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君もソロで唄う・ゾ! vol.19 

11.9.18 渋谷 CLUB CRAWL

 

出演/串田アキラ

 

ゲスト/ショッカーO野

 

お手伝い/マッチョ

演奏/カラオケ

 

負けてたまるか。

 

02年からはじまった串田アキラさんプレゼンツによる「君もソロで唄う・ゾ!」。

いつもは客席で串田さんの歌を聞いているファンが、「唄う・ゾ!」ではステージに上り、

串田さんが隣で見守る中、串田さんの唄を唄うという"超・参加型"、"燃焼系イベント"です。

 

渋谷にあるライブハウスCLUB CRAWLで開催されるのも今回で三回目。

前回から今回の間に「仮面ライダーオーズ」の変身ベルト オースキャナーの音声をはじめ、

「オーズ」に関係するCMなどのナレーションや、アニメ「トリコ」の主題歌歌唱など、

串田さんのパワフルな活躍っぷりを反映してか、チケットが完売という人気ぶり。

ライブハウス内に設置された椅子席はあっという間に満員になりました。

 

「唄う・ゾ!」は、まず観客が入場時にくじを引き、唄う番号が決まります。

今回のくじに使用されたのは、なんと「データカードダス 仮面ライダーバトル ガンバライド」のカード! 

「ガンバライド」の通し番号がそのまま唄う順番になるとの事。びっくりです。

のっけから意表を突かれ、その後、開演までの間にエントリーシートに自分が歌いたい曲を記入し提出し出番を待ちます。

 

イベント開催にあたっての諸注意アナウンスがあり、

いよいよ「君もソロで唄う・ゾ! vol.19」開演です。

 

01:ガツガツ!! (1.5C)

-MC-

 

オープニングを飾るのは当時絶賛放送中、当日も放送していたアニメ「トリコ」よりオープニング。

1番のサビ前~ラストのサビとTVサイズ風に短く編集された版で、串田さんのパワフルさが凝縮されたような印象でした。

 

・串田さん「久し振りの『唄う・ゾ!』。僕も楽しみにしていました。いつやるかいつやるかと思ってたかもしれませんが、

       やっと今日、開催する事が出来ました。今日は嬉しいです!」

・初参加の方がたくさん。

・串田さん「唄っててもそうなんですけど、僕はいつもライブがはじまるまではとてもドキドキしてるんですね。

      今日はそんな僕の気持になって、みなさんもステージでドキドキして、僕の気持を味わって下さい!」

 

02:真白き炎 (1C)

-MC-

 

続いてもアニメ「トリコ」より、主人公トリコの相棒バトルウルフのテリークロスのキャラクターソング。

初めて聞かせていただきましたが、「ガツガツ!!」とはまた違ったシャープな印象の串田さんの歌声が素敵でした。

 

・串田さん「次の曲は、これがいるんですよ」

 取り出したのは「仮面ライダーオーズ」の変身ベルト オースキャナー。

 観客「おおぉおおおお!」

 串田さん「もう番組が終わっちゃったから、ちょっと懐かしくなっちゃったかな?」

 ベルトを装着した串田さん。さっそくスキャニングチャージ。

 ところが、「タカ、トラ、バッタ」のうち、トラメダルがしっかりとベルトに入っていなかったご様子。

 無事にトラメダルをはめ、オースキャナーから「タカ、トラ、バッタ!! タ・ト・バ! タトバタットバァッ!!」と串田さんの声。

・串田さん「このベルトは70万個も売れたっていう話なんですけど、メダルの方はもっとすごい300万個だって」

 観客「おおおおぉおおおおおお」

 串田さん「なんでも5円玉より多いんだって。それで日本おもちゃ大賞ってのを受賞したみたいなんですけどね。

       …俺ぇ、なんにももらえなかったなぁ。今度何かもらえるかなぁ…」 

 

03:Regret nothing ~Tighten Up~ SKA arrange ver.

-MC-

 

「仮面ライダーオーズ」より、"タトバコンボ"の戦闘テーマを串田さんをメインに迎えアレンジした「SKA arrange ver.」。

歌詞は基本的に三言だけなのですが、ライブで体感すると、串田さんの迫力に、得も言われぬ高揚感です。

 

・串田さん「すごい曲だよね。なんでこんな曲をレコーディングしたんだろう? でもこの曲もハードでさ。

       なんか今年はハードな曲が多くて『ガツガツ!!』なんてこれ歌って、すぐにもう一曲歌うと死んじゃうよ」

・串田さん「今年は、ホントに色んな事があったし、これから大変だとは思うんだけど、

       僕は『がんばろう』っていう言葉よりも『負けてたまるか』という思いでやっていこうと思います」

 

04:強さは愛だ

-MC-

 

「宇宙刑事シャリバン」より、アニメソング、特撮ソングファンから根強い人気を得ているエンディングテーマ。

この年に東北地方太平洋沖地震がおきた事もあり、改めて歌詞のメッセージを噛みしめながら聞かせていただきました。

 

串田さん「もう一曲くらい、いいかな?」

観客「おおぉおおおおおおお!!」

 

05:チェイス! ギャバン

-MC-

 

オープニングコーナーラストは「宇宙刑事ギャバン」より、奏であげられるトランペットの音がたまらない挿入歌。

観客の皆さんの盛り上がり様は圧巻で、特に「チェイス! チェイス! チェイス! ギャバン」での拳が振り上げられる勢いたるやなかったです。

唄う・ゾ! -前編-

~休憩~

唄う・ゾ! -中編-

~休憩~

 

ここから「君もソロで唄う・ゾ!」開始です。今回の司会進行は串田さんご自身。

カメラ係などのお手伝いとして串田さんのバックバンドも担当していたDIXIES(当時はSHAFT)のマッチョさんが参加。

「唄う・ゾ!」は二番まで唄います。自分の順番がきたらまず串田さんとお話し、その後、唄へ。

一番終わりの間奏で串田さんと記念写真を撮影し、再び唄へ。間奏が短い場合は唄の前後に写真撮影が行われます。

今回は初登場の方が多く、それぞれが個性的あふれる唄声で串田さんの唄を唄われていました。

参加者が50名を越えるという事で、休憩をはさみつつ、前、中、後編に分けて開催されました。

 

休憩時間を挟み、いよいよラストブロックとなる後編へ。

 

串田さん「ちょっとその前に、今日は、ゲストが来てくれています! 登場してもらいましょう!」

串田さんに呼び込まれ、キン肉マンのキャラクターがあしらわれたバンダナに

ガタキリバコンボモチーフ柄Tシャツ姿のショッカーO野さんが、ビール瓶を片手に颯爽とご登場。

 

ショッカーさん「『唄う・ゾ!』ももう一年ぶりですか? いやぁ久し振り…と思ったけど、

        実はボク、4日前にこの会場にふつうにライブを見に来てるんですよ。

        お笑いのホリさんのライブ(広似苑vol.5~憧れのスター~)があってそれを見に。

        ホリさんとの縁も、ホリさんがクッシーのトークライブにたまたま観客としてきてた所からなんですよ」

 

串田さん「せっかくだからさ、ショッカーも唄おうよ」

ショッカーさん「え? いつも佐藤健太と一緒にふらっと来て、終わり頃にちょろっと唄わせてもらうんスけど、今ですか?」

串田さん「今日は健太来てないし、唄ってよぉ」

ショッカーさん「わかりました。先日の震災を受けて、クッシーのこの曲が頭の中にあったんですね。

        今日は、特に心に響いた詞の部分を強調して唄いたいと思います!」

 

06:強さは愛だ/ショッカーO野

-MC-

 

ゲストのショッカーさんが唄われたのは「宇宙刑事シャリバン」より再びエンディングテーマ。

ショッカーさんが歌詞の一言一言にとても思いを込められて唄われている様子がとても印象深かったです。

 

・ショッカーさん「ヒーローソングは元気が出ますよね。心を一つにするならアニソン、特ソンが一番ですよ」

・日曜日は「オーズ」→「トリコ」と串田さんづくし。

 ショッカーさん「すごいですよ。タトバタトバでガツガツ!! でしょ?」

 

唄う・ゾ! -後編-

 

後編も多種多様なアプローチが繰り広げられる中、無事参加者全員が唄い終わりました。

 

07:ガツガツ!! (1.5C)/マッチョ

 

今回の「唄う・ゾ!」参加者のトリとしてマッチョさんが唄われたのはアニメ「トリコ」よりオープニング。

ステージを動き回り扇動しまくりのマッチョさんながら、歌詞を忘れてしまったようで、

ほとんどを観客にマイクを向け盛り上げまくっていました。

 

大くじ引抽選大会

~休憩~

 

ショッカーさんがほとんど歌えなかったマッチョさんをひとしきりイジった後は、

串田さんがひかれたくじの番号と同じガンバライドを持っている観客に商品をプレゼントする「大くじ引抽選大会」。

プレゼントの内容は「トリコ」にちなんたお菓子や「菓子粉砕器 グルメスパイザー」などでした。

 

・少々の休憩をはさんでから、串田さんとショッカーさんが登場され、いよいよラストコーナー。

・ショッカーさん「初めて来てくれた方もいらっしゃって嬉しいですね。みなさんが一緒に歌ってくれましたが、

        最後はやはりクッシーに唄って頂きましょう!」

 串田さん「次の二曲はみんなが唄わないかな? と思って用意しました。そしたらやっぱり唄われませんでしたね」

 

08:富士サファリパーク CMソング

-MC-

 

串田さんの代表曲でもある、関東圏では知らない人がいない程の「富士サファリパーク」のCMソング。

CMソングという性質上、曲自体がとても短いのですが、イントロと共に串田さん、観客の皆さん全員での大合唱となりました。

 

串田さん「どうも和田アキ子です」

観客笑。

 

09:安心戦隊ALSOK

-MC-

 

間髪いれずに流れてきたのは当時放送されていたホームセキュリティ/防犯対策サービスの「綜合警備保障/ALSOK」のCMソング。

特撮ヒーロー風のCMソングは串田さんの魅力満点。今回この曲が聞けるとは思わなかったのでとても嬉しかったです。

 

・街頭イベントなどで「富士サファリパーク」を唄うと、それまで無関心だった子供たちが一斉に振り向く。

・「タトバ」や戦隊シリーズの話も子供達が反応する。

・「富士サファリパーク」は31周年。CMもロングラン放送。

・串田さん「最初この話が来た時は不思議な歌だなぁと思ったよ。"ホントに"が何回もあるし"かわゆい"って言ってるもんな」

 ショッカーさん「"かわゆい"は昭和の言葉ですよね」 

・串田さんのデビューアルバム「爆発するソウル」がCD化。

・でも週刊誌の取材でCD化を初めて知るご本人。

・串田さん「ジャケット見たらびっくりするよ。今と全然顔が違うからね」

 

10:乾いた大地

-MC-

 

続いてはアニメソングからロボットアニメ「戦闘メカ ザブングル」よりせつなくも力強くいエンディング。

優しくも時に悲しさを振り切るように歌われる串田さん。先の震災の事もあり、より一層この曲が持つ力を考える一幕でした。

 

ショッカーさん「色々な歌で元気をもらいますが、みなさんからも元気をもらいますね」

串田さん「みんなが応援してくれる、逆にパワーをもらってますね。長生きできますよ」

ショッカーさん「そんな若さを吸い取る妖怪みたいに」

串田さん「みんなに元気をもらって、体も心も鍛えて、生きていきたいです」

 

ショッカーさん「クッシーの40周年記念ライブ『夢中者』に参加させて感じたのが『これがクッシーの夢だったんだ』。

        クッシーはホントにみんなの事を考えてくれて、みんなが喜ぶ事をいつもしてくれるんですよ」

串田さん「やっぱりみんなが喜んでくれるようなイベントをやっていきたいんだよね。

     『オーズ』ももう終わっちゃったけど、まだ、尾を引くことが、あるかもよ。♪これはみのがせなぁーいっ!!」

 

11:ガツガツ!!

-MC-

 

オープニングで歌われたアニメ「トリコ」のオープニングを改めてフルサイズで。

串田さんの肉食系ヴォイスはもちろん、トリコを彷彿とさせるアクションに会場内は熱狂に次ぐ熱狂でした。

 

ショッカーさん「いやぁ、元気が出ますね。そして腹へりますね」

串田さん「今年はガツガツ!! 唄って、ガツガツ!! 食べましょう!!」

 

最後の曲を前に、串田さんがご挨拶。

串田さん「このイベントは僕の力だけではなく、みんなのおかげで成立するイベントです!

     これからも『君もソロで唄う・ゾ!』、愛してください!!」

 

12:太陽戦隊サンバルカン/&ショッカーO野

 

「君もソロで唄う・ゾ! vol.19」のラストを飾るのは、2011年に30周年を迎えた戦隊シリーズ「太陽戦隊サンバルカン」のオープニング。

ラストにピッタリのこの曲。串田さんの太陽の様な唄声に、ショッカーさんが太陽戦隊の名乗りで彩りを添え、

観客も大合唱で大団円を迎えました。

 

拍手の中、串田さん、ショッカーさんが退場され、19回目の「君もソロで唄う・ゾ!」は終了となりました。

今回も6時間を越える長丁場ながらも、すぎてみればあっという間。

特に今回は串田さんご自身が司会進行という事で、串田さんのお人柄がより身近に感じる事ができた「唄う・ゾ!」だったと思います。

 

 

補足

 

・今回はイベントの性質上、会場限定な事柄が多く、とても簡素なレポートです。

 

・蒸着じゃなくて装着。

 

・今回は機械などのトラブルが多かった印象。

 

・串田さん「『ザブングル』っていうと今はお笑いが有名だけど、こっちがホンモノだからね。こっちだってカッチカチだぞぉ」

 

・マッチョさん、唄う前に「トリコ」の食頑「グルメバトルフィギュア」や「菓子粉砕器 グルメスパイザー」、

 更に「グルメスパイザー」でマッチョさんオリジナルブレンドのスパイス(主にコイケヤ「すっぱムーチョ」)を串田さんにプレゼント。

 

・新潟でALSOKの巨大看板を見かけ、思わず記念写真を撮った串田さんとショッカーさん。

 

・今回の人気は「強さは愛だ」、「ガツガツ!!」、「宇宙刑事シャリバン」など。

 

・今回も終演後に会場出口に立ち、参加者の一人一人と握手され、「ありがとう」と言葉を交わされていた串田さん。

 ファンとのふれあいを大切にされる串田さんの姿勢には頭が下がります。

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