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水木一郎 テレビまんが主題歌のあゆみ

11.12.11 Shibuya O-EAST

 

出演/水木一郎

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)

演奏/Super Rescue Band(G.鍋島圭一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.荒川泰)

 

 

We'll Be Together Forever.

 

1971年にアニメ「原始少年リュウ」のオープニング「原始少年リュウが行く」でアニメソングデビューされ、

その後、数々のアニメ、特撮、ゲームなどのヒーローたちを歌で支え続け、

2011年にアニソンデビュー40周年を迎えられた水木一郎さん。

 

アニメソングデビュー40周年を記念し、水木さんがこれまで歌われてきたアニメ、特撮番組のオープニング、エンディングの映像を

各会社の権利条件や垣根を越え、61作品104曲ぎっしり詰め込んだDVD「水木一郎TV主題歌大全集」が販売されました。

その「水木一郎TV主題歌大全集」とがっつりタッグを組んで開催されライブが

今回の「水木一郎 テレビまんが主題歌のあゆみ」です。何がどうがっつりタッグを組んで開催されたのかは後述。

 

会場は水木さんをはじめ数々のアニソンライブが行われてきたShibuya O-EAST。

ロビーでは各種CDやDVDの販売の他、芸能生活40周年を迎えた2008年に

アニメソング界の仲間達からプレゼントされた赤いジャケットをはじめとして、

アニソンコンピレーションアルバム「みんなアニメが好きだった」のCM内で

水木さんがフラワーロックに扮していた際の衣装や、

バラエティ番組に出演されている際に着用している針金入りで無風でも風になびく赤いマフラーと、

当時レギュラー出演していたフジテレビ系「森田和義アワー 笑っていいとも!」の1コーナー

「ドヤテクZ」に登場する際につけていた「いいとも!」のロゴ入りマフラーなども展示されていました。

 

近年は歌手の他、アニソンの普及のため、数々のテレビ番組に出演されている水木さん。

テレビでは「○○だゼェエエット!!」と叫ぶ奇抜なキャラクターになっている水木さんですが、

その際はほとんど前途のアニメのヒーロー風の赤いマフラーを着用されています。

テレビの影響というのは面白いもので、そのマフラーの簡易版が

水木さん公認グッズ「アニキ★マフラー」として商品化され、一般発売に先駆けて先行販売されていました。

会場には早速着用しているファンが多く見受けられただけではなく、多くのスタッフの方々も着用されていました。

 

ロビーから会場内に入ると椅子席が設置されており、既に多くの観客が。

ステージ上にはバンド、コーラスのブースがセッティングされており、

背後中空には「ICHIRO MIZUKI ANISONG 40th ANNIVERSARY」の文字プレートが掲げられていました。

ステージの左右の壁にはスクリーンがあり、何やら映像が映し出される様子でした。

 

開演5分前を告げるアナウンスがあり、いよいよ開演時間という頃になると、会場内が暗くなり、

左右のスクリーンに水木さんの写真が映し出されました。

続いてアニソンデビュー40周年を迎えての心情がつづられたメッセージが流れる中、

ステージ上ではバンド、コーラスのみなさんがセッティングされていました。

 

00:プロローグ(THE HERO ver.)?

01:原始少年リュウが行く

-MC-

 

メッセージが流れ終わるとオープニングを告げる音楽が流れ、

「テレビまんが主題歌のあゆみっ、ッゴーォゥ!!」という水木さん声と共にライブスタート。

一曲目はアニメ「原始少年リュウ」オープニングで水木さんのアニメソングデビュー曲「原始少年リュウが行く」。

情感たっぷりに歌われる水木さん。スクリーンには当時のオープニング映像が流れ、

続いて水木さんのこれまでのあゆみをたどる様に各年代の水木さんの写真のスライドショーが流れていました。

 

・水木さん「みなさんのおかげで40周年を迎えられました。ありがとうございます」

・水木さん「なにぶん40年、1200曲の中から選びました。ワタクシのライブは曲数が多いのですが、

      ライブの度に『なんであの曲がやらなかったんだろう?』『あの曲が聞きたかった』という声が多々あります。

     今回もそんなふうになってしまうかもしれませんがご了承ください」

 観客笑。

・「アニキ★マフラー」は隣の人の迷惑にならないように、社会的秩序を守って着けましょう。

・水木さん「40周年という事で、多くの垣根を乗り越えてDVD(水木一郎TV主題歌大全集)が発売されました。

       今日歌ういくつかはその中に収録されている映像と共に楽しんでもらおうと思います」

 観客「ぉおおおおお」

 水木さん「まずは、『雄叫び』の元祖ともいえるこの曲から年代順にメドレーで行ってみたいと思います!!

     『超人、バロム、ワァアアアン!!!』」

 

02:ぼくらのバロム1 (TVサイズ)

03:嵐よ叫べ (TVサイズ)

04:バビル二世 (TVサイズ)

05:ロボット刑事 (TVサイズ)

06:侍ジャイアンツ (TVサイズ)

07:がんばれロボコン (TVサイズ)

08:ローラーヒーロー・ムテキング (TVサイズ)

-MC-

 

まずは水木さんの代表的な作品をメドレーで、当時の映像と共に。

スクリーンに映し出される映像に合わせ、イントロまでの効果音は当時のもの(もしくは再現されたと思われるもの)が流れ、

イントロからは水木さんの歌もTVサイズ、バンドの演奏もTVサイズという、なんともニクイ演出。

水木さんの歌は勝手知ったる曲づくしなのですが、TVサイズで聞くとまた新鮮な印象でした。

 

・水木さん「当時の映像の中を見ると、スタッフや俳優とか、一緒にやってきた仲間達の名前がいっぱい出てくるんですよ。

     ロボコンを一緒に歌った島田歌穂ちゃんも今や人気ミュージカル女優ですからね。」

・オレは遅咲き。

・水木さん「この年にしてはね、肌もツヤツヤで、きめ細かいんですよ。アニソンを歌ってるからいつまでも元気でいられるんです」

・水木さん「今日は時間が無いのであまり喋りません」

 観客「ぇえええええええ」

 水木さん「曲が多いのでどんどん歌っていきます。そしたら皆さん『なんだあいつは歌手だったんだ』って思ってくれると思います」

 観客笑。

・水木さん「さぁ、次はオレも大好きなロボットソングメドレーだぁあ!!」

 観客「おぉおおおおおおおおおおおおおお!!」

 水木さん「映像の台詞は石丸(博也)くんがやってたけど、今日はオレが。ではいきましょう『マジンガーゼェッツ!!』」

 

09:マジンガーZ (TVサイズ)

10:ぼくらのマジンガーZ (TVサイズ)

11:おれはグレートマジンガー (TVサイズ)

12:勇者はマジンガー (TVサイズ)

13:鋼鉄ジーグのうた (TVサイズ)

14:コン・バトラーVのテーマ (TVサイズ)

15:行け! コン・バトラーV  (TVサイズ)

-MC-

 

説明不要の曲達が続々と披露。水木さんのロボットソングは

アニメソングにのめり込むきっかけの一つであり、身体に刷り込まれているので、

そのロボットソングを立て続けに聞く事が出来るというのはとても嬉しく、気が付くと大口を開けて歌っていました。

今回は席がナベさんのギターの真正面、「行け! コン・バトラーV」後奏でのギターの音がダイレクトに届きグッときました。

 

●「水木一郎TV主題歌大全集」ダイジェスト映像

●「水木一郎TV主題歌大全集」TVCMスポット

 

水木さんが汗を拭いたり、衣装を変える為にいったん退場。

その間、スクリーンで「水木一郎TV主題歌大全集」のダイジェスト映像が上映されていました。

ダイジェストで流れていた映像作品は

「原始少年リュウ」、「超人バロム1」、「変身忍者 嵐」、「マジンガーZ」、「バビル二世」、

「侍ジャイアンツ」、「仮面ライダーX」、「グレートマジンガー」、「がんばれ!! ロボコン」、

「仮面ライダーストロンガー」、「宇宙の騎士 テッカマン」、「鋼鉄ジーグ」、「ゴワッパー5 ゴーダム」、

「超電磁ロボ コン・バトラーV」、「快傑ズバット」、「大鉄人17」、「宇宙海賊キャプテンハーロック」、

「仮面ライダー(新)」、「ムーの白鯨」、「とんでも戦士 ムテキング」、「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」、

「時空戦士スピルバン」、そして「マジンガーZ」をもう一回でした。特に「ズバット」では観客から歓声と拍手が起こっていました。

続いて「水木一郎TV主題歌大全集」TVCM用のスポット映像が流れている所で、

バンドのみなさんが再登場。なんとみなさん「アニキ★マフラー」を着用されていました。

 

・衣装を変えられた水木さんが再登場。

・水木さん「今まではスクリーンの映像とステージのワタクシとでしたが、ここからはワタクシ中心にご覧ください」

・なぜ水木さんだけ「アニキ★マフラー」をしていないのかは、「この後しかけがある」との事。

・水木さん「さぁ、続いては70年代前半の曲をお届けします。まずは中東でも大人気『アストロガンガー』からいってみましょう!」

 

16:アストロガンガー (1C)

17:テッカマンの歌 (1C)

18:勝利だ! アクマイザー3 (1C)

-MC-

 

ここからは当時の映像が流れず、今までのメドレーのようなTVサイズではなく、各曲とも一番ずつのメドレーで。

三曲とも近年のANIME JAPAN FES系列ではなかなか聞く事が出来ない曲なので、久し振りに聞く事が出来たように感じました。

 

水木さん「続いては70年代後半のメドレーですが、メドレーで次々に演奏するのでギターのナベちゃんも大変です。

    曲に合わせてギターを持ちかえているので、その間はボクが喋らないといけないんですねー」

 

19:ダッシュ!! マシンハヤブサ (1C)

20:輝く太陽カゲスター (1C)

21:地獄のズバット (1C)

22:男はひとり道をゆく (1C)

23:オー!! 大鉄人ワンセブン (1C)

24:氷河戦士ガイスラッガー (1C)

25:グランプリの鷹 (1C)

26:北の狼南の虎 (1C)

-MC-

 

アニソン黄金期ともいえる70年代後半の珠玉の曲達を一番ずつ、どどどとメドレーで。

「地獄のズバット」ではファンにはおなじみになっている「♪復讐の風~」後の「飛鳥ー!」コール。

そして個人的にとても好きな「北の狼南の虎」を久々に聞く事が出来て嬉しゅうございました。

このブロックのメドレーに限った事ではないのですが、どの曲も曲のイントロが始まる毎に

観客から「おおぉ!」という歓声があがっていました。

 

メドレーを歌い終えられると水木さんが一旦退場。どうやら衣装チェンジのご様子。

しばらくすると「80年代メドレーいってみよう!!」という水木さんの声が。

 

27:おれはアーサー (1C)

28:タイガーマスク2世 (1C)

29:ゲームセンターあらし (1C)

30:夢を勝ちとろう (1C)

31:時空戦士スピルバン (1C)

32:サバンナを越えて (1C)

-MC-

 

イントロと共に水木さんが登場し、アニメ「円卓の騎士物語 燃えろアーサー」のオープニングからスタート。

「アーサー」を歌われる際、水木さんは生指笛を披露されるのですが、今回は少々手こずられていたご様子。

アニメ「プロゴルファー猿」のオープニング「夢を勝ちとろう」では水木さん自ら主人公・猿谷猿丸の台詞を。

幼少時に見ていたアニメ「ジャングル大帝 レオ」オープニング「サバンナを越えて」は

とても思い入れがある歌なので、いつ聴いても込み上げてくるものがあります。

 

・水木さん「ちょっとお水をいただきますね。水木だけに水が…」

・TBS系列「EXILE魂」での「感無量(缶無料)、ビン十円」のお話。

 

水木さん「今年は色々な事がありました。悲しい事もありました。

     その中でアニソンで元気づけられたという声を多く聞いてきました。

     いつか雲の向こうに光が見える、だから一度や二度で負けちゃいけない。

     この曲ではボク自身もそういった思いを再認識させられます。『ムーの白鯨』より『ムーへ飛べ』」

 

33:ムーへ飛べ

-MC-

 

アニメ「ムーの白鯨」より多くのファン、水木さんご自身も勇気づけられたというオープニングをフルサイズで。

激しい曲とはまた違った、優しく雄大な水木さんの歌声はとても素敵で、じっくりと聞き入りました。そこかしこで白いサイリウムが。

 

・水木さん「ここで皆さんに謝らなければならない事があります。今年一年、アニソンデビュー40周年としていろいろ活動してきましたが、

     実は正確には今年の11月25日からがアニソンデビュー40周年で、これから一年間がアニソンデビュー40周年です!」

 観客「ぇえええええぇぇぇえぇええええええ!!!」

 水木さん「ホントにゴメンなさい!」

 何にせよ水木さんは今年"が"アニソンデビュー40周年。

・水木さん「来年になるとマジンガーが40周年なんですよ。だから今年の今頃、マジンガーとグレートだけのライブとかやりたいですね」

 観客「ぉぉおおおおおおおぉおおお!!」

・水木さん「40周年という事で、各メーカーさんが色々な歌をプレゼントしてくれました。

       ここからは21世紀になってから歌った歌を続けて聞いてください」

 

34:セイリング未来へ (1.5C)

35:道-タオ- (1.5C)

-MC-

 

アニメ「サブマリンスーパー99」より水木さんのしなやかさをたっぷり堪能できるオープニング。

雄大な海の広がりを感じた後は、スーパー戦隊シリーズ「獣拳戦隊ゲキレンジャー」よりシリアスな歌声が魅力のエンディング。

「セイリング未来へ」と「道」を続けて聞くと、雄叫びだけではない水木さんの表現力の豊かさ再認識させられます。

 

・水木さん「さっき台詞間違えちゃいました。この二曲は"21世紀になってから歌った歌"ですが、

     ここからは40周年という事で、今年、各メーカーさんで歌った歌を歌うゼェエエエエエエッ!!!」

 突然の雄叫びに誰もがびっくり。

 水木さん「ごめんごめん、"Z"って言うのを忘れてて、『そういえば今日は"Z"言ってねぇなぁ』と思ったんでね」

・汗かきがなかなか治らない。

・納豆大使水木さん。被災地宮城県石巻で納豆を配る。

・水木さんが震災後に慈善ライブを行った青森県八戸市のお話。

 

36:かってに改造してもいいぜ (1C)

37:ヒーローはNever ねば Give Up! (1C)

 

アニメ「かってに改造」よりミステリアスな雰囲気漂う曲調と水木さんのシリアスさがたまらないのオープニング。まさか今回聞けるとは。

続いて水木さんの代表曲の良い所取りをした様な痛快なアニメ(?)「日本お父さん再生計画プロジェクト 頑張れ!! 納父さん」および

「全国納豆協同組合連合会公認ソング2011」のテーマソング。二曲とも「水木一郎TV主題歌大全集」には収録されていないながらも、

オープニング映像が流れていたのはちょっと驚きでした。

 

~休憩~

 

水木さんが退場されると、スクリーンに水木さんの映像が映り、10分間の休憩を告げるアナウンスが。

バンドのみなさんも順番に退場され、10分ほどの休憩時間です。

 

時間になると場内が暗くなり、バンドのみなさんが再登場。マフラーはそのまま。

いよいよ後半スタートという雰囲気の中、スクリーンに以下の文字が映し出されました。

 

「これまで歌ってきたヒーローたち、この世のすべてのヒーローに捧げます」

 

38:THE HERO

-MC-

 

アニメソングデビュー40周年記念アルバム「THE HERO~Mr.アニソン」より「THE HERO」のプロモーションビデオが流れだし、

映像に合わせて「THE HERO」から後半がスタート。アニソンメドレー「懐かしくってヒーロー」のブリッジ部分を交え、

水木さんがアニメ、特撮はもちろん、現実世界のヒーロー達にささげたメッセージが凝縮されたこの曲は、

40数年目の「君に捧げる僕の歌」の様な印象で、水木さんだからこそ歌う事が出来る歌だと思いました。

 

・水木さん「"まんがの歌"から今では"アニメソング"と呼ばれるようになって、

     当時は数えるほどしかいなかった歌手も、今は多くの後輩たちが増えて、みんな頑張っています。

     まずはその中でも、同士と言えるこの方をお呼びします。堀江美都子さん、ミッチ!!!」

 拍手の中、堀江美都子さんがご登場。

 堀江さん「40周年、おめでトォー!! (振り付き)」

 水木さん「ありがトォー!! (振り付き)」

・水木さん「あなたがいたから今のオレがいるんです」

 堀江さん「そんな事ないよ」

 水木さん「初めて会ったのはミッチが12歳の頃。あれから40年前、変わりませんもんねー」

 堀江さん「今、間接的に年齢バラしましたね…」

 水木さん「………」

 観客「ぁーあーあー」

 水木さん「うっそー見えない! 見えない!!」

 堀江さん「もういいんですけどね」

 水木さん「だって足も当時のままじゃん!!」

・水木さん「やっとミッチがバラエティ番組に出てくれたんですよ」

 堀江さん「まぁ、年末ですし、年に一回くらいならいいかなって思ったんですよ」

・"まんがの歌手"のお話。

・堀江さん「本でも書きますかね?」

 水木さん「あ、書けますね。共著で出しますか?」

・堀江さん「アニキがテレビにたくさん出て広めてくれても、アニソンに対する認識は国内よりまだ海外の方が…」

 水木さん「そうなんですよ。まだワタクシは戦いますよ」

・水木さん「長くファンでいてくれているみんなも辛かったろうなぁ」

・50周年に向けてもツルツルの肌で。

・アニソンデビューのきっかけのひとつは堀江さんを見て「水木君がいた!」

・紅ケンシロウ。

・デビュー間もない堀江さんのオリジナル曲「12歳の神話」レコーディングで水木さんと会う。

 堀江さん「まーカワイイお兄ちゃんでねー」

 

39:CROSS FIGHT!/& 堀江美都子

-MC-

 

堀江さんを交えて歌われたのは、お二人のデュエットの代名詞ともいえるOVA「破邪大星ダンガイオー」よりオープニング。

40年以上アニソン界を支え続けお互いを"戦友"と呼び合うお二人のコンビネーションは圧倒的な存在感です。

 

・堀江さんがご退場され、次のゲストを呼び込む事に。

 水木さん「次はオレと一緒に戦ってきたカワイイ弟分。オレはやんちゃな方だったんだけど、彼はオレよりもっとやんちゃで、

     代わりにオレがお兄さんやらなきゃいけなくなっちまった。今日はレコーディングの合間を縫ってきてくれました。影ちゃん!!」

 拍手の中、影山ヒロノブさんがご登場。

 影山さんが登場するや否や、影山さんのおなかを集中的に攻撃する水木さん。そしてやり返す影山さん。

・客席に「アニキ★マフラー」をつけている観客を見つけた影山さん。

 影山さん「いいなー。オレもアニキ★マフラーほしいわぁ…」

 水木さん「いいよ。JAMも全員つけよう!」

 バンドメンバーを見渡す影山さん。ナベさんを見て大笑い。

 影山さん「ナハハハ! みんなしてんねや」

 キーボードの荒川さんと目が合い「ぉおっ!?」と影山さん。

 荒川さん「お久しぶりです」

 続いて影山さんの視界に入ったのは、影山さんのバンド・BROADWAYのメンバーでもあるGUNTAさん。

 影山さん「…!!! なにしてんのぉ!!?」

 水木さん「ドラムがガンちゃんって知らなかったの?」

 影山さん「知らない知らない! ……えぇ~…」

・中国でガッチャしないかなぁ。

・水木さん「影ちゃんを呼びたかったのはね。40年の中で途中で入ってきて…」

 影山さん「途中て。新参者ですっ」

 水木さん「そうそう途中で入ってきて、いじめてぇ」

 影山さん「ナハハハ、ホントにね、未だに思いだすのはね、アニキと初めて会った時。

    『アニメージュ』のイベントで武道館に行った時、オレ、ジーパンでいったんスよ。

     そしたら、他の人がみんなタキシードとか着ててすっげぇビビって。

     その頃はまだ知ってる人とかほとんどいなかったから、端っこの方で座ってたんですよ。

     そしたらアニキと…最近テレビいっぱい出てる声優の……三ツ矢雄二さん! アニキと三ツ矢さんが来て、

     『だめだよぉ! 若い子がそんなとこにいちゃぁ! もっと盛り上げなきゃ!』って言われたんスよ。もう一生忘れない」

・JAM Projectのお話。

 水木さん「最初はオレも一緒にやって低いパートをずっと担当してたんだけど… (途中から低い声)」

 影山さん「アニキ、最近はボクが低い所やってます。

     遠藤(正明さん)とかが高い所をヒーヒーになって歌ってる横で結構楽してます。ナハハハ、ウソ! ウソ!」

 水木さん「でもJAMって結構激しいでしょ?」

 影山さん「頑張ってる感を出してるだけで、実は結構楽。ナハハハ、ウソ! ウソやで!」

 水木さん「オレもさ、最初の二、三年はついていけてたんだけど、もう途中からついていけなくなっちゃってよォ。

     ライブではオレが真中で仁王立ちして、周りをみんながグルグル移動して、で歌うときは♪アー(低い声)って」

 影山さん「でもこれからもアニキには節目節目で出て来てもらおうと思ってるんすよ」

 水木さん「オレはJAMを辞めたわけじゃないから……っと…なんだっけ?」

 影山さん「非常勤!」

 水木さん「そうそう非常勤!」

・水木さん「影ちゃんと歌う曲なんだけど…ほら、これから更に寒くなるでしょう? 温まりたいじゃない?」

 影山さん「!! こんなちゃんとした席でもそのコントやるのぉ!!?」

 水木さん「そうなんです!!」

 影山さん「こんなにみんなもちゃんと聞いてくれてんのに!?」

 水木さん「そうです。むしろ皆さんもどう聞いていいかを探ってるみたいですし」

 影山さん「まぁまぁね。これからますます寒くなるし、温まりたいですもんね」

 水木さん「…まぁこれから歌うのは『STORM』っていう曲なんですけど……」

 影山さん「!? っぅえええ! 自分で言ったのに!」

 水木さん「今のはストーブとかけてたんだけど、もう『STORM』って言っちまったし」

 影山さん「ナハハハハ。じゃっ行きましょう!!」

 水木さん「STOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOORM!!!」

 

40:STORM/JAM Project featuring 水木一郎 影山ヒロノブ

-MC-

 

影山さんと歌うのはJAM Project黎明期の快曲OVA「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」よりオープニング。

2番の出だしをトチってしまった水木さん、つられて歌詞を間違てしまった影山さん。それでも終始とても楽しそうなお二人でした。

 

・「おめでとぉおおお!!」と言いながら影山さんがご退場。

 水木さん「オレがアツいと思ったら、影ちゃんの方がもっとアツいんだよなぁ。

     次のゲスト! 彼とはデュエットはしてないんだけど、同じ時代を生きてきた同士です。

     串田アキラさん、クッシーィ!!」

 水木さんに呼び込まれて串田アキラさんがご登場

・串田さんはいつもの金髪ではなく、串田さんが主題歌を歌われている当時放送中のアニメ「トリコ」の主人公トリコを思わせる青い髪。

 そしてTシャツに書かれた文字は「捕獲レベル1」。

・水木さん「クッシーには是非今回の40周年に出て欲しくてさ。会った頃はNHKの『スタジオ101』の頃?」

 串田さん「『ステージ101』だよ」

 水木さん苦笑。

 串田さん「あの頃芸能界っぽいのがあんまり好きじゃなかったんだよね」

 水木さん「オレもそうですよ。クッシーはライブ活動を中心にしてたから。

     あの頃からそうだけど、クッシーは日本のR&B界では5本の指に入る人だからね」

 串田さん「そんなことないよ」

 水木さん「当時からリズムにはうるさいし、歌もすごくてさ。なんとかアニソンに誘いたかったんだよね」

 串田さん「たぶん30年くらい前かな。僕がやってるR&Bライブにアニキが来てくれてね。一緒に歌ったりして。

     あのまま一つのジャンルだけを続けていたら、30年経った今は音楽をやってなかったかもしれないね。

     みんなにも会えなかったかもしれない。

     そう思うとアニメソングに来てよかったと思ってるんだよ。アニソン、ありがとう!」

・水木さん「今日クッシーに歌ってもらうのはオレからのリクエストなんですよ」

 串田さん「うん。アニキ、いつもおれあんまり喋らないじゃん?」

 水木さん「そうなんだよ。『からくりTV』に一緒に出てもオレが喋って、クッシーは黙ってる係だったもん」

 串田さん「だから今日はちょっと喋らせてもらっていい?」

 水木さん「もう是非。じゃああとはよろしくっ!」

・水木さんが退場され串田さんお一人に。

 串田さん「いざしゃべるとなるとやっぱりテレるね。ハハハ。ホントは歌ってる方が楽なんだけど、少し喋らせてね。

     いやぁ…40年。凄いよね。おれなんか到底追いつかないし追いつけないけど、

     40年間、日本のアニメを盛り上げ続けてくれてるんだよね。

     日本のアニメ、特撮の文化ってすごいんだよ。いつか、日本でアニメの万博みたいなものをやりたくてさ。

     海外だと『JAPANなんとか』とかいって日本のアニメ、特撮の博覧会がたくさんやってるのに日本では…ね。

     アニキ一人だけでこれだけの人が集まるんだから、いつかみんなと一緒に実現させたいよね」

・串田さん「アニキと会ったのはたぶん『キン肉マン』の頃だと思うんだけど、『キン肉マン』は結構歌ってるし、

     今日はアニキからリクエストもあったから違う曲をやってみよう。この曲でお祝い!」

 

41:ガツガツ!!/串田アキラ

-MC-

 

当時放送中、当日も放送していたアニメ「トリコ」よりこれぞアニメソングとも言えるオープニング。

串田さんのパワフルな歌声とトリコを思わせるアクションに応えるかの様に、観客もてんこ盛りの盛り上がりでした。

 

・水木さんが合流し、串田さんとガッツリ握手。

・串田さんのアニソンデビュー40周年には水木さんが駆けつける。

 串田さん「でもあと10年あるんだよ…」

・2012年公開予定「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン」のお話。

 串田さん「この前、レコーディングしてきました」

 観客「ぉぉおおおおおお」

 串田さん「松原君の若いパワーをもらって、僕もパワーを出しました!」

 水木さん「え、クッシー、松原と歌ったの?」

 串田さん「うん」

 水木さん「松原はオレの弟子なんですよ。あーいつ、オレにはパワーくれなかったなぁ…」

 観客笑。

 水木さん「オレと貴日が一緒にパワーを与えてなぁ…あれ? いねぇじゃん!」

 水木さんがコーラスブースを振りかえるも、貴日さんは既に退場されていました。

・串田さんが退場され、水木さんお一人に。

・水木さん「次はですね、オレと同じく40周年をむかえた『仮面ライダー』」

 観客「ぉおおおおお」

 水木さん「こちらのオープンエンドをまとめてメドレー行ってみようと思います。

     映像も一緒に流れますけど、歌っているのでナレーションは流れません。

     もしショッカー(O野さん)がいたらみんなに聞こえるように大声でナレーションしてね」

 

42:セタップ! 仮面ライダーX (TVサイズ)

43:おれはXカイゾーグ (TVサイズ)

44:仮面ライダーストロンガーのうた (TVサイズ)

45:きょうもたたかうストロンガー (TVサイズ)/& 堀江美都子

46:燃えろ! 仮面ライダー (TVサイズ)

47:はるかなる愛にかけて (TVサイズ)

-MC-

 

映像を交えながら40周年を迎えた栄光の仮面ライダーシリーズメドレーがスタート。

ここからは再びTVサイズでのメドレーという事で、バイクなどの効果音も織り交ぜられていました。

「セタップ! 仮面ライダーX」のTVサイズの後半は変則的なので少々戸惑っていたご様子。

「きょうもたたかうストロンガー」では堀江さんが再び登場され、観客大歓声でした。

 

水木さん「続いては久し振りの曲もいっぱいあるロボットソングです。

    最初の曲は小林亜星先生作曲なんですけど、言ったらわかっちゃうか…。

    レコーディングの前に先生が『水木君、こうやって歌うんだよ。♪いっくっぞぉッゴーダム!!』って

    ダミ声で歌ってくれて、レコーディングでも先生の歌い方を意識して歌った曲です『行くぞ! ゴーダム』」

 

48:行くぞ! ゴーダム (1C)

49:トライアタック! メカンダーロボ (1C)

50:父をもとめて (1C)

51:超人戦隊バラタック (1C)

52:斗え!ゴライオン (1C)

53:ゲッターロボ號 (1.5C)

-MC-

 

続くロボットメドレーはTVサイズではなく、各曲とも一番づつのメドレーで。

ここのロボットメドレーはどの曲も掛け声を入れたり合唱したりと、水木さんと観客が一体になれる曲づくし。

「スーパーロボット魂」シリーズでもなかなか聞く事が出来ない曲の連続は嬉しい限りでした。

 

・ソロのライブだと普段歌えない歌も歌える。

・水木さん「水樹奈々はオレの娘じゃありませんから。今度、彼女のラジオ『Mの世界』に出してもらいます。ダブルミズキです。

     彼女も、しょこたん、中川翔子みたいに仲良くしていきたい後輩ですね」

 

54:ルパン三世愛のテーマ

-MC-

 

ミラーボールが回りキラキラとした光が場内を彩る中、水木さんご自身も大好きなバラードだという「ルパン三世愛のテーマ」。

全編水木さんの艶っぽい歌声が魅力で、「おやすみの口づけを」では投げキッスを交えて歌われていました。

 

水木さん「次は、どんな事があっても地球を捨てない男の歌です。今日は会場に松本零士先生も来てくださってます。

    『キャプテンハーロック』それから『無限軌道SSX』のオープンエンドを続けて聞いてください」

 

55:キャプテンハーロック (TVサイズ)

56:われらの旅立ち (TVサイズ)

57:おれたちの船出 (TVサイズ)

58:ハーロックのバラード (TVサイズ)

-MC-

 

「宇宙海賊キャプテンハーロック」シリーズが当時の映像と共にメドレーで堪能できるのはとても贅沢。

ステージ後方の壁部分に星の様な照明がきらめき、宇宙的な空間が演出されます。

それぞれ勇ましさや優しさの違いはあれど、どの曲も水木さんの哀愁あるれる歌声がたっぷりと堪能できました。

 

・水木さん「松本先生はよく『片道の燃料だけでいい、宇宙へ飛ばしてくれ』と言っています。

     そしてボクには『世界に行って歌ってくれ』と言ってくれます。

     ボクも夢があります。宇宙に行って歌いたい。でも先生の夢とは一つ違います。帰りの燃料は積んでください…」

 場内爆笑。

・イイ話をしようとすると他の事を話してしまって駄目になる。

・水木さん「松本先生は石ノ森先生と全く同じ誕生日だそうです。

     松本先生も石ノ森先生も、手塚先生もそうですが、先生方が描いた未来の世界っていうのは現実になっていくんですね」

・水木さん「『TV主題歌大全集』を発売する事が出来たのも皆さんの応援があってこそです。

     皆さんの応援があって色々な壁を越えることができました…まぁ、あとはオレの人徳かな…」

 観客大笑。

・水木さん「さぁ、いよいよラストソング!!」

 観客「ぇえええええええええ」

 水木さん「最後はみんなと一緒に歌いたいです。来年は渡辺宙明先生や、永井豪先生を招いてライブをしてみたいですが…」

 観客「ぉおおおおおおおおおおお!!」

 水木さん「…まだ、お二人にはお話してませんし、今言ってみただけですけど…」

 観客笑。

 水木さん「他にもまだまだ毎年40周年が続きますけど、来年40周年のこの作品でラストです。『マジンガーZ』!!!」

 

59:マジンガーZ

 

本編の最後を飾るのは水木さんの代名詞である「マジンガーZ」を、今度はフルコーラスで。

途中「立ってるみんな、ごめんね」と立ち見の観客を気遣う水木さん、立ち見の観客は歓声で応えていました。

 

-アンコール~アニキコール-

 

水木さんとバンドの皆さんが退場されると、観客からアンコールが巻き起こり、

しばらくするとバンド、コーラスの皆さんがご登場。おぉ、コーラスの皆さんも「アニキ★マフラー」を着用されている。

あとは水木さんを待つばかりとなると、アンコールがアニキコールに代わりました。

満を持してマフラーを着用された水木さんが登場すると同時にバンドが奏で出したのは…。

 

60:レッドマフラー隊の歌

-MC-

 

イントロが始まると観客感嘆の声。なるほど。アンコール一曲目は特撮「大鉄人17」よりその名もズバリ「レッドマフラー隊の歌」。

使命感に満ちた歌詞を水木さん、コーラスの皆さん、そして観客が一緒になって歌う光景は、今回ならではの一体感でした。

 

・赤いマフラーの話。

 水木さん「『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の『笑ってはいけない警察24時』くらいから付け始めて、

     最初は『みんなに笑われちゃうなぁ』と思ってたんだけど、ダウンタウンの浜ちゃんから

     『水木さん、アレはサイコーです。吉本にもああいうのはいません!』って言ってもらえてね。

     この前も『HEY! HEY! HEY!』に出させてもらったんだけど、ダウンタウンの松ちゃん、浜ちゃんが

     フジテレビのスタッフに絶対『笑ってはいけない』の映像を流してくれって言って、日本テレビから借りてきてくれたんだよ」

・ここで"オレのレッドマフラー隊"ことバンド、コーラスのみなさんをご紹介。     

・キーボードの荒川泰さんは「24時間1000曲ライブ」にも参加されていたとか。

・ベースの吉岡さんのZポーズ。

・おかねもちしかかえないドラムを使っているGUNTAさん。

・水木さん「この前、ナベちゃんに電話したんですよ。『ごめんね。60曲も演奏してもらって、つらいでしょう?』って言ったら

     『平気っすよ!!』って言ってくれたんだけど、ホントは辛いよねぇ」

 ギターのナベさん、否定のZポーズ。

・アップルパイとザ☆カインズの名前の由来。

・それを真剣に聞いているGUNTAさん。

 水木さん「ガンちゃんがすごく感心したように聞いてたけど、ガンちゃんはなんでGUNTAなんですか?」

 GUNTAさん「……岩田ですから」

 水木さん「あ、岩田だからガンタ!! へー!」

 とぼけているのか、本気なのか判らない所も"水木節"。

・あれアンコール頂いたんでしたっけ?

・せっかくなのでアップルパイのお二人はコーラスブースからステージ前方へ。

 水木さん「オレの前に出たら駄目だからね」

 平山さん「…え、あ、わかんない! 出ちゃうかも」

 杉山さん「心得てます!!」

・水木さん「最後はヒーローがいっぱい出てくるこの曲です! 『懐かしくってヒーロー』!!!」

 

61:懐かしくってヒーロー~I'll Never Forget You~

-MC-

 

ラストを飾るのは1990年に水木さんが発表したアニソンメドレー「懐かしくってヒーロー~I'll Never Forget You~」。

アニソンファンならずとも一度は聞いた事がある曲づくしのメドレーも久しぶりに聞く事が出来ました。

水木さんがメインで歌いながら、アップルのお二人やカインズのみなさんの見せ場もばっちり。

最後は「ありがトォーッ!!」で締められていました。

 

・最後はカインズのみなさん、バンドのみなさんもステージ前方にご登場。

・水木さん「これが今年最後のライブですか?」

 平山さん「そうなんですか?」

 水木さん「いや、知らないんですよ。私」

 平山さん「…」

 水木さん「これまでにない位にスケジュールいっぱいで、毎日次の日の事で手いっぱい。

     だから歌詞を覚えるのも大変なんですよ」

 平山さん「歌詞を覚えるのが大変なのは前からですよね」

 観客大笑。

・タジタジな水木さんが暴露した「平山佳代子ショー」の話。

 平山さん「あ゛ーも゛ー!! 人の事はいえないでしょー!!」

 

62:三本締めZ/& アップルパイ ザ☆カインズ Super Rescue Band

 

バンド、コーラスのみなさんと万歳三唱の後、最後に水木さんのマイクを通さない生声の挨拶があり

おめでたい「三本締めZ」が行われました。キーボードの荒川さんは「三本締めZ」初体験だったようで、

一発目の「Z」で「ああそうか! こうやるのか」という顔をされていたのが印象的でした。

 

拍手の中、水木さんが関係者席にいらした松本零士先生をご紹介。

 

水木さん「先生ありがとうございます。あ、カインズさぁ! あれ歌える? 先生が好きな歌!!」

 

63:さすらいの舟唄 (最初だけ)/ザ☆カインズ

 

水木さんの言葉を受け、カインズの皆さんがアカペラで歌われたのは、

松本先生の作詞で、原作にも登場するアニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」の名挿入歌。

大好きな歌でして、まさか聞けるとは。最後の最後に思わぬサプライズでした。

 

水木さん「ありがとうございました! さぁ、ここから40周年ライブを始めたいと思います!!!」

観客「ぇええええええええぇえええええ!!!」

ラストにかまされたミズキングジョークに会場騒然。

水木さんの発言を受け、ギターのナベさんが呆れて速攻で帰る振りをするという場面もありました。

 

拍手の中、水木さんは「帰るゼェエエッ!!」とアップルパイのお二人、ザ☆カインズのみなさん、

Super Rescue Bandのみなさんと一緒にご退場され、「水木一郎 テレビまんが主題歌のあゆみ」は終演となりました。

 

「テレビまんが主題歌のあゆみ」のタイトルが示す通り、水木さんがアニメソングデビューされてからの40年を

当時の映像を交えながら総ざらいしていった今回は、まさに圧巻のライブでした。

元来水木さんファンであり、水木さんのソロライブが開催されるという事自体が久しぶりという事もあって、

久しく聞く事が出来なかった曲や、是非とも聞きたかった曲も次々と歌われ、終始夢中になっていました。

 

これだけの大ボリュームでもDVD「水木一郎TV主題歌大全集」に収録されている曲のやっと半分程度。

当然、DVDに収録されていない曲もまだまだ沢山あります。

多くの楽曲、多くのジャンル、多くのヒーローの歌を歌ってきた水木さんが

アニメソングと共に歩んできた40年は、アニメソングの歴史を作ってきた40年といっても過言ではないでしょう。

40年間アニソン界を牽引し続けている水木さんには、これからも多くのヒーロー達を歌っていってほしいです。

 

水木さんアニソンデビュー40周年おめでとうございます。

 

 

ゲスト/堀江美都子 影山ヒロノブ 串田アキラ

 

 

補足

 

・会場の入り口には各業界から沢山のお花が贈られておりました。

 特に関根勤さんからのお花はマジンガーZがあしらってあり、ひときわ目を引いていました。

 

・「1000曲ライブ」や「第一回 かわさきTVまんが祭」さながらにこぎみよくTVサイズや一番づつ歌われていった今回。

 こんな事が出来ちゃうのは、代表曲だけで軽く30、40曲ある水木さんだからこそだと思います。

 

・映像とピッタリ合わせて生で演奏するのは至難の業。それをやってのけてしまうバンドの皆さんの業たるや。

 

・水木さん「あたくしゃ芸人じゃなくて歌手でございます。でもバラエティは好きです」

 

・水を吹きそうで吹かない。

 

・バラードと汗かき。

 

・「THE HERO」ではアップルパイのお二人は「懐かしくってヒーロー~I'll Never Forget You~」の振り付けをされていました。

 

・金沢。沖縄。プールサイド。ポッケに石。

 

・近年の海外公演のお話。アップアップ。親指ポーズ。

 

・まるで中学生のようにじゃれあう水木さんと影山さん。

 ムーブメントを牽引し続けるお二人がじゃれ合っている様子はとてもほほえましく思います。

 

・水木さん「僕等の時代ってさ、外国から色々な音楽が入ってきて、絶対外国の歌手には敵わないって思ってたじゃない?」 

 串田さん「そうだね」

 水木さん「だけど、クッシーはさ、もう逆なんだよね。外国の人達がクッシーには敵わないんだもん」

 

・水木さん「奥さんも若いしねぇ…ウチと比べて…あっいけねぇ! さぁ、次です!!」

 

・マフラーの風向きは髪の分け目。

 

・最後に世界各国の「ありがとう」の言葉を口にされた水木さん。

 水木さん「ちょっと中東の方は、忘れちゃったんですけど、ごめんね。ちゅうとうハンパで…」

 

・水木さん「たくさんの歌に恵まれて、幸せです」

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