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340スズキ♪ presents 「歌祭31 ~佐咲紗花の巻~」

13.7.4 Naked Loft

 

出演/佐咲紗花

 

司会/鈴木美潮

 

演奏/カラオケ

 

 

特撮好きの読売新聞記者鈴木美潮さんが催しているイベントの中で、歌手を取り上げた「歌祭」シリーズ。

 

31回目の今回は、美郷あきさんからのご紹介で佐咲紗花さんがご登場です。

佐咲さんは2009年に行われた「第3回全日本アニソングランプリ」で優勝され、

翌2010年に「戦う司書 The Book of Bantorra」二代目オープニングテーマ「星彩のRipieno」デビュー。

以降、アニメやゲームの楽曲を中心にコンスタントに活動されています。

 

「歌祭」は歌の祭りですがトークライブですので、詳しい内容はこれまで以上に省略します。

来場された方だけのお楽しみです。

 

会場は新宿にある居酒屋形式のライブハウスNeked Loft。会場内に入るとステージにはテーブルとイスが二脚、

その横には譜面台が置かれていました。

 

今回は「佐咲紗花の太ももからあげ」と「魅惑のカルピス カルピスカクテル」の

スペシャルメニューが用意されていました。

 

毎回の様に行われている物販は今回は無く、開演時間が近付くと、

会場のスタッフさんの説明と案内があり、石井明美さんの「CHA-CHA-CHA」と共に司会の美潮さんがご登場。

近々の告知をされ、今回の主役である佐咲さんを呼び込みます。

 

01:Scarlet Bomb!(1C)

-MC-

 

美郷あきさんからのご紹介という事で、美郷さんが歌われたアニメ「NEEDLESS」の二代目オープニングで佐咲さんご登場。

白いノースリーブと黒いスカートというお衣装で、のっけから原曲よりも激しめに歌われました。

 

今日は主役なのでジャイアンになっていい日な佐咲さんは、禁カルピスを解き、美潮さんとスペシャルメニューの

「魅惑のカルピス カルピスカクテルで乾杯。幼少期にしていた「エスパー魔美」や「ゲゲゲの鬼太郎」ごっこのお話など。

 

02:わぴこ元気予報!(1C)

-MC-

 

家で一人で意気揚々と歌っていた所を、襖の隙間から見ていたお母様に「ノリノリだねぇ~」と言われたのがトラウマになった

アニメ「きんぎょ注意報!」のオープニング。はつらつと明度の高く歌われる姿に、佐咲さんの新たな一面を感じました。

 

美潮さんの先導で観客からの「ノリノリだねぇ~」の声を受け、話は「仮面ライダー」との出会いに。

世代的には「BLACK」や「RX」であるものの、ファーストインパクトは「アマゾン」であるとか。

 

03:仮面ライダーBLACK RX(1C)

-MC-

 

バイクで走る姿が格好良く、なによりもオリジナルの宮内タカユキさんがお好きだという「仮面ライダーBLACK RX」のオープニング。

ご自身のライブや「ゆかいな仲間たち」で喜多修平さん、原田謙太さんと歌われたりされていただけあり、堅調な歌いっぷりでした。

 

ここでカメラ目線やとび箱を飛ぶ少女期の写真を交えトーク。転校をする度に女子の番格ににらまれ、保健室児童ならぬ校長室児童に。

その折に児童書が好きになり、ロアルド・ダールさんや松谷みよ子さんをよく読まれていたとか。

 

04:魂のルフラン(1C)

-MC-

 

女子にはハブられたものの、男子とはアニメの話をしていた中学時代に勧められてハマり、後に「アニソングランプリ」でも歌う事になる

映画「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」の主題歌。歌い込まれただけあって流石のスタビリティでした。

 

高校一年生でアニメの歌を歌う歌手を志した佐咲さん。

しかしなり方がわからず、デビューが決まっているオーディションを多く受け続けたものの、

毎回惜しいところで手が届かず、発起して上京するも、東京の坂の多さに秋田シックにかかり二ヶ月で帰郷する事に。

 

05:特捜エクシードラフト(1C)

-MC-

 

佐咲さんと同じ80年代生まれの同世代と、日本特撮党員ならばわかる、

大好きな宮内タカユキさんの歌われたレスキューポリスシリーズ最終作

「特捜エクシードラフト」のオープニング。男性曲ながら、佐咲さんは観客を煽りながら、低音を響かせて歌いきられました。

 

オーディションの負け戦のお話にいくと思いきや、前月6月19日に誕生日を迎えられた佐咲さんにケーキのサプライズが。

「歌祭」31回目に31歳を迎えられた佐咲さんに贈られたケーキには"31"のろうそくが立てられていました。還暦ライブが目標だとか。

 

06:Fantastic future(1C)

-MC-

 

今日この日に集まった観客に会いたかった気持ちを込め、

前半ラストは近々まで放送されていたアニメ「変態王子と笑わない猫。」のオープニング。

佐咲さんはオリジナルの田村ゆかりさんを踏襲するかのような歌いっぷりで、王国民さながらの観客達を沸かせていました。

 

~休憩~

 

15分程の休憩を挟み、スタッフさんの紹介で再び登場された美潮さんはセーラー服姿。

にぎにぎしくなる観客の拍手の中で再登場された佐咲さんは薄紫のメイド服姿。

 

07:本日、満開ワタシ色!(1C)

-MC-

 

こんな格好(メイド服)が出てくるアニメの歌、という事でアニメ「ハヤテのごとく!!」の初代エンディングでオリジナルのメインは

桂ヒナギク役の伊藤静さん。ご自身のライブでも歌われているだけあり、観客への合の手のアジテートも慣れたものでした。

 

コスプレがお好きな佐咲さん。いつか「ゆかいな仲間たち」で「南国少年パプワくん」のタンノくんをやりたいとか。

メイド姿という事で、

佐咲さん「乾杯でございます。ご主人様!」

観客「うむ!」

という音頭で本日二度目の乾杯。

 

08:まかせて★スプラッシュ☆スター★(1C)

-MC-

 

とあるハプニングもありつつ、佐咲さんがこういう歌を歌いたいと強く思ったという、

アニメ「ふたりはプリキュア Splash Star」のオープニング。

オリジナルの美潮さんのイベントでもお馴染みのうちやえゆかさんを彷彿とさせる節回しと振り付けで歌われました。

 

夢を諦めて就職していたものの、「アニソングランプリ」を知り、お母様の言葉もあって一年発起。

カラオケに部屋指定で毎日通い、分析と傾向と対策に試行錯誤されていたとか。

 

09:前略、道の上より(1C)

-MC-

 

佐咲さんのご出身は秋田。秋田出身といえばギバちゃんこと柳葉敏郎さん、

という事で柳葉さんが在籍していたグループ「一世風靡セピア」の代表曲。

観客と共に「素意や! 素意や!」の掛け声で盛り上がる佐咲さんでしたが、1コーラスが短く、あっという間の印象でした。

 

ここで再び写真のコーナー。オーディションを受け続けていた頃のものや、珍しい自動車学校での卒業写真など。

そして「アニソングランプリ」で優勝後、大会委員長の水木一郎さんの言葉や、袖口のある服の話に。

 

10:この空の向こう(1C)

-MC-

 

最近の「歌祭」では恒例になっている歌って踊るコーナーは、当時放送中の「ドキドキ!プリキュア」のエンディング。

「本職の人じゃないからね」と言いつつも、佐咲さんは危なげなく歌い、踊られました。

 

2012年から佐咲さんはSOLID VOXに所属。話題はそのSOLID VOXの社長である影山ヒロノブさんの話に。

ウェルカムで向上心があり知識豊富な影山さんと、街中で偶然出会う事が多いのだとか。

 

11:獣電戦隊キョウリュウジャー(1C)

-MC-

 

放送中のスーパー戦隊を佐咲さんが歌ったらどうなるのか、という事で「獣電戦隊キョウリュウジャー」のオープニング。

佐咲さんは"ピンクっぽいポーズ"を決め、通常と異なる変則的なカラオケながらも、堅実に歌いきられました。

 

ここで佐咲さんは衣装チェンジ。佐咲さんの「じゃあ、しりとりしてて下さい」という言葉を受け、

佐咲さんが帰ってこられるまで美潮さんと観客によるしりとりがおこなわれるという、珍しい一幕が。

 

12:不滅のヒーローSEAJETTER KAITO

 

衣装替えも早々に歌われたのは、事務所の先輩である影山さん、きただにひろしさん、

そして遠藤正明さんが歌われた「シージェッター海斗」のテーマソングをお一人で。

佐咲さんも思い入れのあるという「海斗」のテーマを揚々と、ロングトーンに至るまで軽々と歌いのけられました。

 

恒例の入場の際に配布された券を元にプレゼント抽選会。

佐咲さんが挿入歌「あんこう音頭」を歌われた「ガールズ&パンツァー」のBD二巻(初会限定版)と、

愛用されていた「こびとづかん」のカクレモモジリになりきりブランケット、いわくつきの「みつどもえ」の扇子がプレゼントされました。

 

お友達紹介

 

次の出演者に佐咲さんが直接お電話。なんでも歌手になって初めての同業のお友達だとか。

佐咲さん「あ、かかった。あいしゃ~んいまなにしてるの~」

と、電話のお相手の声が会場の後方から聞こえ、声の主、結城アイラさんがご登場。

次回、32回目は「結城祭」です。

 

ここから佐咲さんのオリジナル曲を3曲続けて。

 

13:Zzz

-MC-

14:Shooting the future

-MC-

15:Reason why XXX

-MC-

 

まずはアニメ「日常」のエンディング「Zzz」。スローな曲ながらも佐咲さんは観客に手拍子を促し、

最後の「ゆめで すぐ」の部分を「次回も また」と替え歌をされるなど、サービス精神旺盛なステージングをみせられました。

そして次の曲は人前で歌われるのは初めての曲であり、会場に居た観客だけのお楽しみ。

そして最後はアニメ「だから僕は、Hができない。」のオープニング。激しく目まぐるしく変わっていく曲調のこの唄を、

ぶれる事なく迫力ある歌声で汗を滲ませながら歌われる姿に、「アニソングランプリ」優勝者の貫禄を見ました。

 

これも恒例の閉演後のふれあいタイム。今回はサイン会をしたばかりという事もあって、長めの握手会となり、

340スズキ♪ presents 「歌祭31 ~佐咲紗花の巻~」は終演となりました。

 

閉演BGM:テレポーテーション~恋の未確認~~ゲゲゲの鬼太郎(憂歌団)~わぴこ元気予報!

 

私共と年齢が近いという事もあってか、話されるエピソードに頷く部分が多く、

またアニメソングが好きだという思いが端々に垣間見え、共感する事も多々ありました。

佐咲さんのステージを拝見する事は今まで幾度かありましたが、歌はもちろん、

ステージングやトークに至るまで、今回はその実力をまざまざと体感致しました。

 

 

補足

 

・当日の看板には佐咲さんを思わせるイラストが。

 

・佐咲さんが使用していたマイクはキラキラにデコったマイマイク。

 

・「ビックリマン」の歌は一人で歌うのは難しい。

 

・ところどころで話に出た歌を口ずさむ佐咲さん。

 

・意外と小さい不滅のヒーロー。

 

・机の上に置かれていた「仮面ライダーBLACK」と「シージェッター海斗」のソフビから昭和と平成の脚の長さの話に。

 

・昭和生まれでも、ささきいさおさんの脚は長い。

 

・家庭料理全般が得意な佐咲さん。

 佐咲さん「だにぃ~さんと料理対決がやりたいですね~」

 

・美潮さん「こういう歌を歌いたいと思うのはいいですけど、こういう人になりたいって思ったらダメですよ。

     ああいう人はアニソン界に一人でいいですから」

 佐咲さん「とてもきれいな方なんですけどねぇ」

 

・お母様のトラウマで歌う時のアピールが苦手だったという佐咲さん。カバー曲ではその片鱗が垣間見えましたが、

 ラストのオリジナル三曲での身振り手振りを交えた堂々たるステージングに努力の跡を見ました。

 

・過去の「歌祭」では、アイドルソングや演歌、洋楽、ミュージカルなどが披露されてきましたが、

 今回はほとんどがアニソン、しかもほとんどが平成という、「歌祭」史上類を見ないセットリスト。

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