2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
340スズキ♪ presents 「歌祭28 ~MIQの巻~」
12.12.7 Naked Loft
出演/MIQ
司会/鈴木美潮
演奏/カラオケ
特撮好きの読売新聞記者・鈴木美潮さんが主宰するイベント「340スズキ presents」。
様々なイベントの中でも、特撮作品に関係した歌を歌われた歌手の方をゲストに行われる
トークと歌、そして踊りのイベントが「歌祭」シリーズです。
今回はたいらいさおさんからのご紹介で、MIQさんがご登場。
MIOという名前でデビューされ、80年代にロボットソングを中心に活躍され、
「スーパーロボット魂」の旗揚げメンバーでレギュラーメンバーであり、
現在のアニソンムーブメントのきっかけを作られた一人でもあります。
現在は故郷である鳥取県と鳥取市の観光大使ととっとりふるさと大使を務められ、
ボーカル教室「VLOMIQ」では先生としても活動されています。
会場の「Naked Loft」は新宿の新大久保にある居酒屋スタイルのライブハウス。
開演時間の30分程前になると、丸みを帯びた黄金バットが登場。
「どう見てもキュアなんたらにしか見えないでしょう?」と言いつつ、
前回は完売していた「日本特撮党」のTシャツや美潮さんの「激流」のCD、MIQさんのTシャツやCDを、
ジャンピング土下座や「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の歌を交えて物販をされていました。
その後、黄金バットは撤退し、Naked Loftのスタッフさんによるお店の説明や諸注意があり、
司会の読売新聞"美人"記者、鈴木美潮さんがご登場。
なんと「スマイルプリキュア!」のキュアピースのコスプレ姿。
なんでもMIQさんと山野さと子さんと打ち合わせをした際、着る事になったのだとか。
・美潮さんとぴかりんじゃんけん。
・美潮さん「前回のたいらいさおさんからのご紹介という事で、この曲を歌われて登場です!!」
01:トライダーG7のテーマ(1C)
-MC-
「無敵ロボ トライダーG7」のオープニングのイントロに乗り、MIQさんがご登場。
MIQさんの節回しはたいらさんを彷彿とさせる、いなせで意気な歌いっぷりでした。
・当日のMIQさんは黒い網状の豪奢なお衣装。
美潮さん「いやぁ、セクシーですねぇ」
MIQさん「美潮ちゃんには敵わないよ!」
・美潮さん「ではまず乾杯といきたいんですが、何を飲まれます?」
MIQさん「えっと、この前呑んだやつ! あのソーダの入った……たいらチューハイ!!」
・MIQさんの音頭で乾杯するものの、「あたしこの格好でビール飲んだらヤバいよね」と美潮さん。
・今年のMIQさんは今までに無いいそがしさ。
・子供の事のお話。
・東京に住んでいたものの、"一人っ子"として2歳で鳥取へ。
・作文や絵など、様々な賞をとっていた"賞ガール"だった。小学生時代と、その頃のお写真。
・当時の総理大臣・佐藤栄作との写真。
・見ていたアニメは「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」など。
02:レオのうた(1C)
-MC-
以前に「アニソン女子部」でもカバーされたという、MIQさんにぴったりな「ジャングル大帝」のエンディング。
疾走する前半から伸びのある後半と、難易度の高い曲ながら、MIQさんは鮮やかに歌いこなされていました。
・MIQさん「すごい歌だよね。転調とか」
・オリジナルの弘田三枝子さんも好き。
・ウチはお菓子問屋。
・通りの向かいにある銀行に歌いに通う子供時代。
MIQさん「マメひばりが来た~って言われてましたね」
03:車屋さん(1C)
-MC-
"マメひばり"と呼ばれていたという事で、1958年の美空ひばりさんの曲を。
がらりと表情を変え、艶やかでしなやかな色気たっぷりなMIQさんの歌声を堪能できました。
・初恋は小学五・六年の時の担任の先生。
・宿直室でリンゴを……。
・日本の歌手で好きなのは、ちあきなおみさんと由紀さおりさん
04:黄昏のビギン(1C)
-MC-
ちあきなおみさんが1991年に発表された、水原弘さんのカバー曲。
アンニュイで物憂げな、アニソンではあまり見る事が出来ないMIQさんの一面を体感できる一幕でした。
・中学高校では家に内緒で生徒会の副会長やクラス委員を。
・家の仕事を手伝わされるのが嫌で下宿し、勉強。
・その頃のお写真はどれも真面目そう。
・高校最後の音楽の授業でカンツォーネを歌い、音楽に目覚め、東京の早稲田大学へ。
県人寮へ入ったものの、入学式の前から音楽三昧。
・レッスンを受けたり、バイトでオールディーズやポップスを歌う日々。
・平尾昌晃さんに「英語の歌を歌いたいんです」
05:Hot Stuff
-MC-
「真冬だから熱くなろう」という事で、この年の5月に亡くなったDonna Summerの1979年のヒット曲。
間奏の「Hot Hot Hot Hot~」では客席を二つに分けて観客に促すという、参加型のハイライトでした。
・宮本典子(mimi)さんのいたソウルバンドに20歳で加入。
メンバーにはグッチ裕三さん、ウガンダ・トラさんも。
・色んなバンドに入りながら、楽しく、あっという間の毎日。
・曲が渋くてなかなかレコードが出せず。
06:White Christmas
-MC-
クリスマスが近いので、1942年に発表されたBing Crosbyの王道のクリスマスソングを。ピアノのみのシンプルなカラオケなので、
MIQさんの歌声の圧力をストレートに体感する事が出来ました。ラストのロングトーンは圧巻の一言。
~休憩~
普段の歌祭より早いペースで進行し、ここで10分間の休憩。
休憩後も変わらずキュアハッピーの美潮さんに呼び込まれたMIQさんは、
先程よりもずっとカジュアルな衣装でご登場。
・「日本特撮党」党首としては特撮の歌を歌って欲しい。
07:過激気!
-MC-
「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の挿入歌。過激気を習得しパワーアップしたスーパーゲキレンジャーのテーマで、MIQさん唯一の特撮ソング。
終始全くブレる事なく、力強く歌いきられ、ラストのアドリブまで完璧にこなされる様に、MIQさんの凄さを思い知りました。
・MIQさん「やっぱり自分の歌が一番カロリーを使うね」
・美潮さん「MIQさんが歌われると強そうですよね……いや、ゲキレンジャーが弱いとかいうんじゃないですよ?
別に谷本の歌が弱いとかでもないですから」
・再びカンパイ。
・美潮さん「普段はこういう格好をされているんですか?」
MIQさん「そうね。普段着はこんな感じ。美潮ちゃんもでしょ?」
美潮さん「あたしの格好は非日常の塊じゃないですか!」
・アニソンと出会う経緯。歌が先に出来ていて、ディスコでスカウト。
・人生で一枚"MIO"の名前でレコードを出せればいいか、と。
・"MIO"の由来。
・アニソンと夜のクラブの両方を歌う。
・鳥取に帰って父と暮らす。
・九時前に迎えに来るお父さん。
・好きなお酒は赤ワイン。醸造酒が好き。
美潮さん「気が合いますね~」
・打ち合わせで4~5本空ける。
・"歌いたい"と言った、言わない。
08:鳥取戦士サキューンのテーマ -MIQ Ver.-(1C)
-MC-
MIQさん版がCDが出る程に定着した「天体戦士サンレッド」の挿入歌のカバー。
曲の前に一通り振り付け講座があり観客だけでなくヒーロー席のみなさんも一緒に振付をされていました。
・美潮さん「カッコいいですね」
MIQさん「『サンレッド』の内容はとってもユルくて、そこがイイんだけど、『サキューン』はカッコいいよね。
『溝ノ口太陽族』もカッコいいもんね」
・お写真の数々。ソウルバンドやバブル時代。ベティちゃん。
2003年のSRS女子楽屋。84年の水木一郎さん、山形ユキオさんと。
2004年のSRS集合写真。タケカワユキヒデさんと。「和服を撮らせてくれ」といわれて撮影した艶やかな和服の一枚など。
・コスプレ好き。非日常な格好をするのが好き。
・ポプラさんとのお話。
MIQさん「最近会ってないなぁ」
美潮さん「では次はポプラさんの歌を」
09:DANGER MELODY(1C)
-MC-
「宇宙刑事シャリバン」の挿入歌。MIQさんは企画CD「ウルトラアニメユーロビート外伝 特撮王 ~フォーエバー 渡辺宙明~」で
カバーされていますが、今回はオリジナルのカラオケで。MIQさんはポプラさんとは似て非なる、御自身の色に染められて歌われました。
・「宇宙刑事ギャバン」にしようと思っていた所、
美潮さんの弟子のハマダさんがカラオケを見つけてきたお手柄で「DANGER MELODY」に。
・"MIQ"になった経緯。
・名付け親は中山雲水先生。当初は"三玖"。
バースデーソング山岸社長「新興宗教の教祖みたい」
影山ヒロノブさん「なんでMIOやめるのさ」
・イマイチの評判に再度中山先生に相談。
中山さん「それでもいいように考えてあります」
という事で"MIQ"に。
10:Let's go!スマイルプリキュア!(1C)
-MC-
美潮さんの格好もあり、普段歌わないような曲を、という事で、当時放送中の「スマイルプリキュア」のオープニング。
初めは流石のMIQさんも苦戦されている様子でしたが、すぐに持ち直され、キュアピースの隣で見事に歌いきられていました。
・美潮さん「どうですか?」
MIQさん「好き! でも難しいね。早いし練習不足だったなぁ。申し訳ない」
・これから歌ってみたい歌は、ラテン。最終的にはジャズ。
MIQさん「でもポルトガル語覚えなきゃいけないしなぁ」
・幻のラテンデビュー。
11:Everyday、カチューシャ (1C)
-MC-
AKB48のヒット曲で、「歌祭」シリーズ現行課題曲。用意していたカチューシャを忘れてしまったため、急遽、観客から差し出された
トナカイの角付きカチューシャで。踊りはもちろん、これまで歌われた誰よりもしっかりと歌われるMIQさんのお姿に驚き、感嘆しました。
・美潮さん「歌いながら踊るのは相当ハードなんじゃないですか?」
MIQさん「でも好きです!」
・息を整える。
・友人に頼まれ、二つ返事で歌う事に。MIQさん「やっぱり鳥取だし」
12:月読幻想
-MC-
「ゲゲゲの鬼太郎」のファンが集った「鬼太郎座」によって制作された、自主制作ダイナビジョン「女過」より。
自主制作とは思えない程の完成度の、文字通り幻想的な曲で、請う様で少し儚げなMIQさんの歌声がとても素敵でした。
プレゼント抽選会
入場時に配布された抽選券をもとに、出演者のグッズや私物が当る恒例の抽選会。
「鳥取戦士サキューンのテーマ」のCDやTシャツ、当時身に着けていたカバンなどがプレゼントされました。
お友達紹介
次回につながるお友達紹介。
5時間前の美潮さんからのメールに気づきながら、MIQさんが電話された相手は石田燿子さん。
MIQさん「また呑もうね~」
美潮さん「呑まれるんですか?」
MIQさん「耀子は呑むのよ」
13:ダンバイン とぶ
-MC-
14:不思議CALL ME
-MC-
15:みえるだろう バイストン・ウェル(2C)
-MC-
16:MEN OF DESTINY
-MC-
クリスマスが近いという事で大盤振る舞い。まずは「聖戦士ダンバイン」のオープニングから。MIQさんの代名詞である曲だけに、
一気に会場内の温度が上がり、そのままイントロで感嘆の声が起こった「星銃士ビスマルク」のオープニング。
MIQさんは原曲よりも力強く、ライブならではのアレンジとアドリブを加えて歌われました。
「次はバラードを」という言葉から始まったのは「聖戦士ダンバイン」のエンディング。奥行きのある深い歌声に観客の身体は揺れ、
突き抜ける様な高音を堪能すると、最後は「機動戦士ガンダム0083-STARDUST MEMORY-」の二代目オープニング。
圧倒的な声量と、惚れ惚れする迫力を、この距離で、文字通り体感できるのは「歌祭」だからこそ。
最後にMIQさんから御挨拶。
MIQさん「今日は夢のような楽しいイベントでした! また呼んでください!!」
閉演BGM:TIME TO COME(岩永雅子)~時を越えて
拍手が鳴る中、340スズキ♪ presents 「歌祭28 ~MIQの巻~」は終演となりました。
アニソンのみならず、演歌やディスコミュージックなど、MIQさんの表現力の多才さと深さを存分に味わえ、
なにより、これまであまり知る事の出来なかったMIQさんのひととなりを知る事ができたのが嬉しかったです。
補足
・黄金バット「どんとこい! こんなカッコまでしてるんだ!!」
・頼まれると嫌とは言えない性格。
・「レオのうた」はサイバーなカラオケ。
・MIQさん「ギター!! ……がいない」
・「会社員ですから、一応」
「どの口が言うんだ」
・美潮さん「84年からユキオさん黒かったんですか!?」
MIQさん「初めて会った時から黒かった」
・美潮さん「プリキュアのコスプレどうですか?」
MIQさん「いいね、やってみたい」