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水木一郎・堀江美都子 ふたりのアニソン#9

11.10.10 ヤクルトホール

 

出演/水木一郎 堀江美都子

 

演奏/ふたりのアニソンバンド(Key&Co.貴日ワタリ B.村上聖 Dr.板垣正美 G.松尾洋一) カラオケ

 

 

水木一郎さんと堀江美都子さんによるジョイントライブ「ふたりのアニソン」。

 

アニメソング界を牽引し続けているお二人による圧巻のステージと、

お互いに"戦友"と呼び合う仲ならではの飾らないトークが堪能できる「ふたアニ」。

他のライブとは一線を画す、少し格調の高い、とても和やかな空間も9回目を数えます。

 

会場は東京都新橋にあるヤクルトホール。座席でゆったりと観覧する事が出来、

幕が降りているステージの中央には凸型の出っ張りが設けられています。

開演直前になるとアナウンスが流れ、開演時間を少し過ぎた頃にブザーが鳴り、いよいよ開演です。

 

01:Now and Forever (1.5C)/水木一郎 堀江美都子

02:猛と舞のうた/水木一郎 堀江美都子

-MC-

 

拍手の中、幕が上ると、タキシード姿の水木さんとドレス姿の堀江さんが。

「Now and Forever」は「#6」からオープニングで歌われているやわらかなバラード。

優しい詞とお二人の豊かな歌声はとても素晴らしく、早期音源化を望まずにはいられません。

続いて歌われたのはアニメ「マグネロボ ガ・キーン」よりエンディング。

お二人の表情ががらりと変わり、猛と舞の二人の哀愁を情感たっぷりに歌われていました。

 

・水木さん「『ふたアニ』も今年で9年目ですよ」

 堀江さん「あとちょっとで10年ですから、なんかハンパな感じですけど、今日は10周年みたいな感じがしますね」

 水木さん「なんだか特別な感じがする内容になっています」

・お二人が出会って40年。

・カワイイと言われるお二人。

・水木さん「カワイイって言われるのは嬉しいけど男のオレがいいのかなぁってのもあるんだよ」

 堀江さん「そうですか? あたしはもうカワイイは全てのポジティブな意味で受け取れますけど」

 水木さん「50代まではあんまり言われなかったんだけど、最近けっこうカワイイって言われるんだよ」

 堀江さん「それはね、突き抜けてなかったんだと思いますよ。今はもう怖いものないでしょ?」

 水木さん「そうだねぇ。なんか年を重ねるのが楽しいんだよね」

 堀江さん「やっぱりアニソンを歌ってるからですよ」

 

03:マジンガーZ/水木一郎

-MC-

04:花の子ルンルン/堀江美都子 水木一郎

-MC-

 

挨拶代わりという事で、お二人それぞれの代表曲から。

まず水木さんが歌われたのは説明不要のアニメ「マジンガーZ」のオープニング。

ステージの出っ張り部分に登場されて歌われる水木さんに、観客も大盛り上がり。

続いて堀江さんはアニメ「花の子ルンルン」よりオープニング。

しなやかに歌う堀江さんの横で、水木さんはコーラスや堀江さんの振り付けを真似したりしていました。

 

・ステージの出っ張り部分の前に座っている観客に対し、

 「そこって結構恥ずかしい席ですよね。オレ、リハーサルで座ってたんだけど、結構恥ずかしかったよ」

 と、水木さん。

・水木さん「ハモリって難しいね。リハーサルだとできたんだけどね。間違えてもやらないといけないなぁ」

 堀江さん「間違ったら困りますよー。あたしの歌なんですからー」

 水木さん「ぁあ! 失礼しました」

 堀江さん「でもいいんですよ。アニキはソロシンガーなんだからハモリとかは」 

 

05:バビル2世/水木一郎 堀江美都子

-MC-

06:ひみつのアッコちゃん/堀江美都子

-MC-

 

続いてもそれぞれの代表曲からアニメ「バビル2世」、「ひみつのアッコちゃん」のオープニング。

水木さんの「バビル2世」では子供コーラス部分を堀江さんが担当。これも「ふたアニ」ならではの豪華さです。

「ひみつのアッコちゃん」の後半では、堀江さんが出っ張り部分に登場され、客席に手を振りながら歌われていました。

 

・堀江さんのドレスは後ろに下がれない。

・水木さんによる「父親のバージンロードの歩き方講座」。

 堀江さん「で、行き着く所はどこなの!!??」

・新郎側に座る。

・堀江さん「もう水木さん一人だけの世界ですよー」

・「ふたアニ」に来たなら身内も同然。

 

・次のコーナーは世界で人気のある歌を特集した「なるほど! ザ・ワールドコーナー」。

・この年の6月にタイで行われた「Thai-Japan Anime music Festival」に

 松本梨香さん、きただにひろしさん、谷本貴義さんと共に参加されたお二人。

・暑い楽屋。

・水木さん「ズボンに素敵な模様があるんですよ」

・タイの街に張られた出演アーティストの大仏大の特大ポスターの話。

 水木さん「あのポスター持って帰りました?」

 堀江さん「持って帰れないでしょー? あんな大きいの」

 水木さん「でも持って帰ったヤツがいるんですよ」

 堀江さん「誰?」

 水木さん「きただにひろしという男ですよ」

 会場笑。

 堀江さん「ホントに!? だにぃ~どうするんだろ? ウチに入らないと思いますよ。

      家の屋根から垂らすのかな? 日よけになるし」

 水木さん「日よけいいですね」

・タイ紀行。

・お寺と顔出しパネルと40バーツ。

・写真を撮りながらなのでお寺を回るのが遅い水木さん。

・水木さん「私も年をとってますからね」

 堀江さん「俊夫ちゃんだからね(※水木さんの本名は早川俊夫さん)」

 水木さん「俊夫ちゃんだからね」

・「ふたアニ」名物・ハワイのゴルフ場のお話。

 

07:キャンディ キャンディ/堀江美都子

-MC-

 

水木さんが退場され、堀江さんが歌われたのは香港でも大人気のアニメ「キャンディ キャンディ」のオープニング。

2番終わりの間奏になると1番をもう一回観客と合唱するか、3番を歌うかをアンケートされた堀江さん。

観客の反応によって3番が歌われました。久しく3番を聞く機会がなかったので、とても嬉しかったです。

 

・水木さんがステージに登場し、「しょえ~ん」といいながら堀江さんが退場。

・水木さん「今年はアニメソングデビュー40年目なんですけど、ボクと同じく、仮面ライダーも40周年です。

       来年になるとマジンガーZが40周年で、毎年メモリアルが続くので、なかなか引退も出来ませんね。

       仮面ライダーはタイでも大人気で、タイの王室でも歌う予定だったんですけど、

       王室の方の体調がすぐれないということで、歌う事が出来なかったのが残念です」

 

08:仮面ライダー・メドレー(THE HERO ver.)

セタップ! 仮面ライダーX(1C)

~仮面ライダーストロンガーのうた(1C)

~燃えろ! 仮面ライダー(1C)

~はるかなる愛にかけて(1.5C)/水木一郎

-MC-

 

アニソンデビュー40周年記念アルバム「THE HERO ~Mr.アニソン~」より「仮面ライダー・メドレー」。

幼少期から数えきれない程に聞いた仮面ライダーの曲達ですが、ライブで聞くとその魅力を再確認できます。

時折、それぞれのライダーを模したポーズをされている水木さん。最後は仮面ライダーの変身ポーズでシメられていました。

 

ここで、スタッフさんによってソファーやテーブル、お水が運び込まれ、

水木さんが「この人がいるおかげで40年歌ってこれました」と堀江さんを呼び込み、

お二人の自宅にいるかの様にくつろぎながら、様々な歌が歌われるソファーコーナーのはじまりです。

 

・ここでバンドのみなさんを貴日さん、板垣さん、村上さん、松尾さんの順番でご紹介。

・堀江さん「みんなね、楽屋に戻ると健康の話ばっかりしてるんですよー」

 水木さん「『きっとこのコーナーは長くなるだろう』ってんでくつろいでるんですけど、そうはさせねえ!」

・水木さん「バンドのみんなとも長い付き合いですけど、昔はワタシ含め、もっと細かったんですよ」

 堀江さん「時の流れは残酷よねっ」

・このコーナーは歌より話の方が長いコーナー。

・この日の前日に放送されたフジテレビ「ウチくるっ!?」に水木さんがご出演。

・堀江さん「あたし、たまたま見てたんですけど、知り合った頃を思い出してじぃんときましたね」

 水木さん「本当はあなたにも出て欲しかったんですよ」

 堀江さん「あたしはもう見てるだけで幸せでしたよ」

・月に20本のテレビ出演をこなされている水木さん。 

 水木さん「もうね、アニソン歌手でテレビ出てるのオレだけだからたいへんなんですよ。

      テレビでお笑いみたいな事して、なんだかファンを裏切っていると思う事もあるし、

      一時期マネージャーにテレビに出るのを辞めようかと相談した事もあるんだよ」

 堀江さん「でも、続けていけばみなさんもわかってくれるんじゃないですか?」

 水木さん「うん。昔はテレビに出る事に対してツッパっていた時期が確かにあったんだよ。

      でも考えてみれば元々『おかあさんといっしょ』で子供達を相手にハジけてたからね。

      アニソンがお茶の間に根付いてくれる日までは続けていきたいんだよ」

 

・このコーナー最初は「オープニング・エンディングとりかえっこコーナー」。

 文字通り、水木さんと堀江さんがオープニングとエンディングを歌われた作品を取り上げて

 歌をとりかえっこしてみようというコーナーです。

・水木さん「このコーナーはバンドでやるんだから、考えてみれば自分に合うキーを設定すればよかったね」

 堀江さん「そうなんですよね。リハーサルの時までみんな全然気が付かなかったんですよ」

 水木さん「キーが変えられるならいっぱい歌いたい歌があるもんなぁ」

・今回の作品は石ノ森章太郎先生の「原始少年リュウ」。

・「原始少年リュウ」のレコーディングで2年ぶりの再会を果たしたお二人。

 堀江さん「当時、ディレクターさんが『リュウ』を歌える人を探してたんですけど、

      ふと、あたしの顔を見て『そうだ! 水木君がいた!』っていきなり言い出したんですよ」

・レコーディング裏話。ずっといたのに帰った事に。

 

09:原始少年リュウが行く/堀江美都子 水木一郎

-MC-

10:ランのうた/水木一郎 堀江美都子

-MC-

 

アニメ「原始少年リュウ」からオープニングとエンディングをそれぞれがとりかえっこ。

堀江さんが歌われた「リュウ」はどこかはかなげで、水木さんが歌われた「ラン」は包容力あふれる印象でした。

どちらも3番になると、それぞれがお互いを誘って一緒に歌われていました。

 

・水木さん「ミッチが歌ってくれてるのを聞いていて感激で泣きそうでしたよ。リハではミッチが泣きそうでしたけど」

・ここで貴日さんを残してバンドのみなさんは一旦ご退場。

・キーを変える話。

・「ウチくるっ!?」で中川翔子さんと「進め! ゴレンジャー」を歌われた時の話。

 

・次のコーナーは秋ならではのしっとりとした曲を選曲する「秋だからセンチメンタルコーナー」。

・堀江さんへ「夕焼けのふたり」をリクエストした水木さん。

 水木さん「あの歌いいよね。オレ好きなんだよ」

 堀江さん「アレはね~オリジナルのラブソングなんですけど。なんかはずかしいなぁ~。アニソンの方がいいよ~」

 水木さん「アニソンにも愛の歌ってあるじゃない?」

 堀江さん「そうなんですけどねぇ~。アニソンの愛ってもっと広い"愛"じゃない? 『夕焼け』は今最も苦手な曲ですよ~」

・水木さんは「気まぐれジョーカー」。

・堀江さんは本当は「羽根くん」の「魅せられたる魂」が聞きたかった。

 

11:夕焼けのふたり (2C)/堀江美都子

-MC-

12:気まぐれジョーカー (2C)/水木一郎

-MC-

 

ニッポン放送のラジオドラマ「夜のドラマハウス」のテーマソングでもある堀江さんのオリジナル曲から。

堀江さんのせつない歌声はアニソンとはどこか違う趣きで、改めて堀江さんの表現力の奥深さに感嘆しました。

続く水木さんは「別冊少女フレンド創刊20周年記念増刊号」より漫画「気まぐれジョーカー」のイメージソング。

ニヒルで男前な水木さんの歌いっぷりは、ヒーローソングの時とはまた違った格好良さでとても魅力的です。

 

・水木さん「ミッチ、いいじゃない! そういうのいっぱい聞きたい!」

 堀江さん「いやぁ~はずかしいっ。アニソンがいいっ」

・水木さんがテレビ東京系「カラオケ★バトル7」で松崎しげるさんの「愛のメモリー」を歌った話。

・今年は大人っぽい選曲の堀江さん。

・「ふたアニ」は如何に相手を笑わせるか、泣かせるかが水木さんの目標。

 堀江さん「あたしの方がヘンな曲多いですよー。ヘンっていうか面白いのー」

 水木さん「そうなんだよなぁ。かなわないんだよなぁ」

 

・続いては前回新設されて大好評だったという、お二人が歌いたいアニソンをカバーする「ないものねだりコーナー」。

・堀江さん「あたしねー悩んだんですよー。『アタックNo.1』もいいし『(草原の)マルコ』もいいし、

     『(残酷な天使の)テーゼ』も捨てがたかったんですけど、全然違うのにしました」

 全部聞きたいです。

・水木さんはレコーディングしちゃった「傷だらけの栄光」を選曲。

 

13:となりのトトロ/堀江美都子

-MC-

14:傷だらけの栄光/水木一郎

-MC-

 

まず堀江さんは、国内外問わず幅広い世代から支持を受け続けているアニメ映画「となりのトトロ」エンディング。

堀江さんはとても楽しそうな表情で、弾むような序盤からとてものびやかに歌いあげられていました。

水木さんが歌われたのはアニメ「あしたのジョー2」のオープニングの「THE HERO ~Mr.アニソン~」アレンジ版。

哀愁の塊のようなこの曲、水木さん版ではより一層クールに歌われていており、非常に味わい深いです。

 

・水木さん「かわいかったねー」

 堀江さん「嬉しいですねー。井上あずみちゃんに言っとこ、カバーさせてって」

 水木さん「CD出しましょうよ。絶対よろこんでくれるって」

・井上あずみさんのモノマネをする水木さん。

・堀江さん曰く、井上あずみさんは結構男っぽい性格。

・水木さんによる「手のひらでわかる、男性ホルモンが強いか女性ホルモンが強いか講座」。

・いざカバーしてみるとその曲の難しさがわかる。

・カバーをする事の魅力。

 

・次のコーナーは普段の大きいライブではまず歌われない「超レアソングバトルコーナー」

・水木さん「オレのはね、人間の臓器を歌った…」

 堀江さん「それって最近の歌じゃない?」

 水木さん「……」

 堀江さん「最近の歌を出すの?」

 水木さん「…………」

 堀江さん「ちみぃ~、このコーナーの趣旨をわかっているのかねぇ~?」

 会場大笑。

 水木さん「だぁってさぁ、ぜってぇ~負けるって。貴日とも話したんだけどさ、オレ無いもん」

 堀江さん「アニキが歌うとなんでもメジャーになっちゃいますもんね」

 

15:それいけ! ゾーキマン (オール・オブ・アニキVer.)(2C)/水木一郎

-MC-

16:ボーイフレンド (1.5C)/堀江美都子

-MC-

 

当時NHK教育で放送中「シャキーン!」内の歌をアルバム「水木一郎 キッズ ソング・ベスト!」収録の全編水木さん版で。

水木さんは臓器の箇所をジェスチャーで示しながら歌われ、堀江さんは序盤の「眼球」からノックアウトされていたようでした。

堀江さんはアニメ「夢戦士ウイングマン」より、ご自身が演じられた美森くるみ嬢の「ボーイフレンド」。

劇中のトップアイドルの歌ということで、曲調も堀江さんの歌い方もとても愛らしく、チャーミングでした。

 

・最後のコーナーは、これも前回新設された「ビタミンミッチ・カルシウムアニキのコーナー」。

 聞いている人が元気になる、栄養になる様な曲が歌われます。

・水木さん「もう栄養になりますよ。大使やってますからね…今結構時間が押してるんだよね。ぁあ、短くすればよかったなぁ」

 堀江さん「でもNever Give Upですよ」

 水木さん「みなさん今日からメロディーが頭から離れなくなりますよ」

 

17:この空の下に/堀江美都子

-MC-

18:ヒーローはNever ねば Give Up! (2C)/水木一郎

-MC-

 

90年の世界名作劇場「私のあしながおじさん」ではなく、79年放送のスペシャルアニメ「あしながおじさん」よりオープニング。

1番が終わり主人公ジュディの台詞を披露された事がきっかけで感極まってしまい、2番以降は涙ながらに歌われていました。

堀江さんが一度退場され、水木さんが歌われたのは「全国納豆協同組合連合会公認ソング2011」の「ヒーローはNever ねば Give Up!」。

「なっとう なっとう なっとう ネバネバ」のフレーズはもちろん、納豆を混ぜるアクションを交え歌われているの印象的でした。

 

・ここでバンドのみなさんも合流して後半戦。

・後半最初は「新曲コーナー」。

 水木さん「オレ、ミッチの新曲大好きですよ」

 堀江さん「作った方がね、お蝶夫人(エースをねらえ!の登場人物、竜崎麗香)をイメージして作ったらしいですよ」

 

19:希望の空/堀江美都子

-MC-

 

mixi向けソーシャル音楽ゲームアプリ「ピアノ狂想曲」のオープニング「希望の空」をライブで初披露。

往年のアニメソングを思わせる曲調と、堀江さんの凛とたおやかな歌声が見事に合わさっていました。

 

水木さん「全ての人が、今日ここに来ている一人一人がヒーローになれるんだという思いで作りました。THE HERO!!」

 

20:THE HERO/水木一郎

-MC-

 

「THE HERO ~Mr.アニソン~」より、タイトルにもなっているオリジナルソング「THE HERO」。

水木さんから全ての人へ向けた応援歌、ライブで体感すると水木さんの想いが直に伝わり、非常に元気づけられます。

 

21:クムクムのうた (2C)

~不思議を探そう (1C)

~3,2,1, GROOVE!! (1C)

~Take it easy! (1C)/堀江美都子

-MC-

 

堀江さんのソロコーナーは、多国籍でどこか蓮っ葉な歌声が魅力のアニメ「クムクム/まんが・わんぱく大昔クムクム」オープニングから。

続いてアニメ「ぐるぐるタウン はなまるくん」から、楽しくも切なげな初代エンディング。

更にアニメ「あそぼトイちゃん」の「うたのアルバム」から軽快な「3,2,1, GROOVE!!」へと続き、

ラストは前向きな「Take it easy!」という「ふたアニ」ならではの選曲のメドレーでした。

堀江さん「『宇宙戦艦ヤマト』で宮川先生とご一緒して、次の曲で息子さんの彬良さんとご一緒いただけました。

     小さなスタジオだったんですけど、レコーディングの時、ブースの窓から外を見ていて歌詞に描かれた風や、

    リンゴの匂いを感じました。その時『わたしは、こういう曲を歌っていきたいんだなぁ』と改めて感じた曲です『風の少女』」

22:風の少女/堀江美都子

-MC-

 

堀江さんが歌ってきたヒロインたちの集大成ともいえる、アニメ「風の少女エミリー」よりオープニング。

さながら風を想起させる堀江さんののびやかでやわらかな歌声が場内を包み込み、とても優しい空間になりました。

 

23:ルパン三世愛のテーマ/水木一郎

-MC-

24:ムーへ飛べ/水木一郎

-MC-

 

アニメ「ルパン三世(新)」より、二代目エンディング「ルパン三世愛のテーマ」から水木さんのソロコーナーがスタート。

長年歌い抜いき、原曲より一層大人の魅力を感じさせられる水木さんの歌声には聞き入らずにはいられません。

続いてはアニメ「ムーの白鯨」より、多くのファンがそして水木さんご自身が元気づけられた「ムーへ飛べ」。

「愛のテーマ」とは好対照に、ゆったりと一言一言語りかけるような水木さんの歌声はたまらないものがあります。

 

水木さん「今日は、オレのワガママでバラードを三曲聞いてもらうのですが、

     いつまでもこの地球や、子供達の笑顔を忘れずにという思いを込めて歌わせてもらいます」

 

25:キャプテンハーロック/水木一郎

-MC-

 

水木さんの代表曲のひとつでもあるアニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」のオープニング。

男と宇宙と友情の賛歌を、どこまでもシリアスかつ哀感を込めて歌いあげられるこの曲は、何度聞いても響くものがあります。

 

・ホットパンツ姿の堀江さんが合流。

・水木さん「いいなぁ、脚が長いのって」

 堀江さん「そんなことないですよー」

 水木さん「40年見てますけど、変わりませんよね。保険とかかけないの?」

 堀江さん「ないですよー。そんなのかけてもなんもないですもん」

・水木さん「やっぱり最後はデュエットで締めたいですけど、今年は仮面ライダー40周年なのでライダーから2曲お届けします!」

 

26:きょうもたたかうストロンガー/水木一郎

-MC-

 

水木さんと堀江さんが最初にデュエットした曲でもある「仮面ライダーストロンガー」より二代目エンディング。

お二人は時折アイコンタクトを交わしながら、阿吽の呼吸でストロンガーとタックルを勇壮に歌われていました。

 

28:戦え! 七人ライダー/水木一郎 堀江美都子

 

本編ラストも同じく「仮面ライダーストロンガー」より、

お二人の抜群のコンビネーションで歴代ライダーを歌いあげる「戦え! 七人ライダー」。

各ライダーのアクションを交えながら歌われていた水木さん、V3のポーズをした時にマイクを肘にぶつけてしまうという一幕も。

 

-アンコール-

 

水木さん、堀江さんが退場され、続いてバンドのみなさんも退場されると

それまでの拍手がアンコール手拍子に変わりました。

しばらくするとバンドのみなさんが再び登場され、いよいよアンコールです。

 

29:CROSS FIGHT!/水木一郎 堀江美都子

-MC-

 

アンコール一曲目はOVA「破邪大星ダンガイオー」よりお二人のデュエットの代表格でもあるオープニング「CROSS FIGHT!」。

観客の盛り上がりはいわずもがな。水木さん、堀江さんも凛々しくもとても楽しそうに歌われている様子でした。

 

・水木さん「来年は『ふたアニ』も10周年ですから、いろいろ考えて行きたいですね」

 堀江さん「ちょっとスペシャルな感じにしたいですねー」

・ここで改めてバンドのみなさんをお二人が激励。

 

30:Dear Friend/堀江美都子 水木一郎

 

「ふたりのアニソン」のフィナーレを飾るのはお二人が共作されたオリジナル曲「Dear Friend」。

初っ端からステージの出っ張り部分まで駆けだすなど、ステージを動き回って歌われていた水木さん。

堀江さんの扇動で最後の「♪Brother and Friend」は観客も一緒になって歌われていました。

 

「Dear Friend」のサビの伴奏が続く中、水木さん堀江さんはステージの左、右、出っ張り部分でご挨拶。

ステージの中央に戻ると、腕を広げて堀江さんに歩み寄る水木さん。それを見て逃げ出す堀江さん。

更にそれを見て追いかける水木さん。舞台袖まで追いかけっこをしてそのまま退場されるという、

「ふたアニ」ならではの和やかな一幕があり、バンドの皆さんが演奏を続るなか幕が降りて

「水木一郎・堀江美都子 ふたりのアニソン#9」は終演となりました。

 

閉演BGM:Dear Friend(Ending Version)/BGM

 

「Dear Friend(Ending Version)」が心地良い余韻を残していく中、観客はそれぞれ帰路につきます。

 

今回はお二人の代表曲や新曲はもちろん「ふたアニ」でしか聞く事が出来ない様な曲づくしで

次回の「#10」へ向けてこれまでの「ふたりのアニソン」シリーズの総まとめの様な印象でした。

 

アニソンが現在の様な一大ムーブメントになる以前からアニソン界を引っ張ってきた水木さんと堀江さん。

お二人の圧倒的な歌声と、気取らないトークをたっぷり堪能する事ができる「ふたりのアニソン」は今回もとても暖かで和やかな空間でした。

 

補足

 

・水木さん「今日はワタクシ、まじめにやりますんで」

 堀江さん「アニキね、なんだか今日は殺気立ってるんですよ」

 

・堀江さん「失敗したなぁ。ジュディを出したのがいけなかったなぁー。絶対泣いちゃうもん」

 

・ここで仮面ライダー40周年がお祝いされるとは思いませなんだ。

 

・堀江さんのメドレーのテーマは秋っぽい曲。

 

・来年「♯10」を迎えるものの、お互い持ち歌が1000曲以上なので10年やっても終わらない。

 

・水木さん「バンドのみなさんはBROADWAYとか色々な所から来てくれてるんで、名前はそのまま『ふたりのアニソンバンド』です」

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