2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
340スズキ♪ presents 「歌祭32 ~結城アイラの巻~」
13.10.4 Naked Loft
出演/結城アイラ
司会/鈴木美潮
演奏/カラオケ Key.結城アイラ
読売新聞記者である鈴木美潮さんが、特撮作品に関係したゲストを迎え、
ここでしか聞けないトークや歌を披露するイベント「祭」シリーズの中で、
歌手にスポットを当て、新宿にある居酒屋形式のライブハウス
Naked Loftで行われているのが「歌祭」です。
今回のゲストは佐咲紗花さんからのご紹介で、結城アイラさんのご登場。
"かとうあすか"名義でジャズシンガーとして活動され、梶浦由記さんが手がけるソロプロジェクト
FictionJunctionにもASUKAとして参加。07年にアニメ「sola」のオープニング「colorless wind」で
"結城アイラ"としてデビューされて以降、アニメやゲームの主題歌を中心に精力的に活動されています。
「歌祭」は歌の祭りですが基本的にトークライブですので、詳しい内容は省略します。
来場された方だけのお楽しみです。
会場に入るとステージにはテーブルがひとつに椅子が二脚セッティング。
今回はスペシャルメニューとして結城さん考案の「アイラリモナード(赤ワイン+レモンジュース)」と
「チキンのアイラがけ(唐揚げ+甘酢あんかけ)」が用意されていました。
物販などは無く、開演時間近くになると会場のスタッフさんからお店の説明などがあり、
ご自身の歌われた「激流」が流れる中、司会の美潮さんがご登場。
諸々の告知をされ、今回の主役である結城さんを呼び込みます。
01:Lucky☆Racer (1C)
-MC-
佐咲さんからのご紹介という事で、アニメ「らき☆すた」からスピンアウトしたバラエティ番組、
「らっきー☆れーさー」のオープニングで結城さんがご登場。白いふわっとした衣装でキリリと歌われました。
結城さんと美潮さんはスペシャルメニューのアイラリモナードでカンパイ。四人兄弟の末っ子である結城さんは、
歌と"夢の国"がお好きな幼少期を過ごされ、テレサ・テンさんや、山口百恵さん、松田聖子さん、
中森明菜さんの歌をよく歌われていたとか。
結城さん「あとあべ静江さんとかも!」
美潮さん「絶対年齢詐称ですよね!?」
と、美潮さんに同世代疑惑をかけられる結城さん。
02:時をかける少女 (1C)
-MC-
澄んだ歌声で歌われたのは、原田知世さんが主演を務めて歌われた同名映画の主題歌。
結城さんが初めて人前で歌われた曲で、実家にはその時の模様を撮影した新手のPVの様なビデオがあるとか。
歌好きなお父さんの影響で、地元のお祭りのカラオケ大会でテレサ・テンを歌ったりしていたものの、
引っ込み思案で友達も多くなかったという結城さん。漫画家やファンシーショップの包む人に憧れていた時に
小学校の歌のテストで好評を得、歌で人がつながっていくという事を実感し、歌手を夢見るように。
03:デリケートに好きして (1C)
-MC-
好きだったアニメは「宇宙戦艦ヤマト」とこの曲がオープニングだった「魔法の天使クリィミーマミ」という事で。
またも年齢詐称と言われながら、振り付きで可愛らしく歌われました。
初恋は三歳の頃に大病を患った時、同じ病棟であった男子。快気されると体を鍛える為に週六日を習い事の日々を送られ、
その頃のごきょうだいといとこの集合写真や前衛的なメイクのバレーのお写真をプロジェクターで写しながらトーク。
04:河内おとこ節 (1C)
-MC-
お父さんとよく行っていた健康ランドのステージが影響して好きになった演歌を。オリジナルは"おみっちゃん"中村美律子さん。
またも美潮さんに同世代疑惑をもたれつつも、堂に入った歌いっぷりで、結城さんの芯にある上手さを体感しました。
中学時代からミュージカルに出演されるようになり、「GANG」で初舞台後、小椋佳さんが企画を担当する「アルゴミュージカル」に出演。
安藤聖さんとも共演され、その当時のお写真と共に振り返るも、美潮さん曰く「まともなのがない」写真ばかりで会場大笑い。
05:ガオレンジャー吼えろ!! (1C)
-MC-
ミュージカルで戦隊といえば山形ユキオさんという事で、「百獣戦隊ガオレンジャー」のオープニングを。ヒーロー席(関係者)からの
「本当に? 止めた方がいいよ?」という猛牛の声を受けつつ、山形さんを彷彿とさせる動きで麗しく歌われました。
人が多くて楽だろうと思っていた演劇部に入るも、部員が少なくて部長になってしまい、とりあえず体力作りをさせていた中学生時代。
しかし、部活の推薦で入った高校では服飾に興味を持ち、演劇部を辞めてしまった結城さん。当時のお写真を交えながら、
話題は結城さんのお好きな家電の話へ。美潮さんを客に見立て、三社のパンフレットを元に炊飯器のセールストークを披露されました。
06:呪文降臨~マジカルフォース
-MC-
結城さんの好きな戦隊である「魔法戦隊マジレンジャー」からエンディングを。歌声もダンスもオリジナルのSister MAYOさんに
とても近づけられていて、リスペクトと好きさが感じられるパフォーマンスで前半を締めくくられました。
~休憩~
ここで十五分ほどの休憩の間にステージにはキーボードがセッティングされました。
休憩が終わり、スタッフさんの前回のセーラー服から更に若くなって登場するという説明から登場した美潮さんは、
石原慎一さんのライブ「石原慎一30th Anniversary Concert~戦隊ヒーローソング"激"Show~マチネ」で披露された
幼稚園児のすずきみしおちゃん(3しゃい)の姿。
魔法使いに会いたいみしおちゃんは、観客とともに「マージ・マジ・マジーロ」の呪文で魔法使いを呼び込みます。
結城さん「あなたの夢を叶えましょう」
と登場した結城さんは光るステッキを持った紫の魔法使いのコスプレ姿。
みしおさん「まほうつかいしゃんだ!」
結城さん「魔法使いだよ~。みしおちゃん! このステッキで魔法をかけちゃうぞぉっ!」
みしおちゃん「私、実年齢は48なんだけど大丈夫かなぁ!!」
観客笑。
07:ルージュの伝言 (1C)
-MC-
前半ラストの「呪文降臨~マジカルフォース」からの魔法使いコスプレを経て、「魔女の宅急便」よりオープニングへ。
飾らない楚々とした素朴な歌声は、これまで聞いた結城さんのどの声とも違い、新鮮に感じました。
ここで再びカンパイ。みしおちゃんは格好に合わせてオレンジジュース。
大学一年の頃にJ-POPでデビューし、色々あって三年ほど路上ライブをしていた所、誘いがあってジャズを歌う事に。
08:SWEET MEMORIES (1C)
-MC-
松田聖子さんの曲を、路上ライブで披露していたジャズアレンジバージョンで弾き語り。
目の前のヒーロー席からプレッシャーを受けつつも、結城さんはムーディーにしっとりと歌われました。
路上ライブの頃の写真を交えながらトーク。千葉駅前で毎週のように路上で弾き語りをしているうちに、
偶然バイト先のホテルの料理長が加わったりと、歌で人とのつながりを感じられたとか。
09:心ノオト (1C)
-MC-
路上ライブで演奏していた時、一番多くの人が足を止めて聞いてくれたという、本名の加藤あすかの頃のオリジナル曲。
弾き語りだけにストーレートに響く結城さんの歌声に、アニメソングとは違った等身大の魅力を感じました。
中学一年からオリジナル曲を作っていた結城さんが、アニメソングを歌うきっかけは07年。
オーディションとは聞かされず、依頼された曲を歌いに行ったらデビューが決まったとの事。
デビューしたものの、色々な事情で"結城アイラ"として顔を出す事ができず、初めてイベントに出演できたのは09年の「ランティス祭り」。
その後も間が空き、イベント出演を切望し続け、頻繁にイベントに出演ができるようになったのは2012年から。
10:メイプルタウン物語 (1C)
-MC-
結城さんは山登りもお好きで高尾山に一緒に登った仲間がヒーロー席に。その中のお一人である山野さと子さんが歌われた、
「メイプルタウン物語」のオープニング。結城さんはご本人が見守る前で、ご本人直伝のニュアンスで今様にかわいらしく歌われました。
山野さん「私よりかわいらしくてどうしよう」
フランス語を先行していた大学時代のお話。フランスには留学もされていて、
向こうで出会った日本人の友達とのお写真と、城の街でのお話をO-Mo-Te-Na-Siを交えて。
11:この空の向こう (1C)
-MC-
最近の「歌祭」におけるダンスの課題曲、「ドキドキ!プリキュア」の初代エンディング。
幼少期にバレエを習われていて、さらにミュージカルの経験もあるだけに、見事なパフォーマンスを魅せられました。
結城さんが歌ってみたいのは、ご自身が戦っている曲が多いので、
平和なモノや魔法モノ、そして今回のイベントをきっかけに戦隊モノの。
美潮さん「言わせているわけじゃないですからね!?」
アニソン界の交友関係の話。
結城さん「ディズニーランドに行ったりするのは……あ、言っちゃった」
山野さと子さんはじめ、松本梨香さんや米倉千尋さん、吉田仁美さんなど。
美潮さん「ちなみに、ここ最近は必ず訊いているんですが、影山ヒロノブさんの印象は?」
結城さん「影山さんはギラギラ……じゃなくてキラキラした方で、後光が差してるような、神様みたいな方で……」
美潮さん「またヅラ疑惑が……」
観客笑。
美潮さん「あとでメールしとこ」
12:獣電戦隊キョウリュウジャー (1C)
-MC-
ここで戦隊を歌いたいという話が出た事から、2013年の戦隊「獣電戦隊キョウリュウジャー」のオープニングを。
お衣装の色もあってキョウリュウバイオレットの趣で、しなやかに歌われました。
昔から好きだった「宇宙戦艦ヤマト」の歌を唄うことになったお話。「エンディングは『真赤なスカーフ』でしょう!」と思っていただけに、
嬉しい反面、プレッシャーを感じ、レコーディングでは感極まって涙してしまったとか。
しかしイベント「『宇宙戦艦ヤマト2199』発進式~ 俺たちのヤマトSP~」でささきいさおさんと共演。
「緊張してると思うけど、『ヤマト』に新しい風を吹かせてね」という言葉で吹っ切れたとの事。
話題一変。スマートフォンをきっかけにハマっていった家電の話へ。
生き生きと、そしてスラスラと立て板に水に家電の話をする結城さんに思わず「表情違うよ?」と美潮さん。
13:少年よ (1C)
-MC-
家電といえば細川茂樹さんという事で、「仮面ライダー響鬼」より、布施明さんの歌った初代エンディングを。
結城さんが歌われるとお姉さん視点という趣になり、凛とした声にはよりいっそうの深みを感じました。
ここでハロウィンのラッピングにしようとしたら、包装紙が売ってなかったので、
クリスマスのラッピングになってしまった恒例のプレゼント抽選会。
今回は耳あてやお菓子と愛用品の詰め合わせ、スピーカーなどがプレゼントされました。
お友達紹介
次のゲストの方へ結城さんがお電話。と、会場から着信音が聞こえ、
結城さん「あ、もしもし? かっきーさん? 今大丈夫ですか?」
かっきーさん「今? ダメ」
と、観客に一笑いを起こし、電話に出られたのはヒーロー席にいらしていた柿島伸次さん。
次回「柿島祭」で歌祭は33回を迎えます。
ステージへ登場された柿島さんは、結城さんがお着替えをされている間、手ずから次回の先行販売の抽選をされました。
美潮さんにコスプレやダンスを披露する旨を伝えられ、柿島さんが戦々恐々としていると、
結城さんがお着替えを終えられ再登場され、オリジナル曲を三曲続けて。
14:星が永遠を照らしてる
-MC-
15:DoubleBible
-MC-
16:REINCARNATION BLUE
-MC-
花柄のワンピースに着替えられ、まずは、今回頻繁に話題に上がっていた劇場/OVA版「宇宙戦艦ヤマト2199」の第一章のエンディングから。
やさしい歌声にかかるビブラートが心地よく、しっとりとした雰囲気に続いては、あまり歌わない曲をという事で、
選曲されたのは、ゲーム「ルートダブル -Before Crime * After Days-」のオープニング。
近年のアニソンらしいスピーディーな曲で、結城さんが声も表情もガラッと変えられたのに感嘆しました。
感想では美潮さんへの感謝を込めたコール&レスポンスも。そして改めて結城さんより挨拶があり、
最後はご自身が作詞された新曲で、放送をこの日の四日後に控えた「BLAZBLUE Alter Memory」のエンディング。
これもまたそれまでと違うシリアスな曲調で、しっかりとした歌声に確かな実力を感じました。
そしてそのまま前回同様に握手会が行われ、
340スズキ♪ presents 「歌祭32 ~結城アイラの巻~」は終演となりました。
閉演BGM:元祖ヤマトのテーマ
キリッとした歌とやわらかい歌の印象が強い結城さんですが、
今回は地声に近い、かわいらしい声で歌われる曲が多く、お人柄もガーリー。
それぞれの曲ごとに表情を変える事ができるのは、結城さんご自身のポテンシャルの高さがあっての事だと感じました。
今よりもさらに曲の幅が広がっていき、色々な面を見せられていく事を期待します。
補足
・「Lucky☆Racer」は佐咲さんを驚かそうと思って選曲されたものの、 佐咲さんはレコーディングのため来れず。
・"結城アイラ"の芸名の由来。デビュー当初はどこかで読んだ本の主人公と濁していたものの、
実は結城さんが大好きな「ときめきトゥナイト」第三部の主人公・真壁愛良から。子供が生まれたら付けようと思っていたとか。
"結城"はレコード会社のプロデューサーの「絶対"結城"でしょう! それは揺るがない!」と言われて"結城"に決定。
・美潮さんにプリキュアのコスプレで「ゆかいな仲間たち」への出演依頼が。
・結城さんのささきいさおさんの印象。
結城さん「なんだろう……天神様……神なんですよ! 神様みたいな感じで」
・当日の看板の絵は結城さんが演じられたパチンコ「CR戦国乙女」シリーズの斉藤ムラサメの絵が描かれていました。