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340スズキ♪ presents 「歌祭27 ~たいらいさおの巻~」

12.9.14 Naked Loft

 

出演/たいらいさお

 

司会/鈴木美潮

 

演奏/カラオケ

 

 

特撮ヒーロー好きの読売新聞記者・鈴木美潮さんが催されている「340 presents」。

そのなかでも、特撮作品の歌を歌われた歌手の方を招いた、トークと歌のイベントが「歌祭」シリーズです。

最近では特撮歌唱の有無にはこだわらず、踊りまで繰り広げられる内容となっております。

 

前回の山野さと子さんからのご紹介は、たいらいさおさん。

会場は新宿は新大久保にあるカフェスタイルのお店「Naked Loft」。

場内に流されているBGMが多種多様雑多な曲ばかりで、さながらLoftで催されるイベントを表しているようでした。

美潮さんの催されるイベントが続いたため、「日本特撮党」グッズは完売。

お店のスタッフさんと美潮さんのお弟子さんのハマダさんによってCDのみの物販がされていました。

 

物販が撤収し、開演時間が近付くと、スタッフさんによるお店の説明と注意事項がアナウンス。

 

やがて開演時間になり、スタッフさんの呼び込みで、ご自身の歌われた「逢瀬」をBGMに、

三日連続でLOFT PROJECTのお店でのイベントに出演中の美潮さんが登場。

 

美潮さん「たいらさんは定位置に着いてから歌いたいという事なので」

という事でたいらさんが登場され、スタンバイ。

ピンクのTシャツにカラフルなジャケットというさわやかな出で立ち。

 

01:ぴんく、ピンク、PINK!/たいらいさお

-MC-

 

山野さと子さんからのご紹介という事で「どきんちょ! ネムリン」のオープニングからスタート。

たいらさんはとても楽しそうに歌われていて、「おかあさんといっしょ」の曲の様な感じがしました。

 

・たいらさん「こんにちはー。今日はまな板の上の鯉のつもりでがんばります!」

・たいらさんの着られているTシャツはミッキーのプリント。「さとちゃんに合わせてね」

・美潮さん「たいらさんは"たいらチューハイ"ですか?」

 たいらさん「いいの? ……呑むとやる気なくなるんですよ」

・チューハイへのこだわり。瓶の炭酸とキンキンに冷やした焼酎と。

・飲み物が来たところで乾杯。

 たいらさん「これから一分くらい話します」

・子供の頃のお話へ。

・きょうだいのお話。女ばかりに待望の長男、ダメ押しの女、そしてオマケ。

・歌のある家庭。童謡や演歌が。

・美潮さん「結構年齢差がありますよね?」

 たいらさん「そうだね……一番上が今40だから……」

・27歳と30歳のトーク

・成績もたいら。なめらかな人生。

・相撲が好き。クラスで大関に。

・その頃のお写真。小学校入学前の唯一の写真や兄弟ツーショット、

 お友達と相撲で組み合う写真など。

 たいらさん「これは右四つですけど、左四つが得意だったんですよ」

・セミ取りのお話。

 熱の入った語り口のたいらさんはまるで子供に戻った様。

・ツクツクボウシかホウシツクツクか。

・大ケガをした話。

・子供の頃見ていたアニメやヒーロー。

・佐世保は半年から一年遅れてくる。

 

02:鉄人28号 (TVサイズ)/たいらいさお

-MC-

 

誰もが知ってる最初のアニメ「鉄人28号」のオープニング。たいらさんの誠実な表現力が

鉄人の雄姿を歌いあげます。最後はTVでの放送と同じ、「♪グリコッ グリコッ」入りというとても嬉しいバージョンでした。

 

・美潮さん「たいらさんが『グリコが無いと絶対ダメだ』っておっしゃるんですよ」

・たいらさん「この時代の歌が僕のノスタルジー、大好きなアニソン、大切な歌です」

・太もものお話。うさぎ跳びの世代。

・初恋のお話に照れるたいらさん。

・後に同じ名前の人と……。

・高校ではギター部に。

・集会じゃない。

・遅刻のお話。バスと坂道。

・一城みゆ希さんに頭が上がらない。

・兄の結婚式が急に入る。

 

03:君といつまでも/たいらいさお

-MC-

 

あこがれの人である"若大将"加山雄三さんの代表曲を。ムードある雰囲気に、清々しく張りのある

たいらさんの歌声がとてもよく合っていました。間奏では鼻をこするしぐさとあの台詞に観客から黄色い声援が。

 

・加山雄三さんの魅力。

・上京して。

・デビューしていた兄がクラブで歌う姿を見て。

 

04:バス・ストップ (1C)/たいらいさお

-MC-

 

実の兄である平浩二さんの代表曲。語尾のかすれ方や体のゆすり方など、

ものまねを交えながら歌われるたいらさんは、どこか照れくさそうであり、嬉しそうでもありました。

 

・たいらさん「やっちゃった」

・龍村雅史の名前で「ひとりの砂浜」でデビューした頃のお写真。

・そして一年後「うたのおにいさん」のお写真。

 

05:FLY ME TO THE MOON/たいらいさお

-MC-

 

ジャズのスタンダードナンバーでアニソンファンには「新世紀エヴァンゲリオン」のエンディングとしてもお馴染み。

たいらさんが洋楽を歌われるのはとても珍しく、タメる歌い方に込めた情感を感じました。間奏では口トランペットも披露。

 

・続けて貴重なギターの弾き語り。

・たいらさん「集会で歌ってましたね。今日みたいな」

・はしだのりひことシューベルツの「風」やザ・フォーク・クルセダーズの「帰ってきたヨッパライ」などを少し披露。

・客席でおむずがる少年をとても上手にいなすたいらさん。

 

06:少年時代/たいらいさお

-MC-

 

九月という時期に合わせ、井上陽水さん最大のヒット曲をアコギの弾き語りで。

たいらさんの芯の通ったやさしい歌声とギターのシンプルな音色に、過ぎていく夏への憧憬が強く起こりました。

 

~休憩~

 

前半が終了し、「11PMのテーマ」が流れだし10分間の休憩。

たいらさんが歌われた「佐世保バーガーソング」と「美しき天然」のCDが販売されました。

「8時だョ!全員集合」のオチの音楽「盆周り」が流れて物販は終了。

美潮さんが登場され、再び呼び込まれたたいらさんは、ブルーのジャケットと星をあしらったシャツにお召し変え。

 

07:燃えろ! 仮面ライダー (1.5C)/たいらいさお

-MC-

 

「歌祭」は特撮、という事で、二部の開始は仮面ライダー(新)」の初代オープニングを、

キングレコードでカバーされたバージョン。「合の手よろしく!」というたいらさんの声に観客はしっかりと応えていました。

後奏でヒーロー席にいらしていたショッカーO野さんが、二話以降のナレーションを披露されるという嬉しいサプライズが。

 

・たいらさん「ショッカーありがとう!」

・水木一郎さんとのお話。

・たいらさん「昭和70……」

・水木さんと週替わりでうたのおにいさんを。

・もう一度乾杯。

・当時から"水木のアニキ"と呼んでいた。

・たいらさん「色んなところにスッと入っていける。人柄ですね。

      弱い所は見せないし、変にカッコつけてない。それが良いんですよ」

・"うたのおにいさん"の歌い方。

・「お化け屋敷のロックンロール」「ヤンチャリカ」「げんこつマーチ」の一節を披露。

・たいらさん「アニキはそれが嫌みにならない、格好良いんですよ。歌だけでなく色んな事を教えてもらいました」

 

08:高速戦隊ターボレンジャー (1.5C)/たいらいさお

-MC-

 

前回に続き、かつての課題曲「高速戦隊ターボレンジャー」のオープニング。オリジナルの佐藤健太さんと一味違う

たいらさんの爽やかさは"もしも10年前の1979年にターボレンジャーが制作されていたら"という趣きを感じました。

 

・美潮さん「高校生じゃないな」

・子供新聞の記事を映写。

 松田聖子さんが「紅白歌合戦」に初出場するという記事の横にたいらさんの記事が。

・「ジャケットに顔を出さない二枚目」

・当時のアニメ雑誌に載ったお写真。

 たいらさん「ふとってますね~。顔も太もももパンパンですね」

・雑誌「アニメージュ」主催の「アニメグランプリ」のパンフレットを映写。

 たいらさんはもちろん、中尾隆聖さん、田中真弓さん、水木一郎さん、大杉久美子さん、

 神谷明さん、小山茉美さん、MIOさん、山形ユキオさん、水島裕さん、島津冴子さん、

 堀江美都子さん、ささきいさおさん、難波圭一さん、冨永みーなさん、

 ダ・カーポさん、コニーさん、三ツ矢雄二さんらの当時のお写真が。

・水木さんの煙草、山形さんの今との違い、その隣のMIOさん、変わらないいさおさん、

 なぜか紅組にいる方などを中心に観客大沸き。

・アニソンの世界に入って。

・「伝説巨神イデオン」について。

・「復活のイデオン」レコーディングでのすぎやまこういち先生とのお話。

・「よくわかんない」

・「宇宙の話なんだけど、人間を描きたいんです」

 

09:バスターズ レディーゴー! (1C)/たいらいさお

-MC-

 

特撮の歌、しかもせっかくだから今年の作品という事で2012年の戦隊「特命戦隊ゴーバスターズ」の最初のオープニング。

大人の空気を帯びたたいらさんの歌唱は、黒木指令官の視点からの歌の様に思えました。

 

・たいらさん「凄いね、高橋さんは。リズムとか自分に無いもの持ってるし」

 美潮さん「褒めてもらってるのに高橋くんは来て無いんですよ。

     今日来たいって言ってたんですけど、どうしても来れないって」

 たいらさん「何度か彼のステージは見させてもらってるけど、良い歌手ですよ」

 美潮さん「こんなに褒めてもらってるのになぜ高橋はいない!!」

 

・童謡・抒情歌を歌うに至るまで。

・美潮さん「ではその童謡を歌って頂きたいのですが」

 たいらさん「はい。金曜だけど"どうよう"してます」

・次に歌う歌の成り立ちや、訳詞の妙について。

 

10:大きな古時計/たいらいさお

-MC-

 

秒針を思わせるアルペジオから、平井堅さん版のヒットでポピュラーソングとしても親しまれている「大きな古時計」を弾き語りで。

たいらさんののびやかな歌声とギターに会場はやさしくせつない雰囲気に包まれました。

「♪チク タク チク タク」をたいらさんの先導で合唱する場面も。

 

・たいらさんの語る立ち飲み屋の魅力とは。

・山野さと子さんと交えた立ち飲み屋での打ち合わせは「歌祭」最速。

 美潮さん「だって早く呑みたいんだもん」

・昨今の「歌祭」の課題曲「Everyday、カチューシャ」を即快諾したたいらさん。

 たいらさん「てっきり♪カチューシャかわい~や の方かと思ったら、まさか48の方とは……」

 「カチューシャの唄」だと勘違い。

・ジャケットを脱いだらなんとノースリーブ。

 

11:Everyday、カチューシャ (1C)/山野さと子 うちやえゆか たいらいさお

-MC-

 

ヒーロー席にいらしていた山野さんとうちやえさんが歌われ、たいらさんは踊りに専念。

たいらさんは終始笑顔でしっかりと踊られ、歌われている山野さんもうちやえさんも、横で見ている美潮さんも感嘆の表情でした。

 

・拍手喝采。

・たいらさん「この二週間、暇ができればビデオを見て練習してました。

              おかげでAKBのみなさんの顔がわかるようになりました。大島さんが誰だかやっとわかりました」

・たいらさんが定期的に催されているサロンコンサートのお話。

・良い歌を探して、良い歌を歌っていく。

・「美しき天然」のCDを六月に発売。

・歌の成り立ちと、今回CD化するにあたってのたいらさんの思い。

 

12:美しき天然/たいらいさお

-MC-

 

自然が奏でる音楽の美しさを歌った唱歌を歌詞をプロジェクターで映し、言葉を味わいながら。

それまでとは異なる表情と、なめらかな歌声で歌詞を表現するたいらさんのお姿は、アニソンとはまた異なる凛々しさでした。

 

・美潮さん「さっきまで『カチューシャ』を踊ってた人とは思えないですね」

 たいらさん「こんな事できるの美潮ちゃんだけだよ。誰も考えないもん」

・小林亜星先生作曲のCMソングを歌われたたいらさん。

 たいらさん「春頃はあんまり見なかったけど最近よく見るようになって、

       この前『スーパーニュース』で一回、今日も『徹子の部屋』で二回流れたのかな?

       今日は一緒に歌った人も来てるんでちょっとやってみましょう」

 

13:東ハト「あみじゃが」CMソング/たいらいさお 稲村なおこ

 

小林亜星さん作曲のポテトチップスのCMソングを即興で披露。

とっさの事ながらさっと歌えてしまう稲村さんの瞬発力に驚き、たいらさんのサービス精紳に脱帽です。

 

プレゼント抽選会

 

あらかじめ入場時に配布された抽選券をもとに、出演者からのグッズや私物が当る抽選会。

CDやスタッフ向けのDVD、「銀河旋風ブライガー」ドラマ編のLP、「アニメージュ」付録のカレンダーなどが用意されました。

 

お友達紹介

 

次の出演者へたいらさんがお電話を。

たいらさん「忙しい人だからなぁ……人にも教えてるし、出てくれるかな?」

と、ヒーロー席で携帯電話に出られた方が。

たいらさん「どうもへーちゃんです。ちょっと変わった集会をやってて……」

そしてステージへ出てこられたのは……。

たいらさん「MIQさんです!」

MIQさん「こんばんはッ!!」

美潮さん「次はMIQ祭です! どうですかMIQさん、ご覧になって」

MIQさん「楽しっ! 見てて『出たい!』って思っちゃった」

 

・ラストはオリジナル曲を四曲、さらにオマケで二曲を一気に。

 

14:トライダーG7のテーマ/たいらいさお

15:最強ロボダイオージャ/たいらいさお

16:銀河旋風ブライガー/たいらいさお

-MC-

 

たいらさんの歌われたロボットアニメの代表曲を年代順に立て続けに披露。

まずは「無敵ロボ トライダーG7」のオープニングは楽しげにのびのびと、

続く「最強ロボ ダイオージャ」のオープニングでは力強くも表現豊かに雄々しく、

そして前口上もいなせな「銀河旋風ブライガー」のオープニングで粋でいぶし銀にと、

たいらさんの魅力を十二分に堪能する事ができました。

 

・たいらさん「最後はやっぱりアニメソングに導いてくれた『イデオン』ですね」

・歌う度に二番の歌詞に奮い立たされる。

 

17:復活のイデオン/たいらいさお

 

「伝説巨神イデオン」のオープニング。所々で観客がたいらさんと同じ振り付けをしている姿も見られました。

ロボットソングらしい詞と文学的な詞が同居したこの歌を歌いこなせるのはたいらさんの表現力だからこそ。

 

18:ヨカッタネ宇宙 (1C)

~俺は社長だ (1.5C)/たいらいさお

-MC-

 

オマケは「最強ロボ ダイオージャ」のエンディングと「無敵ロボ トライダーG7」のエンディングをメドレーで。

やさしく、どこか物悲しい感じのする「ヨカッタネ宇宙」から、コミカルな「俺は社長だ」と緩急の効いた連続は、

ラストを飾るのにふさわしい、楽しい雰囲気でした。

たいらさん「社長の演説おしまい!!」

 

・最後にたいらさんからご挨拶。

 たいらさん「あっという間でした。二時間半、みなさん楽しんでいただけたでしょうか?」

 観客拍手歓声。

 たいらさん「美潮ちゃん、みなさん、ありがとうございました!!」

 

閉演BGM:行けザンボット3

 

拍手の中、340スズキ♪ presents 「歌祭27 ~たいらいさおの巻~」は終演となりました。

アニソン系の催しではまず聞く事の出来ない、見る事の出来ない場面ばかり。

ご自身の歌や踊りを披露されるだけでは無く、イベントの流れやゲストにまでしっかりとした気配りをされ、

カバーへの取り組まれる姿勢や、話されるエピソードを含め、たいらさんのお人柄がとても感じられるイベントでした。

ゲスト/山野さと子 うちやえゆか 稲村なおこ ショッカーO野

 

  

補足

 

・開演前や休憩時間には、

 「11PMのテーマ」「プロポーズ大作戦」「ハイスクールララバイ」「徹子の部屋のテーマ」

 「さわやか3組」「盆回り」「レナウン娘」「どこまでも行こう」アニメ本編から抜き出したであろう台詞入りの「Get Wild」、

 「スーパー・ウォーズ」「テレポーテーション~恋の未確認~」、「SHOP99 テーマソング」「夜空の星」「グッド・バイ・マイ・ラブ」

 「Monkey Magic」「真夏の出来事」「かっぱの唄」「六甲おろし」「ルージュの伝言」「虹とスニーカーの頃」

 など、バラエティ豊かな曲達が流れていました。

 

・たいらさんの真摯な姿勢と朗らかな語り口、そして時折入る嫌みの無いジョークがとても魅力的。

 

・振り付けや合の手を頻繁にしていてノリノリの山野さん。

 

・裕&雄二。

 

・結婚式で全力の「ゴロンタ音頭」を披露する水木さん。

 

・Twitterをはじめたたいらさん。

 

・MIQさん「美潮ちゃんとは話が合いそう」

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