2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
スーパーアニソン魂2006"夏の陣"
06.8.13 Zepp Tokyo
出演:水木一郎 堀江美都子 山本正之 森口博子 影山ヒロノブ
米倉千尋 石田耀子 桃井はるこ 五條真由美
ゲスト:水島裕
応援ゲスト:超人ネイガー
司会:ショッカーO野
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士)
演奏/Super Rescue BAND(G.鍋島圭一 Ba.三宅博文 Dr.瀧本裕 Key.河合英史)
AJF最終日は恒例「スーパーアニソン魂」。
お盆で週末で冒険王でコミケ三日目でしかも前日中止になった花火大会、そしてAJF最終日と
様々なイベントが重なって、これでもかという程の人がお台場に集まっていました。
会場は四度Zepp Tokyo。
早朝まで「ゆかいな仲間たち」に参加していたので本日二回目の入場。
オールナイトでも使用されていた観葉植物的なヤシの木はそのままでした。
開演時間になると、ショッカーさんが走って登場。
ショッカーさん「間に合ったー、ついさっきまで生ラジオだったんだよ。
楽屋ではアニキが『大変だ!ショッカーがいねぇ、ショッカーが!!』ってあわててたけど。
みんな元気かぁああああ!!!」
観客「おおおおぅ!!」
ショッカーさん「スーパーアニソンッ!!」
観客「スピリィィィィイイイイッ」
ショッカーさん「ようこそいらっしゃいましたッ!」
お馴染みの挨拶を済ませたところで、今回のAJFを振り返り東京公演最終日、始まりです!
-SE-
01:キャプテンハーロック/水木一郎
波音と共に"理想郷"アルカディアの発進と共にSAS開幕です。
お馴染みのマントをひるがえし、雄大に歌う水木さん、やっぱりこの曲は良い。
今回はフルコーラスで聴けたのも嬉しかったです。最後の「おれは生きる」でマントをぶぁさーっと!
02:聖闘士神話~ソルジャー・ドリーム~/影山ヒロノブ
フェードインしてくるイントロと共に駆けてくるのは、もちろん影山さん。
序盤にこの曲、否が応でも小宇宙が燃え上がります。
オールナイトの疲れを微塵も感じさせない影山さんは流石です。
-MC-
ショッカーさん「昨日はこちらではSHSが行われていました。出演者が野郎ばっかりでした。燃えーでした。」
観客大笑。
ショッカーさん「SASでは華がいっぱい登場します! まずはやはりこの方、ミッチで魔女っ子メドレー!!」
03:魔女っ子メドレー(魔法のマコちゃん(1C)~アクビ娘(1C)~魔女っ子チックル(1C))/堀江美都子
堀江さんによる今回限定のメドレー。聴きたい曲が多いだけにメドレーというのは嬉しいです。
「マコちゃん」では、あの台詞ももちろんありましたし、「アクビ娘」ではカインズのお二人&観客が楽しいコーラスで大活躍。
一転「チックル」ではお馴染みのダンスも当然ありましたし、アップルのお二人も振り付けを。
04:幸せのいろ/石田耀子
バグパイプ(?)のイントロが印象的な「ああっ女神さまっ それぞれの翼」のOP。
透き通るような石田さんの歌声は数々の場を踏んできたからなせる声でしょうか。
SASでは本当に幅の広い曲が聴けるので改めてアニソンの深さを実感しました。
05:WILL/米倉千尋
SRS、SAS共に二回目の登場、もはやレギュラーともいえる米倉さん。
衣装は「Animelo Summer Live 2006-OUTRIDE-」と同じパンクな衣装。
「WILL」は大好きな曲なので冬のSASに続き今回も聞くことができて感激。
今回もパワフルかつ楽しそうに歌っていたのが印象的です。
06:プリキュアテンション BING BING BANG BANG!/五條真由美
一変激しい曲調で登場したのは、今回初登場の五條さん。
歌うのは初代「ふたりはプリキュア」の挿入歌。ライブ向きの良い曲でした。
ここ数年目覚しい活躍をしている方で、お客さんの盛り上げ方も上手でした。
07:㌧㌦ベイビー/桃井はるこ
「あかほり外道アワー らぶげ」ED。宙を裂く無数のウルトラオレンジ、モモーイさんの登場です。
こちらもライブ向きな曲でしたし、曲名通り観客も跳ぶ飛ぶ。凄いです。唖然です。
初登場のモモーイさんですが、流石。めちゃくちゃ楽しそうに歌っているのが印象的でした。
-MC-
「モ゛モ゛ォォーイ!!」と叫びながらショッカーさん登場。
ショッカーさん「なんか二人でいると、ここだけアキバのようです」
今回初登場の五條さん、桃井さんと共にトーク。
ショッカーさん「お二人と言えば、アニソンアイドル心で共演してますが…」
五條さん「はい!」
ショッカーさん「なんか、今度十月にまたやるんですよね? タイトルは…」
桃井さん「………」
五條さん「…………」
ショッカーさん「二人ともわかんないのかいッ!!」
五條さん「えー…Hyper Mix…?」
桃井さん「Hyper Mix…ですよね?」
Hyper Mixで正解です。
ショッカーさん「さぁ、華のトリは森口博子さんの登場です!!」
08:サムライハート/森口博子
女性に圧倒的人気を誇ったという「鎧伝サムライトルーパー」のOP。
森口さんといえば元祖バラドルと言われていますが、本来は歌手の方ですので当然、凄く歌が上手いです。
紅白六年連続出場は伊達じゃないです。勇ましさと儚さを見事に歌い上げています。振り付けと抑揚が魂ライブっぽくなってきました。
-MC-
退場する森口さんに「ピロコー」と声援を送りながらショッカーさん登場。
ショッカーさん「赤いドレス萌え~」
ここで改めて水木さんを呼び込んで二人でトーク。
水木さん「これから歌う歌は、本当なら昨日のヒーローで歌いたかった。
けど、スケジュールの都合で残念ながら歌えなかったんだよ」
ショッカーさん「まぁ、アニソンは何でもありですから」
水木さん「うん、そこらへんの垣根も考えなきゃなぁ。
次ぎ歌う歌はちょっと普通と違う、地域密着型のヒーローの歌。秋田で活躍中のヒーロー。
今はちょっと世の中が変になって来ている中で、みんなで力を合わせるのが大切。
そういった意味では地域のヒーローっていうのは、とても良いものだと思う」
ショッカーさん「石巻のシージェッター海斗なんかもいますしね」
水木さん「そう、遠藤が歌ってるやつね。俺とかみんなが地域のヒーローの歌を歌っていければ、それは凄いことだと思うよ」
ショッカーさん「ネイガーといえば、もう秋田以外にもNHKで賞をもらったり、海外でも取り上げられ大人気なんですよね」
水木さん「そうなんだよ。だからスケジュールが十月までいっぱいらしくてさ~」
ショッカーさん「しかも秋田を守るために、秋田から一歩も出ないんですってね」
09:豪石!超神ネイガー~見だがおめだぢ~/水木一郎
今年の水木さんの新曲の中でもトップクラスの格好良さの「ネイガー」。
方言が見事にマッチしてます。
途中のネイガーの台詞の時、中央のヤシの木を掻き分ける紅い影…
「泣く子はいねがぁあああ!!」
なんと本物の超人ネイガー登場!!これには観客も大歓声。みだがおめだぢ!!
歌詞に合わせてポーズをとるネイガー。初めて生で見ましたが、文句なしに格好いいです。
-MC-
ショッカーさん「…ネイガーかぁっこいいッ、ああ~、ネイガーショーの敵やりてぇ~」
観客「ネイガーの中の人は~?」
ショッカーさん「ん? 中の人? そんなのいないよ。
ネイガーはね、アキタ・ケンっていう秋田を愛する青年が『豪石!!』って変身するんだ。
普段は農業で生計を立てているんだよ。」
と司会のお兄さんぶりを発揮。
ショッカーさん「さぁ、ここからは山本正之さんによるアコギコーナーです!!」
大歓声の中、SASには欠かせない男、山本正之さん登場。
山本さん「……泣けてくるよ。みんないつもアツいなぁ。これからも一緒にアツくいこうな」
観客「おおおおおう!!」
山本さん「それでは…本邦初公開……闘士ゴーディアン」
10:闘士ゴーディアン/山本正之
君は知るか、ゴーディアン。サントラも出ますしね。一曲目から嬉しすぎです。
雄々しく勇ましく、ステージ上を動きギターを弾きまくる山本さん。
-MC-
一曲毎に譜面を観客にプレゼント。一度は頂きたいものです。
山本さん「ゴーディアンがきたら………ゴールドライタン」
11:黄金戦士ゴールドライタン/山本正之
二年ぶりに披露されたゴールドライタン、会場全体で大合唱です。
他のどのライブとも違った高揚感は山本節がなせる業。
-MC-
おもむろにハンドタオル取り出し汗を拭く山本さん。
山本さん「今年の汗拭きタオルは………ミッフィーちゃん」
観客笑いと大歓声。
山本さん「……ミッフィーちゃん大好き。」
観客大笑。
山本さん「ゴーディアン、ライタンと、タツノコロボが続いたから、タイムボカンシリーズ…」
観客「おおおおお」
山本さん「……ではなくて…もうひとつの大切なシリーズ…J9から…アステロイド・ブルース」
12:アステロイド・ブルース/山本正之
SAS初登場での衝撃的なアカペラ以来のこの名曲。
最後にサビを繰り返すしたのですが、それがなんと英語バージョン!
そして歌い終わったら口で後奏を歌いまくしたてる山本さん。かっこええええ。
ライブ直前にお亡くなりになった"あの方"への追悼の意もあるのかと。
-MC-
山本さん「五月九日の『BSアニメ夜話』を見てくれてありがとう。今日はそれと同じ様な格好で来た。
番組では…素敵な司会者と…よく調べている評論家と…アホな芸人が…すごく誉めてくれた。
誉めてくれすぎたので…僕の歌う時間が1コーラスしなくなってしまった…」
観客大笑。
山本さん「最後に…今日はフルコーラス歌いたい…ヤッターマンの歌」
13:ヤッターマンの歌/山本正之
山本さんのアコギコーナーは会場の一体感がたまりません。
NHKの「アニメ主題歌大全集」でもメドレーの最後に歌われたこの曲。
この曲の爽快感といいますか、楽しさはアコギだとより一層感じられます。
-MC-
山本さんが万雷の拍手で退場後、ショッカーさんが登場。
ショッカーさん「続いては今回のゲスト、水島裕さんの登場です!!
アノクタラサンミャクサンボダイ!アノクタラサンミャクサンボダイ!レインボォマンッ!!!」
14:行けレインボーマン/水島裕
「アノクタラサンミャクサンボダイ!レインボーセブン!!」の嬉しい台詞つきで水島さん登場。
ストレートで美しい詞が素晴らしい「レインボーマン」。
私達二十代にとっては、NHK「なかよくあそぼ」の"ゆうにいちゃん"が印象的です。
あの頃と全く変わらない、むしろあの頃より若い印象が。
-MC-
ショッカーさんが登場し、改めて水島さんを紹介。
水島さん「アニキ、山本さん、アタシと童顔中年が続きまして~」
ショッカーさん「なんか裕さんに改まって喋るのは不思議な感じがしますね~」
水島さん「アタシとショッカーはさ、結構前から知りだもんね」
ショッカーさん「普段なんか、『裕さんちょっとさ~』って感じですもんね」
「レインボーマン」は水島さんのデビュー作。最初は歌手安永憲自名義でした。
水島さん「当時は高校生でね、『♪空にかけったるっ』って今よりも声が低いんですよね」
ショッカーさん「レコード、物凄く売れたんですよね、『ヤマトタケシの歌』も歌ってますもんね」
水島さん「そう、でもね、印税契約はしてなくて、手取りで六万くらいしかもらってない」
ショッカーさん「ええー。その辺は全部"死ね死ね団"に持っていかれちゃったってことですね」
水島さん「ははは、でもさおかげで替え歌が流行ってね」
ショッカーさん「流行りましたね~」
水島さん「今日はですね、全国的にどんな替え歌があるのか、ちょっとインターネットから引っ張ってきました」
14.5:行けレインボーマン 替え歌メドレー アカペラ(新潟編~神奈川編~東京編~大阪編~正調編)/水島裕
「インドの山奥デンデンでんろく豆…」ではじまる有名な替え歌の地方それぞれ版を
水島さんの解説付きで披露。こんなに沢山あったとは。
-MC-
ショッカーさん「水島さんといえば声優さんとして色々演じられてますが、
…あれ?『六神合体ゴッドマーズ』の明神タケルじゃないですか?みんなでせーのっ」
観客「タケルーー!!」
タケル「ガイアァァアアアアアアアッ」
すごい大歓声。
水島さん「これね、当時はタケルで神谷明さんのモノマネとかやってったんですよ~」
ショッカーさん「えぇ?どんなですか?」
神谷タケル「…ガイアァァアアアアアアッんナ゛ァッ」
観客大爆笑。
ショッカーさん「そうそう、神谷さんそう言うんですよね!」
水島さん「あと、『スイッチオォンンンンんナ゛ァ…』とかね」
ショッカーさん「言う言う、『ゲッタアアアアビィィイムゥッツ(↑)』って上がるんですよね。ビームが届くようにって」
神谷さんのマネをこんなに上手くやれる人がいたなんて。流石水島さん。
ショッカーさん「山本さんが先程までいらっしゃいましたが、
水島さんといえば「オタスケマン」のヒカルとナナのヒカルじゅあないですか!?みんなで、せーのっつ」
観客「ヒカルゥー!!」
ヒカル「歴史を守って過去未来、オタスケマン、只今参上!」
またも観客大歓声。
ショッカーさん「この前『レインボーマン』をNHKで歌ってましたが、あれで『クリィミーマミ』の太田貴子さんと、
なぜか『未来少年コナン』を歌ってましたよね」
水島さん「歌いましたねー」
ショッカーさん「…『クリィミーマミ』では俊夫を演じてますね。俊夫さんも呼びましょう!
ただマミっぽく、少し鼻つまんで『トゥシオゥー』せーのっ」
観客「トゥシオォォゥー!」
俊夫「トゥシオゥー、ネガとゥポジも、ゅよろしくぅねっ♪…マミのマネをする俊夫をお送りしましたー」
どこまでもサービス精神旺盛な水島さん。
最後に「花の子ルンルン」のセルジュを演じてもらおうという事になり、二人で堀江さんを呼び込むことに。
水島さん「僕の役は番組の最後の十分くらいに出てくるんですよ」
堀江さん「いっつも最後の方にいい所持っていっちゃうんですよね~」
水島さん「でも、タバック(注:録音スタジオ)には最初から行くんですよ。
で、最初から録るんで、僕はブースの外の、あのタバックの長い椅子でちぃ~さくなってました。」
セルジュのセリフ、「この花の種を育ててみませんか?」を披露。
またまた嵐のような拍手。新御三家は伊達じゃないです。
堀江さんと水島さんは最近「サブマリンスーパー99」で久し振りに共演したとか。
水島さん「その時に、このライブがあるって聞いて見に行ったんですよ。
そしたら凄いじゃないですか、いつか出てみたいと思っていたんで、嬉しかったですよ」
水島さんが退場後、堀江さんとショッカーさんでトーク。
ショッカーさん「いやぁ~いいオモチャ見つけましたよ~」
堀江さん「全然変わりませんよね~」
ショッカーさん「まだまだ役がありますもんね、吹き替えではサモ・ハン・キンポーとかね」
自分の話題なので、ちょっとだけ顔を見せてすぐ去っていく水島さん。
15:悲しみは天に還して/堀江美都子
久し振りに共演したという事で「サブマリンスーパー99」のED。
序盤のメドレーのようにはつらつとした歌と、こういった緊張感ある歌も
歌うことができる堀江さんの実力は、ライブではより一層ひしひしと感じます。
-MC-
ショッカーさん「さぁ!ここから後半戦だあ!!再び華の登場です」
16:Just Fly Away/米倉千尋
「六門天外モンコレナイト」OP。以前からヤマ張ってました。
まさに「元気」という言葉がピッタリくる曲、詩。
加えて米倉さんもこれでもかというくらい「元気」に歌われていました。
17:乙女のポリシー/石田よう子
「美少女戦士セーラームーンR」のED。子供の頃見てました。
サビではアップルのお二人にアイコンタクトを送り、三人で振り付けをする石田さん。流石長い付き合い。
改めてとても前向きで元気付けられるいい曲であることを再確認しました。ピッと凛々しく。
18:DANZEN!ふたりはプリキュア(Ver.Max Heart)/五條真由美
突き抜けるような「Max Heaaaaaaart!!」。
アニメソング史に残るであろう「ふたりはプリキュア」の続編「ふたりはプリキュア Max Heart」のOP。
五條さんの振り付けもなかなか興味深く。こんなにも観客が跳ぶとは思わなかったのでビックリしました。めぽ。
-MC-
ショッカーさん「まさかね、セーラームーンとプリキュアが一緒に聞けるなんてね」
とショッカーさんが登場し、五條さんと二人で石田さんを呼び込んでトーク。
お二人は現在同じ事務所だとか。
五條さん「これからは引っ張っていってもらいたいです」
石田さん「えぇッ!? 私が引っ張るの?」
ショッカーさん「なんで嫌そうなのよ?」
19:エンドレスドリーム/森口博子
OVA「エースをねらえ!2」のOP。
爽やかな青春の歌ですが、出崎監督の若干暗めの内容のOP映像がフラッシュバック。
原曲以上に、はつらつと爽快な歌声の森口さん、観客との掛け合いも手馴れたもの。
何より、とても楽しそうに歌っていました。
-MC-
森口さん一人でMC。
森口さん「今こうして楽しい時を過ごしている間にも、世界では悲しい出来事が起こっています。
次の曲は平和への思いをこめて歌いたいと思います」
20:ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~/森口博子
「機動戦士ガンダムF91」ED。じっくり聞き入ってしまいます。
澱み無く澄みきった森口さんの歌声は見事の一言。
03年のSRS"春の陣"で初めて参加した際に歌われた曲でもあります。
-MC-
ショッカーさん「再び萌えていただきましょう!ワンダーモモーイ!!」
21:WONDER MOMO-i ~New recording~/桃井はるこ
「ガンバリマース!!」の声と共に駆けて来たモモーイさん。
中盤の声色が変わるところに桃井さんの実力を見た感じです。
あまりの熱狂歓迎っぷりに心がいっぱいだったようで、間奏では「アニソン大好きぃーー!」と叫ぶ場面も。
ですが終盤、思うように声が出せなかったご様子。
22:響け!太鼓の達人/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ
「太鼓の達人」つながりで、あのお三方が登場。ドンカツ、ドンカツ。
息のあった掛け合いは酸いも甘いも分け合ったお三方ならでは。
盛り上がる曲なのですが、私にとってはなぜか涙を誘う曲でもあり、今回も思わず目頭が。
-MC-
水木さん、影山さんが退場…しそうになり足を止める水木さん。
水木さん「あれ?…俺、残るんでしたっけ?」
堀江さん「いえっ。ここは私が…」
影山さん「ハハハハハ」
水木さん「そうか、ごぉめんねぇ。間違えてた、じゃあヨロシクッ!」
23:ペペロの冒険/堀江美都子
普段あまり歌わないものを、ということで「ペペロの冒険」。
アンデス的な曲調まで歌う堀江さんはホントに幅が広い。
「ペペロォーー…」の投げ込みはアップルのお二人が交互に担当。
-MC-
ショッカーさんが登場し最後の鼓舞。
ショッカーさん「いよいよラストスパート一気に行くぞ!!」
24:逆転イッパツマン~富山敬氏 鈴置洋考氏 追悼特別版~(3C)/山本正之
黒のスーツで登場した山本さん。歌うは生で聴くのは初めてとなる「イッパツマン」。
山本さん直々の振り付けも楽しく、会場が一体となった感じがしました。
「イッパツマン」は二番までなのですが、二番の最後になっても続く伴奏。
山本さん「天国にいる富山敬と、最近天国に行った鈴置洋考のために三番を作って来た! 聞いてくれ!!」
イッパツマンは、それまでボカンシリーズでナレーションを担当ていた富山さんの主演作。
そのイッパツマンのナレーションを担当していたのが鈴置さん。
鈴置さんの訃報が流れたのは、AJFが始まる直前の事なだけに
涙を流さずにはいられませんでした。ライブでこんなことは初めてです。
ついさっきまで楽しく振り付けして歌っていただけに不意をつかれた思いでした。
バラードではなく、テンポのいい曲でこういうことをされると、余計にこみ上げてくるものが。
それだけに最後の「さぁ!(さぁ!)さぁ!(さぁ!)逆転」は、お二人に届けとばかりに力が入りました。
25:WE GATA POWER/影山ヒロノブ
悲しみを振り切るかのように影山さん登場。「泣いてる場合じゃない」。
「WE GATA POWER」は「CHA-LA HEAD-CHA-LA」よりも見ていた自覚が強く、
加えて、影山さん全公演参加でヘロヘロのはずなのに、疲れている姿を全く見せずに「ボク元気」と歌うもんですから、
ここでも目頭が熱くなってきました。
26:デビルマンのうた(21st century ver.)/水木一郎
この曲が歌われるのは意外でした。まさかのデビルマン。
今年発売された「21世紀バージョン」です。
間奏では「デッビッイイィィィィィィィィィィィィィィィィルッ」のロングトーン雄叫びも。
-MC-
水木さん「ラストソォォォォオング!!最後はやっぱりこの曲だぁ!!」
27:マジンガーZ(21st century ver.)/水木一郎
これまた意外。ダイナミックで21世紀バージョンの二連続。
お馴染みの曲が最後の曲という事もあってか、会場大合唱状態。
間奏の「光子力ビィィィイイイイイイイイッッムッ!!」の雄叫びから一気に
サビに入る所は文句なしの格好良さです。
-アンコール-
-MC-
水木さん、堀江さん、バンドの皆さんが登場し「アンコールありがとうございます」と挨拶。
水木さん「思えば97年に『ついて来るかぁぁああ!!』って言ってもう九年ですよ」
堀江さん「あっという間ですね」
水木さん「最近ニュースでやってたんだけど、日本のアニメが世界でかなり評価されているというんで
政府のなんとか省がアニメを全面的にプッシュしてくれるらしいんですって」
堀江さん「いやぁ、うれしいですね~」
水木さん「嬉しかったよ。でもなんで九年前に言ってくれなかったんだろ~、そうしたら俺達もなぁ…」
堀江さん「そんな弱気な事をいってるんですか、水木さんが元気だから私達が安心してついて行けるんですよ」
28:Dear Friend/水木一郎 堀江美都子
SASのメインテーマであり、アニソン界を象徴する曲。
聞くたびにつくづくいい曲である事を実感します。
惜しむらくは、収録されたCDが現在廃盤で手に入りにい所でしょうか。
-MC-
出演者の皆さんを呼び込んでバンド紹介&コーラス。
今回も二日間連続で50曲近く演奏したレスキューの皆さんは凄い。
ギターのナベさんの紹介の時に、「ベッカム~」と声援を送る影山さん。ナベさんの髪型ですか。
ショッカーさん「さ、今日はNHK行く方はいらっしゃいませんね? じゃぁゆっくり話しましょう」
水木さん「今日はさ、花火大会がずれ込んだじゃない?そうするとさ今は凄い混んでいるし、車も出せないんだよね」
ショッカーさん「はいはい、交通規制でね。九時半くらいまで出れないそうですね」
水木さん「だからさ、みんなでずっと喋ってない?」
水島さん「ええっ! 道連れですか?」
堀江さん「なんか水島さん、私とかぶりますね」
ショッカーさん「ああ、ツッコミというところではね」
水木さん「でも最近ミッチも壊れてきてるからさ~」
ショッカーさん「なんでもモモーイは山本先生の大ファンだとか」
桃井さん「はあいっ。ここにいらっしゃる皆さん大ファンで、一緒にステージに立ってるなんて夢のようですよ」
水木さん「でもいいよね、彼女みたいに純粋に喜んでくれるとさ、この前の上野の時もさ、あの子…」
ショッカーさん「ああ、福井裕佳梨ちゃんですか」
水木さん「あの子もそうだけど、やっぱり俺達の歌で純粋に感動してくれるのは嬉しいな」
ショッカーさん「山本さんは先程のイッパツマンは特別バージョンでしたが」
山本さん「うん…彼とは結構親しくしていたから…余計…ね」
ショッカーさん「さぁ、影ちゃん。影ちゃんはオールナイトからほぼ24時間ここにいるみたいだけど」
影山さん「(ダミ声で)……こッんばッんわ。森です…」
ショッカーさん「森進一かいっ!! 今回影ちゃんはなんと、全公演出演という快挙を成し遂げたわけですが」
影山さん「来週の大阪と、次の福岡も行くからね」
ショッカーさん「AJF完全制覇だ、すげぇ~」
森口さん「今回、普段歌わない歌も歌えて、しかも皆さんしっかりご存知でいてくれて、ホントに嬉しいです!
歌手としてもこれほど嬉しいことは無いですし、何よりも曲たちが喜んでると思います!!」
堀江さん「今はアニソンシンガーといえる人が少なくなってまいます。アニソンシンガーって言わなくてもいいですから、
ここにいる皆さんみたいにアニメに対して、思いを持っている人が増えてくれればいいなぁと思います」
ショッカーさん「九年もやってますと、歌手の方にも『ライブ見に行ったことあるんです』
っていう方が出てくるんですよ。今、会場で見ている人の中から
新しい仲間が出てくる可能性だってあるんですよね。みんな、待ってるぜ」
ショッカーさん「そういえば、山本さん、ドラゴンズも今絶好調ですね」
山本さん「もうマジック点灯したね」
水木さん「優勝間近ですね」
影山さん「ええ~、巨人は…?」
ショッカーさん「(キッパリ)五位!!…五位!!」
水島さん「いやぁ、みんなの喜ぶ顔が見れて嬉しいよ」
水木さん「水島さんさ、随分前に武道館でアニメ紅白ってあったじゃない。毎年やってたやつ」
水島さん「やってたね。僕達一緒に出てたね~」
水島さん「武道館ってさ、あんまりみんなの顔が見れないからさ…」
水島さん「そうだった。そう考えるとこんな近くで喜んでもらえるっていうのも嬉しいね~」
水木さんは終始ご機嫌で、様々な人のトークに参加しまくり。
最終的に笑顔のショッカーさんに「アニキ、殴っていい?」
これには会場大爆笑。
さらに「アニキ、10秒黙ってろ」と、これも笑顔で言うショッカーさん。
するとマイクを置いて本当に何も喋らない水木さん、もちろん水木さんも笑顔。
ひとしきりすると、マイクを手に取ろうとする水木さんに手渡す五條さん。水木さん丁寧にお辞儀。
29:バビル2世/ALL CAST
SAS最後といえばこの曲に確定されたようです。途中水木さんによる歌詞指導もありました。
出演者と観客の掛け合いは楽しくもあり、祭りが終わるという名残惜しさもあり。
最後は出演者全員でラインナップ。
順々に退場し、最後は水木さんと堀江さん、ショッカーさんだけに。
ショッカーさん「十月にはふたりのアニソンがありますね」
堀江さん「今回で四回目になります」
水木さん「もうね、「がんばれロボコン」は堀江にあげましたから」
堀江さん「もらっちゃった~うれしいな~」
と小躍りする堀江さん。
水木さん「他のみんなにも俺の曲をあげようかな、歌い継いで言って欲しいね」
堀江さん「今度は何もらっちゃおうかな~、バビル2世もらっちゃおうかな~」
水木さん「来年はスパロボが十周年、そして次の年にはこのAJFが十周年になります。
これをまとめて二年間10周年という事で盛り上げていければなと思ってます」
水木さん、堀江さんが退場し、ショッカーさんが単独で挨拶し退場。
シメはもちろんファンによる恒例の三々七拍子で今年のAJF東京公演は終了しました。
今回も贅沢な三日間を過ごさせてもらいました。
私達は三日間四公演全てに参加したわけですが、過ぎてみればあっという間です。
特にSASでは疲労もあってか思わず目頭が熱くなる曲がちらほらあったのですが
「イッパツマン」で一気に涙が流れ落ちてしまいました。ぜったい正義をつらぬく。
帰路では夢心地で放心状態。
補足
・今回はアニメ、ヒーロー、ロボット、ゲームとオールジャンルが歌われました。
これぞ「スーパーアニソン魂」。今更「ゲームはアニメじゃない」なんてのは野暮。
・ネイガーを歌う前に「例えば、ヒーローに出れてもアニソンにはなかなか出れない人もいる。
これからは垣根を取っ払ったライブをやってもいいんじゃないかな」と水木さん。
今回はアニメ、ロボット、ヒーロー、ゲームと全てのジャンルを歌ったのはそういった意味があったのですね。
・影山さん、三日間お疲れ様でした。AJF全公演参加は凄いです。あなたはやっぱり元気玉。
・水木さん「ショッカーみたいな悪いヤツらを…ああ、ライダーのショッカーだよ」
・ネイガー公式HPによりますと、当日ネイガーはお盆休み(!!)だったらしく、休みを利用して応援に来てくれたようです。
・お土産は豪石クッキーだったとか。
・ショッカーさんなら"だじゃく組合"に誘われそうな気が…。
・アコギコーナーではいつも淡々と喋る山本さん。たまらなくいいです。
・ちなみに「よく調べている評論家」とは、あの唐沢俊一さんと岡田斗司夫さんの両巨頭。
芸人さんにとって"誉れ"ともいえる言葉「アホな芸人」と言われたのは松村邦洋さん。
・山本さんは黒のスーツは喪服の意味を持っていたんですね。
・影山さんが歌った「星矢」ではドラゴン紫龍、「DBZ」では天津飯を演じた鈴置さんへ向けての
歌と考えるとまたこみ上げてくるものが。
・今回は水木さん&山本さんによる面白漫談は無し。解散は本当だったのか、もしくは鈴置さんを思う山本さんへの配慮か。
・五條さんはAJF06Tシャツを切ってアレンジしていました。
・それを凄く感心して見つめる人。水木さん。
・その五條さんラインナップの際、股にマイクを挟もうとして止められていたり。
・水島さん退場時の最後の挨拶。「これだけ覚えて帰ってください『スイッチオォンンンンナ゛ァ…』」
・ライブ終了後いろいろなブログを拝見しましたが、ショッカーさんの「殴っていい?」発言を
「ショッカーさんが本気で怒っていた」と本気にしている方がいたのは、少々驚きました。
あれは水木さんが絶大な信頼を寄せている、ショッカーさんだからこそ許される「業」ですのに。