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JCN × フジテレビNEXTライブ・プレミアム presents 

アニソン★オールスターズ~The LIVE!~

13.3.3 Zepp Tokyo

 

出演/水木一郎 串田アキラ 影山ヒロノブ 遠藤正明 米倉千尋 きただにひろし 石田燿子 谷本貴義

 

演奏/BROADWAY(Key.須藤賢一 B.村上聖 Dr.岩田"GUNTA"康彦 G.松尾洋一) 

 

コーラス/平山佳代子 杉山小絵子

 

司会/鷲崎健

 

 

日本の首都圏を中心に、20社のケーブルテレビを運営・統括する会社・JCNと、

フジテレビが運営するCS放送チャンネル・フジテレビNEXTがコラボレーションした特別ライブ、

「JCN × フジテレビNEXT presents アニソン★オールスターズ~ザ・ライブ!~」が開催されました。

 

JCNケーブルテレビ加入者などを対象にした完全招待イベントで、

当日の模様はフジテレビNEXTにて放送という、アニソンライブとしては珍しい試みのイベントながらも、

出演者は水木さんをはじめとしたアニソン界の雄ばかりで、会場はANIME JAPAN FESでお馴染みのZepp Tokyoという、

ファンとしても安心できる布陣で、どのような内容になるのかと楽しみにしていました。

 

応募者には招待状が送られ、それを当日、会場前にランダムに座席指定されたチケットと交換というシステム。

引き換え時間のZepp Tokyo前には、心待ちにしたファンによる列ができていました。

チケット交換後、会場前の待機スペースではカメラクルーによる観客へのインタビューも行われていました。

 

開場時間になり、Zepp Tokyo内に入ると、敷き詰められた座席と数台のテレビカメラが設置されていました。

ステージ上には鉄骨をライトで象ったセットが組まれ、中心に作られた道の出入り口には幕が張られており、

その前にはバンドセットが、向かって左から、ギター、キーボード、道を挟んでドラム、ベース、

一番右奥にはコーラス用のマイクスタンドが二本設置されていました。

 

客席には有名定番アニソンがBGMとして流される中、時間を少し過ぎた頃に開演のアナウンスが。

ほどなくして照明が落ち、薄暗いステージ上にはバンドとコーラスのみなさんがセッティング。

 

01:Butter-Fly/きただにひろし

~愛をとりもどせ!!/遠藤正明

~ヤッターマンの歌/谷本貴義

~ラムのラブソング/石田耀子

~タッチ/米倉千尋

~摩訶不思議アドベンチャー!/影山ヒロノブ

~ガッチャマンのうた/串田アキラ

~銀河鉄道999/水木一郎

~鉄腕アトム/水木一郎 串田アキラ 影山ヒロノブ 遠藤正明 米倉千尋 きただにひろし 石田燿子 谷本貴義  

-MC-

 

いきなり「Butter-Fly」のイントロが奏でられ、観客が騒然として座席から立ち上がる中、

ステージ中央の出入り口から登場したきただにさんは、「まずはっ! フジテレビアニソンメドレーだぁっ!」

という言葉と共に、「デジモンアドベンチャー」のオープニングをしなやかに歌われました。

きただにさんの「次は遠藤正明!!」の声で中央から遠藤さんが登場。

その後もこの"中央から登場し、歌い終えると次の出演者を紹介する"というスタイルでメドレーは進み、

最後は国産連続テレビアニメ第一号「鉄腕アトム」の主題歌を出演者全員で歌われました。

メドレーはサビやさわりなど、印象的なフレーズのみが歌われる形でした。

 

出演者のみなさんはそのままで、今回の司会である鷲崎さんが登場。今回のイベントの概要や趣旨を説明されました。

・メドレーでカバーした曲の感想をお一人ずつ。

・きただにさん「詞を噛んでしまいました」

 水木さん「これでもきただには今日で一番上手く歌えたんです」

・「愛をとりもどせ!!」をカバーアルバム「ENSON」でカバーされている遠藤さん。「でもイントロが短くて焦りましたね」

・鷲崎さん「そういえばさっき曲紹介する時、きただにさんに"遠藤正明"って呼び捨てにされてましたけど…」

 遠藤さん「! そうや! お前~!!」

 きただにさん「ぇ゛え~! そういう台本や!! 自分も呼び捨てしてたし!!」

 遠藤さん「いや、オレは"谷本くん"って…」

 鷲崎さん「してへんしてへん!!」

 遠藤さん「ちっひーなんか"影山ヒロノブ"って言ってましたよ」

 影山さん「! えぇ~!! ホンマぁ~!?」

・谷本さん「本当は僕が『摩訶不思議アドベンチャー!』を歌うはずだったんですが…」

 鷲崎さん「いきなりそこぶっちゃける!?」

 影山さん「お前! 筑波山で代わってくれるっつったじゃんかよー!!」

 水木さん「そうなんです。この前三人で筑波山に登ったんですよ」

 鷲崎さん「水木さん、なにその、急なカミングアウト」

 この年の影山さんのお誕生日に、水木さんと影山さんと谷本さんは茨城県の筑波山に登山をされました。

 影山さん「そんな事言ったらオレが『ヤッターマン』を歌うの嫌がったみたいじゃねぇかっ!!」

・石田さん「自分の中の"女"を出しきりました」

 鷲崎さん「ちょっと『好きだっちゃっ!』って言ってみてくれる? 『ダーリン好きだっちゃっ!!』って」

 石田さん「え……だーりんすきだっちゃ」

 鷲崎さん「心が無い! こんな空っぽの初めて聞いたわっ!」

 石田さん「出しきっちゃったからねー」

・米倉さん「『タッチ』はよくカラオケで歌うので嬉しかったです」

 鷲崎さん「え? ステージでアニソン歌ってて、カラオケでもアニソン歌うの?」

 米倉さん「歌いますね~。『クレヨンしんちゃん』とかも歌いますよー」

・鷲崎さん「続いては影山さんですが…」

 水木さん「影ちゃんの良かったよ」

 遠藤さん「『DRAGON BALL』といえばこの曲ですからね~」

 きただにさん「え゛ぇ~!!」

 影山さん「いやいや、Dokkan Dokkanやろ?」

・「ぼくも『ガッチャマン』をカバーしてるんだけど、白い翼の、ていう歌詞だから、こんな感じかなって」

 と、登場された際のポーズを決められる串田さん。

・イントロからすぐにサビという構成だった「銀河鉄道999」。

 水木さん「本当は ♪汽車はぁ~ (低音) って入りたかったんだけど、♪ひっとは誰でも って入ったから、

             次の『アトム』が低くて低くて。遠藤なんか大変だったろう?」

 遠藤さん「もう、ずっと、しゃーって言ってました」

 鷲崎さん「みんなで歌えるキーにするとそうなっちゃいますよね」

 水木さん「♪空をこえて~ (高音) ってやると遠藤が好きな感じになるんだけど。お前、歌えなかったろ?」

 遠藤さん「ずっと、しゃーって言ってました」

・鷲崎さん「色々訊くようにって台本にあるんですけど、袖からもうOKってサインが出てますね」

・アニソンの魅力について語る水木さん。

 水木さん「……ところでワッシー、なんか訊く事あったんじゃないの?」

 鷲崎さん「今水木さんが話してた事を聞く予定だんですよっ! 台本読んでるんすかっ!?」

 水木さん苦笑い。

 という事で、出演者のみなさんそれぞれがアニソンの魅力についてトークをされました。

・鷲崎さん「おにいさん、何もしてないように見えて仕事してるんだよぉ~」

・鷲崎さん「時間が長くなりすぎたらトーク部分から切っていくんで、オレ、居てない事になるかもしんない」

・客席の最前列には児童の姿が。

 鷲崎さん「会場にちびっこも来てくれて…」

 水木さん「うたのおにいさん時代"ちびっこ"っていうと怒られたんだよ。"おともだち"っていわなきゃいけなくて。

             おじいさんおばあさんの世代も来て頂いて。大丈夫でございます。大体私も同じくらいの世代でございます」

・ここから出演のみなさんのオリジナル曲のコーナーへ。

 

02:おれはグレートマジンガー/水木一郎

03:WE GOTTA POWER/影山ヒロノブ

04:ガツガツ!!/串田アキラ

-MC-

 

ソロコーナーは水木さんの「グレートマジンガー」オープニングからスタート。

BROADWAYのみなさんをバックに水木さんがお一人で歌われるのは新鮮。

そして「んおぉ? 盛り上がってっか?」と、突如聞こえてきたアニメ「DRAGON BALL」の孫悟空の声に観客騒然。

少しのトークからの悟空による曲紹介で、「DRAGON BALL Z」の二代目オープニング「WE GOTTA POWER」。

影山さんはステージを動き回り、パワフルに歌われると、

聞こえてきたのはアニメ「トリコ」の美食屋四天王の一人トリコの声。

こちらもトリコによる曲紹介から、「ガツガツ!!」へ。作品内のアクションを交えながら、

串田さんもパワフルに「トリコ」のオープニングを歌われました。

 

・曲が終わって退場しようとしたものの、鷲崎さんに止められる串田さん。水木さんと影山さんもステージへ。

 「じゃあ、水木さんを中心に、串田さんはこっち。影山さんはこっちいきましょか」

 ステージ上の立ち位置を確認しながら、ベテラン三人を並べる鷲崎さん。

 水木さん「大体水木をセンターに置いとけばいいってみんな言うんだよ。困った時の水木ですから」

・水木さん、串田さん、影山さんの出会いの話。

・武道館のイベントで水木さんと三ツ矢雄二さんに叱咤される影山さん。

 水木さん「そんなに厳しくじゃなく、もっと上から目線で…」

 鷲崎さん「さらに上から!?」

 水木さん「まぁ、それは冗談で、それからずっと影ちゃんはオレにとってはいつまでもヤンチャ坊主ですからね」

・「太陽戦隊サンバルカン」でアニソンデビューする前から串田さんと水木さんはお知り合い。

 水木さん「クッシーは日本のソウルシンガーの中でも5本の指に入る人ですから」

 串田さん「いやいや」

 水木さん「そんな人がアニソン界に来てくれたら、凄く嬉しいなって思ってたんですよ」

 

05:ウィーゴー!/きただにひろし

06:乙女のポリシー/石田耀子

-MC-

 

きただにさんが登場し、フジテレビの日曜朝のお楽しみ「ドリーム9」のように「トリコ」に続き「ONE PIECE」の15代目オープニング。

「いち、に、Sunshine、よん...ウィーゴー!」の振付をしている観客も多く見受けられました。

続いて石田さんが登場。「美少女戦士セーラームーンR」のエンディングを、お馴染みの振り付けと共に、可憐に歌われました。

 

石田さんお一人でMC。

・「乙女のポリシー」でデビューしてから20周年。

 石田さん「今日をかわきりに、今年はイベントに出たり、色んな事をやっていきたいです」

 

07:OPEN YOUR MIND~小さな羽根ひろげて~/石田耀子

08:WILL/米倉千尋

-MC-

09:嵐の中で輝いて/米倉千尋

-MC-

 

「ああっ女神さまっ」テレビアニメ版のオープニング。幻想的な曲と繊細なコーラスに、清々しい石田さんの歌声が映えます。

続いて中央から登場した米倉さんは、アニメ「仙界伝 封神演義」のオープニングを、軽やかながらも凛々しく歌われました。

そして米倉さんによる曲紹介やちょっとした告知のMCがあり、デビュー曲「機動戦士ガンダム第08MS小隊」のオープニングへ。

この日の米倉さんの歌声は、以前にも増したキレと迫力を増されたように感じました。

 

鷲崎さんと石田さんが登場され、米倉さんとトーク。

鷲崎さん「もう、二人で袖で踊ってましたよ」

と、「嵐の中で輝いて」を口ずさみながら、マイクを向けあったりして踊った様子を再現される鷲崎さんと石田さん。

・鷲崎さん「ちょっと~、スカートの丈短くなぁい?」

 米倉さん「歌ってるうちに服が上がってっちゃって……」

 鷲崎さん「あれ、それ二人とも同じじゃない?」

 当日は同じ色のロングブーツを履かれていた石田さんと米倉さん。

 米倉さん「そうなんですよ~」

 石田さん「お揃いです。ちょと双子ですね」

 鷲崎さん「背も同じくらいやしね。え? 揃えようって言ってたん?」

 米倉さん「いえ、たまたま揃っちゃって」

 石田さん「本当は私もちっひーが着てるみたいな、ファーのベストを着ようと思ってたんですけど、

             それじゃ双子すぎるんでやめました」

 鷲崎さん「いいですねぇ。ステージが華やかになりました」

・お二人の出会いは?

 石田さん「最初は"米倉…さん"って呼んでましたね」

 米倉さん「そうそう! 結構距離があって。やめてーって言ってた」

 石田さん「初めて会ったのは……ラジオか…ラジオのイベントだったっけ?」

 米倉さん「うん。確かラジオに…行ったんだ。ラジオやってるのに行って……」

 鷲崎さん「ラジオのなんかだった事は確かなんすね」

・アニソンを歌う上で心がけている事は?

 米倉さん「勇気とか元気とか愛とかを、真っ正直に歌えるのがアニソンじゃないですか?

             だから、そういう事を真っ正直に、大切に歌える自分でいたいと思います」

 鷲崎さん「楽屋でもいつも元気やもんね。暗いトコとか想像できないもん」

 米倉さん「私だってヘコんだりしますよ。一人の時とか」

 鷲崎さん「うわっ、全然想像できない」

 米倉さん「家にいる時とか、ずーんってなってたりするんですよ。でも"米倉千尋"でいる時は明るくいようと心掛けてます!」

 石田さん「アニメソングって主人公の気持ちとかを歌ってる歌詞が多くて、作品とは決して離す事が出来ないので、

             その作品の主人公の気持ちを、作品の事を考えて歌う事を心掛けてます」

・鷲崎さん「じゃあお二人で次の曲紹介をお願いします」

 米倉さん「はい!」

 石田さん「串田アキラさんで」

 米倉さん&石田さん「『キン肉マン Go Fight!』!!」

 

10:キン肉マン Go Fight!/串田アキラ

11:ウィーアー!/きただにひろし

12:CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ

13:Dragon Soul/谷本貴義

-MC-

 

この年でテレビアニメ放送開始から30周年を迎えた「キン肉マン」のオープニング。ご自身の代名詞であるこの曲を、

時に剛直に、時にコミカルに串田さんが歌われると、続くきただにさんもご自身の代名詞である、

「ONE PIECE」の初代オープニングを力いっぱいに披露。と、聞こえてきたのは「DRAGON BALL Z」の孫悟飯の声。

何度も生で聞かせて頂いているとはいえ、悟飯の丁寧な口調の曲紹介から聞く、

影山さんの「DRAGON BALL Z」の初代オープニングは、それまでとは違う趣きで、感慨深いものがありました。

さらに曲が終わると、悟空と悟飯の孫親子による会話から、二人の曲紹介で「ドラゴンボール改」のオープニングへ。

孫親子の元気を受け、谷本さんも観客を「Dokkan Dokkan」と盛り上げられました。ラストのロングトーンは圧巻でした。

 

谷本さん「改めまして、谷本貴義でーす」

・このイベントに出演するにあたり、Twitterで検索してみた谷本さん。

 谷本さん「みんな楽しみにしてくれてたみたいで、嬉しいです。中にはこんなつぶやきがありました。

             『スーパー戦隊と金色のガッシュベル!!の曲は予習した。ところで谷本貴義って誰?』

             ……谷本貴義で~す」

 観客笑。

 谷本さん「じゃあせっかく予習してきて頂いたので、スーパー戦隊の曲を…」

 観客「おぉおおお」

・良い所で噛んでしまう谷本さん。

 

14:獣拳戦隊ゲキレンジャー/谷本貴義

15:爆竜戦隊アバレンジャー/遠藤正明

-MC-

 

谷本さんの名前を広く知らしめる決定打となった「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のオープニング。

各サビラストの「♪ゲキレンジャー」の伸びが素晴らしく、最後は掠れたものの嫌みは無く、

谷本さんの底力を見ました。続いては2013年に10周年を迎えた「爆竜戦隊アバレンジャー」のオープニング。

登場で一際大きな歓声が起きる程の人気者となった遠藤さんは、当時以上の迫力と安定感で代表曲を歌われました。

 

鷲崎さんと谷本さん、きただにさんが登場し、遠藤さんと四人でトーク。

・見てたアニメは?

 遠藤さん「…っと…ここは真面目に応えた方がいいんですか?」

 鷲崎さん「ボケるならボケるでええけど?」

・遠藤さん「とか『ヤッターマン』とか。タイムボカンシリーズはど真ん中ですね。あとはハイジとか」

 鷲崎さん「『アルプスの少女ハイジ』ね。大っっ好きやもんね『ハイジ』!」

 遠藤さん「もう、全巻買いましたよ、DVD。あとは『フランダースの犬』とかも好きですね」

 きただにさん「アレですね…っと、カルピスまんが劇場系っスね」

 鷲崎さん「そう、名作劇場。で、家で見て泣いてんやろ?」

 遠藤さん「……そうっ」

 と、腕で涙をぬぐうジェスチャーをする遠藤さんの姿に騒然となる観客。

 鷲崎さん「なんや! 別にえぇやろ! マッチョな人間が家で『フランダースの犬』見て泣いたって!!」

・きただにさん「オレは『コン・バトラーV』とか『ゲッターロボ』とか。ロボット系が好きでしたね。

               他にも『キャンディ キャンディ』とか」

 遠藤さん「見てた見てた」

 鷲崎さん「大体同じ世代ですからね」

 きただにさん「『一休さん』も見てた!」

 遠藤さん「あー…珍念ね…」

 鷲崎さん「なんで珍念!? あの長いオンエアの中で、珍念が主役の回なんて一回くらいやぞ!」

 きただにさん「将軍様!! 早く虎を出してくださいっ!!」

 遠藤さん「おぉ!! そっくり!!」

 鷲崎さん「似てへんやろ! っていうかわからんやろっ!」

 遠藤さん「じゃあわっしーがやったらいいじゃん」

 鷲崎さん「やるかっ! トコさん(※)にシバかれるわっ!!」

※一休さんを演じられた藤田淑子さんの愛称です。

・鷲崎さん「谷本君は若いから」

 谷本さん「僕は『北斗の拳』とか『キン肉マン』と」

 きただにさん「若っ!」

 谷本さん「それこそ『DRAGON BALL』なんか、もう世代ですね」

 遠藤さん「子供の頃『DRAGON BALL』見てて、今『DRAGON BALL』歌ってんの? すげぇな」

 鷲崎さん「そらぁ、お前よりはな」

 遠藤さん「あ゛!? "お前"て! オレの方が年上やろぉ~!」

 遠藤さんと鷲崎さんを驚きの表情で見比べ続けるきただにさん。

 鷲崎さん「ホントはこういうのは若手がやらなあかんねんで」

 谷本さん「え!? …はい」

 遠藤さん「そうだぞ~しっかしりろ~」

 谷本さん「いや…お前もだろ」

 遠藤さん「…お前!」

 遠藤さんと谷本さんを驚きの表情で見比べ続けるきただにさん。

 谷本さん「すいません! すいません!」

 鷲崎さん「ヒャハハハハハハっ!」

 遠藤さん、鷲崎さん、谷本さんの息の合ったやり取りと驚きの表情で見比べ続けるきただにさんという楽しい一幕でした。

・宮城県石巻出身の遠藤さんが歌うローカルヒーロー「シージェッター海斗」について。

 遠藤さん「原作が石ノ森章太郎さんなんですよ。だからローカルヒーローの中でも、こう、頭一つ上っていうか…」

 観客笑。

 鷲崎さん「今回は『不滅のヒーロー SEAJETTER KAITO』も歌ってもらえるんですね?」

 遠藤さん「はい。影山ヒロノブにいさんとだにぃ~と一緒に」

 と、「不滅のヒーロー SEAJETTER KAITO」を制作した経緯とエピソードを話されました。

 

16:シージェッター海斗/遠藤正明

-MC-

17:不滅のヒーロー SEAJETTER KAITO/遠藤正明 影山ヒロノブ きただにひろし

-MC-

 

石巻復興の象徴「シージェッター海斗」のテーマ。一番を歌い終えると、中央から海斗が登場。観客大歓声。

勇ましいポーズを決めて観客の声援に応えていると、海斗の宿敵・ファリンクスが登場。

途端に戦闘が繰り広げられ、一時ピンチに陥った海斗でしたが、遠藤さんの歌と観客の応援に、見事ファリンクスを退けました。

曲が終わり、「ありがとぉー! 海斗ぉー!」と海斗を見送った遠藤さんの「カモン! にーさん&だにぃ~!!」の声で、

影山さんときただにさんが登場。遠藤さんを中心にしたチームワークで、「シージェッター海斗」の応援歌をポジティブに歌われました。

 

影山さん、遠藤さん、きただにさんと入れ替わりに鷲崎さん登場。

その鷲崎さんに呼び込まれ、水木さんが登場。

・石ノ森章太郎先生の生誕75周年記念として制作され、石巻にある石ノ森萬画館のリニューアルオープンと共に上映される

 「シージェッター海斗 特別編」で挿入歌を作り、歌われた水木さん。

 水木さん「『70年代王道ヒーローソングを』と依頼されて作りました。

             本当は今日歌いたかったんだけど、やっぱり萬画館に行って聞いてもらいたくて、今日は歌いません。

             あの場所で聞いてもらう事に意味があると思います。

             遠藤の歌った『シージェッター海斗』や、影山やきただにと歌った『不滅のヒーロー SEAJETTER KAITO』共々、

             萬画館をよろしくお願いします。是非、足を運んでください!」

・「東北合神ミライガー」について。

 水木さん「あんまり"復興"って言うと現地の方達の中には

     『なんだ、俺達は頑張ってるのに』っていう気持ちになってしまう方もおられると思います。

      でも、オレ達ができる事っていったら、やっぱり歌う事しかないんです」

 

18:東北合神ミライガー/水木一郎

-MC-

 

やるべっちゃ!! 東北の被災地の子供達の未来の為に生まれた、「東北合神ミライガー」のテーマ。

水木さんの気迫に満ちた歌声から、曲に乗せて詞の世界を表現するという以上の、渾身の想いを感じました。

 

鷲崎さん「被害にあってるのに歌なんて、と思われる方もおられるかもしれませんが、歌だから届けられる元気もあると僕は思います。

            続いては水木さん、串田さん、影山さんのアニソンレジェンドによる珠玉のバラードコーナーです」

 

19:翼/影山ヒロノブ

20:乾いた大地/串田アキラ

21:キャプテンハーロック/水木一郎

-MC-

 

一曲目から意表を突かれました。影山さんが歌われた「翼」は、アダルトゲーム「マブラヴ オルタネイティブ」の挿入歌。

冒頭のウィスパーボイスからの泣きの歌唱、最後のアドリブとシャウトと、哀愁に満ちた影山さんの歌声を、

続く「戦闘メカ ザブングル」のエンディングでは、串田さんの武骨な中に込められたやさしさかなしさを味わう事が出来ました。

そしてバラードコーナーのラストは、水木さんの数ある代表曲のひとつであり、2013年秋にCGアニメ映画として公開予定の

アニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」のオープニングで勇壮に締めくくられ、お三方の静の魅力を存分に堪能できました。

 

鷲崎さん「『アニソン★オールスターズ~The LIVE!~』もあと二曲となってしまいました」

観客「えぇええ~」

鷲崎さん「ラストまで盛り上がっていきましょう! まずは串田アキラさんで『宇宙刑事ギャバン』!!」

 

22:宇宙刑事ギャバン/串田アキラ

23:バビル2世/水木一郎

 

前年に30周年を迎え、映画化などによって当時を知らない世代にも広く浸透した「宇宙刑事ギャバン」のオープニング。

串田さんは歌はいわずもがな、イントロでは名乗りポーズ、ラストでは「蒸着」のポーズを見事に決められました。

本編ラストは、この年にアニメ化40周年を迎えた「バビル2世」のオープニング。水木さんは当時のオリジナルを

意識して歌われているようでした。サビの前の「ヤァ!」の部分では、コーラスのお二人も一緒に振り付け。

 

-アンコール-

 

水木さんとバンド、コーラスのみなさんが退場され、照明が落とされると、観客の拍手が徐々にアンコールに変わっていきました。

ほどなく暗いステージにバンドとコーラスのみなさんが現れると、拍手の中セッティング。

 

24:マジンガーZ/水木一郎 串田アキラ 影山ヒロノブ 遠藤正明 米倉千尋 きただにひろし 石田燿子 谷本貴義

 

イントロと共に中央から水木さんが登場。今や作品とは別種の知名度を誇る「マジンガーZ」のオープニング。

二番からは出演者のみなさんが登場されて、イベントの最後にふさわしい大合唱となりました。

 

鷲崎さんが登場され、今回のバンドメンバーとコーラスのお二人を紹介。

・永井豪先生直筆のマジンガーZが描かれているガンタさんのバスドラ。

 水木さん「オレが先生に頼んで描いてもらったから、ガンちゃんはオレに頭が上がらないんだ。これからもずっと叩いてくれよ」

 ペコペコと頭を下げるガンタさん。

 鷲崎さん「ガンタさん直立不動じゃないっすか」

 水木さん「そのうちオレの肩も叩いて」

 影山さん「出た~!」

・水木さん「ガンちゃんだけ話が長くなっちゃったじゃん!! ……村上君は…いい人なんですよ~」

 満面の笑顔の村上さん。

 水木さん「…でも初めて会った時は…もっと細くて……ギターの松尾君も…今は横に広がっちゃって」

 影山さん「いや、意外と昔とあんまかわってへんよ」

 松尾さん苦笑。

 水木さん「ずっと変わらないのは賢ちゃんだけ…」

 須藤さんガッツポーズ。

 鷲崎さん「なんで最後に来て体形の話なんですか!」

 水木さん「まぁ、人の事言えないんですけどね。オレも影ちゃんも…」

 影山さん「えぇ~!? オレも~?」

 水木さん「遠藤も変わんないもんな」

 遠藤さん「変わりましたよ? ……見えないトコが」

 きただにさん「ぅえ゛ぇええ!」

 遠藤さん「脱いでも凄いんですよ?」

 きただにさん「下ネタかよっ!」 

・鷲崎さんがバンドのみなさんの名前を読み上げられる度、

 「よっ! よっ!」と合いの手を入れる水木さんと影山さん、遠藤さん、きただにさん。

・鷲崎さん「コーラスは杉山小絵子ー! 平山佳代子ー!!」

 遠藤さん「りんご! りんご!」

・最後に谷本さんから順番に出演のみなさんから一言づつご挨拶。

・が、依然として続くトークの中、タイミングを見計らい、ようやく真面目に挨拶を終えた谷本さん。

 鷲崎さん「プレッシャーに耐えてよくやった!」

・挨拶をされている遠藤さんに背後から忍び寄る水木さん。ざわつく観客。

 遠藤さん「んなんすかぁっ!」

 水木さん「いや…遠藤、お前さぁ…」

 と、遠藤さんがオシャレに腰から垂らしているバンダナで額の汗をぬぐう水木さん。

 遠藤さん「ちょっ、なにするんすかぁ! ……洗えなくなっちゃったじゃないですか…」

 水木さん「…これ言っちゃっていいの?」

 遠藤さん「なにがですか?」

 水木さん「いや、秘密なのかと思って…」

 遠藤さん「いいっすよ。なんでも言っちゃってください」

 水木さん「みなさん! この遠藤正明は、石巻の観光大使になりました!!」

 拍手を送る観客。

 遠藤さん「ありがとうございます。みなさんこれからの石巻、そして今の石巻をよろしくお願いします」

 と、去り際にまた遠藤さんに近づき、去っていく水木さん。

 遠藤さん「!! 今、まーた、チューしようとしたぁ!!」

・鷲崎さん「じゃあ、水木さん。最後はビシッと締めてください」

 水木さん「…ビシッ!!」

 舞台上と観客席騒然。

 鷲崎さん「うわ、ホントにビシッと締めた!」

観客の拍手の中、出演者のみなさんがご退場。

鷲崎さんも最後の挨拶をされて退場されると、客席が明るくなり、終了のアナウンスがあって、

「JCN × フジテレビNEXTライブ・プレミアム presents アニソン★オールスターズ~The LIVE!~」は終演となりました。

少し遅れて有志の三本締めも。

私ども、テレビの歌番組の公開収録の観覧経験は何度かあるのですが、

ここまでガッツリとしたライブを、テレビで放送するという場に参加するのは初めての事。

どんな内容になるのかと期待と不安がありましたが、蓋を開けてみれば、

テレビ放送されるという事が作用したのか、出演者のみなさんのパフォーマンスは、

良い緊張感を帯びていたように感じました。MCも変に気負いすぎず、わきあいあいとしていた楽しいもので、

AJFなどのライブでみせる楽しいやりとりそのままのトークが展開されたのが嬉しかったです。

 

 

音声ゲスト/孫悟空 孫悟飯(野沢雅子) トリコ(置鮎龍太郎)

 

サプライズゲスト/シージェッター海斗 ファリンクス

 

 

補足

 

・開演前に流されていたBGMはメドレーで歌われた曲でした。配慮。

 

・おそらく影山さんは「ヤッターマンの歌」と歌いたくなかったのではなく、

 単に「摩訶不思議アドベンチャー!」を歌いたかったのではないかと思われます。

 

・喋る時には一歩前へ出る水木さんスタイルを踏襲する人達。

 

・鷲崎さん「『ONE PIECE』も長いでしょう?」

 きただにさん「そうですね。漫画の連載開始から15年ですね。あと15年続くって言ってました」

 遠藤さん「だにぃ~の方が先にいなくなっちゃうんじゃない?」

 きただにさん「おるおる! 寿命決めないで!」

 

・今回、アップルパイという紹介ではなかったので、平山さんと杉山さんは個人名での表記にしております。

 

・「マジンガーZ」で急に水木さんに歌うように目で合図されるも、しっかりと二番の歌詞で歌われた影山さん。

 

・「想いを伝えなければ」というスイッチの入った水木さんのトークに、時間と進行を気にする鷲崎さんと察する遠藤さん。

 そして水木さんの冗談に乗っかり続ける影山さんと、リアクションをとり続けるきただにさん。

 

・「アニソンは勇気や希望だけでなく、若さもくれます。私を見てください!」と、ご自分の頬を軽く叩く水木さん。

 水木さん「ほら! ピチピチ! ヒーローに若さをもらってるからです。みなさんももらって下さい!!」

 

・水木さんマフラー無し。

 

・今回、演奏を担当されたBROADWAYのみなさんは25周年。おめでとうございます。

 久し振りにフルメンバーの演奏が聞けて嬉しゅうございました。

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