2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
340スズキ♪ presents 「歌祭33 ~柿島伸次の巻~」
13.11.22 Naked Loft
出演/柿島伸次
司会/鈴木美潮
演奏/Ag&Key.柿島伸次 カラオケ
特撮ヒーロー好きの読売新聞の記者、鈴木美潮さんが主宰するイベント、
「祭」シリーズの中で、歌手にスポットを当てたのがこの「歌祭」です。
回を重ねる事33回目の今回は、前回の結城アイラさんからのご紹介で、柿島伸次さんのご登場です。
柿島さんは10代後半から俳優として活動され、20代で歌手デビュー。
TVアニメ版「逮捕しちゃうぞ」1stシーズンのエンディング「Thank You, Love」の作曲を皮きりに、
歌や作曲はもちろん、作詞や編曲までこなされ、その多才さで数多くのアニメソングと関わられています。
「歌祭」は歌の祭りですが基本的にトークライブですので、詳しい内容は省略します。
来場された方だけのお楽しみです。
居酒屋形式のライブハウスNaked Loftに入ると、ステージには机と椅子の他に、
アコースティックぎッターとシンセサイザー、マイクスタンドが設置されていました。
今回はスペシャルメニューとして、柿島さんカッコイイ! (ビール)、美潮さんキレイ! (ボジョレー・ヌーボー)、
かっきー揚げ(チキン&ポテトのチーズかけ)が用意されていました。
開演前に美潮さんの弟子であるホストでレスラーの美月凛音さんによる物販が行われました。
さる高貴な方との食事会や出演される舞台「新撰組伝~新章・150年後最後の武士~」のお話で盛り上げられていると、
ほどなく時間になり、お店の方からの説明や諸注意の後、今回の主催で司会の鈴木美潮さんがご登場。
・ムチをふるためワイルドな服装に。
・打ち合わせで飲みまくり、曲数が盛りだくさんに。
01:星が永遠を照らしてる (1C)
-MC-
結城アイラさんのご紹介という事で、劇場/OVA版「宇宙戦艦ヤマト2199」の第一章のエンディングで柿島さんご登場。
オリジナルが女性ボーカルの曲ながら、柿島さんはそれを感じさせない歌声でやさしく歌われました。
楽しいミーティングでさらっと歌祭最多の曲数と二つの楽器オーダーされてしまった柿島さん。
お二人とも自分の名前の入ったスペシャルメニューでカンパイ。
小さい頃はふざけんぼだった、美潮さんと同世代の28歳の柿島さん。
スクリーンに映された写真でテレビっ子だった幼少期を振りかえります。
夕方5時半からの「ルパン三世」や「アパッチ野球軍」などのアニメをよく見られていて、
「仮面ライダー」は「ストロンガー」まで見られていたとか。
02:ロンリー仮面ライダー (1C)
-MC-
02.5:バビル2世 (少しだけ)
-MC-
早速「仮面ライダー」の名エンディングをアコギで弾き語り。曲の世界観に哀愁をはらんだ柿島さんの声が良く合います。
歌い終わると途中から「バビル二世」になってしまうという事で、少しだけ「バビル二世」もご披露。
03:ぼくらのバロム1(1C)
-MC-
04:鬼の歳三(1C)
-MC-
「人造人間キカイダー」「変身忍者嵐」「超人バロム・1」「アクマイザー3」「忍者キャプター」などの等身大ヒーローがお好きだったという事で、
「バロム1」のオープニングを。柿島さんは歌詞を見ずに歌われ、好きさがうかがえました。そして話題は水木一郎さんのお話へ。
少年期の柿島さんのヒーローソング像に影響を与えた水木さんに書いた曲「幕末鬼神伝 CR鬼の歳三」より「鬼の歳三」をセルフカバー。
思ってもみなかった選曲に驚くと共に、柿島さんの苦み走った歌声を堪能しました。
レコーディングの際に水木さんに「カッコいい曲をありがとう」ととても褒められたとか。
05:ギンギラギンにさりげなく(1C)
-MC-
06:人として(1C)
-MC-
07:HERO(1C)
-MC-
08:『いちご白書』をもう一度
-MC-
テレビがクソ大好きだった柿島さん。神奈川新聞の広告を見て東京宝映へ。無遅刻無欠席で通い続け、シブがき隊がライバルで
髪型はマッチだったという事で、近藤真彦さんの「ギンギラギンにさりげなく」を。彷彿とさせる歌いっぷりで、ラストには
「くぅろやなぎさぁ~ん!」のセリフもサービス。最初の仕事は15歳の時、「3年B組金八先生」第2シーズンの名エピソード「卒業式前の暴力」。
荒谷二中の生徒として出演されたその主題歌を口笛とアコギで。最後に合唱する様子はこれまでの「歌祭」に無い光景でした。
さらに出演場面の写真やプロフィールを交えたエピソードから、
出演されていた「スクール☆ウォーズ ~泣き虫先生の7年戦争~」の「HERO」を披露。
この「スクールウォーズ」から役がついて舞台も経験されていたものの、役者に迷いが出始めたとか。
好きな女の子に聞かせる為に15才でギターをはじめ、ピアノは独学。友達に借りたガットギターで、直角三角定規をピックにみたてた
勝負曲が「いちご白書」。家の廊下で好きな子に披露した当時を思い出しつつ、フルサイズのシンプルアレンジでせつなく歌われました。
~休憩~
15分ほどの休憩の後、美潮さんが登場され、観客と共に柿島さんを呼び込み、再びカンパイ。
柿島さん「今日はいい夫婦(11/22)の日ですから……」
美潮さん「だから?」
柿島さん「オレ殺し」
観客笑。
柿島さん「……今日は11/22の33回目ですから」
美潮さん「そうですね」
柿島さん「……オレ殺し」
サイキックラバーのJOEさんの「祭」でのエピソードをはさみつつ、
後半はアコギの弾き語りで「天体戦士サンレッド」からメドレーで。
09:天体戦士サンレッドメドレー
ウェザースリーのテーマ (1C)
~闇のヒーロー・ナイトマン (1C)
~男だったら前を向いて行け! (1C)
~溝ノ口音頭 (1C)
~シャチホコイダーGのテーマだぎゃぁ [でら Size]
~僕らのヒーローサンレッド (1C)
-MC-
今回のハイライト。アニメ「天体戦士サンレッド」の挿入歌やイメージソングを弾き語りメドレーで。
一曲歌うごとに曲の説明を挟みつつ、曲に歌われているヒーローそれぞれの個性に合わせ、
千変万化の歌声で表情豊かに歌われました。「サンレッド」で柿島さんが作詞作曲編曲そして歌を担当された、
「サキューン」以外の全ての曲が披露されるという、ファンにはたまらない一幕でした。
10:NO GOAL (1C)
-MC-
11:ガンダーラ (1C)
-MC-
12:炎 (1C)
-MC-
関内のライブハウス・7th AVENUEのライブに出演した時にあまりの感動に、翌日に劇団を辞めた柿島さん。
その時に作ったオリジナル曲「NO GOAL」をピアノの弾き語りで披露。歌詞が身体に入っているという曲で、
18才の頃に作った歌詞をみずみずしく歌われました。そのままピアノ弾き語りで、美潮さんも柿島さんも
選曲理由を忘れてしまったゴダイゴの「ガンダーラ」へ。しなやかな歌声はシンプルな演奏によく映えました。
ライブハウスでの日々に疑問を感じてきた柿島さんは、代々木公園で勝負の路上ライブを決行。
その時、全速力でちょっと強めのパンチパーマの男の拍手で歌を続ける事を決意。
その後、原宿の神宮橋で路上ライブをしている時にプロデューサーに出会い、デモテープ録りを経て
四年後にデビューとなりました。で、ちょっと強めのパンチという事で、冠二郎さんの「炎」を。
恩人(?)である冠さんを彷彿とさせるニュアンスで歌われました。
13:Thank You, Love (1C)
-MC-
14:VAMOLA! キョウリュウジャー (1C)
-MC-
柿島さんがアニメソングに最初に関わったのは、作曲を依頼されたTVアニメ版の「逮捕しちゃうぞ」のエンディング。
その寺田恵子さんが歌われた「Thank You, Love」をピアノ弾き語りでセルフカバー。ゆったりとしたやわらかい雰囲気で、
とても素敵でした。そして「歌ってみない?」と声を掛けられ、バイト感覚で「星獣戦隊ギンガマン」の挿入歌を歌われた
という話から、「獣電戦隊キョウリュウジャー」のオープニングを。今っぽい難しい曲といいながらも、
さながらキョウリュウグレーという感じで見事に歌われました。
ここでお召し変えのため、柿島さんは一旦退場。スタッフさんによって場を広く開けられました
そして美潮さんに呼び込まれ、拍手の中、再登場した柿島さんはセーラー服姿。
柿島さん「…………こわい!!」
美潮さん「それでは踊りを……」
柿島さん「さむい!!」
15:Everyday、カチューシャ (1.5C)
-MC-
特に着替えをしない予定だったものの、2日前に決まったコスプレでAKB48のダンスを踊る柿島伸子さん。
キメ所でしっかりと笑顔になりつつ、服が乱れるほどに一生懸命踊られ、関係者含め大沸きでした。
踊り終わっても「さむい!」と叫ぶ柿島さん。足を閉じるように美潮さんに再三再四注意されつつ、
昔からのファンの方が引いているか心配されつつ、プレゼント抽選会へ。ドイツのコブレンツでのライブ音源が収録された
「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」のサウンドパック2や、「サンレッド」のDVD(5巻)、
柿島さんのツアーパンフレットなどが抽選でプレゼントされました。
お友達紹介
柿島さんがセーラー服のままでお電話をした相手は、
ヒーロー席に観覧に来ていた近江知永さん。次回は年をまたいで2月に行われる近江祭です。
柿島さんがお召し変えをされている間、近江さんが次回のチケットの先行販売のために抽選が行われました。
16:鳥取戦士サキューンのテーマ
-MC-
17:∞の勇気
-MC-
18:楽しい人生
-MC-
お着替えを終えられて軽々と登場された柿島さん。最後はオリジナルを3曲続けて。
ここからはフルサイズでの披露で、まずは「サンレッド」から「鳥取戦士サキューンのテーマ」。
鳥取の魅力をいかん無く歌われると、軽くなった身体で近所の夏祭りで一番だけ歌った「ギンガマン」の挿入歌。
CDと変らない安定感で、CD以上の迫真の歌声で歌われると、柿島さんからご挨拶があり、
最後はピアノの弾き語りで8枚目のアルバム「楽しい人生」より、タイトルにもなっている「楽しい人生」。
飾り気のない演奏に乗り、過去から今へ、歌詞で紡がれるストーリーが胸を打ちました。
曲が終わるとサインや握手のふれあいタイムとなり、
340スズキ♪ presents 「歌祭33 ~柿島伸次の巻~」は終演となりました。
ハスキーで渋みのある歌声でさまざまな表情の歌を歌われていく様に器用さを、
気さくでユーモアに富んだトークに頭の回転の速さが伺い知れ、
それを全く鼻にかけない人柄に、歌声同様の気取らない良さというものを強く感じました。
補足
・柿島さん「なんか家でリハしてたんですけど、終わらない! 全然終わらない!」
・柿島さん「ダンス!?」
柿島さん「ドリフターズに入れば? って親に言われましたけど簡単に入れないですよね。
志村けんがどれだけ苦労したか!」
・柿島さん「夕方五時半からの『ルパン三世』とか『アパッチ野球軍』とか見てました」
柿島さん&観客「♪俺たっちゃ裸がユニフォーム~」
柿島さん「何だこの会は!」
・柿島さん「子供の頃は名前は知らなかったけど、少し大人になった時にお名前を意識しだして、
ボクは水木一郎さんにヒーローソングは全部影響を受けてるんだな、って思いました」
・美潮さん「勉強で得意だったのは?」
柿島さん「電球?」
美潮さん「勉強! 得意だった電球は豆電球とか言われても困りますから」
・麻里子様とまゆゆの間に並ぶという拷問
・「サンレッド」メドレーでは、絶対に演らないと思っていた「シャチホコイダー」を披露するほどの盛り上がり。
その「シャチホコイダー」のイントロが「純恋歌」になってしまう程。
・美潮さん「オリジナルとアニソンの違いってなんですか?」
柿島さん「自分の歌ですと好きなようにできるんですが、アニメソングは作品の世界ありきで作るので、lそこが大きいですね」
美潮さん「最初は戸惑いとかありませんでしたか?」
柿島さん「ありませんでしたね。自分の好きな音を並べたものが採用されたので、自分の延長線上にある感じですね」
・デモの今昔。
・「Thank You, Love」は過去にご自身のライブで一回しか歌われた事が無いとか
・楽器を弾くと安心する
・「∞の勇気」はレコーディングで二回しか歌ってないとか。
・結城アイラさんからの鍋パーティーのお誘いを「ふざけんな。今じゃない。今AKB踊ってんだ」と叩き切り、
山野さと子さんからのダンスの注意事項メールを受けながら、物凄く練習をされた柿島さん。