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スーパー戦隊"魂"Ⅶ 2013 "20世紀編"

13.11.3  Zepp Tokyo

 

出演/ささきいさお 堀江美都子 MoJo 串田アキラ 宮内タカユキ

    影山ヒロノブ 北原拓 佐藤健太 鈴木けんじ 

    速水けんたろう 風雅なおと 石原慎一

    (主題歌発表順)

 

司会/ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)

演奏/Super Rescue BAND(G.鍋嶋圭一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原博)

    Z旗horns(Tr.ケニートー Tr.阿久澤一哉 Sax&Fl.Chouemon Tb.Ozaki)

 

スーパー戦隊シリーズの主題歌、挿入歌だけで構成される「スーパー戦隊"魂"」。通称SSS。

七回目の開催となる今回は08年以来の二日間公演。この日の前日は「21世紀編」として

21世紀に登場した全戦隊の主題歌をコンプリートした事に加え、挿入歌も多く歌われ大盛況でした。

一夜明けての今回は戦隊シリーズの礎を築いた作品が列挙する20世紀編です。

 

会場は前日同様、東京お台場にあるZepp Tokyo。

入場すると、JOEさんや岩崎さんが使用したアンプなどの機器が取り除かれていたからでしょうか、前日と比べるとステージ上が若干広め。

 

-MC-

 

開演時間になると司会のショッカーO野さんがご登場。

当日は千葉県で「仮面ライダー鎧武ショー」を終えられてからの到着されたそうです。

 

・ショッカーさん「昨日は21世紀という事で、各駅停車的に21世紀の戦隊が全て登場しました。

           本日の20世紀編は準急といった感じでお送りしますが、昨日より登場する戦隊が多いです!!」

 観客「おぉおおぉお!!」

 ショッカーさん「みんな準備はいいかぁああ!!!」

 観客「ぉおぉおおおおおぉぉおおお!!」

 ショッカーさん「心行くまで歌おうぜぇえええええ!!!」

 観客「ぉおぉおおおおおおぉぉぉおおおおおぉぉおおお!!」

 ショッカーさん「盛り上がろうぜぇえええええ!!!」

 観客「ぉおぉおおおおおおおおぉおおおおおぉぉおおお!!」

 ショッカーさん「さらに泣こうぜぇえええええ!!!」

 観客「ぉおぉおおおおおおおぉおおおぉおおおおおぉぉおおお!!」

 ショッカーさん「スーパー戦ッ隊ィイイイ!!!」

 観客「スピリィィイイイイィイイイッツ!!」

 ショッカーさん「はじまります!!」

 

00:SE

01:進め! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子

-MC-

 

大阪公演と同じSEが終わると、爆発音とエンジン音が上がり、五つの星が連なって「ゴレンジャー」のオープニング。

ステージ左右からいさおさんと堀江さんが登場され、足並み揃えたコンビネーションで20世紀編の幕を開けました。

 

・ショッカーさんが合流され、お三方でトーク。

・すべての戦隊の歴史はいさおさん、堀江さんからはじまった。

・大阪公演の本番中に「釣りに行こう」といういさおさんの提案。

 二日後に堀江さんご夫妻、串田さんご夫妻の「アニソン釣り部」で釣りへ行かれたとか。

・ショッカーさん「今回はなんと初披露の歌があるという」

 いさおさん「んふふふ。当時発売されたLPレコードの中の曲なんだけど、こ歌うのはレコーディング以来なんだよね」

 堀江さん「でもさ、アルバムの中の何十年も歌ってない曲を歌ってもみなさんは喜んでくださるのかしら?」

 ショッカーさん「とんでもない! みんなそう言う曲を待ってるんですよ」

 観客賛同の拍手。

 いさおさん「んふふ。この曲は片方が歌詞を間違えると内容が食い違っちゃうんだよね。だから一生懸命覚えたんだよ」

 

02:ナゾナゾのミドレンジャー/ささきいさお 堀江美都子

-MC-

03:ジャッカー電撃隊/ささきいさお

 

「ゴレンジャー」より、明日香健二/ミドレンジャーを歌った挿入歌。いさおさんはしっかりと、堀江さんは多彩な表情で

楽しげな雰囲気で歌われると、いさおさんお一人になり、「五人そろって『ゴレンジャー』の次は、

四人そろって『ジャッカー電撃隊』! いってみよう!!」。ガンタさんの力強いドラムと、カインズのみなさんのシャープなコーラス、

そしていさおさんのシリアスな歌声が、戦隊屈指のいぶし銀な曲を21世紀によみがえらせます。

 

04:バトルフィーバーJ-オルタネートバージョン-/MoJo

05:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ

-MC-

 

ぱっと明るい「バトルフィーバー」のイントロで駆けこんできたMoJoさん。怒りに踊る五人の戦士の雄姿を観客と一緒に

振り付けを交えて歌われると、続いては輝いて生きる3人の戦士「サンバルカン」へ。懐の広さを感じさせる串田さんの歌声は、

歌の世界観とピッタリ。今回は残念ながら間奏で恒例のショッカーさんの「イーグル シャーク パンサー」のポーズはありませんでした。

 

串田さん「いやぁ、サンバルカン。懐かしいよね。おれもいっぱい歌わせてもらってるけど、

    次に歌う曲は、たぶんどこかで歌ってはいるんだけど、こういう大きいライブでは歌ってない曲だと思うんだよね。

    それは、この曲です!!」

 

06:夢の翼を/串田アキラ

07:若さはプラズマ/串田アキラ

-MC-

 

大空を大鷲が高く飛ぶ様を思わせるイントロが奏でられると、観客から感嘆の歓声が。串田さんは「サンバルカン」屈指の挿入歌を、

大きく、それでいて寄り添う様に歌われ、後奏でZ旗の花形・阿久澤さんのトランペットソロがはじまるとすぐに退場。

するとショッカーさんが登場され、冴えるトランペットをバックに、入魂の「太陽戦隊サンバルカン」の名乗りを披露。

すぐさま初代エンディングで再び串田さんが登場され、観客と共に「1・2・3」のカウントではつらつと「サンバルカン」を締められました。

 

ショッカーさん「『夢の翼を』は二代目バルイーグルが登場した時に流れていた曲でして、後奏で名乗らせて頂いたんですけれど、

        リハーサル中にクッシーから『あそこで何かできないか?』って聞かれたんですね。

        最初はナレーションが良いかなぁと思ったんですけど、ほら、あっくんのトランペットの邪魔したくないじゃない?」

観客賛同の拍手。

ショッカーさん「だよねー。みんなも聞きたいよね。なので、名乗りをやらせて頂いたんですけど、

          初めてですよ。サンバルカンの名乗りをフルサイズでお届けしたのは!」

観客拍手。

 

ショッカーさん「さぁ、続いては、スーパー戦隊の歌を一番多く歌っているうちの一人、あの方の登場です!!

         M・o・J・oさん、大・戦・隊っ、ゴーグルV!!」

 

08:大戦隊ゴーグルV-オルタネートバージョン-/MoJo

-MC-

09:科学戦隊ダイナマン/MoJo

-MC-

 

とてもライブ映えのする「ゴーグルV」のオープニングでは、観客の手拍子にZ旗の皆さんも参加され、

MoJoさんとスクラムを組んで盛り上がると、「30周年をお祝いする意味で、みんなで一緒に歌おう!」と、

「ダイナマン」のオープニングでは、力強いショッカーさんの名乗りで参加されました。

 

・MoJoさん「用意されているペットボトルのお水。大阪ではキャップ付きだったんですけど、

       東京ではストローが付いてます。やさしいですねぇ!!」

・MoJoさん「スタジオミュージシャンからMoJoになるために、一人で何十曲か歌って練習してるんですね。

       それで気づいたのは『ダイナマン』の歌の挿入歌には『夢』っていう単語が沢山出てくるんですね。たとえば…」

 ここで「俺のハートは夢じかけ」「炎の戦士-FIRE CREW-」「待っていたんだダイナマン」の一節を立て続けに披露。

 MoJoさん「なんか、こっ恥ずかしいけど『夢』っていいよね。いくつになっても持ち続けていたいよね」

 観客拍手。

 MoJoさん「じゃあ次は『夢』がたくさんつまった曲。エンディング。『夢をかなえてダイナマン』!!」

 

10:夢をかなえてダイナマン/MoJo

11:超電子バイオマン/宮内タカユキ

-MC-

12:バイオミック・ソルジャー/宮内タカユキ

-MC-

 

「ダイナマン」から30周年という事で正攻法にエンディング。

しっかりとしたMoJoさんの声は、こういった曲調だといっそう深みを感じます。

続いては8番目のスーパー戦隊「バイオマン」。ご病気をされた宮内さんでしたが、

復帰直後に比べるとご病気前の声の迫力に戻ってきているように感じました。

オープニングではショッカーさんが名乗りで華を添え、エンディングではステージを大きく左右へ動かれ、回復のほどが伺い知れました。

 

宮内さん「みんなぁ元気っすかぁあああ!!」

観客「おおおおおおっぉおおぉおおおおお!!」

宮内さん「病気なのはオレだけかぁ…」

イッツ・宮内ズ・ジョーク。

 

宮内さん「『バイオマン』も来年30周年。バイオマンのみんなも元気。

    何かできたらいいなぁと阪本良介くん(レッドワン・郷史朗役)とも企んでるからね」

観客「おぉぉおおおおおおおお」

宮内さん「ちょうど今頃だったかなぁ。主題歌のオーディションがあったんだよね。

    その時歌ったのが『宇宙刑事シャリバン』と『ダイナマン』だったんだよね。

     今、まさか、あの時の課題曲を歌われたお二人と一緒のステージに立てるなんてね」

 

宮内さん「じゃあ、そのお二人をお呼びしましょう。…もじょちゃん!! くっしーちゃん!!」

串田さん、MoJoさんも合流されおお三方でトーク。

 

・宮内さんの回復ぶりを感慨深げに語るMoJoさん。

・串田さん「なんかさあれだよね。『伝説』っていうともうこの世にいない人みたいに思っちゃうよね」

・スーパー戦隊シリーズ30周年で三人が歌ったのなら、40周年も歌いたい。そんな魂の三兄弟。

 

13:伝説/串田アキラ MoJo 宮内タカユキ

-MC-

 

スーパー戦隊30作記念のVシネマ「轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊」のエンディング。お三方は歌のパート分け同様、

入れ替わり立ち替わりでセンターをつとめられ、戦隊同様に力を合わせて藹藹とした雰囲気で歌われました。

 

ショッカーさん「さぁ続いては、スーパー戦隊の歌を一番多く歌っているうちのもう一人が久し振りに戦隊"魂"に帰ってきてくれました!

        K・A・G・E!! KAGEちゃんで『電撃戦隊っ!! チェェエンジマァアン!!!』」

 

14:電撃戦隊チェンジマン/KAGE

15:超新星フラッシュマン/北原拓

-MC-

16:ファイティングポーズ、フラッシュマン!/北原拓

 

それまでの戦隊主題歌と一線を画すロックなイントロで走り込んできたKAGEこと影山さんは、黒い衣装にサングラス姿。

三年ぶりの「戦隊"魂"」出演となる影山さんが激しく歌われ、同い年の北原さんも、10作目のスーパー戦隊「フラッシュマン」より、

オープニングは力強く、エンディングはどこか色っぽく歌われ、観客を盛り上げれられました。

 

17:光戦隊マスクマン/影山ヒロノブ

18:高速戦隊ターボレンジャー/佐藤健太

-MC-

19:ジグザグ青春ロード/佐藤健太

-MC-

 

イントロのホーンで観客から一際大きな歓声が上がったのは、11作目の「マスクマン」オープニング。

影山さんはサングラスを外され、素晴らしい反射神経で緊迫感のある曲を歌いきられました。そして時代は平成へ。

2006年の「戦隊"魂"」以来、久々の登場である健太さんは、レッドターボ/炎力の衣装で「ターボレンジャー」オープニングをさわやかに。

間奏でセリフをつまらせてしまったのもご愛嬌。

エンディングでは「♪Red Black」の個所で観客にマイクを向けたりと、爽快に歌われました。

 

・ショッカーさん「あれ? 今、炎力いたよね? 炎力だよね? ……変らないなぁ……いい意味でバケモノだよね」

 観客笑。

 ショッカーさん「さぁ! すぐ次が来るすぐ次が!! 鈴木けんじさんの登場です! 

           『地球戦隊! ファイブマァァアン!!」

 

20:地球戦隊ファイブマン/鈴木けんじ

-MC-

21:ファイブマン・愛のテーマ/鈴木けんじ

 

90年代の初めを飾った14作目の戦隊「ファイブマン」のオープニング。歌声はしなやかに、観客をアジテートする時は激しくと、

ライブを楽しんでいる様子の鈴木さん。

鈴木さん「……この前コンビニ行ったんですよ。そこで電池と、電球と、本を買ったんですね。

       それをカゴに入れてレジに持ってったんです。そしたらレジのお兄さんがこう言ったんです。

       『あたためますか?』って……」

 観客笑。

 鈴木さん「……『今日はいいですぅ……』って答えましたけど……」

と、曲間のトークでしっかりと笑わせつつ、エンディングは原曲以上のなまめかしさで歌われました。

 

22:鳥人戦隊ジェットマン/影山ヒロノブ

-MC-

 

衣装チェンジして上下白のヒラヒラした衣装で星のかけらをはじかせステージに飛び込んできた影山さん。

笑顔で歌う影山さんのパフォーマンスとシャープでキラキラとした歌声が合わさって突き抜ける爽快感がらまりません。

 

・影山さん「はじめまして。影山ヒロノブです」

 観客笑。

・影山さん「『ジェットマン』を歌うと何年か前にそこから落ちたのを思い出します」

 ANIME JAPAN FES 2007"冬の陣"で「ジェットマン」のイントロでステージに走って来た影山さんは、

 そのままの勢いで舞台から落ちてしまった事がありました。

 影山さん「あの時は、オレ、頭から落ちたんですけど、なんとも無くて。オレは涼しい顔で歌いながら

           ステージに戻ろうとしたら、ウチのマネージャーが『大丈夫ですかっ! 大丈夫ですかっ!?』

     って慌てて来るもんだから、もう、カッコ悪くて……Let'go 飛び出してどうすんねん」

 観客笑。

・影山さん「えー昨日は21世紀編で若手が出て、今日は20世紀編という事で……なんでボクは昨日じゃないんでしょうか?」

 観客笑。

 影山さん「なんでボクは21世紀じゃないのか。なんで遠藤と同じ日じゃないのか。なんで同じ頃に歌ってないのか」

 観客笑。

 影山さん「NoBまであっちなのに!」

 観客笑。

・影山さん「今日の歌手の楽屋なんですけど、一人部屋はいさおさんがどーんといらっしゃって、女子楽屋は堀江さんとアップルが使われて。

     さぁ、残るは大部屋が二つ。これがどう分かれるか……"スーパーじじぃ"と"ちょいじじぃ"!」

 観客笑。

 影山さん「さぁ、オレはどっちの楽屋でしょう!? ……振り向くとそこにはMoJoさんが……」

 観客笑。

 影山さん「クッシーも、宮内さんも一緒です……はい」

・影山さん「えー、次に歌うのは、挿入歌です」

 観客「おぉぉおお」

 影山さん「誰が引っ張り出してきたのか……この曲は本当ならオープニングになるはずだった曲で、

          これがオープニングで『こころはタマゴ』がエンディングっていうのが決まってたんですけど、

      つの(ごうし)君がギリギリで作って採用されたのが、今歌った曲なんです。じゃあその曲を歌います! 『時を駆けて』っ!!」 

 

23:時を駆けて/影山ヒロノブ

-MC-

 

なんと、「ジェットマン」の新番組予告にもインストゥルメンタル版が使われた挿入歌がまさかの披露。

影山さんは戦隊の歌を数多く歌われているものの、主題歌以外を滅多に披露されないだけに、

とても貴重な「戦隊"魂"」ならではのステージでした。

 

・影山さん「『ジェットマン』から雨宮(慶太)監督との付き合いができて、今の自分の活動にもつながっているので、大切な作品です」 

・影山さん「あんまり自分の歌を自分で好きっていうのもアレなんですけど、次の曲は自分の歌った戦隊の曲の中で一番好きかも。

     心がポジティブにリセットされる、やさしくなれる曲です。『こころはタマゴ』」

 

24:こころはタマゴ/影山ヒロノブ

25:恐竜戦隊ジュウレンジャー/佐藤健太

-MC-

 

「ジェットマン」より戦隊の歌の中でも他のエンディングと一線を画すラブソング「こころはタマゴ」。

サビでは影山さんと観客が大きく手を左右に振り、とてもあたたかな雰囲気に包まれました。

そしてフォーマルな黒のロングジャケット姿で登場した健太さんが歌うのは、終了から20年が経った「ジュウレンジャー」。

健太さんのはつらつとした歌声は、「ジュウレンジャー」のファンタジーの世界にぴったり。

久し振りに聞く事が出来てとても嬉しかったです。

 

・ショッカーさんが合流され、健太さんとトーク。

・健太さんの衣装は、「超力戦隊オーレンジャー」のオーレッド/星野吾郎役の宍戸マサルさんから借り受けたものであるとか。

・90年代初頭の新宿NSビルで行われていた、変身前も変身後も本物、アクション監督は新堀和夫さん、司会はショッカーさんという、

 夢のようなヒーローショーのお話。

・客席二階の関係者席には、健太さんの私設応援団であるヒーローのみなさんが観賞中。

・ショッカーさん「"健"ちゃんの次も"けん"つながりで、久々に帰ってきてくれました!

                  速水けんたろうさんの登場です! 超力戦隊! オゥレンジャー!!」

 

26:オーレ!オーレンジャー/速水けんたろう

-MC-

 

シリーズ19作目であり、20周年記念作品である「オーレンジャー」。久し振りにけんたろうおにいさんが登場です。

しっかりとした中に激しさをはらんだ歌声とステージング、そして「♪とびきり熱い Zepp Tokyoの仲間」の替え歌に観客大沸き。

 

・深々と頭を下げると、観客の歓声の中、険しい表情のまましばらく無言で客席を見渡す速水さん。

 そして口を開き、挨拶をされ、「許されるなら、心を込めて歌っていきたいです」という言葉に観客から拍手が送られました。

 速水さん「それでは、誠心誠意歌います。良かったらみなさんも歌ってください。『虹色クリスタルスカイ』!」

 

27:虹色クリスタルスカイ/速水けんたろう

28:電磁戦隊メガレンジャー/風雅なおと

-MC-

 

「オーレンジャー」最終回のエンディングであり、主題歌に予定されていた「虹色クリスタルスカイ」。今この時に聞くと感慨一入で、

速水さんの歌声にも一際力が入っているように感じました。そして風雅さんが歌うはスーパー戦隊21作目「メガレンジャー」オープニング。

踊るように軽快に歌われ、とても楽しそうにしている風雅さんの笑顔が印象的でした。

 

風雅さん「どうも風雅なおとでーす」

観客拍手。

風雅さん「次に歌うのは挿入歌なんですが、お話をいただいた時は不安で不安で。歌詞を間違えたらゴメンなさい。

     では『インストール! メガレンジャー』!!」

 

29:インストール! メガレンジャー/風雅なおと

30:救急戦隊ゴーゴーファイブ/石原慎一

-MC-

 

イントロのデジタル音が印象的な「メガレンジャー」の挿入歌。魂ライブでは珍しい激しく点滅する照明演出が、前曲から打って変り

ハードな表情で歌われる風雅さんを照らしました。そしてシリーズ23作目であり、90年最後のスーパー戦隊「ゴーゴーファイブ」へ。

本公演最後の出演者である石原さんが出場され、かろやかなステージングでパワフルに歌われました。

 

・石原さん「本当なら佐々木久美ちゃんがいたら彼女なんだけど、一応今回は20世紀はボクで最後という事で。

            当時は子供たちに向けて歌ってたけど、今は夜の子供たちに向けて……」

 つやっぽく色っぽい石原さんの声に観客から拍手と歓声が。

 石原さん「今"エロい"って言った? もっと言って。"エロい"は褒め言葉だから。」

 観客笑。

 石原さん「『キョウリュウジャー』のエンディングもエロく歌えるからね」

 観客から沸き起こる「エロい」の声。

 石原さん「今日はこんなに着てるのに?」

 観客大沸。

・石原さん「次の曲のオーダーをもらった時は、"ん~……"と歌うかどうか悩んだんだよね。

     オリジナルは高山(成孝)君がカッコよく歌ってるんで、今日はエロく……じゃなくて、

           熱く歌いたいと思います! 『ゴーゴーファイブ』エンディング『この星を この街を』!!」

 

31:この星を この街を/石原慎一

-MC-

 

なんと! 「ゴーゴーファイブ」のエンディングを石原さんがカバーされるという、本ライブだけのサプライズ。

石原さんは器用というだけでは片づけられない柔軟さで見事に我が物にして歌われ、観客も大合唱でした。

 

・ショッカーさん「ここからはスゥパァ―レジェンドタァーイム!!」

 観客「ぉぉおぉぉおぉ!?」 

 ショッカーさん「まずは我等がミッチの登場です!! 『花のモモレンジャー』!!」

 

32:花のモモレンジャー/堀江美都子

 -MC-

33:ゴレンジャーストーム/ささきいさお 堀江美都子

-MC-

 

ここで時代は初代スーパー戦隊「ゴレンジャー」へ。本公演ではまさに花一輪の堀江さんによるモモレンジャーのテーマ。

表現力の増した堀江さんの歌声は、それまでの空気を一気に緊迫感のあるものに変えられました。そして再びいさおさんと共に

「ゴレンジャーストーム」。「♪パヤパパ~」のコーラスには観客だけでなく、ひっそりとケニートーさんも参加されていました。

 

・いさおさん「いやぁ、楽天が気になるんだよね」

 当日は優勝が決定するか否かの日本シリーズ第7戦が行われておりました。

 いさおさん「楽天といえば宮城。宮城といえば石ノ森章太郎先生の故郷も宮城だよね」

 石ノ森先生といさおさんのお祖父さまの故郷はすぐ近く。

・堀江さん「知らない間に伝説になっちゃってましたけど、全部この方にくっついてきたからですよ」

・いさおさんの一週間のトレーニングメニュー。

 いさおさん「エアロビとかダンスとか、腰に良いんだよ。筋肉使うから。みなさんもそろそろ……」

・再びアニソン釣り部のお話。午前中にアジ、午後にイカを釣られたとか。

 堀江さん「あたし最初と最後しか釣れなかったんですよ」

 いさおさん「まるで今日のライブみたいだね。でもみんな風邪ひかなくて良かったよ」

・堀江さんが退場され、いよいよ最後の曲へ。

 いさおさん「次の曲は、セリフというかなんというか……」

 

34:見よ!! ゴレンジャー/ささきいさお

 

「ゴレンジャー」のエンディングであり、劇場版「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」でオープニングを飾った一曲目でもあります。

全編にわたるコーラス、効果的なブラス、堅実な演奏と、ショッカーさんの名乗りと、それぞれの良さを堪能でき、

なによりいさおさんの勇ましいセリフには、歌とはまた違った声の迫力を感じました。

 

-アンコール-

-MC-

 

客席から沸き起こるアンコールにショッカーさんが合の手を入れながらご登場。

本公演の出演者のみなさんを

ショッカーさん「スゥーパァ戦隊ッ!?」

観客「スピリィィィイイッツ!!」

の合言葉で呼び込みます。

 

・二日間の公演をほぼ休憩無しで演奏し続けたバンドのみなさんと、21世紀編に増してご活躍のZ旗のみなさん、

 影で支え続けたコーラスのみなさんをご紹介。

・ナベさんは石巻の観光大使にもらった……わけではない「シージェッター海斗」のTシャツ姿。

・左腕は上がらないガンタさん。「ガンちゃん、上げてごらん? 左手上げてごらん?」と容赦ない堀江さん。

・健太さんは本公演最年少。ショッカーさん「だって高校生だもん!」

・衣装を買いに行ったら店員さんに「発表会ですか?」と訊かれた鈴木さん。

・ショッカーさん「もういちどみんなで"おかえり"。せーのっ!!」

 観客「おかえりー!!」

 速水さん「ただいまーっ!!」

・年齢性別国籍不明の風雅さん。「喉が壊れるまで……喉を壊したらいけませんね。壊れるくらい力いっぱい歌っていきます!」

・例年は「スーパーヒーロー魂」のレギュラーメンバーながら、2013年は「「メタルヒーロー魂」「スーパーロボット魂」「スーパーアニソン魂」と

 「スーパーヒーロー魂」以外のライブに出演され、やっと"帰ってきた"という心地の石原さん。

・その石原さんが"短パン"姿ではなくてご機嫌斜めの堀江さん。「張り合おうと思ってたのにっ!!」

・影山さん「あのタイミングで戦隊を歌ってなかったら、今のボクはいません!」

・今年の夏、影山さんが串田さんと入れ替わりで北海道に着くと、大雨が。

 ショッカーさん「今年は猛暑で日本のあちこちで水不足だったじゃないですか? 利根川だとか早明浦とかで。

        だからそこに影ちゃん達に行ってもらってライブすればいいじゃん?

        これをダム Projectという!」

・堀江さん「今日はずっと一緒のいさおさんや、いつも一緒にやっている影ちゃんが一緒だったり、

             三兄弟のおにいさん達の歌が素敵だったり、とてもやりやすかったです」

 影山さん「アニキがおれへんから?」

 観客笑。

 堀江さん「そんな事言ってないでしょー!」

 ショッカーさん「言ったのは影ちゃんだから」

 堀江さん「影ちゃんの言葉としてアニキメールしとくから!」

 影山さん「ぇええええぇえ!!」

 

35:秘密戦隊ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子 MoJo 串田アキラ 宮内タカユキ

              影山ヒロノブ 北原拓 佐藤健太 鈴木けんじ 

              速水けんたろう 風雅なおと 石原慎一

 

大阪と東京二日間の三公演にわたる「スーパー戦隊"魂"」のラストは、「ゴレンジャー」の初代エンディング。

力と技と団結の振り付けもステージと観客が一体となって行われ、大団円にぴったりの光景でした。

 

曲の終わりで舞台装置のキャノン砲から色とりどりのテープが発射され、最後はいさおさんを中心にした万歳三唱で全演目は終了。

ショッカーさんによってバンド、Z旗、コーラスのみなさん、そして出演のみなさんが紹介されながら退場され、ショッカーさんお一人に。

 

ショッカーさん「はい、じゃあみなさんさよーならー……って、言っちゃうと! 

        ほら! みんなの顔が見えなくなっちゃうみたいでさびしいでしょ!

        だーかーらっ! みんなで『まーたねー』って言ってお別れしましょうねっ?

        わかったかな?」

観客「はーい」

ショッカーさん「わかったおともだち手をあげて! わかった人ー?」

観客「はーい!」「はーい!」

ショッカーさん「あーもーみんなバラバラっ! わかったかーっ!?」 

観客「はーい!!」

ショッカーさん「じゃあみんないいですかー? いーきーまーすーよー!? せーのっ!!」

ショッカーさん&観客「まーたーねーっ!!」

ショッカーさん「次はお正月に会いましょう。ショッカーO野でしたっ!!」

颯爽とショッカーさんが退場され、観客有志による三本締めが行われ、

「スーパー戦隊"魂"Ⅶ 2013 "21世紀編"」及び、2013年の「スーパー戦隊"魂"」全公演はお開きとなりました。

 

五年ぶりに20世紀と21世紀の二日間に分けて行われた、東京での「スーパー戦隊"魂"」。

アクション曲やロボット曲、パワーアップ曲と、各種類の挿入歌が披露されたのも

これまでの年代を追うor遡る構成にひとひねり加えられたのが大きな変化だと思います。

 

 

補足

 

・お孫さんが歌う「宇宙戦艦ヤマト」にいさおさんデレデレ。

 

・健太さんが宍戸さんから借りた衣装は、その後プレゼントされたとか。

 

・北原さんがお話される度に北原さんをこっそりつつく影山さん。

 

・堀江さん「"伝説"っていわれると、ねぇ……まだ生きてるよー。歌ってるよー」

 

・最後の万歳三唱でガンタさんの左側に立とうとするナベさん。

 

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