2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
スーパー戦隊"魂" VI 2012 東京公演
12.10.7 Zepp Tokyo
出演/ささきいさお 堀江美都子 MoJo 串田アキラ 宮内タカユキ
風雅なおと 石原慎一 山形ユキオ 高取ヒデアキ
サイキックラバー 岩崎貴文 NoB 谷本貴義 高橋秀幸 松原剛志
(主題歌発表順)
司会/ショッカーO野
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)
演奏/Super Rescue BAND(G.鍋嶋圭一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原博)
特撮ヒーローの歌だけで構成されるライブ「スーパーヒーロー魂」の流れをくむ
スーパー戦隊シリーズの歌だけで構成されるライブ「スーパー戦隊"魂"」。
2004年から2年おきに開催されてきましたが、昨11年はシリーズが35作目を迎えたという事で
特別に開催された事もあり、三年連続での開催となりました。
会場はANIME JAPAN FES、「魂ライブ」シリーズ東京公演でお馴染みの東京お台場にある大型ライブハウスZepp Tokyo。
場内には多くの観客が詰めかけ、中には思い思いの戦隊シリーズの戦士の変身前のコスプレをしている方も見受けられました。
入場すると、ステージ上にはバンド、コーラスの各ブースがセッティングされ、
その後方に「SSS スーパー戦隊"魂"V 2012 TOKYO×OSAKA」のロゴマークが入った旗が掲げられていました。
開演時間が近付くと諸注意とロビーにいる観客に開演を促すアナウンスが流れ、
ほどなくして司会のショッカーO野さんがご登場。
ショッカーさん「……っはぁーいっ!! こっなっでましったーみんなーこぉーんにちわー!!」
観客「こーんにーちわぁあああああああ!!」
ショッカーさん「あーもーこえがちいさいぞーこぉーんにちわー!!」
観客「こーんにーちわぁあああああああ!!」
前回に引き続き、後楽園ゆうえんち(現:東京ドームシティアトラクションズ)の
野外劇場とスカイシアターで行われていたヒーローショーの名物司会者"ヒロちゃん"こと
なりた洋さんのモノマネでご挨拶。
ショッカーさん「『スーパー戦隊"魂"』も二年おきに開催して6回を数えました。
昨年はメモリアルという事で特別に開催されましたね」
観客「毎年やってー!!」
ショッカーさん「ん? オレは毎月やってもいいと思ってますよ?」
観客「っぉそぉおおおおおおおおおお」
ショッカーさん「今日放送された『ゴーバスターズ』はゴーバスターズがパワーアップしましたが、
この『スーパー戦隊"魂"』もパワーアップしてお届けします!!!」
当日放送された「特命戦隊ゴーバスターズ」Mission33 「モーフィン!パワードカスタム」では
ゴーバスターズ3人がパワーアップスーツを身につけるお話でした。
ショッカーさん「よーしみんな、準備はいいかァアアアアぁ!!!」
観客「ゥぉおおおおおおおお」
ショッカーさん「準備はいいかぁあああああああああぁ!!!」
観客「ゥぉおおおおおおおぉぉおおおおおお」
ショッカーさん「スゥーパァー戦っ隊いーっ?」
観客「スピリィィイイイイイイイイイッツ!!」
ショッカーさん「はじまります!!」
00:SE
01:進め! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子
-MC-
ライブのスタートは、わくわくするイントロの「秘密戦隊ゴレンジャー」オープニング。ステージ向かって左からいさおさん、
右から堀江さんが登場され、抜群の呼吸で歌われるお姿は堂々たるもの。サビでの手を突き出した観客の合唱もライブの醍醐味。
堀江さん「この曲をデュエットしてからもう随分立ちましたねー」
いさおさん「30数年前だもんね」
堀江さん「当時はあたしも高校生でしたもんね」
いさおさん「あの頃は可愛かったなぁ…いまも可愛いけどさっ。んふふふふ」
堀江さん「さぁ、続いては久し振りに歌う歌ですよー」
いさおさん「やっぱり初代の力を見せつけないとね。
でもオレ、レコーディングした事すら忘れてたよ。あれ? これ歌ったかなぁってさ。んふふふふ」
観客「ぉおおおおお!!?」
いさおさん「せっかくミッチも一緒なんだから、『ゴレンジャー』からメドレーで行ってみよう!」
観客「ぉおおおおおぉおおおおおおお!!?」
いさおさん「じゃあ、ゴレンジャーメドレーッ!! ッゴーゥ!!」
02:赤い力だアカレンジャー (1C)/ささきいさお
~花のモモレンジャー (1C)/堀江美都子
~ゴレンジャーストーム/ささきいさお 堀江美都子
-MC-
イントロで歓声が起こったメドレーの一曲目は「ゴレンジャー」の挿入歌であるアカレンジャーのテーマ。
当時よりも深みを増したいさおさんの雄々しく、色っぽさのにじみ出る歌声に酔いしれると、
間髪いれずにモモレンジャーのテーマ「花のモモレンジャー」へと違和感なく移行し、観客からまたも歓声が。
堀江さんが女性独特の哀愁をあざやかに歌いあげられ、メドレーのラストは必殺技「ゴレンジャーストーム」。
お二人の阿吽のコンビネーションを、コーラスのみなさんが盛りたてられ、序盤からハイライトとなる一幕でした。
ショッカーさんも合流してお三方でトーク。
・初「ゴレンジャー」の名乗りはいさおさんの「せっかくだからやりなよ」の一言から。
いさおさん「やっぱりさ、あそこで『ゴレンジャー』が出てくるとイマジネーションが沸くじゃない?」
・何の打ち合わせもしていないのに衣装が揃ってしまういさおさんと堀江さん。
当日はいさおさんが渋めの赤いご衣裳、堀江さんがエレガントな紫のご衣裳でした。
堀江さん「たぶんキラキラした感じになるのは予想してたんで、私もキラキラしようと思いましたね。
あとはいさおさんが赤ってのは聞いてたんで、紫だったどうかな? と思ったんですけど、
いさおさんの赤がワインカラーのシックな感じだったので、見事に揃いましたね」
・いさおさん「『アカレンジャー』なんてレコーディング以来でさ。ホントに忘れちゃってたんだよ。んふふふ」
ショッカーさん「それでもバッチリと歌って下さったじゃないですか!」
堀江さん「私もリハーサルを見ていたんですけどね。いさおさんの16ビートは進化してましたよ!!」
・堀江さんは次のお仕事が控えているとの事でここでご退場。
堀江さん「久し振りの戦隊だったのでとても楽しかったです!! ありがとうございました!!」
03:ジャッカー電撃隊/ささきいさお
04:バトルフィーバーJ-オルタネートバージョン-/MoJo
05:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ
06:大戦隊ゴーグルV/MoJo
-MC-
ライブ序盤を盛り上げるオープニングラッシュ。まずはJAKQ「ジャッカー電撃隊」。
ミラーボールがまわる中、いさおさんはシックにシリアスに歌われ、時折カインズのみなさんと目配せをする場面も。
続いての「バトルフィーバー」はすっかり浸透したオルタネートバージョン。意気揚々と登場したMoJoさんが元気に歌われ、
続く「サンバルカン」では堅調な串田さんのステージに、ショッカーさんが名乗りで花を添えられます。
そしてこの年30周年を迎えた「ゴーグルV」で再びMoJoさんが登場。歌い出しの所でブレスレットが外れるアクシデントもなんのその、
戦隊黎明期を支えた渡辺宙明先生の曲の連続を、見事に締めくくられました。
☆MoJoさん「ブレスレットが飛んじゃった。痩せたのかな? ハハハ」
ブレスレットを拾い上げ、ギターのアンプの上に置く☆MoJoさん。
☆MoJoさん「悪いけど、今城のアンプの上に置いておこう。ごめんな」
07:科学戦隊ダイナマン/MoJo
08:超電子バイオマン/宮内タカユキ
緊迫感の強まった「科学戦隊ダイナマン」のオープニング。「必殺 必殺」のMoJoさんと観客との掛け合いも、「爆発!」の後の手拍子も、
ライブならではの一体感。続く「超電子バイオマン」のオープニング。大病をされたという事もあり、以前の様な鬼気迫る迫力は
そう強くはないものの、着実に歌われる宮内さんのお姿に、二番の歌詞がオーバーラップ。
両方の歌の間奏では、両作に出演されていたショッカーさんの名乗りもあり、観客の盛り上げに力を発揮されていました。
09:伝説/串田アキラ MoJo 宮内タカユキ
-MC-
イントロで会場から興奮の声が起こる中、MoJoさんが登場され、「轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊」のエンディング。
サビになると串田さんもご登場。お三方勢ぞろいしての披露は久々という事もあり、観客大賑わい。
宮内さんを串田さん、MoJoさんが気遣うように歌われているお姿が印象的でした。
ショッカーさんに紹介されながら"魂の三兄弟"ご退場。
ショッカーさん「さて、続いては、戦隊"魂"、初・見・参の方、風雅なおとさん、風ちゃんのご登場です!!」
拍手の中、風雅さんがご登場。
風雅さん「こんにちは!」
ショッカーさん「風雅さんは『スーパーヒーロー魂』のホントに初期の頃に出演して頂いて、
その時に初めてお話したんですけど、第一声が『あの~。ボク体弱いんですよ』」
観客笑。
ショッカーさん「その時は『またまたぁ~』って笑ってたんですけど、ホントに体弱かったんですね」
風雅さん「そうですね」
観客笑。
ショッカーさん「でもそれから体調も良くなられて今回、久し振りに我々のライブに来てくださいました!!」
観客「ぉおおおおおおおおおおおお!!!」
10:電磁戦隊メガレンジャー/風雅なおと
-MC-
インストール! メガレンジャー。この年15周年の「電磁戦隊メガレンジャー」がスーパー戦隊"魂"に初登場。
変わらぬ歌声で、誠実に真摯に歌われる風雅さんに、観客は思い思いの手の振りと大歓声で応えていました。
風雅さん「今日、朝にテレビでエンディングノートというものの特集をやっていました。
エンディングノートというのは、いわゆる遺書の事で、ボクも何年かに一回書いているんですけど、
遺書という意味合いの他に、自分の心を整理する目的で書くんです。
会いたい人とかやりたい事、その人をどんな風に思ってるんだろうとか、昔を振り返ったりとか。
そこで思ったんですけど、昔を思ったり、昔の曲を聞いたりとかするのは、過去に固執してるとか、そういう事では無いんです。
昔の自分を振り返ったり、大好きな曲を聞いたりして、今を生きる力にするんですね」
11:気のせいかな/風雅なおと
「電磁戦隊メガレンジャー」のエンディング。高校生戦隊らしい、さわやかで前向きで瑞々しいこの歌に、
風雅さんの歌声はとても合っていて、生で聴いてもその素晴らしさは遜色なく、その空気に観客は酔いしれていました。
12:救急戦隊ゴーゴーファイブ/石原慎一
13:ガオレンジャー吼えろ!/山形ユキオ
-MC-
高校生戦隊から兄弟戦隊へ。石原さんが軽やかに登場され、「救急戦隊ゴーゴーファイブ」のオープニングを披露。
セクシーに力強い救急戦隊の緊張感を歌いあげる石原さんのステージを堪能した後は、
より力強い「百獣戦隊ガオレンジャー」のオープニングへ。
ゼブラ柄の衣装に白黒の羽根をデコった出で立ちで登場した山形さんは、序盤にテンポを取り落としてしまう場面があったものの、
生得の瞬発力で立て直され、屈強な歌声で公認戦隊のたくましさを歌いあげられました。
ショッカーさん「さっき、楽屋に普段見ないような差し入れが届いてたんですよ…焼き鳥なんですけど。
…なんで焼き鳥が? 珍しいなぁと思ったんですけど………今、謎が解けました。なるほどね…」
観客笑。
ショッカーさん「さぁ、続いては、今年放送から10周年を迎えます、ヒデちゃんこと高取ヒデアキさんの登場です!!
忍風戦隊っ、ハリケンジャァ!! っあっ参上ぉおおお!!!」
14:ハリケンジャー参上!/高取ヒデアキ
-MC-
戦隊新世代の旗手、伝説の後継者・高取さんがシュシュッと参上。名を挙げるきっかけとなった「忍風戦隊ハリケンジャー」のオープニングを、
持ち前の爽快さと少しのコミカルさを感じさせる歌声と、ライブ強さを伺わせるパフォーマンスで観客を沸かせていました。
高取さん「んもぉおおおおりあがってるかぁあああああい!!?」
観客「ぃええええええい!!!!」
高取さん「んんんもぉぉりあがってるかぁあああああぃ!!?」
観客「ぃええええええええええい!!!!」
高取さん「んんんもぉぉりあがってるかぁあああああぃ!!?」
観客「ぃええええええええええい!!!!」
高取さん「…」
観客さん「…」
高取さん「ぁああいたかったぜえぇえええええぁあああいぃ!!?」
観客「ぃえええええええええぇえええええええい!!!!」
高取さん「……」
観客さん「……」
高取さん「…どぉっからきたんだぁああい!!?」
観客「家ぇえええぇえええええええええええええええ!」
高取さん「『ハリケンジャー』も10年目。大先輩たちを見習って、20、30年、40年、50年と"一曲入魂"やってきますんで。ヨロシクゥ!!」
観客「ぉぉおおおおおおおぉぉぉおお」
高取さん「じゃあ次の曲!! 久し振りに歌います! 『Hi-Dee-Hoo! シュリケェンジュァアアア!』」
15:Hi-Dee-Hoo! シュリケンジャー!/高取ヒデアキ
16:We are the One~僕らはひとつ~/串田アキラ
「忍風戦隊ハリケンジャー」より、まさかの緑の光弾・シュリケンジャーのテーマ。忍者ながらもウエスタンという異種混交さが
ニンジャ・オブ・ニンジャのスタイル。「♪シューリシューリシュリケンジャー」での手を回転させる振り付けや、
ラストのロングトーンがとても魅力的でした。続いて「爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー」のエンディングでもある「We are the One」で
再び串田さんがご登場。バーミア兵よろしく二千人の観客が歌に合わせて踊る様は圧巻。間奏では串田さんが何かを発見したかのように
空中を指差したまま止まるという、イマジネーションを掻き立てるアクションも。
17:特捜戦隊デカレンジャー/サイキックラバー
18:ミッドナイトデカレンジャー/ささきいさお
-MC-
サイレン音の中、タイトルコールと共に登場したのはサイキックラバーのお二人。海外リメイク作「パワーレンジャー・S.P.D.」が
TOKYO MXで放送開始したばかりの「特捜戦隊デカレンジャー」のオープニング。現在の戦隊人気を決定づけた作品だけに、
お二人のパーフォーマンスもあり、その盛り上がりは凄まじく、その勢いはそのままにエンディングへ。
いさおさんの醸し出す大人の色香は、さながらロケットシップ・ベイビーズ。「♪憎み切れないクールガイ」のアクションが素敵。
ショッカーさん「8年前に初めて『戦隊"魂"』を開催した時は、ちょうど今の『デカレンジャー』がラストソングでした。
『デカレンジャー』が放送していさおさんがエンディングを歌われる事になった時に、
『ゴレンジャー』からはじまっていさおさんの『ミッドナイトデカレンジャー』で終わる
そんな戦隊だけのライブが出来たらいいよね、という話からこのライブはスタートしました」
この間、スタッフさんによってアコースティックコーナーの用意がされていきます。
・今回のアコギグループ名は「スーパー戦隊ボンバー7(セブン)」。
メンバーは串田さん、MoJoさん(カズー)、山形さん(アコギ)、高取さん(アコギ)、
YOFFYさん(タンバリン)、JOEさん(アコギ)、谷本さん(ピアニカ)。
・鳴りモノ係YOFFYさん。
・「ガオレンジャー」での圧倒的なパフォーマンスとは打って変わり、緊張している山形さん。
・ショッカーさん「36作品となりますと一回のライブで全作品を歌う事はなかなか難しいです。
そこでアコギコーナーでそういった曲をカバーします。つまり本物が本物をカバーします!!」
観客「ぉおぉおおおお」
ショッカーさん「戦隊シリーズも長い歴史の中で色々な数えられ方をしてきました。
時には『バトルフィーバー』を一作目として数えられていた時もありました」
☆MoJoさん得意げなお顔。
ショッカーさん「はい、そこ何してんの?」
歯に衣着せぬ言葉もお二人の関係ならでは。
ショッカーさん「そんな中で、一種メモリアルな作品として制作されたのが『超獣戦隊ライブマン』です!!」
観客「ぉぉおおお」
ショッカーさん「『ライブマン』をこちらの爆発的なパフォーマンスをされるボンバーな方々がカバーされます。
さてみなさん、『ライブマン』といえば曲中で印象的な箇所がありますね。ボンバー、爆発です。
爆発を言葉で表すとしたら? そう、どっかーん」
と、バンザイをするショッカーさん。
ショッカーさん「その箇所になったら、どっかーんですよ」
YOFFYさん「練習しましょうか?」
ショッカーさん「大丈夫。みんな観客のプロだからわかってる。いいですか? ♪超獣戦隊…」
観客「どっかーん」
YOFFYさん「練習してるじゃないですかっ!」
ショッカーさん「オレね、意外とやさしいの」
19:超獣戦隊ライブマン/スーパー戦隊ボンバー7 ショッカーO野
-MC-
「超獣戦隊ライブマンの」オープニングをアコースティックでカバー。一番は串田さん、MoJoさん、山形さん、
二番は高取さん、YOFFYさん、谷本さんがメインで歌われていました。舞台上のみなさんと客席とが冒頭の叫びまで揃うほど、
観客は終始合唱状態。もちろん"どっかーん"では会場全体で大爆発。
ショッカーさん「オープニングときたらエンディングも行きましょう!」
20:あしたに生きるぜ!/スーパー戦隊ボンバー7 ショッカーO野
-MC-
オープニング同様、主演も務めた嶋大輔さんが歌われたエンディングを。アコースティックで演奏するには
一筋縄ではいかないこの歌を、複雑に見事にパート分けされていて、JOEさんもギターだけでなく歌にも参加されていました。
ショッカーさん「本物がもし来られた時に"どっかーん"ってやったら驚いちゃうんで、アコギならいいか、と…」
観客笑。
スーパー戦隊ボンバー7のみなさんが楽器を携えてご退場。
ショッカーさん「さあ、まだまだ様々な戦隊が登場します! まだ登場していない出演者もいます!
続いては彼も久し振りですね。岩崎貴文君の登場で、魔法戦隊っ! マジレンジャァアア!!」
21:魔法戦隊マジレンジャー/岩崎貴文
22:シャイニング マジック マジシャイン/サイキックラバー
23:轟轟戦隊ボウケンジャー/NoB
戦隊新世代のメロディーメーカー"轟く歌のエレメント"岩崎さんが久々にスーパー戦隊"魂"にご登場。
ハットをかぶった涼やかな印象そのままに、爽快感ある高音で歌う岩崎さんを、五色に変わる照明の演出が後押し。
間奏でギターを下ろされる際、ピックを投げるサービスも。続いて流れてきたイントロに会場騒然。サイキックラバーのお二人が登場し、
なんと"輝く太陽のエレメント"マジシャインのテーマ。黄金色の照明に照らされ、
お二人が華麗に優雅に鮮やかなステージを見せられました。ステージにマイクスタンドが設置され、
戦隊シリーズ第30作目「轟轟戦隊ボウケンジャー」のオープニングで登場されたNoBさんの髪は背中まで伸び、
さながら"眩き冒険者"高丘映士のよう。心ゆさぶれ! ROCK YOUなマイクスタンドのパフォーマンスも軽やかに観客を魅了されました。
24:獣拳戦隊ゲキレンジャー/谷本貴義
25:俺流!! ゲキバイオレット/石原慎一
26:炎神戦隊ゴーオンジャー/高橋秀幸
-MC-
銅鑼の音から静かに登場し、咆哮一閃、谷本さんが歌うは、この年に五周年を迎えた「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のオープニング。
かけ声が多い参加型な曲だけに、観客の盛り上がりも一入。
谷本さんの「♪ゲキレンジャー」の掠れ気味叫びには、力を抜かない懸命さを感じました。
そして暗闇に流れてきたムエタイのワイクルーの音楽から、流れ込むようなスカの紫激気的戦慄。
"アイアン・ウィル"ゲキバイオレットのテーマを燕尾ジャケット姿の石原さんが、ドライにニヒルに俺流に歌いあげられました。
「炎神戦隊ゴーオンジャー」オープニングの明るく快活で心地いいロックンロールに乗って駆けこんできた高橋さん。
キャッチーで振り付け楽しい曲に、高橋さんのうたのおにいさん的なステージングも相まって楽しい雰囲気に。
ショッカーさん「さぁ、こっからラストまで一気に行くぞぉっ!」
観客「おぉおおおお!!」
ショッカーさん「サイキックラバーの二人で、天下御免の侍戦隊、シンケンジャー! 参るっ!!」
27:侍戦隊シンケンジャー/サイキックラバー
28:天装戦隊ゴセイジャー/NoB
29:海賊戦隊ゴーカイジャー/松原剛志
花の舞う様子を思わせる弦の調べから「侍戦隊シンケンジャー」のオープニング。「♪チャンチャンバラ~」の振付も鮮やかに、
「♪今日も朝日がZeppにのぼる」の替え歌をシャウトで魅せたYOFFYさん。続く「天装戦隊ゴセイジャー」のオープニングの間奏での
NoBさんのシャウトも、唸り昇っていくアッパースタイルで、ライブのクライマックスにふさわしく盛り上がりを加速させていました。
そして今回最後の出演者、松原さんは金色のジャケットをはためかせてご登場。
アニソン界随一のキビキビとしたキレのあるステージングは、昨年一年間を駆け抜けた海賊戦隊の雄姿を思わせる意気軒高なものでした。
30:モーフィン! ムービン! バスターズシップ!/高橋秀幸
続いては最新戦隊「特命戦隊ゴーバスターズ」の戦隊史上初の二代目オープニング。高橋さんは赤いジャケットをまとい、
チャレンジに満ちた内容で新たなスタイル更新中の「ゴーバスターズ」の活躍を、テンポ良く歌い表されました。
高橋さんが退場され、暗くなったステージに現れたのは、串田さんと思われる人影。
観客が歓声で迎えると共に、「何が歌われるのか」という未知の期待が満ちた頃、奏でられたイントロは……。
31:宇宙刑事ギャバン-Type G-/串田アキラ
イントロのギターのフレーズと串田さんの名乗りに観客大騒ぎ。戦隊"魂"にメタルヒーロー・宇宙刑事ギャバン、現る!
意表を突く披露という事もありますが、30周年を迎えて人気が再燃している事など関係無しに観客を励まし、
勇気づけてきた曲だけあって、観客の大合唱は凄まじいものがありました。
32:バスターズ レディーゴー!/高橋秀幸
ここでもイントロで歓声が。再び高橋さんが登場し、頻繁に挿入歌としても使われているオープニング。
近年戦隊でも一、二を争うシリアスな曲に、うたのおにいさんテイストとは違う高橋さんの緊迫感のある歌声が魅力的です。
高橋さん「最後はみんなも一緒に歌って下さい! 『キズナ~ゴーバスターズ』!!」
33:キズナ~ゴーバスターズ/NoB 高取ヒデアキ YOFFY JOE 岩崎貴文 谷本貴義 高橋秀幸
高橋さんがジャケットを脱がれている間に登場したのはProject.RのTシャツを着たNoBさん、高取さん、
サイキックラバーのお二人、岩崎さん、谷本さん。高橋さんもジャケットの下は.RのTシャツ姿。
なんと、謎の新ユニットSTA☆MENのみなさんが歌う「ゴーバスターズ」のエンディングを、
Project.Rの選抜男性陣がカバー。オリジナル同様のパート分けで、
サビでは手を振り、最後はエンディング映像同様の振り付けで歌われました。
舞台前方で噴き出す炭酸ガスに驚くリアクションをする高橋さんや、アコギコーナー同様、珍しくJOEさんが歌われるという場面も。
-アンコール-
-MC-
歌手のみなさん、バンドのみなさんが退場すると、観客の見送りの拍手はだんだん激しくなり、アンコールの声へ。
客席がアンコールの声で満ち満ちると、その声に「それっ! それっ!」と合の手を入れながらショッカーさんがご登場。
観客との「スぅーパぁー戦隊っ!?」「スピリィィッツ!!」のかけ声で、出演者のみなさんもご登場。
・まずはライブの立役者であるバンドのみなさんをご紹介。
・遠藤正明さんのバースデーライブ2012のTシャツを着ているバンマスのナベさん。
・レスキューのレスキューで戦隊魂に初登場のガンタさん。
・続くコーラス紹介。アップルのお二人の時になにやらつぶやくMoJoさん。
・出演者のみなさんから一言づつ。
ショッカーさん「じゃあボクの隣の高橋くん…を飛ばして反対側の松原君!!」
ずっこける高橋さん。
・ミュージカルのお稽古がある中、日程を調整して参加の松原さん。
松原さん「急な参加になってしまって申し訳ないんですが、みなさんと歌えて楽しかったです!!」
・JOEさん「僕らサイキックラバーは今年でデビュー10周年なんですけど、
先輩方がいる前でなんですが、ツアーやりますのでよろしくお願いします」
・ショッカーさん「じゃあ次はYOFFY!」
YOFFYさん「……続いて宣伝なんですがアルバムも出ますのでよろしくお願いします」
観客笑。
・高取さん「ちょっと早いっスけど……みんな! 今日は楽しかったかっ!?」
観客「ぃえぇええええい!」
高取さん「ん盛り上がったかぁっ!?」
観客「ぃえええええええええぃ!」
観客「……んどぉこへ帰るんだぁっ!!?」
観客「ぃ家ぇえええええええええええ!!」
・石原さん「風雅くんはボクが連れてきたわけじゃないんだけど、二人で何曲かわかんないくらいレコーディングしてるから嬉しいよね。
あとそうですね、今日はささきさんもですけど、高取先生の曲(俺流!! ゲキバイオレット)を歌わせていただいて…」
驚いて畏まる高取さん。
石原さん「高取先生の曲を歌わせてもらえて、大! 変! 光栄でした」
平身低頭の高取さん。
・順番が周ってきた高橋さん。
高橋さん「『ゴーバスターズ』はまだまだ続くので、応援お願いします!!」
・NoBさん「『キズナ』があんな盛り上がるとは思わなくて…『スーパー戦隊ヒーローゲッター』よりも盛り上がっちゃったね」
観客笑。
・山形さん「オレも『キズナ』歌いたかったよ…」
・MoJoさん「今日は久し振りに三人で歌えて、良かったですっ!」
・串田さん「…みんな今日は"戦隊"なのに『ギャバン』歌って良いのか? って思ってるかもしれないけど、アレは挿入歌だから」
ショッカーさん「そうですよ! ちゃんと『ゴーバスターズ』で流れていた挿入歌です!」
・いさおさん「久し振りに高取先生が作られた『ミッドナイトデカレンジャー』を歌いました」
おののく高取さん。
いさおさん「『銀河の煌』もそうだけど、良い曲書くんだ」
叩頭する高取さん。
いさおさん「あの歌は感じ良くさらっと歌いたいから夏休みに練習したんだ。いい曲書くけどアイツの作る歌難しいんだよ!」
ぺこぺこぺこぺこする高取さん。
34:秘密戦隊ゴレンジャー/ささきいさお MoJo 串田アキラ 宮内タカユキ
風雅なおと 石原慎一 山形ユキオ NoB 高取ヒデアキ
YOFFY JOE 岩崎貴文 NoB 谷本貴義 高橋秀幸 松原剛志
スーパー戦隊"魂"のラストは「秘密戦隊ゴレンジャー」のエンディング。
メインを歌ういさおさんを、他のみなさんが「♪バンバラバンバンバン」や合の手でサポートするという、
スーパー戦隊にふさわしい、まさに「力と技と団結」の姿は、ラストに相応しい光景でした。
バンド及びコーラスのみなさんもステージ前方に集まり、出演者全員が一列に。
いさおさん「それでは、戦隊シリーズがずっと続く事と、みんなの幸せと、観客のみなさんの幸せと、
そして…おれの健康を祈って」
ステージの上も客席も笑いに包まれ、万歳三唱。
そしてショッカーさんの紹介で出演者のみなさんが順々に退場されていきました。
ステージ上はショッカーさんお一人に。
ショッカーさん「それではみなさん! さよ~なら~…」
観客「さよ~…」
ショッカーさん「って! 言っちゃうと! みんなの顔がほら! 見えなくなっちゃうみたいでさみしいでしょ?
だからみんなで元気よく『またね~』って言ってお別れしましょうね。わかったかなぁ~?
わかった人ぉ~?」
観客「はーい!!」
ショッカーさん「じゃあみんなっ! いいですかっ!? いぃ~きぃ~まぁすぅよぉ~?
せ~のっ」
ショッカーさん&観客「まぁ~たねぇ~」
会場全体で手を振ると、
ショッカーさん「スーパぁー戦隊ぃっ!!?」
観客「スピリィィイイイィィッツ!!」
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ!!」
ショッカーさんが風を切って退場されると客席の明かりがつき、観客有志による三本締めがあり、
「スーパー戦隊"魂" VI 2012」は終演となりました。
前回から一年しか間を開けずに開催となったスーパー戦隊"魂"。
オープニングとエンディングの主題歌メインではあるものの、
六回目の開催という事なのか、"戦隊"で"六"といえば六人目、つまり追加戦士である、
シュリケンジャー、マジシャイン、ゲキバイオレットの楽曲が多く歌われたのが印象的でした。
また、メドレーやバンドでのカバーなど、今後のライブの展開を期待させる、次につながる内容でした。
補足
・曲数は前年と比べて少ないながらもメドレー含めればとんとん。
・「バトルフィーバー」のミスアメリカの名乗りは杉山さんをフィーチャー。
・ショッカーさん「風ちゃんは石原慎ちゃんと一緒に数々のレコーディングにコーラスで参加されてるんですけど、
なんとお二人でいさおさんの歌のコーラスをしているのもあるんですよ。つながってますねー」
・松原さんが戦隊主題歌のオーディションを最初に受けたのは、19歳の時の「メガレンジャー」。
・ショッカーさんが10年前に決めた風雅さんの愛称"風ちゃん"を変わらずに使用されていたのがとても嬉しかったです。
・岩崎さんのマジギターと高橋さんのサングラスが無かったのがちょっと残念。
・「ギャバン-Type G-」のイントロでは名乗り、ラストでは蒸着のポーズを決める串田さん。
舞台袖ではショッカーさんも全く同じタイミングで同じ動きをされ、一足お先のダブルギャバンでした。
・みなさんがデザイン違いとはいえ.RのTシャツを黒で統一されている中、NoBさんお一人だけ赤。
・ラストの「ゴレンジャー」では、ショッカーさんと高橋さんが肩を組んで楽しそうにコーラス。