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マジンガーZ 40周年記念 水木一郎 All of Mazinger Live

12.12.2 Shibuya O-EAST

 

出演/水木一郎

 

ゲスト/永井豪 堀江美都子

 

演奏/Super Z Band (G.松尾洋一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原博)

   Z旗ホーンセクション(Tr.阿久澤一哉 Tr.ケニートー Sax.Chouemon Tb.Ozaki)

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)

 

 

マジンガーZ。

1972年に漫画連載とテレビアニメ放送が開始され、大人気を博した巨大ロボットもののアニメーション。

その後、TVアニメでは「グレートマジンガー」「UFOロボ グレンダイザー」「ゴットマジンガー」「真マジンガー 衝撃! Z編」、

漫画では「マジン・サーガ」、ラジオドラマで「マジンカイザー傳」、OVAで「マジンカイザー」とシリーズを重ね、

今や日本だけでは無く、ヨーロッパを中心にロボットアニメの金字塔として不動の人気を誇っています。

 

その「マジンガーZ」が2012年に生誕40周年を迎えました。

「マジンガーZ」と「グレートマジンガー」の主題歌や挿入歌をはじめ、

「マジンガー」シリーズと関わりの深い水木一郎さんが、長年温めていた企画が実現したのが、

今回の「マジンガーZ 40周年記念 水木一郎 All of Mazinger Live」です。

 

水木さんが歌われたマジンガーシリーズの楽曲を全部披露するという、非常に貴重なライブ。

今回は従来のバンド形式に加え、「マジンガー」シリーズに欠かせない金管楽器の音色を

高取ヒデアキさん率いるハードボイルド・ロックバンド、Z旗のホーン隊の参加で、演奏面がよりパワーアップ。

更に原作者の永井豪先生と「グレートマジンガー」で挿入歌を歌われた堀江美都子さんもゲスト出演。

おりしも40年前に「マジンガーZ」が放送した前日、12月2日の開催という事相まり、

このメモリアルなライブにとても期待しておりました。

 

会場は東京渋谷にあるShibuya O-EAST。

串田アキラさんをはじめ、各界の関係者から送られた花に囲まれたロビーから階段を上り、

CDやDVDのほか、今回はマジンガーや同じく40周年の「デビルマン」のフィギュアも販売していた物販コーナーを抜け、

ライブ会場に入ると、ステージ両脇のスクリーンにはジェットスクランダーを装着したマジンガーZが描かれた画像が。

「マジンガーZ」の劇中BGMが流れる中、開演時間までしばらく待ちます。

 

ほどなく開演を告げるアナウンスが流れ、しばらくすると両脇のスクリーンに

「マジンガーZ」や「ゲッターロボ」関係の劇場用作品を集めたBlu-ray box、

「MAZINGER THE MOVIE Blu-ray 1973~1976」の「マジンガーZ」の兜甲児(石丸博也さん)がナレーションをさているCM、

続いて水木さんのマジンガー楽曲を集めたCD「マジンガーZ 40周年記念 水木一郎 ALL OF MAZINGER SONGS」のCMが流れ、

いよいよ「マジンガーZ 40周年記念 水木一郎 All of Mazinger Live」の開演です。

 

00:SE

 

照明が落ち、不穏な音楽が流れ出し、観客が息を飲むと、不意に聞こえてきたのは飛行音。

と、ステージ左右のスクリーンに映ったのは、富士山の麓、光子力研究所。

そして飛行音の正体であるホバーパイルダーが映し出されると、

 

「マジーン ゴー!!」の雄叫びと共に、アニメになった水木さんが登場。会場大歓声。

 

そしてスクリーンには、汚水処理場の水を割ってそびえるマジンガーZの姿が。

再びアニメにんあった水木さんの「パイルダー・オーン!!」のかけ声で、パイルダーが合体し、

マジンガーの目が光ると、「マジンガーZ 40周年記念 水木一郎 All of Mazinger Live」の文字が映し出され、

観客から拍手と喝采が起こりました。

 

01:マジンガーZ/水木一郎

-MC-

 

間髪入れずに幕が落ち、そこには、Z旗の皆さんを従えた水木さんのお姿が。

ホーンがあのイントロを吹きならし、「マジンガーZ」のオープニングからライブスタートです。

ステージ奥の壁には「40th Anniversary」「ALL of MAZINGER」の文字に挟まれて、

ジェットスクランダーを装着したマジンガーZが描かれ、

その下には「デビルマン」と「マジンガーZ」の40周年記念ロゴがあしらわれた幕が掛けられていました。

そしてその前には、等身大のマジンガーZの立像が力強く腕を振り上げてそびえていました。

 

・水木さん「40年経って初めて、兜甲児からパイルダーを奪ってやったゼェェエット! 初・アニメ水木だゼェット!!」

 観客拍手。

・水木さん「テレビで『マジンガーZ』の放送が始まったのが40年前の明日(1972年12月3日)。今日は前夜祭なんですね。

     だから今日は何があっても怒りません! さっきの幕も、リハーサルではスッとしまえたのに、

     上手くいかなくてスタッフは焦っていましたけど……」

・今日はしゃべらない。

 

02:ぼくらのマジンガーZ/水木一郎

03:Zのテーマ/水木一郎

-MC-

 

オープニングに続いては、アップルのお二人との掛け合いが楽しいエンディング「ぼくらのマジンガーZ」。

そして、マジンガーZの発進時に流れていたのが印象的な挿入歌「Zのテーマ」。両曲とも、水木さんの両隣りには、

Z旗のみなさんが並び立ち、時折左右の立ち位置を入れ替わるフォーメーションで、躍動感ある演奏をされていました。

 

・ここでZ旗のみなさんは舞台向かって右奥へ移動。

・Twitterのお話。

・国内外問わず、色々な所からファンが駆けつけてくれる。

 

04:マジンガーわがマシン/水木一郎

05:戦う兜甲児/水木一郎

06:マジンガー応援歌/水木一郎 

-MC-

 

珠玉の挿入歌の数々を立て続けに。バンドアレンジが素敵な正統派な「マジンガーわがマシン」から、

これぞロックンロールな「戦う兜甲児」ではオリジナル通りのファルセットを披露されたと思うと、一変、「マジンガー応援歌」では、

のどかながらも高らかに歌われ、一つの作品の挿入歌で様々な水木さんの表情を見る事が出来ました。

 

・"Zさん"に挨拶。

・多くの人に支えられて。

・水木さん「この前、三歳くらいの子供がオレに気づいて『マジンガーZ』を歌いながら踊ってくれたんだけど、

     その子のお母さんに訊いたら、幼稚園の運動会で『マジンガーZ』を歌って踊ったんだって!!

     今は三世代がオレの歌を聴いてくれているけど、四世代もいけるかな? ……オレはいつまで歌えばいいんだ……」

 観客笑。

・今回のゲストである永井豪先生は若い。

 水木さん「外国に行ったらオレは50代って言われるけど、先生は30代くらいって言われるよ」

・水木さん「永井先生をはじめ、色々な人や会社の協力で今日のライブを迎える事が出来ました。

           本当に沢山の方々が力を貸してくれました。これも全てオレの人徳です!」

 観客笑。

 水木さん「本当、人は独りじゃ生きていけないんです」

・マネージャーさんに「今日は曲が多いからトークで大声を出さないように」と指示されている水木さん。

 水木さん「そんな事言われると大声出したくなるゼェエッッット!!」

 急に雄叫んだにも関わらず、"ゼット"にエコーが。

 水木さん「おっ! 音響さん凄いですね。よくわかりましたね」

・「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」の時に作られた実物大ホバーパイルダー。あのパイルダーは今どこに?

・水木さん「松尾君大丈夫ですか?」

 不意に話をふられ、驚く松尾さん。

 水木さん「ギターを持ち替えるから、ここはトークするようにっていう事だったんだけど、大丈夫ですね? 

     オッケーだったら"オッケーです"とか言ってくださいね。」

 松尾さんオフマイクで「オッケーです」。

 

07:マジンガー親衛隊/水木一郎

-MC-

 

松尾さんのアコースティックギターのつま弾きから始まった、ゆったりとした素朴な挿入歌。

他の挿入歌とは一線を画す曲調で、のびやかなで優しい水木さんの歌声を堪能できました。

 

・一曲歌うごとに水を飲むのはダメ。もっと鍛えなきゃダメ。

・と、言いつつ水を飲む水木さん。「オレはいいんだよ。"水"木だから」。

・ステージには魔神が潜んでいる。増しては今日はステージの上にマジンガーがいる。

・言いたいけど情報解禁がまだのものが多すぎる。

 

08:二人になれば/水木一郎

-MC-

 

「マジンガーZ」の放送終了から4年後に発表された、水木さんが作曲され、渡辺宙明先生が編曲されたイメージソング。

スパニッシュなギターとトランペット、そしてコーラスが印象的な曲、それを生音で体感できるのは今回ならでは。

 

水木さん「ロボットソングとかヒーローソングっていうのは、カッコ良かったり、力強かったりするのがほとんどですが、

     戦うことのむなしさとか、きづつけあうことの悲しみとか、そういうものを背負っていてこそのヒーローだと思います。

     次はそんな事を教えてくれたロボットの歌です」

 

09:ミネルバXに捧げる歌/水木一郎

-MC-

 

こちらも「二人になれば」同様の水木さん作曲、宙明先生編曲の、「マジンガーZ」の第38話に登場した、ミネルバXを歌ったイメージソング。

歌詞に込められた思いを力感あふれる声と表情に、水木さんの表現力の強力さを思い知りました。

 

・水木さん「歌ってくれた人達を探したんだけど、どうしても見つからなかったので、今日はカインズに歌ってもらおうと思います。

      正義の歌が続いたから、悪の歌いってみよう! 『ドクターヘルのテーマ』!!」

 観客「おぉおおおおおおお!!」

 

10:ドクターヘルのテーマ/ザ☆カインズ

11:空飛ぶマジンガーZ/水木一郎

-MC-

 

思わぬ選曲。ザ・スウィンガーズのみなさんが歌われた、悪の天才科学者・Dr.ヘルのテーマをカインズのみなさんがカバー。

常見さんのソロや貴日さんの笑顔、斉藤さんの高音と、普段のこういったライブでは前面に出ないカインズのみなさんの魅力を堪能。

すると間髪入れずにカウントダウン。真っ赤なコートを身にまとって登場された水木さんは、

「マジンガーZ」の挿入歌で、劇場作品でも流れた「空飛ぶマジンガーZ」を、アップルパイのお二人との掛け合いも見事に、

高らかに歌い上げられました。

 

・この年の三月に行われた「スーパーロボット大戦20周年記念イベント 鋼の魂祭」で空を飛んだお話。

 水木さん「長生きするもんだ。今年は初めてづくしだったんですよ。Zさんが後ろにいて歌うのは初めてだし、

             電車の運転させてもらったり。あ、ちゃんと運転して大丈夫な所ですよ?

     飛行機のコクピットにも初めて入れたり、イカ釣ったり……」

・水木さん「次も大好きな歌です。『わが友マジンガーZ』」

 

12:わが友マジンガーZ/水木一郎

-MC-

 

「マジンガーZ」及び劇場作品「マジンガーZ対暗黒大将軍」で衝撃的なシーンに流れた挿入歌。

乞い願う様な悲痛な水木さんの歌声に、作中で使用されたシーンを思い起こさせられました。

 

歌い終えると水木さんは退場され、会場の照明が落とされると演奏のみなさんも一旦退場。

すると、両壁のビジョンに映像が映し出されました。

流れたのは劇場作品「マジンガーZ対デビルマン」、「マジンガーZ対暗黒大将軍」、「グレートマジンガー対ゲッターロボ」、

「グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突」の予告映像。

そしてBlu-ray box「MAZINGER THE MOVIE Blu-ray 1973~1976」の、

「マジンガーZ」の兜甲児(石丸博也さん)と「デビルマン」の不動明(田中亮一さん)が39年ぶりに共演したCMが流されました。

 

映像が終わるとステージ上に照明が灯され、水木さんがご登場。

・水木さん「石丸さんは予定が合わなくて……今日は呼んでないんだけど……」

 観客「えぇえええええぇえ!!」

 水木さん「だってよ、この前(8月に行われた「ジャパンアニソンカップ2012」)は

     永井先生とオレと三人で会った事ないからって来てくれたけど、

             ずっと『いいよ、オレはいいよ』って前に出るのを遠慮してたのに、今日呼ぶのは悪いじゃんよ~」

・ここで今回のゲストである永井豪先生がご登場。観客が大きな拍手でお迎えします。

・水木さん「永井先生は凄い影響を与えてきたと思うんですが」

 永井先生「良い影響も悪い影響も与えてきたと思います」 

・永井先生「40年歌い続けてきていただいたおかげです」

・Dimitri From Parisのお話。

・「マジンガーZ」誕生のきっかけは車の渋滞。

・バイクからホバーパイルダーへ。

・ダイナミック企画「水木さんならなんでもやってください!」

・永井先生「ボクが行くと公認になっちゃう」

・水木さん「『グレンダイザー』ではささきいさおさんになっちゃいましたけど」

 永井先生「ボクが変えたワケでは……」

 水木さん「でも変わって良かったですよ」

・水木さんの友達・翻訳機さん。

・ここで観客から質問・ルストハリケーンの発想はなにから?

 

・永井先生をお見送りして再びライブへ。バンドとホーンのみなさんがセッティングされます。

 水木さん「Are you ready?」

 と、ドラムのガンタさんへ、当時放送中の「特命戦隊ゴーバスターズ」で声を担当されているGBカスタムバイザーの音声を披露。

 水木さん「……なんか日曜の朝からうるさいみたいですいませんね……今日は『マジンガー』以外の話はしないんだった」

 

13:おれはグレートマジンガー/水木一郎

-MC-

 

後半の幕開けは「グレートマジンガー」のオープニングでスクランブルダッシュ。観客との「ダッシュ! ダッシュ!」のアクションや、

サンダーブレークのポージングも見事に決められ、水木さんは盛り上がりを加速させていきます。

 

・水木さん「宙明先生はジャズなんかで使われるスキャットを、初めてアニソンに取り入れられて、

     『鋼鉄ジーグのうた』なんか半分はスキャットですからね。次も半分くらいスキャットの曲です」

 

14:勇者はマジンガー/水木一郎 

-MC-

15:勝てグレートマジンガー/水木一郎

16:鉄也のテーマ/水木一郎

-MC-

 

オープニングに続いては、アップルのお二人のスキャットが心地いいエンディング「勇者はマジンガー」。

その後のMCは曲紹介のみで、水木さんは続々と挿入歌を披露。前曲以上にアップルのお二人がフィーチャーされ、

水木さんの雄叫びが冴える「勝てグレートマジンガー」。そして人気の挿入歌「鉄也のテーマ」では、

男らしく力強い水木さんの歌声を味わえました。

 

・水木さん「みなさん聞いてばっかりでアレでしょう? 一緒に"さんか"しませんか?」

 

17:グレートマジンガー賛歌/水木一郎

-MC-

 

参加型の賛歌、「グレートマジンガー賛歌」。「ガン ガン カガン」の合の手や、サビの最初など、

アップルパイのお二人と共に観客が大声で歌い、水木さんは

そんな客席にマイクを向けられていました。

 

・水木さん「次も大好きな曲です。『グレートマジンガーのバラード』」

 

18:グレートマジンガーのバラード/水木一郎

-MC-

19:グレートマジンガーのバラード/水木一郎

-MC-

 

永井豪先生作詞の「グレートマジンガー」の挿入歌。自らに言い聞かせるように歌われていた水木さんでしたが、

二番の歌うべき所を歌わずに三番まで歌いきってしまい、「……やっちゃった」。

という事で仕切り直してもう一回。滅多に生で聴く事が出来ない歌なので、得した気分でした。

「記念ライブなんだからちゃんと歌わないと」と、水木さん。

 

水木さん「ちゃんと歌わないとこの方に申し訳ない。オレの同士です。堀江美都子さんです」

観客の"ミッチ"コールの中、「アニキ! 絶好調ですねー!!」と堀江美都子さんがご登場。

水木さん「絶好調ですよ!」

堀江さん「リハーサルから絶好調で歌ってるのにね。でも、アニキは元気ですけど、うしろの人、けっこーバテてる」

「え゛っ!」と言って振り返ると、苦笑しているバンドのみなさんをよそに、

「どうも、マジンガーさんすいません」と、マジンガーZの像に頭を下げる水木さん。

堀江さん「その人は大丈夫でしょう」

 

・「グレートマジンガー」の時、堀江さんは17才。

 水木さん「えっとオレは……」

 堀江さん「25ですよ。8足せばいいから……しまったぁあ」

 

20:ジュンの歌/堀江美都子

-MC-

 

「グレートマジンガー」のヒロイン、炎ジュンのテーマ。珍しくも難しいコンプレックスを抱えたヒロインの歌を、

堀江さんの唯一無二の歌唱力で歌いあげられました。特に高音部分の綺麗さと情感は、堀江さんだからこその表現力。

 

・堀江さん「それまでヒロインもの、魔女っ子ものだったり、ファミリーものだったり、可愛らしかたり、元気な歌が多かったんですが、

            やはり多感な年齢でしたから、色んな歌に挑戦したいし、このままでいいの? っていう思いがあったんですね。

            そんな感情をぶつけられたのが『ジュンの歌』だったんですね。ジュン自体も影があって、それまでにないヒロインで。

            お話を頂いた時に『これだっ!』って思いましたね」

 

21:ビューナスAの歌/堀江美都子

-MC-

 

原曲よりもシリアスな堀江さんの台詞からはじまったのは、グレートマジンガーのサポートロボット、ビューナスAのテーマ。

ヒロインものを歌われる時の可憐な歌声とは一味違う、精悍で力強い堀江さんの魅力が味わえました。

 

・堀江さん「いやあ、久し振りに歌いましたね。『ビューナスA』はハードなので、前後になにか歌えないんだよね」

・Z旗のみなさんがステージ前方に移動し、堀江さんを中心に横一列に。

 堀江さん「さっきアニキと並んでるのを見たら、カッコ良かったので、リクエストで前に来てもらいました!

            私も昔こうやる……」

 と、トランペットを回す仕草をする堀江さん。

 堀江さん「人達とステージまわったりしてたんだから……知ってる人だけ知っている……スペクトラムっていうんですけどね」

 

22:マジンガーエンジェルのうた/堀江美都子

-MC-

 

漫画「マジンガーエンジェル」のイメージソング。「Ready Go! Ready Go!」の振り付けはアップルのお二人も一緒に。

凛々しさ際立つ堀江さんの歌声に乗り、Z旗の皆さんはステージ上を揚々と動き回り、

事あるごとに阿久澤さんはトランペットを回されていました。

 

・水木さんが登場。堀江さんの衣装は水木さんのリクエストだとか。

・マジンガー像に感想を訊く水木さん。

・堀江さんが退場され、Z旗のみなさんは定位置へ。

・次はやっとグレンダイザーが出てくる歌。

23:正義のために/水木一郎

-MC-

 

パチンコ「CRマジンガーZ対グレートマジンガー」より、マジンガーZ、グレートマジンガー、そしてグレンダイザーを盛り込んだ歌。

直接的な言葉だけでは無く、間接的にも各ロボットを思い起こさせる水木さんご自身による歌詞は出色の素晴らしさ。

 

水木さん「ここからは割と最近の曲がつづきます。続いてはラジオ版『マジンカイザー(※)』です」

※「ラジオ・スーパーロボット魂」内のラジオドラマ「マジンカイザー傳」。

24:マジンカイザー/水木一郎

-MC-

25:マジンカイザーのバラード/水木一郎

-MC-

 

ゲームのオリジナルロボットとして「スーパーロボット大戦F完結編」で登場した「マジンカイザー」。

そのテーマとして作られ、「マジンカイザー傳」でも使用されたのがこの二曲。

水木さんは生のホーンで迫力ある「マジンカイザー」では、「ズババン ズババン」の振付けを、

珠玉の名曲「マジンカイザーのバラード」では円熟した歌声を披露され、観客の盛り上がりに拍車をかけられました。

 

・水木さん「アニソンには強いだけではなく、悲しみや辛さがある。色々な事を教わりました」

・水木さん「Zは縁起が良いんです……紅白にも出るみたいですけど、嬉しい事です。

            果して"Z"をやらせてもらえるかどうか……」

・"Z"を叫ぶと幸せがやってくる。

・今日は怒らない日。

 

26:TORNADO/JAM Project featuring 水木一郎

27:マジンカイザーのテーマ/水木一郎

-MC-

 

松原さんのピアノソロから「JAM Project featuring 水木一郎」で歌われたOVAの「マジンカイザー」のエンディング。

マジンガーと甲児君の関係を書いた歌詞は、そのままマジンガーへの水木さんの思いに重ねられ、力強く歌われる水木さんの声に、

アップルとカインズのみなさんのコーラスが合わさる光景は、とても感慨深いものでした。そして歌が終わり、

本来は後奏のピアノソロになるところが、「マジンカイザーのテーマ」のSEへ繋がるという溜息のでる構成。

OVAの挿入歌ながら、マジンカイザーの禍々しいまでの圧倒的力量をそのままに歌にしたようなこの曲を、

水木さんはカインズのみなさんを従え、堂々とした力感で歌いきられました。

 

・影山ヒロノブさんにゲストのお願いの電話をしたものの、

 当日は「樋口宗孝追悼ライブ vol 4 EVERLASTING MUNETAKA HIGUCHI 2012 5th MEMORIAL」のため出演は叶わず。

 

28:マジンガー讃歌/水木一郎

 

本編ラストは「マジンカイザーのテーマ」のカップリングで、水木さんが作曲された「マジンガー賛歌」。

水木さんの「マジンガー」への思いのこもった歌声は優しくも力強く、ラストの「ラララ…」ではZ旗のみなさんの先導で、

会場全体が手を振り、ライブは一旦の締めくくりとなりました。

 

-アンコール-

 

拍手の中、水木さん、コーラス、バンド、Z旗のみなさんが退場されると、すぐさまアンコールが巻き起こりました。

ほどなくして登場したバンド、Z旗のみなさんの首には「アニキ★マフラー」が。

さらにアップルとカインズのみなさんも首に「アニキ★マフラー」を巻かれてご登場。

そしてもちろんマフラーをなびかせて登場された水木さん。

 

・水木さんがによるみなさんのマフラーの向きをチェック。

・Z旗のみなさんが前列へ。

 

29:マジンガーZ~グランド・アニキ・スタイル Brass Version~/水木一郎

-MC-

 

せっかくZ旗のみなさんがいるので、ブラスを全面に出したセルフカバーアルバム「WAY~グランド・アニキ・スタイル~」でのアレンジ版。

ブラス専用アレンジだけにホーン隊が際立ち、Z旗の皆さんは躍動感あるステージングを見せてくれました。

 

・ここで今回のスペシャルバンド・スーパーZバンドのご紹介。

・紹介の時立ちあがってブレストファイヤーのポージングをするガンタさん。

 水木さん「さっきガンちゃんが、一生水木さんについて行きますって言ってました。なんでかはナイショ」

・水木さん「Z旗オレがもらっちゃおうかな~。今日は高取来てんのかな?」

 すぐさま「ハイ!!」と大声で返事をし、二階観客席最前列で起立し、気をつけをする高取ヒデアキさん。

 

・ゲストの永井先生、堀江さんがご登場。

 永井先生「涙出そうになりましたよ」

・そして二階関係者席には渡辺宙明先生のお姿が。

 宙明先生「スゴい! 歌もスゴいけど、トークもスゴい! さだまさしを超えたね」

・客席の宙明先生の生声による「マジンガーZ」レコーディング秘話。

・水木さん「先生実は堀江さん!!」

 

30:マジンガーZ (TVサイズ)/水木一郎 永井豪 堀江美都子

 

最後は「マジンガーZ」のTVサイズを、ビジョンにオープニング映像を映しながら全員で大合唱。

こういった趣向も今回ならでは。40年前のすべてのはじまりで40年間をぎっしりと凝縮したフィナーレでした。

最後の水木さんと永井先生が手を取り合ってフィニッシュを決められたのは素敵な光景でした。

 

・ステージ上の全員が横一列に集合。

・左右からマフラーに刺される平山さん。刺す杉山さん。

・水木さんによる「三本締めZ」の説明。

・本当の一本締め。

・水木さん「わかるか、小絵子!」

 杉山さん「! 一丁締めです!」

・笑っている平山さんに気付いた水木さん。

 平山さん「だってあそこに…」

 指差した大型ビジョンには「三本締めZ」の文字が。

 

31:三本締めZ/出演者全員

 

御利益のある、ありがたくもおめでたい「三本締めZ」が賑やかに行われ、拍手の中ライブはお開き。

永井先生や堀江さん、ステージ上のみなさんが退場されていき、「みんなの事、大好きだゼェエェエエエットッ!!」の言葉を残し、

水木さんが退場され、「マジンガーZ40周年記念 水木一郎 All of Mazinger Live」は終演となりました。

 

「マジンガーZ」の40周年を記念して行われた今回のライブ。

今までありそうでなかった正真正銘「マジンガー」シリーズの楽曲だけで構成され、

全編フルコーラス、演奏にブラスが本格的に参加するという、まさに記念ライブにふさわしい内容。

「マジンガーZ」の世界にどっぷりとつかる事が出来た事はもちろんですが、

改めて水木さんの「マジンガーZ」への思いの強さを感じる事ができました。

補足

 

・永井先生、宙明先生、水木さん、貴日さんと、楽曲を作られた方々が勢ぞろい。

 

・今日も水木さん舌好調。トークも水木さんの魅力です。

 

・物販コーナーの壁面には巨大なブレストファイヤーが飾られていました。

 

・演奏中、舞台両脇のスクリーンには楽曲の作品の絵と曲名が映し出され、

 「マジンガー」シリーズはマジンガーZ、「グレート」シリーズはグレートマジンガーはもちろん、

 「ジュンのうた」、「ビューナス」ではビューナスA、「マジンガーエンジェル」では漫画版エンジェル達、

 「マジンカイザー」はOVAマジンカイザーとそれぞれキャラが映し出されていたのは心憎うございました。

 

・今回、Z旗のみなさんが参加されるのは4、5曲程度かと思っていましたが、まさかほぼ全曲とは。

 今後のAJF系ライブでも是非参加して頂きたいです。

 

・Z旗のみなさん、ステージ後方にで演奏されている時は揃いのステップ。

 

・舞台袖でパソコンを操作されていたスタッフさんが「グレートマジンガー」でノリノリ。

 アンコールでは「アニキ★マフラー」も巻かれていました。

 

・水木さんがガンタさんに

 「そのバスドラは凄く良い、これ以上ない最高のヤツだけど、もう使えないね」

 とおっしゃっていて、何故だろうと思っていましたが、

 ガンタさんのブログを拝見しわかりました。なるほど、これは使えない。

 

・マフラーの向きは男性陣が左。女性陣が右。

 水木さん曰く、向きは髪の分け目によるとの事。

 

・永井先生「こんなに嬉しいライブは無いですよ」

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