2025.08.26
「生誕100年・渡辺宙明音楽祭」追加
ささきいさお デビュー65周年記念 ~仲間と祝う復活祭~
25.7.20 Zepp Haneda
出演/ささきいさお
ゲスト/堀江美都子 影山ヒロノブ 遠藤正明 速水けんたろう
コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) スペースカインズ(貴日ワタリ 常見弘士 戸巻大蔵)
演奏/SUPER ISAO BAND(G.鍋嶋圭一 Ba.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし)
Z旗horns(Tr.阿久澤一哉 Tr.Kenito Sax&Fl.町田長右衛門 Tb.島田直道)
ささきいさおさん。
学生時代に修学旅行でエルヴィス・プレスリーさんの楽曲を歌われた事を誉められた事をきっかけに、
洋楽専門の素人のど自慢番組に出場。審査員をされていた作曲家の服部良一さんより、
「東京のプレスリーだね」と評され、家族の後押しもあり
1960年に"和製プレスリー"のキャッチフレーズでプレスリーさんの楽曲のカバーで「本命はお前だ」デビュー。
ロカビリー歌手として活動される傍ら、映画「太陽の墓場」をはじめ、多くの映画・ドラマに出演されました。
ロカビリーブームが落ち着くと、歌手としての基礎を学び直されながら俳優として様々な役柄を演じられる傍ら、
プレスリーさんの映画「燃える平原児」でプレスリーさん吹替を担当された事で声優さんとしても活動を開始。
アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」にコンドルのジョー役を演じられて以降はアニメファンにも注目される様になり、
声優としてはシルヴェスター・スタローンさんやクリストファー・リーヴさんの吹替を多くご担当。
そんな中、「ガッチャマン」の続編であるアニメ「科学忍者隊ガッチャマンII」で声優の上田みゆきさんと出会って再婚。
海外ドラマでは「ナイトライダー」の主人公マイケル・ナイト役のデビッド・ハッセルホフさんは今でも根強い支持を集め、
ドラマや映画、アニメに吹き替えと俳優業のみならず、テレビ番組のコメンテーターなど、幅広く活躍されています。
そして歌手としては前出の「科学忍者隊ガッチャマン」に出演された際、宴会で主題歌を歌われた事がプロデューサーの目に留まり、
同じくタツノコプロ制作のアニメ「新造人間キャシャーン」の主題歌を担当されてアニソンデビュー。
以降、一世を風靡した日本アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」をはじめ、数々のアニメ、特撮の主題歌を歌われています。
響く低音の奥深さを感じる歌声と、長身を生かしたスマートなパフォーマンスは今も多くのファンを魅了し続けられています。
現在も歌手としてアニメや特撮ソング系のイベントやコンサートに出演されたり、
2004年より開催されている特撮スーパー戦隊シリーズの楽曲のみで構成されるライブ「スーパー戦隊"魂"」では座長を務められています。
さらにいさおさんと共に多くのアニメソングを歌われた水木一郎さんが座長を務められていたロボット作品の楽曲のみで構成される
ライブ「スーパーロボット魂」では、水木さんが2022年12月末に声帯不全麻痺と肺がんの治療中にご逝去された事を受け、
これまで特別出演だったいさおさんが2023年より座長を務められています。
2015年には長年の功績が讃えられ、「東京アニメアワード2015」においてアニメ功労賞を受賞されました。
2025年にいさおさんがデビュー65周年を迎えられました。おめでとうございます。
いさおさんは65周年であるこの年の一月に間質性肺炎急性増悪を発症されて緊急入院。
集中治療室に入るほどの重篤状態から奇跡的に回復され、二月には退院。リハビリと休養に務められ
四月に開催されたライブ「スーパーロボット魂 2025 "春の陣" 東京 ~stage terra~」にて活動を再開。
当日は観客の文字通りの大歓声を受けながらのステージ復帰となりました。
65周年の節目として開催されたのが今回の「ささきいさお デビュー65周年記念 ~仲間と祝う復活祭~」。
この年の四月のステージ復帰とともに発表された今回のライブは、タイトル通り
いさおさんの65周年とステージ復帰をお祝いするべく、ゲストを招いて開催。
いさおさんと共にアニメソングを歌われてきた堀江美都子さんや、アニメソングデビュー前のLAZY時代から交流のある影山ヒロノブさん、
日本ハムファイターズ球団歌・公式応援歌「ファイターズ讃歌」を初代のいさおさんから引き継いで歌われた速水けんたろうさん、
アニメソング界の後輩であり、多くのステージで共演されている遠藤正明さんのご出演が発表されていました。
更に会場に足を運ぶことができない国内外のファンへ向け、
動画配信プラットフォーム「CN Live Streaming」を使用してのストリーミング配信され、
ライブ終了後の7月24日から7月30日までの期間限定でアーカイブ配信も行われました。
会場は羽田空港の近くの羽田イノベーションシティにあるライブハウスZepp Haneda。
当日のチケットは即完売。業界関係者の入場も制限され、当日券として二階後方スタンディングが抽選販売されるほど、
会場内は数多くの観客が詰めかけ、一階後方スタンディングはすし詰め状態になる程の大入り状態でした。
開場してから開演までの間、ステージには黒い幕がかかっていてステージ上の様子は隠されていました。
開演時間が近くなると諸注意を促すアナウンスが流れ、5分前には間もなく開演の旨がアナウンス。
しばらくすると客席の照明がゆっくりと暗くなっていき、いよいよ開演です。
00:無限に広がる大宇宙
アニメ「宇宙戦艦ヤマト」より「序曲」のショートバージョン「無限に広がる大宇宙」がオーバーチュアとして流れると、
会場内が厳かな雰囲気が広がり、観客はため息を漏らしていました。しばらくしてステージ上の幕が中央からゆっくりと開くと、
後方壁面全体に広がるヤマトの巨大なシルエットに観客から感嘆の声がおこりました。
その横、後方上空には「65th ISAO SASAKI」のモニュメントが掲げられ、ステージ上にはバンド、ホーン隊、コーラスのブースが設置されていました。
01:宇宙戦艦ヤマト/ささきいさお
-MC-
「無限に広がる大宇宙」が終わり、一曲目に演奏されたのはいさおさんの代表曲中の代表曲であるアニメ「宇宙戦艦ヤマト」よりオープニング。
今回は冒頭部分が第一話「SOS地球!! 甦れ宇宙戦艦ヤマト」等で採用されたスローテンポで歌われた版の音声が流れた後に
ドラムのガンタさんのカウントから「宇宙戦艦ヤマト」の前奏が演奏される中、いさおさんがご登場されると観客大歓声。
大病を経てステージに復帰されたいさおさんは、それまでの歌声と比べると少々弱弱しくは感じられてはいたものの、
歌詞の一語一句をご自身に重ねる様に勇ましく歌われるお姿に、思わずグッとくるものがありました。
・いさおさんお一人でご挨拶。
・改めて間質性肺炎を患われた時や療養中のお話。
いさおさん「医者に『ステロイドが効かないと、もって二、三日です』と言われて、女房も覚悟を決めたそうですが、
無事にステイロイドが効きまして、一月ばかり入院していた時に、若い女性の看護師さん達が大勢いるんですよ。
僕の事なんか知らないだろうに『ささきさん、また元気に歌ってください』とか元気づけてくれるんです。
先生も『退院する前に君の良い声を聞かせてやってくれないか』っておっしゃってくれて。それを真に受けちゃってね。
なんとか退院にこぎつける事が出来たんです。退院する時に感じたんですよ。自分はみんなに生かされているんだって。
『あなたはまだ生きているんだよ。生きている必要があるんだよ』って、生かされている気がしました。
今日は皆様に感謝を込めて歌わせていただければと思います」
観客拍手。
・いさおさん「僕のステージをよく見てくださる方々は『いつも同じ歌を歌ってる』『また同じ事しゃべってる』と思うかもしれません」
観客笑。
いさおさん「優越感というのがございまして、『またこの話するぞ』って思いながらその通りになったら拍手する、という
これもまたひとつの楽しみ方だそうでございます。そんな方も、初めていらした方も楽しんでもらえるように
趣向を少し変えて、少しですよ。あんまり新しい曲とかは覚えられないんで」
観客笑。
いさおさん「『宇宙戦艦ヤマト』続いてはエンディングを聞いて頂きたいと思います。
ヤマトが半年かけてイスカンダルへ向い、放射能除去装置を持って、テレビの都合で一日で帰ってきて」
観客笑。
いさおさん「そして帰ってきた時に真っ赤な地球を眺めて沖田十三艦長役の納谷悟朗さんがいい声でこう言うんですね。
『……地球か、何もかも、皆懐かしい』」
02:真っ赤なスカーフ/ささきいさお
-MC-
03:ヤマト!! 新たなる旅立ち/ささきいさお
-MC-
いさおさんによる沖田艦長の台詞をきっかけにアニメ「宇宙戦艦ヤマト」よりエンディングを披露。
一番の中頃に息継ぎのタイミングを違えたのか、メロディを崩し気味に歌われておりましたが、徐々に持ち直され、
穏やかながら物悲しい曲調といさおさんの豊かな歌声にしみじみと聞き入りました。
「真っ赤なスカーフ」とザ・ピーナッツの「ウナ・セラ・ディ東京」と西部劇の映画「黄色いリボン」の関連性をお話等をされた後は、
「宇宙戦艦ヤマト」シリーズより、続いてはテレビスペシャル&映画「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」より主題歌。
静かな歌い出しから徐々に荘厳さを増していく伸びやかないさおさんの歌声には背筋が伸びる思いでした。
この時のいさおさんの声の圧力と迫力が圧倒的で、回復されたのを心から喜ばしく思いました。
・ここでゲストの堀江美都子さんがご登場。
・堀江さん「いさおさん65周年おめでとうございます」
いさおさん「ありがとう。でも65周年っていったってミッチも長いからね。一緒に歌ってもう何年?」
堀江さん「50年になりますね」
いさおさん「あの頃は初々しい高校生だったもんね。最初に会った時、ミッチの調子がいまひとつでね。
僕も若い子には優しいから、『じゃあ今日は早めにOK出そうね』なんて話していたのを思い出すよ。
……あの時、ミッチの顔がうっとり……しなかったな」
堀江さん「……わすれちゃったー」
観客笑。
04:別離/堀江美都子
-MC-
いさおさんが拍手で見送られ堀江さんが歌われたのはアニメ「宇宙戦艦ヤマトIII」より二代目エンディング「別離(わかれ)」。
しなやかではかなげな曲を堀江さんの糸のように繊細な歌声に会場全体が引き込まれていました。
・衣装を変えられたいさおさんが登場され、退場される堀江さんを拍手で見送られました。
・この時、ステージ後方に黒い幕が欠けられ、ヤマトのシルエットが隠されました。
・続いては漫画家の松本零士が作られた作品群のコーナー。
・手塚治虫先生と松本零士先生の未来や機械の描き方の違いを考察されるいさおさん。
05:銀河鉄道999/ささきいさお
-MC-
06:青い地球/ささきいさお
-MC-
07:銀河鉄道999/堀江美都子
-MC-
ここからは松本零士先生の作品群コーナー。まずは先生のライフワークだったアニメ「銀河鉄道999」よりオープニング。
どこかせつなさを感じるいさおさんの豊かな歌声を堪能した後は、ご自身と岩手県にまつわるお話をされ、同じく「999」よりエンディング。
本曲を「可愛い曲」と称されたいさおさんの包容力いっぱいの歌声に、観客はうっとりとして聞き入っていました。
「999」は映画にもなり、その時の主題歌はゴダイゴだったというお話をされた後、いさおさんのご紹介で堀江さんが登場され、
堀江さんのアニメ映画カバーアルバム「One Voice」より、劇場版「銀河鉄道999<The Galaxy Express 999>」よりエンディング。
まさか今回本曲が聞けるとは思わずに驚いたと共に、堀江さんの優しくはつらつとした歌声を堪能致しました。
・いさおさんが合流されて堀江さんが拍手で見送られると、いさおさんお一人に。
・堀江さんが歌われている間にスタッフさんから本来の予定時間からだいぶ遅れていると知らされたいさおさん。
2016年に開催されたライブ「ささきいさお デビュー55周年記念スペシャルライブ・アンコール」では
ゲストに松本零士先生がご出演。お話が盛り上がり、四時間近くの大ボリュームで新幹線に間に合わなかった観客もいたとか。
・いさおさん「僕の仲間に水木一郎という男がいまして。彼のお葬式に女房と一緒に伺ったんですよ。
まだ誰もいない会場で水木の奥さん(九条まり子さん)と話していたんですけど、
『ささきさん、よろしければいつかステージで、少しでいいから水木のお話をしてくださいね』とおっしゃって。
やっぱり奥さんですね。いつまでも水木の思い出を忘れないでいて欲しいんですね。
『わかりました。どんなお話がいいですか?』って聞いたら『以前お話された、「お前、脚短いくせに話長いな」が好きです』」
観客笑。
いさおさん「やっぱり奥さんですね。ちゃんと旦那のいい所をみてますね」
観客笑。
いさおさん「今日はそんな水木一郎を偲んで歌います『キャプテンハーロック』」
観客「おぉぉおおおおおおおおおぉ」
08:キャプテンハーロック/ささきいさお
-MC-
いさおさんの曲紹介を受けて観客がどよめく声を飲むように波の音が聞こえ、松本零士先生群を締めくくるのは、
アニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」より水木一郎さんが歌われたオープニングをカバー。
アルバム「英語盤 ささきいさお アニメヒットをうたう」にて本曲の英語詞版をいさおさんがカバーされていますが、
日本語詞の原曲をカバーされたアルバムなどは無い事もあり、今回まず歌われるとは思いもしなく、全くの予想外でした。
いさおさんがしっかりと確認されるように歌われている様子に、歌詞も相まって目頭が熱くなりながらもしっかりと聞き入りました。
・いさおさん「途中で歌詞がどこを歌っているかわからなくなっちゃいましたけど、水木も結構間違えてたしなぁ」
観客笑。
いさおさん「それくらい苦労して作られているんですね。人の苦労が初めてわかりました」
・ここからはいさおさんに縁のある方々とトークを交えながら歌われるコーナー。
いさおさんに呼びこまれ、讀賣新聞記者であり、多くの特撮関係のイベントを手がける鈴木美潮さんがご登場。
・多くの特撮ヒーロー作品を手がけられた東映の平山亨プロデューサーの思い出。
・平山さんに口説かれ、いさおさんが主演を務める事になった時代劇「妖術武芸帳」。
・俳優ゲイリー・クーパーのように"様にならないのが様になる"そんな時代劇を目指したい。
・居合い抜きの剣士のはずが殺陣をする事に。
・この間にスタッフさんが椅子やテーブル、水などをステージに設置されて行きました。
・いさおさんが衣装を変えられるため拍手で見送られ、美潮さんお一人に。
・いさおさんがデビューされた1960年7月がどんな時代だったかをご説明。
・池田勇人内閣の所得倍増計画開始と当時の物価を美潮さんがご説明。お米は1キロ98円。
・ここからは美潮さんの進行で、いさおさんが多く主題歌を歌われたタツノコプロ制作の作品の歌とトークのコーナー。
・美潮さんに呼びこまれて椅子の着席順に登場されたのは、堀江さん、いさおさんの奥様の上田みゆきさん、
タツノコプロ作品で多くの主人公を演じられた声優の森功至さん。
・美潮さんによると本コーナーは当初歌とトークを別々に行う予定でしたが、
いさおさんからの要望でトークをしながら歌も披露されるという形態に変更されたとか。
美潮さん「そうなった場合、私達も緊張しますね」
堀江さん「緊張しますね。どんな顔して歌を聞いていればいいんでしょう」
観客笑。
・森さんは登場時から一言もお話されず、とても緊張されているご様子。
美潮さん「森さんが緊張されている理由は後々わかると思います。ではこちらのコーナーはこの歌からはじめたいと思います」
「たった一つの命を捨てて 生まれ変わった不死身の体 鉄の 悪魔を叩いて砕く キャシャーンがやらねば誰がやる!!」
09:たたかえ! キャシャーン/ささきいさお
-MC-
いさおさんによる生ナレーションからアニメ「新造人間キャシャーン」よりオープニング。
いさおさんにとってアニメソングデビュー曲である本曲は、力強い疾走感とのびやかな歌いぶりが魅力。
特に聞き所の最後の「キャシャーン」のロングトーンはご病気の影響が垣間見えつつ、それでもしっかりとした力強さを感じました。
・ここでステージ後方の黒い幕が開くと、それまであったヤマトのシルエットは無くなっていました。
・いさおさん「最後の所、伸びないかと思ったよ。ンフフフ」
森さん「心配したよ。いろいろとおめでとうね」
・いさおさんと森さんはタツノコプロ制作のアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」において
森さんがガッチャマンG-1号 大鷲の健、いさおさんがG-2号 コンドルのジョーで共演して以来53年来のお付き合い。
・アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」初回収録当時の思い出。
・いさおさんの当時の所属事務所がアニメの声優に対していいかげんなマネジメントをしていた為、初回の収録に遅刻。
慌てて台本でご自身が演じるであろう役柄を確認して本番に臨まれるも、近くで同じセリフを演じている人がいる。
いさおさん「僕は健役だと思って演じてたら、ホントは功至だったんだよな」
森さん「だいたいさぁ、遅刻してきてよ、オレの台詞を言ってるんだよ。『なんだこいつぅ』って思ってたよ」
観客笑。
・続編のアニメ「科学忍者隊ガッチャマンII」の思い出。
・死んだはずのジョーがどういうわけか帰ってきた「科学忍者隊ガッチャマンII」。
森さん「もう完全燃焼したつもりでいたから、なんで続編作るんだろう? って思ったよ」
いさおさん「ヤマトもドカンとなったけど復活したからコンドルのジョーも復活しようって話になったみたいだよ。
だから続編が出来たのはヤマトのせいなんだよ。ンフフフ」
観客笑。
・「ガッチャマンII」より南部博士の助手として上田さん演じるパンドラ博士がご登場。
・上田さん「スタジオ入ったらみんな元気でね。いろんな話が飛び交っていて、私語が多いというか……」
観客笑。
上田さん「私が静かに台本読んでたらダジャレ合戦になって。いさおさんなんか一人で言って一人でケッケッケッケて笑ってるんです」
観客笑。
上田さん「そうしたら南部博士役の大平透さんがこっちを向いて『みゆきちゃんが来てからスタジオの雰囲気が悪くなったんだよ』」
観客笑。
美潮さん「まるでみゆきさんのせいみたいに」
・ここで次の曲を歌われる為、椅子から立たれてステージ前方へ移動されたいさおさんと堀江さん。
森さん「いさおちゃん、ボクの前に立たないでくれる?」
いさおさん「ん? あぁ、オレ脚長いし、最近ガニ又になってきたから功至も見えると思ったけどダメだったな。ンフフフ」
観客笑。
10:明日夢見て/ささきいさお 堀江美都子
-MC-
続いてはアニメ「科学忍者隊ガッチャマンII」より、いさおさんと堀江さんが歌われたエンディング。
緊張感のある疾走感と爽やかさを感じる本曲を、いさおさんは逞しく堀江さんはしなやかに歌われておりました
・「明日夢みて」レコーディングの思い出。
堀江さん「ガラスのついたて越しに向かい合って歌ったんですけど、レコーディングが進んでいくと
いさおさんの声量が凄くて、ついたてにツバがこうバッバッバッバってついて」
観客笑。
いさおさん「ホントは僕のツバを浴びて歌いたかったんでしょ?」
堀江さん「いえ、ガラスがあってよかったなーって思いましたねー」
観客笑。
・いさおさんが思い出した倍賞千恵子さんとの映画でのラブシーンの思い出。
・美潮さん「さて、ここでもう一曲『ガッチャマン』の楽曲を聞かせていただきたいんですけど」
いさおさん「待ってました! いよいよ森功至が歌います」
観客「おぉぉおおおお」
森さん「……大変だったんだよぉ。いくら聞いても出だしがわからないしさ、難しいしさ。
今日もリハーサルで歌ったんだけど合わなかったしい」
いさおさん「功至に歌ってもらうのは僕が決めたんですよ。この前自分のイベントでも歌ってたからね。
『一緒に歩こうこの道を』っていう僕の歌を是非功至に歌って欲しいって。
しかも気持ちよく歌えるように台詞から入って欲しいってお願いしたんですよ。
功至さん、最高の見せ場ですよ。ンフフフ」
美潮さん「だんだんいさおさんが悪い人に見えてきますね」
観客笑。
森さん「生まれて80年、生演奏でお客様の前で歌うって初めてなんですよ。だから今日は大目に見てね」
11:一緒に歩こうこの道を/ささきいさお 森功至
-MC-
森さんによるアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」最終回「地球消滅! 0002」の大鷲のケンの圧巻の台詞から、
ドラマ編LP「科学忍者隊ガッチャマン」より「一緒に歩こうこの道を」をいさおさんとデュエット。
いさおさん作詞作曲による本曲を一番は森さん、二番はいさおさん、最後のサビはお二人で歌われていました。
お二人が時折視線を合わせながら歌われている様子も印象的でしたが、まさか今回聞けるとは思わず、
しかも森さんといさおさんのデュエットでという事もあり、とても貴重な一幕を見る事が出来ました。
・美潮さん「素晴らしいじゃないですか森さん。リハーサルが嘘みたいでしたよ」
森さん「もう膝がガクガクなんですよ」
いさおさん「これが病みつきになったりしてなンフフフ」
森さん「いやいや。あーぁやっと終わったー。さあ喋るぞー!」
観客笑。
・世界でも根強い日本のアニメ人気のお話。
・上田さんはこの年の6月にフィリピンで開催されたコンベンション「TOYCON POP LIFE Celebration」にご出演。
・フィリピンでは上田さんがヒロインを演じられたアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」やアニメ「闘将ダイモス」が大人気。
・半信半疑だったものの、現地の人気ぶりや作品を大切にされている姿勢に感銘を受けられたそうです。
・いさおさん「仕事熱心なもんで、フィリピンに行くまで家で『ボルテス』を見返してたんだよ。
そしたら最初にミッチの歌が毎回流れるけど、早送りして飛ばしゃあいいのに律儀に全部しっかり見てるんだよ」
堀江さん「すみませんねぇ毎回流れちゃうんですよ」
観客笑。
上田さん「ストーリー知らなかったんですよ。だからこんな話だったんだぁって真剣に見ていましたね」
・フィリピンではアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」の主題歌を歌われた堀江さんは国賓待遇だとか。
堀江さん「そんな事もないですけど、あたしの顔は知らなくても『ボルテスオリジナルシンガー』って言うと
みんなどっひゃーって驚きますね。でその場でカラオケも無いのに『歌え歌え』って言われて困りますねー」
観客笑。
・タツノココーナーの締めくくりとして「ガッチャマンの歌」を皆さんで歌われる事に。
いさおさん「この曲を忘年会か何かで歌った事がきっかけで『キャシャーン』を歌う事になったんですよ。
だから子門君には足を向けて寝られません」
森さん「ホントは足向けて寝てるでしょ?」
いさおさん「だってどこにいるかわかんねえんだもん」
観客笑。
12:ガッチャマンの歌/ささきいさお 森功至 上田みゆき 堀江美都子 鈴木美潮
アニメ「科学忍者隊ガッチャマン」より、子門真人さんが歌われた初代エンディングであり二代目オープニング。
「観客も一緒に歌いましょう」という事で、歌詞は一番、二番、一番の順番で歌われました。
いさおさんを中心に皆さんが歌われる中、森さんは冒頭の「バード、ゴーッ!」や間奏で名乗り口上短縮版、
さらに曲の締めくくりには「科学忍法、火の鳥!!」と次々と台詞を披露されていました。
~休憩~
・拍手の中、いさおさん、森さん、上田さん、堀江さん、演奏陣、コーラスの皆さんが退場されていき、
ここで美潮さんから約10分間の休憩が設けられる旨がアナウンスされました。
・休憩が終わる頃になると場内アナウンスがあり、観客はそれぞれの座席へ着座。
客席の照明がゆっくりと暗くなり、演奏陣の皆さんがそれぞれの位置へつかれ、いよいよ後半開始です。
13:ゲッターロボ!/ささきいさお
-MC-
後半はアニメ「ゲッターロボ」およびアニメ「ゲッターロボG」よりオープニングからスタート。
いさおさんの勇ましい歌いぶりに観客も一緒になって大合唱し、勢いのある後半のはじまりとなりました。
・いさおさん「ゲッターロボというのは三つの力が合わさって一つのロボットになります。
今、投げる力、打つ力、走る力の三つの力が合わさって大活躍しているといえば大谷翔平君ですね。
ウチのマネージャーも大谷君が大好きで、この前なんか一緒に三時間くらい話しておりました」
観客笑。
当時アメリカのメジャーリーグでピッチャーとバッターの二刀流で大活躍されていた大谷翔平さんは国内でも大人気。
いさおさん「今日は三時間もしゃべっていられません。前半がだいぶたっぷりやってしまいましたし、
新幹線でいらっしゃっている方や立ち見の方がいらっしゃるのもすっかり忘れてしまっていました」
観客笑。
・ここでいさおさんに呼びこまれ、ゲストの速水けんたろうさんがご登場。
・速水さん「今日は大谷翔平さんのお話をするゲストとして呼んで頂きありがとうございます」
観客笑。
・大谷さんは日本のプロ野球で活躍されていた時は北海道日本ハムファイターズに所属。
・1977年に作られた日本ハムファイターズ球団歌・公式応援歌「ファイターズ讃歌」の初代歌唱者がいさおさん、
2000年から2014年頃までの間の二代目歌唱者として速水さんが歌われていました。
・お二人が歌われたバージョンは大谷さんが在籍されていた頃には球場では流れていなかったものの、
速水さんは大谷さんが入団した最初の年に東京ドームでの試合を見に行き、一緒に写真を撮ってもらえたとか。
・現在も「クラシックデー」と呼ばれる試合ではいさおさん版の「ファイターズ讃歌」が流れているそうで
いさおさんも「もしかしたら日本にいた時に大谷君も僕の歌を聞いていたかもしれない」と嬉しそうにお話されていました。
14:ファイターズ讃歌/ささきいさお 速水けんたろう
-MC-
1977年の発表以来、本拠地が東京から北海道へ変わってからも歌い継がれている日本ハムファイターズ球団歌・公式応援歌。
歌詞は一番、二番、一番の順番で歌われ、一番は速水さん、二番はいさおさんがメイン、サビや最後の一番はお二人で歌唱。
お二人それぞれの勇ましく爽やかな歌声が魅力的であり、お二人のデュエット自体もとても貴重な一幕となりました。
・速水さん「『ファイターズ讃歌』をいさおさんから歌い継がせていただいていて、いつか一緒に歌いたいと思っていたんです。
いつか一緒に歌いたいと思っていたんですけど、今回65周年のおめでたい時にご一緒できて夢の様です」
・当時、北海道日本ハムファイターズはパ・リーグ首位。このまま優勝して欲しいし、観客にもファイターズファンになって欲しい。
・北海道在住の上田さんのご親戚によると北海道では新庄剛志監督の人気が凄いとか。
・いさおさん「凄い人気といえば、速水さんが歌われたのが『だんご3兄弟』。今日は是非歌ってほしいなと思います」
観客拍手。
・いさおさんが拍手の中、退場され速水さんお一人に。
・速水さん「今回まさか『ファイターズ讃歌』をいさおさんと一緒に歌えただけではなく、『だんご』も歌わせていただけるとは。
どうせやるからには思いきり。今日はZepp Hanedaにおおきいおともだちが沢山きてくれてまーす! みんなげんきですかー!?」
観客「はーーーい」
速水さん「すっげえ元気だ」
観客笑。
・ここで速水さんの扇動で「だんご3兄弟」の「串にささってだんご(だんご)」等の追いかけ部分の練習が行われ、
速水さんは練習だけで満足して帰ってしまいそうになるというジョークで観客の笑いを誘っていました。
15:だんご3兄弟/速水けんたろう
-MC-
NHK「おかあさんといっしょ」より、茂森あゆみさんと歌われ、当時あまりの爆発的人気に文字通り社会現象となった「だんご3兄弟」。
速水さんの振り付けを交えた凛々しい歌声に合わせ、観客も一緒になって合いの手や合唱し、楽しいひと時となりました。
・いさおさんが合流されて速水さんとお話。
・大河ドラマ「葵 徳川三代」で細川忠興役を演じられたいさおさん。
父親の細川藤孝(幽斎)が丹後国(現在の京都周辺)を納めており、忠興はじめ優秀な3兄弟がいたという事で、
当時「だんご3兄弟」になぞらえて「丹後3兄弟」という冗談を言ったものの、あまりウケなかったそうです。
・速水さんが拍手で見送られ、いさおさんお一人に。
・いさおさん「『だんご3兄弟』の様な大ヒット曲といいますと忘れもしない『およげ! たいやきくん』です。
子門君が飛ばした大ヒット曲で、シングルの総売り上げが450万枚以上だそうでございます。
この記録は今後破られる事はないでしょう。今、シングルレコードは生産されていませんから」
観客笑。
いさおさん「僕が『ヤマト』を歌う前後でしたから、子門君が大ヒットを飛ばしているのを見ていて
『テレビの歌を歌っていれば、いつかこういうチャンスがくるかもしれない』と思っていました。
今日はそんな子門君に代わって『およげ! たいやきくん』を歌いたいと思います」
どよめく観客。
16:およげ! たいやきくん/ささきいさお
-MC-
フジテレビ系「ひらけ!ポンキッキ」より子門さんの代表曲ともいえる「およげ! たいやきくん」をカバー。
どこか暖かみのある歌声とのびやかな歌いぶりは、オリジナルの子門さんとはまた違った魅力を感じました。
まさかの選曲に驚くと共にこんなに貴重な機会を見逃し、聞き逃すまいぞいう心地で聞いていました。
・いさおさん「昔にテレビで歌った事はありましたけど、皆さんの前ででは初めてだったから緊張いたしました」
・ここで「御大!」といさおさんに投げかけながら登場されたのはライブ「スーパーロボット魂」などで司会を担当されている、
司会はもちろん、殺陣師やラジオパーソナリティーなど、様々な顔を持つショッカーO野さん。
・急にいさおさんから連絡があり「ショッカーじゃなきゃだめなんだよ」と今回の出演依頼を受けられたというショッカーさん。
ショッカーさん「こういう状況で体力の事とか大丈夫かなと心配していましたけど、ここまで自由すぎます」
観客笑。
いさおさん「ンフフフ。せっかく65周年やるなら楽しんでやりたい事をやろうと思ってさ」
ショッカーさん「そうですよね。その為の日ですから」
観客拍手。
・この間にスタッフさんに椅子やテーブル、水などがステージ上に設置され、演奏陣の皆さんはご退場されました。
・ここからはショッカーさんの司会進行で歌手のゲストの皆さんを招いてのトークコーナー。
・ショッカーさんに呼びこまれ、椅子の着席順に登場されたのは、速水さん、堀江さん、影山さん、遠藤さん。
・ゲストの皆さんが着座され、いさおさんとトークされるというのは珍しいシチュエーション。
・ゲストの皆さんそれぞれといさおさんとの出会いのお話。
・堀江さんは特撮「秘密戦隊ゴレンジャー」のオープニングのレコーディング。
ショッカーさん「という事は今年ゴレンジャーが50周年ですからお二人が出会って50周年なんですね」
・速水さんはかつてNHKで放送されていた音楽番組「青春のポップス」での共演が初。
いさおさん「映画音楽のコーナーでご一緒したのが初めてで、速水さんはこういう歌も歌うんだって思いましたね」
・影山さんはLAZY時代。いさおさんがパーソナリティをされていた文化放送のラジオ番組「セイ! ヤング」にて
番組内にLAZYのコーナーがあり、生放送内で共演されていたとの事。当時影山さんは17歳。
・遠藤さんは50年程前に一方的にテレビで「宇宙戦艦ヤマト」等を見ており、初めて会った時は「本物だ」と思ったとか。
遠藤さん「未だにいさおさんは緊張しますね。ねえさんとはまた違って、話せないんですよ。こわい」
いさおさん「こわくねえだろちっとも」
遠藤さん「おおきいし……別にねえさん達がちいさいっていうわけではなくて」
遠藤さんに詰め寄ろうとする堀江さんと影山さん。
観客笑。
・ここでいさおさんが衣装を替えられる為、拍手でご退場。
・スタッフさんが椅子やテーブルをかたづけられ、ゲストの皆さんはその場に残られていました。
・ショッカーさん「さぁここからはいつも我々がやっているあの感じでノンストップで参りますがいかがですか?」
観客「おぉぉおおおおおおおおおぉおおぉお」
ショッカーさん「ゲストの皆さんの十八番……最近は十八番って言わねえか、代表曲を歌って頂きたいと思います。
………………刮目せよォオオオオオオ!!」
観客「おぉぉおおおおおおおおおぉおおぉお」
影山さん「ショッカー、バンドいないよ」
ショッカーさん「そうなの。だから間を持たせようとして普段使わない『刮目せよ』なんて言っちゃいました」
遠藤さん「そのままいったらおもしろかったなー」
観客笑。
・ショッカーさんに呼びこまれてバンド、ホーン隊、コーラスの皆さんが登場され、それぞれの位置へ。
・ショッカーさん「せっかくなので今日は特別に、みなさん盛りあがれますかぁあああぁあああ」
観客「おぉぉおおおおおおおおおぉおおお」
ショッカーさん「一緒に歌いましょうねェエエエ」
観客「おぉぉおおおおおおおおおぉおおおおおおお」
ショッカーさん「スーパー、いさおぉおおおおおおぉお」
観客「スピリィイイイイイイイィイイイッツ!!」
ショッカーさん「ありがとうございます。それではゲストの皆さんご準備お願いします。影ちゃんは帰っちゃダメ」
堀江さん、速水さん、遠藤さんがご退場され、影山さんとショッカーさんお二人に。
ショッカーさん「やっぱここは影ちゃんにトップをお願いしないと」
影山さん「マァジっすか」
ショッカーさん「まじっすよ。でも影ちゃんさ、いさおさん65周年だよ」
影山さん「だってオレ、64歳だよ」
ショッカーさん「そうだよね。我々同級生なんですけど、生まれる前から歌ってるんだよ」
影山さん「ねぇー」
ショッカーさん「色んな業界があるけど影ちゃんはアニソン界だから直系じゃん? プリンスだし」
影山さんは長らく"アニソン界のプリンス"と呼ばれています。
ショッカーさん「まだプリンスであり永遠の中堅だからね」
影山さん「いい世界だよね」
ショッカーさん「そうだよね。あっちの世界じゃ"長老"って呼ばれるけどこっちじゃ中堅だから」
観客拍手。
※影山さんはご自身がチェアマンを務めるアニメソングを作り歌うユニット、JAM Projectのライブにおいて
2000年代後半、当時40代のご自身を「初老」と表現したのですが、メンバーの皆さんが「長老」と聞き間違えてしまい
それ以来、JAM Projectのステージなどでは自嘲美味に「長老」と自己紹介され、ファンからも「長老」と呼ばれる事がありました。
17:HEATS 2021/影山ヒロノブ
18:勇者王誕生!/遠藤正明
19:オーレ! オーレンジャー/速水けんたろう
20:爆上戦隊ブンブンジャー/遠藤正明
21:鳥人戦隊ジェットマン/影山ヒロノブ
22:進め! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子
-MC-
ここからはゲストの皆さんが歌でいさおさんの65週円をお祝い。まずは影山さんから。
OVA「真(チェンジ!!)ゲッターロボ -地球最後の日-」二代目オープニング「HEATS」を
2021年にアニメ「ゲッターロボアーク」で三代目エンディングとして再録音再アレンジされた「HEATS 2021」。
影山さんならではの元気なパフォーマンスとパワフルな歌声で観客を盛り上げた後は遠藤さんがご登場。
「いさおさんの65周年を一緒に祝おうじゃないの」とアニメ「勇者王ガオガイガー」よりオープニングを観客と共に歌った後は、
速水さんのご登場。特撮「超力戦隊オーレンジャー」よりオープニングで、ここからはスーパー戦隊シリーズの楽曲群に移ります。
颯爽とした頼もしい歌いぶりをご披露された後は、再び遠藤さんが登場され、特撮「爆上戦隊ブンブンジャー」よりオープニング。
後半の「自由が一番さ」を「いさおさんの65周年おめでとう」にする等、随所の歌詞を替えていさおさんをお祝いされていました。
続いては遠藤さんの「にいさーん」という呼びかけで影山さんが登場され、特撮「鳥人戦隊ジェットマン」よりオープニング。
影山さんはからりとした明るさで歌われながら、間奏では「カモンコーラス!」とアップルとカインズの皆さんをピックアップ。
コーナーのラストはいさおさんと堀江さんのご登場で、
この年に放送開始50周年を迎えられた特撮「秘密戦隊ゴレンジャー」よりオープニング。
いさおさんと堀江さんが盤石のコンビネーションで堂々とした歌いぶりを披露される中、照明も歌詞の色に合わせて変わっており、
赤と青は一瞬でかわり、青から黄、黄から桃、桃から緑へと変わる際はゆっくりと変わっていたのが印象的でした。
・ショッカーさんが合流され、改めていさおさんと堀江さんをご紹介。
・改めて特撮「秘密戦隊ゴレンジャー」放送開始50周年に言及された後、堀江さんが拍手で見送られました。
・ショッカーさん「いさおさん、今日は素敵な会じゃないですか」
いさおさん「うん。今回は自分で構成したんだけど、構成していて酒呑んじゃって、アレも面白いコレもやろうって書いておくんだけど
朝起きたら何も覚えて無くて、あれ? これ書いてたっけ? ってなっちゃうんだよ。ンフフフ」
観客笑。
ショッカーさん「でもそうやって構成していたのがこうして実現されているのは素敵な事ですよね」
いさおさん「本当はもっと短くやる予定で。遠方の方もいるだろうし座ってても疲れるだろうし、それがねぇ」
ショッカーさん「えー現在、45分おしております」
観客笑。
ショッカーさん「でもいいんです。今日は我らが御大が自由で楽しく65周年を迎えられば。それがいいんですよ」
観客拍手。
・ショッカーさんとスーパー戦隊シリーズ50周年を振り返る。
・俳優さん達の躍進に感心。いつの間にかムード歌謡を歌っていたり大河ドラマの主演を務められたり。
・いさおさん「皆さんの活躍を見ていると、僕ももう少し頑張って俳優をやっていればよかったなぁと思いますよね」
ショッカーさん「何おっしゃいますか、僕らは『妖術武芸帳』で育ってますから」
観客拍手。
ショッカーさん「でもそうやって今は大河俳優になった方々も、若き日は戦隊で青春を燃やしていたんですよ」
いさおさん「いま青春って言ってたけど、作家のジェームズ三木さんも若い頃は歌手として青春を過ごされていたそうだよ」
ショッカーさん「あ、そうだったんですか。ジェームズ三木さんと聞いてピンときた方もいらっしゃると思いますが、
何でも続いての曲はジェームズ三木さんからいさおさんへ直々に歌って欲しいと依頼があったとか」
いさおさん「そう。ちょうどアニメの歌を何年か歌っていなかった頃だったんだけど、
この曲は作詞されたジェームズ三木さんが自分の好きな言葉を詰め込んだから、
是非ささき君に歌って欲しいって言われたんだよ」
23:君の青春は輝いているか/ささきいさお
-MC-
続いてはメタルヒーローシリーズ六作目である特撮「超人機メタルダー」より、重厚さあふれるオープニング。
いさおさんは歌詞の一語一句を確認しながら歌われいるようで、そのお姿には一種の荘厳な威風を感じました。
・いさおさんお一人でお話。
・いさおさん「この歌は歌いながら自分自身に説教している気持ちになってくるんですけど、
しょこたん(中川翔子さん)なんかはこの曲を紹介する時には『説教ソングです』なんて言う事もありましたね」
観客笑。
いさおさん「この曲を歌う為にペース配分をしてまいりました。もう一曲、呼吸を整えて歌わなければいけない曲があります。
若い時はずいぶん自由にやってきましたけれど、これからは女房の言うままに、この道をまっすぐ行きます。
お馴染み、『マイ・ウェイ』です」
24:マイ・ウェイ (My Way)/ささきいさお
-MC-
フランク・シナトラさんが歌唱され、その後スタンダードナンバーとなった「マイ・ウェイ」の中島潤さん訳詞版。
いさおさんの豊かでひろがりのある歌声はペース配分をされてきただけに、その迫力の変わらなさに圧倒されると共に
大病を経て65周年を迎えられたいさおさんが歌われる歌詞の重みや説得力を噛みしめ、観客はじっくりと聞き入っていました。
・本来はここで一旦締めくくられてアンコールになる予定でしたが、いさおさんの脚も腰も棒のようになっているので、
一旦舞台袖に帰るより、このまま続行するほうが良いとの事で、いさおさんに呼びこまれてゲストの皆さんがご登場されました。
・ここで従来なら出演者の皆さんからひと言づつコメントがあるのですが、今回は時間の関係上なのか
ショッカーさんの「一同、礼」の号令でステージ上の皆さんが一礼をされる略式的な形になりました。
・続いてショッカーさんから今回のバンド、ホーン隊、コーラスの皆さんがお一人づつフルネームで丁寧にご紹介されました。
・バンドの皆さんはお一人づつお名前をご紹介された後、ショッカーさんが総じて「SUPER ISAO BAND」とご紹介。
・この間にステージ奥の壁面には黒い幕がかけられていました。
・最後は再び「宇宙戦艦ヤマト」を会場全体で合唱することに。
いさおさん「最後は一緒に大きい声で歌ってくださいね」
25:宇宙戦艦ヤマト/ささきいさお 上田みゆき 森功至
堀江美都子 影山ヒロノブ 遠藤正明 速水けんたろう
鈴木美潮 ショッカーO野
いさおさんの「ヤマト、発進」の掛け声からアニメ「宇宙戦艦ヤマト」よりオープニング。
曲が始まると共にステージ壁面の黒い幕が開き、再びヤマトのシルエットが登場しました。
いさおさんを中心にゲストの皆さんと観客とが一緒になって歌い、雄々しくも高らかに65周年と復活祭を締めくくられていました。
・拍手の中、ショッカーさんの音頭で観客からいさおさんへ向けて「おめでとう」コールが贈られました。
・続いてショッカーさんのご紹介でゲストの皆さんがお一人づつご退場されていき、
バンド、ホーン隊、コーラスの皆さんも退場され、美潮さんをショッカーさん、ショッカーさんを美潮さんがご紹介。
・いさおさんがショッカーさんと美潮さんへの感謝を伝えられ、お二人も退場されるとステージ上はいさおさんお一人に。
いさおさん「これからも病気に負けずに頑張って生きて行きたいと思います。ありがとう!」
観客から拍手が贈られる中、いさおさんがご退場されると会場全体の照明が明るくなり
「ささきいさお デビュー65周年記念 ~仲間と祝う復活祭~」は終演となりました。
いさおさんがデビュー65年のキャリアの中で歌われた数々の楽曲の中から
縁が深い松本零士先生作品、タツノコプロ作品を主軸に、ライブでも馴染み深いアニメ、特撮ソングを中心に構成。
堀江さんはもちろん、森さんや速水さんとの今回ならではのデュエットも非常に貴重でしたが、
いさおさんがライブでアニメソングのカバーをされるというのは非常に珍しく、
しかもそれが共に「アニソン御三家」と称された子門真人さんと水木一郎さんの楽曲だったのには、実に感じ入るものがありました。
また、歌に対してのペース配分もある為か、この日もトークが満載。
お一人で豊富な話題を冗談やダジャレを交えつつ、どこか謙虚な姿勢を見せながら流れる様にお話をされたり、
上田さんとの和やかさ、森さんとの丁々発止、堀江さんとの茶目っ気あふれる会話や、
影山さん、速水さん、遠藤さんらとの普段のステージ上では見られないやりとりなど、どれもが楽しいものでした。
この年の1月に間質性肺炎を患われ、肺活量がそれまでの40%になってしまい、
以前の様には歌えなくなってしまったとの事ですが、それでも病前のイメージを崩す事の無い歌声を披露されながら、
「ハーロック」や「たいやきくん」など、これまでステージでは歌われてこなかった楽曲にも挑戦されるお姿に、
65年の間に培われていた歌手としての底力と、その影に復帰へ向けて鍛錬を重ねられていたのではないかと感じ、
その真摯な姿勢にはただただ脱帽するばかり。今後はご無理なさらずに歌い続けて頂きたく思いました。
ささきいさおさんデビュー65周年おめでとうございます。
トークコーナーゲスト/森功至 上田みゆき
進行/鈴木美潮 ショッカーO野
補足
・会場内のロビーには堀江さんや串田アキラさん、田中公平先生、影山さん、中川さんの他、
東映アニメーションや日本コロムビアなどからの祝花が飾られていました。
・いさおさん「肺活量が元の40%になってしまいまして。医者によりますと一生元には戻らず、いつ再発するかわからないそうです。
なので『真っ赤なスカーフ』の時みたいにセーブしたりごまかしたりする事もあると思います。
その辺は、どうか度量の大きさで見守っていただけましたら幸いです」
・前年の8月24日に河口湖ステラシアター開催された
「富士山河口湖音楽祭」においてアニメ「宇宙戦艦ヤマト」テレビ放送50周年記念のコンサート
「宇宙戦艦ヤマト ストリングス・コンサート テレビ放送50周年スペシャル! in 富士山河口湖音楽祭」のお話。
悪天候で富士山を拝む事は出来なかったものの、雷雨が楽曲に効果的に作用したので、
宮川泰先生は見守りながら天候を操られているのでは。
・療養中に歯ぎしり等の帽子の為、緩んでいる歯を抜かれたといういさおさん。
いさおさん「女房の息子が歯医者やってるもんですから、インプラントか入れ歯かどっちがいいか聞いたんですよ。
そしたらインプラントは感染症の恐れがあるから入れ歯にしようと。ただまだ出来ていないんですよ。
だから今日、ろれつがまわらなかったりしてもそれは僕のせいではありません。ンフフフ」
観客笑。
いさおさん「言い逃れは得意なんですよ。ンフフフ」
観客笑。
・いさおさん「先程女房に『お医者さんのせいにしちゃダメ!』と怒られてしまいました」
観客笑。
・いさおさんの父方曽祖父は岩手県出身で海軍主計総監であり初代海軍主計学校長の奈良真志さん。
いさおさん「元々海軍系の家族だったそうで、もしかしたら『ヤマト』を歌えたのはその縁だったかもしれません。
それくらいサッと決まったんですよ。そういった意味でも岩手県は僕にとって守り神みたいなんですね。
今日はこの後も岩手県の話が出てくると思いますのでお忘れのないように」
・松本先生が見せてくれた女性の写真に納得されたいさおさん。
・直前のMCでは「THE GALAXY EXPRESS 999」と紹介されていましたが、
堀江さんのカバーアルバム「One Voice」の表記に準拠して本レポートでは「銀河鉄道999」と表記しております。
・いさおさん「美潮さんは讀賣新聞で記者をやられて60年?」
美潮さん「違いますよぉ! まだまだ若輩者ですから」
・森さん「ボクが今月80歳になったから、二人合わせて163歳ですよ」
いさおさん「合わせる必要ないだろ。ンフフフ」
観客笑。
森さん「お互い年取ったねー」
いさおさん「オレは若いよ」
観客笑。
・森さん「みゆきちゃんはいさおちゃんの第一印象って良くなかったんでしょ?」
いさおさん「そんなことないだろ?」
上田さん「そんな事あるの。隣に座るんだけどいつもお酒の匂いをさせていて」
観客笑。
森さん「酒の匂いはするし他の匂いもするしさぁ」
いさおさん「今日は二枚目でやってるから下世話な話は無しにしよう」
観客笑。
・いさおさんと倍賞さんが共演された映画というのはおそらく1961年公開の「班女」。
・「明日夢見て」当時の堀江さんから見たいさおさんの印象は"だいぶ年上の先輩"。
堀江さん「よく政治のお話とかをされていたんですけど、あたしもまだ10代とかでしたから時々うっとおしいなと思う事も……」
観客笑。
いさおさん「今政治家になっている山本太郎さんと彼が俳優の頃に大河ドラマ『新撰組!』で共演したんですけどね、
その時に僕が政治の事を教えたんですよ……そんな事ないけどね。ンフフフ」
・森さんが心配されていた「一緒に歩こうこの道を」の歌い出しですが、
堀江さんが森さんの肩に手を乗せられ、リズムをとりながら歌い出されるタイミングを教えられていました。
・森さんと上田さんは子役時代からの幼馴染。
いさおさん「じゃあ80年くらいの付き合い? ンフフ」
森さん「いやそんなにいってない」
上田さん「70年よ」
いさおさん「真面目に答えるなよー」
観客笑。
・当時の森さん「いさおとぉ? やめとけぇ!」
・空港を駅と言ってしまい森さんといさおさんにツッコまれる上田さん。
・「ガッチャマン」大人気の中、ケンとジョーはどっちが人気だったのか。
森さん「ボクがファンの人から聞いたところではジョーが人気だったらしいですね。芝居下手なのにっ!」
観客笑。
いさおさん「やっぱりジョーはニヒルで口数が少ないのが良かったんだろうね。
ケンみたいにべらべらべらべらしゃべらなかったからさ」
森さん「べらべらっていうなよ。台本に書いてあるんだよ!」
観客笑。
・森さん「バンドの人達もやさしくて嬉しかったです……次回、いつ?」
・いさおさん「大谷君は岩手県出身で大谷君と同じくメジャーリーグで活躍されていた佐々木朗希選手も岩手県出身。
前半で言っていた岩手県というキーワードはここにつながっているんですよ。ンフフフ」
速水さん「会場にも岩手県出身の方がいらっしゃっているかもしれませんね」
いさおさん「実は僕の親戚が来てるんだよ」
・ショッカーさん「どうもショッカーO野です。あやしいものでーす」
観客笑。
・いさおさんが間質性肺炎を患われた際、ステージなどの出演がキャンセルにならざるをえなくなり
その穴を埋められたのが、その時のステージで共演される予定だった堀江さん、影山さん、遠藤さん。
いさおさん「その時はみんなが僕の分も歌って時間を埋めてくれました。ありがとうございます」
観客拍手。
いさおさん「そして僕のギャラを3人で山分けしたとか。そんなことねえか。ンフフフ」
観客笑。
・ショッカーさん「この為に私が来ております!」
観客拍手。
・速水さんは「オーレンジャー」をライブで歌われる際は歌詞の「とびきり熱い 五人の仲間」の「五人」を
会場名などに替えて歌われる事が多いのですが、今回はオリジナルのまま歌われていました。
・トッキュウ4号はグリーン車。
・いさおさんとゲストの皆さんの見せ場を残しつつ、話題をつなげて進行されながら、
ばっさりと強制執行で進行されるショッカーさん。その場の状況を見ての進行にはある種の強引さが必要であり、
それに伴ってある種の嫌われ役的な役回りになりながら、それでも全てを請け負って
進行されるお姿にプロフェッショナルの矜持を感じました。45周年おめでとうございます。
・森さん「いさおちゃん、死ぬまで現役だぜ」
・最後に「宇宙戦艦ヤマト」を歌われた後、出演者の皆さんが観客に向けて手を振る中、
上田さんは深々と頭を下げられていました。
・そして最後にお一人づつ帰られる際も観客へ深々と頭を下げられ、上げられたお顔は涙をこらえているご様子でした。
・いさおさん「よく声がもちましたね。皆様には暖かい拍手と笑顔と何より暖かい心をいただきました。
また……またといってもいつまで出来るかはわかりませんが、お会いできる日を楽しみにしています。
本日は本当に最後までありがとうございました」
・今回の模様はライブ終了後から数日後の24日から30日までの期間アーカイブ配信として楽しむ事が出来ました。
アーカイブでは権利の関係なのか洋楽である「マイウェイ」はカットされていましたがそれ以外は全曲収録。
映像特典として終演直後の出演者の皆さんが記念撮影にのぞまれる様子を見る事ができました。
トークに関してはおそらくノーカットで収録されており、今回のレポートの参考とさせていただきました。