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MOTTO! MOTTO!! + presents JAM PARTY 2025 ~We Can Fly!~

25.7.17 Zepp Haneda

 

出演/JAM Project(影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹) 

 

演奏/B.山本直哉 Dr.青山英樹 Key.西村奈央  G.奈良悠樹 G.Leda

 

JAM Project。

2000年に結成されたアニメのためのアニメソングを作り、歌うべく結成されたユニットです。

結成当時のメンバーは水木一郎さん、影山ヒロノブさん、松本梨香さん、さかもとえいぞうさん、遠藤正明さん。

 

結成の経緯として水木一郎さんの「21世紀へ古き良き"アニソン魂"を残したい」という呼びかけに賛同した

影山ヒロノブさん、松本梨香さん、さかもとえいぞうさん、遠藤正明さんが集まったとされていますが、

こちらはJAM Projectのコンセプトを明確に示す為、公に経緯とされているものであり、実際は少々趣が異なります。

 

 

1990年代、海外で日本のアニメ、特撮が熱狂的な支持を集めているのが日本に伝わってきていた一方、

日本ではテレビのゴールデンタイムで放送されていたアニメの主題歌の多くが当時のドラマ主題歌やCMと同様に

有名な歌手やバンド、新進気鋭の歌手やバンドが発表する場、タイアップ戦略の手段として使われていました。

中には作品内容に沿ったものもありましたが、その多くは作品とは無関係な曲が採用されており、

いわゆる"タイアップアニソン"と呼ばれるものが主流で、

それまで脈々と受け継がれてきたアニメの為に書き下ろされる"アニメソング"が少なくなっていました。

 

ただ、その一方で往年のアニメ・特撮の再評価やリメイクが続き、通信カラオケブームの一般化による宴会等の需要の高まり、

アニメソングをメタルアレンジにしたバンドANIMETALのヒットによる往年のアニメソングへの再評価と注目が集まっていました。

そんな1990年代の後半、新旧問わずロボットアニメが一堂に会するゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズの大ヒットに端を発し、

ロボットアニメやゲームの歌のみで構成されたライブ「ROBONATION SUPER LIVE'97 summer」が開催。

現在では当たり前になっているライブ形式での開催やレコード会社を複数またいでの開催は、当時は非常に画期的であり、

今や日本にとどまらず世界各所で展開されているアニメソングライブ、フェスに繋がるアニメソングムーヴメントの先駆けを担いました。

 

そんな状況の中、ANIMETALのボーカルであるえいぞうさんや、ご友人で音楽プロデューサーの石井玄也さんが

影山さんや、影山さんとロックバンドLAZYとして共に過ごし、当時レコード会社Lantisを立ち上げたばかりの井上俊次さんに

「水木さんと影山さんとえいぞうさんが海外のミュージシャンをバックに従えて歌う」という企画を提案。

 

当時アニメソングが置かれていたタイアップアニソンが主流になりつつあった状況や、その他諸々の事情から内容は変転し、

複数の歌手でアニメソングを作り、歌うユニットとして活動するというプロジェクトとしてスタートする事になりました。

 

メンバーはアニメソング界の象徴的存在である水木さんと、水木さんと共にムーヴメントの中心人物であった影山さん、

当時日本で大人気を博し、後に世界中を席巻する事になるアニメ「ポケットモンスター」の主演声優で、主題歌を歌われていた松本さん、

アニメソングムーブメントが動き出すきっかけの存在であり、企画を最初に考えられたえいぞうさん、

当時期待の若手として注目されていた遠藤さんが選出。

 

結成後、全員はもちろん、二人一組や単独でfeaturingなどのスタイルで楽曲が発表され、精力的に活動される中、

2002年に日本最古のアニソンフェス「ANIME JAPAN FES 2002」内の単独ライブ「JAM second mission EVOLUTION」にて

水木さんがご自身のソロ活動が多忙を極める為、今後は専任ではなく、非常勤として活動に参加される事を宣言。

同じライブにて、後に世界的人気となるアニメ「ONE PIECE」の主題歌を歌われて注目されていたきただにひろしさんの加入が発表。

2003年にえいぞうさんが複数の音楽活動の拡大による多忙や、JAM Projectにおけるご自身の役割を終えたという事で卒業を発表。

それに伴って、当時はアニメソングから離れ、ソロアーティストとしての活動を主軸にされていた奥井雅美さんと

アニメ「OVERMANキングゲイナー」の主題歌でアニメソング界にカムバックされていた福山芳樹さんが加入。

更に2004年にはCSキッズステーションで放送された「Dream Factory」内の企画「JAM Project新メンバーオーディション」が開催。

メンバーの合格者はいなかったものの、Additional Vocal/海外特派員としてヒカルド・クルーズさんが採用。

2008年には「No Border」を掲げて海外でのライブツアーを開催。

活動が海外を視野に入れはじめた事によるソロや声優業との兼ね合いもあり、松本さんが活動休止を発表。

現在は影山さん、遠藤さん、きただにさん、奥井さん、福山さんの5名で主に活動され、ヒカルドさんはスポット的に参加。

水木さん、松本さん、えいぞうさんも非常勤、卒業、活動休止をされてはいますが、

それぞれがJAMのライブ以外のライブで共演された際はJAM Projectの楽曲を披露される事もあります。

JAM Projectの楽曲はパワフルなものが主流で、結成当時はメンバー五人の個性が力強くぶつかり合い、

ストロングでストレートな楽曲を専業作家の方々と共に作られる影山さん曰く「全員四番バッター」、

現メンバーになってからはメンバー全員が作詞作曲のほかディレクションなども行われる「全員野球」、

ほぼ全曲を全員で歌唱するスタイルになり、コーラスやハーモニーに重きを置いた複雑な構成の楽曲が多いのが特徴です。

 

2005年から開催されている世界最大規模のアニメソングフェス「Animelo Summer Live」初期の中心アーティストとしての出演や、

動画サイト「ニコニコ動画」で楽曲を用いたMAD動画などで幅広い層に注目され、

当時のアニメソング界を代表する存在として認知されました。

以降はアニメ、特撮、ゲームなどはもちろん、フィギュア、パチンコ、パチスロ、プロレス団体、企業、サッカーチームなど

多岐にわたってテーマソングを手がけられ、日本国内のほか、アジアやブラジルなどでもライブを行われています。

 

 

2025年はJAM Project結成25年を迎えられました。おめでとうございます。

結成25年目という節目の年の、結成発表記者会見を行った7月17日に開催されたのが

今回の記念ライブ「MOTTO! MOTTO!! + presents JAM PARTY 2025 ~We Can Fly!~」です。

 

今回のイベントはJAM Projectファンクラブ「「MOTTO! MOTTO!! +」による記念ライブ。

11月に開催される25周年記念ライブ「JAM Project 25th Anniversary Live FINAL COUNTDOWN」の前哨戦として

人気曲はもちろん、ファンクラブならではのレアな楽曲、ライブの前日に発売されたばかりの

アルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」に収録されている楽曲の初披露、

更に終演後にはメンバーの皆さんによるお見送り会も実施される旨が告知されていました。

今回はファンクラブ会員はもちろん、同行者に限っては非会員も参加することができました。

 

会場は東京は羽田空港の近くの複合施設、羽田イノベーションシティにあるライブハウスZepp Haneda。

BGMとしてアルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」の楽曲が流れる会場内に入ると

既に多くの観客が椅子席に着座しており、開演を待っている状態でした。

ステージ上は演奏陣の各ブースが設置されいる他は、壁面全面に今回のライブロゴの幕が張られているのみで

他に特殊なセットや舞台演出装置などもなく、全体的にとてもシンプルな様相でした。

 

開演5分前になると放送で諸注意と間もなく開演する旨がアナウンスされると観客から拍手が起きました。

放送からしばらくすると会場内の照明が暗くなっていき、いよいよ開演です。

 

00:OVERTURE/SE

01:鋼の救世主/JAM Project

02:Vanguard/JAM Project

03:レスキューファイアー/JAM Project

-MC-

 

荘厳な音楽がオーバーチュアとして流れる中、観客の拍手の中、バンドの皆さんが登場され、

バンドの皆さんの準備が整うと音楽が激しくなりJAM Projectの皆さんがステージ前方に登場されました。

観客から歓声が起こる中、ゲーム「スーパーロボット大戦α外伝」よりオープニングからスタート。

「SOULTAKER」と共にJAM Projectの皆さんが初めて全員で歌われた楽曲が25周年の一曲目に披露されて感慨深かったです。

熱気をそのままに間髪入れずにアニメ「カードファイト!! ヴァンガード」より初代オープニング。 

疾走感あふれる本曲は、2019年のライブ「JAM Project SPECIAL LIVE 2019 A-ROCK [Later numbers]」以来のご披露。

それだけにJAM Projectの皆さんの歌いぶりを受け、観客の合いの手にとても熱が入っていた様に感じました。

青山さんが軽快なドラムを演奏され、そのまま特撮「トミカヒーロー レスキューファイヤー」より初代オープニングへ。

とても盛り上がる楽曲で、ライブでは後半に披露される事が多いだけに、序盤でのご披露はとても新鮮でした。

 

・遠藤さんを先陣にJAM Projectの皆さんがお一人づつ順番にご挨拶。

・このところ毎月海外のイベントで歌われているきただにさんはマイルが溜まっている。

・まずは挨拶の最初に叫ぶ影山さんはとことん楽しみたい。

・影山さん「じゃあ次の曲は、遠ちゃんを真ん中に、めっちゃ久し振りやと思うんやけど、いっちゃおっかなぁー」

 観客「おぉぉおおぅ」

 影山さん「いっちゃおっかなぁー! こーれだぁあああああ!」

 

04:鋼のレジスタンス/JAM Project

05:Believe in my existence/JAM Project

06:But still we.../JAM Project

-MC-

 

前奏が流れた途端大歓声が起こったのはゲーム「第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇」のオープニング。

本曲がフルサイズで披露されるのは2016年のライブ「JAM Project LIVE TOUR 2016 ~AREA Z~ TOUR FINAL」以来、

ダイナミックな構成の展開を経ての「ザンザンザザンザンザ……ゼェッ」からのサビは実に痛快な一体感でした。

がらりと雰囲気が変わり、奥井さんの歌い出しからはじまったのはアニメ「カードファイト!! ヴァンガード」より二代目オープニング。

優しくどこかはかなげなJAM Projectの皆さんの歌声が印象的で、特に一番や二番終わりのハーモニーはとても聞き応えがありました。

続いては荘厳なハーモニーから疾走感ある前奏が印象的なゲーム「スーパーロボット大戦DD」より三代目オープニング。

今回が初披露となる本曲は、生演奏ならではの躍動感とJAM Projectの皆さんの歌声の迫力が強く感じられました。

 

・ここのトークは奥井さんと福山さんお二人が進行。

・お二人の組み合わせはなかなか無いという福山さんと、そうでもないという奥井さん。

・ライブ前日に発売されたアルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」のお話。

・「But still we...」は奥井さんが作詞できただにさんと福山さんが作曲。

 福山さん「おれが後半とサビを作って、だにぃ~が最初の方を担当しまして」

 きただにさん「そうですね。ボクはAメロ担当でしたね」

 福山さん「で、昨日、CDの歌詞カード確認したんだけどさ『作曲 きただにひろし』だけ。おれは?」

 奥井さん「それ昨日知ったの? ひろしは?」

 きただにさん「ボク、今朝気付きましたね」

 影山さん「マァジ? それヒドくね? だって作曲の割合でいったら福ちゃんがメインじゃん」

 きただにさん「そうなんすよ! 八小節くらいしか書いてねえのに」

 観客笑。

 影山さん「じゃあ歌詞カードに書き足しておいてください。『作曲 福山芳樹』って」

 観客笑。

 奥井さん「ちょいちょいそういうのあるよねー」

 福山さん「『冒険王』もオレが作ったんだけど『作曲 影山ヒロノブ』になってたし」

 影山さん「アレは9割方オレやったやろ?」

 観客笑。

 

・奥井さん「でも次の曲も芳樹かかわってるんよね? 『スパロボY』のテーマ」

 福山さん「そうです。芳樹ね関わってますね。前半は芳樹で後半は影山ヒロノブですね」

 影山さん「『スパロボY』の発売前に曲だけ出るって結構珍しかったかもね」

 奥井さん「この曲ね、サビに楽しい所があるんですよ。必死に歌う高音組と"ナナナ隊"の二部構成で

     "ナナナ隊"のにいさんとだにぃ~が楽しい事してるんで見ててください」

 影山さん「ちょっとまって。そんな風に行ったらオレとひろしが楽してるみたいやん。こうやって」

 その場でダンスのボックスステップを踏まれる影山さん。

 きただにさん「いやいや、ボックス踏まんて!」

 観客笑。

 奥井さん「でもぶっちゃけ楽でしょ?」

 影山さん「ハァイ」  

 観客笑。

 福山さん「そのナナナの所はおれが書いたんだけど、てっきりそこを歌えると思ってたらキツイ方だったんだよなぁ」

 観客笑。

 

・奥井さんの指名で曲紹介は影山さんが行う事に。

 影山さん「じゃあっ、これでも20年以上声優やってるんでぇ、……本邦初公開、お届けしましょう。

     (ドスをきかせた歪んだ声で)『反撃 Fight Baaaaaaaaack』」

 

07:反撃 Fight Back!/JAM Project

08:暁を撃て/JAM Project

09:Over the Max ~魂の継承~/JAM Project

10:其れは穢れなき修羅の涙/JAM Project

-MC-

 

ライブの約一か月後に発売予定のシリーズ最新作ゲーム「スーパーロボット大戦Y」よりオープニングを初披露。

中東風の曲調が面妖さを感じる序盤から疾走感が一気に増しての「スガガガガガガガガガン」「チェンジ」がインパクト抜群。

全体的に攻撃性の高い曲調の中、件のサビでの「ナナナ」はアクセントになっており、ライブではより際立って聞けました。

続いてはアニメ「マブラヴ オルタネイティヴ」より栗林みな実さんと歌われた第二期オープニング。

栗林さんのパートは奥井さんが主に担当されていましたが、コーラス部分では栗林さんの歌声も流れていました。

そして続いてはプロレス団体「新日本プロレス」主催のヘビー級選手によるシングルリーグ戦「G1 CLIMAX 32」大会テーマ。

パワフルさ溢れるステージがくり広げられる中、二番では遠藤さんが「Arena」を「Zepp Haneda」と伊達な替歌されたり、

その後ろで水を飲まれていた影山さんが、口にふくまれていた水をプロレスの毒霧のように頭上に吹きだされている場面も見られつつ、

後半にはバンドの皆さんをJAM Projectの皆さんがお一人つづご紹介。バンドの皆さんのソロ演奏もありと見所満載でした。

がらりと雰囲気が変わり、福山さんの透明感のある歌声からはじまる特撮「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」エンディングへ。

JAM Projectの皆さんならではの厚みのあるハーモニーと哀愁を感じる曲調が印象的なロックバラードでした。

 

・ここで影山さんから今後発表されるJAM Projectの皆さんが手がける楽曲のお話。

・少しだけ歌いたい奥井さん。

・きただにさん「オレ全然活躍してないやん」

 奥井さん「ええやん『ONE PIECE』で全世界まわってんねんやんから」

・影山さん「もうこの後は二曲をババーンとやって終わるから」

 観客「ぇぇええええぇええええ」

 奥井さん「今日はお見送り会もあるからね」

 影山さん「そうやでぇ。のんきにわろてたらあかんのやでぇぇええええええぇえ」

 観客「おぉぉおおおおぉおおおおおお」

 影山さん「あと二曲ほどの間にぃ、もぉえつきるんやでぇ、この羽田でぇえええぇええ!!」

 観客「おぉぉおおおおぉおおおおおお」

 

11:静寂のアポストル/JAM Project

12:THE HERO!! ~怒れる拳に火をつけろ~/JAM Project

 

ラストブロックはライブ当日に新シリーズの主題歌をJAM Projectの皆さんが担当することが発表されたばかりの

アニメ放送10周年を迎えたアニメ「ワンパンマン」の第二シリーズと第一シリーズのオープニングを連続で。

「静寂のアポストル」は小気味よさと心地よい重厚さが魅力で、歌声はもちろん演奏の重々しさが体に響きます。

曲が終わるとゆっくりと遠藤さんが中央に移動され、痛快な一声から「THE HERO!!~怒れる拳に火をつけろ~」へ。

結成15周年目に生まれたパワフルでへヴィな一撃はJAM Projectの皆さんにとって世界への名刺となった本曲。

今回のライブでは「Power! Get power!」での観客のマジ合唱の熱気がとても印象的でした。

 

-アンコール-

-MC-

 

・拍手の中、JAM Projectの皆さん、バンドメンバーの皆さんが退場されると

 観客からアンコールを表す「MOTTO MOTTO」コールが起こりました。

・しばらくすると今回のライブグッズに着替えられたJAM Projectの皆さん、バンドメンバーの皆さんがご登場。

・ここで改めてJAM Projectの皆さんがお一人づつ順番にご挨拶されました。

・それぞれにご挨拶されつつ、11月に大阪府と神奈川県でそれぞれ二日間開催される

 25周年記念ライブ「JAM Project 25th Anniversary Live FINAL COUNTDOWN」への意気込みもお話されました。

13:KI・ZU・NA~10th Anniv.ver.~/JAM Project

14:SKILL-2015-/JAM Project

 

アンコール一曲目は影山さんの「オレ達にとってとても大切な曲」の言葉から、

JAM Projectの皆さんにとって初のオリジナルソングである「KI・ZU・NA」を、

結成10周年の2010年に現在のメンバーでセルフカバーされた「KI・ZU・NA~10th Anniv.ver.~」バージョンで。

それぞれがしっとりと歌われる中、遠藤さんが溜めを交えて伸びやかに歌われていたのが印象的。

後半には手を左右に振る仕草と共に観客と共に「ララララ」の大合唱で締めくくられていきました。

余韻をそのままにラストはゲーム「第2次スーパーロボット大戦α」オープニング。

JAM Projectの皆さんの代表曲ともいえる本曲は2015年以降、再アレンジ再録音バージョンでのご披露。

 

2015版に追加された二番が終わりのサビ部分の繰り返しが増量された箇所になるとドラムのみのシンプルな演奏になると、

影山さんの「この記念すべし日に、時空を超えてスゲエやつが来ているんだよ!」の言葉に大いに沸く観客と共に

盛大な「部長」コールで呼びこまれたのは、赤字で"部長"の印字を施した二本の触覚がついた黄色いヘルメットを被られたきただにさん。

 

2007年頃よりライブで「SKILL」を披露される際には観客を扇動する盛り上げ役をきただにさんがご担当。

普段は温和なきただにさんがこの時だけ好戦的な鬼気迫る表情で観客へ怒鳴り散らしながらコール&レスポンスを扇動。

そのユーモアあふれるキャラクターから「盛りあげ部長」「部長」「SKILL部長」などと呼ばれるようになり、

全国ツアーが行われる際には土地土地の名物名所を交えたコール&レスポンスを行われてライブの名物になりました。

 

この時被られていたヘルメットは2009年のライブツアー「JAM Project Harricane Tour 2009」の最終公演であり

JAM Projectの皆さんにとって念願だった日本武道館でのライブ「Gate of the Future」において

「SKILL」が披露された際に、きただにさんがステージから10数メートル宙づりにされた時に被られていたもの。

その後、2019年のライブ「JAM Project SPECIAL LIVE 2019 A-ROCK」以降は「部長」パフォーマンスは行われず、

ヘルメットはLantis内でガラスケースの中で保管されていましたが、今回久し振りに観客の前に登場されました

 

きただに部長「はぁっ! はぁあずかしながらっ! 帰ってきたんじゃぼけぇえええええ!」

観客「おぉおおおおおおおおおおおおおぉおおぉおおおおお」

きただに部長「昨日からぁあ、不安で眠れなかったんじゃぼけぇえええぇええええええ!」

観客「おぉおおおおおおおおおおおおおぉおおぉおおおおおぉおおおおお」

 

久し振りの観客とのコール&レスポンスは会場が羽田空港が近いという事で「管制塔」。

そして11月に行われる25周年記念ライブ「JAM Project 25th Anniversary Live FINAL COUNTDOWN」の

関東公演ライブ会場である横浜BUNTAIであるということで「BUNTAI」でした。

きただに部長は奥井さんのマイクフォローを受けながら往年のキレ味そのままに観客を扇動され

堂々たる盛り上げぶりで観客の高揚感を誘いに誘われて最後のサビへとつなげられていました。

曲が終わると、バンドの皆さんが激しく音をかき鳴らす中、福山さんによるジャンプで締めくくられました。

 

閉演BGM:TRUE DIRECTION~FINAL COUNTDOWN

 

観客の拍手の中、アルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」に収録されている

JAMのみなさんからファンへの感謝を歌ったオリジナル曲「TRUE DIRECTION」流れ出し、

バンドメンバーの皆さんもステージ前方に合流され、JAM Projectの皆さんとハイタッチや肩を組まれたりした後、

影山さんがバンドの皆さんやスタッフさん達、観客に感謝を述べられ、一列に並ばれ出演者全員で万歳三唱が行われました。

 

影山さん「この曲(TRUE DIRECTION)にあるように、みんながオレ達のセント・エルモス・ファイアーです!!」

 

観客の拍手の中、バンドの皆さんに次いでJAM Projectの皆さんもご退場されると客席の照明が明るくなり、

閉演とお見送り会のアナウンスと重なるようにファン有志による三本締めが行われ、ステージ上の照明も三本締めに合わせて点滅。

三本締めが終わるとステージ上に左右から幕がかけられ、スタッフさんによってお見送り会の案内があり観客は待機。

しばらくすると最前列の観客から順番に移動し、ロビーで待つJAMのみなさんによるお見送りを受けて退場していき、

「MOTTO! MOTTO!! + presents JAM PARTY 2025 ~We Can Fly!~」は終演となりました。

 

 

今回は木曜日という平日の開催であり、お見送り会もある関係で披露された楽曲は全14曲と少なめではありましたが、

事前に告知されていた通り、人気曲はもちろん、歌われるのが数年ぶりの楽曲、

新アルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」の楽曲の披露など

ほとんどがオープニングやシングルの表題曲などで、終始盛り上がりっぱなし。

短い時間ながらも満足感を覚え、JAM Projectの皆さんにとってもバンドでのライブは久し振りという事もあってか、

皆様とても楽しそうだったのが印象的でした。

11月に行われる25周年記念ライブ

「JAM Project 25th Anniversary Live FINAL COUNTDOWN」への決起集会といった趣を感じました。

 

 

結成から25周年を迎え、アニメソングの歴史を築かれているJAM Projectの皆さん。

数多くのアニメソングを手がけられる中で名実ともキャリアを重ねられ、

メンバーの皆さん全員が結成当時の水木さんの年齢やキャリアを越えられており、

各種媒体では"レジェンドシンガー"と称される様になりました。

 

この25年の間にアニメやアニメソングを巡る環境も大きく変わり、

ゴールデンタイムの放送本数こそ少なくなりましたが、年間百本を越える新作アニメが放送されています。

タイアップアニソンの対象になっていた有名な歌手やバンド、新進気鋭の歌手やバンドの中には

アニメ制作サイドの要望や、大手レコード会社だからこその余裕、有名アーティストならではの自由度もあってなのか、

自身の楽曲のタイアップではなく、むしろ作品の為に楽曲を書き下ろす事例が非常に多くなっており、

その独自性やネームバリューも相まって作品と相乗効果でアニメ全体の世界的人気や質を盛り上げています。

だからと言ってJAM Projectが結成当初憂慮されていたタイアップアニソンは無くなった訳ではなく、

対象が有名な歌手やバンド、新進気鋭の歌手やバンドだけではなく、声優さんがアーティストとして発表される曲や、

アニメソング関係のレーベルに所属されている等、いわゆるアニソン歌手に類する方々の宣伝場所としても使われるようになり、

アニメに携わっている方々ながらも作品と全く関係ない楽曲が主題歌になるという、また別の憂慮すべき点が生まれています。

 

 

アニメの主題歌やライブやフェスの出演者は結成当時以上に声優さん達の大活躍が目立ち、

アニメソングを主に歌われている歌手の方々が主題歌を歌われたり、ライブやフェスで歌われる機会も少なくなってきています。

そんな中で、メンバーの皆さんそれぞれのソロ活動とは別に、JAM Projectとしての活躍の場は少なくなってきており、

実際に近年の新曲は長年関わられている「スーパーロボット大戦」「牙狼」「マブラヴ」「ワンパンマン」各シリーズの他は

新規のアニメや特撮は無く、パチンコ、パチスロ、スポーツ関係に留まり、

長年在籍したランティスから離れた事もあってか、その活動は縮小傾向の様に感じられます。

 

そんな現状を踏まえての「FINAL COUNTDOWN」と冠したアルバムの発表とライブの開催は、

JAM Projectの皆さんのある種の決意表明と感じられ、25年目を迎え、今後のご活躍に期待し、注目していきたいです。

 

補足

 

・当時は日本最大級のアニメグッズ専門店であるアニメイト各店舗にて

 「JAM Project 25th Anniversary &

JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN発売記念 アニメイトキャンペーン!」が実施。

 アルバム「FINAL COUNTDOWN」や各種CD、DVD、Blu-ray購入者向けの特典やグッズが当たる抽選会、

 該当店舗でのコメント動画の放映やパネル展示、応援メッセージの募集のほか、

 カフェスペース「アニメイトカフェグラッテ」を有する店舗では「JAM Project 25th Anniversary FINAL COUNTDOWN Gratte」と題し

 ドリンクの上のクリームにデザインをプリントしたグラフィックラテや、アイシングクッキーなどが特典付きで販売されていました。

 

・会場内のロビーにはゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズのプロデューサー寺田貴信さんなどからの祝花が飾られていました。

 

・今回は開演前のステージの様子も写真動画の撮影は禁止されており、スタッフさんが折に触れてアナウンスされていました。

 撮影している観客をスタッフさんが見つけた際、ライブによってはなおざりになっている場合もあるのですが、

 今回は該当する観客に近づき即座に注意されていました。

 

・「鋼の救世主」は現メンバーで再録したバージョンの「鋼の救世主 2006ver.」ではなくオリジナルバージョンのアレンジでした。

 

・バンドの皆さんとは別に舞台袖でサポートとしてギターもしくはベースを演奏されている方がいらっしゃったので

 今回の演奏陣はトリプルギターもしくはダブルベースでした。

 

・影山さん「今日もみんな凄く並んでグッズを買ってくれたみたいで。ピンクのTシャツを着ている子が多いね」

 奥井さん「男の子もピンク着てますね」

 影山さん「まるでアイドル声優ユニットのライブみたいじゃないか」 

 観客笑。

 

・「鋼のレジスタンス」の2番でステージのセンターで影山さんと共に歌われていたきただにさんが移動する際、

 きただにさんとぶつかりそうになった奥井さんが思わず歌いながら笑ってしまう場面も。

 

・アルバム「JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN」の初回限定盤はLPサイズ紙ジャケット仕様。

 帯や歌詞カード等のデザインもレコードを思わせるものになっていました。

 遂にJAMもレコードになったと喜んだものの、中を開けたらCDで残念だった福山さん。でも歌詞カードの字が大きくて嬉しい。

 

・福山さん「最近はCDの歌詞カードなんて全く読めないからさ」

 奥井さん「まあじいさんばあさん自慢はやめておきましょう」

 影山さん「誰がじいさんやねん!」

 観客笑。

 奥井さん「こんなカッコよかったらじいさんって呼べへんよね」

 

・ライブ翌日に公式サイトに「But still we...」の作曲表記に関しての訂正が記載されていました。

 

・「反撃 Fight Back!」の影山さんの曲紹介に意表をつかれたのか笑いを必死にこらえていた福山さん。

 

・普段のライブではあまり水を飲まれない印象の影山さんや遠藤さんが

 曲中で水を頻繁に飲まれていらしたのが新鮮。

 

・影山さん「バカじゃない?」

 きただにさん「うわ、ステージ上でバカじゃないって言った」

 

・きただにさんのステージドリンクは自前でホット。

 

・福山さん「影さん、『反撃 Fight Back!』を紹介する時、笑わせないでくださいよ」

 影山さん「え?」

 福山さん「いきなりあんな声出されたから笑いをこらえるのが必死でしたよ」 

 観客笑。

 影山さん「まさか芳樹ィ、オレの声優的テクニックを馬鹿にしてるのかい?」

 観客笑。

 影山さん「あのォ、牙狼の最新のパチンコのヤツなんかだと

     オレ10分位一人でしゃべってんねんで。確立が何パーセントとかぁ。やってるんやでぇええ!」 

 福山さん「圧がすげえ!」

 

・この時に影山さんがお話されていたパチンコ「牙狼」シリーズ最新機種で10分位お話されたというのは

 おそらくYouTubeにあるサンセイR&Dの公式チャンネル「サンセイチャンネル」において公開されている

 八月より稼働予定のシリーズ最新機種「e牙狼12黄金騎士極限」の見所を紹介している動画

 「【超必見】ザルバが紹介する極限バトルスペック!!最速機種紹介!!【e牙狼12黄金騎士極限】]」と思われます。

 

・アンコールで登場したきただにさんはやはり今回からのライブグッズである25th Anniversary ジャージを着用。

 

・影山さんの大号令によってJAM Projectのファンは全員読売ジャイアンツのファンになる。

 

・広島からベイスターズに乗り換えたメンバーがいる。

 

・叫びながらタオルをステージに叩きつけるきただに部長のパフォーマンスを超顔で必ず一緒に行う奥井さん。

 

・最初と最後の挨拶以外はMCに加わらず、終始クールに客席を眺めていた遠藤さん。

 そんな遠藤さんも部長パフォーマンスが激しくなると顔一面が笑顔に。

 

・きただに部長によるパフォーマンスでは2022年12月末に声帯不全麻痺と肺がんの治療中にご逝去された

 水木さんへ向けて「水木さんに届けようやないのぉおおお!」と観客に投げかける一幕もありました。

 

・ちなみに2010年の10周年記念ライブ「JAM Project LIVE 2010 10th Anniversary Tour MAXIMIZER ~Decade of Evolution~」の

 ライブツアー東京公演一日目の「REUNION」には水木さん、えいぞうさん、ヒカルドさんがゲスト出演。

 その際に「SKILL」にて会長として水木さんがご登場。きただにさん共に観客とコール&レスポンスで盛り上げられていました。

 

・きただにさんの水筒の中身はホット。

 影山さんに「営業のギャラで買ったヤツ」と言われる。

 

・最後にステージから一段上になっているドラムの横からジャンプする時にその水筒を足で横にやる福山さん。

 

・終演後のお見送り会は客席前方の観客から順番にロビーへ出てJAM Projectの皆さんのお見送りを受けて退場する形式。

 お見送り後は出口でスタッフさんから今回のライブのステッカーがプレゼントされました。

 

・この年に芸能活動48周年を迎える影山さん。活動の半分以上をJAM Projectとして過ごしている事に。

 影山さん「オレはホントに幸せだと思います。このステージで仲間たちと歌えていて良かったです。

     なのでここで終わらせるわけにはいかないので、11月のライブはもっと鍛えて、みんなの前に帰ってきます!!」

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