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JAM Project×牙狼 LIVE 2023 烈火炎奏
23.12.1 東京 豊洲PIT

出演/JAM Project(影山ヒロノブ 遠藤正明 きただにひろし 奥井雅美 福山芳樹)

演奏/B.山本直哉 G.奈良悠樹 Dr.青山英樹 Key.鈴木栄奈



2000年にアニメの為のアニメソングを作り歌っていく目的で結成され、
これまで多くのアニメ、特撮、ゲームの歌を作り、歌われてきたJAM Projectの皆さん。
現在は影山ヒロノブさん、遠藤正明さん、きただにひろしさん、奥井雅美さん、福山芳樹さんの5名に
Additional Vocal/海外特派員としてヒカルド・クルーズさんが不定期で参加されてご活躍中です。

JAM Projectの皆さんにとってはじめての特撮作品となったのが特撮「GARO-牙狼-」。
2005年に雨宮慶太監督によってハイパーミッドナイトアクションホラードラマとして制作された本作は
主人公の黄金騎士「牙狼」の称号を受け継ぐ冴島鋼牙を中心に闇に潜む魔獣「ホラー」を狩る魔戒騎士達の物語を
独特の世界感と映像で表現されており、2022年の現在に至るまで続編やスピンオフなどが制作されており、
特撮はもちろん、アニメやゲームに加えてパチンコ、パチスロなど幅広く展開しています。
JAM Projectの皆さんは「牙狼」開始当初から縁深く、シリーズを通して楽曲制作に関わっている他、
影山さんは「GARO-牙狼-」シリーズを通して黄金騎士ガロの相棒ともいえる魔導輪ザルバの声を長く担当されており
奥井さんはシリーズに楽曲提供をされていたり、特撮「牙狼<GARO>-GOLDSTORM- 翔」から魔戒法師ヒカゲ役で出演されています。

そんなJAM Projectの皆さんが魔戒騎士の必殺奥義の戦闘技術である烈火炎装を文字り「烈火炎奏」をタイトルに掲げ、
ご自身たちにとって初となる「GARO-牙狼-」シリーズの楽曲のみで構成されるライブを開催しました。

会場は東京豊洲にある大型ライブハウス豊洲PIT。
会場入り口の外には「GARO-牙狼-」シリーズパチンコ、パチスロをリリースしているサンセイ R&Dさんが発表している
パチンコの初代「CR牙狼XX」と2024年1月に登場予定の最新台「PA激デジ牙狼月虹ノ旅人」の筐体が置かれていました。
今回の来場チケットはプレミア席と一般席の2種類があり、
プレミア席には限定プレゼント(ランダムカード今回のライブ仕様の色が変えられるペンライト。所謂キングブレード)付き。
プレミア席、一般席問わず来場者全員に今回のライブオリジナル団扇のおみやげ付きでした。
ロビーには奥井さんが演じられている魔戒法師ヒカゲの衣装や、
予約受付が終了しているものの、来場者限定の数量限定で特別受注を受けつけている「CSG牙狼剣」、
この日の前日から予約受付が開始された今回のライブJAM Projectさんと牙狼のコラボレーション限定スカジャンが展示されており、
モニターにはサンセイ R&DさんのCMや「GARO-牙狼-」シリーズのCMが流れていました。

客席に入ると特撮「GARO-牙狼-」のサウンドトラック「GARO-牙狼-音楽集」がBGMとして流されており、
ステージ上は向かって左からベース、ドラム、そして奥にキーボード、手前にギターというシンプルなセットで、
後方背面には黒いカーテンがレイアウトされており中央上空にはスクリーンが設置されていました。
スクリーンには今回のライブロゴが映し出され、時折ロビーと同じCMが流れていました。
今回は来場チケットが完売した事もあってライブ配信も行われており、会場のそこここにカメラがありました。

開演時間が近くなると諸注意のアナウンスが流れ、会場内が暗くなると歓声が起こると、
「牙狼~SAVIOR IN THE DARK~」のゆっくりとしたピアノアレンジ版が流れ、
しばらくしてスクリーンに魔導輪ザルバが映し出されると更に歓声が起こりました。

●序詞

最初は魔界語(旧魔界語?)で話し始めたザルバでしたが、
「お前らにこの言葉はわからないんだったな」と日本語で観客へ挨拶。
今回のライブにあたっての諸注意と戒めがザルバによってアナウンスされ、
観客はその端々で歓声を上げたりや拍手をしていました。

ザルバ「それでは開演だ。決して目を逸らすな」

00:GARO-MAKAISENKI-/SE
01:我が名は牙狼/JAM Project
02:雷牙~Tusk of thunder~/JAM Project
03:GARO is HERE! /JAM Project
-MC-


特撮「牙狼<GARO>~MAKAISENKI~」より初代オープニングがスクリーンに映像と共に流れる中、
バンドの皆さんがセッティングされ、終盤になるとJAMのみなさんもご登場。
歓声を受けながらそのまま同じく特撮「牙狼<GARO>~MAKAISENKI~」より二代目オープニングへ。
多くの観客が黄金騎士ガロに合わせてペンライトを黄色にしていました。
続いて特撮「牙狼<GARO-魔戒ノ花-」二代目オープニングからこれぞ王道「CR牙狼魔戒ノ花」搭載曲と「魔戒ノ花」つながりで披露。
JAMのみなさんはライブオープニングブロックからタフな歌声と端整なハーモニーを響かせられました。

・JAMのみなさんが順番に挨拶と自己紹介。
・このライブの前日がデビュー日で、29周年を迎えられたきただにさん。
きただにさん「30周年に向けての最初のライブがこの『牙狼』のライブです! 最高です!!」
奥井さん「おめでとう」
影山さん「知らんかった」
奥井さん「なんか半端な……」
観客笑。
奥井さん「30周年入ったんだっけ?」
きただにさん「30周年の一発目がコレです」
影山さん「でも29周年なんだよな」
きただにさん「いいじゃないっスか、もう!!」
観客笑。
・本ライブは平日の金曜日開催。
奥井さん「平日の金曜日なのに沢山集まってくれてありがとうございます。
『牙狼』は"金"曜日ですよね? たまたまかもしれないけど素敵ですよね」
初代の特撮「GARO-牙狼-」の本放送は金曜日でした。
・インフルエンザにかかってしまい、今回のライブの最初のリハーサルにも参加できず、
ご自身のライブも延期になってしまった福山さんはこの日の4日前に無事復帰。
福山さん「だいじょぶですよ~」
各々で次々に福山さんへ声をかける観客の声を少し聞きつつ、
眉をひそめながら「……口々に言うな全然聞こえねえ」とイヤモニを外す福山さん
観客が笑う中、「口が悪い」とツッコむきただにさん。
福山さん「あ、『おかえりー』つってんの? すいません。せっかく言ってくれたのに……」
観客笑。
・当日は雨宮監督もご来場。特別なゲストもいるとかいないとか。
影山さん「今日は一夜限りのイベントだけど、東北新社やサンセイのみなさんも協力してくれてるし、絶対成功させたいんだよ!」
観客「イェェエエ!」
影山さん「だから最後の曲で燃え尽きて帰るから!」
観客「イエェエエ!」
影山さん「今から言っちゃうけど、アンコールなんかやんねえから!!」
観客「ぇええぇええ!?」 
影山さん「いやいやいや、本編で完璧に燃え尽きるから!!」
奥井さん「イイ感じで終わるから!」
観客「イェエエエエェ!!」

04:風~旅立ちの詩~/JAM Project
05:一触即発~Trigger of Crisis~/JAM Project
06:EMERGE~漆黒の翼~/JAM Project
07:慟哭の彼方/JAM Project
-MC-


「派手な曲が続いたけど、次はオレが作った思い入れのある曲です」と影山さんが曲紹介されたのは、
"冴島鋼牙編"最終作映画「牙狼<GARO~蒼哭ノ魔竜~」エンディング。
太いコーラスと重い演奏が心地よい重厚なバラードに続いては、特撮「牙狼<GARO~闇を照らす者~」二代目オープニング。
こちらも渋めな曲調で、JAMのみなさんの底力を感じられました。
次いで「闇を照らす者」の続編的な作品である特撮「牙狼<GARO-GOLDSTORM- 翔」の二代目オープニング、
そしてその登場人物である御影神牙/ジンガを主人公にしたスピンオフ的な特撮「神ノ牙-JINGA-」オープニングと、
作品のつながりを感じる順番で立て続けに披露されました。
「慟哭の彼方」では「跪け! 世界よ」の歌詞に合わせて奥井さんが片膝をつく場面も。

・影山さん「今日はきただに君の29周年のお祝いなんで……」
きただにさん「ありがとうございます!」
観客歓声。
奥井さん「半端ですな」
影山さん「半端ですな」
・レコーディング以来ライブで初めて歌う曲もあるのでスリルもあり新鮮。
・ここからはレアなコーナー。
影山さん「多分JAMのライブでは歌ってない……イベントとかではあるかもしれないけど」
奥井さん「私は自分のライブでは歌いましたけど」
影山さん「……よく考えたらオレも自分のライブで歌った事あるわ」
きただにさん「うとてるやんみんな!!」
観客笑。

08:呀~Tusk of Darkness~/影山ヒロノブ
09:WOLF~FINAL,THE LAST GOLD~/奥井雅美
10:FINALクロスファイト牙狼/遠藤正明
11:ヒトヒラ/JAM Project
-MC-


おそらく国内のJAMのソロライブで初めてとなるメンバーみなさんのソロ名義での曲コーナー。
最初は影山さんのソロ曲で「CR暗黒騎士呀鎧伝」搭載曲。影山さんご自身が「クッソテンション高い曲」と
称されるとても激しい曲で、影山さんは汗を迸らせながら力いっぱい歌われていました。
続いて「奥井いきまーす」と登場された奥井さんが歌われたのは「CR牙狼FINAL」搭載曲。
奥井さんは凛とした佇まいでしなやかに歌われると、遠藤さんが登場され同じく「CR牙狼FINAL」搭載曲。
キーを若干下げた事で「牙狼」らしさが増しており、

悠然と歌われる遠藤さんは持ち前のロングトーンでソロコーナーを締めくくられました。
そしてアニメ映画「薄墨桜-GARO-」エンディング。せつないバラードに観客はしっとりと聞き入っていました。
ラストの遠藤さんのソロパート「桜の花咲く頃」で照明が一気に桜色になって
JAMのみなさんのシルエットが浮かび上がった光景は今回のハイライトの一つでした。

・遠藤さん「楽しんでますか?」
観客「イェエエ!」
福山さん「元気ですか?」
観客「イェエェエエ!」
遠藤さん「福ちゃんも大丈夫ですか?」
福山さん「大丈夫だよ。半分まで乗り切ったね」
・こんなにまとめて「牙狼」の曲を歌うのは初めて。
遠藤さん「やってみてわかったんですけど、大変ですね」
観客笑。
福山さん「キーが高い」 
きただにさん「高いですよね」
遠藤さん「高いよね?」
・初代の「GARO-牙狼-」はJAM Projectにとって特撮デビュー作。
その後特撮、アニメ、映画、パチンコとJAMと「牙狼」の付き合いもこの年で18年。
JAMが担当した曲はこれまでで47曲だそうです。
・遠藤さん「その曲を全部やるのは無理なので、その中からメドレーを作ってきました」
福山さん「一気に片が付く!」
観客笑。
遠藤さん「メドレーを作るのも大変なので"縛り"をつくってみました」
福山さん「どんな"縛り"かな?」
観客笑。
影山さん「なんやこの漫才!」
きただにさん「おもろいぞ! おもろいぞ!」
・今回のメドレーは「牙狼」のテレビアニメシリーズメドレー。
福山さん「題して『牙狼 テレビアニメシリーズ 魅惑のゴールデンヒットメドレー』!!」

12:牙狼テレビアニメシリーズ 魅惑のゴールデンヒットメドレー
炎ノ刻印-DIVINE FLAME- (1C)/JAM Project
~B.B (1.5C)/JAM Project
~紅蓮ノ月~隠されし闇物語~ (1C)/JAM Project
~月華 (1C)/JAM Project
~EMG (1C)/JAM Project
-MC-


「牙狼 テレビアニメシリーズ 魅惑のゴールデンヒットメドレー」。
まずはアニメ「牙狼<GARO>-炎の刻印-」初代オープニングから。スクリーンにはオープニング映像が流れていましたが、
続く二代目オープニングからはそれぞれの作品の本編のダイジェスト映像に。
「炎の刻印」は「牙狼」らしいスピードチューンからブラックミュージック風、
そしてJAMのみなさん各々がソロで、その後全員で歌われたアニメ「牙狼-紅蓮ノ月-」の前期オープニングでは
和風伝奇の作風にフラメンコ調、後期オープニングではお得意のへヴィロックと雰囲気の異なりが心地よく、
アニメ「牙狼<GARO>-VANISHING LINE-」初代オープニングでは作品同様サイバーなエッセンスが取り入れられ、
作品の個性と共にJAMの挑戦の遍歴を垣間見られました。

・影山さん「ちゃんと魅惑だったかな?」
・歌いながらでもスクリーンの映像を見てしまう。
・この日、翌2024年の1月から始まる特撮「「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」のオープニングとエンディングが発表に。
オープニングは梶浦由記さんが作編曲を手掛け、JAMのみなさんがコーラスとして参加された「GARO ハガネを継ぐ者 with JAM Project」。
・エンディングはJAM Projectのみなさんで「其れは穢れなき修羅の涙」。
影山さん「曲は福ちゃんがコンペを勝ち残りました」
福山さん「作曲しました」
観客拍手。
奥井さん「福曲や」
影山さん「勝っちゃったね」
福山さん「こんな曲は採用されないだろうなと思ったら通っちゃいましたね」
きただにさん「天才かよ!」
・奥井さん「もちろん兄さんは今回もザルバで出られてるんですよね?」
影山さん「でも、まだ話が来てないんですよ」
観客「えぇえぇ!?」
影山さん「この前、撮影の打ち上げがあったのに……でも遠藤が演りたいって言ってたから……」
奥井さん「そっちに行ってる!? こっそり演ってる!?」
きただにさん「電話かかってきてるんじゃないですか?」
遠藤さん「……ホラーの気配がする」
観客拍手。
きただにさん「演りおえてるんや」
遠藤さん「……(オファー)待ってまーす」
・奥井さん「ザルバと違う指輪とかで出るのは?」
影山さん「どう? 魔導具?」
遠藤さん「……なんでも」
観客笑。
奥井さん「なんでもかい!?」
遠藤さん「いやいや、でもボクには声優は敷居が高いですよ」
奥井さん「魔戒騎士しか演りたくないんじゃない?」
影山さん「言うてる事ちゃうやん!」
遠藤さん「何もオレ言ってねえじゃん……」
観客笑。
きただにさん「ワガママキャラにされてますよ。ピーマンが食べれないとか」

・ここでスペシャルゲスト。「牙狼<GARO~闇を照らす者~」、「牙狼<GARO-GOLDSTORM- 翔」に続き
「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」で主人公・道外流牙を演じる栗山航さんがご登場。
栗山さん「本っ当ぉに最高です!!」
影山さん「最高やて!」
観客拍手喝采。
栗山さん「一番後ろで見てたんですけど、後ろまで熱気が届いてますよ!!」
・栗山さんによると「牙狼<GARO>~闇を照らす者~」から女魔戒法師・莉杏を演じられている南里美希さんと
「牙狼-GARO- ~RED REQUIEM~」では魔鏡ホラー・カルマ、
「牙狼<GARO>-GOLD STORM- 翔」からホラー喰いのホラー・アミリを演じられている松野井雅さんもご来場だとか。
栗山さん「もう腕振って楽しんでましたよ!」
・先日行われた「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」の打ち上げで栗山さんと再開された影山さん。
影山さん「久しぶりに再会したら、んなんか、いい大人のなり方しはったなぁ、って」
奥井さん「わかります。いい大人のなり方しはった」
・新しいアクション監督を迎えた「牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者」は「シリーズの中でも最高の出来」と、意気込み十分な栗山さん。
栗山さん「『牙狼』の新作としては4年ぶりとなります。みなさんには色々とご心配をおかけして、
     もう『牙狼』はやらないんじゃないかって……でもみなさん、安心してください。
     『牙狼』は不滅です!!」
観客拍手喝采。
栗山さん「そして『牙狼』と共にJAM Projectさんはいます!!」
・観客の拍手の中、栗山さんが退場されました。
・影山さん「じゃあ新曲やります! 聞きドコロはどこですか?」
福山さん「これから聞かせるのに?」
奥井さん「そこは今回聞いてもらって、そしてドラマを見てもらって、
     最後に流れた時に空気感を味わってもらいたいと思います!」

13:其れは穢れなき修羅の涙/JAM Project
14:Versus Road~非現実的サバイバル/JAM Project
15:Fencer of GOLD /JAM Project
-MC-


特撮「牙狼<GARO>ハガネを継ぐ者」エンディングを本編放送に先駆けてスクリーンに映る予告映像と共に初披露。
大きくてやさしい曲というオーダーの元作られた本曲は、とてもシリアスな雰囲気もあり、
どこか欧風なコーラスのハーモニーが繊細で、ラストの奥井さんのコーラスが幻想的でした。
続いては「ハガネを継ぐ者」の前作で「牙狼<GARO>」シリーズ15周年記念作品、特撮「GARO -VERSUS ROAD-」エンディング。
生で聞くとキーボードの音がより印象的で、それまでのシリーズとは一線を画す作品の世界観を感じさせました。
そして初代の特撮「GARO-牙狼-」より「Fencer of GOLD」。根強い人気だけあって観客は大いに盛り上がり、
オリジナルの松本梨香さんのパートは1番は福山さん、2番は遠藤さんが担当されました。

影山さん「みんな今日は楽しんでくれたかーい!?」
観客「いぇえええー!」
影山さん「『牙狼』は好きかーい!?」
観客「いぇえええぇえー!」
影山さん「OKそれじゃ、あと2曲ぅー!!」
観客「えぇええええええー!?」
影山さん「えーじゃねえ。あと2曲でオレ達と一緒に燃え尽きようぜー!!」

16:神ノ牙~The Fang of Apocalypse~/JAM Project
17:牙狼~SAVIOR IN THE DARK~/JAM Project


スペシャルゲストの栗山さん演じる流牙が主役の映画「牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA-」オープニング。
疾走感あるサビと、間奏のJAMのみなさんと観客でのコーラスの一体感でラストへの盛り上がりが加速しました。
そしてその勢いのままライブのラストを飾る初代の特撮「GARO-牙狼-」より二代目オープニング。
スクリーンには「牙狼」シリーズから選り抜きの映像が流れ、2番終わりの間奏では神秘的なコーラスの中、
ステージに黄金騎士ガロが登場して観客大歓声。堂々としたガロに見守られながら
JAMのみなさんは力いっぱい歌われ、最後は遠藤さんが艶っぽく締めくくられました。

・影山さん「ガロだぞぉぉおおお!!」
きただにさん「まぶしい!」
・ここでJAMのみなさんがお一人づつバンドの皆さんをご紹介。
・そして特撮「牙狼<GARO-GOLDSTORM- 翔」の初代オープニング「GOLD STORM」が流れる中、
再び栗山さんを呼び込み、ガロと共にJAMのみなさん、バンドのみなさん全員で
ステージ上から客席を背に記念撮影。
・影山さん「生身の人間はガロには触れちゃいけないから。死ぬから」
観客笑。
・時折ガロと並んで同じポーズを取ろうとする遠藤さん

・映画版「牙狼<GARO-GOLDSTORM- 翔」エンディング「GOLD STORM 翔 -The Ending Theme-」が流れる中、
今回ライブの、そして2023年のJAM Projectのライブ締めとして万歳三唱。
影山さん「でもガロには触れちゃいけない。死ぬから」
観客笑。
・栗山さんとバンドのみなさんが退場され、ステージにはJAMのみなさんだけに。
影山さん「今日はきただに君の29周年に来てくれてありがとうございます」
きただにさん「あぁりがとうございます」
奥井さん「でもアレでしょう? 30周年に入ったんでしょ? がんばってください」
きただにさん「はい。ついでみたいにありがとうございます」
観客笑。
・影山さん「2024年、オレ達はもっと飛びます! がんばりまーす!」
観客「イッェェエエエ!」
影山さん「みんなオレ達と一緒にデカい夢見よぉゼェええええっ!! よいお年をぉぉお!!」
観客「イェエエエエエエエ!!」
・JAMのみなさんが退場されていき、最後に遠藤さんが客席へ深々と頭を下げて退場されると
「JAM Project×牙狼 LIVE 2023 烈火炎奏」は終演となりました。

閉演BGM:THEME OF 闇を照らす者

18年に渡ってタッグを組んできた「GARO-牙狼-」シリーズとJAM Projectの初めてのタッグとなった今回のライブ。
作品同様、JAMのレパートリーの中でもクールでシリアスな軸をそのままに、
その時々で様々な個性を見せる「GARO-牙狼-」の曲達ですが、まとめて生で聞けたり、
ライブで披露されない曲も少なくない中で、今回のような機会はとても嬉しいものでした。
また、披露される曲が前後の曲となんらかの繋がりがあったり、アニメ作品をメドレーでまとめたり
端々のBGMがスペシャルゲストの栗山さん演じる流牙が主演の作品のものであったりと、選曲や曲順にもこだわりを感じました。
そして国内のJAM Projectのライブではおそらく初めてであろう、メンバー個人名義の曲が披露されたのは、
深く関わってきた「GARO-牙狼-」シリーズとの長年の関係性の賜物だと思いました。


スペシャルゲスト/栗山航
         黄金騎士ガロ


補足


・影山さん「最初のザルバって人の前説? の時、袖で見てたんですよ。
それでみんなを見ながら……誰か笑いやがったら
……あとでステージの上からツバかけてやる……」
観客笑。
影山さん「そしたら遠藤が『兄さん、ツバはセコいっスよ』って」
観客笑。

・「慟哭の彼方」ではジンガの赤に合わせてか、それとも主演の井上正大さんに合わせてか
照明の色がマゼンタになり、ペンライトの色を合わせる観客もちらほら。

・空間を鷲掴みにして引っ張るような「呀」のアクションはピンクレディではない。

・「牙狼テレビアニメシリーズ 魅惑のゴールデンヒットメドレー」はそれぞれ1Cと表記してますが、
一番の終わりが最後のサビになっているなど、曲によって変則的なアレンジでした。

・この日の前日から昂っていた影山さん。
影山さん「オレ、天井に時計を映してるんですけど、
昨日寝ててカッと目を開けたら、3時33分……」
奥井さん「……なんか、住職くらい早起きですね」
きただにさん「住職て!」
観客笑。

・「其れは穢れなき修羅の涙」の作詞は奥井さん。
影山さん「だってヒカゲですからね」
奥井さん「なんか今日ロビーに衣装展示してもろてるんですけど、こんな太ってるのって思われちゃう」
影山さん「自分で言う?」
奥井さん「……なんでみんな笑ぉてくれへんの?」
きただにさん「今のは笑うトコですよ」
影山さん「違うって、みんな『っえぇ! そんな事ないわよっ』って」
奥井さん「ちょっと、今の、女子?」
きただにさん「女子や女子」
影山さん「『まっくんっ、細ぉい!』って」
観客笑。

・影山さんが「GARO外伝 笑顔」で演じたザルバ人間体の時の衣装である白いタイツは飾ってない。

・ラストの「牙狼~SAVIOR IN THE DARK~」歌っている際、
この曲のOKをもらってから歌詞の打ち合わせに東北新社に行った時のことを思い出た影山さん。
影山さん「ガロが出て来た時、ヤバかったです」

・影山さん「今回のライブができたのは、多くの人達の協力のおかげです!
     東北新社のみなさんに拍手を! サンセイのみなさんにも拍手を!
そして雨宮監督以下、スタッフのみなさんへ拍手を!
『牙狼』に拍手を!!」

・最後に舞台装置のキャノン砲から金色のテープが発射。テープには今回のライブロゴが印刷されていました。

・会場を後にする際に関係者席にはサンセイR&DのPR担当をされている
スイッチオンマンさんが被り物をしたままお席にいらっしゃったのを目撃。

・終演後、観客の有志によって三本締めが行われました。

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