2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
JAM Project LIVE 2011-2012 GO! GO! GOING!! ~不滅のZIPANG~ 東京公演初日
11.10.22 東京国際フォーラム・ホールA
出演/JAM Project (影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹)
演奏/B.山本直哉 G.横関敦 G.TAKEO Key.寺田志保 Dr.青山英樹
Ag.影山ヒロノブ Dj.遠藤正明 B.きただにひろし Bon.奥井雅美 Ag.福山芳樹
2010年に結成10年目を迎えたJAM Project。
2001年に行われた1stライブ「JAM Fight! Live in JAPAN」から毎年ライブが行われてきました。
その「JAM Fight!」から丸10年目となる今2011年は、「JAM Project LIVE 2011-2012 GO!GO!GOING!!」と銘打ち、
国内公演は「~不滅のZIPANG~」、海外公演は「~ARIGATO TOMODACHI~」というタイトルで、
のべ5ヶ月19公演にわたってライブツアーを開催。今回はライブツアーの初日のレポートです。
会場は公的総合文化施設・東京国際フォーラムのホールA。
当日は昼間からあいにくの雨模様でしたが、開場時間の頃には一時的に止んでいました。
建物自体がなんとも先進的で、広々としたロビーから階段を上り、軽食、喫煙コーナーや
ツアーグッズやCD、DVD、JAM Projectが主題歌を担当している特撮「牙狼<GARO>」のグッズなどの
物販コーナーがあり、階をさらに登っると、会場へ入り口があります。
会場内に入ると既にスモークがほのかに立ちじこめられている広々とした客席が広がっていました。
ステージ正面には大型ビジョン、その左右には電光掲示板風の照明がセッティング。
大型ビジョンの前にはステージがあり、階段でメインステージへとつながっています。階段の左右にバンドブースが設置。
天井にはリング状のビジョンが大小二つ設けられており、その真下、ステージ床にはツアータイトルのロゴが。
開演までの間、ゆったりとした席に座って呆けていますと、近くにある関係者席には、
"本気のアニソンバンド"Reyのみなさんや、喜多修平さん、美郷あきさん、米倉千尋さんなどが続々とお席に。
その中で、JAM Projectの初代メンバー・さかもとえいぞうさんのお姿が。
周囲の観客はライブ前の興奮と相まって間近に見る関係者のみなさんに色めきだちながらも、
静かに座られていく関係者のみなさんを傍観していましたが、
JAM Projectの初代メンバーであるさかもとえいぞうさんが関係者席に現れると、
それまでとは違うざわめきに満ちた空気になったように感じました。
開演時間が少し過ぎた頃、ブザーが鳴り、沸き立つ観客。
アナウンスが流れた後しばらくは何もなく、ざわざわとした時間が続きましたが、
じわりと場内が暗くなると早くも大歓声が沸き起こり、いよいよ
「JAM Project LIVE 2011-2012 GO!GO!GOING!! ~不滅のZIPANG~」ツアー初日のスタートです。
00:Overture
大型ビジョンにQEENの「Bohemian Rhapsody」を思わせるバストアップのJAMのメンバーが映し出され、
競い合うようなコーラスがやがてひとつのハーモニーになり、このツアーへの意気込みを思わせる
メッセージを歌いあげると、ビジョンの前に現れた五人の人影に大歓声がおこりました。
01:NOAH
重機械を思わせる音が鳴り響き、ゲーム「第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇」のオープニングからスタート。
ツアーの幕開けを飾るのにふさわしく、一曲目からステージの上も観客席も大盛り上がりでした。
02:流星Lovers
03:Vanguard
-MC-
続いては「スーパーロボット大戦」つながりで、アニメ「スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター-」より二代目オープニング。
CDでは大人しい印象の曲ですが、生での迫力は力強く、疾走感のままに加速してそのまま「Vanguard」へ。
アニメ「カードファイト!! ヴァンガード」の初代オープニングである本曲は投げ込みも多く、観客の反応も弾んできました。
・まずはメンバーのみなさんからそれぞれご挨拶。
・遠藤さん「今日は恵みの雨の中、ようこそいらっしゃいました。ツアー初日という事で気合入れて行きます!!
東京国際フォーラム、かぁかってきなさぁーい!!」
・影山さん「だにぃ~今日は噛まへんなぁ」
きただにさん「なにいってんすかぁ、初日ですよ初日」
影山さん「なんか調子出ぇへんわぁ」
影山さん「これから長いツアーがはじまり、今日はその初日です。みんなぁ!! 一緒に行けるかぁああああ!!」
観客「ぉおぉおおおおおおおお!!」
影山さん「一緒に行けるかぁああああ!!」
観客「ぉおぉおおおおおおおおおお!!」
影山さん「一緒に行けるかぁああああ!!」
観客「ぉおぉおおおおおおおおおお!!」
影山さん「オーケー!! 一緒に行こうぜぇええ!! GO! GO! 『GOING』!!」
04:GOING
JAM Projectの八枚目のベストアルバムのタイトル曲であり、今回のツアーの名前にもなっているオリジナル曲「GOING」。
震災を受けての曲ながら暗くなる事なく、あくまでポジティブがJAMの答え。
「世界中が 僕達が」での観客との大合唱には揺さぶられました。
05:弾劾の剣
06:ヒカリへのカウントダウン
-MC-
続いてもアルバム「GOING」からの曲が二曲連続で披露。まずは「パチスロ 超重神グラヴィオン」より「弾劾の剣」。
間奏での男性陣のコーラスから奥井さんのソロに圧巻。続く「ヒカリへのカウントダウン」は、玩具・フィギュアの企画や販売を行っている
企業「グッドスマイルカンパニー」の10周年を記念した歌。息をつかせぬサビが印象的。間奏後の遠藤さんの高音は生で聞くと迫力満点です。
・影山さん「今年のJAMのツアーは半年くらい遅いはじまりになったけど、その分、半年多めに楽しもうぜ!」
・スタッフさんによってマイクスタンドがセッティングされていく中、
福山さんはご自身がJAM加入当時によく見られた、マイクスタンドの上部の棒だけを持っていました。
・少年アシベ。
・影山さん「新曲のプロモを見てくれた人も何人かいると思うんスけど、オレ的な見所は、間奏終わりの福ちゃんの男前っぷりです」
福山さん「そうなのか?」
影山さん「もう福ちゃんはプロモとか写真になると、まるでギリシャ彫刻のような顔になるねん」
きただにさん「んぉお! この聖闘士(セイント)」
観客笑。
影山さん「ナハハハ。だもんで、プロモを見るときは福ちゃんの男前っぷりに注目してみてください」
07:Believe in my existence
08:Always be with you
09:TRANSFORMERS EVO.
アニメ「カードファイト!! ヴァンガード」の二代目オープニング。
途中から大型ビジョンには件のPVが流され、福山さんの男前っぷりを確認すると共に、
ステージ上のみなさんとの対比が楽しめました。次の「Always be with you」は
オリジナルアルバム「MAXIMIZER ~Decade of Evolution~」より、
この年の二月に行われたシンフォニックコンサートでも演奏されたオリジナル曲。ミドルテンポの人気曲だけあり、サビでは観客大合唱。
暗くなったステージが再び明るくなるとJAMのみなさんの手には「GO!GO!GOING!! マフラータオル」が。
前回のライブ同様、一体感ある"タオル曲"、アニメ「トランスフォーマー アニメイテッド」のオープニングの聞き所は、
二番終わりのきただにさんの「Defeat DECEPTICON」。
奥井さんの筆による現メンバーの似顔絵が一人づつ映し出され、それぞれのコメント形式でメッセージが。
何やら、メンバーのみなさんが着替える時間なので、その間、みんなで歌っちゃえと事。
観客が思わぬ事にざわざわとしている中で流れてきたのは…。
10:牙狼 ~SAVIOR IN THE DARK~/観客
-MC-
当時放送が始まったばかりの特撮「牙狼<GARO> ~MAKAISENKI~」の前作「牙狼<GARO>」の二代目オープニング。
大型ビジョンには歌詞と狼をモチーフにした映像が映されました。
発表から6年経ち、ライブでは定番となった曲だけに、生バンドで文字通りの大合唱。
最後の遠藤さんのソロパートになると映像は指揮者紳士のアニメーションに変わり、指揮者紳士にあせて合唱されていました。
・着替えが終わった影山さん、遠藤さん、きただにさん、福山さんがご登場。
・バンドのみなさんが退場され、スタッフさんによってアコースティックコーナーのセッティングが行われていきます。
・影山さん「みんな、サビの所よく歌えるなぁ…オレ無理やで」
きただにさん「んぇええ!? まさかのカミングアウト」
影山さん「でも最後の所は合うて無かったで。ウチの小沢さんが怒るで」
・「衣装チェンジの時に観客に歌ってもらう」というのはLantis社長のアイディア。
・気が付けば企画段階からJAMは12年目を迎えているとか。
福山さん「そういえば、影さんさっき楽屋で『だにぃ~をいじめて10年か…』っつてたもんなぁ」
・奥井さん合流。
影山さん「早っ! ここのコーナーは早く着替え終わったヤツから先に出てトークって繋ぐって約束だったんです」
・今回はステージ向かって左から福山さん(アコギ)、遠藤さん(ジャンベ)、
奥井さん(コンガ)、きただにさん(借り物のベース)、影山さん(アコギ)。
福山さん「だにぃ~ベース新しいじゃん」
きただにさん「あ、借り物です。ヤス(※)の」
※きただにさんのライブでバックを務めているバンド・Dany'sのベーシストさん。
11:I LOVE YOU
-MC-
アコースティックコーナー一曲目はアルバム「MAXIMIZER」より。
シンフォニックコンサートでは作詞・作曲の福山さんお一人で唄われましたが、今回は全員で。
ごまかしのきかないアコースティックならではの緊張感で、みなさんのコーラスワークを一層引き立てていました。
・影山さん「横のきただにの緊張っぷりがめちゃくちゃ伝わってきたんやけど」
きただにさん「もう初日っすから、緊張したんすよぉ~。オーラは放たないんスけど緊張感は放ちますよ」
観客笑。
・影山さん「次は、ロックしようぜぇ、へへへへへ」
メロイックサインを出しながら悪い濁声になった影山さん。
きただにさん「悪い声や! 悪い声や!」
影山さん「へへへへへ…今回はロックなナンバーをメドレーにしてお届けするぜぇ。リードギター福ちゃんヨロシク!!」
福山さん「うぇへへへ」
12:FIRE WARS (1C)
~嘆きのロザリオ (1C)
~STORM (1C)
~DRAGON (1.5C)
-MC-
ロックなメドレーの一曲目、福山さんがかき鳴らしたイントロから度肝を抜かれました。
OVA「マジンカイザー」のオープニングで、feat.影山さんで歌われた「FIRE WARS」をメンバーそれぞれでパートを分けて披露。
続いてきただにさんのソロパートから始まるアニメ「超重神グラヴィオン」オープニングで盛り上がると、遠藤さんのジャンベソロを挟み
まさかのOVA「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」のオープニングのイントロが。本来はfeat.水木一郎さんと影山さんの二人の曲ですが、
こちらも五人でパート分け。サビの「ゲッター」での客席から上がる拳の山は壮観でした。そして最後は「ゲッターロボ」つながりで、
アコースティックコーナー常連曲である「新ゲッターロボ」のオープニング「DRAGON」でシメ。このメドレーは意表を突かれました。
アコギコーナーが終わり、バンドのみなさんもそれぞれのブースに戻り、後半戦へ。
影山さん「後半も盛り上がっていくけど、その前にバラードを一曲聞いてください。
今から約半年前にあの忌まわしい、忌々しい震災が起こりました。
あの時はちょうどアルバムのレコーディングを始めるって時でした。
あの震災を受けて、作った3曲の内の一曲です。自分達なりのメッセージを込めました。
次の曲は奥井ちゃんが作ってくれた曲です。『Blue rise』」
13:Blue rise
アルバム「GOING」より。先程の「GOING」とは静と動の表裏にある曲。
一番終わりの「♪ランララ~」はエフェクトをかけた遠藤さんと奥井さんが担当。
トークにあった通り、震災を受けて制作された本曲でのセンターは被災地・石巻出身の遠藤さん。
哀愁を込めながらも力強く唄われていました。
14:BIG BANG EXPLOSION ~Song for Ragnarok Party~
オンラインゲーム「ラグナロクオンライン」のイメージソングで雰囲気一転、楽しげな手拍子の嵐へ。
間奏になると、ステージにいくつか設置された電光掲示板に「RAGNAROK!」の文字が流れ、
場内「RAGNAROK!」大合唱の中、バンドメンバー紹介。福山さんがTAKEOさん、きただにさんが山本さん、
奥井さんが寺田さん、遠藤さんが青山さん、そして影山さんが横関さんを紹介されました。
15:Get over the Border
16:SEVENTH EXPLOSION
-MC-
JAMのオリジナル曲が二曲続きまずは2009年に行われたライブツアー「Hurricane Tour」の看板となった「Get over the Border」から。
印象的なエフェクトのかかった部分をそのまま再現されておりました。聞き所は所々の影山さんと福山さんのシャウト、圧巻です。
続く七枚目のアルバムのヘヴィーな表題曲「SEVENTH EXPLOSION」では
更に遠藤さんのロングトーンも加わり、重迫力をもって観客を圧倒していました。
影山さん「『牙狼<GARO>』もまた放送が始まって、オレ達は色々な作品と長く付き合っています。
さっき、アコギでロボットメドレーをやったのには実はワケがあるんです。
『スーパーロボット大戦』が無くては、今のJAMは無かったと思います。
今年『スパロボ』は20周年を迎えたって事で、来年何か大きなイベントがあるかもしれません。
その20年の半分をJAMで関わらせてもらって、『スパロボ』がJAMを大きくしてくれました。
だから、こっからラストまでは『スパロボ』の曲をメドレーでお届けしたいと思います!!」
観客「ォォォオオおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
影山さん「さぁ、みんなで"勝利"をつかもうぜぇ!!」
観客「ォォォオオおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
17:VICTORY
この年の一月、「AFCアジアカップ2011」を日本が制した際にテレビ中継で流された、
ゲーム「スーパーロボット大戦MX」のオープニング。JAMのシンフォニックアルバム「Victoria Cross」の一曲目にもなり、
この曲の注目度が増した年の披露だけあり盛り上がりは必至。大型ビジョンにはVのエンブレムが。
18:鋼の救世主~2006ver. (1C)
歌詞をバラしてスローな掛け合いにした変則構成からはじまったのはゲーム「スーパーロボット大戦α外伝」よりオープニング。
今日のJAMを作った"顔"と呼べる曲だけあり、ここでも観客大合唱。が、一番が終わると演奏が止まり、流れてきたイントロは…。
~GO!! (1.5C)
おおおおお! 文字通りのインパクト。ゲーム「スーパーロボット大戦IMPACT」のオープニングが久し振りに披露。
他のJAMの「スーパーロボット大戦」の曲とは一線を画す重厚さが心地良く、聞けて嬉しかったです。
サビの「GO! GO! GO!」では"!"の時に拳をかざすスタイルでした。
~Rocks (1.5C)
ライブオリジナルアレンジの「SUPER ROBOT!!」コールから、
ゲーム「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」のオープニングへ。
スピードの感ある中でステージ上と観客席とで交わされる「SUPER ROBOT!!」のコール&レスポンスが
渦巻いていく様を体験できるのはライブならでは。
19:GONG
本編の最後はゲーム「第3次スーパーロボット大戦α -終演の銀河へ-」のオープニング。
前回のツアーでは一部スローアレンジでしたが今回はオリジナル同様のアレンジ。
発表から五年が経過し、JAMの定番曲として定着した曲だけあり、ここでも合唱状態になったまま、一旦ライブは締められました。
-アンコール-
メンバーのみなさん、バンドのみなさんが拍手で見送られると、
観客の誰からともなくアンコールを意味する「Motto Motto」コールが場内に響き渡ります。
しばらくの間「Motto Motto」コールが続いていましたが、突然イントロのコーラスが始まり、場内大歓声。
20:MAXON
再び大型ビジョンの前に立った五人の影が唄うのは、アニメ「スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター」より、
前回のツアー最終日に初披露されたオープニング。JAMの「スーパーロボット大戦」の楽曲の
主要素を全て詰め込んだこの曲の盛り上がりは必至。
-アンコール2-
-MC-
さらに1曲歌われるかと思いきや、意外とあっさりとメンバー、バンドのみなさんが退場され、
再び観客の「Motto Motto」コールが東京国際フォーラム・ホールA中を埋め尽くします。
「Motto Motto」コールが続く中、ステージ上が明るくなり、ツアーTシャツ姿のメンバー、バンドのみなさん。
・最後にメンバーのみなさんから一言づつご挨拶。
・奥井さんに近すぎるきただにさん。
・福山さん「今回のライブはさ、いつもよりやるの遅いじゃん? いつも夏頃からやると思って油断してたら、こんなに太っちまってよ。
去年のライブの時、最初は痩せてたんだけど、ツアーのウチに太っちまって、最終日の武道館は正直ヤバかったろぉ?
だから今回は国内最終日の武道館までには痩せてやる!!」
きただにさん「最終日にガリガリになってたりして」
福山さん「いや、言ったからにはやるよ? でもさ…」
と、奥井さんに近づく福山さん。
奥井さん「なんで私に話しかけるのぉ!?」
福山さん「いや、ちょっと、そこにいて」
影山さん「何キロ何キロ?」
福山さん「…3トン!!! ってそんなにねえ!!」
きただにさん「無くなっちゃうじゃないっスか」
奥井さん「10キロとか?」
福山さん「…5キロ!! 最低5キロ痩せてやる!!」
奥井さん「5キロぉ~?」
観客「ぉおおおぉおおおおお」
・影山さん「ほんなら、楽屋で福ちゃんがお菓子食べてたら、その度にだにぃ~をブン殴ろ」
きただにさん「なぁあんでえ!!」
福山さん「ぉう、ボッコボコにしてくれ!!!」
きただにさん「うぇええええええええええぇ!!」
福山さん「まぁだにぃ~がボコボコにならないように頑張るよ!」
影山さん「憎むべき震災の後、4月位にこの中の行けるメンバーで被災地、遠ちゃんの故郷・石巻に行ってきました。
今、自分達が行って、歌っていいのか? と悩んでいましたが、今、自分達が出来るのは歌で元気を届ける事です。
みんなも、何でも自粛自粛ってわけじゃなくて、今の自分の仕事をいつもと同じようにやっていいと思います。
それはこの国が、東北が昔みたいに戻るためには必要だし、いつもと同じ、それ以上のパワーで
自分達がやるべき事をやり続けて行く事が大事だと思います。
オレ達もこのツアーを、これまで以上のパワーでやっていく事で、元気を日本に、東北に贈りたいです!!」
21:HERO
子供の頃の憧れであったヒーローやヒロインへの思いを呼び起こす、オリジナルシングル「No Border」のカップリング。
JAMが唄う意味のある曲だと思っています。攻撃的な印象の曲が多い中、この曲では会場は暖かい雰囲気に包まれていました。
22:SKILL (2C)
「第2次スーパーロボット大戦α」のオープニングであり、今やJAM Projectの代名詞となった「SKILL」。
観客のジャンプに会場は揺れに揺れ、大型ビジョンには黒地に青い文字で「Motto Motto」の文字が映されていました。
盛り上がりも絶好調に達し、二番が終わると…。
~レスキューファイアー (最後のサビのみ)
「Motto Motto」つながりで特撮「トミカヒーロー レスキューファイヤー」のサビへなだれこみます。
大型ビジョンには炎をモチーフにした映像が流れ、思わぬ展開が盛り上がりに拍車をかけ、そのまま「爆鎮完了!」。
~SKILL (サビから)
-MC-
「爆鎮完了!」したもののライブは鎮まらず、そのまま「SKILL」の続きへ。
ライブでは「I can fly! (Hey) You can fly! (Hey) We can fly! (Hey)“Motto Motto”!!」のコール&レスポンスが定番ですが、
今回は後半の「Motto Motto」のみのコール&レスポンスでシンプルかつ熱狂の空間になり、観客は大興奮でのラストソングと相成りました。
ラストの大型ビジョン前のステージとメインステージをつなぐ階段中頃の踊り場から、
福山さんがメインステージへのジャンプでシメられました。
閉演BGM:Only One
2010年の中国「上海万博」用に作られたオリジナルソングが流れ、それに合わせた観客の手拍子の中、
バンドメンバーのみなさんもメインステージでメンバーのみなさんと合流。
影山さんが今回のライブツアーのバンドメンバーをはじめ、各方面のスタッフ、ファンを激励して万歳三唱。
バンドメンバーのみなさんが拍手で見送られ、JAMメンバーのみなさんだけに。
影山さん「今日も、っていうか今日からツアーがはじまって、来年2月までツアーはあります、オレ達はステージで燃え尽きる心構えで、
全国を回ってきます。だにぃ~を連れて。初日に来てくれたみんなの顔を思い出しながらツアーを回ります!
オレ達が無事に全公演終えられるように、見守っていてください!!」
鳴りやまない拍手の中、名残惜しそうにステージを回り手を振り続けるメンバーのみなさん。
影山さん、福山さん、きただにさん、退場して行き、遠藤さんと奥井さんがステージと客席へ深々と一礼。
客席が明るくなると参加者有志による三本締めがあり、
「JAM Project LIVE 2011-2012 GO! GO! GOING!! ~不滅のZIPANG~」のツアー初日は終演となりました。
ツアー初日という事で、メンバーのみなさんは緊張感をもって挑まれていました。
この緊張感を感じる事が出来るのも、ツアー初日ならではと思い、新鮮でした。
「不滅のZIPANG」のタイトルが示す通り、震災の影響を大きく受けていると感じさせる今回のライブ。
特に後半を「スーパーロボット大戦」シリーズの楽曲で固められ、パワフルな勢いはまさに圧巻で、
とにかく前向きでストレートなパワーを感じることが出来ました。
補足
・ツアーグッズにパンフレットがラインナップされて以来、
初めて水木一郎さん、松本梨香さん、さかもとえいぞうさん、ヒカルド・クルーズさんら、
歴代メンバーの全員の名前が「Special Thanks」の欄に記載されており、とても嬉しかったです。
・影山さんが最初の衣装が「牙狼<GARO>」の主人公・冴島鋼牙様みたい。
・ツアーごとに噛む回数を更新して行く予定のきただにさん。
・ツアー初日と言う事で緊張感からか、遠藤さんは10年前を彷彿とさせる感じでした。
・そんな遠藤さんは終始口数少なくクール。
・とにかくいじられっぱなりのきただにさん。ウィーゴー。
・きただにさん「ほんとみなさんのおかげです」
・ツアー初日という事で、メンバーのみなさん緊張されているご様子。
なので、影山さんを筆頭にトークで困ったらきただにさんをイジり倒す。
そして見事にきり返すきただにさん。この絶対的な信頼度。
・「鋼の救世主」の二番終わり「STOP THE WAR!!」が無くて残念。
・ツアーグッズ「GO! GO! GOING!! ビッグタオル」を肩にかけて登場した奥井さん。
福山さん「それいいなぁ。オレ欲しいな」
ビッグタオルを観客に見えるよう、背負うようにして両手で広げる奥井さん。
影山さん「矢沢や! EIKICHI YAZAWAや!!」
奥井さん「矢沢さん!? みんなわかんないよねー」
影山さん「ジェネレーション……や」
・前回のツアーでは体調不良で途中欠場された奥井さん。
今回は、汚名返上とばかりに間奏等でのコーラスをガンガンやられていました。
・ベース山本さんが動く動く。
・ドラム青山さんに「ヒデキ、カンゲキィイイイイ」と遠藤さん。
・2007年のツアー以来のツアー参加となる横関さんに「帰ってきた、ジェットフィンガー!!」と影山さん。
・アンコール二回目、ツアーTシャツで登場された皆さん。
影山さん、遠藤さん、福山さんは黒。きただにさんはピンク。奥井さんは黄色をアレンジして着用されていました。
・バンドのみなさんは全員ピンク。
・三本締めが揃わない。