MoJo 2025 Last Take Live #1
25.12.6 ライブハウス LANTERN
出演/MoJo
演奏/カラオケ Ag.MoJo Ba.八木徹
スーパー戦隊シリーズを代表格に多くのアニメ、特撮などの楽曲を歌われているMoJoさんは
歌手としてアニメや特撮、漫画、ゲームなどのアニメソングを歌われる際は"MoJo"、
シンガーソングライターとしてご自身のオリジナルソングを作り歌われる際は"とみたいちろう"、
作家としてCMソング等の作詞作曲コーラス等のスタジオワークでは本名の"富田伊知郎"と
主に三つの名前をそれぞれの活動に合わせて使い分けられています。
そんなMoJoさんがこれまで歌われたアニメ、特撮、イメージソングを中心に
とみたいちろうや富田伊知郎として歌い作られてきた楽曲を織り交ぜつつ、
他では聞けないアニメ、特撮関係を中心にした数々の楽曲をカバーされるなど
その多彩な歌声とキャリアを堪能する事が出来るソロライブ「Take」シリーズを年に数回開催。
その中でも毎年、 年末にはその年最後のソロライブを「Last Take Live」と銘打って開催されており、
2025年もその年を締めくくるライブ「MoJo 2025 Last Take Live」が開催されました。
MoJoさんのソロライブ「Take」シリーズでは、
2020年より世界的な新型コロナウイルスの感染拡大の影響や感染状況を鑑みて、
2021年の「Take12」以降は収容人数を従来の60人から半分の30人以下とする代わりに
「#1」「#2」の二回に分けて開催されており、今回も「#1」と一週間開けて「#2」の二回に分けて開催でした。
今回は一日目「#1」のレポートです。
この年の7月に開催されたMoJoさんととみたさんのツーマンライブ「~TWINS~」において
歌をAIが分析し、曲のボーカル音声と楽器部分を個別に分離する事が出来る
AIステム分離ツール「Moises(モイセス)」と「LALALA(ラララ)」を使用した事で、
今までカラオケが無かったとみたさんの楽曲を数多く聞く事が出来る様になり、
これからライブでご披露される楽曲のさらなる広がりが期待されました。
会場は東京渋谷の神泉駅程近くにある老舗のライブハウスLANTERN。
「Take」シリーズの前身であるソロライブ「☆MoJo Zone」シリーズから現在まで15年以上の間
MoJoさんのホームグラウンドとしてファンからも親しまれており、
日本のThe Beatlesファンが多く通う場所としても知られている
老舗のライブハウスはこの年に50周年を迎えられました。おめでとうございます。
会場内はThe Beatlesのグッズが随所に飾られている他、季節柄、クリスマスの装飾が施され
客数を通常のライブの半分強に限定している関係で、テーブル毎の椅子数は少なくなっていました。
観客が入場していく中、MoJoさんは既にステージでスタンバイ。
MoJoさんがかつて組まれていたバンド"とみたいちろうと Big Beat"のベーシストで、
ライブではスタッフさんとしてカラオケの音出し(PA)等をお手伝いされている
"ヤギさん""シロヤギさん""マムちゃん"こと八木徹さんと打ち合わせをされていました。
その後、譜面や歌詞の確認をされていたり、LANTERNのスタッフさんとお話をされていたり
観客が入場する様子をアコースティックギターをつまびきながら眺められていました。
ステージ上にはMoJoさんが弾かれていたアコギの他、ヤギさんのベースが置いてありました。
開演時間になると会場の照明がゆっくりと暗くなり、MoJoさんのご挨拶からライブ開演です。
00:MoJo 2025 Last Take Live #1のジングル/SE
01:究極サムライハオー降臨! /MoJo
-MC-
02:バトルフィーバーJ-オルタネートバージョン-/MoJo
-MC-
オープニングのジングルとして、以前MoJoさんの公式サイト「mojo web」内で視聴できた
オリジナル曲「see you!」を今回のライブ用に歌詞を変えたジングルが流れてライブスタート。
一曲目は特撮「侍戦隊シンケンジャー」より侍合体モウギュウダイオーと全侍合体サムライハオーのテーマ。
多くの観客が意表をつかれた選曲だった様子で前奏と共に驚きの声が漏れていました。
MoJoさんは「#1、ハオー降臨。M・o・J・o、MoJo降臨‼︎」一声をあげ、逞しい歌声を響かせられました。
「最初から『ハオー』だ!やる気ムンムンなんだよ!」とご挨拶されたMoJoさんは続く
特撮「バトルフィーバーJ」よりオープニングでは観客一人一人の顔を見ながら歌われていました。
・MoJoさん「『ハオー』の次が『バトルフィーバー』ですよ。なんてボキャブラリーが広いんでしょう」
・この年のライブ振り返り。
・8月に行われた「生誕100年・渡辺宙明音楽祭」で感じたクラシックとのノリの違い。
・今回のライブ当日は方々でいろいろな催しが被っている。
03:明日の戦士たち/MoJo
-MC-
04:大戦隊ゴーグルV-オルタネートバージョン- /MoJo
-MC-
05:熱風シャドウ/MoJo
-MC-
06:ダンシング ゴーグルV /MoJo
-MC-
渡辺宙明先生生誕100周年のこの年、方々で披露された同じく特撮「バトルフィーバーJ」より挿入歌。
MoJoさんは観客に合唱を促しながらしっかりと歌われ、「みんなで歌うと楽しい」というお話しから、
特撮「大戦隊ゴーグルV」よりオープニングを会場全体で合唱されました。
続いても特撮「大戦隊ゴーグルV」より躍動感あふれる挿入歌の「熱風シャドウ」と「ダンシング ゴーグルV」。
「熱風シャドウ」ではヤギさんの手によって印象的なスキャットがフェードアウトしそうでしなかったり、
あまり歌われていないという「ダンシングゴーグルV」が聞けたりと、ソロライブだからこそ味わえる2曲でした。
・MoJoさん「このところソロライブでは大好きな人の歌をカバーする事が多かったんですが、
今回は基本に戻ってMoJoソングが多めです」
・ライブ当日はアニメソング界を牽引し続け"アニキ"と慕われた水木一郎さんが2022年に肺がんの為、ご逝去された日。
・水木さんとの最後の思い出はMoJoさんと水木さんが最後に共演されたのは2022年7月末に大阪で開催されたライブ
「ANIME JAPAN FES 2022 大阪 なんばHatch 20th Anniversary ~Hey Music ! Let's Change the World !!~」。
・"補助"とホームで乾杯。
07:マジンガーZ/MoJo
-MC-
08:勇者はマジンガー/MoJo
-MC-
ここからは水木さんが歌われた楽曲をカバー。まずは水木さんの代表曲であるアニメ「マジンガーZ」よりオープニング。
MoJoさんは「みんなで歌いましょう」と客席に投げかけ、観客と共に往時の水木さんを彷彿とさせるビブラートを効かせて歌われました。
続けてライブ「スーパーロボット魂2014"春の陣" 2DAYS 二日目」のアコギコーナーでカバーされた
アニメ「グレートマジンガー」エンディング。観客のコーラスを受けながら楽しそうに歌うMoJoさんでした。
・カズーを取り出して「勇者はマジンガー」のイントロを吹かれるMoJoさん。
・次はMoJoさんは歌われず、とある音源を観客に聞いてもらいたい。
・その音源はライブ「スーパーロボット魂2014"春の陣" 2DAYS 二日目」のアコギコーナーのスタジオでリハーサルした時の音源。
・メンバーはMoJoさん(カズー)、水木さん(アコギ)、堀江美都子さん、影山ヒロノブさん(アコギ)、MIQさん、
たいらいさおさん(アコギ)、遠藤正樹さん(ジャンベ)。
・MoJoさん「普段と違うアコギですから、アニキが2番の歌い出しを早く出ちゃって、それが面白いんですよ」
・MoJoさん「よく聞いてください、MoJoはコレ(カズー)を吹いてます」
09:勇者はマジンガー (スーパーロボット魂2014"春の陣" リハ音源 アニキ飛び出しバージョン)
-MC-
男性陣が入れ替わりでメインを歌い、女性陣はゆりかご会パートを主に担当。
MoJoさんは時折歌っている人の名前を呼んだりしながら嬉しそうにされており、
観客は貴重な音源に少ししんみりしたように耳を傾けていました。
・「アニキはやってくれるんですよ。元気な時の声、いいよなぁ……」と、どこか寂しそうな笑顔のMoJoさん。
・ここでMoJoさんは水木さんに献杯をされました。
10:マジンカイザー/MoJo
-MC-
11:光速電神アルベガス/MoJo
-MC-
12:戦いに赴く前に/MoJo
水木さんが歌われた1997年のゲーム「スーパーロボット大戦F 完結編」で初登場したマジンカイザーのテーマ曲であり、
その後にラジオ「ラジオ・スーパーロボット魂」内で放送された
ドラマ「マジンカイザー傳」のオープニングとしても採用された「マジンカイザー」。
MoJoさんはライブ「スーパーロボット魂 2023」に出演された際にアコギコーナーに参加されてカバーされて以来、
ソロライブでも度々披露されています。今回は各サビラストの「マジンカイザー」でロングトーンを披露され、観客は歓声を上げていました。
続いてはアニメ「光速電神アルベガス」よりオープニング。観客の合いの手が力強く、2番ラストでは観客へマイクを向ける場面も。
前半ラストは後半に赴く前に同じくアニメ「光速電神アルベガス」より挿入歌。雄々しい歌声を響かせての前半終了となりました。
~休憩~
-MC-
・ここで後半へ向けての準備と換気のために約30分の休憩時間。
・この間にMoJoさんは衣装を変えられ、ヤギさんはベースの準備をされていました。
・MoJoさんの「それでは後半参りましょう」の声を合図に会場の照明がゆっくりと暗くなって後半がスタート。
13:ライバル/とみたいちろう 八木徹
-MC-
後半はヤギさんのベース演奏とカラオケで、サッポロビール「びん生」のCMソング
「風よロマンに針路を向けて」のカップリング曲「ライバル」から。
エネルギッシュな歌といぶし銀のベースで意気盛んな後半のスタートとなりました。
ヤギさんが拍手で見送られ、ステージ上はMoJoさんお一人に。
MoJoさん「ヤギさんとは#2ではもうすこし演奏してもらいましょう。歌なんかも歌ってもらいましょうか!?」
観客の歓声に首を振るヤギさん。
・会場であるLanthanでMoJoさんがソロライブを開催されるようになって来年で20周年。
MoJoさん「このLANTERNは50周年です! 20年もやらせてもらって、本当にありがとうございます!!」
観客の拍手の中、MoJoさんがLANTERNのスタッフの皆さんをお一人ずつご紹介。
14:LONELY:ザ・ブッチャーのテーマ/MoJo
-MC-
15:Crystal Knights NECRIME/MoJo
-MC-
ここからは「ライバル」に続けて横文字のタイトルの曲を集めた"ヨコモジ"シリーズ。
まずは企画盤「新日本プロレス創立10周年記念盤 ザ・レスラー」より"黒い呪術師"アブドーラ・ザ・ブッチャーのテーマ。
シャウトを交えながら好戦的に歌われた後は、"ヨコモジ"の悪役つながりでアニメ「未来警察ウラシマン」より挿入歌。
MoJoさんは躍動感ある歌いぶりで、ラストは身振りで客席へロングトーンを促し、観客もそれに応えていました。
・MoJoさん「いいですねぇ! #2でもやりましょう! みなさんのロングトーンに期待してます!」
16:ミッドナイトホテル/MoJo
-MC-
17:彷徨人/MoJo
-MC-
18:漂流する街/MoJo
-MC-
"ヨコモジ"シリーズラストは漫画「南京路に花吹雪」のイメージソングである「ミッドナイトホテル」。
軽快にオシャレに歌われると、続いては同じく漫画「南京路に花吹雪」のイメージソングで打って変わって寂しげな「彷徨人」。
せつなく啼きの歌声を披露された後もさらに漫画「南京路に花吹雪」から「漂流する街」。退廃的な歌声は実にシリアスでした。
雰囲気のまったく違う曲をMoJoさんは見事に歌い分けられていました。
個人的には今年実際に中国は上海の南京路に行ったので、この三曲を続けて聞けて嬉しかったです。
・ソロライブではカバー曲以外の歌詞を見る事がほとんどないMoJoさん。
MoJoさん「自分の歌の歌詞は見ないと決めてから地獄の毎日です」
観客笑。
MoJoさん「でも歌詞が入ってると違うんですよね。ひとそれぞれですけど」
19:Aoi-Tategami(青いたて髪) /MoJo
-MC-
漫画「リングにかけろ」が2004年にアニメ化する以前、1982年に作られたイメージアルバムより。
他のMoJoさんの曲とは一線を画す、哀愁あふれる歌いぶりを久しぶりに堪能できました。
・この日の2日前の12月4日は特撮「星雲仮面マシンマン」で主役マシンマン/ニック・高瀬健役を演じられた
佐久田脩さんが膵臓癌の為にご逝去された御命日。
MoJoさん「今日はアニキと佐久田さん。大好きな二人を、まぁ、偲んで、やらしてもらいます」
20:星雲仮面マシンマン 2015ver./MoJo
-MC-
21:ぼくらのマシンマン/MoJo
-MC-
22:電光アクションマシンマン/MoJo
-MC-
23:おれの名はマシンマン/MoJo
-MC-
佐久田脩さんが主人公・高瀬健ことニック、マシンマンを演じられた特撮「星雲仮面マシンマン」より、
まずはオープニングをアルバム「星雲仮面マシンマン SONG & MUSIC COLLECTION」にて新録された際のカラオケで。
ラストのライブ限定のスキャットは観客とともに。「佐久田さん、いきますよ」と宙に投げかけられると
続けて同じく「星雲仮面マシンマン」より挿入歌を続けて。「ぼくらのマシンマン」では穏やかに、
「電光アクションマシンマン」では躍動的に。そしてエンディングの「おれの名はマシンマン」は
しっとりとしながらも頼もしく歌われました。
・MoJoさん「今日はありがとうございました。次で最後の曲です」
観客「えぇえええー」
MoJoさん「えええええぇええーじゃないの! 」
観客笑。
24:科学戦隊ダイナマン/MoJo
本編ラストは特撮「科学戦隊ダイナマン」よりオープニング。MoJoさんは随所で客席にマイクを向けられたり、
間奏でランタンのスタッフの皆さん一人一人に向けてお礼を言われたりされながら、
最後は観客と一緒に「ダイナマン!」のキメで締めくくられました。
-アンコール-
-MC-
観客の拍手の中、MoJoさんは各テーブルに向かって「ありがとうございました」と頭を下げられると、
拍子が「アンコール」の声と共に手拍子に変わりましたがアンコールの声が起こるとすぐに「わかりました」とMoJoさん。
・MoJoさん「ものわかりがいいんですよ」
25:炎神合体エンジンオーG6/MoJo
アンコールは特撮「炎神戦隊ゴーオンジャー」より炎神合体エンジンオーG6のテーマ。
ライブの最後だけあって力の注がれた観客の合いの手を一身に受けるMoJoさんは、
時にがなるようにしながら力いっぱいに歌われました。
・MoJoさん「みんなありがとう! これからも元気で歌っていきます! #2もよろしく! おしまいっです!!」
観客の拍手の中、MoJoさんからの言葉で「MoJo 2025 Last Take Live #1」は終演となりました。
2025年のLANTERNでのソロライブは4月の「Take18」では二刀流と銘打ってカバー曲が半分、
7月の「TWINS」はとみたいちろうさんの曲が半分、9月の「Take19」ではキッズソングに注力されたりした、
2025年最後のMoJoさんのソロライブ「Last Take」の前半である今回の「#1」は、
当日が御命日の水木さんと御命日が近い佐久田さんを偲びながら、MoJoさんご自身の曲、いわゆるMoJoソングがメイン。
定番曲の底力を感じる盛り上がりと、基本を疎かにしないというMoJoさんの姿勢を感じるベスト盤的なライブでした。
補足
・開演前にMoJoさんはアコギで「お〜い北海道」「川向こうの日々」
「Take Me Home, Country Roads」「春夏秋冬」などを徒然に弾き語りされていました。
・一曲目で着ていた上着をすぐに脱がれるMoJoさん。
・ヤギさんへの「裕福そう」が止まらない。
・「勇者はマジンガー」のリハ音源で水木さんが飛び出してしまったのは、
おそらく直前に影山さんが「カモンッ!」と言ったからなのでは。
・ゲップを感じさせないのがプロ。
・来年2026年にアフリカ大陸にあるジブチ共和国に行枯れるというヤギさん。
ヤギさん「気温が70度超えるらしいですよ」
MoJoさん「死んじゃうかもしれないじゃない!」
ヤギさん「なに喜んでんですか」
観客笑。
・MoJoさん「遠藤のロングトーンは凄い。命縮めるぞ」
・MoJoさん「もう少し付き合ってくださいね」
ヤギさん「生きてる間はね」
・歌っている間にマイクのコードがいつもすごいことになっているMoJoさん。