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340スズキ♪ presents 「歌祭34 ~近江知永の巻~」

14.2.7 Naked Loft

 

出演/近江知永

 

司会/鈴木美潮

 

演奏/カラオケ

 

読売新聞の記者であり、特撮作品好きの鈴木美潮さんが催している「祭」とよばれるイベントの中で、

アニメソングを歌った歌手に焦点を当てたのが、この「歌祭」シリーズ。

 

前回の柿島伸次さんから紹介されたのは"おーみちゃん"こと近江知永さん。

近江さんは声優としてデビューされ、奥井雅美さんのラジオ番組「奥井雅美 O-Live」内で行われた

「アニメロミックスオーディション」で、奥井さんプロデュースの着歌ヴォーカリストとしてデビューし、

さらに一般投票で選ばれて「ウタカタ」でCDデビュー。その後は声と歌の両方で活動されています。

 

「歌祭」は歌の祭りですが基本的にトークライブですので、詳しい内容は省略します。

来場された方だけのお楽しみです。

 

会場はLOFT PROJECTが運営する居酒屋型のライブハウスNaked Loft。

ステージ上には譜面台とトーク用の机と椅子の他に、キーボードが用意されていました。

チョコリキュール+バナナリキュール+ミルクのカクテル「近江ちゃんいいね!」が

今回限定のメニューとして用意されていました。

 

開演少し前になると、美潮さんの弟子でありホストでありレスラーでもある美月凛音さんによる物販が行われ、

連続販売記録を更新されると、Naked Loftのスタッフさんからお店の説明があり、

国生さゆりさんの「バレンタイン・キッス」が流れる中司会の鈴木美潮さんがご登場。

三日連続イベント司会の中日である美潮さん。早速本日の主役である近江さんを呼び込みます。

 

01:スイヘイリーベ~魔法の呪文~ (1C)

-MC-

 

前回の柿島伸次さんがかっきー&アッシュポテトとして歌った、日韓合作アニメ「エレメントハンター」のエンディング。

元素記号の詰まりに詰まった歌詞を、近江さんは危なげなく丁寧にはっきりと歌われました。

 

02:うそ (1C)

-MC-

03:秋田おばこ (一番のみ)

-MC-

 

ビールで

カンパイをし、写真を交えながら近江さんの幼少期のお話へ。兄と妹がいる真ん中っ子で、

ウソつきだったという事で、美潮さんにリクエストされるまで知らなかったという、中条きよしさんの「うそ」を。

高低の幅の広さに驚きつつ、艶やかに歌われました。そして民謡好きのお父さんにレクチャーされていたという

民謡を本邦初披露。秋田民謡「秋田おばこ」でハリのある抑揚の効いた歌声に、喉の強さを感じました。

 

矢沢あい先生がお好きで、小さいころの夢は漫画家になりたかった近江さん。

ならばと、観覧に来ていた柿島さんの似顔絵を描く事に。

出来上がった似顔絵はお上手で、口元の特徴が良く捉えられていました。

 

04:17の頃 (1C)

-MC-

05:愛はカッコわるい (1C)

-MC-

 

小学校の時の歌のテストで褒められ、近江さん曰く「勘違いがはじまった」。お写真を交えながら小学生の頃のお話。

東映不思議コメディーシリーズが好きでよく見ていたという事で、「美少女仮面ポワトリン」のオープニング「17の頃」を、

さわやかに披露され、さらに名乗りも鼻づまりで披露。その時に興味のあるクラブに入っていた小学校時代、

よく見ていたアニメは「DRAGON BALL」「らんま1/2」「美少女戦士セーラームーン」「SLAM DUNK」「愛天使伝説ウェディングピーチ」など。

中でも大好きだった「愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん」のオープニング「愛はカッコわるい」。エンディングもお好きで、

企画CD「新・百歌声爛 女性声優編」でもカバーされている程にお気に入りなだけあり、楽しげに歌われているのが印象的でした。

 

「愛はカッコわるい」の歌詞が今聴くと深いという事から、初恋の話へ。バレンタインデーが近いという事もあり、

悲しいバレンタインの思い出や、ファンに婚期を心配されている話、堤真一さんが理想のタイプだったりという恋話から、

サイキックラバーのJOEさんの「特歌祭」での酔いっぷりやお腹のお話へ。

 

06:残酷な天使のテーゼ

-MC-

 

1部の最後は中学生の頃にご友人とアテレコ遊びをしていた「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニングをフルサイズで。

デビュー前からカラオケでよく歌われて、海外のイベントでも披露されただけあり、しっかりと歌を自分のものにされていました。

 

~休憩~

 

07:輪舞-revolution (1C)

-MC-

 

10分ほどの休憩をはさみ、2部の1曲目は師匠・奥井雅美さんの代表曲「少女革命ウテナ」のオープニングと共にご登場。

メキシコとカナダでは歌った事はあるものの、日本では初めて。歌詞を見ずに師匠ゆずりの凛とした歌声を披露されました。

 

08:ミラクル・ガール (1C)

-MC-

09:空と君のあいだに (1C)

-MC-

 

「近江ちゃんいいね!」でカンパイ。中学時代は世間が田村亮子選手(当時)の人気で柔道が注目されていた事もあり柔道部へ。

茶帯でも県大会の常連だったという事でアニメ「YAWARA!」の初代オープニングを。

すっきりとした近江さんの歌声はこの曲にぴったりでした。アニメ関係の道を志したものの、高校時代は別の事に打ち込もうと、

野球部のマネージャーとしてずっと鶴を折っていたという近江さん。実際にプロ野球の試合を見てからハマったものの、

プロ野球はあまり好きではなく、その理由はナイターで好きなドラマの録画がずれてしまうから。という事で、

その好きなドラマ「家なき子」の主題歌である、中島みゆきさんの「空と君のあいだに」を披露。

近江さんのさっぱりとした色そのままで歌われるのが新鮮で好感触でした。

 

高校卒業後、日本ナレーション演技研究所へ通い、その後一期生としてRAMS Professional Educationへ。

その折、奥井さんが自主レーベル「evolution」の立ち上げと共に始まったラジオ番組「奥井雅美 O-Live」のオーディションを受けた近江さん。

その当時の映像を交えながらトークをされると、柿島さんをステージに呼び込む事に。

 

10:ニコルのピアノ~涙のテーマ~ (さわりのみ)

-MC-

11:FIND THE WAY (1C)

-MC-

 

セッティング中、ご自身が作曲された「機動戦士ガンダムSEED」の「ニコルのピアノ」を引かれるサービスもあり、

近江さんがオーディションで歌われた同じく「機動戦士ガンダムSEED」三代目エンディングを柿島さんの弾き語りで披露。

近江さんの深みのある歌声は、シンプルな演奏だと一層際立っていました。

 

・10周年を迎える近江さん。歌との出会いを大切に色々なタイプの歌を歌ってみたいとのこと。

・声の仕事で印象に残っているのは、初めての仕事であった「スクールランブル」の城戸円。

・「アニぱら音楽館」のレギュラーになるも、最初は輪に入れるか不安だったとか。

・美潮さん「みなさんに訊いてるんですけど、影山さんの印象は?」

 近江さん「影山さんは……奥井さんと同じですね。にこにこ笑って『えぇよえぇよ』」

 美潮さん「同じじゃないですか!」

 近江さん「こういうマネすると怒られるんですよ。『関西人バカにしてるやろ?』って」

・最初のシングル「ウタカタ」の初お披露目となった「Animelo Summer Live 2005 -THE BRIDGE-」で、

 顔面蒼白で緊張している近江さんの緊張をほぐすため、ヘラヘラとチャチャを入れるJOEさんと、

 喉のケアなどを教えてくれ、"困った時のYOFFYさん"というほどいい先輩である真面目なYOFFYさん。

 

12:特捜戦隊デカレンジャー (1C)

-MC-

 

そんなサイキックラバーのお二人にちなみ「特捜戦隊デカレンジャー」オープニングを。

しっかりとオリジナルと同じ振り付けで歌われ、「これいいですね!」と「1!」「2!」などのコールを痛く気に入られた様子でした。

 

ここで近江さんは一旦退場されてお色直し。ピンチヒッターとして再び柿島さんが登場され、美潮さんとトーク。

・小さい頃の写真と顔が変わらなない近江さんに驚く柿島さん。

・美潮さんから演奏した事のない曲のアコギ弾き語りでの出演を昼の3時に電話で打診され、見事仕上げた柿島さん。

 美潮さん「3時でも大丈夫って事ですね?」

 柿島さん「大……丈夫ですね……いやいやいや!」

・お色直しを終えて登場した近江さんは『影山ヒロノブ・遠藤正明・きただにひろしの「ゆかいな仲間たち 2011」』でも披露された

 「フレッシュプリキュア!」のキュアピーチのコスプレ姿。観客から黄色い歓声が。

13:You make me happy! (1C)

-MC-

 

「ツインテールが死ぬほど恥ずかしい」近江さんはコスプレ通り「フレッシュプリキュア!」の最初のエンディング。

エンディング映像と同じダンスで歌って踊られる様子は完成度が高く、コスプレも相まって堂に入っていていました。

 

 

ここでキュアピーチ姿のままプレゼント抽選会へ。近江さんが黒歴史と呼ぶ、声優さんが出演した

実写ドラマ「DSE~DRAMAGIX SEIYU ENERGY」シリーズの第六弾「gift-ギフト-」のDVDや、

近江さんが着用された「Animelo Summer Live 2007 -Generation-A-」のTシャツがプレゼントされました。

 

そしてお友達紹介。

近江さんがお電話した相手は、シンガーだけでなくクリエイターとしてもアニソン界に関わっている中野愛子さん。

次回は中野祭りです。「色々あると思うから……」と中野さんに告げ、近江さんがお召し変えしている間、

会場限定先行販売の抽選のため、三度柿島さんがご登場。中野さんとはレコード会社が同じフライングドッグで、

前年末に行われた柿島さんのイベントに飛び入りで歌ってもらったとの事。

 

今後の新たな「祭」の展開の話題に花が咲く中、衣装チェンジが終わった近江さんが戻られ、

最後は近江さんのオリジナル曲を続けて。

 

14:冬の向日葵

-MC-

15:ウタカタ

-MC-

16:Pray The Glory (1C)

-MC-

 

まずは美潮さんのリクエストで大人ゲーム「冬のロンド」の挿入歌で奥井さんが作詞をされ、セルフカバーもされている「冬の向日葵」。

季節も冬という事で、しっとりとした歌声により一層引き込まれました。

今回はアップテンポな曲が多かったので、オリジナルはバラード中心にという事でオリジナル2曲目はデビュー曲である「ウタカタ」。

近江さんのせつなげで澄んだ歌声が沁み渡るように会場に響きました。そして汗だくの近江さんからご挨拶があり、

最後はまだ1番しかできてないという、MMORPG「幻想神域 -Innocent World-」のテーマソング「Pray The Glory」。

1番だけという短さでしたが、雄大さを感じさせるのびやか歌声で、近江さんの新たな一面を見る事が出来ました。

 

閉演BGM:輪舞-revolution

 

サインや写真や握手のふれあいタイムの用意が進められ、

340スズキ♪ presents 「歌祭34 ~近江知永の巻~」は終演となりました。

 

近江さんの歌声はすっきりとしていて嫌みが無く、お話する様子もしっかりとしていて、

切り返しや会話の反応の瞬発力もあり、歌声そのままのお人柄に感じました。

 

ゲスト/柿島伸次

 

補足

 

・「うそ」はスナックで歌ってみるみたい。さながらママとチーママ。

 

・幼少期に大好きな「魔女の宅急便」のキキさながらにお父さんからラジカセを譲り受け、

 ご自分で思いついた歌を録音していたという近江さん。

 美潮さん「作曲家じゃないですか。今流行りの」

 近江さん「ホントだ!」

 美潮さん「しかも思いついた歌を録音なんて」

 近江さん「私は耳聞こえますよ?」

 

・音楽の先生にも歌を褒められた近江さん。

 美潮さん「才能を見抜かれてたんですね」 

 近江さん「そうなっちゃいますね~」 

 観客笑。

 

・一番好きでタオルケットをマントにしてごっこ遊びをしていた「ポワトリン」。

 ステッキはゴミ捨て場からハートがいい感じのものを調達。

 

・井上喜久子さんの17歳教、たかはし智秋さんの23歳教に続き、20歳教を立ち上げた美潮さん。

 美潮さん「"永遠の17歳"じゃ酒呑めないから」

 

・近江さん「結婚するなら私の事をすごく好きになってくれる人がいいですね」

 美潮さん「ちょっと言わせてもらうけど、いないよ?」

 人生の先輩の言葉を受け、「……じゃあ誰でもいいです」と近江さん。

 美潮さん「なんで急に!? 1か0なの?」

 近江さん「Dead or aliveですね」

 美潮さん「なんか違う気がする」

 

・奥井さんに「輪舞-revolution」を歌う旨を報告すると「あぁ、えぇよえぇよ」との軽い返答が。

 

・チェイサーとピッチャーの違い。

 

・段取りを取り違えても機転とノリで乗り切る近江さんに歌だけではない手腕を見ました。

 

・ファン目線からの不信感。

 

・姪っ子さんが「フレッシュプリキュア!」を大好きだったので、

 つい買ってしまったキュアピーチのコスプレ衣装。

 

・新しい「祭」の展開は如何に。

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