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340スズキ♪ presents 「歌祭35 ~中野愛子の巻~」

14.4.18 Naked Loft

 

出演/中野愛子

 

司会/鈴木美潮

 

演奏/カラオケ

 

 

読売新聞記者の鈴木美潮さんが、ご自身の好きな特撮ヒーロー作品に

ゆかりのある人々をゲストに招いて開催しているイベント「祭」の中で、

歌手にスポットを当てたのが、この「歌祭」です。

 

今回は中野愛子さん。レベッカの「フレンズ」をカバーしたアニメ「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」オープニングで

デビューされ、歌手としてのアニソンタイアップは2014年4月現在「緋弾のアリア」エンディング「カメリアの瞳」しかありませんが、

作詞家として硬軟様々なアニソンを数多く作り出しておられ、クリエイターとしても期待の方です。

 

「歌祭」は歌の祭りですが基本的にトークライブですので、詳しい内容は省略します。

来場された方だけのお楽しみです。

 

生憎の雨模様で、それまでの暖かさが嘘のように寒かった当日。

会場のライブハウスNaked Loftには、当日の限定メニュー「愛子満開」(チェリーコーク)の張り紙がそこここに。

 

開演時間になるとスタッフさんにより、お店の説明とイベントに関する諸注意がされ、

AKB48の「ギンガムチェック」のイントロと共に司会の鈴木美潮さんがご登場。

今後のイベント告知もそこそこに早速本日の主役である中野さんを呼び込みます。

 

01:冬の向日葵 (1C)

-MC-

 

近江知永さんからのご紹介という事で、大人ゲーム「冬のロンド」の挿入歌で中野さんご登場。

精悍な印象のある中野さんですが、一曲目からせつない歌声を披露され、意表を突かれました。

 

02:越冬つばめ (1C)

-MC-

03:淋しい熱帯魚 (1C)

-MC-

 

打ち合わせがはじめましてだったお二人は「愛子満開」でカンパイ。3人きょうだいの末っ子であった中野さん。

歌手になりたかったお母さんが好きだったという森昌子さんの「越冬つばめ」を披露。

3歳くらいに初めて人前で歌ったという曲だけに、年季の入った歌いっぷりでした。

続いては初めて買った"CD"で、お好きだったアイドルだというWinkの「淋しい熱帯魚」を。

歌だけではなく振り付けまで見事にこなされる様に、ものすごく好きだったという事がうかがい知れました。

 

04:17の頃 (1C)

-MC-

05:モニカ (1C)

-MC-

06:アジアの純真 (1C)

-MC-

 

「あさりちゃん」「らんま1/2」「美少女戦士セーラームーン」「DRAGON BALL」などのアニメを見ていた中野さん。

一方の特撮では「美少女仮面ポワトリン」が好きだったという事で、オープニングの「17の頃」を。

中野さんが歌われるとすっきりとした大人っぽい印象になり、歌詞の世界観ととても合っているように感じました。

アイドルを夢見つつ、水泳をやられていた中野さん。「世界に行ける肩」とコーチに言われ、

オリンピックも狙えていたものの、肩が発達し過ぎるとアイドルにはなれないと泣く泣く水泳を断念。という事から、

肩が発達して水球の選手だった吉川晃司さんの「モニカ」を披露。スタイリッシュに歌われたものの、

「歌詞にどう感情移入すればいいのかわからない」と、美潮さんと「モニカ」の歌詞を検証。

「ASAYAN」のオーディションを受け続けるも、落選続きで、アイドルではなく本格的な歌手を志した中野さん。

近所にある幼少期に失踪したショッピングモールの催しで、同級生と連れだって歌ったという「アジアの純真」では、

歌い出しで戸惑う場面もありつつ、オリジナルのPUFFYのお二人を彷彿とさせる歌声とアクションを披露されました。

 

07:つつみ込むように

-MC-

 

水産高校に通うも、「歌手のMISIAさんがボイストレーニングを一日8時間している」というウワサを知り、一念発起。

21歳で上京するまで地元・福岡のライブハウスで毎週のようにステージに立たれていたとか。そのきっかけとなった

MISIAさんのデビュー曲「つつみ込むように」を深みあるジャジーにブルージーに歌われました。

 

~休憩~

 

08:HEART OF SWORD ~夜明け前~

-MC-

09:アタックNo.1 (1C)

-MC-

 

10分ほどの休憩をはさみ、美潮さんに呼び込まれて登場した中野さんが歌うのは、

アニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の三代目エンディング。

ライブが転機となったT.M.Revolutionさんの歌を、ハードめな黒い衣装にお召変えされた中野さんは、

観客を扇動しながら凛々しく歌われました。

一旦配信デビューをしたり、ユニットでのデビューが白紙になったりと紆余曲折があった中、

株式会社フライングドッグの野崎圭一プロデューサーに連絡を取った事からアニソンデビュー。

ご友人に「声が正義だね」と言われたり、王道的なアニソンもお好きだったという事で、「アタックNo.1」のオープニングを。

台詞も可憐にオールディーズアニソンを歌いあげるその声は、ハリがありつつ哀愁をはらんでいてそれまでとは一線を画す驚きでした。

 

10:後ろから前から (1C)

-MC-

11:ホテル (1C)

-MC-

 

「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」のオープニングでデビューする事になった中野さん。

監督である新房昭之さんがインパクトのある曲を欲していて、"とある曲"を歌う事になっていた中野さんでしたが、

ある理由から「フレンズ」に変更に。"そのとある曲"である畑中葉子さんの「後ろから前から」を披露。

臆さずにしっかりと歌われたものの、「これも感情移入が難しい」と中野さん。デビューするまで数々のバイトを経験し、

中でも結婚式のホテルが大変だったという事で、島津ゆたかさんの「ホテル」をつやっぽく披露。

ここでも時代がかった歌詞を検証するお二人。

 

と、ここで観覧に来ていた柿島伸次さんをステージに招き、キーボードがセッティングされ、お二人のコラボコーナーに。

 

12:Red monochrome

-MC-

 

「東京レイブンズ」の挿入歌で、中野さんが作詞、柿島さんが作・編曲をされコミネリサさんが歌われた曲をカバー。

全編英語詞のスローバラードで、キーボードだけの演奏に、

中野さんのアンニュイな歌声と柿島さんのコーラスのハーモニーがとても映えていました。

 

13:ミッドナイトデカレンジャー (1C)

-MC-

14:烈車戦隊トッキュウジャー (1C)

-MC-

 

印象的な先輩達の話から、ここでスーパー戦隊の曲を。まずは「特捜戦隊デカレンジャー」のエンディング「ミッドナイトデカレンジャー」。

曲のシブさに感嘆しながら、さながらジャスミン的な雰囲気できりっと歌われると、

続いては最新戦隊「烈車戦隊トッキュウジャー」オープニング。

早足な曲ながらもつれる事なく、スピーディーかつ着実にうたわれました。

 

ここでお色直しのため一旦中野さんが退場されると、再び柿島さんが呼び込まれ、美潮さんとトーク。

美潮さんに唐突に頻繁に呼び出され、今回で3回目の登場。すっかりレギュラーになった柿島さん。旬なノートの話題などなど。

 

15:WIN THE BATTLE

-MC-

 

「曲に合った格好を」という美潮さんのリクエストから、パンキッシュでロッキンな服装で登場した中野さんが歌うのは、

ご自身が作詞され、仮歌も歌われたゲーム「グレイトバトル フルブラスト」のオープニング。

美潮さんのリクエストしたミニスカート姿でパワフルに歌われました。

ここで前回の主役であった近江知永さんもパンクな出で立ちで登場。

近江さん「ロックってこういうモンですよね?」

16:イェイ!イェイ!イェイ! (1C)

-MC-

 

パンクなスタイルで「スマイルプリキュア!」の初代エンディングを。ダンスしながらもしっかりと歌われる中野さんと、

エンディング映像さながらに踊られる近江さんのお二人のお姿は、プリキュア感にあふれていました。

 

ここでプレゼント抽選会。中野さんと近江さんがしていたリストバンドと、冬場用のリストバンドがプレゼントされました。

 

そしてお友達紹介。

なかなか電話がかからず、仕切り直そうとしたところに折り返されてきた電話の主は、

中野さんが詞を提供した声優の野水伊織さん。という事で次回は野水祭です。

中野さんが衣装チェンジしている間、美潮さんと美潮さんの犬となった近江さんがトーク。

 

17:フレンズ

-MC-

18:カメリアの瞳

-MC-

19:Deep Forest.

 

シックな紺のツーピースの衣装で登場した中野さんのオリジナルを三曲続けて。まずは再三話題に上がっていた「フレンズ」から。

CDよりも洗練された歌声は、グンとシリアスな雰囲気を帯びていて、続くご自身が作詞作曲された「カメリアの瞳」でも

力強さとしなやかさが際立っている印象を受けました。中野さんからご挨拶があり、

最後の曲は「カメリアの瞳」のカップリング曲「Deep Forest.」。

真摯なバラードを歌うその声は、今回のどの曲とも印象の違う、等身大の中野さんを感じさせる深さとひたむきさを感じました。

 

拍手の中、ふれあいタイムのセッティングが行われ、340スズキ♪ presents 「歌祭35 ~中野愛子の巻~」は終演となりました。

 

初めて生で中野さんのステージを拝見しましたが、歌声から漂う緊迫感とはうらはらに、

トークをされる様子はとても人当たりがよく、また、様々な曲を歌う姿勢が真面目で、

中でも昭和歌謡を歌われる声に、中野さんのしっかりとした実力を感じました。

 

ゲスト/柿島伸次 近江知永

 

補足

 

・当日観覧に来られるはずだった中野さんのお母様が、「後ろから前から」を歌うと聞いて、来るのをとりやめたとか。

 

・「これがデビュー曲だったら挨拶するときに「『後ろから前から』でデビューしました!」って言わなきゃいけないから

 『フレンズ』で良かった」と美潮さん。

 

・「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」を見て、関わった作品がアニメになった瞬間を初めて目の当たりにし、

 綺麗な絵でスピーディーに動くオープニング映像に震えた中野さん。

 

・野崎プロデューサーに作詞をほめられた中野さん。

 

・英語詞のオーダーに「できます」と答えるも、目が泳ぐ中野さん。

 

・会って感動した先輩・影山ヒロノブさん。コオロギを食べた話を目をキラキラ輝かせてしていたのが印象的で、

 2010年のイベント「アニうた KITAKYUSHU」のラストで一緒のステージで歌い、その場で号泣してしまったとか。

 

・石川智晶さんが主催したチャリティーイベント「僕の「いつか」は、すぐそこにある」で一緒になった松本梨香さん。

 打ち上げで連絡先を交換し、しばらくした頃に突然「明日苗場行かない?」と電話があり、突然二人で松任谷由実さんの

 コンサートを見に行く事に。その後普通に同じ部屋に泊まり、大好きになられたとか。

 

・「少女革命ウテナ」を見ていた事もあり、「アニサマGirls Night」の際に奥井雅美さんに会った時は緊張されたとか。

 

・「イェイ!イェイ!イェイ!」の前に、近江さんによって一緒にダンスをさせられそうになり、「このクソ近江!」と柿島さん。

 

・「マジ今日楽しくなーい?」「マジロックだわー」という近江さんの中のロックのイメージに、

 「かなりスカしてる」と中野さん。

 

・観客「かわいー」

 近江さん「ありがとうございまーす知ってまーす」

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