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スーパーロボット魂2014"春の陣" 2DAYS 一日目

14.4.28 Zepp Tokyo

 

出演/MIQ 森口博子 鮎川麻弥 福山芳樹 遠藤正明 川添智久 

   米倉千尋 笠原弘子 松澤由美 angela(atsuko KATSU)

 

初参加/結城アイラ 佐咲紗花

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)

 

演奏/BROADWAY(G.松尾洋一 B.村上聖 Dr.板垣正美 Key.松原博) G.KATSU

 

 

ゴールデンウィークに毎年開催されているライブ「スーパーロボット魂」。

ロボットもののアニメや、ゲーム「スーパーロボット大戦」の歌のみで構成されるライブです。

 

毎年4月29日に東京公演、5月5日に大阪公演が開催されていましたが、

昨年2013年に東京公演が実質上初の試みとなる2DAYS開催を行いました。

1日目に「リアル系」、2日目に「スーパー系」と呼ばれる作品をメインとした2日間公演は、

ロボットアニメの歴史を総ざらいしたかのようなラインナップとボリュームでした。

2013年が好評を博したのでしょうか、本2014年も2DAYS開催となりました。

今回は1日目の28日のレポートです。

 

会場はお台場にあるZepp Tokyo。赤坂BLITZから会場を移してから今年で早10年目です。

当日は平日でしたが、開場時間になる頃には待機場所に多くの観客が詰めかけていました。

場内の最終調整の影響で開場時間から30分近く過ぎた頃、ようやく開場。

 

ステージ上にはSRS2014"春の陣"のロゴマークがあしらわれた幕が掲げられ、

左右にはバンド、コーラスのブース、中央にはステージ後方から前方にかけて花道が用意されていました。

 

-MC-

 

開場時間を少し過ぎた頃、司会のショッカーO野さんがご登場。

客席の「機動戦士ガンダム」のRX-78-2ガンダムのコスプレをした方を労ったり、

数日前に神奈川県で初の「列車戦隊トッキュウジャー」ショーを行われたエピソードを交えつつ、

「その時はちいさいお友達と、この二日間は大きなお友達と!」と観客を盛り上げ、

「スーパロボット魂」恒例となっている観客との掛け声でいよいよ開演です。

 

ショッカーさん「スーパーロボットぉおっ!!?」

観客「スピリィイイイイイイイイイッッツ!!」

ショッカーさん「はじまります!!」

 

00:SE 

01:キングゲイナー・オーバー!/福山芳樹 遠藤正明

-MC-

 

「スーパーロボット大戦」オリジナル曲「時を越えて」を彷彿とさせるSEが流れ、

1曲目は福山さんによるアニメ「OVERMANキングゲイナー」よりオープニングからスタート。

「照れずに踊れぇ!」と福山さんの扇動でオープニング映像さながらに観客が踊り、1番が終わると、

 

福山さん「それではご紹介しましょう! ……遠藤正明!!」

 

ステージ中央から堂々と遠藤さんがご登場! 今回だけのデュエットが披露されました。

JAM Projectとしても一緒に活動されていますが、お二人だけでJAM以外の曲を歌われるのは貴重。

お二人ならではの豪快な歌声とパフォーマンスに観客も大興奮で踊りまくっていました。

 

・ショッカーさん「のっけからコラボですよ! どうですか!?」

 観客「おぉぉおおお!!」

 福山さん「さすがだよね、何でも歌ってっから」

 遠藤さん「人の曲なのに僕が出てっていいのかな、って……」

 福山さん「なかなか無いよね。二人だけでってのは。おもしろかった」

 ショッカーさん「普通、テレビなんかで後ろから出てくるのって、ご本人登場のパターンだけど、その逆っていうね」

・ショッカーさん「せっかく出てきてもらってこれで帰すわけにはいかないんで、えんちゃんには"G"のシリーズの曲を歌ってもらいましょう!」

 

02:THE WINNER/遠藤正明

03:MEN OF DESTINY/MIQ

04:STAND UP TO THE VICTORY~トゥ・ザ・ヴィクトリー~/川添智久

05:嵐の中で輝いて/米倉千尋

06:10 YEARS AFTER/米倉千尋

-MC-

 

"G"こと「機動戦士ガンダム」コーナー1曲目は、なんとOVA「機動戦士ガンダム0083-STARDUST MEMORY」初代オープニング。

オリジナルは故・松原みきさんが歌われていますが、アルバム「スーパーロボット大戦F完結編 GOLD」で

遠藤さんがカバーされています。遠藤さんのカバー版をSRSで聞く事が出来る日が来るとは思いませんでした。

続いてはMIQさんのシリアスな歌声が堪能できる「機動戦士ガンダム0083」2代目オープニング。

そして川添さんによる「機動戦士Vガンダム」初代オープニングでは川添さんのベースも見所です。

川添さんがベースを弾かれるので、バンドの村上さんはお休み。曲後半の「STAND UP!!」連呼の部分では、

カインズブースに混じって観客をアジったりしていました。

米倉さんはOVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」のオープニングとエンディングをノンストップで披露。

米倉さんのハリのあるポジティブな歌声は、ライブで聞くとその迫力に圧倒されます。

 

ショッカーさんに呼び込まれ、再びMIQさんがご登場

・MIQさん「今日はチームリアルのみんなの底力を見せたいと思います!」

・当日のショッカーさんは「ケロロ軍曹」柄のシャツを着用。

 「サンライズ作品が続いておりますが、僕が着てるのもサンライズであります!」

・「キングゲイナー」「ガンダム」シリーズに続き、次も富野監督作品。

 

07:エルガイム-Time for L-GAIM-/MIQ

-MC-

 

SRSでは欠かせない楽曲になっているアニメ「重装機エルガイム」より初代オープニング。

ハードな歌詞、曲調とMIQさん独自のハイトーンが合わさってとても魅力です。

 

・MIQさん「『エルガイム』はちょうど30年前。あの頃、30年後はお嫁にいって、

           のほほんとしてるかなと思ってたんだけど、まさか30年経って歌ってるとは……」

・MIOさん「次も30年前の『エルガイム』から、1年間通して流れてた曲です」

 

08:スターライト・シャワー/MIQ

09:風のノー・リプライ/鮎川麻弥

-MC-

 

「エルガイム」より、哀愁漂うエンディング。待望のSRS初披露。

MIQさんの表現力の奥深さに引き込まれた後は、一転して軽やかな曲調の「エルガイム」2代目オープニング。

鮎川さんのしなやか歌声と、揃いの振付に会場が一体になりました。

 

・鮎川さん「今年の7月でデビューから30周年を迎えます!」

・30周年の鮎川さん。記念のニューアルバムやライブなど、今年は盛りだくさん。

・鮎川さん「では『エルガイム』からもう一曲、スパロボでは初めて歌います!」

 

10:傷ついたジェラシー/鮎川麻弥

-MC-

 

「エルガイム」より第24話「アスフィー・ハート」の挿入歌。この曲もSRS初披露でございます。

鮎川さんの透き通るような歌声は、30年歌い続けられてきただけに一層冴えわたっておりました。

 

ショッカーさん「続いては先頃、実写映画も公開され、去年は『聞ぃて驚けぇえっ!』

                 って言ってたウチの師匠が整備班長として出演もされています。

       『機動警察パトレイバー』! 笠原弘子さんの登場です!」

 

11:未来派Lovers/笠原弘子

-MC-

 

OVA「PATLABOR MOBILE POLICE」よりオープニングで笠原さんご登場。

笠原さんは主人公泉野明視点で軽快なこの曲をはつらつとした歌声でさわやかにステージを彩られていました。

 

笠原さん「『パトレイバー』も随分前になりますね。初めて『未来派Lovers』を

            歌った時の事を思い出しました。次の曲も『パトレイバー』から大切な曲です」

 

12:約束の土地へ/笠原弘子

-MC-

 

続いては劇場版「機動警察パトレイバー」より「約束の土地へ」。

シリアスな内容の本曲を、笠原さんは透き通るような歌声で会場全体を包み込んでいました。

 

ショッカーさん「次に登場される方は、久し振りに帰ってきてくれました。松澤由美さんのご登場です!!」

 

13:YOU GET TO BURNING/松澤由美

-MC-

 

お久し振りの松澤さんはソロデビュー曲でもあり、「機動戦艦ナデシコ」よりオープニング。

AJF系列のライブには7年ぶりとなる松澤さん、独特の繊細で伸びやかな歌声は一層磨きがかかっている印象でした。

 

松澤さん「お久し振りで―す。松澤由美でーす」

観客拍手喝采。

松澤さん「次も『ナデシコ』の曲で、初めて歌うんですが、エンディング曲、

    桑島法子ちゃんが歌っていた『私らしく』を歌います」

 

14:私らしく/松澤由美

-MC-

 

なんとオープニングを歌われている松澤さんがエンディングをカバー。意表を突かれました。

オリジナルの桑島さんの爛漫な歌声とは好対照の松澤さんのやわらかい歌声もまた魅力的でした。

 

ショッカーさんが登場され、スタッフさんによって譜面台やマイクスタンドがスタンバイ。

ショッカーさん「松澤由美ちゃんは『スーパーロボット魂』になる前、

                赤坂BLITZでやった『ROBONATION』の時に、客席で見ていたんですね。

        そのコが今、同じステージに立っている。夢は叶うんです!」

バンドとコーラスのみなさんも退場され、アコースティックコーナーです

ショッカーさん「今回は特にみなさん一生懸命に練習されてました。苦労されてました。

                  という事で、超時空楽団サンザンクロウスルのみなさんです!」

登場したのはステージ向かって右から鮎川さん、森口さん、MIQさん、

福山さん(アコギ)、米倉さん(アコギ)、川添さん(ベース)というメンバー。

 

・ショッカーさん「出たな! キング三人娘!!」

・SRSでは初めてギターを演奏をする米倉さん。

 福山さん「このギター、ちっひーが持つと丁度良い大きさなんだよね。おれが持つとウクレレになっちゃう」

 米倉さん「本当は私、かなり後ろにいますからね。これが遠近法です!」

・ギターを入念に練習していて、歌のリハーサルがギリギリになる米倉さん。

・ショッカーさん「みなさん楽器の準備は大丈夫ですか?」

 と、福山さんと米倉さんが試しに音を出す中、川添さんがおもむろにつま弾いたのは。

 

14.5:Taboo(ちょっとだけ)/川添智久

 

なまめかしいベース音に観客は笑うものの、ステージ上の女性陣はあたふた。

誰がやるのか少しもめたものの、「あたしっ!?」と前に押された座長MIQさんの「ちょっとだけよ」に、

「やる事もリアクションも昭和だよっ!」とショッカーさん。

森口さん「てへっ」

ショッカーさん「それもだよっ!」

 

15:星のデ・ジャ・ブー/超時空楽団サンザンクロウスル

-MC-

 

アコギコナー1曲目はユニット名の元になった作品「超時空騎団サザンクロス」よりオープニング。

女性陣が順番にメインパートをそれぞれの個性で歌われ、要所要所のコーラスも素晴らしかったです。

 

ショッカーさん「『マクロス』からの『超時空』シリーズですが、この時代には他にこんな作品もやっていました。『巨神ゴーグ』」

観客「おぉおおお!」

 

16:輝く瞳<BRIGHT EYES>/超時空楽団サンザンクロウスル

-MC-

 

「サザンクロス」と同年に放送された「巨神ゴーグ」より、ノリの良いオープニング。

こちらは男性陣がメインに歌われ、曲が終わっても「I WANNA SEE YOU I WANNA SEE YOU」が繰り返され、

コール&レスポンスへと発展。ライブ、アコギならではの一体感を堪能しました。

 

超時空楽団サンザンクロウスルのみなさんがご退場。

ショッカーさん「続いては初登場の方で、現在放送中の作品の歌です! 『ブレイク ブレイド』より佐咲紗花さんで『Junction heart』!!」

 

17:Junction heart/佐咲紗花

18:愛しき抗いよ、導け光へ/結城アイラ

-MC-

 

劇場版全6章を再編集した当時放送中のテレビ版「ブレイク ブレイド」より、オープニングとエンディングを

初登場のお二人が連続で披露。佐咲さんはとても気合の感じられる歌声と力強いパフォーマンスを披露され、

一方の結城さんは、緊張感ある曲で凛とした歌声を響かせつつ「一緒に歌って下さい」と促す場面も。

 

ショッカーさんが登場され、結城さんと先程歌われた佐咲さんとトーク。

・ここ数年のAJFの東京公演では舞台袖で皆勤賞の佐咲さん。

 ショッカーさん「いつも打ち上げなんかで話はさせてもらっててね」

 佐咲さん「はい。『今回も舞台には出れなかったな』ってお声をかけて頂いて……。今回やっとここに立つ事ができました!」

 終始涙を堪えている様子の佐咲さん。

・ショッカーさん「アイラちゃんとは以前、松本梨香ちゃんの舞台を見に行った時に

        楽屋でお会いしたんですけど、その時、僕は失礼な事を聞いてしまいして」

 と、その時の様子を再現。

 ショッカーさん「結城アイラさんですよね? あの、結城モイラさんのご親戚ですか?」

 結城さん「違います!」

 観客笑。

 ショッカーさん「僕は結城モイラさんとお仕事した事があって、

                   モイラさんもアイラちゃんも美人さんなんで、美人の遺伝子なのかなって」

・デビューしたての頃、検索エンジンで"結城アイラ"と検索したところ、

 "結城モイラではありませんか?"と出てきた結城さん。

 結城さん「なのであの時『違います!』って言えてすっきりしました」

・結城さんと佐咲さんがご退場。

 ショッカーさん「やっと最後の出演者の登場です!」

 angelaのお二人がご登場。

 ショッカーさん「まだタオルは大丈夫ですね?」

 atsukoさん「まだだいじょうぶでーす」

・ショッカーさん「なにいきますか? 革命機いっときますか?」

 

19:僕じゃない/angela

-MC-

 

アニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」より、キャッチーなサビが特徴的な、世界を暴く初代エンディング。

後半の「僕じゃない」ではatsukoさんが客席にマイクを向け、観客が大合唱する場面もありました。

 

atsukoさん「今歌ったのは『革命機ヴァルヴレイヴ』のオープニングですが」

KATSUさん「え? オープニング!?」

atsukoさん「あ!! 違った! オープニングは♪革命を~(革命デュアリズム)で、私達が歌ったのはエンディングです。

       ……なんで間違えたんだろ?」

KATSUさん「とんだ革命が起こるとこだった」

 

atsukoさん「なんとangela、今年もロボットアニメの歌を歌わせてもらっています!」

観客「おぉおぉお!」

KATSUさん「去年このイベントに出させてもらった時『ウチらもうロボットモノねぇな。格納庫にロボットねぇな』

              って思ってたんですけどね」

atsukoさん「それが今年も歌っております! なんとカインズ先輩がコーラスをしてくれています!!」

観客の歓声に照れるカインズの皆さん。

KATSUさん「それが頼んでもいないのに曲に合わせて手をこうしてくれて……」

と、手を勇ましく振るKATSUさん。

KATSUさん「曲が……軍歌じゃありませんよ? 角が立つんで……昔の日本の行進曲みたいなところがあるんで、

            どうしてもやっちゃうんですよね。DNAなんですかね?」

 

atsukoさん「漫画が原作なんですが、angelaとしては初めて、曲名と歌詞に作品タイトルをぶっ込みました!!」

観客「わぁあああ!」

atsukoさん「このライブに出させて頂いて4年目、ウチらもそういう曲をやりたかった!!」

KATSUさん「なのになんですか遠藤会って!!」

観客笑。

KATSUさん「毎週録画して見てるんですけど、全然健全じゃないじゃないッスか! めっちゃみだらじゃないっスか!」

観客笑。

 

atsukoさん「ではみだらに聞いてください、『シドニア』」

 

20:シドニア/angela

-MC-

 

当時絶賛放送中だったアニメ「シドニアの騎士」よりオープニング。イントロではコーラス、バンドのみなさんも敬礼。

今回是非聞きたかった一曲。硬派な歌詞と時に勇壮に時に激しく転調する曲に

 

atsukoさんの逞しい歌声とKATSUさんのキレキレのギターは生で体感するとトリップするような感覚になります。

 

ショッカーさん「ここから後半戦です! ガツンとこの男に登場してもらいましょう!」

 

21:戦士よ、起ち上がれ!/遠藤正明

-MC-

 

後半トップを飾るのは遠藤さんによるアニメ版「魔装機神サイバスター」よりオープニング。

発表当時からSRSで歌われている曲ですが、披露されるのは実に4年ぶり。どこか新鮮に感じました。

 

遠藤さん「ありがとうございまーす。いつもは代表曲2曲くらい歌っておわりなんですが、

         今回はコラボもやりましたし、カバーもやったし、代表曲も歌っちゃいましたんで、

     終わるかと思ったら、なんとしゃべれるという……」

観客拍手。

遠藤さん「なかなかないですよね。まぁ明日はしゃべんないと思いますけど……」

 

遠藤さん「今日はもう一曲、いつも歌わない曲を歌ってやろうじゃあないのぉー!!」

観客「おぉぉおおおおお!!」

遠藤さん「まぁ、バラードなんで盛り上がる曲じゃないんですけど」

観客笑。

遠藤さん「しんみりと……いつもどおりに聞いてくれればと思います」

 

22:きっと逢える/遠藤正明

-MC-

 

アニメ版「魔装機神サイバスター」より、イメージソング「きっと逢える」。これも意外な選曲でした。

遠藤さんは感情たっぷりに、伸びやかでやさしく広がるような歌声を響かせていました。

 

ショッカーさん「えんちゃんのバラードはいいねぇ……さぁ! 次は『マクロス7』コーナーです! 

        彼の歌をきけぇぇえええ!!」

観客「ぉあおぉおお!!」

ショッカーさん「『SEVENTH MOON』!!」

 

23:SEVENTH MOON

 

イントロが奏でられる中、ギターを携えて登場した福山さん。が、手で中止の合図。

福山さん「まだ繋がってないから!!」

 

速やかにギターのセッティング。

ショッカーさん「観客のみんなもバンドの皆さんもびっくりでしたよね」

福山さん「やっていいの? って感じだったよね。まぁトラブルはよくあるよ」

 

福山さん「さっき"彼の歌を聴け"なんて言ってましたけどね。彼って。」

観客笑。

ショッカーさん「ヤツだと失礼かと思って」

 

福山さん「実はワタクシ、機材がメンテ中でして、このギターも昨日届いたし、

     今日なんか線忘れちゃったり、それで……」

ショッカーさん「『SEVENTH MOON』!!」

 

23:SEVENTH MOON/福山芳樹

-MC-

 

紫のパノラマよろしく照明が会場を紫に染める中、気を取り直して「マクロス7」よりオープニング。

原曲からさらに研ぎ澄まされた福山さんの歌声とギターは、ライブで聞くと一層際立ちます。

 

福山さん「さっきのangelaもそうですけど、最近はギターの線が無いんですね」

と言いながらステージ上の線の位置が上手くいかず、苦戦する福山さん。

福山さん「……嫌い!」

 

福山さん「『マクロス』も"G"に隠れて飛び飛びでやってて、『マクロス』っていう大きな山の中で

          2作目のテレビシリーズですか? 最近だと『マクロスF』がありましたけど、

     その一個前。『マクロス7』ももう20年ですよ。今年でちょうど20年。なんかやるんですかねぇ?」

観客「ぉぉおおぉぉ!!」

福山さん「なんかやんなくてもおれに文句言わないでね。もっと大きなトコに言ってね」

 

福山さん「主人公が未来のロックバンドをやってんですけど『俺の歌を聴け』って言うわけですよ。

       最初は大人しくて、さっき歌った『SEVENTH MOON』もクールな感じだったんですけど、

           それがだんだん『俺の歌を聴けぇえええ!!』て声が高くなって。

           実際に言ってるのは結構細いヤツですけど」

観客笑。

福山さん「わかりませんよ? 20年経ってるから太ってるかもしれませんよ?」

 

福山さん「次の曲は……コレを選んでくれて嬉しいですね。『俺の歌を聴け』というより『俺のギターを聴け』。

          おれはギターも弾くんで、間奏と最後にあるギターソロを聞いて欲しいんですね。

          まぁアニメのアイツもギター持ってますけど。

          で、この曲ではカインズ先輩とアップルパイ……先輩にコーラスをしてもらいます」

カインズとアップルパイの皆さん一笑い。

 

24:SUBMARINE STREET/福山芳樹

-MC-

 

「マクロス7」コーナー続いての曲は、物語の後半を彩った「SUBMARINE STREET」。先輩方のコーラスも魅力。

福山さんの爽やかな歌声に酔いしれつつ、間奏の軽やかなギターソロを堪能しました。

 

福山さん「先程も遠藤正明としましたが、ここでコラボをしたいと思います。笠原弘子!!」

拍手の中、笠原さんがご登場。

笠原さん「またご一緒できてうれしいです」

福山さん「笠原さんは『マクロスII』ですよね」

笠原さん「はい。今度ブルーレイがでるんです」

福山さん「おれは『マクロス7』なんで、5つも先輩なんですよね」

 

福山さん「今日はのっけっから"G"が多いですけども"M"は二人だけなんですね。

     あそこにでっかい"G"がいますけど、いつか"M"の方もいたらうれしいですね。等身大のバルキリーとか」

 

25:突撃ラブハート [Duet Version]/福山芳樹 笠原弘子

-MC-

 

昨13年のSRSでの"バサラ"福山さんと"イシュタル"笠原さんによるデュエットが今回も実現。

笠原さんがハードなロックを歌うというのも甘辛コーデ的でとても魅力。お二人とも実に楽しそうでした。

全体的なアレンジは福山さんのカヴァーアルバム「FUKUYAMA FIRE」版に近い印象でした。

 

ショッカーさん「ここからお待ちかねの『ガンダム』第2弾です!」

 

26:Ζ・刻をこえて/鮎川麻弥

27:水の星へ愛をこめて/森口博子

-MC-

 

機動戦士ガンダム特集第2弾のトップは鮎川さんによる「機動戦士Zガンダム」初代オープニング。

なめらかな鮎川さんの歌声はもちろん、コール&レスポンスやアドリブはライブならでは。

続いては森口さんが登場され、デビュー曲でもある「機動戦士Zガンダム」二代目オープニング。

サビの部分では観客が大合唱になる光景を見て、根強く支持されている曲だというのを実感しました。

 

・観客拍手喝采。

 森口さん「ありがとうございまーす! この歓声がごちそうでーす!」

・森口さん「いやーみんな熱い! いや、暑苦しい!!」

 観客笑。

 森口さん「今日Twitterに書いてきたんですよ。"熱い、いや、熱苦しいライブにするわよー"って」

・森口さん「私は『ガンダム』は三作品歌っているんですが、次の曲はまだスパロボでは歌っていない曲です!」

 

28:君を見つめて-The time I'm seeing you-/森口博子

-MC-

29:ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~/森口博子

-MC-

 

続いてはSRS初披露となる「機動戦士ガンダムF91」よりイメージソング。イントロが流れるや観客大歓声。

透き通るような歌声ながら凛としたものを感じさせられる森口さんのステージに引き込まれました。

森口さんが「これからも心をこめてアニソンを歌っていきます」と固く宣言され「F91」主題歌「ETERNAL WIND」。

序盤のしなやかさから、曲が盛り上がるにつれて芯の強さを増していく森口さんの歌声にじっくりと聞き入りました。

 

ショッカーさん「いよいよラストブロック! 最後まで一気に行くぞぉっ!!」

観客「おぉぉおお!」

ショッカーさん「……暑くない? 汗、かいてない? 拭くもの持ってる? タオルとか……」

打てば響く観客が掲げる手にはタオルが。

ショッカーさん「準備はいいですね? まずはangelaの二人に登場してもらいましょう!!」

 

30:Shangri-La/angela

31:永遠の扉/米倉千尋

32:コンディション・グリーン~緊急発進~/笠原弘子

33:夢色チェイサー/鮎川麻弥

34:ダンバインとぶ/MIQ

 

ステージ中央通路にタオルを持ったatsukoさんが仁王立ちで登場し、「蒼穹のファフナー」よりオープニング。

タオルを用いた振り付けや「スパロボ」コール&レスポンスで会場を一体にし盛り上げた後は

米倉さんが「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート」エンディングを明るく深く切なく歌われ、

続いては緑の照明の中、笠原さんが登場され、テレビアニメ版「機動警察パトレイバー」2代目オープニングを軽やかに。

一転して躍動感あるイントロ「機甲戦記ドラグナー」初代オープニングを鮎川さんが力強く色っぽく、

そしてラストはMIQさんが「聖戦士ダンバイン」のオープニングでパワフルに締められました。

 

-アンコール-

-MC-

 

ステージから演者のみなさんが退場され、照明が落ちると、ほどなく観客からアンコールの声が。

しばらくするとその声に合いの手をいれながらショッカーさんがご登場。

ショッカーさん「スーパーロボットッ!?」

観客「スピリィイィッツ!!」

の合言葉で、出演者のみなさんが続々と登場されます。

 

・ここでバンドとコーラスの皆さんをご紹介。

・それぞれが紹介されるたびに、こっそりと下の名前をつぶやく遠藤さん。

・それを見て笑いながらたしなめる鮎川さん。

・みなさんから一言づつ感想。

・佐咲さんはここでも少し泣きそうに。

・結城さん「みなさん凄くあたたかくて、発売前の曲なのに調子に乗って『みんなも歌って―』って言っちゃってすいませんでした」

・atsukoさん「私も発売前の曲なのに思いっきり『歌ってー』ってやってすいませんでした」

・KATSUさん「さっき楽屋で遠藤さんに『お酒、呑める?』って訊かれちゃいました」

 観客「ぉおぉお!」

 KATSUさん「もしかしたら来年は俺もミダラミダラ言ってるかもしれません!!」

 遠藤さん「でもウーロンハイ呑めないんだろ?」

 KATSUさん「呑みます! 呑めなくても呑みます!!」

・川添さんの元に渡瀬マキさんからLINDBERG再結成の話があったのが、去年のSRSの時だったとか。

・遠藤さん「多分明日はしゃべりません」

・MIQさん「若い人のパワーをもらってもっと頑張ります!」

・ショッカーさん「最後はこの曲をみんなで歌いましょう! 『熱風! 疾風! サイバスター』!!」

 

35:熱風! 疾風! サイバスター/MIQ 森口博子 鮎川麻弥 福山芳樹 遠藤正明 川添智久 米倉千尋 

              笠原弘子 松澤由美 atsuko KATSU 結城アイラ 佐咲紗花

 

SRS14"春の陣"一日目のラストを飾るのはゲーム「魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」より"風の魔装機神"サイバスターのテーマ。

全員で合唱するのかと思いきや、それぞれにソロパートが設けられており、

一番Aメロは鮎川さん→森口さん、Bメロは遠藤さん→川添さん、サビは全員。

二番Aメロは米倉さんと松澤さん→結城さんと佐咲さん、Bメロは福山さん→遠藤さん、サビは全員。

三番Aメロは笠原さんとatsukoさん→MIQさん、Bメロ以降は全員というパート分けでした。

 

最後はバンド、コーラスの皆さんもステージ前方に登場され、MIQさんの音頭で万歳三唱。

その後、出演者の皆さんはショッカーさんによって次々と紹介され、順番に退場されていきました。

 

ショッカーさん「みんなぁああ、楽しんでくれたかァアアア!!?」

観客「おおおおおおおおおおおおおおおお!!」

ショッカーさん「また盛り上がったかあああああああ!!!」

観客「おおおおおおおおおおおおおおおおぉおおおおお!!」

ショッカーさん「ッスゥウーゥパァァアアア・ロォ・ボ・ッ・ト・ォッ!?」

観客「スピリイィイイイィィイイィイイィッッツ!」

ショッカーさん「また明日。ショッカーO野でしたっ!!」

 

「スーパーロボット魂2014"春の陣" 2DAYS」一日目は流れる様な早さで終演となりました。

それもそのはず。18時30分頃に始ってこの時点で22時00を十数分過ぎた頃、4時間越えでございました。

 

2013年に引き続き二回目の開催となった2DAYSの一日目。

ほぼ半分が「機動戦士ガンダム」シリーズの楽曲だった前回と比べると今回は1/3程度。

その分、新旧織り交ぜて様々なロボットが登場したので、よりバラエティ豊かになりました。

最新作やここだけのカバーやデュエットも多く披露されライブならではの演目も多く、

「スーパーロボット魂」の更なる広がりを感じました。 

 

補足

 

・「THE WINNER」はアレンジも「I GOT A BURNIN' LOVE」の追っかけが入る遠藤さんのカバー版でした。

 

・顔を合わせて挨拶をするや否、ハーモニーを合わせるほどアコギコーナーには一際熱が入っていたとか。

 

・ガンダムのコスプレをした方は遠藤さんによって"田中さん"と名付けられていました。

 

・「熱風! 疾風! サイバスター」のイントロでは遠藤さんが「1・2・3・4」と「EDGEWIRED ver.」を口ずさまれていたり、

 福山さんの節回しがJAM Project版だったり、同時代人の米倉さんと松澤さんや、

 ご友人の結城さんと佐咲さんがとても仲良く歌っていたり、鮎川さんや森口さんが凄い新鮮だったり、

 笠原さんとatsukoさんが意外な組み合わせだったり、MIQさんがさすがの貫禄だったり、見所満載でした。

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