2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
第10回 かわさきTVまんが祭
~MIQ Animesong:DIVA~
14.6.7 ラゾーナ川崎 プラザソル
出演/MIQ
スペシャルゲスト/アンディ小山
司会/ショッカーO野
特別前説/内田朋紀(ねこ社長) 貝原怜奈
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)
演奏/カラオケ Key.貴日ワタリ
同人印刷会社「ねこのしっぽ」さんが主催されている「かわさきTVまんが祭」。
アニメや特撮などの"TVまんが"の歌のライブやトークが行われる祭は、
「ねこのしっぽ」さんの地元である「映像のまち・かわさき」「音楽のまち・かわさき」を掲げている
神奈川県川崎市にて、2010年より催されています。
2年ぶりにラゾーナ川崎にある多目的ホール・プラザソルで行われた今回は、節目となる第10回。
その演目はアニソンディーヴァ・MIQさんによるソロライブ。
関東でアニソンメインのMIQさんのソロライブは滅多に無く、さらにアンディ小山さんがスペシャルゲスト、
しかもファンの期待に応える「かわさきTVまんが祭」という事で、とても楽しみにしていました。
スタッフさんの丁寧な対応でホールに入ると、ステージ上にはコーラス用のマイクとキーボードがあり、
奥の壁には「かわさきTVまんが祭」の幕が掲げられていました。
開演時間の30分程前になると、声優の貝原さんと、
「ねこのしっぽ」の社長である内田さん、通称・ねこ社長さんがステージに登場されご挨拶。
・貝原さん「前々説をさせていただきます! 『かわさきTVまんが祭』は今回で10回目を迎えるんですよね?」
ねこ社長さん「はい。10回目なので、せっかくだから我々も歌っても良いでしょうか?」
観客拍手。
・ねこ社長さん「今回は休憩無しで3時間、ノンストップです」
観客「おおぉぉおぉ!」
貝原さん「ですので、おトイレ行かれる方は今のうちですよ」
ねこ社長さん「そうすると怜奈さんの歌が聞けなくなってしまいますけどね」
00:Fairy Dang-Sing~月下に妖精は舞う/貝原怜奈
-MC-
貝原さんがシャイン王女を演じられたアニメ「スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-」の挿入歌。
本来はラトゥーニ役の平井理子さんとのデュエットですが今回はお一人で。
若干の緊張が感じられたものの、貝原さんは堂々とオープニングアクトをつとめられました。
貝原さん「今日はMIQさんのライブという事で、私の好きなライディ様の曲が聞けるんでしょうか?
続いてはねこ社長の登場です!」
00:ラブファイター/ねこ社長
-MC-
という事で登場したねこ社長さんが歌うは、持ち歌であるオリジナルソング「ラブファイター」。
同人印刷会社の社長さんとは思えない安定した声量に驚き。なにより楽しそうに歌われている姿に
お人柄を感じました。後奏で「怜奈さ~ん」と貝原さんを呼び込まれるも、特に何も無くご退場。
そして曲が終わり、「え! 呼んだだけ!?」と貝原さんもご退場。
少しすると「ねこのしっぽ」さんの広報であるまいにゃーさんによる前説が。
開催にあたっての諸注意は非常に行き届いていて、観客が騒然となる場面も。
入れ替わりで司会のショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「前説その4です」
・ショッカーさん「いつもなら開演時間になったらボクが出て来て話してライブが始まるんですが、
今回は開演時間と共にライブが始まります! つまりそれだけ曲が多いんです!」
観客拍手。
ショッカーさん「しかも『かわさきTVまんが祭』の名物でありますメドレー。今回はございません!
全曲フルコーラスでお届けします!」
観客「おぉぉぉぉぉおおお!!」
・今回は定番曲からレア曲まで、ムチャぶりなんてもんじゃない内容に。
ショッカーさん「夜の打ち合わせで酔った所を見計らってOKを得ました」
観客笑。
・"祭"という事で、"スピリーッツ"ても"バトルマーックス"でもない合言葉。
ショッカーさん「かわさきTVまんが、祭りだっ!」
観客「わっしょぉおい!
ショッカーさん「祭だっ!!?」
観客「わっしおおおおい!
ショッカーさん「ん祭りだっ!!?」
観客「わっしょおぉおぉおぃ!!」
01:かわさきTVまんが祭のテーマ/アップルパイ ザ☆カインズ
02:エルガイム-Time for L.GAIM-
-MC-
「かわさきTVまんが祭」のレギュラーであるアップルとカインズのみなさんが並び、
厳かなハーモニーで祭のテーマを歌われると、「重戦機エルガイム」のオープニングでMIQさんがご登場。
「バットマン」のマークがあしらわれた黄色いお衣装で、一曲目からハードに高音を響かせられました。
・ショッカーさん「M・I・Q! MIQ姐でーす! せーので"MIQ姐"! せーのっ!?」
観客「MIQ姐ぇぇぇ!!」
・MIQさん「ありがとぉぉー!! お祭り大好き! やっと呼んでくれたっ!!」
ショッカーさん「今日はいっっっぱい歌ってもらいますから!」
MIQさん「死ぬ気でやります!」
03:スターライト・シャワー
04:不思議CALL ME
05:夢銀河
-MC-
オープニングに続いて「エルガイム」のエンディング。そして「星銃士ビスマルク」のオープニングとエンディングを続けて披露。
「エルガイム」「ビスマルク」ともこの年で30周年。同時期の曲ながら3曲とも全く異なる個性で、それを連続で歌いこなされる
MIQさんの力に圧倒されました。「夢銀河」のサビでは「スーパーロボット魂2014"春の陣"」でみせた腕を左右に振る振り付けも。
・ショッカーさん「『ビスマルク』から30年なんですね」
MIQさん「そうねぇ」
ショッカーさん「その頃のシングルがこちらですね」
と、ショッカーさんが取り出したのは、「不思議CALL ME」のシングルレコード。
MIQさん「懐かし! よくあったね」
ショッカーさん「ウチに何枚かあったから。10代、20代のみなさ~ん。
これがレコードですよぉ~。これで2曲入ってるんですよ~」
観客笑。
ショッカーさん「で、その頃のお写真がこちらですね」
ジャケットを裏返すとそこにはMIQさんのお写真が。
観客「おぉおぉお」
MIQさん「お恥ずかしい!」
ショッカーさん「姐さん、このコ紹介して!」
MIQさん「アタシアタシ!」
ショッカーさん「でもホント変わんないよね」
MIQさん「いやいやいや」
ショッカーさん「今もエレガントでねぇ……遠藤正明はエレファントって言いますけど」
MIQさん「そう! 遠藤はいつもそう!」
ショッカーさん「会うと『姐さん、今日もエレファントですね』ってね」
・お互いAB型なので、深い事は考えないMIQさんとショッカーさん。
MIQさん「でもミッチもAB型だけどしっかりしてるよね」
ショッカーさん「責任感あるからAが強いんですね」
MIQさん「遠藤もABだ」
ショッカーさん「Bが強いんでしょうね」
06:Evergreen
07:MEN OF DESTINY
-MC-
「機動戦士ガンダム0083-STARDUST MEMORY-」より2代目のオープニングとエンディング。「Evergreen」では原曲と同じタイミング、
そして原曲以上の力強いアドリブをみせられ、「MEN OF DESTINY」は鬼気迫る緊迫感ある表情で歌われました。
ショッカーさん「どんどん行きますよ! 次は『エリア88』からACT IとACT II両方行きましょう!!」
08:Good Bye, Lonely Blue
09:悲しみのDestiny
-MC-
85年にOVAが発売され、ACT IとACT IIを再編集した映画版も作られた「エリア88」より2曲を連続で。
キャッチーな「Good Bye, Lonely Blue」では芯のある歌声を披露され、ダイナミックな「悲しみのDesiny」ではせつない情感たっぷりに。
・ショッカーさん「激しい曲はもちろんかっこいいですけど、姐さんはバラードもいいですよね」
MIQさん「大好きなんだけどなかなか歌えないんだよね」
ショッカーさん「出演者の多いライブだと曲数が限られるから、やっぱり盛り上がる曲が優先されちゃいますからね」
・ショッカーさん「次の曲も姐さん好きそうですよね」
10:獅子の女王-ハイパーモード-
11:最強勇者ロボ軍団-Ladies-
-MC-
勇者シリーズ最終作「勇者王ガオガイガーFINAL」より、まずは監督がイベントでMIQさんがカバーされたのを気に入り、
レコーディングされた「獅子の女王」を曲名そのままの風格で歌われると、今回随一の緩急の激しい曲である
「最強勇者ロボ軍団-Ladies-」を抑えめな出だしから切れ味鋭い高音まで、見事な抑揚で歌いきられました。
ショッカーさん「凄い曲ですよね」
MIQさん「ホント! 作曲の(田中)公平先生がね『MIQさん、遊ばせてもらいました』って」
観客笑。
MIQさん「でも歌うの久っし振りだね」
ショッカーさん「久し振りどころではない曲ばかりの次のコーナーは、レア曲コーナーです!!
レコーディング以来の曲ばかりです!」
観客「ぉおぉぉおおお!!」
12:FUTURE-RETRO HERO
13:BAD DREAMER
14:絢爛たる逆襲の救世主
-MC-
まずは漫画「宇宙英雄物語」のイメージソング「FUTURE-RETRO HERO」。どこかノスタルジックな曲で、
MIQさんはやさしくのびやかに歌われました。続いてはねこ社長さんの奥様もお好きだという、
ライトノベル原作のラジオドラマ「クリス・クロス」のオープニング。勇ましい正統派の歌声で魅了されると、
最後はゲーム「70年代風ロボットアニメ ゲッP-X」の挿入歌でハリのあるお声をさらにハって会場に響かせました。
・続いてはMIQさんのデビュー曲。
ショッカーさん「あそこにキーボードがありますけど書き割りじゃございません」
観客笑。
ショッカーさん「せっかくあるので使いましょう。演奏してくれるのはカインズの貴日さんでーす」
拍手の中、貴日さんが登場され、キーボードにセッティング。
ショッカーさん「いつもはコーラスをやっていますが、カインズはバンドもやっています。コミックバンドです」
観客笑。
15:わすれ草
16:HEY YOU
-MC-
貴日さんのピアノで「戦闘メカザブングル」の挿入歌を二曲続けて。「わすれ草」では、デビュー曲だけあって感極まられたのか、
MIQさんには珍しく声が詰まってしまたっものの、観客の合唱がその場をつなぐ場面も。「HEY YOU」は少しスローなアレンジ。
シンプルな演奏だけあってMIQさんのお声がとてもよく聞こえ、一味違う心地いい雰囲気でした。
ショッカーさん「カラオケだけってのもなんなんで、アコギみたいな事やりたいねって姐さんと話してて、
じゃあって事で貴日さんに弾いてもらいました!」
観客拍手。
ショッカーさん「次の曲もカラオケが無いんですよ」
MIQさん「いつもアタシのバックで弾いてくれているギタリストに頼んで弾いてもらってきました」
17:Coming Hey you
18:GET IT!
-MC-
「ザブングル」を再編集した映画「ザブングル グラフィティ」より、イメージソングとエンディング。
はすっぱな歌詞とMIQさんの歌声に、ギターだけの演奏がとてもマッチしていました。続く「GET IT!」では、
「ザブングル」コーナーのラストにふさわしく、MIQさんは原曲以上の圧巻のアドリブを披露されました。
ショッカーさん「次で前半最後なんですが、姐さんは英語の歌もカッコイイんですよ。
なので次の曲は英語と日本語を混ぜて歌ってもらいましょう! この曲です!」
19:ヨドバシカメラの歌 (2C)
-MC-
曲が流ると観客からどっと笑いが。家電・カメラ総合量販店「ヨドバシカメラ」のCMおよび店内BGM曲。
MIQさんは1番を日本語、2番は英語で歌われ、特に2番は英語だけありアニメソングとはまた違った一面を感じました。
・続いてはこれまでの全ての「かわさきTVまんが祭」に出演しているレギュラー、
アップルパイとザ☆カインズのみなさんのコーナー。
・ショッカーさん「今回はMIQ姐なので、70年代~80年代のいわゆるキングレコード系のロボットもの、
その中でも今回はまっすぐ行こうと思います。
カインズとアップルがお届けします! ガンダムの世界!!」
観客「おぉぉおぉぉおお!」
20:血塗られたザビ家(冒頭)~長い眠り/BGM
「機動戦士ガンダム」のはじまりとなった故・永井一郎さんオープニングナレーションをショッカーさんが再現。
最後が「かわさきTVまんが祭」にちなんだ形に変えられていました。そして常見さんお一人がステージに。
21:砂の十字架/常見弘士
22:めぐりあい/斉藤淳一
23:きらめきのララァ/平山佳代子
24:いまはおやすみ/杉山小絵子
25:永遠にアムロ/貴日ワタリ
26:翔べ! ガンダム/アップルパイ ザ☆カインズ
-MC-
イントロで観客から感嘆のどよめきが。映画「機動戦士ガンダムI」よりエンディング。
常見さんのつやっぽくも誠実な低音に心地良くなっていると、続いて登場された斎藤さんが歌われたのは、
映画「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙篇」より挿入歌。斉藤さんは情感たっぷりにのびやかなお声を披露されました。
続くアップルのお二人はテレビ版の「機動戦士ガンダム」の挿入歌。「きらめきのララァ」では平山さんのなめらかな声の魅力を堪能し、
「いまはおやすみ」は、この二日前に「ガンダム」テレビシリーズ全話と劇場版3部作を見終えた杉山さんの可憐な歌、
そして台詞が聴きどころでした。カインズのリーダー・貴日さんがテレビ版のエンディングを、ソロのトリとして貫禄充分に歌われ、
最後はテレビ版のオープニングを5人全員で。素晴らしい圧とハーモニーでガンダムコーナーが締めくくられました。
・ショッカーさん「『ガンダム』コーナー如何でしたか!?」
観客拍手喝采。
ショッカーさん「ある種追悼コーナーでもありました。以前『スーパーロボット魂』で
永井一郎さんをゲストにお招きしてナレーションをやって頂きまして、
今回は当時を思い出して不肖わたくしがやらせて頂きました。
『砂の十字架』は亡くなられたやしきたかじんさんはあまりこのお好きじゃなかったようで
今回はウチのたかじんに歌ってもらいました!」
観客常見さんへ拍手。
・ショッカーさん「続いてはスペシャルゲストのご登場です!!」
観客「おぉぉぉぉおお!!」
ショッカーさん「お待たせしました! アンディ小山さんで『失われた伝説を求めて』!!」
27:失われた伝説を求めて/アンディ小山
-MC-
歓声の中、アンディさんが登場して歌うは、もちろん「機甲創世記モスピーダ」のオープニング。
印象は当時そのままながら渋みを増した歌声と、見事な体躯で迫力あるステージングに観客はすっかり魅了されていました。
・アンディさん、カインズのお一人お一人と握手。
・ショッカーさん「アンディ小山さんでーす!」
観客拍手。
アンディさん「ありがとうございます。またみなさんと再会できた喜びに満ちてます。
昨日は緊張して眠れませんでした。……その分昼寝しました」
観客笑。
・ショッカーさん「昨年の『スーパーロボット魂』以来、約一年ぶりですけども、
あの時は『♪蒼い~』って歌い出した途端に客席が『うぉぉおお!』ってなりましたね」
アンディさん「あの時のZeppも凄かったですけど、今日もみなさん凄いね」
・ショッカーさん「アンディさんは元々GS……ガソリンスタンドの」
観客笑。
アンディさん「最近はセルフが多いですね」
観客笑。
ショッカーさん「シャープ・ホークスっていうバンドを安岡力也さん達と組んでて……僕ら的にはホタテマンですけど」
観客笑。
・ショッカーさん「アンディさんが影響を受けたアーティストって誰になるんですか?」
アンディさん「そうですね、Elvis PresleyとかRay Charlesとか19くらいの頃から好きでしたね」
ショッカーさん「その頃っていうとGSの頃ですね」
アンディさん「ガソリンスタンドでね。過酷な労働でした」
観客笑。
28:Hound Dog/アンディ小山
29:遠い渚/アンディ小山
-MC-
アンディさんのルーツであるエルヴィス・プレスリーの代表曲。アンディさんは間奏のコーラスパートで、
手拍子をするカインズの皆さんに近寄り、とても楽しそうに陽気に歌われました。続く「遠い渚」ではそれが一変。
GS(グループサウンズ)らしいアンニュイな歌声に、アニソンでは聞けないアンディさんの一面を見ました。
・ここでブルーの水玉模様のお衣装でMIQさんがご登場。
ショッカーさん「今回ゲストを呼ぶとしたら誰がいいですかって訊いたら、
間髪入れずに『アンディさんが良い!』っておっしゃって」
・ショッカーさん「せっかくなんでお二人にデュエットしていただこうと思いまして、
色々考えたんですが、コレだっていう曲を姐さんに『どうですか?』って訊いたら
『面白いね』って言って下さって、アンディさんにも快く引き受けて頂きました」
30:愛は傷つきやすく/アンディとMIQ
-MC-
ヒデとロザンナのお二人による1970年のオリコン年間チャート7位のヒット曲。MIQさんのたおやかな声と、
アンディさんのたくましい声のマッチングが素敵で、サビの掛け合いがとても綺麗でハマっていました。
・ショッカーさん「いい! やっぱいいですね! ピッタリですよ!
『かわさきTVまんが祭』なのに関係無いじゃないかって思う方もいるかもしれませんが、
これは映画『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』でひろしとみさえがデュエットしてるので、
立派なアニソンですから!」
・ヒデとロザンナのお二人といえば「愛の奇跡」が有名ですが、「愛は傷つきやすく」の方がヒットしており、
NHK紅白歌合戦に出場したのもこの曲。
・ショッカーさん「さぁ! 次はお二人を結びつけた曲です!」
31:ブルー・レイン/& アンディ小山
-MC-
「スーパーロボット魂2013"春の陣" 2DAYS」二日目、観客の驚きと称賛の歓声が起こった「モスピーダ」のエンディングを今再び。
アンディさんがMIQさんの手を取り、寄り添う様はぐっと大人な雰囲気で、感嘆のため息が漏れました。
拍手の中アンディさんがご退場
ショッカーさん「いやぁ、やっぱりカバーはいいですねぇ……という事でカバーコーナーです!!」
観客「おぉぉおぉお!!」
32:鳥取戦士サキューンのテーマ -MIQ Ver.-
33:THE REAL FOLK BLUES
-MC-
「かわさきTVまんが祭」なので、川崎市で繰り広げられる、善と悪の壮絶な戦いの物語「天体戦士サンレッド」より、
MIQさんの出身地である鳥取の戦士・サキューンのテーマ。オリジナルは柿島伸次さん。カバーではあるものの、
歌といい振り付けといいMIQさんは完全に自分のものにされていました。そして続いてはアニメ「カウボーイビバップ」より、
MIQさんもお好きだというエンディング。大好きな作品の大好きな曲で、カバーするならMIQさんしかいないと
勝手に思っていましたが、今回、思わぬ形で願いが叶いました。あまりの事に気が動転してよく覚えていないのが悔やまれます。
・ショッカーさん「続いては映画の曲にいきたいと思います!」
34:炎のたからもの
35:光の天使 (CHILDREN OF THE LIGHT)
-MC-
ショッカーさんがアニメ映画で一番お好きだという名作「ルパン三世 カリオストロの城」のエンディング。MIQさんはこの曲を
ご自身のステージでも歌われているだけあり、歌声は堂に入った深みのあるものでした。続くは映画「幻魔大戦」のエンディング。
曲が進むにつれ、ダイナミックに広がっていくMIQさんの声の迫力に圧倒されました。
この曲がセットリストに入っているのを見たねこ社長さんは涙を流されたとか。
ショッカーさん「カバーコーナーもラストブロックです! まずは新しいトコで『ゴッドマジンガー』の……」
観客「ざわざわ」
ショッカーさん「"俺にとっては"新しいマジンガーですから!」
観客笑。
36:時間の誘惑
37:コブラ
-MC-
CD「マジンガー伝説」にてカバーされた「ゴッドマジンガー」のエンディング。奥行きのある歌声がせつなげで、
MIQさんの表現力の巧みさを堪能しました。カバーコーナーのラストは「コブラ」よりオープニング。
頻繁に披露されている事もあって、MIQさんは堂々たるステージングをみせられました。
・ショッカーさん「もう『コブラ』は姐さんの曲ですね。最近はユニットも組まれているとか」
MIQさん「そうなのっ!」
ショッカーさん「なんか今日はその方達が来られてるという事ですが……」
ショッカーさんの視線の先、会場入り口に現れた人影に観客から歓声が。
なんと、たいらいさおさん、新井正人さん、山形ユキオさんがご登場。
ショッカーさん「せっかくだから上がっちゃいなよ」
と促され、みなさんそのまま客席から舞台へ上がられ、ショッカーさんがお一人づつご紹介。
・ショッカーさん「みなさんが集まったのはどういったきっかけなんですか?」
たいらさん「はい。イベントでね、みんな一緒になって、ゆるくユニットをスタートさせました」
38:サァー立ち上がれ!/ストレンジャー4
-MC-
この日の1ヶ月後にシングルの発売を控えた、ストレンジャー4のオリジナル曲を一足早く披露。
代表曲を彷彿とさせる歌詞や、四者四様の個性が際立つパート分けで、みなさんにぎやかに歌われました。
ショッカーさん「へーちゃん! へーちゃん!」
みなさんが退場する中、たいらさんを呼び止めるショッカーさん。
ショッカーさん「せっかくだから一人一曲ぐらい歌ってきなよ」
たいらさん「え! でも……」
ショッカーさん「大丈夫大丈夫。あるから!!」
たいらさん「あるのっ!?」
39:復活のイデオン/たいらいさお
40:アニメじゃない-夢を忘れた古い地球人よ-/新井正人
41:ガオレンジャー吼えろ!!/山形ユキオ
-MC-
駆け足ではじまった飛び入りゲストのみなさんが1曲ずつご披露。まずはたいらさんが「伝説巨人イデオン」のオープニングで
しなやかに堅実に盛り上げられると、「カミーユ、いきまーす!」と登場した新井さん。「機動戦士ガンダムZZ」のオープニングで
客席に降りられたり、歌詞を「かわさきTVまんが祭」になぞらえて「まんがじゃない」に変えられたり、のびのびと歌われました。
そして悠然と登場した山形さんが大迫力で「百獣戦隊ガオレンジャー」のオープニングを歌われ、観客は大興奮。
客席の温度が上がっていくのが感じられました。
ショッカーさん「戦隊が来ましたからMIQ姐にも戦隊を歌ってもらいましょう!!」
観客「おぉおぉおおおお!!」
42:過激気!
テンガロンハットに赤いお衣装で登場されたMIQさんが歌うのは、ご自身唯一の戦隊ソングである「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の挿入歌。
MIQさんは激しく気合を込めたステージングで、特にラストの転調からアドリブの高音は凄まじいものでした。
曲がフェードアウトしていく中、MIQさんが退場され、ステージにはカインズとアップルのみなさんだけに。
少しの無音に観客がざわっとすると、聞こえてきたイントロは……。
43:獣拳戦隊ゲキレンジャー/谷本貴義
-MC-
観客騒然。そしてステージに現れた影に大歓声。なんと谷本貴義さんが登場され、「ゲキレンジャー」のオープニングを披露。
谷本さんは登場されるなり客席に降りられ、観客達と握手。精錬された歌声とステージングで大いに観客を沸かせました。
・谷本さん「今日楽しー!!」
ショッカーさん「なんでいんの?」
谷本さん「あっ……すいません」
帰ろうとする谷本さん。
ショッカーさん「ウソウソ!」
・次回、第11回「かわさきTVまんが祭」は谷本さんとうちやえゆかさん、さとうゆかさんのユニットTAP(タップ)。
谷本さん「"(T)谷本(A)アニソン(P)プロデュース"っていう……」
ショッカーさん「あぁ」
谷本さん「いやいや、冗談ですよ?」
ショッカーさん「え? "(T)谷本(A)あんた(P)プリン好き"じゃないの?」
谷本さん「! 正解!!」
ショッカーさん「正しくは"(T)楽しい(A)アニソン(P)ね。客席にはうちやえゆかちゃんも来てくれてます」
谷本さん「え!」
客席のうちやえさんにライトが。
谷本さん「言ってよ! 仲悪いみたいじゃん!」
ショッカーさん「そう言うと仲良いみたいじゃん」
谷本さん「え!?」
・ショッカーさん「タニ―とMIQさんとは一緒に新潟の『ガタケット』に行ってね」
谷本さん「はい。行きましたね」
ショッカーさん「打ち上げで飲み明かしてからの姉弟分でね」
・谷本さんが退場されラストのコーナーへ。
ショッカーさん「ラストブロックもやはりロボットものからいきましょう!
『スーパーロボット大戦』からMIQ姐が歌った曲をお届けします!!」
44:ICE MAN
45:TIME TO COME
-MC-
ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズのオリジナルキャラ、ライディース・F・ブランシュタイン及び愛機・R-2のテーマ。
MIQさんのクールなだけではない歌声は、詞と曲と見事にマッチしていて、今回生で聞けてとても嬉しかったです。
そして「第4次スーパーロボット大戦」よりオリジナルキャラのテーマ「TIME TO COME」。数多くの「スーパーロボット大戦」の歌でも
一番最初の曲で、近年ライブで歌われる機会が増え、今回も聞く事が出来て、こちらも嬉しい限り。
ショッカーさん「次の曲は元々は姐さんが歌われてた曲なんですよね」
MIQさん「そうなの!」
ショッカーさん「あのバージョンはあのライブでしか聞けないコラボですけど、
やっぱりオリジナルも聞きたいよねぇ!?」
MIQさん「おおぉおおおお!」
46:熱風! 疾風!サイバスター
-MC-
「第4次スーパーロボット大戦」より、風の魔装機神・サイバスターのテーマ。
水木一郎さんと影山ヒロノブさんが歌われたバージョンではなく、ゲームのBGMに近い、正真正銘オリジナルバージョンのカラオケで。
このバージョンで是非聞きたかったので、非常に嬉しかったです。
ライブも終盤になってきたというのに、歌声のハリもしなやかさも全く衰えず、MIQさんの凄さを思い知りました。
・MIQさん「みんなの『熱風! 疾風!』の声が凄いね!」
ショッカーさん「しかし歌いあげますねぇ~」
MIQさん「ホントね!」
・ショッカーさん「残すところあと1作品となりました!」
47:みえるだろう バイストン・ウェル
-MC-
最後の1作品は前年に30周年を迎えた「聖戦士ダンバイン」。まずはバラードのエンディングから。
しっとりとしていながらも芯のある前半と、サビでの声量豊かな高音は、生で聞く事でMIQさんの魅力が十二分に味わえました。
ショッカーさん「いやぁ、姐さん! きましたね!」
MIQさん「きたねぇ~。でもまだまだ歌えるね!」
ショッカーさん「ではその元気で最後の曲にいきましょう!」
48:ダンバイン とぶ
最後は「ダンバイン」のオープニング。力強く凛々しいMIQさんのパフォーマンスは疲れ知らずの迫力。
3番からゲストのみなさんやショッカーさんも登場され、MIQさんを中心にして「祭」らしい活気あるラストとなりました。
アップルとカインズ、そしてゲストのみなさんが退場され、
MIQさんからご挨拶。
MIQさん「前から出たくてやっと夢が叶いました! みんなもずっと聞いてて疲れたかもしれないけど、全然そんな顔してないね!」
観客笑。
MIQさん「今日はありがとう! これからもヨロシクぅっ!!」
観客から花束やプレゼントが手渡され、拍手の中MIQさんが退場されました。
ショッカーさん「みなさんどうでしたかっ!?」
観客「おぉぉおお!」
ショッカーさん「盛り上がってくれましたかっ!?」
観客「おおぉぉおお!!」
ショッカーさん「かわさきTVまんが、祭りだっ!」
観客「わっしょぉぉぉおおい!
ショッカーさん「祭だっ!!?」
観客「わっしおおおぉおおい!
ショッカーさん「祭りだぁっ!!?」
観客「わっしょおぉおぉぉおおおおぃ!!」
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ!」
と、最後に一盛り上がりし、「第10回 かわさきTVまんが祭MIQ スペシャルライブ」はお開きとなりました。
閉演BGM:おさんぽこねこ
節目である10回目は、アニソンだらけのMIQさんのライブという稀有な演目
「かわさきTVまんが祭」の特色であるメドレーを排し、曲の魅力をじっくりと堪能できるフルコーラスがメイン。
しかしながらこの催しでしか聞く事が出来ないようなオリジナル曲や、
アニソンファン垂涎のカバー曲といった、「かわさきTVまんが祭」らしさはそのまま。
さらにスペシャルゲストであるアンディさんとのコラボや、
飛び入りゲストのみなさんまでも巻き込んだ構成など、
他ではまず出来ない「かわさきTVまんが祭」らしさにあふれていて、
なにより、MIQさんの魅力を余すところなく堪能できる内容でした。
友達飛び入りゲスト/たいらいさお 新井正人 山形ユキオ 谷本貴義
補足
・ショッカーさん「『エルガイム』も30周年ですよ。早いですねぇ」
MIQさん「早いねぇ」
ショッカーさんの司会としての初仕事のゲストがMIQさん。
ショッカーさん「平松広和さんや本多知恵子さんがいて、
歌手のゲストが当時MIOだったMIQ姐だったんですよ。でも姐さん、変わらないよねぇ」
MIQさん「それは言い過ぎ!」
・ショッカーさん「『FUTURE-RETRO HERO』良い曲ですねぇ」
MIQさん「ホント! なんで歌わなかったんだろう?」
・ショッカーさん「『Hound Dog』のカインズのコーラスも素敵でしたね」
アンディさん「リハーサルでオファーしたら快く引き受けてくれたんですよ」
観客拍手
・3時間を越えるステージでしたが、終始歌声がダレもヨレもしないMIQさんのタフさに驚きました。