堀江さん「アニキの胸ぐらい」
水木さん「だからしょっちゅう影山と一緒にいるんだよ」
観客笑。
22:おれはグレートマジンガー (1C)/水木一郎
~緑の陽だまり (1C)/堀江美都子
~バビル2世 (1C)/水木一郎
~けろっこデメタン (1C)/堀江美都子
~地獄のズバット (1C)/水木一郎
~魔女っ子チックル (1C)/堀江美都子
~はるかなる愛にかけて (1C)/水木一郎
~ボルテスVの歌 (1C)/堀江美都子
-MC-
今回のために作られた、お二人の代表曲をメドレーで。まずは40周年を迎えた「グレートマジンガー」のオープニングから。
「山ねずみロッキーチャック」「バビル2世」のオープニングではお互いにコーラスをされ
「けろっこデメタン」「快傑ズバット」のオープニングではそれぞれのシリアスな歌声を披露。
一変「魔女っ子チックル」のオープニングでは、見よう見まねで堀江さんの振り付けをされるコミカルな水木さんでしたが、
「仮面ライダー(新)」初代エンディングではガラッと感情のこもった真剣な表情に。
ラストは「超電磁マシーン ボルテスV」のオープニングでしめるという、お二人の千変万化のレパートリーが楽しめるお得なメドレーでした。
・ここからはお二人が是非聞いてほしい曲を。
23:キミのひかり/堀江美都子
-MC-
24:東北合神ミライガー/水木一郎
-MC-
堀江さんが歌われたのは、映画「ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~」の挿入歌で、
東日本大震災の被災者の方々へのドラえもんからのメッセージソング。
そして水木さんは東北六県のローカールヒーローが合体した「東北合神ミライガー」のテーマを。
二つの全く異なる曲ながら、歌にはお二人の同じ思いが込められているのが感じられました。
・「ミライガー」のCDの収益は全て義援金に。
水木さん「1000曲以上歌ってると、もう印税なんていらないんです」
観客拍手。
水木さん「その代り出演料はください」
観客笑。
水木さん「…………あそこで止めときゃカッコよかったのに……」
・堀江さんを呼び込まれ、いよいよ最後の曲。
堀江さん「秋の『ふたアニ』はこちらに移ってきます」
水木さん「曲のリクエストは読売新聞さんまで」
観客笑。
25:CROSS FIGHT!/水木一郎 堀江美都子
OVA「破邪大星ダンガイオー」の第1巻と第2巻のオープニング。
堀江さんがステージのセンターで歌われ、水木さんはその左右を行き来しつつ、
観客に「CROSS FIGHT!」の投げ込みを振るというコンビネーションで、本編ラストを彩られました。
-アンコール-
お二人とバンドのみなさんが退場されると、アンコールの意を込めた手拍子が会場に響きます。
-MC-
ほどなくして水木さんと堀江さんがご登場。
・堀江さん「今回をきっかけに、このよみうり大手町ホールで、たくさんのアニソンのイベントが行われる事を願っています」
・水木さん「今回はこけら落とし公演なので、バカな事を言わないように気をつけてましたが、ダメでした」
観客笑。
水木さん「次回はもっとバカな事を言うと思います」
観客笑。
・ステージから客席がよく見えるよみうり大手町ホール。
・水木さんによってバンドとカルテットのみなさんのご紹介。名前はその場で思いつかれたとか。
・ナビゲーターである美潮さんをご紹介。
美潮さん「あの曲のリクエストを会社に送られても困りますので、せめて私のブログなどにお願いします」
観客笑。
・偉くなった美潮さんのお父様が客席に。
水木さん「あ! 今日は父の日か!」
堀江さん「私ずっと気になってたんですよ」
美潮さん「ステージから父がいじられるのを見るのがこんなに恥ずかしいとは……」
・ここで来場者にスペシャルプレゼント。
本イベントの模様が書かれた写真入りの特別号外を、今回のロゴと日付入り特製クリアファイルに入れてプレゼント。
水木さん「字が大きいですね。僕は老眼じゃないんですけど、ファンのみんなはそろそろ……」
観客笑。
26:Dear Friend/水木一郎 堀江美都子
アルバム「Dear Friend」より、「ふたりのアニソン」のラストといえばこのオリジナル曲。お二人はとても楽しそうに歌われ、
観客も手拍子だけでなく最後の「Brother & Friend」の繰り返しに参加し、ホールが一体となってのフィナーレとなりました。
歌が終わっても演奏はそのまま続けられ、水木さんと堀江さんは客席の左右、
最後に中央でお辞儀をされ、手をつないで仲良く退場されました。
お二人が去られた後も観客の手拍子と共に演奏は続き、幕が下りると演奏も終了。
拍手が客席に響き渡る中、「ふたりのアニソン 歌のあゆみ」は終演となりました。
閉演BGM:Dear Friend(Ending Version)/BGM
「ふたりのアニソン」終演後はお馴染みの「Dear Friend(Ending Version)」が流れる中、
観客は出口でスペシャルプレゼントをもらい、帰路につきます。
新聞社主催の自社内ホールのこけら落とし公演に、アニソンのライブがラインナップされるのは驚きでしたが、
演目が「ふたりのアニソン」の特別編という、タイトルはもちろん、実際の内容も、文化として紹介されるのに
これ以上ない程に相応しいものでした。
これを皮切りに、ひとつの文化としてのアニソンのイベントが多く催される事を望みます。
補足
・水木さん「『ふたアニ』はミッチがしっかりしてくれてるからオレはホントに自由!
いさおさんも真面目な方ですから、一緒だと自由にできるんです。
この歳でコレを直せっていわれても無理なんで」
観客笑。
・水木さん「ちょっと生まれるのがズレていたら『マジンガー』は誰か別の人が歌っていたかもしれません。
もしかしたら今日来ている後輩のシンガーが歌ってたかも……あげないよ?」
観客笑。
・堀江さん「アニキ、いいですよね。コレ(Z)だけで全部持ってけるんですから……私もああいうの欲しいなぁ」
・「美少女戦士セーラームーン THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE」で歌いたい歌を訊ねられた堀江さん。
歌うならご自身がセーラーギャラクシアとして出演されていた主題歌を、という事で「セーラースターソング」を選ばれたとか。
・水木さん「美潮さんをアニソン登山部に誘ったんですけどね、お忙しいんですよ。
……行きません?」
堀江さん「行きません」
即答する堀江さんに観客笑。
堀江さん「体力は歌う時に使いましょう」
・終演後に配られた特別号外は特製のクリアファイル付き。