2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
第4回 かわさきTVまんが祭
チャーリー・コーセイの世界
11.2.27 ラゾーナ川崎 プラザソル
出演/チャーリー・コーセイ
司会/ショッカーO野
特別前説/内田朋紀(ねこ社長) 貝原怜奈 土谷麻貴
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一 コウノイチロウ)
演奏/G.チャーリー・コーセイ Key.土井淳 Key.貴日ワタリ カラオケ
2010年から「音楽のまち・かわさき」こと神奈川県川崎市を舞台に、
4ヶ月に一度のペースで開催されている「かわさきTVまんが祭」。
アニメ・特撮の垣根はもちろん、歌・トークなどジャンルにとらわれず、
全てを「TVまんが」として取り込み、展開さてれいくのがこのイベント。
2011年一発目の今回はチャーリー・コーセイさんを招いて開催された
「チャーリー・コーセイの世界」です。
チャーリーさんといえば1971年のアニメ「ルパン三世」の主題歌が有名。
アニソンファンならずとも多くの人がその歌声を聴いた事があると思います。
現在は兵庫県神戸市にご自身がオーナーをされているライブバー「Charlie's」を拠点に活動されています。
その為、関東圏でのソロライブはほとんど開催されておらず、アニメソングをメインに据えたライブは今回が初の試みだそうです。
会場は川崎駅直結のショッピングモール「ラゾーナ川崎」内にある多目的ホール「プラザソル」。
オレンジのジャンパーが鮮やかなスタッフの皆さんに迎えられて客席へ。
ステージの前方にはチャーリーさんの愛機のエレキギターやアンプ、椅子、マイクスタンドの他、
向かって右側にキーボードが設置され、前回までとはまた違った雰囲気。
後方には「かわさきTVまんが祭」の旗が掲げられ、コーラスのアップルパイ、カインズの皆さん用の
マイクスタンドがセットされていました。
そろそろ開演時間という頃になると、スピーカーから"怜にゃん"こと貝原怜奈さんと"オイサ"こと土谷麻貴さんによる
イベントを楽しむ為のお約束がお二人の掛け合いによるドラマ仕立てで流されました。
と、舞台袖から貝原さんと土谷さんがご登場。
主宰である「ねこのしっぽ」さんの紹介やそれぞれの活動などのお話をされ、
お二人と入れ替わる形で"ねこ社長"内田朋紀さんからごあいさつ。
「続けていくイベントにしたい」というショッカーさんの意向などをお話しされ、ねこ社長さんはご退場。
そして開演時間になり、ショッカーさんがご登場。
-MC-
・「第1回 かわさきTVまんが祭」からちょうど一年。
・2011年はとんでもないアニバーサリーづくし。
・映画「オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー」のお話。
・ショッカーさん「いったい宮内洋さんは何役やられるんでしょう」
・「ルパン三世」もTV放送から40周年。
・ショッカーさん「ルパンと言えば、チャーリーさん。チャーリーさんを4、5年かかって口説き落として、
やっと実現したのが今回の『かわさきTVまんが祭』です」
「かわさきTVまんが祭」の合言葉は「祭」なので「わっしょい」。
ショッカーさん「かわさきTVまんがっ、祭だぁあっ?」
観客「わっしょぉおおおおおおおおおおぃ!!!」
ショッカーさん「祭だぁっ?」
観客「わっしょぉおおおおおおおォおおぃ!!!」
ショッカーさん「祭だぁっ?」
観客「わっしょぉおおおおおおおおおォおおぃ!!!」
ショッカーさん「"開祭"です!!」
00:かわさきTVまんが祭のうた/アップルパイ ザ☆カインズ
-MC-
アップルパイ、カインズの皆様がオリジナルテーマを歌われた後、
チャーリーさんとチャーリーさんと旧知の仲であるキーボードの土井淳さんがご登場。
チャーリーさん「初めての人、手を挙げてー……ステージから客席は全然見えないのね…」
01:ルパン三世その1(ルパン・ザ・サードの歌)「ルパン三世 主題歌I」
-MC-
ボンジュール、ボンソワー、これぞ「ルパン三世」のオープニング。
40年経った事でより円熟味を増し、よりオトナの雰囲気漂うチャーリーさんの歌声で幕開けです。
ショッカーさん「チャーリーさん、ようこそ『かわさきTVまんが祭』へ!」
チャーリーさん「やっと来れました」
ショッカーさん「ルパン三世も40年経ったんですね」
チャーリーさん「ちょうど私が5歳の頃ですね」
ショッカーさん「二ィックシュン!!」
・ショッカーさんが初めて買った「ルパン」のレコードを携え、"忘れもしない"お話。
・「ルパン三世」の前番組と後番組。
ショッカーさん「続きまして最後の曲になりましたが…」
観客「えぇぇえええー」
チャーリーさん「二曲という約束だしね」
02:ルパン三世その2「ルパン三世 主題歌II」
-MC-
続いてはアニメファン以外にも不動の人気を誇る「ルパン三世」のエンディング。05年発表のセルフカバー版のカラオケでしょうか?
3番の「ワルサーP38」の部分では神戸ではお馴染みという「ワルさしたらあかん」に替歌されていました。
・ショッカーさん「油断できないんだから。ダジャレ好きですよね~。西の水木一郎って感じ」
チャーリーさん「アニキには勝てへん」
・チャーリーさんが神戸でオーナーをされているライブバー「Charlie's」のお話。
・「ルパン」は年間1000回以上、神戸では様々なバージョンで聴く事が出来るそうです。
・ショッカーさん、先程とは別の「ルパン三世[新]」のレコードを観客に見せ、「ここからは二期の、いわゆる2ndルパンです」
・「ルパン三世のテーマ」を歌われたピートマック・ジュニアさんとチャーリーさんは古くからのお知り合い。
・ショッカーさん「先程もちょっと名前が出ましたが、「ルパン」の中から水木一郎さんの歌われた曲を
チャーリーさんにカバーしていただきたいと思います!」
03:ルパン三世 愛のテーマ
-MC-
「ルパン三世(新)」より水木一郎さんが歌われ、チャーリーさんも05年にカバーされている二代目エンディング。
今回是非とも聞きたかった曲の一つでしたので、とても嬉しゅうございました。水木さんとはまた違った魅力。
ここで一旦、チャーリーさんと土井さんはご退場。
ショッカーさん「この後も『ルパン』特集です!」
チャーリーさん「じゃあ神戸帰るねー」
ショッカーさん「いやいやいや、ぉお若えのぁお、ぅお待ちなせェぇええ! …そんなに若く無ぇか」
チャーリーさん達が拍手で退場され、入れ替わりにアップルパイのお二人がご登場。
ショッカーさん「せっかくアップルやカインズがいるんですから、徹底的に「ルパン」を特集したいと思います!!」
04:LOVE SQUALL/平山佳代子
Sandra Hohnさんが歌われた「ルパン三世(新)」三代目エンディングを、アップルパイの平山さんがカバー。
平山さん独特のキメ細やかな歌声が絶妙にマッチしており、じっくりと聞き入りました。
05:MANHATTAN JOKE/杉山小絵子
-MC-
続いては杉山さんが劇場版「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」のテーマをカバー。
オリジナルの河合奈保子さんのイメージそのままの、しなやかな歌声で歌われていました。
ショッカーさん「さぁ次は、我々の予想を斜め45度に裏切る男達、ザ☆カインズのコーナーです…って、
紹介する前に出てきちゃってますけどね」
続々と登場されたカインズの皆さん。
ショッカーさん「『ルパン』の特集をやるっていって、カインズが選んできたのがコレですよ」
06:ルパン音頭/ザ☆カインズ
「ルパン」シリーズ初の長編劇場版「ルパン三世 ルパンVS複製人間」より三波春夫さんが歌われたエンディング。
痛快でシニカルな歌詞と、豪快な曲調が大好きで、カインズのみなさん版で聞けて嬉しかったです。
07:銭形マーチ/ザ☆カインズ
-MC-
続いても「ルパン三世 ルパンVS複製人間」より、現在も様々なアレンジで使用されている「銭形マーチ」。
銭形のとっつぁんの哀愁と勇ましさを、カインズの皆さんがコミカルかつ情感たっぷりに歌われていました。
・ショッカーさん「『ルパン』の歌はたくさんあるのに……なぜコレを?」
貴日さん「『ルパン』の歌ってみんなカッコいいじゃないですか? そんな中で我々のキャラを表現するならこんな感じかな、と」
ショッカーさん「確かに確かに」
貴日さん「素晴らしい歌詞ですし、歌いながら笑ったり泣いたりできますしね」
ショッカーさん「なんかカインズのみんなが埼玉県警に見えてきた。トラックの荷台で揺られたりなんかして」
・そんなショッカーさんが持っていたのは「ルパン三世 カリオストロの城」のレコード。
・ショッカーさん「『カリオストロ』は大好きなんですよ。アニメの楽しさや面白い要素が全部入ってて、
あくまで僕の中でですけど、アニメ映画でコレを超えるものはないですね。
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』が良い所まで行ったんですけど、
僕の中では『カリオストロの城』が一番ですね」
08:炎のたからもの/アップルパイ
-MC-
「ルパン」特集の最後を飾るのは根強い支持を受け続けている「ルパン三世 カリオストロの城」よりオープニング。
アップルのお二人ならではの意気の合ったやわらかなハーモニーはとても素敵で魅力的でした。
・ショッカーさんの呼び込みに少し遅れてチャーリーさんと土井さんご登場。
・チャーリーさんはエイトマンと一緒。
・ショッカーさん「今回是非歌っていただきたい曲があるんですよ」
と言ってショッカーさんが観客に掲げたレコードのブックレットのページは「電撃!! ストラダ5」。
ショッカーさん「DVDが出てるんですよ。全話見てきました! …全13話、いわゆるワンクールなんですよ」
・チャーリーさんは歌った記憶がない。
・東宝でも東映でも円谷でも松竹でも大映でもピー・プロでもなく、ひらがなの"にっかつ"。
・ロマンのある言葉。
・変身しないのは強いから。そして役者がみんな濃いから。
・ショッカーさん「ニヤッとした方、正しいです」
・ミスターアスモディ(声:飯塚昭三)で特撮番組として万全。
・しかしチャーリーさんは全然覚えてない。
09:電撃ストラダ5
-MC-
今回の目玉の一つ。チャーリーさんが"チャーリー・チェイ"名義で歌われた「電撃ストラダ5」のオープニング。
聞けて嬉し。ショッカーさんもステージ残られ、「1・2・3・4・5」などの振り付けを観客と一緒にやられていました。
・ショッカーさん「リハーサルで聴いて、泣いてしまいました」
・ショッカーさん「敵のボス、ミスターアスモディが『さらばストラダ5の諸君! また会おう!!』って言って
番組が終わっちゃったんですけど、2011年の今、やっと会えました!!」
・「ストラダ5」にはエンディングテーマが無いものの、
特撮ヒーローのオムニバスCDには「ストラダ5」の歌として収録されている曲がある。
・チャーリーさん「それも歌ってた?」
ショッカーさん「ハイ」
10:5人のチャレンジャー
-MC-
まさかこちらも聴けるとは。「電撃ストラダ5」より副主題歌とされていながら番組では使われなかった「5人のチャレンジャー」。
チャーリーさんのびやかな歌声とほのぼのとした曲調ながら、哀愁を感じるのはTVまんがの醍醐味でもあります。
~休憩~
-MC-
ここで15分程、会場の外で新鮮な空気を吸うものも良し、トイレで泣くも良しな休憩時間。
良き時間になったところでゆっくりとショッカーさんが登場され、観客が着席するまでまったりとトーク。
・冒頭で話したアニバーサリーの中でもやはり大きいのは「仮面ライダー」40周年。
・昨日は一文字隼人と会ったり、一昨日は風見志郎に会ったり、
四月には平山亨さんのイベントがあったり、今年は色々なイベントがある。
・ショッカーさんがパーソナリティをされているwebラジオ「ショッカーO野の秘密基地へようこそ!!」は2011年で4年目に。
・第40回のゲストは40周年を迎えられた大杉久美子さん。
・そして前半で特集した「ルパン三世」を東京ムービー(現・トムス・エンタテインメント)と制作していたのは、
Aプロ(エイプロダクション)こと現・シンエイ動画。
・ここからはエイプロダクション(シンエイ動画)の特集で、まずは大杉さんが歌われた作品の歌を。
11:アタックNo.1/アップルパイ
12:エースをねらえ!/アップルパイ
-MC-
エイプロダクションが制作に関わった作品であり、大杉さん歌唱の曲という、とてもマニアックなチョイスながら、選曲はアニソンの殿堂。
「アタックNo.1」は一番を杉山さん、二番を平山さんが歌われ、曲中のセリフもそれぞれが担当されていました。
続いての「エースをねらえ!」ではアップルパイお二人で歌われていました。
「アタックNo.1」ではそれぞれの個性、「エースをねらえ!」ではお二人の素敵なハーモニーを堪能できました。
・改めてアップルパイのお二人をご紹介。
・アップルのお二人は白で統一された森ガール風の衣装から鮮やかな色のワンピース姿に。
・「かわさきTVまんが祭」はアップルのお二人がいないと花が無い。
・平山さん「『炎のたからもの』はみなさんの中にあるイメージを崩さないように気を付けました」
・続いてはカインズのコーナー。
・メンバー紹介ですっぽかされるというお約束も軽やかなコウノさんは、今回から芸名をカタカナに。
・ショッカーさん「コーラスだけではなく自分達で楽器も弾く。アニソン界のSMAP…じゃねーし…えっと…なんだっていいや」
・次の曲はエイプロダクションコーナーなのに東映動画。
13:タイガーマスク/ザ☆カインズ 台詞:ショッカーO野
-MC-
毎回趣向を凝らした選曲が楽しいカインズの皆さんのコーナーは、当節話題の「タイガーマスク」オープニングから。
カインズの皆さんの歌もショッカーさんの生台詞「虎だ、虎だ、お前は虎になるのだ」、「ッタァアッ!!」もとても勇ましかったです。
・Q:なぜタイガーマスク?
A:当節話題。富山敬さんの特集をしたいから。
・狂歌に歌われる程の社会現象になった伊達直人。
・グレートオザワ。
・ショッカーさん「いけね、今回石ノ森先生の作品やってなかった」
貴日さん「まかせてください」
・前半で特集した「ルパン三世」の作曲は"ヤマタケ"こと山下毅雄先生。
・富山敬さん主演で、山下毅雄先生作曲で、石ノ森先生原作。
14:佐武と市/ザ☆カインズ 前口上:ショッカーO野
-MC-
闇を斬り裂く男意気、朧月夜の「佐武と市捕物控」より、同名の曲と歌詞違い版の主題歌。
当方とても大好きな曲なのですが、まさか今回聞く事が出来るとは思いませんで、嬉しい限りでございました。
・「タイガーマスク」と「佐武と市捕物控」は同時期(1969年と1968年)。
・この時期に富山さんは入院され、「タイガーマスク」では森功至さんが、「佐武と市捕物控」では井上真樹夫さんがそれぞれ代役に。
・ショッカーさん「井上真樹夫さん、石川五ェ門ですよ!! ほらつながった!!」
・東映動画(タイガーマスク)で虫プロ(佐武と市)ときて、エイプロダクションで富山さん主演の作品の歌を。
15:王者・侍ジャイアンツ/ザ☆カインズ
-MC-
エイプロダクションに戻りつつも富山敬さん特集。続いては「侍ジャイアンツ」の二代目オープニング。
原曲歌唱のロイヤルナイツの皆さんを彷彿とさせる、カインズの皆さんの重厚かつ雄々しい歌声に高揚されました。
・ショッカーさん「あ! キーボードがある! せっかくだから貴日さんなんかやってくださいよ」
貴日さん「え、いいんですか?」
苦笑しつつ貴日さんはキーボードにセッティング。
・バレーボール、テニス、プロレスときたのでスポーツで、先程話題に出た森功至さんが主役、
そしてエイプロダクションという事で、次は「柔道讃歌」。
・ショッカーさん「オープニングは子門真人さんでしたけども、それをやらないのがカインズ」
16:母子シャチ/ザ☆カインズ
-MC-
カインズチョイスの真骨頂。貴日さんの弾き語りで歌われたのは、まさかの「柔道讃歌」よりエンディング。
エイプロダクションかつ、ロイヤルナイツつながりという、他ではまず聞けない、歌わない選曲に脱帽です。
・ショッカーさん「この時期の作品はだいたい富山敬さんとか森功至さんが出てて、ライバルが井上真樹夫さんっていうのが多いんですよね。
で、同時代で忘れちゃいけないのが神谷明さん。カインズコーナーのトリはその神谷さんが主演の作品です!」
17:荒野の少年イサム/ザ☆カインズ
-MC-
このコーナーのカインズの選曲は全て本曲への伏線というアクロバティックさ。コーナーラストは「荒野の少年イサム」オープニング。
この曲もまず他では聞けない曲名だけに、軽快な曲調とカインズの皆さんの勇壮な歌声をたっぷり堪能させていただきました。
・ショッカーさん「長い前フリでごめんなさい。この曲の為のAプロ特集でした! どうやってイサムまで持っていくか考えましたよ!」
・ここでショッカーさんの扇動で観客でチャーリーさんを呼び込む…前にチャーリーさんと土井さんご登場。
ショッカーさん「『荒野の少年イサム』のレコードは、タイガーレコードという会社から出ていたんですが、
タイガーレコードが無くなってしまったので、音源も発見されていないんですね。
でも本人はいるんだから、作っちゃえばいい!!」
という事で、チャーリーさんとは20年来の付き合いで、今回はキーボード演奏だけではなく音源も作ってくださった土井淳さんをご紹介。
18:オー・サンボーイ
-MC-
後半のチャーリーさんの一曲目は"チャーリー・チェイ"名義で歌われた「荒野の少年イサム」のエンディング。
チャーリーさんの無国籍、多国籍でのびやかな歌声はカントリー調の雄大な曲調にバチはまり。もうたまりませんでした。
・とあるアニソンイベントで司会をしていたなべやかんさんに、ステージ上から名指しで呼ばれた観客席のショッカーさん。
・ショッカーさん「今回はチラシなどに書かれていたように"大人な"ライブという事で『オー・サンボーイ』はウェスタンな感じでしたが、
ここからはスタンダードナンバーをお届けしたいと思います」
チャーリーさん「得意分野です」
19:Stand By Me (スタンド・バイ・ミー)
-MC-
スタンダードコーナーは同名の映画の主題歌にも起用されたベン・E・キング氏の大ヒット曲から。
多くのアーティストがカバーされている曲ですが、チャーリーさん版も自由な雰囲気でとても味わい深くて素敵でした。
チャーリーさん「いつもこんな感じでやってるんですよ。神戸では『ルパン』も色んなアレンジでやってるんですよ。
ちょっとやってみましょか」
20:ルパン三世その2「ルパン三世 主題歌II」 (1C)
-MC-
21:ルパン三世その2「ルパン三世 主題歌II」 (1C)
-MC-
22:ルパン三世その2「ルパン三世 主題歌II」 (冒頭のみ)
-MC-
「Charlie's」では様々なアレンジで披露されているという「ルパン三世その2」ですが、
神戸を飛び出し、川崎でチャーリーさんと土井さんのアドリブによるその場限りのアレンジで披露。
まずはムードたっぷりな「ルパン三世その2」、続いて軽快な「ルパン三世その2」、
更に最後には40年前の歌声をチャーリーさん自ら再現されるという一幕もありました。
チャーリーさん「当時は声が高いんですよ。今と30kg違いますからね、声も体も太っちゃたんだね。
でもまさか40年経ってこんな時がやってくるとは思いませんでしたね…」
23:Georgia On My Mind (我が心のジョージア)
-MC-
続いてはジャズのスタンダード・ナンバーでレイ・チャールズ氏版が有名という「Georgia On My Mind」。
アニメソングを歌われる時とは違った雰囲気のチャーリーさんののびのびとしたステージに、ぐいぐいと引き込まれました。
・チャーリーさん「下手でもじょーずや」
徐々にダジャレが絶好調になってきたチャーリーさん。
ショッカーさん「出ちゃった。もう普段通りに"おっちゃん"でいいですね」
・ショッカーさん「次はチャーリー・コーセイさんにジブリ作品を歌っていただきたいと思います!!」
24:Take Me Home、Country Roads (故郷に帰りたい)
-MC-
スタジオジブリの映画「耳をすませば」でも使用されたアニメファンにも馴染み深い、ジョン・デンバー氏によるポピュラーソング。
「耳をすませば」版では無く原語版でしたが、チャーリーさんの歌声でこの曲を聴く事が出来、とても嬉しゅうございました。
・チャーリーさん「センキューセンキュー…」
と、天井を上を指さし、
チャーリーさん「でんきゅー」
会場笑。
ショッカーさん「…………」
・デビュー当時のお話。
・初めてアニメに関わったのが1969年のアニメ映画「千夜一夜物語」の主題歌。
・ロックバンド「ザ・ヘルプフル・ソウル」でデビュー。デビューシングルは「ファイア/カンサス・シティ」。
・チャーリーさん「今はここからみんなをかんさつしてぃる」
・放っておいてその曲の冒頭部分を聞いてみる事に。
・チャーリーさん「かわいいでしょ? 18歳くらいかな?」
ショッカーさん「持っていたのは貴日ワタリです」
・「Charlie's」の常連はチャーリーさんを"ルパンのおっちゃん"と呼ぶ。
・最初は"チャーリーさん"、最近は"チャーリー!"
・ショッカーさん「ここからはチャーリーさんのオリジナルソングコーナー、Charlie's川崎店といった雰囲気でお送りしたいと思います。
まさに"チャーリー・コーセイの世界"です」
25:Walk Away
-MC-
オリジナルソングコーナー「チャーリー・コーセイの世界」の最初はアルバム「Walk Away」よりタイトル曲「Walk Away」。
ドスの効いたチャーリーさんの歌声が魅力的。こういった曲が関東で聞けるというのも今回の醍醐味。
チャーリーさん「男の未練心を歌った歌でしたが、つぎはキーボードのあっちゃんが作曲した歌です。
『GUY'S HEART』というアルバムの曲で、ルパンをイメージした曲です」
26:Hey Mr. Dandy
-MC-
個人的目玉。チャーリーさんがルパン三世へ捧げたアルバム「GUY'S HEART -Charlie's Lupin Songs-」より「Hey Mr. Dandy」。
「GUY'S HEART」は大好きなアルバムなのですが、生で聞く事は出来ないだろうと思っていたので、文章に出来ない嬉しさでした。
・チャーリーさん「今日のお客さんは特別ですよ。レコーディング以来の初めて歌う曲が多いから」
・実は39歳のチャーリーさん。
・「ルパン」は兄が歌っていた。
・チャーリーさん「ここは神戸しゃれこうべ、ってね」
27:Kobeyan (神戸っ子)
-MC-
続いてはアルバム「Walk Away」から神戸の名所が多く登場する「Kobeyan (神戸っ子)」。
原曲のレゲエ調から軽快にアレンジされていた印象でした。Yan yan yan yan Kobeyanのフレーズとても印象的。
・チャーリーさん「歌詞をちょっと替えればみんなの町のことも歌えるよ」
・東京ならTokyoyan、九州ならkyushyuyan。
・チャーリーさん「次の曲は神戸で一番人気の『振り止まない雨』という歌です」
28:降り止まない雨
-MC-
オリジナルソングコーナーの最後は神戸でも一番人気が高いという「振り止まない雨」。
しっとりとした歌声ときらめくミラーボールでとてもオトナな雰囲気。アウトロの余韻に降る雨の音が会場を包み込みました。
ショッカーさん「僕も『振り止まない雨』好きなんですよ。良い歌ですよねぇ。
お店にお邪魔した時にこの歌を聴ける時と聴けない時があるじゃないですか。聴けないと凄い残念なんですよ」
チャーリーさん「本当に雨降ってる日に歌うといいんだよね。…店はヒマになるけど」
ショッカーさん「実はチャーリーさんはドラマの歌も歌ってらしたんですよね。しかも時代劇!」
チャーリーさん「しかも演歌!」
ショッカーさん「バリバリのね」
チャーリーさん「それでええんか」
ショッカーさん「言っちゃったよ」
29:お若えのお待ちなせェ
-MC-
今回のトピックス。チャーリーさんが"チェイ光星"名義で歌われた平幹二朗さん主演の「幡随院長兵衛 お待ちなせぇ」主題歌。
歌う前に「実は恥ずかしいんです」とチャーリーさん。粋にコブシをかまされた後の台詞ではとても照れていらっしゃいました。
・チャーリーさん大照れで顔が真っ赤。「こんなに恥ずかしいのは生まれて初めて」
・アップルパイとカインズのみなさんも合流。
・普段「Charlie's」ではお酒を呑みながら一日に3ステージをこなすチャーリーさん。
・ショッカーさん「コワれたおっちゃんが見たければ是非Charlie'sへ!」
・チャーリーさん「今日は一滴も呑んでないからね」
ショッカーさん「一滴も呑んでなくてコレです」
会場笑。
・チャーリーさん「今日は来てくれてありがとう。アニメでのライブは初めてだったけど、
これもショッカーが声を掛けてくれたおかげです。ありがとう!!」
・ショッカーさん「チャーリーさんやみなさんのおかげで時間ぴったりに終わりそうです。かわさきTVまんが祭はじまって以来、初めてです!」
30:ルパン三世その2「ルパン三世 主題歌II」 (神戸Ver)/& アップルパイ ザ☆カインズ ショッカーO野
-MC-
ラストは出演者全員で「ルパン三世その2」をゴージャスにアレンジした「神戸バージョン」。
ここでも3番の「ワルサーP38」の部分は「ワルさしたらあかん」に替歌されたお茶目なチャーリーさん。
鳴りやまない拍手の中、チャーリーさんと土井さんはご退場。
ショッカーさんによって「Charlie's」やアップルパイやザ☆カインズのみなさんのライブ告知をされ、
アップルとカインズの皆さんが退場された後、次回の「かわさきTVまんが祭」の告知があり、
祭を締めくくる合言葉、
ショッカーさん「かわさきTVまんがぁっ、祭だぁあっ?」
観客「わっしょぉおおおおおおおぉおおおぃ!!!」
ショッカーさん「祭だっ?」
観客「ぅわっしょぉおおおおおおおォおおぃ!!!」
ショッカーさん「ん祭だぁっ?」
観客「わっしょぉおおおおぉおおおおォおおぃ!!!」
のわっしょい三唱で「第4回 かわさきTVまんが祭 チャーリー・コーセイの世界」はお開きとなりました。
「ルパン三世」はもちろん、長らく歌唱が望まれ続けていた曲あり、まさか聞けるとは思わなかった曲あり、
更にスタンダードやオリジナルソングまで聞く事が出来た今回は、まさに「チャーリー・コーセイの世界」。
「チャーリーさん=ルパン三世」では決してないのですが、
独特のユーモア、茶目っ気たっぷりな言動と、圧倒的スケールの歌声とステージ、
オトナで粋な雰囲気は、ルパン三世のそれと重なる部分を感じました。
そんなチャーリーさんを迎えた今回の「かわさきTVまんが祭」は
通常のアニソンライブとは一線を画すオトナな雰囲気。
回毎にイベントのカラーが違うアニソンイベントというのも珍しいと思います。
改めて「TVまんが」という言葉の持つ懐の広さを感じました。
補足
・チャーリーさんとショッカーさんの丁々発止のやり取りがとても魅力。
・「Charlie's」のメニューにはルパン一味の名前のカクテル等があるそうで、
その中でショッカーさん、貝原さんは「とっつぁん」がお気に入り。
・今回歌われなかったルパン三世(新)の主題歌「ルパン三世のテーマ」や
「ルパン三世 PartIII」の主題歌「セクシーアドベンチャー」などの曲は
開演前や休憩時間にBGMとして流れていました。
・チャーリーさんと土井さんはお揃いの赤いYシャツに黒いチョッキ。
・さらにチャーリーさんは赤いハンチング帽を被られていました。
・ヒロイン・クラリスは大人気。
・ショッカーさん「有馬温泉と共に神戸に来てください」
・普段はコーラスだけが多いアップルパイですが、
ソロでもグループでも見せ場があるのが「かわさきTVまんが祭」。
・そしてカインズのチョイスの面白さを垣間見れるのも「かわさきTVまんが祭」。
・「佐武と市」の冒頭の台詞、佐武やんはショッカーさん、市やんは貴日さん。
・キーボードは貴日さんの私物。
・当節「伊達直人」と名乗る人物が児童施設等にランドセルなどの物資が寄与される運動が話題になっていました。
・当時の総理大臣は管直人さん。
・ショッカーさん「『耳をすませば』の監督をされた近藤喜文さんは、なんと『ルパン』で原画を描かれていたんですね」
・チャーリーさんを見つめながらキーボードを奏でていた土井さん。
お二人の阿吽の呼吸を感じる一幕が多々ございました。
・「振り止まない雨」の演奏時間は約7分というボーリュームながらその長さを感じ無い程に引き込まれました。