2025.12.5
「スーパー戦隊魂 XIX 2025"大阪"」追加
スーパー戦隊魂 XIX 2025 "東京DAY2"
25.11.2 Zepp Diver City(TOKYO)
出演/ささきいさお 堀江美都子 鈴木けんじ New Jack 拓郎 速水けんたろう
高山成孝 石原慎一 高取ヒデアキ 鎌田章吾 大西洋平 (主題歌発表順)
司会/ショッカーO野
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) スペースカインズ(貴日ワタリ 常見弘士 戸巻大蔵)
演奏/Super Rescue BAND(G.鍋嶋圭一 Ba&Key.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし)
Z旗horns(Tr.阿久澤一哉 Tr.Kenito Tb.島田直道 Sax&Fl.福島健一)
スーパー戦隊シリーズ。
1975年の特撮「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まった本シリーズは、様々な個性を持つ色鮮やかな戦士達が
地球の平和を守る為に力を合わせて巨大な敵に立ち向かう姿を描いた群像劇であり、
シリーズが続く中で巨大ロボットや追加戦士などの新しい要素が加わりながら時代を反映した作品作りがされており、
現在では日本の特撮ヒーロー作品を代表するシリーズとしてウルトラマンや仮面ライダー等と共に
国内はもちろん、海外でも幅広い年代の人々に愛され続けています。
そんなスーパー戦隊シリーズは2025年で誕生から50周年を迎えました。おめでとうございます。
そんな50年続くスーパー戦隊シリーズの歴史を彩ってきた楽曲を楽しむ事が出来るのが
株式会社バースデーソングさんが制作するライブシリーズ「スーパー戦隊"魂"(スピリッツ)」、通称"SSS"です。
ロボット作品に特化した「スーパーロボット魂」、特撮ヒーローに特化した「スーパーヒーロー魂」、
女性歌手のみで構成される「アニソン女子部」オールジャンルの「スーパーアニソン魂」といった「魂ライブ」の派生として
2004年に旗揚げされた本ライブは、座長であるささきいさおさんと堀江美都子さんを筆頭に、
これまでスーパー戦隊シリーズの楽曲を歌唱された数多くの歌手の方々が一堂に介し、
オープニングとエンディングはもちろん、ロボットやアクションのテーマなどの挿入歌も多く歌われ、
一公演で曲数30曲以上、時間にして三時間を越えるという大ボリュームで味わう事が出来ます。
初期の頃は隔年での開催でしたが、近年は毎年開催されており、更に東京公演は二日間、大阪公演は一日開催。
東京公演二日間の出演者や内容は年毎に異なり、年代別に「21世紀編」、「20世紀編」と分かれる時もあれば、
年代別をベースにしつつ、特段区分されずに出演陣も内容も混交で開催される時もあります。
2025年は年代別などの区分は特段されず、混交形式での開催となりました。
本項は東京公演2日目「“東京DAY2”」のレポートです。
「"東京DAY2"」は座長であるささきいさおさんと堀江美都子さんを中心に
鈴木けんじさん、New Jack 拓郎さん、速水けんたろうさん、高山成考さん、石原慎一さんら1990年代のシリーズを彩った方々、
「忍風戦隊ハリケンジャー」以来、シリーズの音楽に20年以上途切れずに関わり続けている高取ヒデアキさん、
様々な試みがなされた2010年代の楽曲からシリーズに関わられている鎌田章吾さん、大西洋平さんがご出演。
そして当初は「"東京DAY2"」にはバンドMAKE-UPのボーカルとしてアニメ「聖闘士星矢」の初代主題歌を歌われたり
スーパー戦隊シリーズでは特撮「轟轟戦隊ボウケンジャー」、特撮「天装戦隊ゴジュウジャー」の主題歌をはじめ
多くの楽曲を歌われたほか、クリエイターとして楽曲制作にも関わられていたNoBさん(山田信夫さん)もご出演の予定でしたが、
ライブ開催発表から数日後の八月九日に長年闘病されていた腎臓がんの為にご逝去。ご出演が叶わなくなりました。
またライブの模様は動画配信プラットフォーム「CN Live Streaming」を使用してストリーミング配信され、
ライブ終了後の11月6日から11月12日までの期間限定でアーカイブ配信も行われました。
会場は東京お台場にある複合商業施設ダイバーシティ東京プラザの地下にあるZepp Diver City。
ステージ壁面は全体に黒光りする幕が張られており、
中央にはカラフルなオーロラをバックに「SSS 2025 SUPER SENTAI SPIRITS XIX TOKYO×OSAKA」」の文字が書かれた旗が掲げられ、
旗の両脇には不等号型の照明オブジェが両脇に2基つずつ、計4基設置されておりました。
ステージのすぐ前には撮影用のカメラが使用するレーンが床に設置されており、
カメラが移動するため、観客は最前列でもステージとは距離が保たれていました。
開演までの間には上演上の諸注意がアナウンスされていました。
開演5分前になると間もなく開演である旨もアナウンスされていました。
-MC-
そろそろ開演時間という頃合いになると客席の照明がゆっくりと暗くなっていきました、
「本日はZepp Diver Cityにご来場いただきまして誠にありがとうございます。
よいこのお友達、大変永らくお待たせしました。『スーパー戦隊魂』はじまります!」
というアナウンスがあり、拍手の中、声の主である司会のショッカーO野さんが駆け足でご登場。
・ショッカーさん「ハイッどーもォオオオ! っぱッ! こんなんでましたけどよろしくおねがいしまーす」
観客拍手。
ショッカーさん「ごーめんねー随分待たせちゃったみたいだけどー。おにいさんはね…おにいさんだよ」
観客笑。
ショッカーさん「おにいさんはね、おおのひろしっていいます。気安くヒロちゃんって呼んでください」
観客「ヒーローちゃぁああーん」
ショッカーさん「…………気安いんだよ」
観客笑。
現東京ドームシティGロッソ、旧後楽園ゆうえんちの野外劇場およびスカイシアターにおける
ヒーローショーの名物司会者"ヒロちゃん"こと、故・なりた洋さんを彷彿とさせる
はつらつとしたハイトーンで流れるように進行されていきました。
ショッカーさん「よいこのお友達、こんばんわぁああああ」
観客「こんばんわぁああああああ」
ショッカーさん「元ー気ですかぁああああ?」
観客「ぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお」
ショッカーさん「魂はっ燃えているかぁああああ?」
観客「おおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお」
ショッカーさん「今日もとことん盛り上がろうぜぇえええ」
観客「おおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお」
ショッカーさん「スーゥパーァ戦隊ぃィイイイ!!?」
観客「スピリィイイイイイイイイィイイイイイイイイツ!!」
ショッカーさん「ようこそいらっしゃいましたっ!」
・観客との掛け合いの途中で従来のショッカーさんの口調に戻られ、その後はそのままお話。
ショッカーさんがお話されている間、バンドの皆さんがそれぞれの位置へスタンバイされていました。
・ショッカーさん「昭和50年4月5日にスーパー戦隊が産声をあげてから今年で50周年となります!!」
観客拍手。
ショッカーさん「長く続いていますと皆さんも悲しい事、つらい事、泣きたい事があったと思います。
でもそんな時にいつも寄り添ってくれたのがスーパー戦隊ソングです」
観客拍手。
ショッカーさん「今日はそんな心の支えになったスーパー戦隊ソングにとことん酔いしれてください」
観客拍手。
ショッカーさん「それでは皆さん心の準備はいいですかぁあああ!!?」
観客「ぉぉぉおぉおおおぉぉおおおおおおお」
ショッカーさん「準備はいいかああああぁぁあああああぁああぁああああああ!!?」
観客「ぉぉぉおぉおおおぉぉおおおおおおおおおおおおおおお」
ショッカーさん「スーゥパーァ戦・隊ぃィイイイ!!?」
観客「スピリィイイイイイイイイィイイイイイイイイツ!!」
ショッカーさん「はぁじまりますっ!!!」
00:特攻大作戦 ᐸII M-6>/SE
01:進め! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子
-MC-
オーバーチュアとして「秘密戦隊ゴレンジャー」より「特攻大作戦 ᐸII M-6>」が流れた後、
爆音とエンジン音の後、前奏と共にいさおさんと堀江さんが登場され「秘密戦隊ゴレンジャー」よりオープニング。
歌詞の色に合わせて照明が変わ中る、お二人の盤石の歌声の掛け合いで歌われ勇ましいライブスタートとなりました。
・ショッカーさんが合流され、改めていさおさんと堀江さんをご紹介。
・いさおさんはこの年の1月に間質性肺炎急性増悪を発症されて緊急入院。
集中治療室に入るほどの重篤状態から奇跡的に回復され、この年の7月にはご自身の記念公演を開催し無事成功されました。
いさおさん「一時はどうなるかと思いましたけど、やっと秋までこぎつけられました。
この分だと来年もなんとか歌い続けられるのではないかと思っています」
観客拍手。
・当日はアメリカ合衆国のメジャーリーグにおける優勝決定戦「ワールドシリーズ」が開催。
日本人選手として当時ピッチャーとバッターの二刀流で数々の記録を打ち立て大活躍されていた大谷翔平選手や
佐々木朗希選手、山本由伸選手を有するロサンゼルス・ドジャースがトロント・ブルージェイズを下し、見事優勝しました。
・いさおさん「今日は何が機嫌がいいって、ドジャースが優勝しからね」
堀江さん「楽屋中盛り上がってまーす!」
ショッカーさん「この前のリハーサルも、例の延長18回、6時間っていうものすごい時だったんですよ」
いさおさん「リハーサル終わってもまだやってる。しょうがないから家に帰ったらまだやってたんだよ」
観客笑。
・いさおさん「ウチで新しく犬を飼ったんだよ。大谷翔平選手から名前を取ってしょうへいくんっていうんだけど」
観客笑。
いさおさん「今日の試合もどうなるか心配だったんだけど、しょうへいくんが『ガンバルヨ』って顔してるからさ。
大丈夫だなと思って、会場に向かったんだよ。ンフフフフ」
堀江さん「みんなは、きっといさおさんは試合が終わるまでリハーサルにも来ないよって言ってたんですよ」
ショッカーさん「だから『負けたらどうする?』って言ってたんですよ」
観客笑。
いさおさん「でも無事に優勝したからね。ブルージェイズのファンがいたらゴメンね。今日だけは調子に乗らせてね」
・堀江さんが拍手の中、退場され、いさおさんとショッカーさんお二人に。
・いさおさん「この前、新しい総理大臣になってアメリカの大統領が日本に来たじゃない?
このライブの数日前に高市早苗さんが第104代内閣総理大臣に選出され、
アメリカのドナルド・トランプ大統領が来日し、日米首脳会談が行われました。
いさおさん「だからやっぱりトランプの歌を歌っておかなくちゃね。ンフフフ」
02:ジャッカー電撃隊/ささきいさお
03:ハリケンジャー参上!/高取ヒデアキ Z旗horns
続いてはいさおさんが歌われたのは少し暗めの照明の中、トランプモチーフの「ジャッカー電撃隊」よりオープニング。
ガンタさんの躍動感あるドラムといさおさんの哀愁漂う渋みの効いた歌いぶりをじっくり堪能した後は
がらりと雰囲気が変わり、高取さんがハリケンレッド/椎名鷹介が平素着用していたジャケット姿で
颯爽と登場され「忍風戦隊ハリケンジャー」よりオープニング。
高取さんが率いるバンドZ旗のホーン隊の皆さんは本ライブや魂ライブシリーズでは欠かせない演奏陣となっており、
今回は前奏で高取さんに呼ばれ、後方ブースからステージ前方にご登場。近距離でブラスの音色を味わえました。
Z旗hornsを従え、高取さんは晴れやかな歌いぶりをご披露されていました。
・高取さん「今日はスーパー戦隊魂っ、盛り上がってるかぁあああああぁあああい!?」
観客「いぇぇぇぇえぇぇええええぇえええええええ」
高取さん「楽しんでるかぁあああああぁあああい!?」
観客「いぇぇぇぇえぇぇええええぇえええええええ」
高取さん「いい感じいい感じ。盛り上がる準備は出来てるかあぁあああい!?」
観客「いぇええええぇぇぇぇえぇぇええええぇえええええええ」
高取さん「あ!! ……ところでぇ、どおおおぉっからきたんだあああああぁぁああああああああい!?」
観客「家ぇええええぇぇぇぇえぇぇええええぇえええええええ」
高取さん「配信を見ているみんなは、どこで見てるんだあああああぁぁああああああああい!?」
観客「家ぇええええぇぇぇぇえぇぇええええぇえええええええ」
高取さん「家だよねっ。今日も楽しんでいこーぜー! ♪Let's Go Dodgers~」
観客拍手。
04:魔進戦隊キラメイジャー/大西洋平
-MC-
05:地球戦隊ファイブマン/鈴木けんじ
-MC-
高取さんが退場されると大西さんが登場され「魔進戦隊キラメイジャー」よりオープニング。
大西さんはなめらかな身のこなしと高揚感あふれる瑞々しい歌いぶりで明るく歌われました。
ショッカーさんが登場され、「年に一度の法事のお時間です。今日も明るく楽しい法事とまいりましょう」と観客の期待を煽ると、
白系で統一されたお衣装とハット姿ので鈴木さんが登場され「地球戦隊ファイブマン」よりオープニング。
鈴木さんは2019年のライブ「スーパー戦隊"魂"XIII 2019 東京 一日目」において
「遠くの親戚よりも観客の方が年に一回会うから自分にとってこのライブは法事」と位置づけられており、
今回も持ち前の柔らかくしなやかな歌いぶりで観客を盛り上げて法事を楽しまれているご様子でした。
・鈴木さんお一人でお話。毎回、飄々とした語り口で日常にあった出来事をお話されるのが恒例になっています。
・鈴木さん「あ、ちょっと話きいてくれるぅ~?」
観客笑。
鈴木さん「僕、昔、高円寺に住んでたんですよ。ロックな街、高円寺ね。
で中野ブロードウェイにね、キクマツヤっていう洋服屋さんがあったんですよ。
めっちゃ安くてね。シャツとか4、500円、スーツとか1500円で売ってたんですよ。知ってる人いる?」
手を挙げる観客がちらほら。
鈴木さん「結構いますね。僕、よく利用していたんですよ。まぁ縫製はちょっと緩いんですけど、いい生地を使ってたしね。
ある時、ポストにハガキ大のチラシが入っていて『シャツ400円~、スーツ1200円~』って書いてあったの。
おぉ、ついに高円寺にもキクマツヤみたいなお店が出来たんだと思って、書いてあった地図を頼りに行ってみたの。
でも地図に書いてある場所にいってもそれらしいお店がないわけ。同じ所を何回も行ったり来たりしたの。
で、よーく見ると『シャツ400円~、スーツ1200円~』って書いてあったの。クリーニング屋やったの」
観客大笑。
鈴木さん「チラシはよく見ましょうというお話でした」
06:ファイブマン、愛のテーマ/鈴木けんじ
07:VAMOLA! キョウリュウジャー/鎌田章吾 ナレーション:ショッカーO野
-MC-
08:みんな集まれ! キョウリュウジャー/高取ヒデアキ 鎌田章吾 Z旗horns ショッカーO野
-MC-
「愛を届けるお時間がまいりました」と歌われたのは、同じく「地球戦隊ファイブマン」よりエンディング。
優しく包容力のある歌声を披露される鈴木さんのお姿は楽しいお話とはまた違った魅力でございました。
続いてショッカーさんによるナレーションを受けて鎌田さんが登場され、「獣電戦隊キョウリュウジャー」よりオープニング。
鎌田さんは凛々しく逞しい歌いぶりを披露されながら「みんなキョウリュウジャー愛してますか?」と観客を先導されていました。
続いて鎌田さんに呼び込まれて高取さんが登場され、「ここはみんなでやろうよ。みんなあつまれ!」と
ホーン隊の皆さん、ショッカーさんを呼び込み、同じく「獣電戦隊キョウリュウジャー」よりエンディングを鎌田さんと一緒に。
一番は高取さん、二番は鎌田さん、三番はお二人が中心に歌い踊られる中、ホーン隊の皆さんはステージ前方で奏でて踊り、
ショッカーさんは観客の見本として踊られ、会場全体で踊り踊られ、実ににぎやかな一幕となりました。
・ショッカーさんが退場され、ホーン隊の皆さんがステージ後方のブースに戻られ、高取さんと鎌田さんでお話。
・高取さん「ほんとに個人的な事で申し訳ないんだけどさ、さっきささきいさおさんが仰られていたんだけどさ、
今日のリハーサルやってる時に、ドジャースが優勝したんですよ!!!!」
観客拍手。
高取さんは大谷翔平選手の熱烈なファンを公言されておりライブやネット配信、SNSでも度々話題にされていました。
高取さん「ずっーーと応援してたからさぁ。でも一番大事な所がリハーサルで全然見れなくてさ。
もうどうしようって思ってたんだけど、一生懸命リハーサルやって戻ってきたら、最後の最後だけ見れまして」
鎌田さん「隣の楽屋から叫び声が聞こえてきて、何が起きたのかと思いましたよ」
観客笑。
高取さん「だって速水さんもいらしたし。堀江さんは『あたしが見ると負けちゃうからぁ』って仰ってましたけど」
鎌田さん「でも、堀江さんがテレビに向けてパワーを送ってくれたんですよー」
高取さん「そしたら、アウトになったんですよ!!」
観客拍手。
高取さん「全く戦隊と関係なくて本当に申し訳ないんだけどさ、優勝した日だからさ、オレのお願い聞いてほしいんだよ。
♪Let's Go Dodgers~って言ったら、みんなはチャッ・チャッ・チャチャチャって手拍子をしてほしいんだ」
鎌田さん「発音いいっすねぇ」
高取さん「みんなホントゴメン、でもやってくれるかぁあああい!!?」
観客「ぉおぉおおぉおおおおぉおおおおお」
高取さん「やってくれるかぁあああい!!?」
観客「ぉおぉおおぉおおおおぉおおおおお」
高取さん「♪Let's Go Dodgers~!!」
観客手拍子。
高取さん「♪Let's Go Dodgers~!!」
観客手拍子。
高取さん「みんなも!!」
観客「♪Let's Go Dodgers~!!」
観客手拍子。
高取さん「ぃやったあぁあああああああぁああ!! ありがとぉおおおおおおおぉおお!」
鎌田さん「やっぱりこの規模でやると迫力ありますねー」
高取さん「最高だぁあああ! もうこれはぁ、『みんな・デ・カーニバル』だぁあああああああああ!!」
09:みんな・デ・カーニバル/高取ヒデアキ 鎌田章吾
続いては映画「獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ」よりエンディング。
軽快で明るいサンバの曲調に合わせて高取さん、鎌田さんがそれぞれステップを交えながら楽しそうに歌われていました。
・退場される高取さん、鎌田さんと入れ替わりにショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「もちろん20世紀、21世紀で分けてライブをやるってのもいいんですけど、
今回みたいにシャッフルするのも若手のみんなとレジェンドの方々の歌が一緒に聞けるのは幸せ二倍ですね」
観客拍手。
ショッカーさん「さぁ、続いては堀江美都子さんにご登場いただきたいと思います。
『百獣戦隊ガオレンジャー』より『White light~ガオホワイト 冴のテーマ~』」
10:White light~ガオホワイト 冴のテーマ~/堀江美都子
11:ミッドナイト デカレンジャー10 YEARS AFTER/ささきいさお
-MC-
堀江さんが登場され「百獣戦隊ガオレンジャー」挿入歌の"麗しの白虎"ガオホワイト/大河冴のテーマ。
真っ白な衣装を翻し、凛々しく歌われ、最後にはアドリブを交えて歌われる堀江さんのカッコよさに感嘆。
そしてゴージャスな前奏の中、いさおさんが登場され、Vシネマ「特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER」よりエンディング。
ダンディズムあふれる歌声で観客を魅了されるいさおさん。間奏にはサックスの福島さんがステージ前方でソロを披露されました。
・いさおさんが堀江さんを呼び込まれてお二人でお話。
・いさおさん「僕らにとっては最新の曲だから僕には難しいんだけど、ミッチは若いから簡単だどうね」
堀江さん「そんな、若いってやめてくださいよー。
あたしもね、さっき歌った後疲れちゃったんで、いさおさんの後を追っかけてるんだなぁって思いましたよ」
いさおさん「次の曲は45作品目。『機界戦隊ゼンカイジャー』……聞いたことないな」
堀江さん&観客「ぇええぇぇえええええええええええ」
いさおさん「そんな事ないか。毎日譜面とにらめっこしてるからね。ウソだよ」
観客笑。
12:全界合体! ジュラガオーン/ささきいさお 堀江美都子
-MC-
13:オーレ! オーレンジャー/速水けんたろう
-MC-
「機界戦隊ゼンカイジャー」よりいさおさんと堀江さんによる全界合体ジュラガオーンのテーマ。
お二人ならではの息の合った勇壮な歌いぶりを披露される中、照明が歌詞に合わせて赤と黄に彩られていたのも心憎く。
退場されるいさおさんと堀江さんと入れ替わりにショッカーさんが登場され、次はこの年に30周年の作品とご紹介されると、
イントロと共に「さぁ一緒にダッシュいくぞ!」と速水さんが登場され「超力戦隊オーレンジャー」よりオープニング。
速水さんは俊敏な振り付けと頼もしさあふれる歌声で観客、コーラス、ホーン隊の皆さんと一緒に「オーレ!」。
更に「とびきり熱い 五人の仲間」と「とびきり熱い 戦隊ファンのみんな」と替歌されて更に観客を盛り上げていました。
・速水さんお一人でお話。
・速水さん「スーパー戦隊50周年、オーレンジャー30周年という事で、愛してくれてありがとう。
今まで着てきたキラキラの衣装を全部まとめて重ね着してきました」
観客笑。
速水さん「やっぱり記念すべき年なんで、いつも以上にキラキラしてみようかなと。
いわれるんですよ、配信スタッフの梅田さん(※拓郎さん)に『けんたろうさん、発光してる!!』って」
観客笑。
14:緊急発進!! オーレンジャー/速水けんたろう
-MC-
15:虹色クリスタルスカイ/速水けんたろう
-MC-
続いて速水さんが歌われたのは、同じく「超力戦隊オーレンジャー」よりエンディング。
速水さんは爽やかさを感じながらもどこかせつなさも感じる歌声を披露され、退場されようとした所で立ち止まられ
「帰らないよぉ」とステージに残られ「もう一曲、みんなで一緒に歌いましょう」と歌われたのは、
「超力戦隊オーレンジャー」挿入歌であり最終回「愛の勇者たち」のエンディング「虹色クリスタルスカイ」。
晴れやかでどことなく厳かな印象も受ける曲調を、速水さんは感情豊かなで頼もしい歌声で披露されていました。
・拍手の中、退場される速水さんを見送られながらショッカーさんがご登場。
・登場されたショッカーさんは「轟轟戦隊ボウケンジャー」でボウケンレッド/明石暁が平素着用していたジャケット姿。
・ここでショッカーさんが観客にどこから来たのかアンケート。日本各地はもちろんアジア各国からも。
・この間、ステージ上はスタッフさんによってマイクスタンドや譜面台、アコースティックギターやキーボードが運び込まれていました。
・楽器等の準備が整うと出演者の皆さんがステージにご登場。
・登場されたのは堀江さん、高取さん、大西さん、鎌田さん。皆さん黒を基調とされたお衣装でした。
・大西さんがアコギ、鎌田さんがキーボードの演奏をご担当。
・そしてNoBさんが愛用されていた飾りがついた白いマイクスタンドとお衣装が運び込まれました。
16:轟轟戦隊ボウケンジャー/NoB Memorial Band ナレーション:ショッカーO野
-MC-
17:天装戦隊ゴセイジャー/NoB Memorial Band
-MC-
曲紹介無しに前奏と共にショッカーさんのナレーションから、NoBさんが歌われた「轟轟戦隊ボウケンジャー」よりオープニング。
時折ハーモニーを重ねながら皆さんがそれぞれの歌声で歌いつなぐ中、客席には涙を流す観客も多く見られました。
歌い終わると皆さんがNoBさんとの思い出をお話され、続いてもNoBさんが歌われた「天装戦隊ゴセイジャー」よりオープニング。
堀江さんと高取さんが「天装戦隊ゴセイジャー」でNoBさんが行われていた手の平を頭に添えゆっくり降ろすパフォーマンスや
二番終わりのロングトーンを踏襲して行われ、終始思いを込めつつも優しく歌われていたのが印象的でした。
・退場される堀江さん、高取さん、大西さん、鎌田さんを見送られながらショッカーさんがご登場。
・この時にショッカーさんが今回のユニットを「NMB(NoB Memorial Band)」とご紹介されていました。
・スタッフさんがNoBさんのお衣装やマイクスタンド、譜面台、アコギやキーボードを片付けられていました。
・ショッカーさん「あのマイクスタンドを操って歌うのがかっこよくてね。そしてセクシーでした。
いつも会うと『NoBちゃん、今日もセクシーだね。S・O・N・Y! セクシー。……それはSNOYだ』って」
観客笑。
ショッカーさん「いろいろな思い出があります。NoBちゃんの事を思い出すのも供養になると思います。
みなさんもNoBちゃんのかっこいい姿を思い出してください。もちろん歌も不滅です」
観客拍手。
・ショッカーさん「先ほど歌われた『ゴセイジャー』は映画『スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』の冒頭で
すべての戦隊が戦いに挑む際に流れた事で、全戦隊を象徴する曲みたいだと話題になりましたが、
映画の監督をされた竹本昇さんに聞いたら『この曲はいい曲なのでそのつもりで使いました』との事です。
そんな素晴らしい曲を残してくれた、N・o・B!! NoBちゃんに大きな拍手!!」
観客拍手。
ショッカーさん「さぁ、大丈夫? みなさんトイレとか。昨日は休憩がありましたが今日はノンストップで行きますよ」
観客拍手。
ショッカーさん「先程からドジャース優勝の話題で持ちきりですが、ウチにもいるんですよ。二刀流が。
ある時は戦隊シンガー、またある時は映像配信のディレクターとして活躍するNew Jack 拓郎の登場です!
天に輝く五つ星!! 『五星戦隊ダイレンジャァアアアアア』」
18:五星戦隊ダイレンジャー/New Jack 拓郎
-MC-
ゴセイ繋がりで続いては拓郎さんによる「五星戦隊ダイレンジャー」よりオープニング。
会場全体の空気感がまだどこかしみじみとしていましたが、前奏が流れる中、
拓郎さんが声だけで「びっくりする程、鈴木けんじと衣装被ってるぞ」と観客の大笑いを誘い、全身白の衣装とハットでご登場。
持ち前のハスキーな歌声で観客を盛り上げる中、間奏ではショッカーさんが五星戦隊の名乗りをご披露されました。
・拓郎さんお一人でお話。
・拓郎さん「ここで発表があります。鈴木けんじには悪いんだけど、"漫談枠"、卒業します」
観客「ぇぇぇぇえええぇええええぇええ」
拓郎さん「なるべく短いMCにするんで、みんなはコール&レスポンスで応えてください。
イイかい? ……最初は徐々にいこう……梅屋という会社を作りましたぁあああああ」
観客「おぉぉおおおぉおおおおぉおお」
拓郎さん「無事、三期目の決算が終わりましたぁあああ」
観客「おぉぉおおおぉおおおおぉおお」
拓郎さん「去年、再婚しましたぁあああああ」
観客「おぉぉおおおぉおおおおぉおおぉおおお」
拓郎さん「名字がそっちの方がカッコいいから、お婿さんになりましたぁああ」
観客「おぉぉおおおぉおおおおぉおおおおおおお」
拓郎さん「ただでさえ名前が多いのにまた増えちゃいしたぁあああああ」
観客「おぉぉおおおぉおおおおぉおおおおおおおおお」
拓郎さん「お相手は26歳下の一般人です!!」
観客「おぉぉおおおぉおおおおぉおおおおおおおおお!?」
拓郎さん「お義母さんは僕の一個下で、お義父さんは高山さんと同い年です!!」
観客「おぉぉおおおぉおおおおぉおおおおおおおおおお」
拓郎さん「つくばに新居を買いました。ローンが95歳まであります! お仕事ください!!」
観客「おぉぉおおおぉおおおおぉおおおおおおおおおおお」
拓郎さん「勢いでつくばの観光大使のオーディション受けました」
観客「おぉぉおおおぉおおおおぉおおおおおおおおおおおおお」
拓郎さん「落とされました」
観客笑。
拓郎さん「くやしいです!!」
観客笑。
拓郎さん「……今月、子供が生まれます!!」
観客「おぉぉおおおぉおめでとーおおおおぉおおおおおおお」
拓郎さん「還暦にして、初めてパパになります!!」
観客「おぉぉおおおぉおめでとーおおおおぉおおおおおおおおお」
拓郎さん「Yahoo!ニュースに載りたいです」
観客笑。
拓郎さん「……魂は燃えているかぁあああ!!?」
観客「おぉぉおおおぉおぉおおおおおおぉおおおおおおお」
拓郎さん「子育て、はじまります!?」
観客「おぉぉおおおぉおぉおおおおおおぉおおおおおおおおおおお」
拓郎さん「俺たち無敵さ!!」
観客「ダイレンジャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
19:俺たち無敵さ!! ダイレンジャー/New Jack 拓郎
20:激走戦隊カーレンジャー~フルアクセルヴァージョン~/高山成考
-MC-
プライベートを怒涛の勢いで赤裸々に明かされ、同じく「五星戦隊ダイレンジャー」よりエンディング。
拓郎さんはどこか成し遂げたような笑顔で観客を先導しながら軽やかな歌いぶりを披露されていました。
拍手の中、拓郎さんが退場されると入れ替わりでライトブルーのセットアップで高山さんが登場され「激走戦隊カーレンジャー」より二代目オープニング。
疾走感あふれる楽曲を高山さんが爽やかに歌われ、作中の名乗りを交えたラストは観客も一緒に行っていました。
・高山さんお一人でお話。
・高山さん「先日、名古屋で行われている『全スーパー戦隊展』に行ってきました。東京に行かれた方も多いと思います。
改めて、これだけの歴史のあるシリーズに僕の歌声を吹き込む事ができて感謝の気持ちでいっぱいになりました」
観客拍手。
高山さん「……New Jackさんのあとはね、やりづらい!」
観客笑。
高山さん「舞台袖で見ていたらドッカンドッカン受けてますからね。まぁ僕の持ち分はこんなもんでしょう」
観客笑。
21:この星をこの街を/高山成孝
22:救急戦隊ゴーゴーファイブ/石原慎一
-MC-
「僕にとって大切な曲」と話され高山さんが歌われたのは「救急戦隊ゴーゴーファイブ」よりエンディング。
「明日の青空」の部分では曲に合わせて手のひらを上に掲げる振り付けが新たに行われ、観客も一緒に行っていました。
高山さんと入れ替わりに石原さんが登場され「救急戦隊ゴーゴーファイブ」よりオープニング。
指名感あふれるスピーディーな楽曲を石原さんならではのスタイリッシュさで鋭くパワフルに歌われていました。
・石原さんお一人でお話。
・石原さん「今日は久しぶりにNoB君と一緒だと喜んでいたんですけど……きっと今も会場で見ていてくれていますかね。
すごくストイックな方で、あんまり楽屋にいなかったんですよ」
観客笑。
石原さん「リハーサルが終わると『ちょっと』って居なくなって。車の中にいたのか、お家に戻られていたのか。
で、本番がはじまるとスッと出てきて素晴らしい歌を披露していて。いつもカッコいいなぁと思っていました。
そんなNoB君の力を借りながら、次のハードな曲も頑張って歌わせてもらいます。『宇宙戦隊キュウレンジャー』から……」
観客「おぉぉおおおお」
石原さん「ありがとうございます。この曲は『昭和っぽい曲なんでぜひ石原さんに』と言って頂きました……余計なお世話です」
観客笑。
石原さん「さぁ、アツい昭和のアツい歌い手がアツく歌います『伝説のホウオウソルジャー』」
23:伝説のホウオウソルジャー/石原慎一
24:さぁ行け! ニンニンジャー!/大西洋平
-MC-
続いては「宇宙戦隊キュウレンジャー」より、ホウオウソルジャー/鳳ツルギ即ちギガントホウオーのテーマ。
石原さんならではの頼もしさあふれる歌とステージングと、二番終わりのKenitoさんからのナベさんのソロに刮目。
熱気をそのままに大西さんが登場され「忍ぶどころか暴れるぜ」と「手裏剣戦隊ニンニンジャー」よりオープニング。
洒脱な身のこなしと快活で粋な歌いぶりで魅せる大西さんは間奏の「勢・勢・勢」を観客に先導されていました。
・大西さんお一人でお話。
・それまで使われていたハンドマイクを後方のテーブルに置きヘッドセットマイクに。
・大西さん「いつもライブで歌う時は皆さんに届け、届け、と思って歌っているんですけれど、
レコーディングの時には『キラメイジャー』の時は俯瞰で歌うようにディレクターさんに言われたんです。
だから『みんなで一緒にキラメイジャーを見て歌おう』って投げかける感じで歌いました。
『ニンニンジャー』もそうですね。『さぁ行け"われら"ニンニンジャー』ですから。
次の曲も皆さんに投げかける様に歌いたいんですが、最初の歌詞が『集まれアニマル』」
観客笑。
大西さん「皆がアニマルになってしまう。でも、皆さん『ジュウオウジャー』はご覧になりました?
一話でこんなセリフが出てくるんです『人間だって動物だっ!!』」
観客拍手。
大西さん「なので皆さん、本能覚醒して野生開放して、踊れない方の分まで一緒に踊ってくれますかっ!?」
観客「おぉぉおおおおぉおおおおおお」
25:レッツ! ジュウオウダンス/大西洋平 ショッカーO野
26:動物戦隊ジュウオウジャー/高取ヒデアキ Z旗horns ナレーション:ショッカーO野
-MC-
27:忍ぶどころか 本能覚醒!/高取ヒデアキ 大西洋平
-MC-
続いてはショッカーさんもご一緒に「動物戦隊ジュウオウジャー」よりエンディング。
大西さんならではの晴れやかさあふれる歌声で歌い踊られ、会場全体に楽しい雰囲気が作られていました。
続いてはホーン隊の皆さんもステージ前方に登場され、ショッカーさんが素早く退場されてナレーションをされる中、
高取さんが悠然とご登場。のびやかな雄たけびから「動物戦隊ジュウオウジャー」よりオープニング。
優しくかつ強さを感じる高取さんの歌いぶりとホーン隊の皆さんの迫力の演奏を体感いたしました。
一瞬時が止まった高取さんを観客の合唱が助ける場面も。
そして大西さんを呼び込み、映画「劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊」挿入歌。
久しぶりに歌われるという本曲はお二人共お互いを讃えあいながら歌声をぶつけ合っているような心地良いバトル感が印象的。
歌詞のジュウオウジャーとニンニンジャーの面々それぞれにあわせて照明も変わっていたのが心憎かったです。
・退場される高取さんと大西さんを見送られながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「さぁ皆さん、楽しんでますかぁあああああぁあ」
観客「ぉおぉおおおおおおおおおぉおおお」
ショッカーさん「歌ってますかぁあああああぁあ」
観客「ぉおぉおおおおおおおおおぉおおお」
ショッカーさん「このまま一気にラストまで行くよぉおおおお!!」
観客「ぉおぉおおおおおおおおおぉおおおぉおおおお」
ショッカーさん「スーゥパーァ戦隊ぃィイイイ!!?」
観客「スピリィイイイイイイイイィイイイイイイイイツ!!」
ショッカーさん「やはり最後は今年50周年を迎える『秘密戦隊ゴレンジャー』コーナーで参ります。
まずご登場いただくのスーパー戦隊永遠のアイドル、堀江美都子さんのご登場で『花のモモレンジャー』」
28:花のモモレンジャー/堀江美都子
-MC-
29:ゴレンジャーストーム/ささきいさお 堀江美都子
-MC-
30:見よ!! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子
がらりと雰囲気が変わり、堀江さんが登場されて「秘密戦隊ゴレンジャー」コーナー。まずはモモレンジャー/ペギー松山のテーマ。
哀愁を感じる曲調を堀江さんが凛とした歌声で歌われると、いさおさんを呼び込まれ、当時の思い出を話された後は、
同じく「秘密戦隊ゴレンジャー」より、ゴレンジャーの武器や兵器をダイナミックに歌った「ゴレンジャーストーム」。
印象的なスキャットをコーラスの皆さんと観客が行う中、いさおさんと堀江さんが小気味よく勇ましく歌われた後は、
いさおさんが最近された吹替に関してのお仕事についてお話をされてから「最後は総動員でやりましょう」とお話しされ、
ラストは「秘密戦隊ゴレンジャー」より二代目エンディングであり、劇場版「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」のオープニング。
2021年のライブ「スーパー戦隊"魂" 2021」より堀江さんも参加されるようになったことで
いさおさん、堀江さん、バンドの皆さん、ホーン隊の皆さん、コーラスの皆さん、観客に加え
間奏ではショッカーさんが名乗りで参加され、より一層、一体感のあるステージになりました。
ラストはドラムのガンタさんによる力強いドラムソロで締めくくられ、本編ラストにぴったりの一幕となりました。
-アンコール-
-MC-
いさおさん、堀江さん続いて、演奏陣の皆さんとコーラスの皆さんが拍手の中退場されていくと、
拍手が手拍子へと変わっていき、観客からアンコールの声が起こりました。
・わりと早い段階でそのアンコールの声に合いの手を入れつつショッカーさんがご登場。
・ショッカーさんの「スーパー戦隊ィーッ!!?」の声に観客が「スピリッッツ!!」と応えて出演者の皆さんが呼び込まれました。
・ここでショッカーさんが演奏陣のバンド、ホーン隊の皆さん、コーラスの皆さんをご紹介。
・バンドの皆さんが紹介されている途中でホーン隊の皆さんのブースへ向かおうとする高取さん。
ショッカーさん「どうしたの? どうしたの?」
高取さん「気にしないでください」
いさおさん「先生、何やってるの?」
高取さん「先生はやめてください!」
観客笑。
高取さんは歌以外にも多くのアニメソングや戦隊ソングの作詞作曲も手掛けられており
いさおさんの「ミッドナイト デカレンジャー」やアニメ「銀河鉄道物語」のエンディング「銀河の煌」も作られていて、
時折、いさおさんから「先生」と呼ばれ、その都度恐縮されています。
・ショッカーさんはホーン隊の皆さんが紹介し終える際には必ず「高取ヒデアキ率いるZ旗horns!」と紹介されるのですが、
今回はそのタイミングで高取さんがブースに合流され、嬉しそうに一緒にポーズをとられていました。
・ここで出演者の皆さんからひと言づつご挨拶がありました。
・大西さん「これからもスーパー戦隊の歌を歌い続けます。僕が歌った作品を見た事が無い方がいらっしゃったら、
僕の歌で興味を持っていただけたら、という気持ちは今も変わりません」
・2026年は「カーレンジャー」30周年なので何かあれば力添えをしたい高山さん。
・拓郎さん「還暦だし根がネガティブなもんでいろいろ考えちゃうんですけど、
ポジティブに生きていればね。まわる……♪まーわるーまわるーよ時代はまわる(中島みゆきさんの『時代』)」
石原さん「誰か止めてあげて」
観客笑。
・近くにいらした鈴木さんを「こっちのけんちゃん」、
遠くにいらした速水さんを「あっちのけんちゃん」と呼ばれていたショッカーさん。
・ライブ前に速水さんとドジャース優勝を記念してステージ万歳をしようとお話されていたいさおさん。
タイミングを逃してここまでできなかったので、ここで万歳。高取さんがとても嬉しそうにされていました。
・いさおさん「皆様のおかげで楽しく過ごせました。あと10年くらいは頑張れそうです」
観客拍手。
いさおさん「なんていってると来年ぽっくりいっちゃうかもしれません」
観客「ぇぇぇぇええええええぇえええ」
いさおさん「まぁとりあえず、あと一年くらいはなんとかなるかな。これからもよろしく!」
・アンコールという事でこれから披露される最後の一曲の間のみ観客の写真撮影OKに。
・その際には動画はNG、本格的なカメラはNGというお願いと
撮影した写真は「#スーパー戦隊魂2025」「#SSS2025」をつけての各種SNSへの拡散を推奨されていました。
31:秘密戦隊ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子 鈴木けんじ New Jack 拓郎 速水けんたろう
高山成孝 石原慎一 高取ヒデアキ 鎌田章吾 大西洋平 ショッカーO野
「スーパー戦隊魂 XIX 2025 "東京DAY2"」のラストはいさおさんが歌われた「秘密戦隊ゴレンジャー」よりエンディングを全員で。
いさおさんを中心に歌われる中、拓郎さんがナベさんにマイクを向けて歌うように促されていたり、
高取さんが速水さんと肩を寄せ合いコーラスをされていたりと、出演者の皆さんが思い思いにアンコールを楽しまれていました。
32:三本締め
「スーパー戦隊魂 XIX 2025 "東京DAY2"」および東京公演が無事に終了したという事で
いさおさんの音頭で出演者、コーラスの皆さん、演奏陣の皆さん、観客全員で三本締めが行われました。
・観客が拍手を送る中、ショッカーさんに紹介されてバンド、ホーン隊、コーラスの皆さんも順番に退場されていき
続いて出演者の皆さんがお一人づつ退場されて行きました。
・高取さん「盛り上がったかぁあああああぁあああい!?」
観客「いぇぇぇぇえぇぇええええぇえええええええ」
高取さん「楽しんだかぁあああああぁあああい!?」
観客「いぇぇぇぇえぇぇええええぇえええええええ」
高取さん「盛り上がった後はぁどおおこに帰るんだぁああい!?」
観客「家ぇええええぇぇぇぇえぇぇええええぇえええええええ」
高取さん「家だよねっ。ありがとー!」
観客拍手。
・退場される際に出演者の皆さんの前を通るか後ろを通るか迷ってしまった高山さん。
拓郎さん「落ち着いて!」
高山さん「落ち着きのない、還暦でした!」
・改めて拓郎さんにショッカーさんの音頭で観客から「おめでとう」が送られました。
拓郎さん「いやーだもー泣いちゃーう」
ショッカーさん「(カメラを向いて)奥さん配信見てますかー? お父さん頑張ってますよー」
拓郎さん「(カメラを向いて)すぐ帰るからねっ」
・退場される際にショッカーさん「きっと何かやってくれるよ」とハードルを上げられてしまった石原さん。
石原さん「いやいややめろー。オッケー。みんな愛してるぜぇええええ」
観客「ぉおおおおおぉおおお」
石原さんは客席へ向けて両手で大きな投げキッスを浴びせて帰られました。
・最後はいさおさんと堀江さんが一緒に退場され、ショッカーさんお一人に。
ショッカーさん「それじゃあ皆さん、ごきげんよー……って言っちゃうとぉー、
ほら、もうみんなに会えなくなっちゃうみたいでしょ?
だからぁ……ヒロちゃんが、せーのっていったらぁー……おっ・おっ・きっ・なっ・こっ・えっ・でっ!?
『まぁあああたねぇぇええええええ』って手を振ってお別れをしたいと思います!」
観客拍手。
ショッカーさん「それではみんなぁ……っいぃーーーーきぃーーまぁーすぅよーーぉ! せぇーーーーーのっ!!
ショッカーさん&観客「まぁあああーーーーたねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
ショッカーさん「スゥゥゥウ パァアアーーーー戦ン隊ィイイ!!?」
観客「スピリィイイイイイィイイイイッツ!!」
観客拍手。
ショッカーさん「ショッカーO野でしたっ、また会おうぜ!!」
退場されるショッカーさんが拍手で見送られると閉演のアナウンスが流れ出し、
「スーパー戦隊魂 XIX 2025 "東京DAY2"」および東京公演は終演となりました。
スーパー戦隊シリーズ50周年という節目に開催された今回の「スーパー戦隊魂」。
時代で区切らずに開催された事で、何が披露されるかわからない楽しさや期待感が一層増す中、
「"東京DAY2"」では久しぶりに設けられたアコギコーナーで本来出演予定さったNoBさんの楽曲を皆さんがご披露。
「ボウケンジャー」「ゴセイジャー」とも歌詞に感じ入るものがあり、終始込み上げてくるものを堪えて聞いていました。
「進め! ゴレンジャー」をはじめデュエット曲が多く披露され、更にステージ前方にホーン隊の皆さんが登場されたり、
ショッカーさんがダンスで参加されたりと、出演者の皆さんが一体となってライブを作られている光景は
文字通りの「ちからと技と団結」を改めて感じたライブになったように感じました。
ライブ当日もレポートを書いている時も件のスーパー戦隊終了かという一部報道から
公式からの発表は無いので何とも言えない状況は続いており、当然心中は穏やかではないものでございます。
それだけに、今回の最後に行われた"ヒロちゃん"ショッカーさんとの「まーたーねー」のやりとりは
今後どうなったとしてもスーパー戦隊に対しては「またね」と思おうと、どこか救われたような心地になりました。
補足
・これまでライブタイトルは「スーパー戦隊"魂"」でしたが今回は「スーパー戦隊魂」に変わっていました。
・ライブ開催の約1ヶ月前にはバースデーソングさんのSNSのXにて今回のライブグッズであるTシャツの販売がイメージ画像と共に告知。
背面には今回の出演者の皆さんの名前が表記されており、当初東京公演2日目にはNoBさんの名前があったのですが、
数時間後にXの投稿が削除。翌日に改めてTシャツについて投稿されたイメージ画像にはNoBさんの名前の表記が無くなっていました。
・いさおさん「今日のミッチは衣装が黄色。"黄色い砂塵"……んーミッチの事かな? 違う"黄色い美人"だよ。ンフフフフフ」
観客笑。
・2024年のライブ「スーパー戦隊"魂"2024 ~20th Anniversary~ "20世紀編"」にて
鈴木さんがご自身が住んでいる山梨県に住んでいる観客がいるかアンケート。
その際に「一緒に食事に行きましょう」と投げかけられていましたが、その後、実際に四度ほど食事会を実施されたとか。
鈴木さん「しかも長野県の方も含めて。今度また行きましょう。東京にお住まいの方も是非」
・鈴木さん「聞いたんですけど、小MCの時間って一分らしいですね。僕とNew Jack 拓郎に与えられたのは四分らしいですけど」
観客笑。
前日のライブ「スーパー戦隊魂 XIX 2025 "東京DAY1"」に出演された高橋秀幸さんがお話された事をチェックされていたご様子。
・「キョウリュウジャー」の楽曲を歌われる際も鎌田さん、高取さんお二人共当時のお衣装。
高取さん「12年前の衣装がまだ入るぜぇ。さすがに傷んできたんで一回バンダイさんに直してもらったけどね」
鎌田さん「ボク、一回も直してないんすよ。当時のままです」
高取さん「マジ!?」
鎌田さん「はい。だからよく見るとちょっとブレイブな感じになってるんですよ」
観客笑。
・アコギコーナーで飾られていたNoBさんのお衣装はNoBさんにとって最後の「スーパー戦隊魂」へのご出演となった
2024年のライブ「スーパー戦隊"魂"2024 ~20th Anniversary~ "21世紀編"」で着用されていたものでした。
・新幹線でNoBさんと隣だった大西さん。移動中にNoBさんの生い立ちから全部聞く。
堀江さん「NoBちゃんってとってもシャイな人だから、自分の生い立ちとか話す人だったんだ」
大西さん「僕が聞きたかったからずっと話してくれたんですよ。ライブのパフォーマンスとかも教えてくれて。
中には『これあげる』ってパフォーマンスをもらったんで、この後やってみようかな」
・鎌田さん「僕は愛媛県のイベントでNoBさんとご一緒した時、ずっと阪神タイガースのお話をしていました」
堀江さん「好きだったからねぇ」
鎌田さん「ずっとネットで投球速報ずっと見ていて一喜一憂してました。その後は色々お話を伺いましたね」
堀江さん「阪神はちょっと負けちゃったからね……きっと今残念がってるね」
・高取さんは水木一郎さん率いる「アニソン登山部」でNoBさんとご一緒した時の思い出。
高取さん「同じ小屋で一緒に泊まったんですよ。水木アニキも一緒で。僕のイビキがうるさかったってNoBさんに怒られましたね」
観客笑。
高取さん「なので今回の事はちょっと納得いかないというか……ね」
堀江さん「……そうですよね。なかなか病気はね……でも最初NoBちゃんが登山部参加するって聞いて驚きましたね」
高取さん「最初はすごくイヤイヤでしたね。僕の後ろで『帰りてー』とか『つれぇー』って言ってました」
観客笑。
・堀江さんはアニメ「聖闘士星矢」の最初のアルバム「聖闘士星矢ヒット曲集」で
デュエット「希望の翼 -FRIENDS IN THE SKY-」をレコーディングした時の思い出。
堀江さん「まだ『ロックグループって怖いんだ』って思ってて、『行ってこい』ってスタジオに放り込まれたんですよ」
観客笑。
堀江さん「NoBちゃんはシャイな人だから怖いって言われるのが嫌だったみたいで、あとで謝りましたね。
でも、これでデュエットできる曲がまた減ってしまったなぁ……」
・アコギコーナー終了時に皆さんが退場される際、NoBさんのお衣装を後ろから抱きしめる高取さん。
・そして袖を持ち観客へ向けて手を振るように動かされていた堀江さん。
・高取さん「今度、犬飼ったらオレもしょうへいか、よしのぶにするんだー!」
・速水さん「『行くぜー!!』とか言うのはここだけです。いつもは『いくよー』です」
観客笑。
速水さん「明日、埼玉方面でファミリーコンサートです。今日の空気感とは全然違うと思うけど」
観客笑。
・「ジュラガオーン」「オーレンジャー」「ボウケンジャー」とシリーズの節目となる周年作品つながり。
・拓郎さんが怒涛の発表をされる途中からナベさんはじめ演奏陣の皆さんが
発表のたびに何らかの音を出されていました。
・「バトルオリオンシップ」かともおもったり
・「ジュウオウダンス」の前奏では大西さんご自身が考えられた足音に耳を傾ける振り付けもご披露されていました。
・高取さん「洋平の事を翔平って呼びそうで怖いんだけども」
大西さん「ハハハ。何回か呼んでますよ」
観客笑。
高取さん「生まれて初めて"推し"が出来たんだ許してくれよ。でも、洋平の事も大好きだよ」
大西さん「あぁ、ありがとうございます」
観客拍手。
・いさおさん「50年っていうと長いように感じるけど、あっという間だったね」
堀江さん「あっという間でしたか」
いさおさん「みんなも気がついたら50年経ってるからね。時々気づかないと。
まぁしかし言うまいとおもっていたけど……『言うまいと思えど今日の暑さかな』なんてねンフフフ」
堀江さん「……なんかいさおさんが変になってきてる」
観客笑。
いさおさん「今日ほらドジャースの試合があったから会場に入ってきたらみんなハイなんだよ」
堀江さん「すごいですよ。みんなハイタッチとかしちゃって」
・いさおさんは動画配信サービス「Paramount+」で配信されるドラマ「タルサキング」において
ご自身の持ち役であるシルヴェスター・スタローンの吹き替えをご担当。
いさおさん「低い声ばっかり出して低い声は出るけど、歌ってないから高い声が出なくてね。慌てて発声練習しました」
・いさおさん「ミッチが横でずっと歌ってくれてるから、僕ももっと頑張らないと、って思えるんですよ」
・バンドやコーラスのみなさんが紹介される際、肩を組まれていた拓郎さんとナベさん。
・高取さん「今日は堀江さんと後輩達とNoBさんの歌を歌えてグッときました……」
高取さんを笑顔で見つめるいさおさん。
いさおさん「先生、はじめまして」
高取さん「はじめましてじゃないですよぉ、さっきドジャース優勝が決まった時ハイタッチしたじゃないですか!」
いさおさん「そんな昔の事は忘れたよ」
観客笑。
高取さん「めっちゃ嬉しかったんですから。それもまた特別な夜になりました」
・最後の並びがいさおさんと堀江さんのお隣にという事でとても緊張されていた鈴木さん。
鈴木さん「僕、2006年から呼んでいただいてるんですけど、今日、今この瞬間が一番緊張しています。
だって、堀江美都子さんが隣にいらっしゃるんですよ。気持ちになってみて。光栄すぎて緊張しますよ」
・この日の翌日に行われるファミリーコンサートで「行こうぜー!」と言ってしまいそうで怖い速水さん。
・堀江さんのご挨拶中にマイクを通さずに横からいろいろな事を言われていたいさおさん。
いさおさん「横からじゃないと言えないもんな。正面からだと皆さんの邪魔になっちゃうから」
堀江さん「今大事なトコなんですからちょっと待っててくださいよー」
観客笑。
堀江さん「『ゴレンジャー』をこんなに長く歌っていられると思っていませんでした。
これからも歌っていけるように、いさおさんもずっと元気でいてくださいね」
・挨拶をされている方を見てしっかりと話を聞かれている大西さん。
・退場間際に「東京は今日で終わりなんだよね」といさおさん。
ショッカーさん「ハイ。また月末に大阪公演があります」
いさおさん「そうか。大阪であおおさか!!」
最後の最後にいさおさんの思わぬジョークに吹っ飛ばされるように転ばれたショッカーさん。
ショッカーさん「びっくりしたぁー! 最後の最後まで何があるかわかんないぜ」
・今回の模様はライブ終了後から数日後の11月6日から12日までの期間アーカイブ配信として楽しむ事が出来ました。
内容はノーカットで開演前や休憩部分の時間がカットされていた他、アーカイブ用にオープニング映像が追加。
デュエットをされる際は画面が二分割、三分割になるなどの工夫が凝らされており
これまで見られなかった舞台袖で出演者の皆さんが退場される出演者の皆さんを出迎える様子や
終演後バックステージで記念撮影にのぞまれる様子がたっぷりと収められていました。
最後には当日披露された演目や出演者の皆さん、スタッフさん達の名前が記載され、
休憩時間中には2026年のライブ「スーパーロボット魂 2026 "春の陣"」の告知CMが流れていました。