2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
メタルヒーロー魂2013
13.1.6 Shibuya O-EAST
出演/串田アキラ ささきいさお 宮内タカユキ 前田達也 石原慎一 樫原伸彦 (主題歌発表順)
特別出演/大葉健二
演奏/Super Rescue Band(G.鍋嶋圭一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原博)
featuring Z旗horns(Tr.阿久澤一哉 Tr.ケニートー Sax&Fl.Chouemon Tb.Ozaki)
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)
司会/ショッカーO野
メタルヒーローシリーズ。
1982年の「宇宙刑事ギャバン」から始まった本シリーズは、メタリックに光るボディの斬新さや、
当時最先端の技術を駆使した特撮で、それまでのヒーローものとは一線を画すもので、
当時の子供のみならず特撮ファンにも注目され、「宇宙刑事ギャバン」「宇宙刑事シャリバン」「宇宙刑事シャイダー」からなる
「宇宙刑事シリーズ」と「特警ウインスペクター」「特救指令ソルブレイン」「特捜エクシードラフト」からなる
「レスキューポリスシリーズ」の二本柱を中心に、個性豊かなヒーロー達が登場し、
ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊と並ぶ特撮ヒーローシリーズとなりました。
2012年にメタルヒーローシリーズが30周年を迎えました。
映画「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」からはじまり、
30年前の作品である「宇宙刑事ギャバン」が映画化されるなど、メモリアルな年となりました。
そのメモリアルを締めくくるかのように、明けて2013年に開催されたのが、本ライブ「メタルヒーロー魂2013」です。
2002年のANIME JAPAN FESにおいて初めて催された「メタルヒーロー魂」。
ステージ上には出演者もバンドもコーラスも男性しかおらず、客席もほとんどが男性で、
非常に熱気あふれる、熱狂的なライブでした。その「メタルヒーロー魂」が今回、11年ぶりの開催とあり、喜び勇んで参加しました。
会場はANIME JAPAN FESシリーズの常宿ともいえるShibuya O-EAST。それまで続いていた寒さも少しやわらいだ冬の日でした。
会場に入るとステージ上にはSHSのロゴを彷彿とさせる双翼の上に、
「MHS魂2013 METAL HERO SPIRITS」のロゴがあしらわれてた旗が掲げられていました。
時間が進むにつれ客席はだんだんと埋まっていき、熱気にあふれていました。
-MC-
時間になると照明が落ち、拍手と歓声の中、司会のショッカーさんがご登場。
ひとしきり観客を鼓舞され、
ショッカーさん「メタルヒーロォォオオ!?」
観客「スピリィイッツ!!」
ショッカーさん「謹賀新年!!」
と、合言葉を交わす間に、バンドとコーラスのみなさん、
そして昨年行われた「マジンガーZ 40周年記念 水木一郎 All of Mazinger Live」で大好評を博した
高取ヒデアキさんが率いるバンド・Z旗から、ホーン隊のみなさんがセッティング。
00:SE
恐らく渡辺宙明先生作曲の既存曲がSEとして流れ、
観客の手拍子が段々と加速していき、SEが終わった刹那……。
01:チェイス!! ギャバン/串田アキラ
-MC-
一瞬の無音を貫くトランペットの鋭い高音に、観客大歓声。「宇宙刑事ギャバン」で変身(蒸着)時に
頻繁に流れた挿入歌で、MHSの座長・串田さんがご登場。ライブの幕開けをダイナミックな歌声で盛り上げられます。
ショッカーさんが合流され、串田さんがご挨拶。
・串田さん「今日はね、おれ、すっごく楽しみでさ。もうステージじゃ無くて客席でずっと見ていたいくらいだもん」
・「メタルヒーロー魂」は2002年の初回以来11年ぶりの開催。
ショッカーさん「前回は仕事や色々な事情で来れなかった人! お待たせしました!」
・ショッカーさん「さぁ、クッシー。次は何いきますか?」
串田さん「じゃあ青いのいっちゃおうかな?」
観客「おぉおおおおお!!」
02:宇宙刑事シャイダー/串田アキラ
03:ハロー! シャイダー/串田アキラ
焼結!! ショッカーさんの名乗りによる曲紹介で、三人目の宇宙刑事、メタルヒーローシリーズ3作目「宇宙刑事シャイダー」より、
青い照明の中でアップルのお二人のコーラスが冴えるオープニングと、ポジティブな歌詞に、暖かくもどこか郷愁を誘う
串田さんの歌声がマッチしたエンディング。「ハロー! ~」の間奏ではChouemonさんがサックスからフルートに持ち替えて演奏。
……そして。
ショッカーさん「特警ウインスペクターとは、平和を愛し、友情を信じ、人の命を守る為犯罪に立ち向かう、
"警視庁特別救急警察隊"のことである!」
04:特警ウインスペクター/宮内タカユキ ナレーション:ショッカーO野
-MC-
05:今日のおれからあしたの君へ/宮内タカユキ
着化!! イントロが奏でられると、テレビ放送と同じタイミングでのショッカーさんによるナレーションに観客大歓声。
メタルヒーローシリーズ9作目にしてレスキューポリスシリーズ1作目「特警ウィンスペクター」のオープニングとエンディング。
悪を倒すだけではないヒーローの歌を、宮内さんが使命感強く歌いあげられます。
オープニングでは歌詞に合わせて照明の色が変わり、エンディングでは観客が宮内さんを特別救急合唱する一幕も。
ショッカーさん「これは人を愛し、正義を守る、若者と少女の心のドラマである」
06:機動刑事ジバン/串田晃 ナレーション:ショッカーO野
-MC-
メタルヒーローシリーズ8作目「機動刑事ジバン」のオープニング。ここでも嬉しいショッカーさんのナレーションが。
手を「♪機動刑事」で構えて「♪ジバン」で撃ち抜くように掲げる振りを、ビシッとキメられる串田さんのアクションも魅力。
串田さん「ギャバンがアメリカに行ってロボコップになって、帰ってきたらジバンに……っていうのは大げさかな」
観客笑。
串田さん「去年、野外のイベントがあって、一週間前くらいから天気予報は雨だったんですね。
三日前とか前日になっても雨で、まいったなぁ、と思っていたら、当日は晴れて。次はそんな感じのする歌です」
07:未来予報はいつも晴れ/串田晃
-MC-
続いて「機動刑事ジバン」より、当方とても大好きなエンディング。「未来」と書いて「あした」と読みます。
機械の身体に血を通わせるような、串田さんの暖かく深い歌声と共に、観客は大合唱。
・ショッカーさん「この曲を聞くとこう、歩きたくなりますね」
と、ジバンよろしくゆっくりと歩くショッカーさん。
ショッカーさん「去年、飲み会で、ジバンに入ってたヤツ、同い年なんですけど、彼に実際にやってもらって、
"おぉ、本物だ"って……」
・ショッカーさん「さぁ、続いても盛り上がって、正月らしくゴージャスにキメてもらいましょう!」
観客「おぉぉおおおおおお!!」
ショッカーさん「石原慎一さんで、『重甲ビーファイター』ぁあああ!!」
08:重甲ビーファイター/石原慎一
09:黒き十字架BLACK BEET./石原慎一
-MC-
重甲!! ブラスが勇壮なイントロを奏でる中、颯爽と登場された石原さんが歌われるのは、メタルヒーローシリーズ14作目
「重甲ビーファイター」のオープニング。おなじみの曲だけあり、観客も勝手知ったる盛り上がりでしたが、次の曲のイントロでは驚きの声が。
邪甲!! 好敵手・ブラックビートのイメージソング。前曲とは打って変わり、ピカレスクな雰囲気をまとう石原さんの歌声が素敵でした。
・石原さん「『ビーファイター』は、もう16年前になりますけど、昨日の事のように思えますね。
当時の日本は色んな事があって元気が無くて、元気を取り戻そうというメッセージが作品にも込められていたと思います。
次の曲は、最近も震災を受けて、鈴木美潮女史のイベントをはじめいろんな所で歌う事で、この曲の良さを再認識しました。
エンディングテーマです。『地球孝行』」
10:地球孝行/石原慎一
-MC-
規模が大きい「重厚ビーファイター」のエンディング。石原さんはやさしく、傍らに寄り添い、語りかけるように歌われました。
一つの作品の歌ながら異なる種類の歌で、それぞれ別々の表情を見せる石原さんの表現力は、生で体感すると感嘆しきりでした。
・ショッカーさん「『ビーファイター』も16年前ですよ……みんな下向かないように」
観客苦笑。
・ショッカーさん「ブルービート、来てる?」
観客「おぉおおおおおお!!」
ショッカーさん「隣にいるのはジースタッグ!?」
観客「ぉおぉぉおおおぉお!!」
ショッカーさん「ブラックビートも来てるんじゃないか!?」
観客「うぉおおおおぉぉおおお!!」
・ショッカーさん「さぁっ! "重甲"が来たら……"超重甲"でしょう!」
観客「おぉぉおぉぉおおおおおおおおお!」
ショッカーさん「初登場! 樫原伸彦さんで『ビーファイターカブト』ぉおっっ!!」
11:ビーファイターカブト/樫原伸彦
-MC-
イントロが奏でられ「超重甲!!」のかけ声と共に樫原さんが魂ライブに初登場。メタルヒーローシリーズ15作目「ビーファイターカブト」のオープニング。
樫原さんが歌われるお姿を拝見するのは初めてでしたが、原曲以上に力いっぱい、全力で歌われているという印象でした。
樫原さん「はじめまして、樫原伸彦です!」
初登場の樫原さんが単独でお話。
樫原さん「実は当時、一年間は遊園地とかで歌ってたんですけど、人前でこの曲を歌うのは15年ぶりです」
観客「おぉぉおおおお!」
樫原さん「じゃあ続けて、この曲! 聞いてください!!」
12:Last Soldier/樫原伸彦
-MC-
イントロで歓声が上がった「ビーファイターカブト」より、ご自身が作詞作曲、そして編曲もなされた作中でも白眉のイメージソング。
樫原さんは率先して拳を挙げて観客を先導し、気合に満ちたステージングで魅せられました。
樫原さん「次で最後の曲です! 大声で歌ってください!!」
13:大声で歌えば/樫原伸彦
-MC-
「ビーファイターカブト」エンディング。樫原さんの豪放なスケールの歌いっぷりはとても気持ちよく、曲名通り、
観客も一緒に大声で合唱。「♪行け」の個所では人差し指を立て、ゆっくりと腕を振り上げる振り付けも。
ショッカーさん「改めまして、樫原伸彦さんでーす!!」
樫原さん「時を超えて また 逢いにきました!!」
観客「ぉおぉおおおおおおお」
ショッカーさん「先程、遊園地で歌っていたという事でしたが、やっぱり後楽園とかで……」
樫原さん「これがですね、なかなか縁がありませんで、東京では初でございます!」
観客「おぉおお」
ショッカーさん「樫原さんはメタルヒーロー以外にも歌われている曲がありますし、我々の仲間になってもらえますか?」
樫原さん「ぜひぜひ。よろしくおねがいします!」
そして樫原さんが拍手の中ご退場。
ショッカーさん「さぁ、次の作品は、メタルヒーローの中でも名前からして"メタル"!! ささきいさ御大のご登場です!!」
観客「おぉおおぉぉぉぉ」
ショッカーさん「『超人機メタルダー』!! 『君の青春は輝いているか』ぁっ!!」
14:君の青春は輝いているか/佐々木功
-MC-
怒る!! ブラスの効いた勇壮な曲調そのままに、いさおさんが満を持してご登場。
歌うはメタルヒーローシリーズ6作目「超人機メタルダー」のオープニング。
深く響く歌声と軽やかな動きが好対照ないさおさんは、一曲だけとはいえ存在感抜群のステージングで観客を圧倒されました。
・ショッカーさん「お正月一発目のライブといって思い出すのは、いさおさんの芸能生活50周年記念コンサートですよね」
いさおさん「うれしかったね。あれから何年だろ? で思い題したんだけど、オレ、今年でアニソン歌って40年目なんだよね」
ショッカーさん「あぁ!! そうか去年『ガッチャマン』40周年ですから、今年は『キャシャーン』ですもんね。みんなせーので"おめでとう"せーの!」
観客「おめでとぉぉおおお」
いさおさん「いやぁははははんふふふふ」
ショッカーさん「絶対何かやりましょうよ!!」
・年末から忙しくされていたいさおさん。
いさおさん「そのせいで正月呑みすぎちゃって。二日から『大食い王』のナレーション録ったんだけど
(低く濁った声で)『おおぐぃおう』ってなっちゃって」
と、お二人がトークをされている間にマイクスタンドや譜面台がセッティングされ、アコースティックコーナーへ。
ショッカーさん「なんと今回は、いさおさんがアコギコーナーに残ってくださいます!!!」
観客「おぉぉおおおおおおおお!!」
・今回のグループ名は「メタル30thアニバーサリーズ」。
メンバーはステージ向かって左から前田さん(アコギ)、樫原さん(アコギ)、いさおさん、串田さん、石原さん(タンバリン&マラカス)、
そしてレスキューの鍋島さん(アコギ)。
ショッカーさん「今回はナベちゃんに助けてもらいます」
観客「おおぉおおおおおおお」
ショッカーさん「普通アコギコーナーってバンドのみなさんは休めるんですけど、もうナベちゃん休みなしだね」
・出番前なのに出てきちゃう前田さん。
・樫原さんが初参加でアコギ、いさおさんがアコギコーナーに参加と、珍しい今回。
・今回演奏するのは、串田さんが良く知っている曲。
ショッカーさん「特に地球の裏側で。空港でセキュリティーの人が寄ってきて歌うという……」
串田さん「あぁ、そうだね」
石原さん「僕、それ生で見ましたよ! 本当にスッと来て小声で歌うんですよ!! 『これが噂の!!』ってなりましたよ」
15:おれが正義だ! ジャスピオン/メタル30thアニバーサリーズ ショッカーO野
-MC-
16:銀河狼ジャスピオン/メタル30thアニバーサリーズ ショッカーO野
-MC-
今回はアコギコーナーメタルヒーロー4作目「巨獣特捜ジャスピオン」のオープニングとエンディングを特集。
「おれが正義だ!~」では1番をいさおさん、2番を石原さん、最後のサビを串田さんがメインで歌われ、
前田さんと樫原さんはアコギをかき鳴らしながら合間合間で歌われ、ナベさんは演奏を主に担当されていました。
「銀河狼~」は1番を石原さん、2番を串田さん、最後のサビをいさおさんが歌われました。
アコギコーナーならではの出演者を観客とが一緒に大合唱している空間は醍醐味でございました。
メタル30thアニバーサリーズのみなさんが退場され、ナベさんはバンドのブースに戻られショッカーさんお一人に。
ショッカーさん「今回はメモリアルという事で、Z旗ブラス隊のみなさんもさんかしてくれてます。いやぁブラスはいいね。
さらに、当時の雰囲気を再現するためにこっそりナレーションを入れさせてらってます。
普段のライブではアーティストの方々の歌の邪魔にっちゃうといけないんでやってないんですが、
今回はアーティストさんからのリクエストをいただきまして、こっそりやってます。
続いてもナレーションが入る曲です。登場して頂くのは宮兄、宮内タカユキさんで『特救指令ソルブレイン』!!!」
ショッカーさん「犯罪が高度化した時代、人の命と心を救うために自らの青春を賭けて立ち上がった若者達がいた。
それが"特装救急警察"である」
17:特救指令ソルブレイン/宮内タカユキ ナレーション:ショッカーO野
-MC-
18:愛に抱かれて/宮内タカユキ
ブラスアップ!! 「ウィンスペクター」の続編であり、メタルヒーローシリーズ10作目
「特救指令ソルブレイン」のオープニングとエンディング。
全快されてはいないものの、宮内さんの歌声には詞に込められた思いを伝えようという気概を感じました。
観客はアップルのお二人にならい、「特急指令~」では感情のままに、
「愛に抱かれて」ではやさしくきれいに追っかけコーラスをしていました。
19:TRUE DREAM/前田達也
-MC-
メタルヒーローシリーズ中でもシリアスでリアリティを重視した13作目「ブルースワット」のオープニング。
作品同様、オープニングとしては異色なバラード調の歌を、やさしくゆったりと歌いあげられました。
サビでは前田さんに先導され、観客が手を左右に振るという一幕も。
前田さん「このままいっちゃおう! この曲だ!」
20:出発のサイン/前田達也
-MC-
奏でられたギターに会場から歓声が。最終回でも使われた「ブルースワット」の印象的な挿入歌「出発のサイン」。
「TRUE DREAM」とは打って変わった激しい曲調で、それまでの魂ライブではあまり見られなかった
前田さんの一面を体感する事が出来ました。
・前田さん「話していいって言われたんだけど……話す事ないんだよね」
観客笑。
前田さん「でも、こうして久々に呼んでもらって歌えてホントにうれしいです。もっと呼んでください!」
・前田さん「次の曲はサンバ! 踊ろう! エンディング! 知ってる?」
観客「はろーぜあー」
前田さん「?? 発音悪いよ? HELLO THERE!」
観客「HELLO THERE!」
前田さん「まぁ、いいでしょっ。じゃあみんな、踊って! 『HELLO THERE』」
21:HELLO THERE!/前田達也
-MC-
韻を踏んだ歌詞と軽快で楽しい曲調が特徴的な「ブルースワット」のエンディング。ブラスを含めたバンド編成でこの曲を聞く事は
まず出来ないだろうと思っていただけに、とても嬉しかったです。前田さんはノリよく小躍りするように歌われていました。
ショッカーさん「メタルヒーローは『ギャバン』から始まって30年。30年経って映画になるっていう作品はまず無いですよね。
そして同じ方が歌われるというのも、まず無いでしょう。クッシーで『宇宙刑事ギャバン -type G-』」
22:宇宙刑事ギャバン -type G-/串田アキラ
-MC-
光を超えるぜ! 「宇宙刑事ギャバン」誕生30周年記念映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」の挿入歌で、ギャバンtypeG、十文字撃のテーマ。
新しくアレンジされた「ギャバン」を串田さんが力強く歌われる中、二番が終わり最後のサビになると、ゆっくりと大葉健二さんがご登場!
大葉さんの登場で串田さんの歌声と観客の熱狂ぶりは、より一層勢いを増し、大盛り上がりとなりました。
串田さんが改めて大葉さんを呼び込まれ、お二人でトーク。
・「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」のお話。
串田さん「すごいよね。30年経ってもアクションのキレが変わらないんだもん。ダブルキックとかしてたしさ」
大葉さん「いえいえ。最近はね、カメラアングルとかですごくカッコよく撮影してくれるんですよ」
観客笑。
・宇宙刑事ギャバンtypeG/十文字撃役の石垣佑磨さんお話。
大葉さん「男前なのはもちろんですけど、やっぱりね眼力がすごいんですよ。
往年の名優みたいに、目に色気がある。僕なんか顔が濃いだけじゃないですか?」
・串田さん「おれ普段あんまりしゃべんないのに喋りすぎちゃった。大葉さんももっとしゃべってよぉ」
・観客からギャバンの必殺技「ギャバンダイナミック」のリクエスト。
大葉さん「アレはもう蒸着した後だから、実際に烈ちゃんやってないんだよね。声だけなんですよ。
………『ギャアバンッダァアアイナミック!!!』」
観客「ぉおおぉおおおおおおお!!」
・串田さん「せっかく大葉さんが来てくれたんだからさ、あの曲が聞きたいよね?」
観客「ぉぉおおぉおおおおおおお」
大葉さん「串田さん、一つお願いがあるんですよ。ぜひ串田さんも一緒に歌って欲しいんです!」
23:父よ/大葉健二 串田アキラ
-MC-
「宇宙刑事ギャバン」より大葉さんが歌われた挿入歌を串田さんと一緒に唄う・ゾ! ナベさんはアコギにチェンジ。
1番を大葉さん、2番を串田さんがそれぞれ歌われ、最後のサビはお二人で一緒に。
大葉さんの味わいある歌声に串田さんがハモるという、今回ならではの貴重な一幕でした。
ショッカーさんも合流され、お三方でトーク。
ショッカーさん「『父よ』をお二人のコラボで歌われるってのは、みんないいもの聞いたねー!!」
観客「ぉぉおおおおぉぉおお」
串田さん「是非歌って欲しいって話したら、おれと一緒なら歌うって言われて。じゃなきゃ出ないって。
どうしようかなぁ、絶対出て欲しいし、出てもらわないと困るから、覚えたんだよ」
大葉さん「今後は串田さんの持ち歌にしてもらって、ライブで歌って言って欲しいんですよ」
串田さん「え、いいの?」
大葉さん「ええ是非とも!」
ショッカーさん「30年経った今もこうやって愛されているというのは、歌を作られた方もとても喜んでいらっしゃると思います。
……本日、もう一人の特別ゲスト、渡辺宙明先生です!!!」
観客「ぉぉおおおおおおおぉぉおおおおおおお!!!」
なんと、宙明先生がご登場されしばらくお話。
・「ギャバン」と「ゴーグルV」のお話。
・宙明先生の「ギャバン」の音楽クオリティ向上へのこだわり。お正月ですから。
・「父よ」レコーディング秘話。
宙明先生「俳優さんが僕の歌を歌うときってのは事前に僕がレッスンをする事が多かったんだけど、
大葉さんはデモテープを渡しただけでレコーディングですぐに歌えちゃったんですよね。すごいですよ」
大葉さん「いやいや。それでも10回くらい切り張りしてるんですよ」
・「キカイダー」からはじまり、大葉さん出演作のほとんどは宙明先生作曲作品という奇縁。
宙明先生と大葉さんを拍手で見送り、串田さんとショッカーさんのお二人に。
ショッカーさん「続いてはメタルヒーローの中でも異色な作品ですね。戸隠流正統ですから」
串田さん「世界中に道場があるんだよね」
ショッカーさん「今日は会場に……ジライヤ、来てる?」
観客「おぉおおおおおお!!」
24:SHI・NO・BI'88/串田晃
25:ジライヤ/串田晃
我古来闘者悪魔不動。続いてはブラジルでも人気を誇るメタルヒーローシリーズ7作目「世界忍者戦ジライヤ」参上。
まずは串田さんの頼もしさあふれる歌声が堪能できるエンディング「SHI・NO・BI'88」で涼やかな気持ちになり、
続くオープニングの「ジライヤ」では、オリエンタルかつミステリアスな曲調と高揚感たっぷりな串田さんの歌声が合わさり極上でした。
ショッカーさん「多様化する犯罪から人々を守るために、三つの魂が、炎となって燃えた。
これは、明日の地球に、愛と優しさを求めた、特別救急捜査隊の物語である」
26:特捜エクシードラフト/宮内タカユキ ナレーション:ショッカーO野
-MC-
27:ゴールは未来/宮内タカユキ
実装!! 続いてはメタルヒーローシリーズ11作目、レスキューポリスシリーズ3作目の「特捜エクシードラフト」。
ハードな曲調の中、使命感あふれる歌詞をシャープに、時に柔らかにオープニングを歌われ、
エンディングでは一言一言を確認しながら、優しく語りかける様に歌われる宮内さんのお姿が印象的でした。
28:宇宙刑事シャリバン/串田アキラ
-MC-
29:強さは愛だ/串田アキラ
赤射!! 二人目の宇宙刑事であり、メタルヒーローシリーズ2作目「宇宙刑事シャリバン」が登場。
ライブもいよいよクライマックスという事で、串田さんのステージに呼応するかのように盛り上がる観客。
締めくくるのは特撮ソング史上屈指の名曲と名高いエンディング「強さは愛だ」。言葉いらずの大合唱でした。
-アンコール-
串田さん、バンド、Z旗のみなさんが退場され、観客からアンコールがわき上がります。
しばらくするとバンド、Z旗のみなさんが再登場され、セッティング。
30:星空のメッセージ/串田アキラ
-MC-
観客の手拍子が加速する中、しっとりと奏でられたのは「宇宙刑事ギャバン」よりエンディング。
串田さんの男気あふれる歌いっぷりは、ライブで聞くと一層魅力的で、筆舌に尽くしがたいものがあります。
サビは串田さんの先導で会場全体が手を左右に振るアクションで、臨場感も相まり、アンコールにピッタリの光景でした。
ショッカーさんが合流され、観客との「メタルヒーローォ!?」「スピリィィッツ!!」のかけ声で、出演者のみなさんを呼び込みます。
そしてバンド、Z旗のみなさん、コーラスのみなさんをショッカーさんがご紹介され、出演者のみなさんから一言づつ。
・おそらく面白いキャラクターの樫原さん。
・ふわふわウチナータイム前田の達っつぁん。
・だんだんと元気になっている宮内さん。
・石原さん「久し振りに『ビーファイター』の仲間と再会できて、この後、いいお酒が呑めそうです」
・大葉さん「よろしく勇気!!」
・いさおさん「メタルヒーローも石原君も30周年か。オレ50周年…長い事、歌ってきたよなぁ…」
・今回の演奏曲のほぼ半分の15曲も歌われた串田さんのタフさ。
31:宇宙刑事ギャバン/串田アキラ ささきいさお 宮内タカユキ 前田達也 石原慎一 樫原伸彦 大葉健二 ショッカーO野
ラストを飾るのはもちろんこの曲、メタルヒーロー1作目、最初の宇宙刑事、「宇宙刑事ギャバン」のオープニング。
全編ほぼ串田さんがメインで歌われ、他の出演者のみなさんはサビなどでアシスト的に参加されていました。
さらに曲の最後には、大葉さん、串田さん、ショッカーさんによる"三人の蒸着"が披露されるという嬉しい一場面がありました。
拍手の中、出演者、コーラス、バンド、Z旗のみなさんがステージ前方に集合。
全員が手をつないで串田さんのマイクを通さない挨拶とかけ声で万歳三唱が行われました。
その後、ショッカーさんによって出演者が順番に紹介され、ショッカーさんお一人に。
ショッカーさん「みんな、盛り上がってくれたかァアアアア!!」
観客「ぉぉおぉおぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「歌ったかァアアアア!!」
観客「ぉぉおぉおぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「また、絶対会おうなぁああああ!!」
観客「ぉぉおぉおぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「それじゃあ、約束の、メタルヒーローォオオオ!!」
観客「スピリィイイイイイイイッツ!!」
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ!!」
拍手の中、ショッカーさんがギャバン独特の飛び方で"ヂューゥ!"と去られ、
「メタルヒーロー魂2013」は終演となりました。
初演から11年という時間が開いて開催された今回。
待望だったブラス隊の参加、さらにナレーションまで追加された事で、
より一層、原曲や、当時のテレビの記憶がよみがえり、とても嬉しゅうございました。
今後もブラスやナレーションが継続されていくと嬉しいです。
初演当時と比べるとアニメソングムーヴメントをとりまく環境も様変わりしてきましたが、
11年経った今でも、変わらずにメタルヒーローの歌をライブで聴く事が出来、
更に当時参加されていなかった方々も参加された事で、より多くの作品の歌を聞く事が出来ているというのは
とても有難く、恵まれている事だと思いました。
特別ゲスト/渡辺宙明
補足
・メタルヒーローには「ビーロボカブタック」「テツワン探偵ロボタック」が含まれるか否かは諸説ございますが、
今回は司会のショッカーさんにならい「悪の犯罪者・組織と戦うヒーロー=メタルヒーロー」としてカウントしています。
・「宇宙刑事」世代のChouemonさん。「ハロー! シャイダー」のフルートは、
「シャイダー」を見ていた世代であるご自身のこだわりから実現されたそうです。
・石原さんはデビュー30周年。
ショッカーさん「え、今年30周年、オレ同い年なのに何年か前だよ? 30周年やったの」
石原さん「じゃあ、これからは先輩という事で」
ショッカーさん「よしてよアミーゴ!!」
石原さんとショッカーさんは同級生。
・いさおさん「『ジャスピオン』初めて歌ったけど、オレ出演してたくせに歌は全然知らなかったよ。まいったなぁ」
・飄々と冗談を交える大葉さんの雰囲気に、串田さんも終始笑顔。
・ショッカーさん「シャリバン/スピルバン、来てる?」
観客「おぉおおおおおお!!」
・大葉さん「今年は赤いヤツの出番ですね」
・ショッカーさん「今日、達っつぁんと最初に会った時、ドクター・ギバかと思ったよ」
前田さん「それいつも言ってるじゃん」
ショッカーさん「だって似てんだもん」
・ブラジルにいってみたいいさおさん。
・メタルヒーロー15作の内、今回披露されたのは13作。残る「時空戦士スピルバン」は当日ご来場。
当日、ショッカーさんが着用されていたのは残る1作「特捜ロボ ジャンパーソン」のスタッフジャンパー。
これで15作コンプリート。
・串田さん「宙明先生がいらっしゃらなければ、僕は今、ここには立ててません」