2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
JAM Project LIVE 2011-2012 GO! GO! GOING!! ~不滅のZIPANG~ 最終公演
12.1.29 日本武道館
出演/JAM Project (影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹 ヒカルド・クルーズ)
演奏/B.山本直哉 G.横関敦 G.TAKEO Key.寺田志保 Dr.青山英樹
Ag.影山ヒロノブ Dj.遠藤正明 B.きただにひろし Bon.奥井雅美 Ag.福山芳樹
JAM Projectが2011年、2012年と年をまたいで開催してきたライブツアー「JAM Project LIVE 2011-2012 GO!GO!GOING!!」。
国内公演を「~不滅のZIPANG~」、海外公演を「~ARIGATO TOMODACHI~」と銘打ち、
のべ5ヶ月19公演にわたって開催してきたライブツアーは東京公演二日間でラスト。
今回はその東京公演の最終日のレポートです。
会場はライブの殿堂・日本武道館。
JAM Projectが武道館でライブを開催するようになり、今回で三公演目を数えました。
ステージは前方ステージと後方ステージに分かれており、二つのステージを階段が繋ぎ、
階段の左右にバンドブースが設置。前方ステージはそれぞれ左右に分かれた、1階席にとどかんばかりに近い花道が。
ステージ後方には大型ビジョン、その左右には電光掲示板風の照明が設置されていました。
天井にはリング状の照明装置が設けられ、その真下、メインステージの前方には
モニタリングスピーカーが5台用意されており、それぞれの上に立てるように台座が設けられていました。
続々と観客が会場を埋めつくしていき、開演時間も少し過ぎた頃になると、突然場内が真っ暗に。
沸き立つ観客の歓声が場内を包み込む中、いよいよ「JAM Project LIVE 2011-2012 GO!GO!GOING!! ~不滅のZIPANG~」
ライブツアー最終日のスタートです。
00:Overture
荘厳な音楽が流れる中、大型ビジョンにメンバー5人のバストアップが映し出され、
QEENの「Bohemian Rhapsody」を思わせるような重厚なハーモニーが鳴り響き、
ツアーへの意気込みを思わせるメッセージ流れ終わると、大型ビジョンの前には本物のメンバー5人の姿が。
01:NOAH
オープニングを飾るのはゲーム「第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇」のオープニング。
鬼気迫るヘヴィな曲調と、メンバー5人の力強い歌声が合わさっての疾走感はライブの幕開けにぴったりでした。
02:流星Lovers
03:Vanguard
-MC-
続いては印象的なハーモニーからはじまるアニメ「スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-」より二代目オープニング。
近未来的な曲調としなやかな歌声の世界観を堪能し、続いては、"イメージ"の時間。
アニメ「カードファイト!! ヴァンガード」の初代オープニング。スマートな疾走感あふれるこの曲は、
ライブで体感するとよりロックにアレンジされ、観客の熱気も合わさって原曲とはまた違った魅力です。
・まずはメンバーのみなさんからそれぞれご挨拶。
・ツアーも最終日となると名残惜しい。
・スピーカー上の台に乗るきただにさん。「上からヒロシですみません」
・福山さん「前日はトラブルに見舞われましたが、過去の事は気にしねえ。今日は新しいトラブルが楽しみです!」
影山さん「それじゃぁ、次はこのライブのツアータイトルにもなってる曲を歌います!!」
観客「ぉおおおおおおおおおおお!!」
影山さん「このタイトルをみんなと言えるのも最後かと思うと寂しいけど、いけるかぁああ!!」
観客「ぉおぉおおおおおおおおおおおお!!」
影山さん「GO! GO!」
観客「GOING!!」
04:GOING
今回のツアータイトルでもあり、八枚目のベストアルバムのタイトル曲にもなっているオリジナル曲「GOING」。
困難も元気に、ポジティブに乗り越えて行こうというメッセージが詰め込まれている、とてもJAM Projectらしい曲。
後半の「♪世界中が 僕達が」はそんなJAM Projectからのメッセージを受けた観客との大合唱になり、とても素敵な一幕でした。
05:弾劾の剣
06:ヒカリへのカウントダウン
-MC-
一転して張りつめる曲調の「弾劾の剣」は「パチスロ 超重神グラヴィオン」のテーマ。「グラヴィオン」シリーズに共通している
神秘的な緊張感は、この曲でもたっぷりと堪能できます。続いては玩具・フィギュアの企画や、
販売を行う企業「グッドスマイルカンパニー」の創立10周年記念ソング。
両曲ともシリアスな曲調と歌詞なのですが、趣きが好対照な所はとても興味深いです。
・動き過ぎて影山さんの膝から水が出ないか心配な福山さん。
・影山さん「年齢的体力の限界をこえてます」
・前日の東京公演初日には、遠藤さんの御一家"遠藤一族"も観覧にいらしていたとか。
遠藤さん「さっき帰っちゃいましたけどね」
・スタッフさんによってマイクスタンドがセッティングされていく中、
ご自身がJAM加入された当時によく見られた、マイクスタンドの上部の棒だけを持ってた福山さん。
・影山さん「今日で最終日って事で、歌う一曲一曲が名残惜しいけど…どう?」
観客「……」
きただにさん「どう? て。急に聞かれてもお客さんびっくりしますよ」
影山さん「ナハハハ。でも、何ヶ月も一緒にライブを作ってきたスタッフもメンバーも、
しばらくバラバラになっちゃうかと思うと寂しいっす。
そして新曲のプロモに出てくる、あの"男前なおっさん"にも、もうしばらく会えないかと思うと寂しいっす」
07:Believe in my existence
08:Always be with you
せつなげな皆さんの歌声が印象的なアニメ「カードファイト!! ヴァンガード」の二代目オープニング。
途中から大型ビジョンにプロモーションビデオが流れ、"男前なおっさん"こと福山さんの雄姿が武道館いっぱいに映し出されました。
続いては結成10周年記念オリジナルアルバム「MAXIMIZER ~Decade of Evolution~」より「Always be with you」。
遠藤さんの先導で観客が手拍子をする中、メンバーのみなさんのやさしい歌声とメッセージが場内を包み込みました。
09:TRANSFORMERS EVO.
10:牙狼 ~SAVIOR IN THE DARK~/観客
-MC-
一転して緊張の旋律。アニメ「トランスフォーマー アニメイテッド」のオープニング。
メンバー、観客ともタオルを用いて振り付けする"タオル曲"であるこの曲。ステージと客席との一体感は圧巻でした。
ステージ上が暗くなり、メンバーが退場して行くと、大型ビジョンに奥井さんによる現メンバーの似顔絵が一人づつ映し出され、
それぞれのコメント形式で「衣装を変える間に観客みんなで歌っていてね」という旨メッセージがあり、
特撮「牙狼<GARO>」二代目オープニング。生バンドに合わせて観客が一体となって歌っている空間は迫力満点で、
うねりのような大合唱となりました。
・着替えが終わったメンバーのみなさんがご登場されると、入れ替わりにバンドのみなさんがご退場。
スタッフさんによってアコースティックコーナーのセッティングが行われていきます。
・影山さん「みんなすげー! センキュー!! 着替えてる時もみんなの歌声がずっと建物の裏まで届いてました!」
きただにさん「今日は特に凄かったすよねー」
福山さん「観客に歌わせるってのはJAMにしか出来ない休憩の仕方だよな」
・影山さん「次の曲は、福ちゃんが作ってくれた歌で、海外では韓国語とか広東語とかで歌ったんすけど、果して通じたかどうか」
観客笑。
福山さん「サビになるとみんなの歌声が強くなってくのな! なぜならサビはどの国でも変わらないから」
影山さん「"I LOVE YOU"は共通語やもんな」
11:I LOVE YOU
-MC-
アルバム「MAXIMIZER」より、福山さん作詞作曲の「I LOVE YOU」でアコースティックコーナーはスタートです。
シンプルなアコギ演奏だからこそ、メンバーのみなさんの柔らかな歌声をじっくりと堪能する事が出来ました。
影山さん「ツアーの最初、国際フォーラムでやってた時は緊張しまくりやったけど、やっぱ、ツアー3ヶ月もやってると上手くなるもんやね」
遠藤さん「自分で言っちゃったよ」
影山さん「でもなんか、みんな、…(ここから悪い濁声)…ええ感じやでぇ~」
きただにさん「うわっ出た!」
影山さん「ちょっとづつ悪い感じの声になってくでぇ~。オレのギターもディストーション(歪み)が効いてるでぇ」
アコギをつま弾く影山さん。
きただにさん「めっちゃキレイ。ディストーション効いてない!」
とても寒かったライブ当日。
影山さん「みんな寒かったよなぁ」
きただにさん「さぁむかったですよねぇ」
遠藤さん「しばれますよね」
影山さん「おっ、ほんまもんや」
と、演歌調にギターをつま弾く福山さん。
影山さん「えぇな! "日本の冬っ"て感じで」
11.5:Emmanuelle (エマニエル夫人) (冒頭のみ)/福山芳樹
福山さんのギターが突然奏でたのは、映画「エマニエル夫人」のテーマソング。
影山さん「なんで『エマニエル夫人』やねん!
きただにさん「DVDになんのに!」
遠藤さん「著作権料払わないといけませんねぇ」
影山さん「フランスかどっかにな。でも大丈夫。今のは福ちゃんが自腹で著作権料を払う」
福山さん「どわははは。JAMのメンバーがやった事は全てリーダーが受け持つから影さんに払ってもらおう!」
影山さん「そんなら、オレ、一応、SOLID VOX(影山さん、遠藤さん、きただにさんの所属事務所)の社長やから、
著作権料はうちの事務所の売り上げから払う事になるで」
きただにさん「んなっ……それどう考えても僕じゃないっすか!」
影山さん「いやっ、わからんよぉ」
遠藤さん「オレ達からとるんすかぁ……」
12:FIRE WARS (1C)
~嘆きのロザリオ (1C)
~STORM (1C)
~DRAGON (1.5C)
-MC-
影山さん曰く、"JAM Projectなりの「スーパーロボット大戦20周年」のお祝い"という事で、
OVA「マジンカイザー」のオープニング「FIRE WARS」、アニメ「超重神グラヴィオン」のオープニング「嘆きのロザリオ」と続き、
遠藤さんによるジャンベソロを挟んでOVA「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」のオープニング「STORM」、
ラストはOVA「新ゲッターロボ」のオープニング「DRAGON」と、JAM Projectと縁が深いロボットアニメのメドレー。
近年のライブではJAM Projectの黎明期の楽曲が披露される事が少ないだけに、メドレーでも聞く事が出来てとても嬉しかったです。
・アコギコーナーが終わり、バンドのみなさんもそれぞれのブースに戻り、後半戦へ。
・きただにさんに極端に近づく影山さん。
きただにさん「ちょっちょ! 距離感が無い。声に距離感が無い」
影山さん「…照れんなよ」
・続いては今回のツアーの中でも重要な位置付けになっている曲「Blue rise」を歌うという事で、
「Blue rise」を作られた奥井さんが、震災を受けてからのご自身の心情と「Blue rise」に対する思いを語られました。
13:Blue rise
-MC-
八枚目のベストアルバム「GOING」より、しっとりとしながらも力強い歌声が魅力の「Blue rise」。客席の多くのネオンライトも青に。
途中から照明がリング上からバラバラになり、鳥が羽ばたいている様に変わり幻想的な空間を作り出していました。
・影山さん「ここでこの男を呼び込もう。武道館の為に、ブラジルから駆けつけてくれたヒカルド・クルーズ!!」
ヒカルドさん「ハロー!! ジャパァアアン!!」
Additional VocalとしてJAM Projectに参加しているヒカルドさんご登場。
・影山さんとヒカルドさんによるポルトガル語のお話。
・今回の来日でまんだらけに五回も訪問。宇宙刑事が載っている当時の「テレビランド」をパックでお買い上げ。
影山さん「客席のみんなわかるぅ~?」
遠藤さん「それわかるの美潮さん(特撮好きの読売新聞記者・鈴木美潮さん)くらいですよ」
・「スペクトルマン」のDVD-BOXのお話。
影山さん「ずっと遠藤ンちにあったんだよな」
遠藤さん「送ると高いんですよねぇ」
・愛情の腹パンチ。
・影山さん「次に歌うのは『牙狼』の新しい歌はヒカルドも歌ってるけど、今回は作曲として参加してくれてます!」
観客「ぉおおおおおおおお」
ヒカルドさん「日本の特撮が大好きで、特撮の歌を作ることができて嬉しいです。しかもあの"影山ヒロノブ"と一緒なんて最高です!」
影山さん「おーし、じゃあ、曲紹介はヒカルドから!!」
ヒカルドさん「わかりましたー! じゃあ聞いてください!! 『我が名は牙狼』!!」
14:我が名は牙狼
-MC-
当時絶賛放送中の特撮「牙狼<GARO> ~MAKAISENKI~」より、シャープな印象の二代目オープニング。
みなさんが歌われている最中、大型ビジョンにはオープニング映像をメインに編集された
「牙狼」の雄姿が映し出されていましたが、二番最後の「牙狼!!」に合わせて後方ステージに突如として登場したのは、
黄金騎士・牙狼。
どこからかわいて出たホラー達を斬り倒し、牙狼剣を構えた姿に観客大興奮。
牙狼が見守る中、高らかに黄金騎士の雄姿が歌いあげられました。
15:BIG BANG EXPLOSION ~Song for Ragnarok Party~
16:Get over the Border
17:SEVENTH EXPLOSION
-MC-
ヒカルドさんと牙狼を見送り、続いては手拍子も軽やかにオンラインゲーム「ラグナロクオンライン」のイメージソング。
福山さんときただにさんがコザックダンス的に足を振り上げて踊る場面も実にファンキー。
間奏が終わり、「RAGNAROK!」大合唱状態になると、メンバーによるバンドメンバー紹介。
山本さんが八艘飛びの要領で5つのスピーカー上の台を飛びまわったり。青山さんのお父さんが来ていたり。
続いては6枚目のベストアルバム「Get over the Border」からタイトル曲「Get over the Border」。
随所で冴えわたっている影山さんと福山さんのシャウトは、ライブで聞くとより一層パワフルです。
さらに続く7枚目のベストアルバム「SEVENTH EXPLOSION」のタイトル曲「SEVENTH EXPLOSION」になると、
ハードな曲調に合わせてメンバー全員がシャウトしまくっており、圧巻の一言です。
・影山さん「今日もすごかった、遠藤正明!! 福山芳樹!!」
観客拍手。
遠藤さん「……いや、がんばるもんじゃないんで」
影山さん「オレの見立てでは、遠ちゃんはあと二分はいけたね」
遠藤さん「長っ」
影山さん「あとみんな知ってた? オレが密かに右足がツってた事」
福山さん「だぁははははは!」
きただにさん「ツってたんっすか!!」
影山さん「遠ちゃんがのばしてる間、もっとのばしてくれ~、って思ってた」
きただにさん「休んでたんや」
影山さん「……」
きただにさん「…なんすかぁ…」
影山さん「なんだよひろしー…ウィーゴー!」
きただにさん「なっ、いま関係ないっしょ~」
影山さん「……」
きただにさん「なん…」
影山さん「なんだよひろしー…ウィーゴー!」
影山さん「さぁ!! こっからラストまではノンストップで『スパロボ』いくぜえええええ!!!」
観客「ォォォオオおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
18:VICTORY
ラストブロックは怒涛の「スーパーロボット大戦」づくし。まずはゲーム「スーパーロボット大戦MX」のオープニング。
曲中で他のメンバーが歌っている間に、福山さんと影山さんが競うように飛びまくっているのが印象的でした。
19:鋼の救世主 (1C)
~GO! (1.5C)
~Rocks (1.5C)
しっとりとしたアレンジで始まったのは、JAM Projectが初めて手掛けた「スーパーロボット大戦」の曲であり、
初めてメンバー全員で歌った曲でもある、ゲーム「スーパーロボット大戦α外伝」よりオープニング。
一転して響く重低音は、他のSRW曲と一線を画すゲーム「スーパーロボット大戦IMPACT」のオープニング。
サビの「GO! GO! GO!」でメンバーと観客とが交互に拳を付き出す光景は、見ていて圧巻でした。
続いて、ヒカルドさんが呼び込まれ、「SUPER ROBOT!!」の掛声から奥井さんの艶やかなコーラスが響く中、
ゲーム「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」のオープニングで、場内は熱狂の渦になりました。
影山さん「ラストソォオオオオオオオオオオオオン!!!」
きただにさん「歌えるがぁああああああああああ!!!?」
19:GONG
本編のラストはゲーム「第3次スーパーロボット大戦α -終演の銀河へ-」のオープニング。
きただにさんの声を受け、場内が一気に明るくなり、1番のサビ前まで、完全に観客のみの大合唱。壮観でした。
今回印象的だったのは二番最初、ご自身のパートを歌うヒカルドさん。まさに威風堂々と言える歌いっぷりでした。
-アンコール-
熱気そのままにメンバーのみなさん、バンドのみなさんが退場されると、アンコールを意味する「Motto Motto」コールが場内中に響きます。
コールが続く中、バンドのみなさんが登場されたのですが、観客の多くは自分達が「Motto Motto」コールをする事に夢中になっていて気付いていない様子。
20:MAXON
アンコール一曲目はアニメ「スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター」オープング。
イントロがはじまり、照明が明るくなると、階段上の後部ステージにメンバー5人の姿が。歓声に再び熱気がはらまれました。
これでもかという程のスピードと力強さが合わさった曲だけに、場内の盛り上がりは凄まじいものでした。
-アンコール2-
-MC-
「MAXON」が終わるとメンバー、バンドのみなさんがすぐにご退場され、再び「Motto Motto」コールが響き渡ります。
しばらくの間「Motto Motto」コールが続いていましたが、ステージ上が明るくなり、
「GO! GO! GOING!!」のライブツアーTシャツ姿のメンバー5人とバンドのみなさんが次々とご登場されました。
・影山さん「おかげさまで、今回のツアーは無事故で乗り切れそうです。
今、日本で一番アツい場所は間違いなくここだったと思います。みんなのおかげです!!」
・ここでメンバーのみなさんから一言づつご挨拶。
・うたうよー。
21:HERO
影山さんが挨拶される中、流れ出したのはオリジナルシングル「No Border」のカップリング曲「HERO」。
JAM Projectが全てのヒーローとヒロインに向けて歌った快曲は、ライブで聞くと一層味わい深いです。
メンバーも観客も手を左右に振りながら歌っている光景はとても素敵でした。
22:SKILL (2C)
~レスキューファイアー (2C)
~SKILL (サビから)
-MC-
ヒカルドさんが呼び込まれ、いよいよ今回のライブツアーもフィナーレです。
JAM Projectの人気を不動のもにしたゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」のオープニング。
いまだに根強い人気を誇る曲だけに、場内は溢れんばかりの熱気で大盛り上がりでしたが、
二番終わりになると特撮「トミカヒーロー レスキューファイヤー」のオープニングが盛り込まれ、
武道館の中はこれでもかという程に盛り上がり、2番終わりで遠藤さんによる「爆鎮完了!」の敬礼。
そして間髪いれずにきただにさんの先導でツアータイトルの「GOING」もじり、
お笑い芸人エド・はるみさんのアクションを踏襲した「ゴーイングゥ~!!」のコール&レスポンスを交え、
熱気をそのまま再び「SKILL」になだれ戻り、ラストは福山さんが5つのスピーカー上の台を
八艘飛びよろしく飛びまわってシメられていました。
閉演BGM:KI・ZU・NA ~10th Anniv.ver.~
拍手の中、流れてきたのはアルバム「MAXIMIZER」に収録されている再録版「KI・ZU・NA」。
バンドメンバーもステージ前方へ合流し、最後に影山さんからライブスタッフ、
レコード会社Lantis、そしてファンへの感謝の言葉を述べられました。
影山さん「今51歳のオレが子供の頃からこの国のアニメ、特撮の文化は輝いています!!
今もその輝きは変わる事はありません。日本のアニメ、特撮文化に拍手を!!!
オレ達はそんなアニメ、特撮の為の歌を、自分達の手作りで作っていきます!」
閉演BGM:Only One
BGMが2010年の中国「上海万博」の為に作られたオリジナルソング「Only One」に変わると、
ラストに出演メンバー全員による万歳三唱をすることに。
影山さん「じゃぁ、最後の音頭はヒカルド!!」
ヒカルドさん「はい!」
影山さん「マイクはオレが持っとくよ」
ヒカルドさん「はい。ボクは日本のアニメ、特撮大好きです!! この叫びがみんなに届くように!!」
ヒカルドさんの合図で万歳三唱をされると、メンバーがバンドメンバーのお互いを労うようにハグしたり、握手をしたり。
バンドメンバーが退場するのを見送ったメンバーは、前方ステージの左右に設置されている1階席にとどかんばかりに近い花道に
名残惜しそうに手を振りながらゆっくりと歩かれた後、退場して行かれました。
会場内が明るくなる中、最後は有志による三本締めがあり、
「JAM Project LIVE 2011-2012 GO! GO! GOING!! ~不滅のZIPANG~」東京公演、ツアー最終日は終了となりました。
2011年から2012年と年をまたいで展開された今回のツアー。
JAM Projectとは切っても切れない関係で、20周年を迎えた「スーパーロボット大戦」を全面に押し出した、
これでもかという程パワフルな内容になっており、終始息つく暇が無い熱狂っぷりでした。
私達はツアーの初日と最終日を観覧させて頂いたのですが、内容はそれほど差異はないながら、
初日と最終日ではそれぞれ異なった緊張感で、ライブの全体的な雰囲気も違って感じられ、
ツアーを行っていく間にメンバーやバンドの呼吸、観客のリアクションなどが構築されていき、
"ライブは成長する"という事を実感しました。
スペシャルゲスト/黄金騎士・牙狼 (伊藤慎)
補足
・最終日という事もあってか、奥井さんの高音の力強さをこれまでにないくらいに感じました。
・武道館前には各業界から送られたお花がたくさん。その中に田中公平さんや岡村明美さんの名前も。
・前日はライブの途中から歯痛に悩まされていた福山さん。
福山さん「アコギあたりから痛くなってさ。『HERO』じゃぁ手を振りながら『早くおわんねーかなぁ』って思ってましたね」
・「牙狼 ~SAVIOR IN THE DARK~」のラストで観客に対して指揮をしていた山本さん。
・他のメンバーが準備万端で待っているも、気付かない奥井さん。
・ヒカルドさん「日本は第二の故郷。今ここで歌う事が出来て嬉しいです!!」
・影山さん「LAZYっていうバンドがあります。4人の天才と1人の凡人で出来ているバンドなんすけど、
どういうわけか、今、その凡人が武道館の真ん中で歌ってます。
今こうやって自分がいられるのも全て、アニソン界のおかげです!!」
・ヒカルドさんの独特のステップが素敵。
・ラストの「SKILL」~「レスキューファイアー」でドラムスティックを振り回していた福山さん。
・最後にスタッフを激励している影山さんの後ろで舞台袖のスタッフさん達に対しコマネチをかます遠藤さん。
・そしてそれに応えるスタッフさん達。