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第5回 かわさきTVまんが祭

堀江美都子 ソロコンサート

11.6.12 ラゾーナ川崎 プラザソル

 

出演/堀江美都子

 

司会/ショッカーO野

 

特別前説/内田朋紀(ねこ社長) 貝原怜奈

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一 コウノイチロウ)

演奏/カラオケ

 

 

「よくおぼえてるねー」

「ミッチですから」

 

2006年、2007年の「アニソンカーニバル in UENO」、2008年の「アニソンパワー 2008 in NAKANO」の流れを組み、

「音楽のまち・かわさき」を推進する神奈川県川崎市で印刷会社「ねこのしっぽ」さんと

ショッカーO野さんのタッグで開催されている「かわさきTVまんが祭」シリーズ。

 

かつてアニメや特撮などの子供向け番組が「TVまんが」という広義の名前呼ばれていた事から、

アニメ、特撮、ゲーム等、全てのジャンルを受け入れる「かわさきTVまんが祭」も五回目を数えます。

今回は遂にアニメソング界の女王がご登場。堀江美都子さんのソロコンサートです。

 

会場は川崎駅に直結したラゾーナ川崎というショッピングモール内にある多目的ホール"プラザソル"。

場内に入るとまず目に入る物販のブースでは堀江さんのCDの他にも、

声優の井上和彦さんが発起人となり、先の東北地方太平洋沖地震の被災者を長期的に支援すべく結成された

「声援団」の義捐金グッズ販売や、石ノ森萬画館復興義援金の義捐金箱が設置されていました。

 

BGMとして「ねこのしっぽ」さんの宣伝が流れている会場内は大入り。

今回はかなり早い段階でチケット完売、当日券も無いという事で、堀江さんの人気を改めて実感しました。

ステージ後方には「かわさきTVまんが祭」の幕が掲げられ、

ステージ上にはアップルパイとカインズの皆さん用のマイクスタンドが設置されていました。

 

-MC-

 

そろそろ開演時間も近付くと印刷会社"ねこのしっぽ"さんの"ねこ社長"内田朋紀さんと、

Webラジオ「ショッカーO野の秘密基地へようこそ!!」でアシスタントをされている、声優の貝原怜奈さんがご登場。

「『アニソンカーニバル』から5年、やっと堀江さんを私達のイベントにお呼びする事が出来ました」と念願かなった様子の"ねこ社長"。

貝原さんが"開祭"にあたっての諸注意をされている間も、"ねこ社長"内田さんはどこかしら緊張されている様子でした。

 

内田さん、貝原さんが退場され、しばらくすると会場内が暗くなり、ショッカーさんがご登場。

今回は堀江さんのソロコンサートという事で、どことなく落ち着いた雰囲気で

LPレコードの「テレビまんが主題歌のあゆみ」を片手にTVまんがの懐の深さや当時の思い出を語られ、

さらに「続・テレビまんが主題歌のあゆみ」まで取り出され

「かわさきTVまんが祭」の趣旨解説をされているとアップルパイとカインズの皆さんがご登場され、

「かわさきTVまんが祭」の開祭の合言葉。

 

ショッカーさん「かわさきTVまんがっ、祭だぁあっ?」

観客「わっしょぉおおおおおおおおおおぃ!!!」

ショッカーさん「祭だぁっ?」

観客「わっしょぉおおおおおおおォおおぃ!!!」

ショッカーさん「祭だぁっ?」

観客「わっしょぉおおおおおおおおおォおおぃ!!!」

ショッカーさん「"開祭"です!!」

 

00:かわさきTVまんが祭のうた/アップルパイ ザ☆カインズ

01:サザエさんのうた

-MC-

 

アップルパイとカインズの皆さんによる格式高いオープニングの後、流れてきたのは

なんと「まんが名作劇場 サザエさん」のオープニング! 幕開けがこの曲というのにはとても驚きました。

1番のサビになると場内大合唱。「♪わたしもサザエさん」と堀江さんが歌うと観客が「♪あなたもサザエさんー」と歌い返していました。

幼少期から慣れ親しんだ堀江さんの歌声を聞いていて、あの頃の火曜日7時に戻った気分でした。

 

・ショッカーさんが登場され、盛大に「ミッチコール」。

・満を持して「かわさきTVまんが祭」に堀江さんご登場。

・ショッカーさん「あいたかったよぉ~ぅ!」

 堀江さん「ん~いっつもあってるよぉ~う!」

・堀江さん「今回は全てショッカーのリクエストですからねー。100曲近くあったよー」

 ショッカーさん「それでも半分くらいに減らしたんですよ」

 堀江さん「でも今日はショッカーと来て下さった皆さんのために一生懸命歌います!」

・「サザエさん」をフルコーラスで歌うのは数十年ぶり。

 堀江さん「今、歌っていて三番はあんな歌詞だったんだーと思いましたね」

・レコーディングはちょうど高校生の頃。

・ショッカーさん「どうして今回『サザエさん』をオープニングに持ってきたかといいますと、

        このラゾーナ川崎は、なんと東芝の工場の跡地にできた建物だからなんですよ」

 堀江さん「あーそうかー!!」

 

02:キャンディ キャンディ (2C)

03:ハロー! サンディベル (1.5C)

-MC-

 

まずは代表曲からということで、堀江さんの代表曲中の代表曲「キャンディ キャンディ」よりオープニング。

歌詞も曲調も堀江さんの歌声もやわらかでやさしく勇気づけられ、いつ聞いても新鮮な気持ちになります。

続いては「ハロー!サンディベル」より同名のオープニング。

「キャンディ」とは好対照の軽快な堀江さんの歌声と随所の振付が印象的です。

 

・ショッカーさんが合流し、盛大に「かわいいーコール」。

・堀江さんのデビューのお話。

・初レコーディングの思い出。

04:紅三四郎 (2C)/& アップルパイ

-MC-

 

アップルのお二人も加わって堀江さんのアニメソングデビュー作「紅三四郎」二代目オープニング。

きりりと味わい深い堀江さんの歌いっぷりが素敵。「みなさんもアップルと一緒に合の手をお願いします!」と堀江さん。

 

・ショッカーさんの「紅三四郎」の思い出は「SF西遊記スタージンガーショー」での掛け声。

・カラオケには掛け声がない。

・美樹克彦さん版の「紅三四郎」の初代オープニングを口ずさむ堀江さん。

 堀江さん「美樹さん版がカッコいいなぁーと思って聞いていたのに、わたしが歌ってるのに変わって『なんだよー』って思いましたね」

 ショッカーさん「何言ってんですかー!」

 

05:緑のひだまり (2C)

06:シンドバットのぼうけん (1C)

07:ぼくらきょうだい てんとう虫 (1C)

08:走れ! ジョリィ (2C)

09:クムクムのうた (1C)

10:ペペロの冒険 (1C)

11:ジムボタンの歌 (1C)

12:けろっこデメタン (1C)

-MC-

 

聞きたい曲が多いという事で各ジャンルがメドレーで構成されます。最初のメドレーは夢と冒険の世界。「冒険メドレー」です。

まずはミッチーとチャタラーズ名義で発表された「山ねずみロッキーチャック」のオープニングから。

観客がチャタラーズとなって堀江さんとの掛け合いが楽しめる、ライブにぴったりの一曲です。

続いては「シンドバットの冒険」よりオープニング。堀江さんの歌声が冒険のわくわくを感させられます。

「ぼくらきょうだい てんとう虫」は「てんとう虫の歌」のオープニング。なかなかライブでも聞く事が出来ない素敵曲です。

次は「名犬ジョリィ」よりスキャットが楽しいオープニング。堀江さんの扇動で観客全員で「Trrrrrrrr」と巻き舌。

そして、どこか大人な雰囲気漂うギターと堀江さんの多国籍な印象の歌いっぷりが楽しい

「クムクム/まんが・わんぱく大昔クムクム」オープニング、「アンデス少年 ペペロの冒険」オープニング「ペペロの冒険」は

序盤のスキャットとエキゾチックで伸びやかな堀江さんの歌声がとても魅力的。

一転して勇ましい堀江さんの歌声が堪能できる「ジムボタン」オープニング。

「イヤッフォォオウ!」や「ドーリンガー!」などの観客の掛け声楽し。

「冒険メドレー」の締めは「けろっこデメタン」オープニング。哀愁の中に根性を感じさせる堀江さんの迫真の歌声でした。

 

・堀江さん「さすがに8曲はキツイですよー」

 ショッカーさん「今歌われた曲は、だいたいこの辺りに収録されていますね」

 と、おもむろにショッカーさんが取り出したのは当時発売された堀江さんのLPレコード「堀江美都子 テレビアニメーションの世界」。

 堀江さん「よくもってたねー。私物?」

・赤いマフラーの元祖は堀江さん。

 ショッカーさん「水木一郎アニキは最近ですもんねー」

 堀江さん「そうですよー。針金入れてりゃぁいいってもんじゃないですよ」

 観客笑。

・当時、童謡や唱歌しかなかった子供の歌の中で、"アニメソングを新しい子供の歌にしよう!"という動きがあり、

 試聴対象の子供達と同年代だった堀江さんがその象徴的な存在となったそうです。

 

13:青空っていいな (1C)

14:ぼくたち地球人 (1C)

15:さすらいの太陽 (1C)

16:ラ・セーヌの星 (1C)

17:ランのうた (1C)

-MC-

 

続いてのメドレーは「心に残る名作メドレー」。

先代「ドラえもん」シリーズより7代目エンディング「青空っていいな」と6代目エンディング「ぼくたち地球人」。

この2曲がエンディングだった頃の「ドラえもん」で育った身だけに、連続で聴けるのは嬉しかったです。

切なさと意志の強さを感じさせる歌声とコーラスが特徴的な「さすらいの太陽」のオープニング。

オリジナルはスリー・グレイセスとボーカル・ショップですが、堀江さんはご自身のアルバムでカバーされています。

続いては「ラ・セーヌの星」オープニング。堀江さんの「E'toile de la Seine!!」の掛け声は軽やかかつ勇ましうございました。

ラストはどこか淋しくも優しさを感じさせる堀江さんの歌声が素敵な「原始少年リュウ」エンディング。

 

・堀江さんの「ランのうた」と水木さんの「原始少年リュウが行く」レコーディング秘話。

・堀江さん「アニキがよく『先に帰った』って言ってますけど、居ましたからね。ちゃんと」

・アニメソング仲間はいい人揃い。

・堀江さん「いい人じゃないとアニメの歌は歌えないんだと思いますよ」

・ステージでのパフォーマンスと楽屋とのギャップ王は山形ユキオさん。

・続いてはショッカーさんが聞きたい曲を集めた「おねがいミッチのコーナー」の「ライトな方」。

 堀江さん「もー、ショッカーはどんだけレパートリーがあるのー?」

 ショッカーさん「いえいえ。全部ミッチの曲から選んでるんですから、その言葉そっくりそのままお返ししますよ!

        昨年、夏のAJFに小森昭宏先生がいらっしゃったのですが、貴日さんと『この曲をやればよかった』と話してたんですよ」

 堀江さん「そうねこれもあったね」

 ショッカーさん「そうなんですよ。AJFでもふたアニでも聞けないなら、ここでお願いしようと思ったんですよ」

 

18:ぐるぐるメダマンおばけだぞ (2C)

19:タンゴむりすんな (2C)

20:かぐや姫先生のうた (2C)

21:月光の子守唄 (2C)

-MC-

 

「おねがいミッチのコーナー ライトな方」は実写メドレー。

のっけから貴重な「ぐるぐるメダマン」オープニングからスタート。ガタコンガタコンと楽しい一曲です。

続いての「あばれはっちゃく」シリーズのオープニングは中盤の「♪なんちゃーって」からの堀江さんのおとぼけな歌声が素敵。

コーナーラストは「好き!すき!!魔女先生」からオープニングとエンディングを連続で。それぞれ個々で聞く機会はありましたが、

両方そろって聞けると、その良さは格別です。両曲とも違った堀江さんのやさしい歌声が魅惑で、場内がやわらかな雰囲気に包まれました。

 

・「月光の子守唄」レコーディングの思い出。

・堀江さん「14才くらいだったんですけど、うまく歌えなくてねー。

     でも『もっとうまく歌いたいな』という思いがあるから40年間も歌い続けられているのかなとも思いますね」

・「アニソン女子部」と「ねこのしっぽ」の意外な関係。

 

続いては「おねがいミッチのコーナー ディープな方」。

 

22:いっしょに小石を拾いませんか 

-MC-

 

ショッカーさんによる隠し玉、一曲目は"ほりえみつこ"名義で発表された時代劇「五街道まっしぐら!」オープニング。

若干斜に構えつつ、ささやくような堀江さんのアニメソングの時とはまた違った歌いっぷりに惹きつけられました。

 

・ショッカーさん「聞いちゃったー」

 堀江さん「歌っちったー」

・「いっしょに小石を拾いませんか」はフォーク演歌。

 

23:夕焼けのふたり

-MC-

 

隠し玉二曲目はニッポン放送のオムニバスラジオドラマ「夜のドラマハウス」のテーマソング。

堀江さんの歌声はどこかせつなく、とてもドラマチックで楽曲の世界観にぐいぐいとひきこまれるようでした。

 

・「夜のドラマハウス」は男女二人だけの出演者が週替わりで一つの楽曲をテーマに、

 毎日異なったドラマが展開されていくシリーズだったとか。

・ショッカーさんの「夜のドラマハウス」の思い出。

・堀江さんの「夜のドラマハウス」こぼれ話。

・堀江さん「こういう歌は照れ臭いですね。やっぱりお年頃で歌わないと…」

 ショッカーさん「なにいってんですか、お年頃じゃないですかー」

・声優としての堀江さん。

・ノリで声優に?

・声優としてのデビュー作「宇宙魔神ダイケンゴー」は天然記念物改め国宝揃い。

・同期の島田敏さん。

・歌手の看板を掛け替えて声優として一から出発。

・「世界名作劇場」の頃にやっと声優になれた気がした。

 

24:ひみつのアッコちゃん (1C)

25:恋は突然 (1C)

26:あなたに真実一路 (1C)

27:太陽を追いかけて (1.5C)

28:グローイング・アップ (1C)

-MC-

 

前半の最後は堀江さんが声優を務められた作品をメドレーで。

「ひみつのアッコちゃん」では主人公アッコちゃんを演じられた堀江さん。

イントロと歌い終わりで「テクマクマヤコン…」と「ラミパス…」を交えた生台詞も披露。

続いての「恋は突然」は「愛してナイト」のオープニング。冒頭で「こんな感じだった?」と主人公"やっこ"三田村八重子の台詞を披露されました。

「あなたに真実一路」は「Dr.スランプ アラレちゃん」の4代目エンディング。キャラメルマン4号・オボッチャマンくんの登場です。

オボッチャマンくんのころころとした声での台詞と歌声は「恋は突然」のソフトな歌声からの変わりように目を見張りました。

更に一転「太陽を追いかけて」は主人公ジェニーを演じられた「風の中の少女 金髪のジェニー」オープニング。

のびやかでどこまでもはつらつとした堀江さんの歌声は原曲以上の迫力。久しぶりに聞く事が出来てとても嬉しかったです。

ラストは世界名作劇場「私のあしながおじさん」オープニング。堀江さんは主人公のジュディ・アボットを演じられました。

「あしながおじさん」も「金髪のジェニー」も放送当時、よく見ていた記憶があるだけに、生で聴ける事は嬉しい限りで、

堀江さんの歌声に思わず当時に戻ったような感覚になりました。

 

・ショッカーさんの当日のハンカチは「アラレちゃん」

 堀江さん「わぁっ、ア、ア、ア、アラレさんん!!!」

 ショッカーさん「オボッチャマンだ!! すっげぇ、持って帰りてええ」

・堀江さんが退場され、ここで15分程休憩時間へ。

 

ショッカーさん「ミッチ祭だぁあっ?」

観客「わっしょぉおおおおおおおおおおぃ!!!」

ショッカーさん「祭だぁっ?」

観客「わっしょぉおおおおおおおォおおぃ!!!」

 

 

~休憩~

-MC-

 

 

休憩時間中にマイクスタンドが撤収されていました。

再びショッカーさんが登場され、後半のはじまり。

 

ショッカーさん「前半はミッチが頑張ってくれましたが、レギュラーメンバーも頑張ってくれます!

        ここからはアップルパイ&ザ☆カインズのコーナーです!!」

 

ショッカーさん「先程の『かぐや姫先生のうた』はミッチが「スーパーヒーロー魂」の初演で歌われました。

        最初ミッチは『あたしヒーローもの歌ってないし…』とおっしゃっていたんですが、

        ヒーローの3要素というのがあります。

        ひとつは『変身する事』、ふたつめは『原作・石ノ森正太郎』、みっつめは『敵の声が飯塚昭三』!!」

観客大笑。

ショッカーさん「という事で、石ノ森先生原作の女性が主人公の作品をお届けします!!」

 

29:あの娘が街にやって来た/平山佳代子

-MC-

 

アップルパイからまずは平山さんがご登場され、「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」のオープニングをカバー。

カバーが聞けるのも「かわさきTVまんが祭」の魅力です。平山さんの軽やかでなめらかな歌声がとてもマッチしていました。

 

ショッカーさん「『魔法少女ちゅうかなぱいぱい!』は小沢なつきさんでしたね」

平山さん「そうですねー。この作品の当時は見ている側でしたので、今回歌うことになってすごくドキドキしました」

ショッカーさん「この『不思議コメディシリーズ』ラインは今、ガツガツ!とクッシーが『トリコ』の歌を歌っている時間帯ですね。

          日曜朝はスーパークッシータイム状態になっていますが、まさかマクドナルドの

          ハッピーセットのナレーションまでやるとは思わなかったなぁ」

 

30:元気あげるね/杉山小絵子

-MC-

 

杉山さんは「不思議少女ナイルなトトメス」よりオープニング。杉山さんのしなやかな歌声がまた見事にハマっておりました。

マイクとコードの連結部分が不調だったらしく、歌声が途切れがちでしたが、途中から連結部分を固定されて歌われていました。

 

ショッカーさん「『ナイルなトトメス』の主演は堀川早苗さん」

杉山さん「なんか出て来方が衝撃的でしたね。不思議なポーズで出てくるんですよ」

ショッカーさん「そうそう!!」

 

杉山さんが退場され、レギュラー陣男性チームの番。

ショッカーさん「続いては"ヤツら"です。とりあえず出てきてもらいましょう!」

ステージ向かって左側からザ☆カインズの貴日さん、常見さん、斉藤さんがご登場。

そして右側からこっそりとコウノさんがご登場。

 

ショッカーさん「??? なんだ、また来たの?」

コウノさん「なんか、マイクが一本あったので…」

ショッカーさん「あー、さっき小絵ちゃんのマイクがおかしいと思ったらー」 

貴日さん「…やったの?」 

コウノさん「え、あ…スミマセン」

 

カインズソロコーナーのみ登場されるコウノさん。

「かわさきTVまんが祭」シリーズではなぜかいつもイジられる役所になっています。

 

・ここで改めてメンバー全員を順番にご紹介。

・予想の斜め上をすり抜けていくカインズの皆さんの選曲。今回は堀江さんに関係のある作品を選曲。

 

31:剣人・男意気/ザ☆カインズ

-MC-

32:キョーダインとは俺たちだ/ザ☆カインズ

-MC-

 

カインズは堀江さんがオープニングを歌われている「未来ロボ ダルタニアス」より、こおろぎ'73の皆さんが歌われたエンディングのカバーから。

曲中の「イヤッホー!」等の掛け声は常見さんと斉藤さんが担当されていました。間奏での手拍子のそろいっぷりも楽しゅうございました。

2曲目は「宇宙鉄人キョーダイン」よりいさおさんが歌われた勇ましくも楽しげなエンディングをカバー。

1番は貴日さん、2番は斉藤さん、3番は常見さんがそれぞれメインとなって歌われていました。

 

・ニセこおろぎ。ギラーこおろぎ。

・Q:なぜ「キョーダインとは俺たちだ」を選曲?

 A:「キョーダイン」には堀江さんが白川エツ子少尉役で出演されているから。毎週ホットパンツが楽しみだったから。

 

33:花の子ルンルン (1C)

34:アクビ娘 (1C)

35:魔法のマコちゃん (1C)

36:ハローララベル (1C)

37:魔女っ子チックル (1C)

-MC-

 

衣装を変えられ登場された堀江さん。後半は「魔女っ子メドレー」からスタート。

「キャンディ」と並ぶ堀江さんの代表曲ともいえる「花の子ルンルン」は健やかでとてもきれいな曲です。

スキャットも楽しい「アクビ娘」は「ハクション大魔王」のエンディング。イントロで「これって魔女っ子?」と堀江さん。

「魔法のマコちゃん」はドラマチックな堀江さんの歌いっぷりが素敵。最後の台詞部分は聞きどころです。

「ハローララベル」は「魔法少女ララベル」のオープニング。ライブではエンディングを聞くことが多く、久し振りに聞く事が出来ました。

ラストの「魔女っ子チックル」の見所は少々色っぽい歌声と堀江さんの振付け。会場ではマネしている方がちらほら。

 

・チックルを歌って落ち着いた堀江さん。

・振り付け師・土居甫さんの奇抜な振り付け。

・ショッカーさん「久々に言いますわ。萌えぇえぇええええええええ!!!」

・♪チーィコーォ が好きなショッカーさん。

・白川エツ子少尉の話。

 ショッカーさん「えっと…ちょうどこの頃ですね?」 

 取り出したのは当時発売された堀江さんのLPレコード「堀江美都子 ベスト24」。

 堀江さん「まーたー。すっごいきれいに残ってるねー」

・写真撮影の話。

・堀江さん「今回、たくさん歌っていますけど、いろいろな先生の曲を歌い直してみると勉強になりますね」

 

38:野球狂の詩 (1C)

39:勇気のテーマ (1C)

40:あしたへアタック (1C)

41:一球さん (1C)

42:プールに賭けた青春 (1C)

-MC-

 

次のコーナーは燻し銀の魅力が光る「スポーツコーナー」。

全編スキャットの「野球狂の詩」とけなげさあふれる「勇気のテーマ」、はぞれぞれ「野球狂の詩」の初代オープニングとエンディング。

続いては「あしたへアタック!」よりオープニング。堀江さんの弾むような歌声は原曲以上の迫力でした。

一転して「一球さん」はさわやかで青春的なラブソング。一気に表情も雰囲気もがらりと変えて歌われている堀江さんが印象的。

再び雰囲気が変わりドラマ「金メダルへのターン!」でゴール。堀江さんの趣きある歌声にスポ根のわびさびを感じました。

どの曲も派手ではないものの、その分、堀江さんの情感たっぷりな歌いっぷりを堪能する事が出来る味わい深い曲です。

 

・「勇気のテーマ」レコーディング話。

・水島新司先生「これが水原勇気っぽくていいんだよ!!」

・堀江さん「この頃は歌も作品もジャンルが多いから楽しいですよね」

 ショッカーさん「そうですよねー」

 取り出したのは当時発売された堀江さんのLPレコード。「堀江美都子 アニメロマンの世界」。しかもサイン入り。

・サイン入りLPの思い出話。

・横浜出身の堀江さんをはじめ、「かわさきTVまんが祭」は神奈川県に縁の方が多く関係しています。

 ショッカーさん「ビバ神奈川! もうチーム神奈川、チームKですね!」

・ショッカーさんのご友人は堀江さんの弟さんと元同級生。

 ショッカーさん「あの○○○○くんっていうんですけど…」

 堀江さん「○○○○ー!!? よくサイン貰いに来てたよー!!」

 ショッカーさん「ごめんなさい、その中の二枚、ボクです!!」

 堀江さん「○○○○は弟と今も仲が良くてね。当時は『何? ○○○○!!? またサイン?』って言ってましたねー」

 

43:宇宙魔神ダイケンゴーのうた (1C)/& アップルパイ ザ☆カインズ ナレーション:ショッカーO野

44:ビューナスAの歌 (1C)/& アップルパイ ザ☆カインズ

45:ダルタニアスの歌 (1C)/& アップルパイ ザ☆カインズ

46:マジンガーエンジェルのうた (1C)/& アップルパイ ザ☆カインズ

47:ボルテスVのうた (2C)/& アップルパイ ザ☆カインズ

-MC-

 

メドレーのラストはアップル、カインズのみなさんと共に「スーパーロボットコーナー」。

まずはショッカーさんのナレーションが嬉しい「宇宙魔神ダイケンゴー」。堀江さんの勇ましい歌声はいつきいても素敵。

冒頭の台詞も凛とする「ビューナスAの歌」は「グレートマジンガー」より挿入歌。緊張感と哀愁が入り混じる歌いっぷりがたまりません。

一変して「未来ロボ ダルタニアス」のオープニングは堀江さんの歌声が軽やかで小気味良く、楽しい雰囲気に。

唸る宙明節。漫画「マジンガーエンジェル」のイメージソングの見どころと聴きどころは、

随所の「Go!」や「発射!」での堀江さんのビシっとした手の角度。ラストは「超電磁マシーン ボルテスV」のオープニング。

堀江さんが客席へマイクを向け観客と共に大合唱。SRSでもあまり見られない光景でした。

 

48:笑顔のループ

-MC-

49:心のうた

-MC-

 

最後は先の東北地方太平洋沖地震を受けての「メッセージソングコーナー」。

笑顔がつながっていくように、という願いを込めて歌われた「笑顔のループ」は「ジュエルペット」のエンディング。

09年から10年に放送されたこの作品。堀江さんの歌声が今の少年少女達に届いているのはとても嬉しゅうございます。

続いて「さすらいの太陽」の二代目エンディング。この曲のメッセージと堀江さんが重なり、

加えて久しぶりに聞く事が出来た事もあり、今回はそれまでより一層、一言一言を噛みしめながら聞いていました。

 

50:あしたがすき

-MC-

 

「第5回 かわさきTVまんが祭 堀江美都子 ソロコンサート」は「キャンディ キャンディ」のエンディングでフィナーレ。

どこまでも優しく、少しせつないながらも希望に満ちたこの曲は、いつ聞いてもすばらしく、

堀江さんがつくりだす世界観にじっくりと入り込んで聞き入りました。

 

・堀江さん「みなさんとこの時間を共有できて、素晴らしい曲たちをもう一度歌う事が出来ました」

・ショッカーさん「ミッチ、すごいですよ!! この時点で開祭からぴったり三時間です」

 堀江さん「おなかに時計が付いてますからねー。このへんがアニキとは違う所ですよー」

 ショッカーさん「そうそう、途中で退場させなくて済みますもんね」

 会場大笑。

・ショッカーさん「今日はみなさん、ミッチの歌に癒されて、元気をもらっていただけたのではと思います」

 

・堀江さん「自分の歌でも自分だけのものではなく、自分の、みんなの宝物です。

     これから50周年に向かって鍛えていきます! 今日はありがとうございました!!」

 

堀江さんが拍手で見送られ、ショッカーさんによって次回「第6回 ボイスラッガー同窓会」の告知。

そして改めて、ショッカーさんによりアップルとカインズの皆さんが紹介されつつ退場。

 

ショッカーさん「第5回っ かわさきTVまんがっ、祭だぁあっ?」

観客「わっしょぉおおおおおおおおおおおおおぃ!!!」

ショッカーさん「祭だぁあぁっ?」

観客「わっしょぉおおおおおおおおおおォおおぃ!!!」

ショッカーさん「祭だぁっっ?」

観客「わっしょぉおおおおおおおおおォおおぃ!!!」

ショッカーさん「ありがとうございました!!」

 

「かわさきTVまんが祭」の合い言葉を交わされた後、

ショッカーさんが拍手で見送られ、「第5回かわさきTVまんが祭」は終宴となりました。

 

堀江さんのソロコンサート自体も近年では貴重で、加えてショッカーさんが差配されるイベントという事もあり、とても期待していました。

こんなにも多くの曲を聞く事が出来、しかもそれぞれがなかなか歌われない曲づくしで、期待通りの素晴らしいコンサートでした。

 

 

補足

 

・終始いつも以上にきっちりとした司会っぷりのショッカーさん。

 

・カバー曲「さすらいの太陽」は当時、堀江さんがスタッフに「歌いたい!」と直談判してアルバムに収録されたとか。

 

・堀江さん「結構いろいろやらされたんです。ただのアニソン歌手じゃないんです」

 

・魔女っ子? 魔女っ娘?

 

・丸ようかんみたいだった頃。

 

・堀江さん「みなさん、一曲一曲に思い出があると思うんです。私の歌は私だけの歌じゃなく、みなさん一人一人の歌なんですね」

 

・山形ユキオさんのバースデーメール。

 

・堀江さん「アニメの歌には力があると思います。今日はありがとうございます。これからも心をこめて歌っていきます」

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