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JAM Project 25th Anniversary Live FINAL COUNTDOWN 神奈川公演 2日目

25.11.30 横浜BUNTAI

 

出演/JAM Project(影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹) 

 

演奏/JAM Project BAND(Ba.山本直哉 Dr.青山英樹 Key.西村奈央  G&Ag.奈良悠樹 G.Leda)

"Japan Animationsong Makers Project" 。JAM Project。 

2000年、アニメ作品とは無関係な曲が主題歌として多く起用されて持て囃されるようになっていた中、

作品の為だけに作られた歌を作り、歌っていく事を目的として掲げて結成されたユニットです。

 

メンバーは水木一郎さん、影山ヒロノブさん、松本梨香さん、さかもとえいぞうさん、遠藤正明さんの5名でスタートし、 

2002年にきただにひろしさんが加入、2003年に奥井雅美さん、福山芳樹さんが加入されました。 

2004年にはCSキッズステーションで放送された「Dream Factory」内の企画「JAM Project新メンバーオーディション」が開催され

メンバーとしての合格者はいなかったものの、Additional Vocal/海外特派員としてブラジル人のヒカルド・クルーズさんが採用。

現在は主に影山さん、遠藤さん、きただにさん、奥井さん、福山さんの5名で活動し、ヒカルドさんはスポット的に参加されています。

 

現在、JAM Project結成の経緯として公にされているのは「21世紀へ古き良き"アニソン魂"を残したい」という水木さんの呼びかけに

影山さん、松本さん、えいぞうさん、遠藤さんが賛同したとされていますが、

こちらはJAM Projectのコンセプトを明確に示す為、公に経緯とされているものであり、実際は少々趣が異なります。

 

1990年代後半、テレビのゴールデンタイムに放送されていたアニメの主題歌の多くが、

いわゆる"タイアップアニソン"と呼ばれる著名な歌手やバンド、新進気鋭の歌手やバンドが

作品の為に書き下ろされていない楽曲の発表、宣伝する場として使われるのが主流になってきていました。

一方、1980年代後半辺りから往年のアニメ、特撮がビデオやレーザディスクなどでソフト化された事や

レンタルビデオやケーブルテレビの普及で視聴環境が整い、国内や海外でも作品が再評価されるようになっていました。

そこにえいぞうさんがボーカルを務められたアニメソングをメタルアレンジしたバンド・ANIMETALのヒットやカラオケブームも相まって

往年のアニメソングにも一般層からも注目が集まる中、よりコアな層ではゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズから端を発し、

レコード会社の枠を越えて開催された、これまで稀だったライブハウスでのスタンディング形式でのアニメソングライブである

「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer(現スーパーロボット魂)」に起因したアニメソングムーヴメントが起こっていました。

そんな状況の中、ANIMETALのボーカルであるえいぞうさんや、ご友人で音楽プロデューサーの石井玄也さんが

影山さんや、影山さんとロックバンドLAZYのメンバーとして共に過ごし、当時レコード会社Lantisを立ち上げたばかりの井上俊次さんに

「水木さんと影山さんとえいぞうさんが海外のミュージシャンをバックに従えて歌う」という企画を提案。

その企画が当時アニメソングが置かれていたタイアップアニソンが主流になりつつあった状況や、その他諸々の事情から内容は変転し、

複数の歌手でアニメソングを作り、歌うユニットとして活動するというプロジェクトとしてスタートする事となり、

水木さんが発起人、影山さんがリーダーという形で「21世紀へ古き良き"アニソン魂"を残したい」という

公へ向けてのコンセプトが設定されました。

 

結成後、全員はもちろん、二人一組や単独でfeaturingなどのスタイルで楽曲が発表され、精力的に活動される中、

アニメ、特撮、ゲームなどはもちろん、フィギュア、パチンコ、パチスロ、プロレス団体、企業、サッカーチームなど

多岐にわたってテーマソングを手がけられ、日本国内のほか、アジアやブラジルなどでもライブを行われています。

 

JAM Projectの皆様の楽曲になぞらえるなら、初代メンバー時代は感情表現に長け、圧倒的な個の強さと存在感を放つ「POWERのJAM」。

きただにさん加入後から当代の皆様はハーモニーや転調を駆使した技巧派の集団を目指した「SKILLのJAM」という趣でしょうか。

 

 2025年はJAM Project結成25年を迎えられました。おめでとうございます。

 

そんなJAM Projectの皆さんが結成25年目という節目の年に掲げたコンセプトは「FINAL COUNTDOWN」。

おそらくスウェーデンのハードロックバンド、ヨーロッパの同名楽曲から着想を得たと思われますが、

ここ数年、JAM Projectとしての活動場所が少なくなった事もあり、発表時にはファンの間で解散や活動休止が不安視されていました。

JAM Projectの公式YouTubeチャンネルで公開された「25th Anniversary「FINAL COUNTDOWN」Special Interview」と題した

メンバーの皆さんの一連のインタビュー動画によると今回の「FINAL COUNTDOWN」は「決勝戦」という位置付けであり、

2022年12月末に声帯不全麻痺と肺がんの治療中を受けつつもステージに立ち続けた水木さんがご逝去された事を受け、

「今回が元気に動き歌える最後のステージになっても後悔しないように」というご自身達の年齢や体力に対する思いや、

プロジェクトとしての規模やライブの集客、楽曲への反応も含め、30周年へ向けて改めて進退を見極める意味合いも込められているとの事。

25周年の活動としてベストアルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」の発表をはじめとした

さまざまな企画が行われながら、6年ぶりにライブ「Animelo Summer Live 2025 "ThanXX!"」へ出演される等精力的にご活動。

 

その集大成として開催されたのが今回の25周年記念ライブ「JAM Project 25th Anniversary Live FINAL COUNTDOWN」です。

大阪府と神奈川県で合計四公演開催され、ツアー千秋楽のレポートです。

会場は神奈川県にある多目的アリーナ、横浜BUNTAI。

元々あった横浜文化体育館が老朽化の為に建て替えられたこの会場は、2024年に開場したばかり。

新しさを感じる会場に入場すると、既に多くの観客が開演を待っている状態でした。

ステージ上は華美なセットや大型モニター、ライブロゴが印刷された幕などは設けられず

演奏陣の各ブースが設置されているのみで過去の周年ライブと比べると極めてシンプルな様相でした。

 

この年の結成日である7月17日に行われたライブ「MOTTO! MOTTO!! + presents JAM PARTY 2025 ~We Can Fly!~」にて

遠藤さんからキャパシティ約5000人の会場である横浜BUNTAIへの集客が非常に厳しい状況である旨が伝えられていましたが、

その後のJAM Projectの皆さんのラジオを中心とした各種メディアへの出演や、ファン有志によるSNSを中心とした宣伝活動もあり、

神奈川公演1日目は無事完売、2日目も空席は目立たない程に観客が集まっていました。

 

当日の様子はこの年の12月30日にコンテンツプラットフォームU-NEXTにおいて配信が決定。

ステージのすぐ前には撮影用のカメラが使用するレーンが床に設置されており、

観客は最前列でもステージとは距離が保たれていました。

 

開演までの間にはBGMとしてJAM Projectの皆さんの楽曲が流れており、 

開演5分前になると放送でライブ鑑賞にあたっての諸注意と間もなく開演する旨がアナウンスされると観客から拍手が起きました。

放送からしばらくしてBGMがアルバム「JAM Project BEST COLLECTION VIII GOING」表題曲「GOING」になると

多くの観客が誰ともなく曲に合わせて手拍子や合いの手が起こり出し、一体感が生まれていました。

「GOING」の音量が大きくなると共に会場内の照明が暗くなっていき、いよいよ開演です。

 

00:Beyond the quarter century/SE

01:FINAL COUNTDOWN/JAM Project

02:GONG/JAM Project

03:STORM 2021/JAM Project

04:レスキューファイアー -STRONG ver.-/JAM Project

05:Max the Max/JAM Project

06:未来への咆哮/JAM Project

07:Bloodlines ~運命の血統~/JAM Project

-MC-

 

アルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」より晴れやかな「Beyond the quarter century」が

オーバーチュアとして流れる中、バンドメンバーの皆さんが登場されそれぞれのブースへスタンバイ。

そしてJAMのみなさんが登場されて一列に並ばれると演奏されたのは

アルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」より表題曲「FINAL COUNTDOWN」。

どこかからりとした印象を受ける爽快で前向きなロックが爽やかにライブのオープニングを彩った後は

ゲーム「第3次スーパーロボット大戦α-終焉の銀河へ-」より緊張感と使命感を感じるオープニング「GONG」へ。

ライブではJAM Projectの皆さんと共に観客が大合唱となる本曲は、今回も観客の迫力ある大合唱を体感しました。

続いては遠藤さんの一声からOVA「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」オープニングを2021年に再アレンジされ、

当時のメンバーで再レコーディングしたアニメ「ゲッターロボ アーク」の二代目エンディングになった「STORM 2021」。

根強い支持を集める曲なだけに終始大盛り上がりで、特に「ゲッター」の部分では観客の力のこもったコールが行われました。

間髪入れずにドラムが打ち鳴らされ特撮「トミカヒーロー レスキューファイアー」の初代オープニング「レスキューファイアー」を

15周年記念アルバム「JAM Project 15th Anniversary Strong Best Album MOTTO! MOTTO!!-2015-」収録の再度録音盤で。

レスキューへ向かう疾走感と熱意を感じる楽曲をJAM Projectの皆さんが観客を大いに煽って盛り上げられました。

続いてプロレス団体「新日本プロレス」主催のヘビー級選手によるシングルリーグ戦「G1 CLIMAX 31」大会テーマ「Max the Max」。

影山さんの「闘いの歌だぞ!」という一声から始まった心地いい重みを感じる好戦的なロックで会場の一体感を楽しんだ後は、

ゲーム「マブラヴ オルタネイティブ」より、JAM Projectの皆さんの根強い人気を支えた一曲である18禁版オープニング「未来への咆哮」。

原曲は男性陣のみの参加ですが、今回は奥井さんも加わり、コーラスやサビ部分でハーモニーに更に厚みを加えていました。

ステージを照明が真っ赤に彩られる中、アニメ「ゲッターロボ アーク」よりオープニング「Bloodlines ~運命の血統~」。

独特の静かな緊張感としなやかなコーラスはライブで体感すると力強さと臨場感を味わうことができました。

オープニングから人気が高い曲や近年を代表する楽曲を6曲連続ノンストップでの披露となったこのコーナー。

どの曲も一曲だけでもスタミナが必要とされるものばかりで、怒涛の勢いで披露されるJAM Projectの皆さんのお姿は実に圧巻でした。

 

・遠藤さんを先陣にJAM Projectの皆さんがお一人づつ順番にご挨拶。

・遠藤さん「ぃ横浜ぁ、かかってきなさぁああああい!」

・きただにさんがお話されている間、ステージ向かって右端でスタッフさんとお話されていた奥井さん。

 ご自身がお話しされ終わった後はステージ向かって左端で複数人のスタッフさんと何やら打ち合わせをされている様子でした。

・横幅があるステージだと思っていなかった福山さん。前日に端から端まで移動して疲れてしまう。

 

・2011年に東日本大震災が起こった際、世界中から寄せられた多大な支援への感謝の気持ちを込め、

 2011年から2012年にかけ「ARIGATO TOMODACHI (アリガト トモダチ)」と題し、世界ツアーを敢行。

・これきっかけに「ARIGATO TOMODACHI」はJAM Projectの皆さんから

 世界中のファンへの心からの感謝メッセージの言葉と設定されています。

・今回はそんな「ARIGATO TOMODACHI」を冠したの旅行プラン「ARIGATO TOMODACHI PROJECT」を実施。

 海外のファンを対象に宿泊、プレミアムチケット、参加限定グッズなどがセットになった特別なプランが用意されていました。

・当日、会場にはのべ20カ国に及ぶ国々からファンが来場しており、中にはJAM Projectの皆さんが訪れた事がない国もあるとか。

・そんな海外からのファンへ向けて影山さんが英語で感謝を述べられていました。

 

・ここでJAM Projectの皆さんが楽曲を制作し続けている特撮「牙狼」シリーズの話題に。

・特撮「牙狼」シリーズの最新作特撮「牙狼<GARO> 東ノ界楼」がこの翌年の2026年1月より放送開始。

 この場でJAM Projectの皆さんが楽曲制作に携わることが発表されました。

・奥井さん「道外流牙さんが主人公のお話なんですけど」

 影山さん「道ぉお外流ぅう牙っ!」

 奥井さん「読み方が『東ノ界 (ひがしのかいろう)』で合ってる? 合ってますね」

 影山さん「あぁのぉ、雨宮慶太監督もそうなんすけど『牙狼』って普段使わない漢字を結構使ってるからね。

     もぉ、だにぃ〜なんてレコーディングの時、ひらがなしか読めなかったっすからね」

 きただにさん「全然読めない」

 観客笑。

 

08:GARO ハガネを継ぐ者 with JAM Project/JAM Project

09:TAIGA~守りし者よ風の如く~/JAM Project

10:牙狼~SAVIOR IN THE DARK~/JAM Project

-MC-

 

特撮「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」のオープニング「GARO ハガネを継ぐ者 with JAM Project」。

前半はほぼ演奏なしでJAM Projectの皆さんの歌声のみアカペラで披露され、奥深いハーモニーをじっくりと堪能しました。

続いてはこの年に公開された映画「牙狼<GARO> TAIGA」よりエンディング「TAIGA~守りし者よ風の如く~」。

曲の随所にコーラスがふんだんに盛り込まれた本曲では、間奏の影山さんによる台詞は原曲よりも勢いを増して披露されました。

「TAIGA」の曲終わりからほぼ間を空けずに特撮「GARO-牙狼-」より二代目オープニング「牙狼~SAVIOR IN THE DARK~」。

ラストの遠藤さんの「闇に光を」をきっかけに緑色の照明がステージから逆光で照らされていたのが心憎かったです。

 

・遠藤さん、きただにさん、福山さんがメインにお話。

・影山さんと奥井さんはお三方がお話されている様子を後方から水分補給などをされながら見守られていました。

・今回25周年を迎え「FINAL COUNTDOWN」というコンセプトを掲げ、さまざまな活動やキャンペーンを実施。

・その中で、この年の8月から9月にかけてカラオケ・コンテンツ企業第一興商が開発運営する通信カラオケDAMシリーズにて

 「ファン投票で決定! 25周年記念メドレー JAM Project 25th ANNIVERSARY コラボキャンペーン」が開催。

・本ライブでご披露される「25周年記念メドレー」の内容を投票によって決めるという本企画は

 全国のカラオケDAMがある店舗にて、JAM Projectの皆さんが選出されたという曲を含む課題曲の中から

 投票したい楽曲(メドレー構成希望曲)をファンが歌唱することで投票をすることが出来ました。

 投票者には抽選で特別賞として当日の公開リハーサルの参加やチケット賞として神奈川公演へのペアチケット、

 グッズ賞としてサイン入りツアーTシャツのプレゼントが実施されていました。

 

・当日は当キャペーンの特別賞「イベント当日のリハーサルにスペシャルご招待!」が実施。

 遠藤さん「当選者の方がね、楽屋にのこのことやってきまして」

 福山さん「よくのこのこと来れたもんだなぁ!」

 きただにさん「覚えとくからなぁー!」

 観客笑。

 遠藤さん「髪の毛がもじゃもじゃの人が来ましたね。福ちゃん大好きなんですって」

 福山さん「もじゃもじゃがめっちゃデカくてな。おれの事、ディスってるのかと思った」

 観客笑。

 きただにさん「愛ですよ愛」

 遠藤さん「来てくれた人みんな『福ちゃん好きで』『奥井ちゃん好きで』とか言ってくれたんですよ。

      ……オレとだにぃ〜は一人もいなかったよな」

 きただにさん「いなかった!」

 観客笑。

 遠藤さん「満遍なくファンでいてほしいなぁって思うんですけど」

 福山さん「嫉妬深いなっ!」

 観客笑。

 

・更にメドレーの間のみ「写真/動画撮影OKタイム」が設けら、撮影した写真、動画は各種SNSへの投稿が推奨されました。

 遠藤さん「毎回言うんですけどぉ、ぶちゃいくなのはやめてください。それなりにしか映らないのはわかってるんですけど」

 観客笑。

 

・JAM Projectの皆さんがライブでメドレーを披露される際にはメドレーの命名される事が多い福山さん。

 遠藤さん「四公演同じ内容だからせめてメドレーの名前だけは変えようかなと」

 福山さん「でも昨日なんかタイトルを言ってる最中に長すぎてメドレーの音がはじまってましたからね」

 きただにさん「もうええ加減にせえよって事なんすかね」

 観客笑。

 福山さん「じゃあお待たせしました。ジャムプロジェッ……」

 きただにさん「言えてねー!」

 観客笑。

 遠藤さん「今のはカットしてくださいね」

 

11:JAM Project 25周年記念 DAMヒットメドレー

RISING FORCE (1.5C)

〜鋼のレジスタンス (1C)

〜風 ~旅立ちの詩~ (1C)

〜DRAGON 2021 (1.5C)

〜ハローダーウィン! ~好奇心オンデマンド~ (1.5C)

〜限界バトル/JAM Project

-MC-

 

仕切り直して福山さんのタイトルコールから始まった「JAM Project 25周年記念 DAMヒットメドレー」。

まずは2006年のアニメ「スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ」二代目オープニング「RISING FORCE」。

奥井さんを中心に疾走感あふれるシャープな歌声とステージが披露された後はがらりと雰囲気が変わり、

ゲーム「第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇」より、攻撃的な緊迫感のあるオープニング「鋼のレジスタンス」。

観客のコーラスや「スーパーロボット」の合いの手からの「ザンザンザザンザンザ……ゼェッ」では抜群の一体感でした。

さらにがらりと雰囲気が変わり映画「牙狼<GARO~蒼哭ノ魔竜~」よりエンディング「風 ~旅立ちの詩~」。

壮大な世界観のロックバラードはJAM Projectの皆さんの情感のこもった歌いぶりをしっかりと堪能する事ができました。

続いてはOVA「新ゲッターロボ」よりオープニングを2021年に再アレンジ、再レコーディングし、

アニメ「ゲッターロボ アーク」の二代目エンディングになった「DRAGON 2021」をしなやかに披露された後は、

久しぶりの披露となったアニメ「ケロロ軍曹」より、憧憬をはらんだ九代目オープニング「ハローダーウィン! ~好奇心オンデマンド~」。

観客の多くが持つ複数色に変えられるペンライトの色をケロロ軍曹の体の色である緑色にして「ケケロケロケロ」と歌う中、

JAM Projectの皆さんはその光景を嬉しそうな表情で眺めながら終始楽しそうに歌われていました。

福山さんのタイトルコールからアニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」より初代エンディング。

パワフルかつ痛快さあふれる盛り上がりで「JAM Project 25周年記念 DAMヒットメドレー」を締め括られていました。

 

・影山さんと奥井さんメインにお話。

・遠藤さん、きただにさん、福山さんがはお二人がお話されている様子を水分補給などをされながら後方から見守られていました。

・影山さん「次は『スーパーロボット大戦』の曲に行きたいんですけど、主なやつは、んまぁ後でやります。

     でもオレ達が初めて全員揃って一緒に歌ったのが『スーパーロボット大戦』の曲(鋼の救世主)でした。

     25年間一緒に歩いてきたと言っても過言ではなく、寺田貴信プロデューサー、スタッフの皆さんには感謝しかありません!」

 観客拍手。

 影山さん「今日は寺田さんも見にきてくれてるんですよ」

 どよめく観客。

 きただにさん「探すな、探すなー」

 観客笑。

 影山さん「次は最新作『スーパーロボット大戦Y』の曲をやります」

 影山さんはじめ、バンドの皆さんも一緒に体で「Y」の字を作られ、さらにそこからこっそり「YMCA」の字を作られる方々も。

 

12:never say never/JAM Project

13:反撃 Fight Back!/JAM Project

-MC-

 

ステージ上にドライアイスの白煙が漂う中、この年に発売されたゲーム「スーパーロボット大戦Y」よりエンディングとオープニング。

壮大な世界観のロックバラードの「never say never」ではJAM Projectの皆さんの伸びやかな歌声とハーモニーを堪能。

「反撃 Fight Back」では中東風の曲調が不思議な緊張感を誘い、それまでのJAMではあまり無かった「スガガガガガガガガガン」「チェンジ」の

 箇所がインパクト抜群。件のサビでは遠藤さん、福山さん、奥井さんが好戦的に歌われる中、

 影山さん、きただにさんの「ナナナ」はアクセントになっておりました。

 

・ここが最後のトークということで、遠藤さんから順番に25周年を迎えてお一人づつ順番に思いをお話されました。

・遠藤さん「旗揚げから25周年。振り返るのは好きじゃないですけど、日本武道館やワールドツアーなど

     一人じゃできない夢を叶えてもらいました。

     この25年、四半世紀は短いものでもないですから、オレは自分の中では集大成、一区切りという気持ちで参加しています。

     ツアーが終わってこの先がどうなるかは何も見えてないけど、素晴らしい景色を今見せてもらってます。

     出会ってくれてありがとう」

・きただにさん「2002年に二期生として参加して僕の人生が大きく変わりました。沢山曲を作って、沢山レコーディングました。

       自分の歌で世界を変えてやるーって柄じゃないんですけど、

       僕らの歌が誰かの背中を押すきっかけや元気の素になれればと思っています」

・奥井さん「三期生の奥井です。デビューして10年目の時にJAMに入って、JAMとしての人生の方が長くなりました。

     こんなにやるとは思ってなかったです。女ひとりですので、内助の功でJAMのメンズを引き立てて行きます。

     同じ女性のファンの皆さんもどうかご協力お願いします。もちろん男子も」

・福山さん「昔、JAMで『BEAUTIFUL PEOPLE』っていう曲を作ったんですよ。

     (アルバム『Get over the border』収録) 今日はやらないけど」

 観客笑。

 福山さん「ここから見るみんなの顔を見てるとあの曲が浮かびます。きっと自分達じゃわからないと思うけど。すっごくいい顔してるよ。

     もう今日を乗り切る事が精一杯だから来年の事とかわからないんですけど、

     僕はこの景色を見ながら死んでいきたいなって思いました」

・影山さん「デビューして49年目になるんすけど半分以上をJAMに捧げているんすよね。

      LAZY解散してソロになった1980年代初頭っていうのは

     シティポップとジャパンメタルが全盛期。自分が入れる場所って全然無かったんですよ。

      でも歌好きで年間150本くらいライブやってたんす。

     そんな時にコロムビアの木村(博)ディレクターから『電撃戦隊チェンジマン』の主題歌を歌わないかって声がかけてもらって

     久しぶりに世の中に"影山ヒロノブ"が必要とされたんです。めっちゃ嬉しかったです。だから一生懸命やりました。

     そしたらシティポップやジャパメタに合わない自分の声がアニメ、特撮の世界では大手を振ってウェルカムしてくれたんです。

     『オレが生きる世界はここだ』と思ったのが1985年でした。

     やっぱり聞いてくれる人がいるから自分達が存在できるんだと思ってます。

     世の中に必要としてくれる人がいてくれるなら、アニキがそうであったように、オレ達もこれから何があっても頑張り続けます!」

・水木さんは闘病中に歩行困難になり杖や車椅子姿になっても、全国でライブを行われ、

  ほとんど歌うことができなくなっても、笑顔を絶やさずステージに立ち続けられていました。

 

14:TRUE DIRECTION/JAM Project

15:Rocks -STRONG ver.-/JAM Project

16:Get No Satisfied!/JAM Project

17:THE HERO!! ~怒れる拳に火をつけろ~/JAM Project

 

アルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」よりオリジナル曲「TRUE DIRECTION」。

JAM Projectの皆さんからご自身達のファンやアニメ、特撮ファンへ向けての感謝をストレートに表現した本曲をじっくり噛み締めた後は

ラストスパートの前にバンドの皆さんをJAM Projectの皆さんがお一人つづご紹介。バンドの皆さんのソロ演奏もあり、見所満載でした。

バンド紹介の後、ゲーム「スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS」よりオープニング「Rocks」を

15周年記念アルバム「JAM Project 15th Anniversary Strong Best Album MOTTO! MOTTO!!-2015-」収録の再録音盤でご披露。

きただにさんの低音からはじまり、奥井さん、遠藤さんのロングトーンからの「スーパーロボット」の連呼も勢いよく盛り上がり

BABYMETALのみなさんを迎えたアニメ「ワンパンマン」第三シリーズオープニング「Get No Satisfied!」をJAM Projectの皆さんのみで。

当時絶賛放送中の本曲では重々しい曲調の中、合いの手やコーラスなどがふんだんに織り込まれ、観客との好戦的な一体感を楽しんだ後は

遠藤さんの痛快な声の一撃から現在のJAM Projectの皆さんの代表曲の一つであるアニメ「ワンパンマン」より第一シリーズオープニング。

JAM Projectの皆さんは観客の「Power! Get power!」でのマジ合唱の熱気を受けつつ、パワフルでへヴィなステージをご披露されました。

 

-アンコール-

 

・拍手の中、JAM Projectの皆さん、バンドメンバーの皆さんが退場されると

 観客からアンコールを表す「MOTTO MOTTO」コールが起こりました。

・しばらくすると今回のライブグッズに着替えられたJAM Projectの皆さん、バンドメンバーの皆さんがご登場。

 

18:鋼の救世主~2006ver./JAM Project

19:VICTORY -STRONG ver.-/JAM Project

-MC-

 

アンコール一曲目は初代メンバーが初めて全員揃った楽曲であるゲーム「スーパーロボット大戦α外伝」のオープニングを

2006年にDVD「JAM Project 5th Anniversary LIVE KING KONG」ベストアルバム「JAM Project BEST COLLECTION IV Olympia」の

連動企画として両方の初回版を購入し応募者全員にプレゼントされた当時のメンバーでの再録版を基調としたと思われるアレンジで。

緊迫感と哀愁を感じる曲調とどこか幻想的なハーモニーを堪能した後は、ゲーム「スーパーロボット大戦MX」オープニング「VICTORY」を

同じく15周年記念アルバム「JAM Project 15th Anniversary Strong Best Album MOTTO! MOTTO!!-2015-」収録の再録音盤で。

JAM Projectの皆さんのライブでは欠かせない楽曲であるだけに、最初から最後まで大盛り上がり。

前奏や歌詞の「エンブレム」などの随所でステージ上も客席もVサインを掲げる光景は壮観でした。

 

・ここで影山さんが日本全国から集まった観客へ日本語で

 「ARIGATO TOMODACHI PROJECT」で来日した観客へは英語で感謝を述べられていました。

・影山さん「まだまだいけるんかぁああああぁい!?」

 観客「おぉぉおぉおおおおおおおおおおぉおおおおお!!」

 影山さん「お前らのパワーは底なしかぁあああああ!?」

 観客「おぉぉおぉおおおおおおおおおおぉおおおおおぉおお!!」

 影山さん「なんかちょっときただにくんの芸風みたいになってましたね」

 きただにさん「なぜか途中でキレるやつですね」

 観客笑。

 2007年頃よりライブで「SKILL」を披露される際には観客を扇動する盛り上げ役をきただにさんがご担当。

 普段は温和なきただにさんがこの時だけ好戦的な鬼気迫る表情で観客へ怒鳴り散らかし、

 叫びながらタオルをステージに叩きつけるパフォーマンスを交えてコール&レスポンスを扇動。

 そのユーモアあふれるキャラクターから「盛りあげ部長」「部長」「SKILL部長」などと呼ばれるようになり、

 全国ツアーが行われる際には土地土地の名物名所を交えたコール&レスポンスを行われ、ライブの名物になりました。

 影山さん「お前らぁ、オレ達と一緒に廃人になって帰えるぞぉおお!?」

 観客「おぉぉおぉおおおおおおおおおおおおおおおぉおおおおおぉおお!!」

 影山さん「なぁあああっったったったあああ!?」

 観客「おぉぉおぉおおおおおおおおおおおおおおおぉおおおおおぉおお!!」

 影山さんが言葉が分からなくなる程叫ばれている横でタオルをステージに叩きつけるきただにさんと奥井さん。

 

20:SKILL-2015-/JAM Project

-MC-

 

影山さんが「最後にオレ達にとっての国家を歌うぞおおおおお!」と言われてはじまったのは

ゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」よりJAM Projectの代表曲であるオープニングの再アレンジ再録音版。

現在のJAM Projectの皆さんの人気を決定づけた楽曲だけに、ステージ上も観客も非常に熱気を感じる空間が生まれており、

間奏では西村さんがショルダーキーボードを携えてステージ中央に登場されてソロを演奏されるという前日にはない場面も。

ラストは曲が終わりバンドの皆さんが激しく音をかき鳴らす中、遠藤さんが圧巻のロングトーンをご披露された後、

福山さんが「みんなありがとぉおおおおおおお」というひと声からのジャンプで締めくくられました。

 

閉演BGM:FINAL COUNTDOWN (サビから)〜TRUE DIRECTION

 

観客の拍手の中、アルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」に収録されている

「FINAL COUNTDOWN」「TRUE DIRECTION」が流れる中、バンドメンバーの皆さんもステージ前方に合流。

 

影山さん「アニソン最高! 音楽最高!! JAM Project最高!!!」

 

客席の照明が明るくなり、JAM Projectの皆さんとハイタッチや肩を組まれお互いを称え合った後、

影山さんがバンドの皆さんや各所のスタッフさん達、観客に感謝を述べられ、一列に並ばれると

開催地が神奈川県という事で神奈川県在住のきただにさんのマイクを通さない地声での

「25周年の感謝をこめて、ありがとう」と言う音頭で出演者全員と観客が一緒になって万歳三唱が行われました。

バンドの皆さんが退場され、JAM Projectの皆さんはステージ向かって左端から右端へ移動して観客を別れを惜しまれていました。

 

影山さん「また会えるまでみんなもハッピーでいてください! みんながハッピーでいる事が、オレ達のPOWERになります!!」

 

名残惜しさをはらみながらJAM Projectの皆さんが拍手の中退場されると、ファン有志による三本締めが行われ、

それに合わせてステージ上の照明も点滅。終演のアナウンスが流れ終わると観客から拍手が起こり、

「JAM Project 25th Anniversary Live FINAL COUNTDOWN」神奈川公演 2日目及びツアー千秋楽は終演となりました。

 

 

JAM Projectの皆さんの結成25周年を記念した今回のライブ。

「FINAL COUNTDOWN (決勝戦)」と題し、ヒカルドさんや松本さん、えいぞうさんなどのゲストも交えず、

華美なセットや演出も無く、現状のチームで出来ることを模索したストロングなスタイルで挑まれていました。

印象的だったのはオープニングでの圧巻の6曲連続披露。どの曲もライブ後半で歌われる様なハードな曲だった事もあり、

結成から25年目たった今でもパワフルなステージが出来るという事をステージで示された様に感じました。

また、ライブの定番になっていた、観客と共にグッズのタオルを振り回す、いわゆるタオル曲が無かった事も

”細工無しで歌をご披露することに特化したライブ“に挑まれているように思いました。

全体的にはきただにさんが加入された第二期以降の人気が高い曲やライブでは欠かせない曲を中心に展開。

メドレーも交えた事で長らくライブで披露されなかった楽曲も聞く事ができたのは嬉しく、

またこの年に発売されたアルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」に収録されている

25周年記念楽曲「FINAL COUNTDOWN」「TRUE DIRECTION」以外はオリジナル楽曲が披露されなかった事や、

特撮「牙狼」シリーズやゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズなど随所に関わられた作品への感謝を語られていた事もあり、

ご自身達が作品の為だけに作られた歌を作り、歌っていく事を目的としたユニットである矜持を示したように思いました。

 

我々は2000年当時、影山さんのWEB日記「影ちゃんの秘密日記」で多く綴られていた「秘密のプロジェクトのレコーディング」を経て

結成当日の日記で正式にJAM Projectという存在を知った様な記憶がございます。

1980年代から1990年代にかけての子供向け作品を中心に作品の為に作られた優れたアニメソングがある中で育ち、

多感な時期にタイアップアニソンが全盛となった身には、作品の為だけに作られた歌を作り、歌うという志と姿勢に強く惹かれました。

以来、現在に至るまでJAMの皆さんの活動を追いかけており、これまで開催されたライブには必ず一公演は足を運び続けています。

 

折からのアニメソングムーヴメントと初代メンバーの方々が持つ感情表現豊かな圧倒的な個の強さと存在感を放つ楽曲を追い風にし、

第二期以降のメンバーの方々によるハーモニーや転調を駆使した技巧派のチームワークを軸として作られた楽曲は、

インターネットや動画サイトの普及の波に乗り若年層を中心に支持を集め、一躍アニメソング界を牽引する存在になり、

大きい会場や世界中でライブを行なわれているお姿には尊敬の念に堪えないものでした。

 

ただ、今でこそJAM Projectの皆さんはご自身達をその作品を作る歯車の一部であると話され、作品に言及する機会があるものの、

一時期はライブや各種媒体ではアニメソングへの思いよりも、いちアーティストとしての思いを語るに終始され、

作品への言及が減り、ご自身達が携われた作品のタイトルが言えなかったり、オープニングかエンディングかも分からないという発言、

オリジナルアルバムやベストアルバムにおけるオリジナル楽曲制作の比重が増えていった時には複雑な心境でした。

 

2025年現在、結成当時と比べるとアニメや特撮自体の作品の傾向も変わると共にアニメソングを巡る環境も大きく変わっています。

かつてタイアップアニソンを多く発表されていたのと同じくらいの立場にある有名な歌手やバンド、新進気鋭の歌手やバンドが

戦略的ないし自主的に作品の為に優れた楽曲を書き下ろす事例が増え、その作品への親和性や楽曲の独自性の高さや評価されて

非常に大きなプロジェクトとして有力な所属レーベルのアニメソングへの注力も相まって作品全体の世界的人気や質を盛り上げています。

むしろアニメソングを主力にしているレーベルに所属している歌手や声優さんが主題歌として発表される楽曲の方に

作品との親和性があまり高くないアニメソングが目立つものの、それでも中には作品の為に作られるという伝統を受け継いた楽曲や

これまでにない個性的な楽曲も生まれた事で、アニメソングの世界はより一層多彩なものになっています。

これはJAM Projectの皆さんの様に作品の為だけに作られた歌を作り歌うという志を多くの方々が持つ様になったとも捉えられ

とても喜ばしい事ではありますが、それだけにJAM Projectの皆さんの活躍の場は少なくなってきている現状にはさびしさを感じます。

 

単純に25年のキャリアを重ねベテランになられた事や、JAM project結成当初とのアニメや特撮自体の作品傾向の大きな変化、

現在メンバーの皆さんそれぞれのソロ活動が活発である事を踏まえても、"JAM Project"としての新しい作品への参加や楽曲の発表が減り、

ファンクラブの各種配信過疎化、神奈川公演の集客に苦戦されていた現状と、それをファンに伝え協力を促したお姿は歯痒くもあります。

それでも「FINAL COUNTDOWN (決勝戦)」を決意表明に、未来へ進み挑まれるJAM Projectの皆さんの姿勢には非常に感服いたします。

 

5年後、結成30周年となる2030年にはJAM Projectの皆さんはヒカルドさん以外のメンバー全員が還暦を越え、影山さんは70代が目前。

2030年までにはアニメソングを巡る環境もおそらく現在とは違うものになっているとは思いますが、

JAM Projectの皆さんのアニメソング界での立場は現在より確固たる立ち位置の名実ともに大御所になられていると思われます。

ただ大御所になられたとしても、水木さんをはじめ諸先輩方がそうであるように活動を続けられている限りは現役。

諸先輩方の背中を見続けてこられたJAM Projectの皆さんが、いざご自身達が今以上に大御所と呼ばれる存在になられた時、

どのような指標と思いを持って活動をされていくのか、これからも注目していきたいです。

 

JAM Projectの皆さん、結成25周年おめでとうございます。

 

 

補足

 

・今回のチケットは特典としてプレミアムグッズが付くプレミアムチケットと一般チケットの二種類が販売。

 特典のプレミアムグッズは「25th Anniversary Medal × Premium バンダナ 2025」と題し、25周年記念ロゴ型の勲章とバンダナ。

 各公演ごとに勲章はリボン、バンダナは色と開催日の表記が設定されており、四公演それぞれに異なった物でした。

 

・「FINAL COUNTDOWN」というコンセプトを掲げた25周年企画の活動やキャンペーンとしては、

 デジタルハイレゾアルバム「JAM Project High-Resolution BEST High-Power l」から「V」の配信リリース、

 長年楽曲を制作しているゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズや特撮「牙狼」シリーズ、アニメ「ワンパンマン」の主題歌発表、

 結成日当日にライブ「MOTTO! MOTTO!! + presents JAM PARTY 2025 ~We Can Fly!~」の開催、

 ベストアルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」の発表と、

それに伴い 日本最大級のアニメグッズ専門店であるアニメイト各店舗にての各種キャンペーン、

 動画投稿サイト「ニコニコ動画」の動画投稿祭「歌ってみたCollection」通称「歌コレ 2025秋」における特別賞「JAM Project賞」の設置、

 ラジオを主体とした日本全国のメディアへの出演、前述のカラオケDAMでの投票企画などが行われました。

 

・物販ブースの隣にはこれまでJAM Projrctの皆さんが発表されたシングル、アルバム、節目に発売されたコンプリートボックス、

 JAM Projrctの皆さんの等身大タペストリー、特撮「牙狼」シリーズの牙狼の歴代頭部等が展示された

 「JAM Project 25周年記念ディスコグラフィー展」が併設されていました。

 

・物販ブースやディスコグラフィティー展と同じ会場には堀江美都子さん、串田アキラさんらアニメソング界の先輩の皆さんから、

 大槻マキさん、milktubの皆さん、angelaのお二人、美郷あきさん、スフィアの皆さん、オーイシマサヨシさんなどの後輩の皆さん、

 長年の「マジンガーZ」や「ゲッターロボ」シリーズを手がけるダイナミック企画、特撮「牙狼」シリーズを手がける東北新社、

 アニメ「ワンパンマン」の制作委員会、バンダイナムコミュージックライブ、 共に楽曲制作を行ってきた梶浦由記さん、寺田志保さん

 結成当初に業務提携を行いアルバム、シングルを発表したビクターなど関係各所から贈られた祝花が飾られておりました。

 

・更に前日会場外には国内外のファンから贈られた祝花も屋内に飾られていました。

 

・「ARIGATO TOMODACHI PROJECT」のプランではライブへのプレミアムグッズ付きチケットでの他、

 会場周辺ホテルへの宿泊、ツアー参加者限定グッズ(ラミネートパス、缶バッジ)、

 終演後に行われるJAM Projectチェキ撮影会とサイン会が行われるミート&グリートに加えて

 アニメイト3店舗(秋葉原ラジオ会館店、秋葉原フィギュアタワー店、池袋ミニフェアグッズ売場)で使える割引クーポン、

 アニメイト全店舗でつかえる500円分のギフト券が特典として設けられていました。

 

・関係者席にはヒカルド・クルーズさんをはじめJAM Proiectの皆さんに縁深い方々多くご来場されていた様子。

 

・影山さん「昨日楽しすぎて、今日起きたら全然声出ぇへん」

 観客笑

 影山さん「でも歌ってたら、なんか知らんけどいい感じです。今日は最高な気がするぅ!!」

 

・遠藤さん「メドレーになる曲として選んだのは代表曲以外、まぁぜぇんぶが代表曲なんですけど、

     いつもライブでやってるようなぁ『SKILL』とか『かわいいだけじゃだめですか?』とかぁ」

 観客笑。

 福山さん「なんだそれ」

※「かわいいだけじゃだめですか?」はアイドルグループCUTIE STREETの皆さんのSNSから火がついた代表曲。

 

・影山さん「昨日、ひろしくんあんまり喋んなかったけど、今日はよう喋ってるね」

 きただにさん「そうっすか?」

 奥井さん「頑張ってんじゃない? 撮ってるから」

 影山さん「それよりも遠藤くんの芸風が神の領域になってきましたね。もう大泉洋(ひろし)を越えたような」

 きただにさん「おおいずみひろし?」

 福山さん「間違えてんじゃねえ?」

 観客笑。

 影山さん「……変えといた」

 

・今回唯一の演出装置としてスモークマシーンによる複数本の煙の柱があがっている中、

 「煙を邪魔そうに手ではらう」というパフォーマンスをされていたきただにさん。

 

・福山さん「普通25年やってると懐かしの歌で始まって懐かしの歌で終わるようなライブになると思ってたんですけど

     いまだに新曲やってるし、しかもみんな覚えて一緒に歌ってくれる。こんなに幸せなことはないですよ」

 

・全四公演ともアンコールの一曲目が異なり、大阪公演1日目は「CRUSH GEAR FIGHT!!」、2日目は「SOULTAKER」と

 東京公演一日目は「嘆きのロザリオ」と初代メンバーの皆さんと歌われた楽曲がピックアップされていた様子。

 

・「鋼の救世主」の間奏終わりのサビ部分冒頭はきただにさんのソロパートだったのですが、

 ステージ方一段上のドラムの前に立たれていたせいか、スポットライトがきただにさんの姿を捉えられず

 結果的にスポットライトが当たらずなかなかの暗さの中でソロパートを披露されていました。

 

・演奏陣の皆さんはお衣装にプレミアムグッズのバンダナや勲章を付けられていました。

 

・「VICTORY」の間奏ではLedaさんがステージ中央に登場されソロパートをご披露。

 ソロが終わりサビを歌いにステージ中央に集合されたJAM Projectの皆さんに囲まれてしまうという場面も。

 

・影山さん「多分明日から三日間位、廃人になってると思います」

 観客笑。

 影山さん「廃人になっても口元だけうっすら笑ってると思います」

 

・影山さん「今日も最高でした。何よりお前らが最高だぁあああああああ」

 観客「おぉぉおぉおおおおおおおおおおおおおおおぉおおおおおぉおお!!」

 影山さん「♪あんたが大将っ」

 観客「おぉぉおぉおおおおおおおおおお」

 突然、海援隊の皆さんの「あんたが大将」を歌い出し曲中のコール&レスポンスを促すも観客に届かない影山さん。

 影山さん「♪あんたが大ぃぃ将ぉ〜ぉーぅ」

 きただにさん「古いっ。流石に古い」

 奥井さん「みんな知らんのんちゃう?」

 観客笑。

 

・ギターの奈良さんは会場がある関内周辺が地元だとか。

 

・最後に観客との別れを惜しむ際に、客席に向かって投げキッスをする福山さん。

 その様子を影山さんが「べサメムーチョしてる」と表現され、さらに「やるなら万遍なく」と言われた福山さん。

 その後事あるごとに客席に向かってべサメムーチョしていました。

 

・そしてその後ろで遠藤さんもこっそりべサメムーチョしていました。

 

・影山さん「アニキじゃないですけど、自分が生を受けて神様の元に行く直前まで歌っていきたいなと改めて思いました」

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