2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
第9回 かわさきTVまんが祭
影山ヒロノブ & きただにひろし ジョイントライブ
13.4.6 川崎市産業振興会館
出演/影山ヒロノブ きただにひろし
司会/ショッカーO野
特別前説/内田朋紀(ねこ社長) 貝原怜奈
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)
演奏/カラオケ
「映像のまち・かわさき」「音楽のまち・かわさき」を提唱し、
映像と音楽への様々な活動を行っている神奈川県川崎市。
その川崎市を舞台に2010年から開催しているのが、
「TVまんが」をテーマに掲げ、アニメ、特撮、ゲームなど
オールジャンルを網羅する懐の深いイベントが「かわさきTVまんが祭」。
ANIME JAPAN FESのイベントで司会をされているショッカーO野さんと
同人誌などの印刷会社「ねこのしっぽ」さんとがタッグを組んで開催する本イベント。
大きいイベントではなかなか聞けない歌、出演者ソロライブでもまず歌われないような曲まで掘り下げて
たっぷり、がっつり堪能する事ができる、ファンとして非常に嬉しく稀有なイベントです。
3年目、第9回目を数える今回は影山ヒロノブさんときただにひろしさんのジョイントライブ。
影山さんといえばロックバンドLAZYのボーカルとしてデビュー後、
アニメ「DRAGON BALL Z」の主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を代表格に、
今まで数多くのアニメ・特撮ソングを歌われ、AJFからなるアニソンムーヴメントに黎明期から参加。
現在は中堅格として若手とベテランの懸け橋として唯一無二の存在となっております。
きただにさんはいくつかのユニットやバンドを経た後、アニメ「ONE PIECE」の主題歌「ウィーアー!」で
一躍注目を浴び、以後もアニソン・特撮ソングを歌い精力的に活動され、
遠藤正明さんと共に影山さんの弟分としても親しまれているお方です。現在は開催地川崎市に在住とか。
また、お二人はアニメソングを作り歌うユニットJAM Projectのメンバーとしても知られています。
お二人とも個人、グループ問わず、頻繁にライブを行われていますが、
アニソンをじっくり掘り下げるスタイルのライブはあまりなく、とても期待しておりました。
当日は生憎の雨模様で、翌日にかけて風雨荒ぶ大荒れの予報。
今回の会場はそれまでのラゾーナ川崎にある多目的ホール「プラザソル」から場所を移し、
そこから歩いた所にある川崎市産業振興会館の一階にあるホール。
ロビーには開催地川崎をホームとするJリーグのサッカークラブ「川崎フロンターレ」からのお花が。
客席は二階を合わせるとプラザソルの倍以上。ステージには普段はあったコーラス用のマイクスタンドは無く、
奥の壁にはお馴染みの「かわさきTVまんが祭」の幕が掲げられていました。
開演時間が迫る頃、ステージ上に貝原怜奈さんがご登場。
"ねこ社長"こと内田朋紀さんも合流され、開催に際したご挨拶と諸注意を。
・ちょっとは飲んでも……。
・施設の関係でジャンプは無しで。
・一ヶ月後に行われるピンク髪キャラオンリー即売会「桃色天使」のお話。
・川崎市産業振興会館と「ねこのしっぽ」との驚きのエピソード。
・イベント終了後、先着でドラゴンボール サイダーとドラゴンボール コーラZEROをプレゼント。
ねこ社長さんと貝原さんの事前説明が終わり、開演時間になると、ショッカーさんがご登場されご挨拶。
・ショッカーさん「やりやがったね……影ちゃんとだにぃ~。雨男とは聞いてたけど……」
・たとえ あらしがふこうとも たとえ 大波あれるとも
・「かわさきTVまんが祭」の合言葉
ショッカーさん「初めての方も多いと思いますので。"祭"でございます。
『祭だっ!?』と言いましたら『わっしょーい』と。間違っても『スピリィイッツ!』ってやらないように」
観客笑。
・ショッカーさん「かわさきTVまんが、祭りだっ!」
観客「わっしょぉおおぉおい!
ショッカーさん「祭だっ!!?」
観客「わっしょおおおおおおおい!!
ショッカーさん「ん祭りだっ!!?」
観客「ぅわっしょおぉおおおおおおぉおぃ!!」
01:かわさきTVまんが祭のテーマ/アップルパイ ザ☆カインズ
02:ウィーゴー!/きただにひろし
03:WE GOTTA POWER/影山ヒロノブ
-MC-
アップルとカインズのみなさんが登場され、格式高いイントロから「かわさきTVまんが祭のテーマ」からお祭り開始。
まずはアニメ「ONE PIECE」の15代目オープニングで勢いよくきただにさんがご登場。
発表から1年半が過ぎ、きただにさんのパフォーマンスも観客のノリも堂に入るものでした。
続いては「DRAGON BALL Z」の2代目オープニングで影山さんがご登場。この年で発表から20年。
影山さんはライブ冒頭から熟達なステージングで魅せられました。最後の「Z」は観客へ。
・ショッカーさん「せーので"影ちゃ~ん"。せーのっ!」
観客「かーげちゃーん!!」
・きただにさんも合流。
・影山さん「今日は足元の悪い中ありがとうございます! 帰りはもっとヒドイ事になるらしいけど」
・川崎在住のきただにさんは地元を盛り上げる。
ショッカーさん「多分ここにいる誰よりも早く家に帰れるよ?」
きただにさん「始まったばっかりや!」
・影山さん「自信を持って歌えるのは今ので終わりました」
観客「えー」
影山さん「まぁ、最後にちょろっとあるけど、あと全部知らない曲。聞いてみたら確かにオレの声なんだけど。
最初にショッカーにもらった構成見たら70曲くらいあって、全部知らない曲!」
ショッカーさん「まずはっ特撮! 影山ヒロノブ スーパー戦隊メドレー!!」
04:電撃戦隊チェンジマン (1C)/KAGE
05:光戦隊マスクマン (1C)/影山ヒロノブ
06:鳥人戦隊ジェットマン (1C)/影山ヒロノブ
影山さんはアニソンデビュー曲であり、イントロから盛り上がり必至の「チェンジマン」を筆頭に、
「マスクマン」では渋くいぶし銀に、「ジェットマン」では明るくさわやかに、
三様の戦隊オープニングを歌いあげられました。「ジェットマン」のラストではロングトーンもご披露。
07:麦わらのジョリーロジャー (1C)/きただにひろし
08:TALKING BLUES (1C)/きただにひろし
09:キャラヴェルFAREWELL~進め! ゴーイング・メリー号~ (1C)/きただにひろし
-MC-
「ONE PIECE」のイメージソングを三曲続けて。にぎやかな「麦わらのジョリーロジャー」では元気な主人公モンキー・D・ルフィ、
「TALKING BLUES」では赤髪のシャンクスの大人な雰囲気、そして「キャラベルFAREWELL」では清しく船出するメリー号と、
きただにさんは曲に乗った歌詞の表情を、豊かに的確に表現されました。「フェードアウトなんスよ」。
・きただにさん「こういう所で歌えるのっていいですね」
・ショッカーさん「今歌ったのはセイント……」
きただにさん「え? なんてなんてなんて?」
ショッカーさん「……は次の曲でした。喰いつくね~」
きただにさん「入れ食いですよ。すぐ喰いますから」
ショッカーさん「夏のシマアジくらい喰いつくね~……例えがオヤジだ!」
・次はアニソンの色々な曲のコーナー。
10:IN FATE (1C)/JAM Project featuring きただにひろし
11:Justice of darkness~妖怪人間ベムのテーマ (1C)/きただにひろし
12:We are the Heroes (1C)/きただにひろし
13:Endless Dream(1C)/きただにひろし
JAM Projectでのきただにさんfeaturing曲でゲーム「セイント・ビースト~螺旋の章~」のオープニング。どこかはかなげな高音から一転、
唸り声と共に2006年のアニメ「妖怪人間ベム」のオープニングへ。底のしっかりとした低音と突くようなステージングからまたも一転、
アニメ「爆闘宣言! ダイガンダー」のエンディングでは、きただにさんの魅力であるやわらかくしなやかで前向きな歌声は、
そのまま「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」の4代目エンディングでも鮮やかに発揮されました。
14:GET THE WORLD(1C)/影山ヒロノブ
15:覚悟完了! (1C)/影山ヒロノブ
16:超鬼神ZENKI、来迎聖臨! (1C)/影山ヒロノブ
17:スターダストボーイズ (1C)/影山ヒロノブ
-MC-
入れ替わりで「爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP」のオープニングのイントロと主に影山さんご登場され、まずは明るく元気いっぱいな
"影山さんが歌うアニソン"の正統派をご披露。そして凝った歌詞が影山さんご自身の作品に色濃く影響を与えている
OVA「覚悟のススメ」の主題歌のシリアスな雰囲気そのままに、「鬼神童子ZENKI」の二代目オープニングをパワフルに。
そして最後はイントロで歓声が上がったほど、作品も歌も人気なアニメ「宇宙船サジタリウス」のオープニングで少し大人な雰囲気に。
・影山さんは上京してから36周年。
・影山さん「知ってるのは凄い知ってるけど、ショッカーは知らないのはホント知らないから」
・ショッカーさん「36年前に出てきてくれなかったら『DRAGON BALL Z』は無かったかもしれないんだ」
影山さん「大丈夫。FLOWがいるから」
観客笑。
・後半のメドレーが気が気ではない影山さん。
・事務所やメーカーにもカラオケ音源が無かったりする中、カラオケを揃えてくれたSOLID VOXのスタッフ宮本さんに拍手。
~休憩~
と、ここで早めに前半終了。ショッカーさんのキートン山田さん風「後半に続く」で15分ほど休憩。
時間になるとショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「さっき楽屋を見に行ったら、影ちゃんが物凄く真剣に練習してました」
・後半開始は、最初に歌ったきりのアップルパイとザ☆カインズのコーナー。
ショッカーさん「まずはアップルに登場です。初めての方も多いので正統派でいきましょう」
18:プリンセス・ムーン/アップルパイ
-MC-
「美少女戦士セーラームーン」のエンディング。アニメでは橋本潮さんがメインでアップルパイはコーラスでしたが、
今回はアルバムに収録されているアップルメインのバージョン。
おそろいの振り付けは優雅で、心地いいハーモニーと共にやさしい後半の幕開けでした。
・アップルのお二人のご挨拶。
平山さん「こんにちはアップルパイの平山佳代子です。そして……」
杉山さん「杉山小絵子でーす。ちょっといいですか?」
と、平山さんの足の下にあるマイクのコードを調整する杉山さん「気になっちゃって」。
・次は"TVまんが"祭ながらゲームの歌。
19:ACE ATTACKER/アップルパイ
-MC-
ゲーム「スーパーロボット大戦α」より、リアル系の主役機ヒュッケバインMk-IIIのテーマに詞を載せた歌。
平山さんのはかなげながらしっかりとした力強さと、可憐な中に凛々しさのある杉山さんのコントラストが魅力的でした。
ショッカーさん「素敵なコーラスでしたね~。えー次は……こいつらです」
観客の笑いの中、カインズのみなさんが登場され、お一人ずつご紹介。
・MoJoさんによくマネをされる常見さん。
常見さん「あんな音出してないんですけどねぇ……」
・昨年から今年にかけて亡くなられた、納谷悟朗さん、阿部征司さん、長石多可男さん故人に捧ぐ選曲。
20:ワッハッハ! 作るぞ恐怖の国を/ザ☆カインズ
-MC-
出色の選曲。「仮面ライダーストロンガー」より、敵組織ブラックサタンのイメージソング。とても力強い「ワッハッハ」で、
それに続くしゃくれは元の曲以上に弾けていて。歌われているカインズの皆さんはとても楽しそうでした。
・貴日さん「すごいアウェーな感じですね」
・納谷さんといえば、やはり「ルパン三世」シリーズの銭形警部。
21:銭形マーチ/ザ☆カインズ
-MC-
「ルパン三世(新)」から銭形平次七代目・銭形警部のテーマに詞をつけ、三波春夫さんが歌われた歌。
カインズの皆さんは勇猛、哀愁、悲壮と、ハーモニーも歌う姿も表情豊かに歌われました。サビでは観客から自然と音頭調の手拍子が。
・ショッカーさん「ザ☆カインズ、どんな現場でもブレません! やりきります!」
・今回は冒頭の「ウィーゴー!」から「WE GOTTA POWER」のように韻を踏んだ選曲という趣向。
次の曲は「銭形マーチ」と韻を踏んだ選曲で、アップルのお二人も一緒。
・自らも楽器を携え、熟年のブラス隊と演奏をする、ちゃんとしたバンドをやっているザ☆カインズ。演奏する曲はブレません。
・次の曲は影山さんが幼いころに見ていて大好きだった作品の曲で、「かわさきTVまんが祭」には第一回から客席に観覧に来られていて、
今回も二階席でご覧になっている金子吉延さんが主演された作品の歌。
ショッカーさん「青影さーん! 歌っても大丈夫ですかー!」
金子さん「だいじょーぶっ!!」
観客「おぉおおっ!!」
ショッカーさん「ありがとうございますっ! ではナレーションをやらせていただきます。金目教篇は前にやったんで卍党篇で…」
織田信長の活躍した頃、海を渡って来た奇怪な妖術者の群れがギヤマンの鐘を求めて各地を襲撃した。
世界制覇を狙う卍党の仕業である。強烈なエネルギーの製法を秘めたギヤマンの鐘三つ。
日本の平和を願う信長は、卍党の野望を粉砕すべく、飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ。その名は……赤影参上!
22:忍者マーチ/ザ☆カインズ アップルパイ ショッカーO野
-MC-
特撮「仮面の忍者 赤影」のオープニングおよびエンディング。子供声の可愛らしいアップルのお二人と、勇壮なカインズのみなさんの
清く正しい混声合唱が会場に響き渡ります。二番では二階席にいらっしゃる金子さんを手で指し示すショッカーさん。
ショッカーさん、カインズ、アップルのみなさんが退場されステージ上が空っぽに。
青い瞳のガンマンが 海を渡って武者修行 極めし銃と刀にて この世に無用の悪を断つ
23:サムライガンマン 斬ザ・ザーン (1C)/影山ヒロノブ
24:僕たちのスタート (1C)/影山ヒロノブ
-MC-
イントロの語りで観客から感嘆の声があがったのは、ゲーム「ライジング ザン ザ・サムライガンマン」のオープニング。
ここで聞けるとは、嬉しい不意打ち。衣装チェンジされた影山さんがスーパーウルトラセクシィに歌われると、
続いて流れたイントロにまたも驚愕。「恐竜冒険記ジュラトリッパー」のオープニング。
あまりライブでは聴く事ができない、少年目線でのびやかな影山さんの歌声を堪能できました。
・この二曲は「ねこのしっぱ」さんからのリクエスト。
影山さん「『サムライガンマン』は自分のライブでよく歌ってるんやけど、びっくりしたのはその次の曲!」
ショッカーさん「『僕たちのスタート』いい曲だよね。オレ見てたもん『ジュラトリッパー』。いい曲だよねぇ」
・次のメドレーが気が気でない影山さん。「ちょっと滝に打たれてくる」と退場され、入れ替わりできただにさんがご登場。
・ショッカーさん「僕らにとってはやっぱり『ウィーアー!』の印象が強いけど、次の曲がアニソンのデビュー曲なんですよね」
きただにさん「そうなんすよCDが発売されたのは『ONE PIECE』の主題歌『ウィーアー!』が先なんすけど、
世に出たのは次の曲が先なんです」
25:Red Darkness/きただにひろし
26:Infinity/きただにひろし
-MC-
アニメ映画「め組の大吾 火事場のバカヤロー」のエンディング。緩急の効いた構成に、
きただにさんの緊迫感のある熱の入った歌唱が映えます。続いての「Infinity」は、PCゲームブランド「age」の
ファンクラブ専用ソフト「アユマユ オルタネイティブ」のエンディング。ご自身が作詞作曲をされている曲だけに、
きただにさんはステージを左右自在に動いて観客を楽しませました。こういった珍しい曲を聴く事が出来るのも、
「かわさきTVまんが祭」ならでは。
ショッカーさん「熱いよ! ここからっ」
観客「ぉぉおおおぉおおおおお」
ショッカーさん「ここからは特撮作品を連続でお届けします!!」
観客「ぉぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「わたくし、ショッカーO野が信頼と実績と責任を込めてお送りする、
影山ヒロノブ・スーパー戦・隊・"合・体"・魂!!!!」
観客「うぅおおおおおおおぉぉお!!」
27:ファイト! チェンジロボ (1C)/KAGE
28:オーラに輝け! グレートファイブ(1C)/影山ヒロノブ
29:ジェットイカロス 無敵ロボ!(1C)/影山ヒロノブ
30:ジェットガルーダ 鳥のロボ(1C)/影山ヒロノブ
31:出たぞ! 隠大将軍!! (1C)/影山ヒロノブ
影山さんの歌われたスーパー戦隊シリーズのロボットソングを、
ご自身が主題歌を歌われた「チェンジマン」「マスクマン」「ジェットマン」はもちろん、
「忍者戦隊カクレンジャー」からも選曲されたメドレー。この日、この場でしか聞く事が出来ない「かわさきTVまんが祭」の真骨頂。
終始集中してメドレーに挑まれる影山さんから、普段のステージで見せる以上の気迫が感じられました。
32:Revolution (1C)/きただにひろし
33:果てなき希望 (1C)/きただにひろし
34:searching for myself (1C)/きただにひろし
35:魔弾戦記リュウケンドー (1C)/きただにひろし
-MC-
続くはきただにさんの特撮メドレー。代表曲でもある「仮面ライダー龍騎」の挿入歌をタフに二曲続け、さらに「仮面ライダーアギト」より、
仮面ライダーギルスのイメージソングをハードかつダークに、そしてラストの「魔弾戦記リュウケンドー」のオープニングでは、
観客を大いにアジテートしたりと、きただにさんのパワフルな面が堪能できるメドレーでした。
・港と書いて"オンナ"みたいな。
・ショッカーさん「影ちゃん! やったねー!!」
影山さん「昭和の曲ばっか歌わせやがって……」
ショッカーさん「ちょうど昭和と平成で分かれて良かったじゃん」
・「ジェットイカロス 無敵ロボ!」と「ジェットガルーダ 鳥のロボ」のフレーズが混ざる。
影山さん「♪無敵ロボ~ と ♪鳥のロボ~ やで?」
観客笑。
きただにさん「えぇかー! これが作曲やでー!」
ショッカーさん「いつも楽屋で影ちゃんとその話をしてて、いつか聞き比べがしたくて、今回の"祭"を開いたみたいなもんだから」
影山さん「なにぃ~!!」
きただにさん「ぇ゛ええええ!!」
・影山さん「かめ波!」
・影山さん「五番目に歌った『隠大将軍』!!」
ショッカーさん「良かったよねぇ~」
観客拍手。
影山さん「リハーサルで歌った時! イントロ流れて来て固まったね。覚えてきたのと違うっ! って」
観客騒然。
ショッカーさん「なってたなってた」
影山さん「オレ、間違えて『レッドパンチャー(真っ赤な闘魂!レッドパンチャー!!)』覚えて来てて。もう焦った焦った」
きただにさん「顔が『ちびまる子ちゃん』みたくなってましたね。縦に線入って」
ショッカーさん「ポワァーンってね」
影山さん「誰が顔が新丸子やねん!」
・影山さん「あの『出たぞ!』が難しいよね」
きただにさん「あの感覚で三つってムズいっすよね」
影山さん「きただには言えないね」
きただにさん「……出ざぉ! わっ! ムズ!!」
それから数回挑戦するも、上手くいかないきただにさん。
・次はお二人でコラボするコーナー。
ショッカーさん「二人ではなかなか無いですよね?」
影山さん「無いねぇ。いつもは遠藤がいるから」
ショッカーさん「あー。三人で『北斗の拳』歌って欲しかったなぁ」
きただにさん「あー」
影山さん「なんで?」
ショッカーさん「今『DD北斗の拳』ってやってて、ナレーションやらせてもらってんの。ギャグアニメで」
影山さん「そーなんや」
きただにさん「二頭身なんスよ」
ショッカーさん「良く知ってるねぇ。あれも三兄弟出てくるから丁度良いじゃん」
影山さん「きただには三頭身やけどね」
きただにさん「ぇ゛えええ! みんな大体いっしょやぁ~ん!!」
ショッカーさん「どっちもどっちじゃん!」
影山さん「ひゃははははははははは」
意味深にショッカーさんを指差し、猛烈に笑う影山さん。
・影山さんとショッカーは同い年。
影山さん「でもオレの方が一ヶ月早いから、オレの方が兄貴やねん」
ショッカーさん「あとは同じ学年に慎ちゃん、石原慎一さんがいるね」
影山さん「慎ちゃんはもっと上に見えたよなぁ」
ショッカーさん「でも慎ちゃんは今年デビュー30周年だよ」
影山さん「え゛!? マジ?」
ショッカーさん「マジマジ。影ちゃんは36周年でしょ? 先輩よ?」
影山さん「30周年て……ガキじゃん」
観客笑。
影山さん「慎ちゃんといえば短パン!! 凄かったなぁ」
きただにさん「みんな楽屋でモニターに食いついてましたね」
影山さん「履き忘れたんかと思ったわ」
ショッカーさん「あれが大大災害 大大混乱だよってね」
きただにさん「あっ! 使ってる使ってる!! 色んなトコで使ってるでしょ!?」
ショッカーさん「一緒にステージやったりしてるからね」
・影山さんときただにさんのデュエット。
影山さん「じゃあラブレターフロムカナダ(カナダからの手紙)で……」
きただにさん「ちょっちょっ!!」
影山さん「オレは大物やから平尾昌晃やるから、お前は『後ろから前から』を」
ショッカーさん「畑中葉子さんね」
きただにさん「なんでっ!!」
36:SONIC DRIVE (1C)/影山ヒロノブ きただにひろし
37:牙狼~SAVIOR IN THE DARK~/JAM Project featuring 影山ヒロノブ きただにひろし
-MC-
影山さんと高取ヒデアキさんがデュエットされたアニメ「ソニックX」のオープニングを今回はきただにさんと。
疾走感そのものに突っ走るようにお二人が歌われると、どんと重みのあるイントロから「牙狼<GARO>」の二代目オープニングへ。
JAM Projectの三人以上で歌われる事が多いだけに、お二人だけのバージョンは新鮮。ラストはきただにさんのソロで締め。
・きただにさん「"魔戒"と"運命"が一緒んなって"まかべ"って」
影山さん「おまえ、"まかべ"っていうとるで。川崎に帰れっ!」
ショッカーさん「今なら一番に帰宅できるから」
影山さん「"まかべ"に帰れ」
ショッカーさん「"まかべ"はいいよねー」
きただにさん「ちょいちょい!!」
・きただにさんと川崎。
きただにさん「上京して初めて住んだのも川崎でしたからね。今も住んでますし。長いっすよ」
影山さん「駅の売店のおばちゃんに言われたらしいやんか。『きただにやっ!』って」
きただにさん「Twitterでね。『どう見てもきただにひろしだった』とか書かれてたらしいんですよ」
ショッカーさん「という事は川崎駅周辺にいたらだにぃ~に会えると」
きただにさん「そうっすね。よくいますよ」
影山さん「ミスター川崎やん」
ショッカーさん「国民栄誉賞だ」
きただにさん「ん~、どーでしょー?」
影山さん「似てへんわ」
きただにさん「せっかくやったのに!」
ショッカーさん「プリティの方! プリティの方!」
・このイベントの前日には「牙狼〈GARO〉~闇を照らす者~」が始まった「牙狼」の話。
影山さん「オレはもう殆ど録り終わってるんだけど、今回も面白いです。初めはびっくりするかもしれないけど」
ショッカーさん「そうなんだ?」
影山さん「主人公が今までのクールな感じじゃ無くて、軽快な感じになってんねん」
ショッカーさん「影ちゃんのザルバの声もながいもんね。何年くらい?」
影山さん「もうキャリアで言えば七年くらい」
ショッカーさん「凄いじゃん! 声優でずっとレギュラーで七年て結構なもんよ?」
影山さん「えっ、じゃあ『ONE PIECE』でいったら田中真弓って事?」
ショッカーさん「『DRAGON BALL』でいったら野沢雅子さんレベルよ」
影山さん「よかったぁ~矢尾一樹じゃなくて」
きただにさん「おぅおぅ、なんでっ! ボンちゃんとかフランキーとか人気やんっ!!」
・早録りの影。
・ショッカーさん「やってよ。ザルバ」
観客「ぉおおおおおおぉお!!」
影山さん「えっ! でけへんよ。今は」
ショッカーさん「でも聞きたいよねぇ~?」
観客拍手。
影山さん「……『先にシャワー浴びて来いよ』」
きただにさん「なんでえなりかずき!」
ショッカーさん「正しくは、えなりくんのマネをして、"本人が言わなそうな事を言う"っていうホリちゃんのマネね」
影山さん「……『ショッカー、先にシャワー浴びて来いよ』」
きただにさん「ザルバえなりや、なんやそれ!」
・このイベントの翌日に放送開始の「宇宙戦艦ヤマト2199」の主題歌の話。
影山さん「今どれくらいまで発表になってんのかわかんないけど、たくさんのアニソン歌手のみんなで歌って……」
ショッカーさん「アニキとかミッチとか一緒にね」
影山さん「あ、もうそこは発表になってんだ。オレらはJAMの男でレコーディングしたんだけど、
声にならないぐらい低いとこで♪さらばぁ~ってやってるけど、
遠藤や福ちゃんはオクターブ上で♪サラバァーって歌ってて。
で、完成したの聞いたけど、人が多すぎてわかんない」
観客笑。
影山さん「でもアニキだけはわかる! いさおさんのキーだからバッチリはまってて、もう、アニキアニキアニキ。アニキだらけ!」
ショッカーさん「さすがアニキだね」
影山さん「井上(俊次)君も『やっぱりアニキは凄い』って言っとった」
ショッカーさん「アニキといえば、この前、石巻の石ノ森萬画館がリニューアルオープンに行って来まして、
そこでアニキのステージがあって司会をやらせてもらったんですけど、
記念セレモニーがあって、アニキと藤岡弘、さんが一緒で」
影山さん「おぉっ! 藤岡さん」
きただにさん「濃いぃっスね」
ショッカーさん「濃いでしょ? で、"水木一郎と藤岡弘、がくす玉を割る"っていう……」
きただにさん「濃いわぁ~」
ショッカーさん「で、次の日におたくの遠藤正明も盛り上げてて。石巻観光大使でしょ?」
影山さん「そうそう。結構大使多いよね」
ショッカーさん「MIQ姐は鳥取のとっとりふるさと大使だし」
影山さん「オレもオレも」
ショッカーさん「マグマ大使でしょ?」
影山さん「世代やけどね」
ショッカーさん「どこの大使?」
影山さん「Fuji-Q絶叫大使。富士急がタダ。そんで横入りOK……大使になってから行けてへんけど。
こいつも大使やで」
きただにさん「そうなんですよ。山口県の須佐の観光大使」
影山さん「こいつヒドイんですよ! 大使の任命式っていうのが港であったんですけど、
そこにきただにのお父さんが見に来てて、こいつステージの上から指差して
『にゃはははっは! とうちゃん来てるー』って言うたんやで」
ショッカーさん「ホント?」
きただにさん「父ちゃん動かない人なんで、まさか来てるとは思わんでお面白くて『にゃははは! とうちゃん来てる!』」
影山さん「お母さんはお母さんでオレに一万円札握らせようとするし」
ショッカーさん「え!?」
きただにさん「ちょぉっ!! なんぼほどバラすねん!!」
影山さん「『影山さん、カツカツ…カツカツ!』って。"カツカツ"ってなんなん?」
ショッカーさん「方言?」
影山さん「オレを『トリコ』だと思ってるんやないかって思ったで」
きただにさん「口癖なんスよ。カツカツって」
・JAM Projectで海外に行く話。
ショッカーさん「ブラジルとか長いでしょ?」
影山さん「もう10年くらいかな。今年も行って、そのまま日本に帰らずに他の国に行きます。
あと、今度フランス行くんスよ。クッシーと一緒に。あとNoBと」
きただにさん「え゛ぇっ!!」
ショッカーさん「知らなかったみたいよ」
きただにさん「知らんかった……」
・最後はお二人の代表曲をお届け。
38:ウィーアー!/きただにひろし
39:聖闘士神話~ソルジャー・ドリーム~/影山ヒロノブ
-MC-
ラストスパートは「ONE PIECE」の初代オープニングから。
イントロで影山さんが退場されずにいるのを見て思わず「歌う気!?」ときただにさん。
扇動上手のきただにさんは最後の三回繰り返す「ウィーアー!」を観客に振り、勢いはそのまま「聖闘士聖矢」の二代目オープニングへ。
影山さんのステージングはもちろん、観客も勝手知ったる曲だけあり、コーラスも見事に揃っていました。
・影山さん「お前、イベントで歌うてるらしいやないか」
ショッカーさん「そうなの?」
影山さん「あのな、正直、FLOWはいいけど、きただにはダメ」
きただにさん「ぅぇ!! なんでっ! むしろ逆でしょ!!」
影山さん「『ウィーアー!』だって東方神起の方がええしね」
きただにさん「ぉおおぉい!」
影山さん「川崎へ帰れ!」
きただにさん「川崎や! ここ!」
40:CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ きただにひろし
平山佳代子 杉山小絵子 貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一 ショッカーO野
-MC-
最後は「DRAGON BALL Z」初代オープニングを大合唱……と思いきや、影山さんの突然の指名できただにさんが歌唱。
さらに斉藤さん、貴日さんと指名し続け、影山さんはサビだけ。二番はショッカーさん、アップルのお二人と指名し、
最後に常見さんを指名するもうまくいかず、「知らないのか~!?」と影山さん。今回だけのにぎやかな一幕でした。
・ショッカーさん「本来ならこれでお開きとなるのですが、最後にもう一曲お届けしたいと思うのですが、いかがですか!?」
観客「おぉおおおぉぉおお!!」
ショッカーさん「今日はその歌の作詞の先生もいらっしゃいます。さかい大先生~? いらっしゃいますか~?」
と、客席を見していた視線をステージ上へ向け、「いた!」とショッカーさんが指差したのは貴日さん。
貴日さん「どうもさかい大です」
ショッカーさん「さかい"大(ひろし)"でしょ? で、常見"弘士"、きただに"ひろし"。俺の本名は大野"浩"だから"ひろし"だらけ」
きただにさん「ほんまや」
・ショッカーさん「作詞の先生がいて、原曲でコーラスをしていたアップルもいて、もちろん、歌っていた影ちゃんもいる!」
影山さん「ハハハ」
ショッカーさん「みんなで一緒に歌いましょう!『アメノチエガオエガオノチハレ』!!」
41:アメノチエガオエガオノチハレ/影山ヒロノブ きただにひろし アップルパイ ザ☆カインズ ショッカーO野
-MC-
なんと、最後の最後は特撮「ボイスラッガー」のエンディング。ヒーロー物のエンディングらしい、正統派で前向きなこの唄を、
舞台上と客席一緒になって大合唱する様子は、当日が荒天だった事もあり、清々しい大団円となりました。
ショッカーさん「いやあ、とても今朝思いついて決めたとは思えませんね」
閉演BGM:おさんぽこねこ
観客の拍手の中、影山さんときただにさんが退場され、ショッカーさんから各種イベントなどのお知らせがあり、
「第9回 かわさきTVまんが祭 影山ヒロノブ & きただにひろし ジョイントライブ」は終演となりました。
それまでの会場から場所を写し、荒天の中で行われた「かわさきTVまんが祭」。
JAM Projectでも、シンガーソングライターでもない、アニソンシンガーとしての影山さんときただにさんにスポットを当て、
他ではまず聞く事が出来ない、「かわさきTVまんが祭」だからこそ聞ける曲の目白押しでした。
お二人の、徹頭徹尾アニメソングライブを待ち望んでいただけに、今回はとても嬉しい内容となりました。
現在はJAM Projectを活動の基盤とされているお二人ではありますが、
今回をきっかけに影山さん、きただにさんが普段歌われないようなアニメソングを
がっつり堪能できるライブがまた開催されると嬉しいです。
補足
・影山さん「川崎にはきただにの家、ONE PIECE御殿があるから」
きただにさん「無い無い!」
・「DD北斗の拳」のナレーションを少しだけ。
・貴日さんのベルトのバックル。ストロンガーだけに。
・「searching for myself」では照明が緑という心憎い演出も。
・「SONIC DRIVE」を別々のイベントで両パートを歌われた事があるきただにさん。
・戦隊ロボットメドレーが終わってからはとても身軽な様子の影山さん。
気心の知れたショッカーさん、きただにさんとのやりとりはとても楽しゅうございました。
・「川崎に帰れ!」がお気に入りの影山さん。
・不意の事だったのか、「アメノチエガオエガオノチハレ」では、出演者の皆さんが探り探りで歌われる中、
ほぼ全編にわたり斉藤さんがガイドボーカル的に押さえ役を務められてました。
・次回の「かわさきTVまんが祭」は史上初の試み。ダイ事件がおきそうです。
・きただにさん「やぁ、楽しかったっす。地元川崎でこんなに歌わせてもらって嬉しかったっす」
・影山さん「『かわさきTVまんが祭』って今日で何回目だっけ?」
ショッカーさん「今回で9回目」
影山さん「そんなにやってるんや。前から、ショッカーから話は聞いてて、ずっと声をかけててもらって今回実現して。
9回もやっててこんなにいっぱいの人が来てくれてて、ショッカーも頑張ってんなぁって思いました。
やっぱり、同い年のショッカーが頑張ってるのを見ると、オレも頑張れます!! ありがとう!!」
・観客が出口に群がるのを途中まで見送られていたショッカーさんからサプライズ発言。