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ささきいさおデビュー50周年記念特別公演

新春アニソン・スーパー・ステージ 2011

11.1.2 渋谷C.C.Lemonホール

 

出演/ささきいさお

 

ゲスト/水木一郎 タケカワユキヒデ 堀江美都子 串田アキラ 影山ヒロノブ

 

特別出演/松本零士 四代目江戸家猫八

 

司会/神谷明 ショッカーO野

 

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 斉藤淳一)

演奏/50周年 Special Band(G&Ag.松尾洋一 Ba&Eba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原博) カラオケ

 

 

ささきいさおさん。

"和製プレスリー"としてロカビリーブームに登場し、一躍スターとなった以後、

第一次アニメブームを築き上げた一人であり、アニメソング界の黄金期を牽引した第一人者。

ANIME JAPAN FESでは"大王"、"御大"として誰もが尊敬する象徴であるいさおさんが、

2010年に50周年を迎えられ、記念の特別公演としてアニメソングをメインに据えて開催されたのが、

今回の「新春アニソン・スーパー・ステージ 2011」。

いさおさんの大規模なソロコンサート自体もそうですが、さらにアニメソングがメインというのも珍しく、

そのイベントが2011年のスタートを飾るという、とても晴れがましい一夜です。

 

会場は渋谷C.C.Lemonホール(旧・渋谷公会堂)。

新春にも関わらず、会場前には多くの観客が列を作り、開場を今や遅しと待っていました。

入場するとロビーには串田アキラさん、井上俊次さん、NoBさん、高取ヒデアキさん、Project.Rの皆さんなどのアーティスト、

森功至さん、大山のぶ代さんご夫妻、井上和彦さんなどの声優陣、みのもんたさん、山田邦子さんら芸能界、

そして永井豪先生、松本零士先生、畑亜貴さんら作家の皆様など、多くの方から贈られたお祝いのお花が数多く飾られていました。

ステージは赤い幕で彩られ、前方ステージと後方ステージにかけて白い花がレイアウトされた花道を挟んでバンド、

コーラスブースがセッティングされていました。

 

-MC-

 

開演5分前になるとブザーが鳴り、少しして司会の神谷明さんとショッカーO野さんがご登場。

神谷さんは黒のタキシード。ショッカーさんは紋付き袴で、家紋には「宇宙戦艦ヤマト」があしらわれていました。

 

神谷さん&ショッカーさん「あけましておめでとうございまーす!!」

神谷さん「本日はご来場いただきありがとうございます」

ショッカーさん「お正月なのにね。他に行く所もあるでしょうに」

神谷さん「まぁまぁ」

ショッカーさん「これもお正月恒例のご挨拶ですから」

 

神谷さん、ショッカーさんが自己紹介され、いさおさんのお話。

神谷さん「なんといっても50周年。半世紀ですよ」

ショッカーさん「いさおさんと神谷さんとはお付き合いは長いんですよね」

神谷さん「かれこれ『ガッチャマン』の頃からですからね」

ショッカーさん「その後もいさおさんが主題歌を歌われ、神谷さんが出演されていたのも多いですよね」

 

そこから「惑星ロボ ダンガードA」の一文字タクマを皮切りに、

「大空魔竜ガイキング」のツワブキ・サンシロー、「円卓の騎士物語 燃えろアーサー」のアーサー、

「闘将ダイモス」の竜崎一矢、「ゲッターロボ」の流竜馬と、

ショッカーさんが挙げる作品で演じた役の台詞を神谷さんが生披露するという、

新春早々、ものすごい贅沢な前説が開始。

 

ショッカーさん「新春からいいオモチャみつけましたー!」

神谷さん「まぁ、お年玉という事でねっ!」

 

神谷さん「それではっ、ごゆっくりお楽しみください!!」

 

00:宇宙の静寂/SE

01:宇宙戦艦ヤマト

-MC-

 

ステージが暗くなり、流れてきたのは「宇宙戦艦ヤマト」より「宇宙の静寂」。客席がどよめきました。

「宇宙の静寂」が流れる中、バンド、コーラスのみなさんがセッティング。

50周年記念特別公演の幕開けに流れてきたイントロは、

いさおさんの代表曲にしてアニメソング of アニメソング「宇宙戦艦ヤマト」。

勇壮であり、ダイナミックないさおさんの歌声が会場内に響き渡ります。

 

いさおさん「あけましておめでとうございます! 大勢のお客様にお越しいただき、ありがとうございます。

       いつもは大それた事はやらないんだけど、50周年なのでやろうと思いました。

       今日はいっぱい仲間も来てくれましたので、皆さんも楽しんでください!」

 

・「宇宙戦艦ヤマト」の話。

・いさおさん「地球か…なにもかも皆、懐かしい…」

 

02:真っ赤なスカーフ

-MC-

 

いさおさんが沖田十三艦長の名台詞を披露され、歌われるのはいわずもがな「宇宙戦艦ヤマト」のエンディング。

哀愁と使命感が入り混じる男の詩を、いさおさんがしなやかにかつ力強く歌われていました。

 

・神谷さんが合流され、お二人の思い出の話。

・30数年前の日本橋三越。サイン会が終わらない。

・斉藤始と加藤三郎のお話。

・いさおさん「二枚目かと思ったらどっしりしたキャラクターでビックリしたよ」

・斉藤始さん「慌てず、急いで、正確になっ!!」

・いさおさんの"沖田艦長"を神谷さん絶賛。

 

03:ヤマト!! 新たな旅立ち

-MC-

 

テレビスペシャル/劇場版「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」より。まさかこの曲を聴く事が出来るとは!

荘厳な曲調と、格調高く力強いいさおさんの歌声が、旅に立つ思いを奮い立たせます。

 

・阿久悠先生と宮川泰先生が残してくれた作品たちのお話。

・「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの出演者・共演者たち。

・デスラーが凄い。

 

04:好敵手

-MC-

 

劇場版「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」より、好敵手デスラーを歌った味わい深い一曲。

いさおさんは途中、歌詞が危うい様子でしたが、そういったハプニングも生の舞台ならではの醍醐味。

 

・いさおさん「今日はカンペを置いていないんですけど、めったに歌わない曲を歌うとやっぱり、ね。

       しょうがないよね…これがライブなんだよ」

・スタッフさんがマイクスタンドをセッティングされ、一人目のゲスト、タケカワユキヒデさんがご登場。

・タケカワさん「50周年というと戦前ですよね?」

 会場笑。

・いさおさん「タケカワくんとはゴダイゴの頃、コロムビアのパーティーでよく一緒になって、

      その頃からすごいヒット曲を発表していたよね」

 タケカワさん「ハハハ、ゴダイゴの頃っていうと、もう80年くらい前ですよ」

 

05:THE GALAXY EXPLESS 999/タケカワユキヒデ

-MC-

 

いさおさんが一旦退場され、「銀河鉄道999」コーナーは劇場版のテーマから発車いたします。

タケカワさん独特のなめらかな歌声と疾走感あふれる曲調は、いつ聴いても高揚を煽られます。

 

・エルビス世代とビートルズ世代それぞれの「999」。

・歌の本に「THE GALAXY EXPLESS 999」でなく「銀河鉄道999」が載っていてくやしい。

 

06:銀河鉄道999

-MC-

 

ステージ後方でタケカワさんが見守る中、次の停車駅はテレビ版「銀河鉄道999」のオープニング。

生で聞くいさおさんの歌声は原曲以上に静かなやさしさを持ちながら、どこか高揚感を誘われる、不思議な心地です。

 

・声音の研究をする?

・やりっぱなしの世代。

・タケカワさん流の曲の作り方。

・シンガーソングエンジニア。

・年末に風邪をひいてしまい、薬の飲み過ぎで顔がむくれてしまったいさおさん。

・"奥様"上田みゆきさん「たくさん飲んで治るもんじゃないから寝なさい」

・タケカワさん「むくんだままで今日を迎えたら、別人だと思われちゃいますよ

         そしたら『ささきさんを出せー!』って言われちゃいすよ」

 

07:青い地球

-MC-

 

テレビ版「999」はエンディングまでが停車時間。今回、いさおさんのやわらかでせつない歌声を聞いていて、

一瞬「999」の再放送を見ていた小学生時分に立ち戻ったような、不思議な感覚になりました。

 

08:テイキング・オフ!/タケカワユキヒデ

-MC-

 

タケカワさんのラストソングは再び劇場版「999」の挿入歌「テイキング・オフ!」を経由いたします。

当方、個人的にとても大好きな曲でして、今回初めて生で聞く事が出来、とても感無量でした。

 

・タケカワさん「また100周年に」

・「999」から「物語」へ。

・「銀河鉄道は遥かなり」は作詞家の畑亜貴さんのフェイバリットソング。

 

09:銀河鉄道は遥かなり

-MC-

 

「銀河鉄道」コーナーの終着駅は、アニメ「銀河鉄道物語-THE GALAXY RAILWAYS-」のオープニング。

03年のSAS"冬の陣"以来8年ぶりに生で聞けたという事もあり、心に込み上げてくるものがありました。

 

・神谷さんとショッカーさんがご登場され、いさおさんは一旦ご退場。

・司会のお二人で、改めていさおさんがデビューされた50年前はどんな時代かを

 おもちゃやスポーツ界、TV番組、流行歌、生まれた人で振り返るコーナー。

 

10:I Need Your Love Tonight

-MC-

 

いさおさんの源流・ロカビリーコーナーはエルビス・プレスリー氏の「I Need Your Love Tonight」で幕開け。

歌声もさることながら、いさおさんの長いおみ足から繰り広げられる軽快なステップも見所でした。

 

いさおさん「この曲をステージで歌うのはめったいないんだけど、

       やっぱり若い頃に覚えた曲って覚えてるよね。今歌うと息が切れるけど…」

 

・「I Need Your Love Tonight」はいさおさんが初めて買ったエルビス氏のレコード。

・エルビス氏は容姿ではなく歌声を聞いたのが初めてだとか。

・のど自慢に出場して東洋のプレスリーと呼ばれて。

・「東大より芸能人の方がいいじゃないか」

・いさおさんも50周年、ホリプロも50周年。

・映画「ろくでなし」のレコーディングエピソード。

 

11:G.Iブルース

-MC-

 

映画「G.Iブルース」のテーマで、いさおさんの代表曲。曲がはじまるや、なんといさおさんが客席に!

客席を回りつつ「渋谷の娘は~」と替歌までされるという、思いもよらないサービスに場内大興奮でした。

 

・いさおさん「普通のライブハウスではできないけど、こういうホールならできる事をやってみました」

 

12:Can't Help Falling In Love (好きにならずにいられない)

-MC-

 

コーナーの最後はエルビス氏も自身のコンサートのラストに好んで歌われたという「Can't Help Falling In Love」。

とろけるように甘いいさおさんの美声に、女性ならずともうっとりせずにはいられませんでした。

 

・神谷さん、ショッカーさんが合流され、三人でトーク。

・曲のキメ「いさおパンチ」の源流はエルビス・プレスリー。

・いさおさんがアニメソングを歌うまでの話。

・声優としての初仕事はエルビス・プレスリーのアテレコ。

・「科学忍者隊ガッチャマン」とのお話。

・いさおさん「ジョーはクールでニヒルでおれにぴったりな役だったんだけど、

               最初台詞が少なくて楽だったのに、人気が出たら台詞が増えてね」

・「ニヒルじゃなくてアヒルだよ」

・「新造人間キャシャーン」との出会い。

・ロカビリーは神谷さん世代。ここからはショッカーさん世代。

 

ショッカーさん「まずは、いさおさんのアニソンデビュー作から参りたいと思いますが、

          ここはひとつ、神谷さんにナレーションをお願いしたいと思います!!」

神谷さん「わっかりましたっ」

観客「ぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

 

「たった一つの命を捨てて 生まれ変わった不死身の体 鉄の悪魔を叩いて砕く キャシャーンがやらねば誰がやる」

 

13:たたかえ! キャシャーン

-MC-

 

神谷さんの生ナレーションという贅沢さと、そのたまらなさ。「新造人間キャシャーン」より説明不要のオープニング。

疾走感うなる菊池節と、いさおさんの熟練されたたくましい歌声が合わさる様は、いつ聴いても痛快です。

 

・いさおさん「明日、体いてーなー。んふふふふ」

・幾つになってもカッコイイは嬉しい。

・DVD「~デビュー50周年記念~ ささきいさおTV主題歌大全集」の話。

・森功至さんとの出会いの話。

 

14:戦え! ポリマー (1C)

~すきだッダンガードA (1C)

~激走!! ルーベンカイザー (1C)

~スタージンガーの歌 (1C)

~ザ・ウルトラマン (1C)

~ガッチャマンファイター (1C)

-MC-

 

いさおさんのアニソン代表曲をいっぺんに味わえる、なんとも贅沢な怒涛のメドレー。

特に「激走!! ルーベンカイザー」は好きな曲ながら、AJF系列のライブでも未だに歌われた事がなく、

今回もまさか聞けるとは思っていなかったので、イントロが聞こえた途端に思わず声が出ました。

6曲全部がアップテンポで激しい曲でありながら、一気に歌いきったいさおさんのタフさに脱帽です。

 

・神谷さんとショッカーさんがご登場。

・DVD「~デビュー50周年記念~ ささきいさおTV主題歌大全集」にいっぱいでてくる"声の出演・神谷明"。

・歌はもちろん、声優、ナレーター、釣り番組、オーディオなど多岐にわたるいさおさんの趣味の造詣の深さ。

・趣味を仕事にできる。

・部長・いさおさん、副部長・串田さん、マスコットガール・堀江さんな「アニソン釣り部」のお話。

・ショッカーさんが見た"俳優"としてのいさおさん。

・ショッカーさん「いさおさんの俳優としての活動の中でも『妖術武芸帳』は特に印象に残っています。

          主題歌は尾崎紀世彦さんも在席されたザ・ワンダースというグループでした。

           実は、今回の男声コーラス、カインズの皆さんはレパートリーにこの曲があるんですね…」

 

14.5:誠之介武芸帳 (1C)/ザ☆カインズ

-MC-

 

ショッカーさん、カインズの皆さんからのお年玉。いさおさんが鬼堂誠之介役を演じた「妖術武芸帳」のオープニング。

なんとも嬉しいサプライズ。曲の後半からのカインズの皆さんのハーモニーが妖しくも不思議な魅力でした。

 

・神谷さん「今回のショッカーの隠し技だったんですよ」

 ショッカーさん「どうしても織り交ぜたかったんですよ」

 

15:雪の慕情

-MC-

 

後半は吉田正先生の作家生活50周年記念曲「雪の慕情」から。先生13回忌といさおさんの50周年に合わせ2010年に再び発売されました。

ロカビリーやアニソンとは違う、いさおさんの心にずしりと響く味わい深い歌声にじっくりと聞き入りました。

 

・吉田正先生との思い出。

・「雪の慕情」を歌うようになる経緯。

・個人レッスンで「そば屋の歌じゃないんだよ」

 

16:風の会話

-MC-

 

やさしくもたくましい「最強武将伝 三國演義」のオープニングであり、いさおさんの50周年記念曲。

ステージ上がドライアイスの煙でいっぱいになり、さながらいさおさんが雲の上で歌われているようでした。

 

・ショッカーさんが合流。

・いさおさん「ショッカー、今日は正装でありがとう!」

 ショッカーさん「いえとんでもない、ちゃんと家紋は『ヤマト』にしましたよ」

・いさおさん「じゃぁ、これからのゲストは君に任せるからね」

 これからのコーナーをショッカーさんに託され、いさおさんはいったん退場されました。

・ショッカーさん「いさおさんが50周年ということで、いさおさんの歌はいろんな世代にわたっております。

          このシリーズも幅広い世代に愛され、35作目を迎えます!

          それではみなさん、盛り上がってくれるかァアアアア!!!?」

 観客「おおおおおおおおおおお!!」

 ショッカーさん「ん盛ぉり上がってくれるかぁああああああああ!!!?」

 観客「おおおおおおおおおぉぉおお!!」

 ショッカーさん「盛り上ぁがってくれるかぁあああああああぁああああああ!!!?」

 観客「おおぉぉおおおおおおおぉぉおお!!」

 ショッカーさん「スゥーパァー戦ん隊ぃいいい!?」

 観客「スピリィイイイイイイイイイイイイイイイッツ!!!」

 ショッカーさん「トップバッターは、今やバラエティにひっぱりだこ水木一郎さんの登場です!!

          『獣拳戦隊ゲキレンジャー』エンディングテーマ、"道"と書いて"タオ"!!」

 

17:道-タオ-/水木一郎

 

水木さんが「ゲキレンジャー」とご自身の40周年への想いを重ねて歌われた「道-タオ-」を、

同じ時代を共に駆け抜けてきた憧れの先輩、いさおさんの50周年に贈る歌として考えると、非常に感慨深かったです。

 

18:鳥人戦隊ジェットマン/影山ヒロノブ

 

続いての登場はアニソン界のベテランと若手のかけ橋ともいえる影山さんが「ジェットマン」でお祝い。

原曲以上にシャープかつパワフルな歌声と縦横無尽なステージングは、さながら大空を飛びまわるかのような爽快感。

 

19:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ

 

続いてはいさおさんとは釣り仲間としても交流がある串田さんがご登場。歌うは盤石の「サンバルカン」。

間奏ではショッカーさんが登場し、ライブではお馴染みの「太陽戦隊」の名乗りでお祝いに参加されました。

 

20:ジャッカー電撃隊

-MC-

 

一転緊張。"JAKQ"「ジャッカー」の静かに唸るイントロとともにいさおさんがご登場。

冒頭や各所にある「ジャッカー」ではコーラスのカインズの皆さんを微笑みながら見守る場面も。

 

いさおさん「水木、串田君、影山君ありがとう! じゃあ次はミッチ!!」

 

21:進め! ゴレンジャー/& 堀江美都子

-MC-

 

堀江さんが合流され、戦隊シリーズの元祖であり、お二人が初めてデュエットされた「ゴレンジャー」。

揺ぎ無いコンビネーションもさることながら、歌われている時のお二人はとても楽しそうな表情をされていました。

 

・ショッカーさん「さぁ、このコーナーで登場された皆様を一気に呼び込みます、

          もちろん、呼んで頂くのは皆さんです! いきますよー!! スーパー戦隊ぃいいい!?」

 観客「スピリィイイイイイイイイイイイイイイイッツ!!!」

 

・水木さん、堀江さん、串田さん、影山さんが次々とご登場。

 「スーパーロボット魂」、「アニソン女子部」、「スーパーヒーロー魂」、「ゆかいな仲間たち」と

 ANIME JAPAN FESの各ライブの座長が、いさおさんの特別公演に集った様は、とても感慨深いものがあります。

・さらに、来場されていた四代目江戸家猫八師匠が特別ゲストとしてご登場。

 いさおさんと猫八師匠とは家族ぐるみのお付き合いだとか。

・新春という事で猫八師匠が匠の業"ウグイスの声帯模写"を生披露してくださりました。

・会場には猫八師匠の他にも渡辺宙明先生、鈴木キサブロー先生、小森昭宏先生、

 松本零士先生、更に平山亨プロデューサーという、名前を書き連ねるだけで絢爛豪華な皆様がお越しだったとか。

・猫八師匠が拍手で見送られ、ゲストの皆様から一言ずつお祝いのお言葉が。

 

・堀江さん「50周年おめでとうございます! もう30年以上のおつきあいですね」

 いさおさん「そうだね『ゴレンジャー』からだからね」

 堀江さん「これからも一日でも長く、そのお声を保っていてください!」

・影山さん「いさおさん、50周年おめでとうございます! 

     さっきのプレスリーの『I Need Your Love Tonight』を聞いてて

     『おぉおお』って思い出したんスけど、33年前だったかな? 

     まだボクがLAZYでデビューしたばかりの頃に、いさおさんのラジオ『セイヤング』に

     LAZYが出させてらってたんですけど、番組の公開録音でさっきいさおさんが歌った曲を、

     LAZYが演奏させてもらったことがあるんスよ」

 いさおさん「あのころはまだデビューしたてで初々しい少年だったなぁ。

      おれも50年前は初々しい少年だったんだよなぁ~んふふふふ」

 観客笑。

 影山さん「ナハハハ、あと、ボク今年50歳になるんすよ。オレもいさおさんの様にがんばります!!」

・串田さん「50周年おめでとうございます。いやぁ、今日はいさおさんのプレスリーが聞けて嬉しかったです!

     これからは歌以外にも、コレも…(釣りのアクション)…ね」

 いさおさん「んふふふそうだね!」

 ショッカーさん「ああ、お二人は釣り仲間ですもんね」

 串田さん「ぜひまた!」

・ショッカーさん「えー、以上の皆様で…」

 ずっこける水木さん。会場大笑。

 ショッカーさん「冗談、冗談、そして水木一郎アニキ!!」

 観客大歓声。

 水木さん「…水木だゼェエエエエエッ!! めでたいゼェエエエエエエッ!!」

 観客「うおおおおおおおおお!!」

 いさおさん「短めに頼むよ。んふふふふ」

 水木さん「はい! いさおさん、50周年おめでとうございます。

     思い起こせばいさおさんの『G.Iブルース』を修学旅行のバスの中で歌って、先生に褒められたんですよ。

     当時進路を落語家か歌手か迷っていたんですが、褒められた事がきっかけになって、歌手への道を選んだんですよ」

 いさおさん「道間違えたよなぁ、落語家の方が良かったなぁ、んふふふ」

 水木さん「…えー毎度ばかばかしいお話を一席…ってなにやらせるんですか?

     あなたがいたから、今の私がいるんです!!」

 

22:秘密戦隊ゴレンジャー/& 水木一郎 堀江美都子 串田アキラ 影山ヒロノブ ショッカーO野

-MC-

 

戦隊コーナーのラストは"力と技と団結の"「ゴレンジャー」エンディングで大団円を迎えます。

イントロが始まるや否や、いさおさん以外の皆様が、客席に!!! どびっくりしました。

AJFの各座長でありアニソン界を牽引し続ける四方とショッカーさんが客席で観客と共に歌い、

ステージでいさおさんが高らかに五色の戦士を歌いあげられている光景は、もう、たまりませんでした。

 

・神谷さんも合流され、いさおさん、ショッカーさんと共にゲストの皆さんをお見送り。

 ショッカーさん「もうこの瞬間に命をかけていましたよ」

・神谷さん「あの頃の小学生が、もうウン歳ですもんねー」

・ショッカーさん「さぁ、続いてのコーナーは、スゥーパーァア・ニ・ソ・ンッ!!?」

 観客「スピリィイイイイイイイイイイイッツ!!」

 ショッカーさん「まずは神谷さんの、あのセリフでスタートです!」

 

神谷さん「いくぞっ!! ハヤトッ、ムサシッ!! チェェエェェエンジ ゲッタァァアゥワン!! スィッチッ・オンン!!!」

 

23:ゲッターロボ!

-MC-

 

この曲を生で聞く事が出来る喜びに加え、神谷さんの生台詞まで繰り出されるという嬉しさを

じっくりと噛みしめながら、いさおさんの骨太な歌声をガッツリと堪能させていただきました。

 

・いさおさん「いやぁ、しかしアニメの歌はエネルギーがあるよね。

      特にこのゲッターはブラスがぐぁあってくるから負けられないんだよ。初めこの曲をもらった時、

      唄い出しが"ガンガンガンガン"……あぁ、アニメの歌って凄いなぁって思ったよ」

・いさおさん「次の曲も大きいロボットが出てくる作品です。

      最近CSで宇宙の特集を見ているんですけど、宇宙の90%はまだ解明されていないんですね。

      この地球が生まれた事自体も偶然であり奇跡ともいえるんです。

      宇宙に比べれば小さいこの緑の地球ですけど、たった一つの地球です。

      じゃあ、次は…グレンダイザァアアアアア ッゴォオオウ!!」

 

24:とべ! グレンダイザー

-MC-

 

ダイナミックロボットの連続と、思わぬいさおさんの生台詞にむせび泣く思いです。宇宙の王者の登場です。

いさおさんは曲の途中から客席へ降りられ、観客による大合唱の渦中で歌われていました。

 

いさおさん「次は、難曲に挑戦します。ライブ後半で疲れた時にこの曲はキクなぁ…。

     この曲はジェームス三木先生の作詞なんですけれど、初めてこういうジャンルの作詞をされるという事で

     先生が好きな言葉、伝えたい言葉を詰め込んだのがこの曲なんです。

     自分でも歌うたびに『あぁ、おれ何してるんだろう』と身につまされます」

 

25:君の青春は輝いているか

-MC-

 

詞に込められたメッセージも曲調もいさおさんの歌声も、全てがスペクタクルな「超人機メタルダー」のオープニング。

小さい頃からカセットで聞きまくっていた曲をあの時、あの場所で聞く事が出来たのは感慨深かったです。

 

いさおさん「皆さんの笑顔を見ると頑張れます。またこれからも歌っていきます。

     最後の曲ですが、昔、巨人軍に星飛雄馬という選手がいました。父親が彼をしごいてプロの選手に育てました。

     この名曲を渡辺岳夫先生が『ささき君、歌ってみない?』と声をかけてくださった時はとても嬉しかったです」

 

26:行け行け飛雄馬

-MC-

 

ラストは「新・巨人の星」より不朽のテーマソング。まさか今回聞けるとは思いませんでした。

言葉の一言一言を身体に叩きこむように、じっくりと歌われているようないさおさんのお姿が印象的でした。

 

-アンコール-

-MC-

 

いさおさん、バンド、コーラスの皆さんが拍手で見送られると、

拍手がアンコールへと変わるやいなや、神谷さんとショッカーさんが凄い早さでご登場。

改めていさおさんが呼び込まれ、いさおさん、バンド、コーラスの皆さんが再度ご登場されました。

 

いさおさん「いやぁ、よく歌えたなぁ、途中で明らかにオーバーペースだったもんなぁ」

神谷さん「短距離のペースで長距離を走っている感じでしたものね」

ショッカーさん「そのペースを保てたのも、ある意味頼もしい"バンソウ"がいたからですよね」

いさおさん&神谷さん「ウマいなぁ~」

 

ここで伴走・伴奏を務められた50周年 Special Bandの皆さんとアップルパイ、カインズの皆さんをショッカーさんがご紹介。

紹介される皆さん全員とがっちり握手を交わされるいさおさんのお姿が印象的でした。

 

そしてゲストの水木さん、タケカワさん、堀江さん、串田さん、影山さんがご登場。

更に猫八師匠を呼び込まれました。

 

ショッカーさん「そしていさおさんといえば『ヤマト』。『ヤマト』といえばこのお方!!」

いさおさん「『999』といえば!!」

ショッカーさん「そうです! 『999』の生みの親、松本零士先生です!!!」

観客「ぅおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

フィナーレで松本先生がご登場され沸き立つ場内。

 

松本さん「ささきさんの歌も、ゲストの皆さんが歌われた作品の全てが、私の友人、仲間たちの作品です。

     ステージに登場された皆さんは、それぞれの作品がアニメになる時に支えてくれた人々です。

     私も漫画を描き始めて50年以上になりますが、ささきさんの50周年をとても喜ばしく思っております」

 

いさおさん「20数曲、歌えるスタミナはないと思っていたのですが、じっさいにやってみて、

      まだこの倍くらいは歌えるんじゃないかなっ、んふふふふふふ」

観客「おおおおおおおおおおお!」

 

27:宇宙戦艦ヤマト/& 松本零士 四代目江戸家猫八 水木一郎 タケカワユキヒデ 堀江美都子 

          串田アキラ 影山ヒロノブ 神谷明 ショッカーO野 

-MC-

 

フィナーレは出演者全員の歌唱で再び「宇宙戦艦ヤマト」発進。

いさおさんがメインで歌われ、水木さんは松本先生に、影山さんは猫八師匠にそれぞれマイクを向けられていました。

ラストのキメではいさおさんがこれでもかと"いさおパンチ"を三連続で披露されました。

 

ラストは出演者全員がステージ前方に集合され、神谷さんの音頭で万歳三唱。

万歳が終わるとすぐに緞帳が降り、いさおさんが「ありがとぉおおおお!」と叫ばれ、

「ささきいさおデビュー50周年記念特別公演 新春アニソン・スーパー・ステージ 2011」は終演となりました。

 

閉演BGM:真っ赤なスカーフ

 

いさおさんのステージはとにかくかっこいいの一言。

私達がAJFをはじめとしたアニソンムーヴメントに身を投じた約10年前では考えられなかった「いさおさんのアニソンステージ」。

それが現実に目の前で繰り広げられるステージは夢のようで、50年を凝縮した二時間半はまさにあっという間でした。

過去にAJFで聞く機会があった曲が多く披露された事もあり、まだまだ聞きたい曲があるというのは贅沢な事ですが、

それだけ10年前と比べるといさおさんがAJF等のアニソンイベントに参加してくださっている証拠でもあるのだと思いました。

 

いさおさん50周年おめでとうございます。

これからも末長く素敵な歌声とかっこいいステージを私達に届けてくださる事を願っております。

 

 

補足

 

・当日ショッカーさんはファン有志からプレゼントされた30周年記念バンダナキャップを被っておられました。

 

・いさおさん「ファンの後押しなのかプロデューサーがやりたいと言ったのか…」

 

・タケカワさん「僕等のバンドの自慢はビートルズと同時代でビートルズより先に解散した事ですね」

 

・曲だけを聞いてしびれたプレスリー。

 

・神谷さん「そして奥様は上田みゆきさん! エリカですよ!!(※)」

 ※「闘将ダイモス」のヒロイン。主役はさん。

 

・タケカワさん「だって、僕、見てましたもん『G.I ブルース』!」

 

・いさおさん「いつもステージではクールな部分を忘れないんだけど、歌手になって初めて上気してます。

        みなさんと一丸になって歌を楽しめている、そんな感じです」

 

・水木さん、串田さん、影山さんが一曲、堀江さんがデュエットだけというのはいさおさんの50周年だからできる豪華さ。

 

・いさおさん「暖かい拍手をありがとうございます! 50年やってきてよかった!」

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