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ANIME JAPAN FES 2011 "冬の陣"

11.1.16 Shibuya O-EAST

 

出演/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ きただにひろし 高橋洋樹 谷本貴義

 

初出演/浅岡雄也(Ex.FIELD OF VIEW) 夢工場(浅井俊彦 広部俊明) 竹本孝之 和田光司

 

司会/ショッカーO野

 

演奏/Super Rescue Band(G.鍋嶋圭一 Ba.吉岡満則 Dr.瀧本裕 Key.松原博) G.浅井俊彦

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)

 

 

2011年初のANIME JAPAN FESシリーズは「ANIME JAPAN FES 2011 "冬の陣"」から。

 

水木さん、堀江さん両座長の脇を影山さん、きただにさんという盤石のレギュラー陣が支え、

高橋さん、谷本さん、初登場の浅岡さんが揃われるという事で「あの作品」の揃い踏みへの期待が高まり、

夢工場の皆さん、竹本さん、和田さんが初登場という事で、バラエティに富んだライブになるのではと期待しておりました。

 

会場はAJFのホームの一つともいえるShibuya O-EAST。

今回も多くのファンが続々と詰めかけ、開演を今や遅しと待っていました。

ステージには赤い翼の前にマイクがぶっちがいになったイラストに重ねて

「ANIME JAPAN FES 2011 WINTER JAN 16」の文字がレイアウトされた旗が飾られていました。

 

-MC-

 

開演時間になると司会のショッカーO野さんがご登場され、新年のご挨拶。

 

・どうも伊達直人です。

・同じ"なおと"でも…。

・アニメのヒーローになればいい事もできる。

・2011年はメモリアルが目白押し。

 

ショッカーさんと観客との開演を告げる合言葉「スーパーアニソン魂」でいよいよはじまります。

 

00:SE

01:おれはアーサー/水木一郎

 

勇壮な音楽が流れる中、Super Rescue Bandの皆さんがセッティング。

高らかに流れてきたのは一曲目から感激の「燃えろアーサー 白馬の王子」オープニング。

水木さんの逞しくさわやかな歌声もさることながら、水木さん自らの指笛も魅力です。

 

02:聖闘士神話~ソルジャー・ドリーム~/影山ヒロノブ

 

サングラス姿でダッシュで登場された影山さんが歌うのは「聖闘士星矢」2代目オープニング。

鍛え抜かれた影山さんの歌声とステージングは、序盤から会場を熱気の渦に包み込みました。

 

03:ウィーアー!/きただにひろし

 

"どーん"としたイントロと共にきただにさんが登場され、「ONE PIECE」初代オープニングで、時は大海賊時代に。

タンクトップとパーカー、そしてリストバンドに"麦わらのジョリーロジャー"をあしらった衣装と、

ゴムゴムのパフォーマンスに、きただにさんの作品愛を垣間見ました。

 

04:キャンディ・キャンディ '92/堀江美都子

-MC-

 

バグパイプの音が流れ、一瞬何事かと思いましたが、92年劇場版「キャンディ・キャンディ」より。

全体的にエレガントな曲調と堀江さんの歌声に加え、「ねっ」が控えめなのが特徴ですが、まさかこのアレンジとは。

間奏では堀江さんが新年のあいさつをされ、最後は「みなさんも一緒に」ということで一番を繰り返し唄われました。

 

・ショッカーさんが合流され、新春「カワイイ」コール。

・「アニキ」コールで水木さんが呼び込まれお二人で新年のご挨拶。

・堀江さん「2日のいさおさんのコンサートの時にみんなで話してたんですけど、今年はいい年になりそう」 

・2011年は水木さんアニソンデビュー40周年。

・水木さん「でも、三年前に40周年ライブやっちゃったから、何もしないでひっそりしてます」

・水木さん、堀江さんが見送られショッカーさんお一人に。

 

ショッカーさん「今回は初登場の方が続々登場されます! そこで次は特集を設けました。

        寒い日が続きまので、運動で体を温めましょう、『スポーツ特集』です!!」

 

05:燃えてヒーロー/竹本孝之

-MC-

 

「スポーツ特集」は「キャプテン翼」より2代目オープニングからキック・オフ。

曲の疾走感とシャープな歌声のたまらなさはもちろん、竹本さんの男前っぷりに見入っていました。

 

・あけまして竹本です。

・竹本さん「ひょんなことからアニキにナンパされちゃって、今回初出場させていただきました」

 テレビ東京系音楽番組「歌の楽園」で水木さんと共演された竹本さん。

 竹本さん「僕『アニメソングは二曲しか歌っていないんですけど…』って言ったんです。

       でも、『いーいんです!!』ってアニキが言ってくれましてね」

・2011年は竹本さんデビュー30周年というメモリアルな年。

 

06:ロンゲスト・ドリーム/竹本孝之

-MC-

 

続いては劇場版「キャプテン翼」シリーズのエンディング「ロンゲスト・ドリーム」。

涼やかさ満天な青春賛歌。原曲以上にしっとりかつ力強い竹本さんの歌声にじっくり聞き入りました。

 

・ショッカーさん「改めまして竹本孝之さんです!!」

 竹本さん「ありがとうございます!」

 ショッカーさん「いやー、かっこいいなぁー『てれてZinZin(竹本さんのデビュー曲)』!!」

 竹本さん「ははは、それから30年ですよ」

・ショッカーさん「まさか『銀河テレビ小説 まんが道』の満賀道雄に会えるとは思わなかったですよ。見てましたもん」

 竹本さん「良く知ってますねぇ」

・竹本さんが退場されるとマイクスタンドがセッティングされ、夢工場から浅井俊彦さん、広部俊明さんがご登場。

・緊張しているボーカルの広部さん。

・広部さんについてきちゃったリーダー・ギター浅井さん。

 

07:ひとりぼっちのデュエット/夢工場

-MC-

 

「スポーツ特集」サッカーから野球へチェンジして、「タッチ(TOUCH)」より4代目のオープニング。

生で聞く広部さんの歌声はとてもさわやか。印象的なスキャットは会場が一体になって歌われていたのが素敵でした。

 

・浅井さん、広部さんは中学の同級生。

・広部さん「すぐそこの代々木中学校出身なんですよ。今日も自転車で来たんで、そこらへんにボクの自転車が停めてありますよ」

・戦場カメラマン渡部陽一さん(のモノマネをする広部さん)登場。

・2011年は夢工場の皆さんも結成30周年というメモリアルな年。

 

08:君をとばした午後/夢工場

-MC-

 

続いては「タッチ(TOUCH)」より4代目エンディング。原曲と同じ浅井さんのギターのイントロに感激。

聞いていて"さわやかでカラりとしながらもどこか切ない"作品の世界観に引き込まれたような感覚になりました。

 

・ショッカーさん「夢工場の皆さんは本当はバンドで今も5人で活動されているんですよね?」

 広部さん「はい、解散もせずずっと一緒にやってます」

 ショッカーさん「みなさん中学校の同級生なんですか、しかもこの近所だという事で自転車で来られたという」

 広部さん「でもこのリーダーはカッコつけちゃって今日はタクシーで来ちゃいましたからね」

 浅井さん「実は手もちのお金が無くて、バスで来ちゃいました」

 ショッカーさん「言わなけりゃわかんないのにー!」

・戦場カメラマン渡部陽一さん(のモノマネをする広部さん)再登場。

 ショッカーさん「でもあながち間違ってなくて、広部さんは本当にカメラマンなんですよね、戦場じゃないんですけど」

 広部さん「そうですね」

 ショッカーさん「広部さんは実は水中カメラマンの大家でいらしゃって、沖縄にある日本最大級の海底鍾乳洞を発見した方で、

        その鍾乳洞は広部さんの名前をとって『広部ガマ』って呼ばれてるんですよ」

 

ショッカーさん「さて、続いても野球からこのシリーズです。すみません、ボクのリクエストです。

        堀江美都子さんに登場して頂きます、今日は特別に『野球狂の詩』をメドレーでお届けします!!」

観客「おおおおおおおおおおおおおお!!」

 

09:野球狂の詩 (1C)

~勇気のテーマ (1.5C)/堀江美都子

 

まさかの「野球狂の詩」メドレー。当方大感激でございます。

「野球狂の詩」では堀江さんとコーラスの皆様のスキャットには聞き入らすにはいられません。

続く「勇気のテーマ」では、戦いの園に咲く華一輪の健気さと強さを、歌いあげられる表現力の深さに脱帽です。

 

10:夢を勝ちとろう/水木一郎

-MC-

 

風が吹きすさぶ風の中、猿谷猿丸がグリーンへ。大好きな「プロゴルファー猿」のオープニング。

水木さんの伸びやかな歌声は生で聞くと高揚感の他に得も言われない、目込み上げてくるものがあります。

 

ショッカーさん「初登場の方が続々と登場します。次の方は影ちゃんがやっているオールナイトには出演されましたが、

        ANIME JAPAN FES、スーパーアニソン魂は初参戦となる和田光司さんです!!」

 

11:Butter-Fly/和田光司

-MC-

 

現在も続くデジモンサーガの原点「デジモンアドベンチャー」より、根強い人気のオープニング。

途中、若干辛そうな部分もありましたが、喉の大病を越えられた現在の和田さんの歌声は原曲とはまた違った魅力。

 

和田さん「初参戦という事で、以前からずっと出たかったので、今回、夢がかなって幸せです!!」

 

12:WE ARE クロスハート!/和田光司

-MC-

 

ほっとけない! 当時放送中「デジモンクロスウォーズ」より印象的な挿入歌。

緊張も緩んだご様子の和田さん。原曲と同じく柔らかかつ鋭い歌声とドラマチックな曲調を堪能しました。

 

衣装を変えられたショッカーさんがご登場。

ショッカーさん「以前、影ちゃんや、遠ちゃん、ダニーがやってる夜中から夜明けのとんでもないやつに出演されていたんですよね」

和田さん「ハハハ、あれはあれで楽しいですね」

ショッカーさん「それで今回、初登場となったわけですが、いかがですか?」

和田さん「緊張しました。でもずっと夢見ていたステージなのでとても嬉しいです!」

ショッカーさん「まさに初夢がかなったという所ですね」

 

和田さんが見送られ、ショッカーさんの一人に。

ショッカーさん「さて、続いても特集ですが、なんだと思います?」

そう問いかけられたショッカーさんのお召物は「DRAGON BALL Z」のアロハとTシャツ。

ショッカーさん「これで『ゲゲゲの鬼太郎』だったら笑っちゃいますけど、そうです! 『DRAGON BALL』特集です!!!」

観客「おおおおおおおおおおおぉおお!!」

ショッカーさん「まずはもちろんこの曲、高橋洋樹さんの登場です!『魔訶不思議アドベンチャァアアア!』」

 

 

むかしむかし のこと 

都から数千里も

彼方の ある山奥…

この奇想天外な物語は 

とりあえず 

そんなところから 

はじまります…

 

 

13:魔訶不思議アドベンチャー!/高橋洋樹

-MC-

 

「DRAGON BALL」の歴史はこの曲から。当方、世代でございますれば無条件で当時がフラッシュバックします。

原曲よりさらにハスキーでソウルフルな高橋さんの歌声と、詞の一語一句に気持ちが昂り、感涙いたしました。

 

高橋さん「自分の記憶が正しければ、バイトしていた八百屋の、前の、焼鳥屋で見たテレビのオンエアから丁度25年になります。

     当時二十歳だったオレが今45歳ですから、ちょうど25年目ですね。

     あれから影山さんはじめ、多くの素晴らしいミュージシャンの方が『DRAGON BALL』の歌を歌われましたが、

     その一番はじめを自分が歌ったというのはとても感慨深いものがあります」

 

高橋さん「続いて『DRAGON BALL』からもう一曲、隠れた名曲…隠れたって言ったら作った方に失礼ですね。

     聞いてください!!『めざせ天下一』!! 」

 

 

みなさま

たいへん

ながらく

おまたせいたしました!!

 

ただいまより

第21回

天下一武道会を

はじめます!!!

 

 

14:めざせ天下一/高橋洋樹

 

ロマンをつかみとれ天下一。もう大興奮でございました。言葉になりません。最高です!!

夢の武道大会で繰り広げられた戦いの数々が曲の中にギッシリつまっていて、

静けさから疾走していくその展開を歌われる高橋さんのパワフルさ、たまりません。

 

もう

ちっとだけ

続くんじゃ

 

15:CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ

16:WE GOTTA POWER/影山ヒロノブ

-MC-

 

何度となく生で聞く事に恵まれている「CHA-LA HEAD-CHA-LA」ではありますが、

放送当時から身体に沁み込んでいる曲は何度聞いても色あせない魅力に包まれております。

続く「WE GOTTA POWER」はイントロと共にオープニング映像がありありとよみがえってきました。

改めて影山さんの歌声は私達にとって特別なものである、と実感いたしました。

 

影山さん「さっき高橋君が25年前って言ってたから俺は22、3年くらい前になるんかな?

    『DRAGON BALL Z』に出会わなければ、JAM Projectのリーダーもやってへんかったと思うし、

     今の自分もいなかったと思います。まさに自分の人生を決めてくれた作品です!」

 

17:僕達は天使だった/影山ヒロノブ

 

続いてはピッコロさんの後姿が印象的な「DRAGON BALL Z」二代目エンディング。

優しい歌声で缶蹴り等のアクションを交えながら楽しそうに歌われている影山さんでした。

 

谷本さん「元気玉ぶちかましていくぜー!」

 

18:Dragon Soul/谷本貴義

-MC-

 

作品は当時絶賛放送中「DRAGON BALL KAI(改)」へと移り、谷本さんによるオープニング。

序盤の「弾け飛ぶぜぇー!!」や各所の「Dokkan Dokkan!!」など扇動しまくる谷本さんが印象的でした。

 

・谷本さん「最近、AJFに呼んで頂くと『DRAGON BALL 』つながりになる事が多くて、

     ベテランの皆様に囲まれて歌う僕の気持ちにもなってみろぉおお!!!」

 観客笑。

・ここで谷本さんによる「Yeah! Break! Care! Break!」の振り付け講座。

 谷本さん「みなさんおぼえてますかー? 右から手を左右に振って♪かめはめ波~ですからね。

     今見た限りでも左からやってる人がいますけど右からですからっ!!

     何度言っても左からやる人がいますけど、右からですからっ!!」

 

19:Yeah! Break! Care! Break!/谷本貴義

 

続いては「DRAGON BALL KAI(改)」の初代エンディング。久し振りに聞く事が出来ました。

サビの部分でなめらかな谷本さんの歌声に合わせ振り付けで会場が一体になっている様子は壮観です。

 

スタッフさんによってマイクスタンドがセッティングされ、

いよいよ「DRAGON BALL特集」のトリの作品、曲へ。

 

20:DAN DAN 心魅かれてく/浅岡雄也

-MC-

 

スーツ姿で登場された浅岡さん。「GT」より根強い人気の初代オープニング。原曲は二番までですが、更に間奏とサビを繰り返す特別仕様。

やわらかい浅岡さんの歌声は当時のまま。後半からはハンドマイクでステージ左右に移動されて歌われていました。

 

・ショッカーさん「ついに『DRAGON BALL GT』まで揃いました!! 浅岡雄也さんでぇえええす!!」

・浅岡さん「今歌った『DAN DAN 心魅かれてく』はFIELD OF VIEWというバンド時代の曲なんですけど、

       次はバンドが解散した後、僕のソロデビュー曲なんですよ」

 ショッカーさん「そうなんですね。皆さんおわかりの方も多いと思うので言っちゃいます、次は『特撮ヒーロー特集』です!」

 観客「おおおおおおおおお!!!」

 浅岡さん「実はこの曲にはエピソードがありまして。放送が始まる前に、僕、静岡県の中田島砂丘って所で撮影していたんですよ」

 ショッカーさん「中田島砂丘!! 『仮面ライダー』で地獄大使が『ショッカー軍団、ばんざああああい!』と最期を遂げた砂漠のロケ地ですね」

 浅岡さん「そうなんですよ! 『ここが地獄大使が戦ったところかぁ』って思ってたんですけど、

     少し離れた所でなんか別の撮影をしているんですね。」

 ショッカーさん「広いですから、別の番組も撮影していたんですね」

 浅岡さん「遠目で見てたら、赤いのや、青いのや、黄色いのが見えるで『新しい戦隊かもしれない!』と思って近くに行ったんです。

    『何の番組ですか?』って聞いたら今度はじまる『グランセイザー』という作品らしくて『僕、絶対見ます!』て言ったんですよ。

    そしたら、その日の夜電話がありまして、Eddy Bluesさん…まぁ言ってしまえば織田哲郎さんなんですけど…」

 ショッカーさん「まぁ、ネットで調べれば書いてある事ですからね」

 浅岡さん「そうですね。そしたら『今度始まる『グランセイザー』っていう作品の主題歌、歌ってみない?』て言われてビックリしまして」

 ショッカーさん&観客「おおおおおおお」

 浅岡さん「まさかその日見てきた作品の歌を歌う事になるとは思わなくて、もう『ぜひ歌わせてください!!』ってお願いしました」

 ショッカーさん「呼ぶんですねー」

 浅岡さん「なんか織田さんも最初に僕の顔が浮かんできたみたいですよ」

 

・ショッカーさん「それでは浅岡さんに『特撮ヒーロー特集』のトップバッターを飾って頂きましょう!

        『超星神グランセイザー』より『Life goes on』!!!」

 

21:Life goes on/浅岡雄也

22:超星艦隊セイザーX/高橋洋樹

 

「特撮ヒーロー特集」のトップは「超星神シリーズ」で幕開け。

「Life goes on」は原曲以上のテンションで歌われてた浅岡さんに会場も熱狂状態でございました。

二番はご自身のオリジナルの歌詞違い「uyax ver.」で、最後のサビはアドリブも交えて歌われていました。

続いては高橋さんのパワフルな歌声で高揚感を掻き立てられる「超星艦隊セイザーX」のオープニング。

高橋さんに呼応するように、カインズ、アップルの皆さんと観客が共に入れる合の手が楽しい一曲です。

 

23:レスキュー体操/きただにひろし

 

間髪入れずに関東圏土曜の朝が続きます。「トミカヒーロー レスキューファイアー」の楽しい2代目エンディング。

エンディング映像での振り付けを交えながら、とても優しく、楽しそうに歌われている様子のきただにさん。

 

24:かぐや姫先生のうた/堀江美都子

 

「好き!すき!!魔女先生」よりオープニング。まさか今回聞けるとは思っていなかったので、感嘆でございました。

どこまでものびやか、どこまでも暖かい堀江さんの歌声が会場全体を包み込まれていました。

 

25:ハカイダーの歌/水木一郎

-MC-

 

「特撮ヒーロー特集」のトリは「人造人間キカイダー」より、ダークヒーローの最高峰、ハカイダーのテーマ。

イントロの途端に肌が泡立ちました。年月を経てよりシリアスになった水木さんの歌声がたまらないってばないです。

 

ショッカーさん「さぁここからラストブロック!! 盛り上がる曲をそろえました!!

        まずは、タッキーに登場していただきましょう!! 『金色のガッシュべル!!』より『君にこの声が 届きますように』」

 

26:君にこの声が 届きますように/谷本貴義

27:魔弾戦記リュウケンドー/きただにひろし

 

「金色のガッシュべル!!」より谷本さんの軽やかな歌声が堪能できる2代目オープニング。

曲中の最後「願うよ」の部分では親指を突き立ててかざすのがポイントです。

続いてはきただにさんが登場され、「魔弾戦記リュウケンドー」より斬り裂く初代オープニング。

後奏での段階を追い、低音から高音になっていくシャウトは、きただにさんのヘヴィな歌声の真骨頂。圧倒的迫力でした。

 

28:鬼神童子ZENKI/影山ヒロノブ

29:けろっこデメタン/堀江美都子

-MC-

 

一種不穏な和の調べを撃ち払うように無敵の鬼神が現臨。「鬼神童子ZENKI」初代オープニング。

ハードでいて洗練されている不世出の影山さんの歌声はライブで体感するとまさに圧巻です。

堀江さんが登場されて歌われたのは「けろっこデメタン」のオープニング。ここでまさかの「デメタン」。

かなりハードな詞と哀愁あふれる曲調とデメタンの芯の強さを思わせる堀江さんの歌声が最高です。

 

ショッカーさん「『科学忍者隊ガッチャマン』放送時にテレビ隊員というのがありまして、

        ハガキを送って『君もテレビ隊員だ』というようなものだったんですけど、僕も隊員でした。

        それで『ガッチャマン』が終わった時に『次の番組ですよろしくね』ということで

        送られてきたハガキが新番組の『けろっこデメタン』だったんです。

        そういった思い出がみなさんそれぞれあると思いますが、ラストは、数あるメモリアルの中でも、

        今年、40周年を迎える『仮面ライダー』です!!」

ショッカーさんが纏っていたTシャツは「ヒーローズインザワールドT・仮面ライダー」。

ショッカーさん「もちろん登場して頂くのは水木一郎アニキです!! アニキが歌われたライダー総登場の

        『栄光の仮面ライダーメドレェエええええ』!!!」

 

30:栄光の仮面ライダーメドレー

セタップ! 仮面ライダーX (1C)

~仮面ライダーストロンガーのうた (1C)

~燃えろ! 仮面ライダー (1C)

~はるかなる愛にかけて (1.5C)/水木一郎

-MC-

 

なんとも嬉しい事態。水木さん歌唱の仮面ライダーをメドレーで堪能できるこの贅沢さが嬉しすぎます。

ライドルや電ショックなどそれぞれのライダーの特徴や変身ポーズを交えて歌われていた水木さん、

ほんの些細なことかもしれませんが、個人的にこういうステージングがとても好きです。

「X」も「ストロンガー」も「燃えろ!」も幼年期にカセットで擦り切れるほど聞いていただけに感無量でした。

さらに「仮面ライダー(新)」の初代エンディング「はるかなる愛にかけて」が最後というのも心憎いです。

 

・水木さんのアニソンデビューは仮面ライダーと同じ年。

・アニソンは「原始少年リュウ」1曲しか歌ってない頃、コロムビアで歩いてたら呼び止められ、

 後楽園ゆうえんちの仮面ライダーショーで歌と司会のお兄さんをやっていたという水木さん。

 その時に「レッツゴー!! ライダーキック」をカバーされていたそうです。

・水木さんはヒーローショーではおなじみの観客との掛け合いを考え出したお一人だとか。

・仮面ライダー人気と共にショーが全国へ展開して行き、水木さんも全国を周られ、

 多くの子供とのふれあいが、その後「おかあさんといっしょ」のおにいさんに活かされているそうです。

・その後、「仮面ライダーV3」のエンディング「少年仮面ライダー隊の歌」で初ライダーシリーズ歌唱、

 続く「仮面ライダーX」ではジャケットにご自身の写真が掲載されとても嬉しかったそうです。

 

31:戦え! 七人ライダー/水木一郎 堀江美都子

 

ラストは「仮面ライダーストロンガー」より1号からストロンガーまでを歌った賛歌。

40年以上共に第一線で活躍されてきたお二人だからこその阿吽の呼吸を体感できる嬉しさ。

舞台袖の奥では歴代ライダーの変身ポーズと名乗りをされているショッカーさんのお姿も拝見でき、

更にお二人がショッカーさんに気付かれとても嬉しそうな表情だったのも印象深かったです。

 

-アンコール-

-MC-

 

水木さん、堀江さんに次いでバンドの皆さんが拍手で見送られ、観客からじわじわとアンコール。

しばらく続くアンコールに合いの手を入れながらショッカーさんが登場。

 

・できなかったアンコール。

・「スーパーアニソン魂」コールで出演者の皆様が続々ご登場。

・ここでショッカーさんがバンド&コーラスの皆さんをご紹介。

・当日ワイシャツ姿だったギターのナベさんの紹介時にこっそり「ワイシャツ」とつぶやく影山さん。

・ひろしだらけ。

・ショッカーさん「今日はひろし率が高いですね」

 影山さん「お前もひろしやろぉ~?」

 ショッカーさん「なんだよぉ、自分だってヒロノブのくせに」

・影山さん「このひろしは偽者ですよ」

 きただにさん「えぇええええええええ!」

・水木さん「影山はロシアに行くと"ヒロノフ"になるんですよ」

 ショッカーさん「え?」

 水木さん「ロシアで"ヒロノブ"に該当する文字がないから"ヒロノフ"になるんだって」

 影山さん「ロシア行ってみたいっすねー」

・影山さん「谷本、今日なんか髪型が違うからつい『おつかれさまです』っていってしまったやないか!」

 谷本さん「なんでっすかぁ!」

 ショッカーさん「影ちゃんね、それオレもやった。『おつかれさまです』って言われたんで

         思わず『おつかれさまです、あ、なんだお前か!』ってなった。返せ!」 

 影山さん「返せ!」

 谷本さん「ぇええー」

 水木さん「コイツ今日会場に来てから髪切りに行ったんだよ」

 谷本さん「いいじゃないっすかぁー」

 ショッカーさん「1500円だっけ?」

 谷本さん「1700円ですよ」

 ショッカーさん「たいして変わんないじゃん」

 水木さん「影山なんか来てから『ちょっと買いもの』ってどっかいっちまってよぉ」

 影山さん「ぅええ、いいじゃいっすかぁ」

 水木さん「今日使うモノ買ったの?」

 影山さん「ちゃいますけど」

 水木さん「そうなんだ、衣装買いに行ったのかと思った」

 影山さん「そんな人いないっすよ」

 ショッカーさん「アニキ、夢工場のみなさんがなにかあるみたいですよ」

 浅井さん「コイツ、今日買ってきた衣装です…」

 広部さん「スミマセン、これユニクロで買ってきました。もう今日これで帰ります」

・"若手"に動揺されるきただにさん。

・水木さん「夢光年のお二人は…」

 影山さん「…アニキ!」

 ショッカーさん「ちがうちがう夢工場。『夢光年』は影ちゃんの歌」

 水木さん「わぁあってるよー。最近『夢光年』歌ってくれねえからよぉー!! 歌えよぉおー!

     アコギなんかでもいつもアレばっかりやって、アノ、アレ。ラ~ラ~ラララララ~」

 影山さん「あぁ、牙狼!」

・夢工場のお二人と高橋さんはかつて同じ事務所に所属されていた旧知の仲。

・広部さん「みなさんには敬語ですけど、コイツにはコイツって言えますもの」

 高橋さん「うるせぇ、このやろう! お前だけウケてなんかムカつくんだよ」

・今回のライブ会場をてっきりZepp Tokyoだと思っちゃった影山さん。

・堀江さん「今年もこの動き回る2人をつれて一緒にがんばります」

 水木さん「影ちゃんも入ってるからね」

 影山さん「うぇ~、おれもっすかぁ?」

 堀江さん「だぁって話してる時ずっとうろうろ~ってしてるもん」

・リハーサルでの水木さんの宣言。「中身のない話はしない」

 

32:バビル2世/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ きただにひろし 高橋洋樹 谷本貴義

       浅岡雄也 浅井俊彦 広部俊明 竹本孝之 和田光司 ショッカーO野 観客

 

2011年、一発目のANIME JAPAN FESシリーズ、フィナーレを飾るのは「バビル2世」のオープニング。

全編「ヤァ!!」の部分でAJF2010"冬の陣"から引き続き、ダチョウ倶楽部さんよろしく「ヤァ!!」をかます影山さんときただにさん。

初参加のみなさんが大口を開けて歌われいたのが印象的。一番は水木さんはじめ出演者の皆さんが歌われ、

二番、三番は主に観客のみなさんへマイクを向けて場内大合唱されました。

 

33:三本締めZ/水木一郎 堀江美都子 影山ヒロノブ きただにひろし 高橋洋樹 谷本貴義

       浅岡雄也 浅井俊彦 広部俊明 竹本孝之 和田光司 

       鍋嶋圭一 吉岡満則 瀧本裕 松原博 平山佳代子 杉山小絵子 貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一

       ショッカーO野 観客

 

最後は新年最初という事で、バンド、コーラスのみなさんもステージ前方に集合されありがたい「三本締めZ」で締め。

拍手の中、ショッカーさんによって出演者の皆さんがそれぞれ紹介されながら退場されました。

 

ショッカーさん「みんな楽しんでくれたかぁあああああ!!」

観客「おおおおおおお!!!」

ショッカーさん「今年も一緒に楽しもうぜええええええええ!!」

観客「おおおおおぉおおおおお!!!」

ショッカーさん「まずは4月のスーパーロボット魂でお会いしたいと思います!」

観客「おおおおおぉおおおおおおおおおお!!!」

ショッカーさん「スーパー・アァ・ニ・ソンッ!!?」

観客「スピリィイイイイイイイイイッッッ!!」

ショッカーさん「ショッカーO野でしたッ!!!」

 

拍手の中、ショッカーさんが颯爽とステージを去られ「ANIME JAPAN FES 2011 "冬の陣"」は閉演となりました。

 

年代もアニメも特撮も、タイアップアニソンですら全部まとめて楽しむ事が出来るのはAJFの真骨頂。

様々なジャンルで活躍されているアーティストの皆さんがあつまって繰り広げられる共演は、

まさにアニソンの天下一武道会という様相を呈した趣きでした。

 

特に今回は当方が直撃世代の作品や、幼少期にずっと聞いていた曲が多く

個人的に感極まる個所がとても多くございました。

 

2011年のAJFシリーズも楽しみです。

 

 

補足

 

・「キャンディ・キャンディ '92」でアップルパイのお二人のコーラスが新鮮でした。

 更に堀江さんがコーラスをされる場面も新鮮でした。

 

・水木さん「あけましておめでとうだゼェエエエッツ!!!」

 ショッカーさん「いきなりなのにアニキが動いた途端にミッチ姉さん即座に耳ふさぎましたよ、すごい!」

 堀江さん「今のはわかりましたよー」

 

・「夢を勝ちとろう」を歌い終え、「ナイスショット!」と水木さん。

 

・今回特に印象的だったのは「勇気のテーマ」の歌詞通り、紅一点な堀江さんの選曲。

 まさかここで聞けるとはという曲づくし。曲によって表情豊かに歌われる女王の力を見ました。

 

・「めざせ天下一」の「クリリン」の部分で頭をなでまわすアクションをされる高橋さん。

 

・「WE GOTTA POWER」のラストの「Z」は観客にマイクを向ける影山さん。

 

・影山さん「今年もさっそくコキ使われています。ナハハハハ」

 

・是非今度、橋本潮さんと宮内タカユキさん、YUKAさん、KUKOさんをよんでガッツリ特集を是非。

 

・ヒーローの"中の人"に憧れている浅岡さん。

 ショッカーさん「もしかしたらその夢をかなえてあげられるかも知れない!!」

 

・戦隊シリーズに頼らない「特撮ヒーロー特集」素敵。

 

・竹本さん、夢工場のみなさんが揃われたという事は、あだち充先生特集も夢ではない。

 

・「戦え! 七人ライダー」で変身後の箇所では変身ポーズを、

 そして素顔の箇所では名乗りポーズを舞台袖で披露されていたショッカーさん。

 

・その「戦え! 七人ライダー」の最後の締め部分では堀江さんに締めを譲ろうと手で合図する水木さんでしたが、

 堀江さんがその手を握られ、手をつないで二人で仲良く曲を締められていました。

 

・ショッカーさん「で、次は…えっと誰だっけ?」

 谷本さん「谷川です!」

 影山さん「谷山?」

 

・バンドやコーラスの皆さんを含め、計六名のヒロ。

 

・アンコール時、隙を見てはきただにさんの腹を攻撃する影山さん。

 

・終始控えめにニコニコしている和田さん。

 

・三本締めZの"Z"をやっていいのか戸惑う浅岡さん。

 

・の仲介をしてとばっちりをくうきただにさん。

 

・水木さんにマイクを差し出すも「いらねぇよぉっ!!」と言われちゃう影山さん。

 

・Zでビビる。

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