2025.04.01
「千晶と騒がNight」「ボイジャーソングライブ」追加
水木一郎・堀江美都子 ふたりのアニソン#7
09.10.12 ヤクルトホール
出演/水木一郎 堀江美都子
演奏/ふたアニ スペシャルバンド(Key&Co.貴日ワタリ B.村上聖 Dr.岩田"GUNTA"康彦 G.松尾洋一) カラオケ
水木一郎さんと堀江美都子さんによる「ふたりのアニソン」略して「ふたアニ」。
アニメソング界で「帝王」、「女王」と称さされるお二人による和やかな空間は、
今回で早くも7回目を数えます。
今回も早い段階でチケットが完売した事もあり、会場となるヤクルトホールは満員。
椅子席でゆったりとお二人のステージを見ることができるのも「ふたアニ」ならではです。
時間になると客席が暗転、いよいよ開演です。
01:Now and Forever(1.5C)/水木一郎 堀江美都子
02:斗え! 忍者キャプター(2C)/水木一郎 堀江美都子
-MC-
オープニングは昨年1月の「水木一郎 SUPER LIVE 60」で初披露され、
前回の「#6」でもオープニングを飾った優しさあふれるバラード「Now and Forever」からスタート。
続いて、曲調一転。トォートォートォートォー!!。お二人のデュエットの代表曲の一つ「忍者キャプター」。
お二人の揃いの振り付けも「キャプター」の見所です。
水木さん「『ふたアニ』も7回目ということで"七つの力"忍者キャプターをまず歌ったんですよ」
堀江さん「なるほどー。だから水木さんここは絶対キャプターだって言ってたんですね」
水木さん「ちょっとキツかったですか?」
堀江さん「キツかった。ちょっとですけど。もー少し歌ってからの方がよかったかな?」
水木さん「でもほら"七つの力"ですからね」
水木さん「今日は普段のライブとはちょっと違って、フォーマルな装いです。
みなさんも私たちと同じようにおめかしをしている人も…」
と、客席前方のとある観客の方と目があった水木さんと堀江さん。
堀江さん「なんかショッカーの弟子みたいな方もいらっしゃいますけど…」
水木さん「ねー。あ、いけね、自己紹介したなかった。改めまして、水木一郎です」
堀江さん「堀江美都子です」
水木さん「もうふたり合わせて81年もやっております」
堀江さん「この『ふたアニ』は普段のライブでは聞けない曲をお届けしますけど、まずはそれぞれ代表曲から」
03:キャプテンハーロック/水木一郎
-MC-
04:グローイング・アップ/堀江美都子
-MC-
まずはお二人の数多の代表曲の中から「キャプテンハーロック」と「グローイング・アップ」。
二曲とも大好きな曲なのでじっくりしっかり聞き入らせていただきました。
ここで水木さんが堀江さんとの出会いを語られました。
堀江さんが「12歳の神話」という曲をレコーディングする際、お手本として水木さんが同曲を歌われたのが出会いだそうです。
堀江さん「あの時はねー、水木さんはさわやかでねー、ときめきましたよ」
まんざらでもない様子の水木さん。
水木さん「そぉれ、ホント?」
堀江さん「…話の流れでときめいたって言っとけばいいかなぁって思ったんですけど」
水木さん「だよなぁ、アレ覚えてる? あの頃、作詞家の丘灯至夫先生のご自宅でお祭りがあってさ…」
堀江さん「凄いんですよ。ご自宅に出店を呼んでそこでお祭りをやっちゃうんですよ」
水木さん「そのお祭りで金魚すくいしてたミッチ、こんなガニマタで『あぁ、もぅ!! パンツ見えちゃうでしょ!!』って言ったの」
堀江さん「だぁーってその頃まだ12歳とかですよ。パンツなんかより金魚の方に集中しちゃうでしょう?」
水木さん「そうだよ。そんなだったミッチがオレにときめくなんておかしいじゃんかよ?」
堀江さん「だから話の流れだっていったじゃないの」
観客笑。
水木さん「………(笑顔)」
堀江さん「ごめんねごみぇんねー!!(出展:U字工事・益子さん)」
観客笑。
水木さん「ッなッはははははッ!! U字工事」
堀江さん「ごめんなさいね、最近お笑いづいちゃって…」
水木さん「そういえばこの前、U字工事と仕事一緒だったよ」
05:星に祈りを込めて/水木一郎
-MC-
06:菜の花と女の子/堀江美都子
-MC-
お二人のソロライブでもなかなか聞くことができないオリジナル曲。これは貴重。
さわやかなにながらどことなく色気を含んでいるような水木さんの歌声が印象的な「星に祈りを込めて」。
続く「菜の花と女の子」は可愛らしくも切ない歌。堀江さんのコブシも聞くことができました。
お二人ともそれぞれが歌われている時にはステージの端にいらっしゃいました。
水木さん「続いてはカップリングコーナー。我々はよくオープニングとエンディングで一緒になることがあります。
今日は数ある作品の中から、『ラ・セーヌの星』を」
観客「おおおおおおおお」
水木さん「アナタ、今日はコスプレしないんですか?」
堀江さん「ハイ! あれはAJFでやりましたしねー」
07:ラ・セーヌの星/堀江美都子
-MC-
08:黒いチューリップ/水木一郎
-MC-
水木さんが退場され、堀江さんの「E'toile de la Seine!!」の掛け声で「#4」以来の「ラ・セーヌの星」特集。
堀江さんの歌声は原曲の頃よりもさらに勇ましく、しなやか。舞台はさながら革命前夜のパリの街へ。
一転、水木さんはシリアスな花咲く騎士道「黒いチューリップ」。ライブで歌われる機会が少ない曲なので嬉しすぎです。
バンドのみなさんも貴日さんを残し、一旦退場し、水木さんお一人に。
水木さんの後ろではスタッフさんによってソファーとテーブルが運び込まれます。
水木さん「えー、私たちのお部屋にようこそ。ここからはソファーに座って我々がさまざまなバトルを繰り広げます。
このコーナーではステージでは見せない、堀江美都子の普段の姿を引き出そうと、
私が全力で堀江を笑わせ、歌えなくさせるべくさまざまな曲を歌うんですが、今のところ、負けてるかな…」
ドレスからカジュアルな装いに衣装をチェンジされた堀江さんが登場。
水木さん「まずはですね。お互いへのリクエストコーナーです。僕はね『ちいさな愛の歌』をリクエストします」
観客「おぉ~」
堀江さん「アレは最初、いさおさんが歌われたのを歌詞を変えて、音はそのままでわたしが歌ったんですよ」
水木さん「そうなの? でもいさおさんが歌ったんだったらキー低かったでしょ?」
堀江さん「ん~そうでもなかったんですよ」
09:ちいさな愛の歌/堀江美都子
-MC-
10:栄光の彼方へ/水木一郎
-MC-
「UFOロボ グレンダイザー」より「ちいさな愛の歌」。しっとりとした堀江さんの歌声が素敵。大好きな曲です。
続く水木さんの「野球狂の詩」の「栄光の彼方へ」も哀愁漂う水木さんの歌声と、全体に漂う土臭さが何ともいえず大好きな曲。
続いては「持ち歌取り換えっこのコーナー」。
どんな歌でも歌ってしまうお二人がそれぞれの持ち歌の中から
「これだ!」と思った曲をカバーするというとても豪華で貴重なコーナーです。
11:ジュンの歌/水木一郎
-MC-
「グレートマジンガー」のヒロイン炎ジュンの歌を「グレート」を歌われた水木さんが歌われるというのも趣があります。
哀しくも力強く希望を捨てない歌というのは水木さんにバッチリはまっていました。
続いて堀江さんが歌おうと立ち上がった時。
水木さん「あら、ミッチ、今日はおしゃれにアレ、穿いてるんですね…」
堀江さん「???」
水木さん「エリンギ」
会場「????」
水木さん「あれ? 違ったっけ? メレンゲ?」
堀江さん「レギンス!!」
会場笑。水木さん一流のジョークかと思いきや本気で間違えていたようです。
水木さん「あぁ~れ? レディース?」
堀江さん「レギンス!!」
水木さん「それ穿いてるアナタはじめてみましたよ…エリンギ…アレ?」
会場大笑。
水木さん「アレ? エリン…じゃない、レディース?」
エリンギから抜けられなくなってしまった水木さん。
堀江さん「だーかーらーレーギーンース!!」
12:侍ジャイアンツ(2C)/堀江美都子
-MC-
ズンタタタァ ズンタッタ。堀江さんは豪傑的に「侍ジャイアンツ」。好対照な選曲をするお二人。
どんな曲でも見事に歌われる堀江さんだけ番場蛮の豪放磊落さをとても楽しそうに歌われていました。
堀江さん「いやぁ~、気持ちいい! 自分を捨てるって気持ちいですね~」
水木さん「さすがですねぇ~」
堀江さん「水木さんはいつも自分を捨てて歌ってるんですね~」
水木さん大笑い。
次は水木さん曰く最初で最後…になるかもしれない「スキャット曲バトル」。
お二人それぞれから歌われる曲の説明がありました。
13:誓い(1C)/水木一郎
-MC-
14:野球狂の詩(1C)/堀江美都子
-MC-
「獣拳戦隊ゲキレンジャー」より効果的に使用された「誓い」。ステージの凸の先まで来てスキャットする水木さん。
堀江さんのスキャットといえば「野球狂の詩」。生で聴く機会は無いと思っていただけに感激です!
水木さん「このスキャット曲バトルっていいですね」
堀江さん「そうですねー」
水木さん「まだまだありますもんね。♪ダンダダダダン ダダンダンダダン(鋼鉄ジーグ)とか」
堀江さん「それはスキャットじゃないでしょ?」
水木さん「そうなの? ♪シュシュシュー バンババン(勇者はマジンガー)とか」
堀江さん「それはスキャットじゃなくて擬音でしょ?」
会場笑。
水木さん「そうなのか…。宙明先生の曲ならいっぱいあると思ったのに…」
水木さん「続いてはですね、『レアソングバトル』!! 私はね今回は音頭ですよ」
堀江さん「わたしの知ってる曲ですか?」
水木さん「いやぁ、多分知らないと思うなぁ…。あ、でもアルバム聞いたなら知ってるかも」
15:コレジャナイ音頭/水木一郎
-MC-
16:腹へりのタンゴ/堀江美都子
-MC-
「IT IS NOT THIS! コレジャナイロボ!」と打って変わって、ポジティブの向こう側に行くほどポジティブな「コレジャナイ音頭」
歌詞の世界を身振り、手振り、雄叫び付きで表現する、さすがはうたのおにいさん経験者の水木さん。
対する堀江さんは「山ねずみロッキーチャック」より。可愛らしい曲調ながら切実なメッセージの「腹へりのタンゴ」。
横で座ったままタンゴっぽい踊りを踊る水木さんをものともせず、「ずずずずしんと」歌う堀江さんは凄いです。
水木さん「タンゴ、踊ろうとしたら、これ、クツ、ヒモがゆるく結んであって今ブカブカなんですよ。
ホントにさぁ、もっとしめなきゃこれじゃぁ踊れないよなぁ…」
堀江さん「(笑いながら)なんで今、そんな内内の事いってるんです?」
水木さん「次は『新曲コーナー』です、オレはね。パチンコの曲で土方歳三を歌った歌なんですけど、
土方歳三という人は結構オレの好きな感じの男でね。ダウンロード? で販売しているらしいんだけどさ、
なんかダウンロードランキングでも上位らしいんだけど、オレそういうの全然わかんなくてさぁ」
堀江さん「わたしもよくわかんないですよ」
水木さん「あとアレもそう、Wikipedia。日本人の中で一番多言語で記事が載っているらしいんだけど、なんかよくわからないんだよね」
堀江さん「わたしはね、『ねぎぼうずのあさたろう』のエンディングの『風の歌、星の歌、私の歌』を」
水木さん「あっ! いいですねぇ。ここでも"時代モノ"で揃っちゃう。アレはオープニングはオレが教えていた松原剛志が歌ってるんだけどさ、
今度の冬のAJFに出る…言い方が悪いね。出ていただくんだけど、ミッチがエンディング歌うって聞いて喜んでたよ」
17:風の歌、星の歌、私の歌/堀江美都子
-MC-
18:鬼の歳三/水木一郎
-MC-
まずは堀江さんが快作「ねぎぼうずのあさたろう」の二代目エンディングテーマをしっとりと。
作中のヒロイン"くのいちのこもも"と堀江さんが演じた"ゆりねのお仙"、そして堀江さんご自身とも重なる味わい深い一曲です。
水木さんは「幕末鬼神伝 CR 鬼の歳三」のメインテーマを修羅・修羅・羅と。まさか今回この曲が聞けるとは!!
新撰組好きの水木さんファンの自分達にとっては、大好物二つが一変に堪能できる嬉しさです。ただただ感激。
堀江さん「水木さんって太陽のような人ですよねー、なんか暖かいですよ」
水木さん「そうかなぁ~」
堀江さん「ちょっとやらわかく言ってますからね。ホントはアッツゥ~イですもん。水木さん」
このソングバトル最後を飾るのは「レア名曲コーナー」。
19:Colors Of Dream~虹の道標/堀江美都子
-MC-
「北九州博覧祭 北九州交流館イメージ アニメーション 銀河鉄道999 虹の道標」のエンディングテーマ。
神の視座ともいえる壮大なスケールを歌いあげる堀江さん。堀江さんのバラードもやっぱりハズレがありません。
20:夢刈人/水木一郎
-MC-
もしかしたら今回「正義ノ稲穂」の方が聞けるかなと思っていましたが、まさか「夢刈人」の方とは! 最後のセリフがイイ!
同じ「ネイガー」の「遠い風の中で」も大好きですが、「夢刈人」も素敵曲。水木さんのバラードはやっぱりハズレがありません。
バンドのみなさんが再登場され、スタッフのみなさんによってソファーやテーブルは撤収。
水木さん「さて、ここから後半ですが、まずは堀江美都子さんのコーナーです。
まだ準備は出来てないですか? 出来ましたか。それでは堀江美都子さんの登場です。『ぼくらの元気』」
21:ぼくらの元気/堀江美都子
-MC-
AJF09"冬の陣"で聞けたこの曲がまさか今回も聞けるとは! 「ザ・ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走!」より。
先ほどの「Colors Of Dream」とは違った堀江さんの元気いっぱいの歌声。これまで何度元気づけられたことか。
堀江さん「やっぱり『ふたアニ』は楽しい! 今も歌いながらどんどん元気になってきました。
11月の40周年ライブもありますが、その前にブラジルに行ってきます。初ブラジルです。
主に講演会がメインなんですけど、あちらの老人ホームではるか昔に日本からブラジルに渡った方々に会ったり、
日本語学校に行って一緒に日本の歌を歌ったりします。はたしてどんな珍道中になるか楽しみです」
堀江さん「それでは次の曲です。最近の曲の中で、一番『私の歌だなぁ』って思える曲です。『風の少女』」
22:風の少女/堀江美都子
-MC-
「風の少女エミリー」より、当方大好きな曲でございます。冒頭のやさしく語りかけるような堀江さんの歌声でもう目頭が…。
以前も書きましたが、多くのヒロイン達を歌で応援してきた堀江さんの真骨頂ともいえる曲だと思います。
堀江さん「40周年も残り3ヶ月になりました。いつもわたしはゆったりとお仕事をさせていただいてるんですけれど、
今年のお正月のNHKのラジオでに水木さんからバトンを受けて一番最初に歌ったときから、
例年わたしでは考えられないくらいにいろいろとお仕事をさせていただきました」
23:笑顔のループ/堀江美都子
-MC-
堀江さんのコーナーラストは当時放送中「ジュエルペット」のちょとおしゃまなエンディング。
いまなお現役の子供たちに堀江さんの歌声が届くというのはとても素晴らしいことだと思いました。
堀江さん「続いては水木さんのステージです。盛り上がりますよ~『バビルっ二世』!!」
24:バビル2世/水木一郎
-MC-
キラキラと虹色に輝くロングジャケットを身にまとった水木さんが歌うのは不動の「バビル2世」。
ゆったりと聞く「ふたアニ」も「三つのしもべに命令だ ヤァ!!」の部分では会場全体で「ヤァ!!」。
水木さん「歌っててこの曲はコーラスが必要なんだよなぁって三番までずっと思っていました。なんか恥ずかしいです。
えー、観客の中の女性のみなさん、恥ずかしいとは思いますが、今度から大きな声でコーラスをお願いします…」
水木さん「『みんなアニメが好きだった-青盤-』の宣伝部長を務めさせていただいて、CMにも出ているんですが、
タカラさんから出ているフラワーロックにオレがなって。音楽に合わせて踊ってるんです。
もう何でもやろうと思いまして。恥も外聞も捨てて、アニソンを広めるためなら何でもやりますよ」
25:ルパン三世 愛のテーマ/水木一郎
-MC-
水木さんが歌われたバラードの中でも代表格ともいえる「ルパン三世(新)」のエンディング。
大野雄二さんの大人の雰囲気漂う曲調と水木さんの切なく、はかなげな歌声は何度聞いてもいいものです。
水木さん「…この曲も"ルッパァーン"って女声コーラスがいりますよねぇ…」
会場笑。
水木さん「…アレ今度はクツヒモを強く結びすぎちゃって…キツイ…」
26:マジンガーZ/水木一郎
-MC-
マジィイイイイイン・ゴォオウ!! 説明不要の水木さんの代表曲中の代表曲です。
大好きを通り越して体の隅々までにしみ込んでいる曲だけに、反射的に振り付けをしている自分達がいます。
ここで堀江さんも合流。
水木さん「足はもう大丈夫なんですか?」
堀江さんは金沢での「アニソンビッグ3コンサート」の際に転んでしまい足を怪我してしまいました。
堀江さん「ダメですねー。たぶん一年くらいは治らないかも。だから11月のライブは痛々しい感じでヒールをはくと思います」
水木さん「あ、そういえば、オレ達が贈ったティアラたちは付けてくださるんで?」
堀江さん「もーバッチリのタイミングで装着合体しますよ。ガシッ、ガシッ、ガシーンッって」
27:たたかえ! ガ・キーン(2C)/水木一郎 堀江美都子
-MC-
飛び出せスイィートクロォスッ!!! お二人の息の合った掛け合いはまさに阿吽の呼吸。
勇ましくもあり、合いの手やコーラスもありで会場が一体となれる楽しい曲です。
堀江さん「オッケーィ、ラストソォオオオング!!」
水木さん「『ふたアニ』は品よく行きましょうよ」
堀江さん「いいじゃないですかぁー。じゃー水木さん言ってくださいよ」
水木さん「…えぇ、最後の曲になりました…」
水木さん&堀江さん「ラストソォ…」
思いがけず言いだしが重なってしまったお二人。
どうやらそこでツボにハマってしまったらしく。笑い出して歌えなくなってしまうお二人。
とうとう観客のみなさんまでツボに入ってしまい。会場全体が笑いをこらえるのに必死。
水木さん「『ふたアニ』はいつも誰かが壊れるけど、ミッチに続いてとうとうお客さんまで壊れちゃったよ…」
その後も何度も何度も曲のタイトルを言おうとするも、どうにもならないお二人。
なんとかかんとか持ち直し、いよいよラスト。
28:ENGAGE!!!ゴーダンナー/堀江美都子 水木一郎
本編ラストは最後の畳みかけにコンビネーションが光る「神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON」のオープニング。
先ほどまでの笑いっぱなしのお二人が、唸る宙明節と共に打って変わってパワフルかつ楽しそうに歌われていました。
笑顔の絶えないまま、お二人とバンドのみなさんが退場され
拍手の間隔が短くなりアンコールへ。
-アンコール-
-MC-
水木さんと堀江さんが登場され、バンド紹介。
貴日さん、村上さん、GUNTAさん、松尾さんの順番で水木さんが名前を呼ばれ登場されました。
水木さん「今年はちょっと間に合わなかったけど、来年は松尾君が新曲を作ってくれる予定です」
思わぬプレッシャーに笑顔しかない松尾さんでした。
29:Dear Friend/水木一郎 堀江美都子
エッッラァアアアイ!! 「ふたアニ」を締めくくるのはお二人のテーマソングともいえる「Dear Friend」。
サビの「Brother & Friend」は堀江さんの扇動でお二人と観客のみなさんが一体となって大合唱。
曲が終了すると「Dear Friend」のサビの伴奏が再び繰り返され、上手、下手、中央お辞儀をするお二人。
そして腕を広げて堀江さんに歩み寄る水木さんと途端に逃げてしまう堀江さんでしたが、
最後はお二人で仲良く手をつないで退場されました。これも「ふたアニ」恒例。
その後も、幕が下がるまでサビを演奏し続けるバンドのみなさんにも惜しみない拍手が贈られます。
閉演BGM:Dear Friend(Ending Version)/BGM
「Ending Version」が流れる中、「水木一郎・堀江美都子 ふたりのアニソン#7」は終了となりました。
数十年にわたって共にアニメソングを支え続け、お互いを「戦友」と呼び合うお二人。
お二人ならではの気取らない会話と、ゆったりとした時間は「ふたりのアニソン」の和やかな空間。
この空間が一番等身大なお姿なのかなと感じる程にお二人ともとても楽しそうでした。
補足
・今回は比較的スローテンポやバラード系の曲が多く、まさに「聞く」コンサートでした。
・「鉄のプリンスブレイザー」を是非。「ふたアニ」ならできるはず。
・堀江さん「この前、10年前の私のコンサート映像をみたんですね。
バンドは今と同じ松尾君達なんですけど、みんな半分くらいなんですよ。大きさが」
水木さん「そうだよなぁ、みんな変わったよなぁ…」
堀江さん「私の変わり様よりもバンドのみんなの変わり様にビックリしましたもん。
松尾君なんて、今こんなにいい体つきになってますけど、ガリガリだったし…」
水木さん「今の体つきだったら昔の松尾君二人分だもんなぁ。村上君も昔はベースの方が大きかったのに」
堀江さん「今じゃベースが小さいもんね」
水木さん「ガンちゃんだって、あの頃は食べるものに困ってるみたいだったもん。あと貴日も…」
堀江さん「水木さん、全員分コメントするんですか?」
水木さん「だって平等にしなくちゃよぉ」
堀江さん「それだから時間くっちゃうんですよー」
・水木さんの敵は汗。
・「いさおさんはあのCMに出ればいいんですよ」
・ジャンケンでどうなろうと水木さんの思うまま。
・Vサインをしまくる堀江さん。今回のお気に入り。
・水木さん「アノ歌はね、作詞、オレじゃないですからね」
・水木さん、いわゆる"アップルポジション"に座られている観客のみなさんに集中砲火。
・と思ったら真逆の観客さんもいじくり倒す。
・とにかく会場全体が和気あいあいとした空気は「ふたアニ」ならではです。