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MIQデビュー30周年記念コンサート

明日のキヲク~歌のチカラ~

12.11.2 なかのZERO 小ホール

 

出演/MIQ

 

友情出演/山形ユキオ 斬桐舞 光と風Hi-Fu(Hi Fu)

 

特別ゲスト/門脇大輔

 

コーラス/ちーちゃん VLOMIQ

演奏/Key&Ag.増田泉 G&Co.アミーゴスガヤ Ba.サンパブルーノ Dr.おとーちゃん

   Trom.鉄観音 Tr&flute.ケニートー Sax.のんちゃん Vio.門脇大輔 Ag.Hi Ag.Fu

   カラオケ

 

司会/ショッカーO野 太陽MEGURU

  

 

MIQさん。

"MIO"という名前で「戦闘メカ ザブングル」の挿入歌でデビュー。

その後「聖戦士ダンバイン」、「重戦機エルガイム」とサンライズロボットアニメの主題歌を歌われ、

ブラックミュージックを基盤にしたパワフルな歌声は、多くのアニメファンに印象付けました。

その後、現在まで多くのアニメ、ゲーム、イメージソングを歌われている中、

水木一郎さん、堀江美都子さん、影山ヒロノブさんと共に「スーパーロボット魂(SRS)」に旗揚げより参加。

今も続くムーブメントの核となる存在として、アニメソング界には欠かせない方であり、

ご自身のルーツとなる音楽ジャンルのライブを国内外で開催されています。

故郷鳥取への郷土愛も深く、鳥取市観光大使と鳥取県のとっとりふるさと大使も務められています。

近年は鳥取での活動の他、鳥取、東京、広島でボーカル教室「VLOMIQ」を開講。先生としても活動されています。

 

個人的に特筆したいのは、「スーパーロボット大戦」シリーズのオリジナルソングを歌われた初めての歌手であるという点。

MIQさんがスパロボのオリジナルソングを歌われなければ、アルバム「スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION'1」も、

その後の「スーパーロボット魂」も、現在のアニメソングムーブメントもあり得なかったのかもしれません。

 

MIQさんがデビュー30周年を迎えられた2012年、その記念コンサートが開催されました。

当方、MIQさんのソロコンサートは、イベント内のステージ以外では初。とても楽しみにしておりました。

 

会場はなかのZERO 小ホール。

2009年に「アニソンパワー 2008 in NAKANO」が開催された、なかのZERO 大ホールのすぐ近くにあるホールで、

ロビーには水木さんをはじめとしたSOLID VOX一同といたアニソン仲間など、多くの方からのお花が。

スタッフさんが配布していたパンフレットを受け取って会場内に入ると、

アルバム「スーパーロボット大戦 ボーカルコレクション ROBONATION'1」などの、

ファーストスマイルエンタテインメントから発表されたセルフカバーやカバー曲、

ライブ録音などのMIQさんの楽曲がBGMと流されていました。

 

そろそろ開演という頃になると、MIQさんと同じ事務所「hiMe story」に所属されている

太陽MEGURUさんによる開演を告げるアナウンスがあり、開演まであと少し。

 

-MC-

 

まずは司会のショッカーO野さんと太陽さんがご登場。

お二人がご挨拶をされる中、バンドの皆さんがセッティングされ、

いよいよ「MIQデビュー30周年記念コンサート明日のキヲク~歌のチカラ~」開演です。

 

<第1部>

01:ダンバインとぶ/MIQ

 

当時MIOという名前を一躍世に知らしめた「聖戦士ダンバイン」のオープニングでライブスタート。

生のブラスに乗って登場されたMIQさんは、幕開けにふさわしく勇ましい歌声を響かせられました。

 

MIQさん「OK! Next! The Time for L…じゃなかった、『TIME TO COME』!!」

 

02:TIME TO COME/MIQ

 

「第4次スーパーロボット大戦」より、この年に20周年を迎えた「スーパーロボット大戦」のオリジナルソング第一号。

この歌がMIQさんの30周年の場で披露された事も、生のブラスで聞く事ができたのも、とても嬉しかったです。

 

MIQさん「みなさんようこそお越しくださいました!! いよいよ始まってしまいましたっ。

    昨夜はわくわく過ぎて、遠足の前日みたいで眠れませんでした。

    まぁ、眠れないって事はまだまだ若い証拠かなっ?」

 

MIQさん「続いては、この曲が無ければ、今のMIQは無かったと言ってもいいと思います。

   『戦闘メカ ザブングル』より挿入歌。『HEY YOU』。聞いてください」

 

03:HEY YOU/MIQ

-MC-

 

「戦闘メカ ザブングル」の挿入歌で、最終回で流れたのが印象的なMIQさんのデビュー曲。

少し斜に構えたような歌詞を歌うMIQさんの声は、30年の年月に磨かれ、歌の世界観に広がりを与えられていました。

 

MIQさん「やぁ~。キモチイイね。アニメ、ゲームソングが続いたので、ここでちょっとしっとりとした曲を。

    次は私の幻のアルバム『Mr. Monday Morning』の中から『ガラスの黄昏』という曲なんですけれど、

    この曲をライブで歌う時にはみなさんにお手伝いをしてもらうんです。

    歌の中に『♪Crystal sunset』という部分があるんですけれど、ここをみなさんに歌って頂きたいんですね」」

ここでMIQ先生の指導のもと「♪Crystal sunset」の部分のレクチャーがあり、いよいよ「ガラスの黄昏」へ。

 

04:ガラスの黄昏/MIQ

-MC-

 

この年にCDで復刻された1985年のMIQさんのオリジナルアルバム「Mr.monday_morning」より、つのが☆ひろさんが作曲された歌。

MIQさんはアニソンとはまた違った大人な雰囲気でしっとりと歌われ、観客も「♪Crystal sunset」のコーラスでムード作りを手伝いました。

 

・ショッカーさんと太陽さんも合流され、三人でトーク。

・ショッカーさんが"ショッカーO野"を名乗る前に司会デビューした際のゲストがMIQさん。

・当日、声が枯れてしまった太陽さん。

 ショッカーさん「せっかくの太陽がブラックサンになっちゃって…」

・MIQさんの旧芸名"MIO"はカンツォーネのAmmore mio (アンモーレ・ミオ)から。

 

05:恋は鳩のように/MIQ

06:私はピアノ/MIQ

-MC-

 

MIQさんのルーツの一つであるカンツォーネからGianni NazzaroとMarisa Sanniaで知られる「恋は鳩のように」。

原題は「L'AMORE E UNA COLOMBA」。トランペットをフィーチャーし、

一番はGianni Nazzaro版の日本語詞、二番はオリジナルのイタリア語で歌われました。

続いてはサザンオールスターズの「私はピアノ」を、

日本のサルサ楽団オルケスタ・デ・ラ・ルスが「I Am A Piano」としてカバーしたサルサバージョン。

こちらはオルケスタ・デ・ラ・ルス版同様、一番はスペイン語、二番は日本語でした。

カンツォーネとサルサという、アニソンだけではまず触れる事が出来ないMIQさんの一面を生で体感できる、貴重な一幕でした。

 

MIQさん「去年の震災の事を思うと今も胸が痛みます。心に大きな傷を受けてしまって立ち直るのも簡単ではありません。

    少しづつでも明日へ向けて、夢に向かって、前向きに動き出せればと思っています。私の歌にもそんな歌があります。

   『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』より『Evergreen』」

 

07:Evergreen/MIQ

 

「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」の二代目エンディング。

静かな歌い出しからダイナミックに広がっていくMIQさんの歌声は、生で体感すると一層迫力があります。

MIQさんは二番からステージから客席に下りられると、観客と握手を交わされていき、

そのままラストのアドリブをされる姿には圧倒されました。

 

●MIQ 30周年ヒストリー

MIQさん、バンドのみなさんが退場され、ステージ上が暗くなると

ステージ後方に「スーパーロボット魂2000 "春の陣"」でMIQさんが「HEY YOU」を歌われている映像が流れ、

途中から、赤ちゃんの頃のMIQさんのお写真へと変わり、MIQさんの軌跡を辿るスライドショー。

様々な写真とMIQさん視点の文章とで綴られるスライドショーはとても興味深く、

あまり知る事ができなかったMIQさんの人となりを知る事が出来ました。

 

<第2部>

08:貝殻節/MIQ

~TAKiO'S SOHRAN2/MIQ 斬桐舞

-MC-

 

波音のSEが流れる中、赤い着物をアレンジした衣装で登場されたMIQさん。

歌われるのは鳥取県の民謡「貝殻節」。それまで触れた事の無かった和風のMIQさんの歌声は、とても艶やかなものでした。

そして舞台上には茨城県つくば市を拠点に活動しているソーランチーム「斬桐舞」のみなさんが登場。

MIQさんが歌う、南中ソーランの曲としても有名な「TAKiO'S SOHRAN2」に乗ってソーラン節の演舞を披露。

のびやかなMIQさんの歌声は「TAKiO'S SOHRAN2」にぴったり。三番では「♪オラがMIQ姐の~」と替え歌をされていました。

 

・ショッカーさんと太陽さんも合流して、ここでMIQさんが斬桐舞のみなさんをご紹介。

 ショッカーさん「姐さん、こっち方面にもお友達いたんですか!?」

 MIQさん「そうなのよ~」

 ショッカーさん「以前、『アニソン女子部』でソーラン節を踊られた事がありますけど、姐さんが歌うってもの素敵ですね。

        さっき波の音が聞こえた時は、まさか『キャプテンハーロック』!!? と思いましたけど…」

・「貝殻節」はMIQさんの地元中の地元の民謡。

・この時のMIQさんは着物をドレス風にアレンジしたご衣裳。

 ショッカーさん「かわいやのぉ~」

 MIQさん「ホント!?」

 ショッカーさん「ホントですよ。みなさんでせーのっ」

 観客「かーわーぃーいー!!」

 MIQさん「ありがとぉ~」

 体をくねらせながら喜ばれるMIQさん。

 MIQさん「あ、これミッチだ」

・様々な音楽ジャンルを何でもこなすMIQさん。

 ショッカーさん「そんな中でもアノ歌は外せませんね」

 MIQさん「そうそうアノ歌ね」

 ショッカーさん「特に関東圏の方は耳馴染みがある歌ですね」

 MIQさん「もう19年も流れてましたからね」 

 

09:ヨドバシカメラの歌(2C)/MIQ

-MC-

 

家電量販店「ヨドバシカメラ」のCMソングを観客の手拍子のみのアカペラで。一番を日本語で歌われると、

MIQさんは二番を英語で歌われましたが、一番の歌詞をそのまま訳した歌詞に思わず「直訳や!」という場面も。

 

・「ヨドバシカメラの歌」は様々な言語のバージョンがあり、その言語圏の人がそれぞれ歌っているらしいのですが、

 英語版だけはMIQさんが歌われているとの事。

・最近では着うたで洋楽のカバーなどもされているとか。

 

10:TWILIGHT ZONE/MIQ

-MC-

 

アメリカのSFテレビドラマ「The TWILIGHT ZONE」のテーマを、ジャズコーラスグループMANHATTAN TRANSFERが

ディスコ調にカバーした曲。心地よく歯切れのいいMIQさんのボーカルに引き込まれ、それまでとは"別世界"のようでした。

 

・ショッカーさん「あの『TWILIGHT ZONE』? あの『ウルトラQ』の元になった?」

 というお話から、ヒーローのお話。

・ショッカーさんが「ご当地ヒーローコンベンション」で出会ったローカルヒーロー達。

 そしてヒーローと触れあう子供達のお話。

・姐さんが歌っていたのは、うさぎじゃ無くて砂だったよなぁ?

・とっとりふるさと大使の話。

 

ここでMIQさんと同じ事務所の後輩、光と風Hi-Fuのお二人がヒメストレンジャーとなってご登場。

次の曲「鳥取戦士サキューンのテーマ」に移ろうとした所、司会のお二人からストップが。

 

MIQさん「え? なに?」

ショッカーさん「姐さんの眼の泳ぎっぷりがいいですねぇ」

 

ここでVLOMIQの生徒さん数名が登場され、まずは花束をMIQさんにプレゼント。

そして、サキューンをイメージしたウェスタンハットをプレゼント。これにはとても驚いた様子のMIQさん。

ウェスタンハットはMIQさんのトレードマークの一つでもあるだけに、ナイスなプレゼントでした。

 

11:鳥取戦士サキューンのテーマ-MIQ cover ver-/MIQ ヒメストレンジャー

-MC-

 

「天体戦士サンレッド」に登場する、鳥取戦士サキューンのテーマを、鳥取出身のMIQさんがカバーされたバージョン。

ヒメストレンジャーのお二人同様に観客も振付で参加。コミカルな詞をシャープに歌われるMIQさんのお姿は、とても凛としていました。

 

・MIQさんと入れ替わりにショッカーさんと太陽さんがご登場。

・ご当地ヒーローの歌を本物が歌う時代。

・太陽さんMIQさんを語る。

・MIQねえは"姉"?、"姐"?

・フレンドリーなMIQさん。誰とでも友達になれちゃう。

・ここでブルーのドレス姿でMIQさんがご登場され、ショッカーさん、太陽さんとバトンタッチ。

・MIQさんが参加されているNPO法人日本子守唄協会のお話。

 

12:おばあちゃんの旅立ち/MIQ

-MC-

 

旅立つおばあちゃんの視点からという、一風変わった観点からの子守唄。残していく子供や孫に対する深い思いを、

MIQさんは豊かな表現力とやわらかい歌声で歌われるお姿に、歌手としての多様さを体感しました。

 

MIQさん「次の曲はカバー曲なんですけど、今までのしっとりとしたムードをがらりと変える一曲です。

    原曲を歌われていたのは『別れの朝』を歌われた前野曜子さんという方なんですけど、

    とてもいい歌で、歌い継いでいきたい一曲です。『COBRA』」

と、一瞬の間。

MIQさん「…ちがいました。はははは。まだ一曲ありました。最近多いのよ! こういうの!!」

観客笑。

MIQさんに呼び込まれ、キーボードを弾かれていたバンマスの増田泉さんがアコースティックギターを持ってご登場。

増田さん「忘れちゃダメッ!!」

MIQさん「ごめーん。ホントにこういう事が最近多いのよね~」

 

13:わすれ草/MIQ

-MC-

 

アコギ一本で「戦闘メカ ザブングル」の挿入歌で、MIQさんのデビュー曲「HEY YOU」のB面に収録されている曲。

せつなく、なんともいえない哀愁を帯びたMIQさんの歌声を、シンプルな演奏が際立たせていました。

 

14:COBRA/MIQ

-MC-

 

仕切り直してアニメ「スペースコブラ」よりオープニング。MIQさんはオリジナルとは別レーベルでカバーされています。

MIQさんの歌声はとても艶やかで色っぽく、オリジナルの前野さんとは似て非なる魅力でとても魅力的でした。

 

・ショッカーさんと太陽さん、バンドのみなさんが合流。

・MIQさん「ショッカーが構成してくれると必ず『COBRA』を入れてくるんですよね」

 ショッカーさん「新潟のイベントや神奈川のイトーヨーカドーでも歌ってくれましたよね」

・MIQさんが先生をされている「VLOMIQ」の生徒さん達の10数名がステージ上にご登場。

 

15:Ain't No Mountain High Enough/MIQ VLOMIQ

-MC-

 

Marvin GayeとTammi Terrellが歌われた楽曲。今回のアレンジはDiana Ross版でしょうか。

歌の世界観と相まり、MIQさんとVLOMIQの生徒さん達が一緒に歌う光景はとても素敵でグッときました。

 

VOLMIQのみなさんが拍手の中退場され、ここからはゲストコーナー。

まずはヒメストレンジャーとして登場された光と風Hi-FuのHiさん、Fuさんのご登場。

光と風Hi-Fuは双子のシンガーソングライターユニット。

レトロニューミュージックというオリジナル音楽を確立し活動されているそうです。

 

16:愛言葉/光と風Hi-Fu

-MC-

 

Hiさん、FuさんそれぞれがMIQさんへのお祝いの言葉を述べられてから、お母さんへ送られたというオリジナル曲「愛言葉」。

ギターをつま弾きながらのやわらかでやさしい歌声と、息の合った素敵なハーモニーにうっとりと聞き入りました。

 

ショッカーさん「光と風Hi-Fuのお二人にたっぷりと癒された所で、

        続いては癒された心を徹底的にブチ壊す、この方、山形ユキオさんのご登場です!!!」

観客「ぉおぉぉおおおおお」

拍手の中、山形さんご登場。

山形さん「いやぁ、美しい二人でしたねぇ~」

ショッカーさん「二人して舞台袖でニヤニヤしてましたねぇ~」

 

ショッカーさん「ユキオさんとMIQさんのお付き合いっていつごろから何ですか?」

山形さん「うぅんとね、まだ彼女がデビューする前、米軍キャンプで歌ってた時に一緒になったりしてて。

     当時ね、すっごい女性シンガーがいるって話題になってたんですよ」

ショッカーさん「その後、同じキングレコードでアニソンを歌うなんてねぇ」

山形さん「思わなかったねぇ。すごいよね」

 

17:ガオレンジャー吼えろ!!/山形ユキオ

-MC-

 

30周年のお祝いに獅子、吠える。スーパー戦隊シリーズ「百獣戦隊ガオレンジャー」よりオープニング。

とても楽しそうに歌われていた様子の山形さん。普段拝見するライブに比べても歌いっぷりの自由度が高く感じられました。

 

軽快に山形さんがご退場。

ショッカーさん「やってくれましたね……ここでオレ達に何をしろって…」

観客笑。

太陽さん「このブロックはゲストコーナーという事なのですが…」

ショッカーさん「…もう発表されている方はご登場されましたよね?」

太陽さん「それがここでスペシャルサプライズゲストのご登場です!!」

観客「ざわざわざわ」

太陽さん「ご紹介します。森口博子さんです!!!!」

観客「ぉぉっぉおおおおおおおぉおおおおおおお!!!」

大歓声の中、なんと森口博子さんがご登場。なんともビックリ。予想外。

森口さん「あぁ~もう! MIQさんのファンの方みんなあったかい!! これだけでグッとくるぅ!」

 

18:ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~/森口博子

-MC-

 

森口さんは映画「機動戦士ガンダムF91」メインテーマでMIQさんの30周年をお祝い。

序盤のしなやかさから、曲が盛り上がるにつれて芯の強さを増していく森口さんの歌声にじっくりと聞き入りました。

 

ショッカーさん、太陽さん、山形さん、光と風Hi-Fuのお二人も合流してMIQさんを呼び込みます。

ショッカーさん「せーのぉっ!!」

観客「MIQ姐ぇええええええええ!!」

登場されたMIQさんはブラックの下地にシルバーを散りばめたエレガントなドレス姿。

ショッカーさん「いやぁ~姐さん素敵っすわぁ~」

MIQさん「ちょっと照れたんだけどね。こういうの着れるのって一生に一回くらいじゃなぁい?」

 

MIQさん「ゲストで出てくれたみんな、二つ返事で快諾してくれました。

    客席にもたくさんの友達が来てくれてますけど、今日は代表してステージ上のみなさんに来てもらいました」

 

ゲストの三組が退場されて、続いては演奏ゲストの門脇大輔さんがご登場。

門脇さんはこの日から一週間ほど前の「ふたりのアニソン#10」でもお姿を拝見した新進気鋭の人気ヴァイオリニスト。

MIQさんとは出身地が同じ鳥取で、ショッカーさん曰く、MIQさんはリハーサルで門脇さんを大絶賛されていたとか。

 

<第3部>

19:月読幻想/MIQ 門脇大輔

-MC-

 

1989年に「ゲゲゲの鬼太郎」ファンの団体「鬼太郎座」が中心となって作られた自主制作アニメ「女禍」の主題歌。

門脇さんのせつなげなヴァイオリンに乗せ、情感豊かに歌われるMIQさんにぐいぐいと引き寄せられました。

 

20:Lovin'You/MIQ

-MC-

 

Minnie Ripertonの代表曲で多くのアーティストにカバーされている「Lovin'You」。MIQさんのカバーで聴く事ができるとは。

MIQさんの包容力ある柔らかな歌声を堪能しつつ、ここでバンド、コーラスの皆さんがご紹介されました。

 

21:Killing Me Softly With His Song (やさしく歌って)/MIQ

-MC-

 

Lori Liebermanが歌唱し、こちらも多くのアーティストにカバーされている「Killing Me Softly With His Song」。

Roberta Flack版を思わせるアレンジで、MIQさんは儚げに可憐に歌われました。

 

MIQさん「夢に見た30周年コンサート。来てくださった皆さんと、とても楽しい時間を過ごせました。

    また明日から前を向いて、みなさんも元気に過ごして下さい!!」

 

22:Who's Crying Now

~MEN OF DESTINY/MIQ

 

ロックバンドJourneyの楽曲「Who's Crying Now」を激しい曲調で歌われ、2番になるとそのまま

OVA「機動戦士ガンダム0083-STARDUST MEMORY-」二代目オープニングへ。とても自然なアレンジで感嘆しました。

最後のサビでは「Who's Crying Now」と「MEN OF DESTINY」を織り交ぜて歌われ、MIQさんの凄さを体感した思いです。

 

・ラスト一曲を前に、ブラス隊の皆さんをご紹介。

 

MIQさん「ラストソング!! みんな、夢さえあれば、力さえあれば、未来をGETできます!!! 『GET IT!!!!!』」

 

23:GET IT!/MIQ

 

ラストは劇場アニメ「ザブングル グラフィティ」より、疾走感が心地良いエンディング。

観客総立ちの中、MIQさんのパワフルな歌声をこれでもかという程に堪能できるのはもちろんの事、

後半のロングトーンからのパッショネイトなアドリブは、思わず息をのむほどの迫力でした。

 

-アンコール-

-MC-

 

MIQさん、バンドの皆さんが退場されると、すぐさま観客からアンコールが。

ほどなくして、ショッカーさんと太陽さんがご登場し、再びMIQさんがご登場。

観客からの花束をMIQさんが受け取る中、ショッカーさんと太陽さんが祝電をご紹介されました。

 

24:AT LAST/MIQ

 

ショッカーさん、太陽さんが退場され、アンコール一曲目は、ジャズのナンバーから。

のびやかなMIQさんの歌いっぷりが印象的でとても素敵だっただけに曲名が判らなかったのが悔やまれます。

※後日補足。「AT LAST」という楽曲で、エタ・ジェイムスのカバーで知られているそうです。

改めて曲を聞きました所、非常に素敵な曲でアンコール一曲目にぴったりでございました。

 

MIQさん「今日はホントにありがとう、最後の曲です、みんな出てきて!! 『Time for L.GAIM』!!!」

 

25:エルガイム-Time for L.GAIM-/MIQ 山形ユキオ 光と風Hi-Fu(Hi Fu) 森口博子

                 斬桐舞 門脇大輔 ショッカーO野 太陽MEGURU

-MC-

 

30周年記念コンサートを締めくくるのは、MIQさんの代表曲の一つ、アニメ「重戦機エルガイム」のオープニング。

ゲストの皆さんと司会のお二人も登場され、ブラスと門脇さんのヴァイオリンが演奏に花を添える中、

渾身の想いで歌われているMIQさんと、それに応えるように歓声を送る観客という光景は、ファイナーレにぴったりでした。

 

 

ショッカーさんによって改めてバンド、コーラス、ゲストの皆さんが紹介され順々にご退場され、

ステージ上にはMIQさんとショッカーさん、太陽さんだけに。

 

MIQさん「今日は胸いっぱいです! みなさん一人一人に感謝します。明日からも元気にいきましょう!!!」

 

鳴り止まない拍手の中、MIQさんが退場され、ショッカーさんと太陽さんによるこの後のアナウンスがあり、

「MIQデビュー30周年記念コンサート 明日のキヲク~歌のチカラ~」は終演となりました。

 

全3部で構成されたコンサートは、アニメソングはもちろん、CMソングやオリジナル曲、

カンツォーネやサルサ、ディスコミュージック、そして民謡に子守唄と、バラエティに富んだ内容で、あっという間の3時間でした。

そしてバラエティに富んだ楽曲の全てをご自身の色に染められたMIQさんの、

表現力の巧みさと豊かさには、改めて感嘆しました。

 

MIQさん、デビュー30周年おめでとうございます。

 

 

サプライズゲスト/森口博子

 

 

補足

 

・今回はバンドのみなさんの表記が不鮮明でございます。ご了承ください。

 

・パンフレットの内容はMIQさんからのご挨拶、当日の演目、ゲストの方からのお祝いコメントの他、

 鳥取県の県知事や市長さん、水木さんや堀江さんをはじめとした、アニソン界のそうそうたるメンバーからのお祝いコメントが。

 

・会場にもMIQさんゆかりのアーティストさん達が多く来場されていました。

 

・当日、太陽さんは声の調子がおもわしくない様子でかなりかすれ気味。

 ショッカーさん「普段は綺麗な声なのに、今は声が今いくよくるよのいくよ師匠みたいになっちゃって…。

         じゃあ、オレはくるよ師匠かっ。どやさぁ~」

 

・終始テンションが高い山形さん。

 

・森口さん「MIQさんとは同じレコード会社でしたし、ガンダム仲間ですし、

      スパロボでご一緒させて頂いてるんですけど、もーほんとに暖かい方なんですよ!」

 

・生徒さん達と歌われた「Ain't No Mountain High Enough」は「天使にラブソングを2」のエンディングテーマ。

 先生と生徒の交流を描いた(ともいえるかもしれないかもしれない)この映画のエンディングテーマを、

 MIQ先生とその生徒さん達が歌われるというのは、とても素敵な光景でした。

 

・「月読幻想」は制作スタッフにMIQさんと同郷の方がいらしたという御縁で、シークレットで友情参加されたそうです。

 

・鳥取出身のMIQさんと門脇さんが、同じ鳥取出身の水木しげる先生所縁の「月読幻想」で共演されるというのは一興でした。

 

・スタッフも女性ばかりの「hiMe story」。普段は活発な印象の出で立ちのMIQさんですが、

 今回はスタッフの皆さんのはりきりで、ここぞとばかりに様々なお衣装姿を披露されました。

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