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スーパー戦隊魂2023 東京 "20世紀編"
23.11.5 Zepp Diver City(TOKYO)

出演/ささきいさお 堀江美都子 MoJo 串田アキラ 宮内タカユキ 影山ヒロノブ 嶋大輔
   佐藤健太 鈴木けんじ New Jack 拓郎 速水けんたろう 高山成孝 石原慎一 (主題歌発表順)

司会/ショッカーO野

コーラス/アップルパイ(平山佳代子 杉山小絵子) ザ☆カインズ(貴日ワタリ 常見弘士 戸巻大蔵)
演奏/Super Rescue BAND(G.鍋嶋圭一 Ba&Key.吉岡満則 Dr.岩田"GUNTA"康彦 Key.松原ひろし)
   Z旗horns(Tr.阿久澤一哉 Tr.Kenito Tb.尾崎泰輔 Sax&Fl.町田長右衛門)



長く続く特撮ヒーローシリーズの一つであるスーパー戦隊シリーズ。
世界の平和を守る為に色鮮やかな戦士達がそれぞれの個性を発揮し様々敵に立ち向かう姿を描いた群像劇は、
石ノ森章太郎先生原作の特撮「秘密戦隊ゴレンジャー」からはじまり、今や親子三世代に渡り愛されているほか、
海外でも「パワーレンジャー」として輸出されるなどの展開を見せながら脈々とシリーズを重ねています。

そんなスーパー戦隊シリーズのオープニングやエンディングなどの主題歌はもちろん
挿入歌を含めた様々な楽曲のみで構成されたライブが「スーパー戦隊"魂"(スピリッツ)」、通称"SSS"です。

初演の2004年以降、「秘密戦隊ゴレンジャー」の主題歌を歌われていたささきいさおさんを座長に、
シリーズの楽曲を歌唱された数多くの歌手の方々が出演されていく本ライブ。
作品の年代別をベースに「21世紀編」、「20世紀編」と出演者が分かれる時もあれば、
出演者が特段区分されないで開催される時もありますが、2023年の今回は前者での開催となりました。
東京は「21世紀編」「20世紀編」の二日間公演、大阪は年代で別れない一公演で開催されたうち、
今回は東京公演二日目「20世紀編」のレポートです。

「20世紀編」は初代「秘密戦隊ゴレンジャー」の楽曲を歌われたささきいさおさんと堀江美都子さんと
MoJoさん、串田アキラさん、宮内タカユキさんの「魂の三兄弟」が久し振りに一堂に会す中、
シリーズ最多主題歌歌唱歌手のお一人である影山ヒロノブさんが脇を固め、
作中でレッドを演じられて主題歌も歌われた嶋大輔さん、佐藤健太さんのお二人、
鈴木けんじさん、NewJack拓郎さん、速水けんたろうさん、石原慎一さんと90年代を彩られた方々、
そして前回初登場された高山成孝さんが今回もご出演。

今回も2020年の新型コロナウイスルの世界的な蔓延に伴い導入されたライブ配信を実施。
動画配信プラットフォーム「CN Live Streaming」を使用してストリーミング配信され、
ライブ終了後の11月9日から11月15日までの期間限定でアーカイブ配信も行われました。

会場は東京お台場にある複合商業施設ダイバーシティ東京プラザの地下にあるZepp Diver City。
ステージ壁面にはダメージ風の破れた布が一面にはられ、星状のオブジェが数個レイアウト。
壁面中央には「SSS 2023 SUPER SENTAI SPIRITS XVII」の幕が掲げられておりました。

ステージのすぐ前には撮影用のカメラが使用するレーンが床に設置されており、
カメラが移動するため、観客は最前列でもステージとは距離が保たれているようになっていました。

開演5分前になると間もなく開演である旨と、上演上の諸注意がアナウンスされていました。

-MC-

そろそろ開演時間という頃合いになると客席の照明がゆっくりと暗くなっていきました、
「本日はZepp Diver Cityにご来場いただき誠にありがとうございます。
よいこのお友達、よいこだったお友達。大変永らくお待たせしました。『スーパー戦隊"魂"』はじまります!」
というアナウンスがあり、拍手の中、声の主である司会のショッカーO野さんが駆け足でご登場。

・ショッカーさん「ハイッどーもォオオオ! っぱッ! こんなんでましたけどー!」
観客拍手。
ショッカーさん「ごーめんねー随分待たせちゃったみたいだけどー。
        おにいさんはね……あ、この世界ではね、ずーっとおにいさんなのね」
観客笑。
現東京ドームシティGロッソ、旧後楽園ゆうえんちの野外劇場およびスカイシアターにおける
ヒーローショーの名物司会者"ヒロちゃん"こと、故・なりた洋さんを彷彿とさせる
はつらつとしたハイトーンで流れるように進行されていきました。
・ショッカーさん「まずはボクとみんなで元気よくご挨拶したいと思います。」
観客笑。
ショッカーさん「おにいさんがねー……無理があるか?」
観客笑。
ショッカーさん「まあいいや。おにいさんがねー『こんばんわー』っていったらぁ、
        みんなも元気よく『こんばんわー』ってご挨拶をしてくださいね別に顔はマネしなくていいんですけど」
観客笑。
ショッカーさん「わかったおともだちは元気よく『はぁあああい』ってお返事してくださいね。わかりましたかー?」
観客「はーい」
ショッカーさん「あーもっとおーきな声でっわーぁったかぁあああああ」
観客「はああああーーーーーい」
ショッカーさん「よいこのお友達、こんばんわぁああああ」
観客「こんばんわぁああああああ」
ショッカーさん「元ー気ですかぁああああ?」
観客「ぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお」
ショッカーさん「魂はっ燃えているかぁああああ?」
観客「おおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお」
ショッカーさん「スーゥパーァ戦隊ぃィイイイ!!?」
観客「スピリィイイイイイイイイィイイイイイイイイツ!!」
ショッカーさん「ようこそいらっしゃいましたっ!」
・観客との掛け合いの途中で従来のショッカーさんの口調に戻られ、その後はそのままトーク。
・声を出して一緒に盛り上がれる喜びを噛みしめるショッカーさん。
ショッカーさん「やっぱりねコール&レスポンスが無いとね、さみしかった。
        だから今日は思う存分、声を出して盛り上がって欲しいと思います」
観客拍手。
ショッカーさん「それでは皆さん心の準備はいいですかぁあああ!!?」
観客「ぉぉぉおぉおおおぉぉおおおおおおお」
ショッカーさん「準備はいいかああああぁぁあああああぁああぁああああああ!!?」
観客「ぉぉぉおぉおおおぉぉおおおおおおおおおおおおおおお」
ショッカーさん「スーゥパーァ戦・隊ぃィイイイ!!?」
観客「スピリィイイイイイイイイィイイイイイイイイツ!!」
ショッカーさん「20世紀編! はぁじまりますっ!!!」

00:チェイス! ゴレンジャーマシン(M-7)/SE
01:進め! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子
-MC-


ショッカーさんが退場されるとステージ上が暗くなり、演奏陣、コーラスの皆さんが準備をされる中
オーバーチュアとして「秘密戦隊ゴレンジャー」より「チェイス! ゴレンジャーマシン(M-7)」が流れ、
エンジン音と爆音の後、前奏と共にいさおさんと堀江さんが登場され「秘密戦隊ゴレンジャー」よりオープニング。
歌詞の色に合わせて照明が変わる中、お二人ならでは歌声の掛け合いで勇ましい幕開けとなりました。

・いさおさんと堀江さんお二人でお話。
・いさおさん「『ゴレンジャー』のレコーディングの時にはじめてミッチと会ったんだけど、あれが17歳?」
堀江さん「そうです。高校三年生でしたねー」
いさおさん「♪高校~三年生~か(舟木一夫さんの代表曲『高校三年生』)」
堀江さん「古いです。いい歌ですけども」
観客笑。
いさおさん「♪離れ離れになろうとも~」
堀江さん「離れないでください」
観客笑。
堀江さん「最近ねー、いさおさんのキャラが崩壊してきてるんですよ」
いさおさん「この頃ねアタマの方崩壊してきてるんだよね。ンフフフ」
堀江さん「いやいやいや」

・打ち合わせをしていないのに黄色と黒のお衣装が揃うお二人。
いさおさん「これ、何十周年の時の衣装を女房がちょっと改造してくれたんだけど、
      『ミッチは赤か青かもしれないけど、まあ合わなかったらそれでもいいじゃない』って言ったんだよね。
      だから楽屋でミッチの衣装を見た時はびっくりしたよ」
堀江さん「『二人でキレンジャーじゃーん!』ってね。『アカもアオもいないー』」
いさおさん「今日はね、カインズのみんなが赤とか緑とか着てるから足すとちょうどいいかもね」

02:ナゾナゾのミドレンジャー/ささきいさお 堀江美都子
-MC-


続いても「秘密戦隊ゴレンジャー」より10年ぶりのご披露となるミドレンジャー/明日香健二のテーマ。
前奏になる直前に少しトラブルがあった様子でしたが、一回仕切りなおして無事にはじまりました。
緑を基調とした照明の中、お二人がはつらつと楽しく歌われていました。長右衛門さんのフルートも嬉しかったです。

・ショッカーさんが合流され、改めていさおさんと堀江さんをご紹介。
・お衣装がキレンジャーないさおさんと堀江さんとリアルキレンジャーなショッカーさん。
・ショッカーさんのボケを「あ、そうそう?」と軽くいなすいさおさん。
・のんきな大王。

03:ジャッカー電撃隊/ささきいさお
04:バトルフィーバーJ-オルタネートバージョン-/MoJo
05:電撃戦隊チェンジマン/KAGE
06:若さはプラズマ/串田アキラ
-MC-


ここからはオープニングブロック。いさおさんによる「ジャッカー電撃隊」のオープニング。
いさおさんのシリアスな歌声とカインズの皆さんの重厚感あるコーラスに観客の歌声が交わるのも久し振りでした。
続いてMoJoさんが登場され、「バトルフィーバーJ」よりオープニングにコーラス等が追加された別テイクバージョン。
観客を嬉しそうに眺めて歌われるMoJoさん。「ミス・アメリカ」の合いの手はアップルの杉山さんが担当されるのですが、
二番では平山さんが担当されたのも珍しかったです。続いてはKAGEこと影山ヒロノブさんによる「電撃戦隊チェンジマン」よりオープニング。
影山さんならではの激しく元気な歌声とパフォーマンスで盛り上げた後は串田さんの「太陽戦隊サンバルカン」初代エンディング。
これまで串田さんは親指、人差し指、小指を立てるハンドサインを決めポーズにされてされていたのですが、
今回は「サンバルカン」という事もあってか人差し指、中指、薬指を立て「3」を作るハンドサインに変わっていました。

・ショッカーさんが合流され改めて串田さんをご紹介。
・久しぶりの歓声が嬉しい串田さん。
・串田さん「なんでおれここにいられるんだろうと思ったら今の『サンバルカン』のオープニングを唄ったからなんだよね。
     渡辺宙明先生が『サンバルカン』を唄う歌手におれを指名してくれたからここにいるんだよ」
ショッカーさん「つまりスーパー戦隊との出会いが今のクッシーを作ってくれてるんですね。
        『サンバルカン』が無かったら、『蒸着!』も『うぉす!』も無かったんですね」
串田さん「そうなんだよ。だから全ては"太陽"のおかげだったんだよね」
観客拍手。
・拍手の中、串田さんが見送られショッカーさんお一人に。
・ショッカーさん「さぁ皆さん、続きましては、法事の時間です」
観客拍手。
ショッカーさん「法事の様に年に一回、皆さんと顔を合わせていますが、ここ数年は声が出せずお通夜の様でした。
        でも今日は思う存分声が出せます。明るく楽しい法事にしましょう!!
        鈴木けんじさんのご登場です!! 『地球戦隊ファイブマン』!!」
・軽妙なトークが魅力の鈴木さんが2019年のライブ「スーパー戦隊"魂"XIII 2019 東京」一日目において
「年に一回開催されるライブで毎年観客と会っているのでこのライブは法事だと思ってる」とお話された事から
鈴木さんが「スーパー戦隊"魂"」に出演される際は「法事」という言葉を多く使われるようになりました。

07:地球戦隊ファイブマン/鈴木けんじ
-MC-


ショッカーさんのタイトルコールを受けて鈴木さんのご登場。「地球戦隊ファイブマン」よりオープニング。
鈴木さんの清涼感のある歌声に、観客も一緒になって歌っていたり手拍子をしており、
間奏になるとステージ向かって左側にショッカーさんが登場され、名乗りを披露されていました。

・鈴木さんお一人でお話。
・鈴木さん「声の出せる法事へようこそ……ちょっと話聞いてもらってイイ?」
観客は拍手。
鈴木さん「この前、ランチ食べに行ったの。どこも空いてなくて居酒屋みたいな所に入ったんです。
     焼きとりランチみたいなのを食べてまあまあ美味しくてね。
     全部食べた後でシャーベットみたいなの出てきたの。カシスみたいなの。
     『めっちゃ気が利くやんけ』って食べたらめっちゃ生ぬるいの。臭いも『ぇえ?』ってので。
     で、店の中をつぅ~っと見渡したら、張り紙で『明太子食べ放題』……」
観客笑。
鈴木さん「食後の明太子食べ放題キツイな、って話でした」
観客笑。

08:ファイブマン、愛のテーマ/鈴木けんじ
09:科学戦隊ダイナマン/MoJo
-MC-


明太子トークから「愛を届けたいと思います」と歌われたのは「地球戦隊ファイブマン」よりエンディング。
トークから打って変わって優しい歌声を披露された後は、MoJoさんのご登場で「科学戦隊ダイナマン」よりオープニング。
MoJoさんが「さぁ元気出していこうぜ!」とパワフルに歌われ、観客もMoJoさんと共に大合唱でしたが、
毎回間奏に行われるショッカーさんによる名乗りのご披露は今回はありませんでいた。

・MoJoさんお一人でお話。
・MoJoさん「昨日は21世紀編、今日の20世紀編とスーパー戦隊のダイダイダイダイ大集結ですね。
     MoJoとしても毎回元気をもらっています。1999年ごろから毎年出させててるから3年くらいですか?」
観客笑。

10:夢をかなえてダイナマン/MoJo
-MC-


続いてMoJoさんが歌われたのは、重厚感ある歌声が魅力の「科学戦隊ダイナマン」よりエンディング。
今回MoJoさんは二番終わりの「ダイナマン」で迫真のローングトーンを披露され、観客から喝采を浴びていました。

・MoJoさんを見送りながらショッカーさんがご登場。
・ショッカーさん「そうでした。MoJoさんは1999年の『スーパーヒーロー魂』からですから、3年ですか」
観客笑。
ショッカーさん「最近計算も出来なくなってきたみたいで……かと思うと明太子食った話を延々と……。
        なんで20世紀編というのは自由な人が多いのでしょうか」
・ショッカーさん「コロナ禍もマイナスな事ばかりではありません。こうして配信でご家庭で楽しめる文化が生まれました。
        続いては、そんな配信が出来るのは、彼のおかげです!!」
観客「おぉぉぉおおおぉおおお」
ショッカーさん「本当に頼もしい仲間です! 昨日も裏方で配信を仕切ってくれていましたが、
        今日は本業でガツンと歌って頂きましょう!!」
観客「おぉぉぉおおおおおおおおおおぉおおお」
ショッカーさん「New Jack 拓郎さんの登場です!! 天に輝く五つ星!! 『五星戦隊ダイレンジャァアアアアア』」

11:五星戦隊ダイレンジャー/New Jack 拓郎
-MC-


「三年間我慢してくれてありがとう。もう騒いでいいんだぜ」と拓郎さんが登場され「五星戦隊ダイレンジャー」オープニング。
久し振りとなる観客の歓声や歌声受けて歌われる拓郎さんはとても嬉しそう。間奏ではショッカーさんも名乗りで参加されていました。

・拓郎さんが「どうも春風亭小朝です」と冗談を交えてご挨拶されお一人でお話。
・拓郎さん「ショッカーさんダメ! 出る前に泣かせにかからないの~。泣きそうになると声帯がしまって歌えなくなるんだからぁ~」
・映像制作に携われていた拓郎さん。コロナ過よりバースデーソングさん主催のほぼ全てのライブ配信プロデュースをご担当。
2022年にはご自身の会社「梅屋LLC.」を立ちあげられ、代表としてライブ配信や映像、音楽制作などを行われています。
・「New Jack 拓郎」としてはこの年に30周年を迎える拓郎さん。宣伝ではなくお誕生日のお話をする。
・拓郎さん「声出しっていいね。ちょっと楽しんでみる?」
ここで客席を左右に分け、二階、右、左と観客の声出しを促していました。
拓郎さん「いいねー。去年は次の曲をみんなに手拍子で表現してもらったんだよね。練習してみましょう。
     『俺たち無敵さ!!』って言ったら『ダイレンジャー』ね。『カクレンジャー』じゃないよ。無理だから」
観客笑。
拓郎さん「『俺たち無敵さ!!』」
観客「ダイレンジャァアアア!!」
拓郎さん「いいじゃないの。じゃあ今のの、20%増しで。よろです」
観客笑。
拓郎さん「もうすんばらじろう。『俺たち無敵さ!!』」
観客「ダイレンジャァアアアァアアアアアアアア!!」

12:俺たち無敵さ!! ダイレンジャー/New Jack 拓郎
13:激走戦隊カーレンジャー~フルアクセルヴァージョン~/高山成孝
-MC-


久々の観客とのタイトルコールから拓郎さんが歌われたのは「五星戦隊ダイレンジャー」よりエンディング。
拓郎さんは観客の合いの手を受けて実に楽しそうに歌われていました。続いては高山さんのご登場。
「激走戦隊カーレンジャー」二代目オープニングを疾走感たっぷりの本曲を高山さんならではの
さわやかで頼もしい歌声でご披露。高山さんにとって初の発声可能のSSSを噛みしめられている様子でした。

・高山さんお一人でお話。
・高山さん「昨年からこの『スーパー戦隊"魂"』に出演させてもらっていますが、あの時は声を出してはいけませんでした。
     今日は皆さんの声がたくさん聞く事が出来ています。これぞ『スーパー戦隊"魂"』だぜええ!」
観客「おおぉおぉおおおおおおぉおおおお」
高山さん「この一年間、石原さんをはじめ多くの方に声をかけて頂き、皆さんの前で歌う事が出来ました。
     これからも僕なりのペースで歌っていければいいなと思っています。」

14:この星を この街を/高山成孝
15:救急戦隊ゴーゴーファイブ/石原慎一
-MC-


続いて高山さんが歌われたのは「救急戦隊ゴーゴーファイブ」よりエンディング。
ライブでは高山さんの晴れやかな歌いぶりと爽やかな曲調が一層際立ち、実に爽快感抜群でした。
高山さんと入れ替わりに石原さんが登場され、同じく「救急戦隊ゴーゴーファイブ」よりオープニング。
キラキラきらめく衣装を翻し、情熱的な歌声とパフォーマンスで魅せる石原さんに観客も大盛り上がりでした。

・石原さんお一人でお話。
・石原さん「先程、高山君が『この星を この街を』を歌ってこちらに繋いでくれました。『天国サンバ』も歌わずに」
観客笑。
石原さん「『この星を この街を』は高山君が出る前はこのプログラムでは僕がカバーさせてもらっていました。
     歌う曲一曲減ったじゃん……って思うワケないですよ」
観客笑。
石原さん「安心してください…………ま、もちろんはいてますけど。安心してください。高山君とは仲良しですから」
観客笑。
石原さん「次はちょっとパワーがいる曲。先程舞台袖で聞きましたけど15年ぶりだそうです。
     『Go! ファイブ Go! ファイト』」

16:Go! ファイブ Go! ファイト/石原慎一

続いても「救急戦隊ゴーゴーファイブ」より挿入歌「Go! ファイブ Go! ファイト」。
「戦隊"魂"」では2008年のライブ「スーパー戦隊"魂"Ⅲ 2008 20世紀編」以来、実に15年ぶりのご披露となりました。
緊張感ある序盤からサビで一気に晴れやかでパワフルになる石原さんの歌いぶりは実に爽快でした。

・石原さんを見送られながらショッカーさんがご登場。
・キラキラした石原さんのお衣装に感心した後、観客との「スーパー戦隊」「スピリッツ」の掛け合いが行われ
ここから約10分間の休憩である旨がアナウンスされました。

~休憩~
-MC-


換気等々の為に約10分間の休憩時間が設けられ、時間になると間もなく休憩時間が終了するという旨がアナウンスされ、
しばらくすると客席の照明が暗くなってショッカーさんがご登場。

・観客が席に着く間に今後のライブの予定や日本コロムビアからのお知らせなどをされていました。
・"フライヤー"より"チラシ"や"ビラ"の世代。
・ショッカーさん「後半のトップを飾っていただくのは正真正銘のおにいさんです!!
        速水けんたろうさんの登場です!! 『オーレ! オーレンジャー』」

17:オーレ! オーレンジャー/速水けんたろう
-MC-


後半は速水さんのご登場で「超力戦隊オーレンジャー」よりオープニングからスタート。
キレ味の鋭いパフォーマンスと颯爽そした歌声で観客を盛り上げる速水さんにショッカーさんも名乗りで参加。
二番では「とびきり熱いお台場! 配信! そして世界のみんなぁ!」と替歌をされ更に盛り上げていました。

・速水さんお一人でお話。
・せっかく声が出せるので観客の「けんたろうおにいさん」が聞きたい。
・2023年は4月の「スーパーロボット魂2023 ~stage universe~」、8月の「スーパーアニソン魂2023 ~THE LEGENDS~」
そして今回の「スーパー戦隊魂2023 東京 "20世紀編"」とバースデーソングさんのライブに三期連続出演の速水さん。
・速水さん「『スーパーアニソン魂』で『燃えろx4ロボコン!!』を歌わせてもらって
     ロボットなのにいいのかなと思ったんですけど、更に『だんご3兄弟』まで……」
観客拍手。
速水さん「皆さんその節はだんごのコーラスありがとうございます。
     いつも驚くんですけど、みなさんはコーラスとかコブシを挙げるのはどこかで練習されてるんですか?」
観客笑。

18:虹色クリスタルスカイ/速水けんたろう
19:恐竜戦隊ジュウレンジャー/佐藤健太 ナレーション:ショッカーO野
20:光戦隊マスクマン/影山ヒロノブ
-MC-


「超力戦隊オーレンジャー」挿入歌であり最終回「愛の勇者たち」のエンディング「虹色クリスタルスカイ」。
速水さんの頼もしい歌声が響く中、照明がさながらのクリスタルに映ったプリズムのような鮮やかさに。
続いては神秘的な前奏が期待感を運ぶ中、健太さんが登場され「恐竜戦隊ジュウレンジャー」よりオープニング。
手拍子を促しつつ健太さんが凛々しく優しく歌われた後は、影山さんのご登場で「光戦隊マスクマン」よりオープニング。
独特の力強さの中に哀愁を感じられる影山さん啼きの入った歌いぶりに観客も大盛り上がりでした。

・影山さんお一人でお話。
・影山さん「オレが戦隊を担当した頃はだいたいは1980年代、っまぁ当然の様に20代でした。
     嬉しいっすよね。何十年も前だけど、今もこうして20代の頃の歌をみんなが喜んでくれるのは。
     ただ歌ってて楽しいってのもあるすけどォ、こぉ、お客さんが今も求めてくれて、
     自分が膝痛いけど出てきて……」
観客笑。
影山さん「がんばって歌う事で『おおー影ちゃん今もがんばってるやん』って思ってもらいたいじゃないっすか」
観客拍手。
影山さん「それはやっぱりシンガーとしての励みになってます。最高です。厳しい目で見てください!」
観客拍手。

21:愛のソルジャー/影山ヒロノブ
-MC-
22:超電子バイオマン/宮内タカユキ
-MC-


続いて影山さんが歌われたのは同じく「光戦隊マスクマン」よりエンディング。
客席を見渡しながらいっぱいの笑顔で楽しそうに歌われる影山さんのステージングはもちろん、
間奏でのKenitoさんによるトランペットソロにもたまらないものがありました。
ショッカーさんが「次の方が元気になる事が僕らの元気の源」とお話された後は宮内さんがご登場。
2011年に発症された小脳梗塞の後遺症と戦いながら歌われている宮内さんは
「超電子バイオマン」よりオープニングを力強く歌われ、間奏ではショッカーさんも名乗りで参加。

・宮内さんお一人でお話。
・宮内さん「みんな元気だね! うれしいぜ!!」
観客拍手。
宮内さん「次は、合体ロボの歌です。何だと思う?」
宮内さんの問いかけを受けて観客が口々に宮内さんが歌われた戦隊ロボットの名前を言っていました。
宮内さん「……当たった!! 『輝け! フラッシュキング』」
観客「おぉぉおおおおおおおおぉおおおおおおお」

23:輝け! フラッシュキング/宮内タカユキ
24:高速戦隊ターボレンジャー/佐藤健太
-MC-


宮内さんが数多く歌われた戦隊ロボットの中から「超新星フラッシュマン」よりフラッシュキングのテーマ。
緊張感ある曲調の中、宮内さんのダイナミックな歌声に観客も「フラッシュ」を大いに連呼していました。
続いては黒いコート姿の健太さんが登場され「高速戦隊ターボレンジャー」よりオープニング。
間奏が終わり颯爽とコートを脱ぎ捨て、レッドターボ/炎力役のご衣裳を披露される演出は今回も観客拍手喝采でした。

・健太さんお一人でお話。
・この年の9月に熊本にあるアニメ特撮バーGで「光戦隊マスクマン」のレッドマスク/タケル役の海津亮介さんと
ファンとのボウリング大会からミニライブからのトークショーというイベントに参加された健太さん。
健太さん「なんと、僕、当日になって急に声が出なくなっちゃったんですよ。どうします?
     海津さんとかスタッフさんに助けてもらってなんとかなったんですけど、
     今日はそこで歌うはずだった曲をリベンジしたいと思います」
・健太さんはSNSで「観客に練習しておいてほしい」と次に歌われる曲を事前に告知されていましたが
改めて次に歌われる曲である「ターボ・ビクトリー」の掛け合いをおさらい。
・健太さん「ちょっと4年前に歌った時より元気ないんじゃなあい? お願いしますよ」
観客笑。

25:ターボ・ビクトリー/佐藤健太
26:あしたに生きるぜ!/嶋大輔
-MC-


続いて健太さんが歌われたのは前途の様に同じく「高速戦隊ターボレンジャー」よりVターボバズーカのテーマ。
健太さんは青春的な歌声を披露されながら全編にわたりライブならはの観客との掛け合いが楽しめ、
暴魔百族やウーラー兵がやられる箇所ではガンタさんやZ旗のホーン隊の皆さんも観客と一緒になってやられていました。
健太さんが退場されると「超獃戦隊ライブマン」よりエンディングの前奏と共に嶋さんがご登場。
体を左右に動かしながら楽しそうに歌われる嶋さん。最後の「明日に生きるぜ」ではドスの効いた歌声を披露されました。

・嶋さんお一人でお話。
・嶋さん「声が出せるって嬉しいですね。楽屋にいたんですけど皆さんの声援が凄くてびっくりしました」
観客笑。
嶋さん「凄く楽しみにしてることがあって……『どっかーん』なんですけど」
観客拍手。
嶋さん「元祖『どっかーん』、オレの師匠、MoJoさんが今そこにいらっしゃいますね。ステージへどうぞ」
嶋さんに声をかけられてMoJoさんがご登場。
・最初MoJoさんはマイクを持たずに登場されましたが、すぐにスタッフさんがマイクを手渡しされていました。

・以下、「どっかーん」に関する経緯をご説明。
・MoJoさんは「超獣戦隊ライブマン」を別レーベルでカバーされており、
2016年に嶋さんが「スーパー戦隊"魂"」に出演される以前からご自身のライブでも歌われていました。
・2007年にMoJoさんが開催されたソロライブ「♪mojo×2 Xmas」において観客がMoJoさんの歌を歌うというシーンがあり
「超獣戦隊ライブマン」を選曲したファンの有志達がサビの「超獣戦隊」と「ライブマン」の間に入る爆発音に着目。
爆発音のタイミングに合わせて両手を上げて「どっかーん」という合いの手で表現した所、観客は大盛り上がり。
MoJoさんも大変気にいられたご様子でその後、ご自身のソロライブで「ライブマン」を歌われる際には
観客がタイミングを合わせて「どっかーん」と合いの手を入れて盛り上がり、局地的に浸透していきました。
・2012年の「スーパー戦隊"魂"VI 2012」のアコギコーナーで「超獣戦隊ライブマン」が披露された際には
当時MoJoさんのライブで司会を担当されていたショッカーさんの扇動で「どっかーん」が採用され、こちらも盛り上がりました。
・2017年の「スーパー戦隊"魂"XI 2017 大阪」において嶋さんから承諾を得られた事を受けて
オリジナルの嶋さんが歌われる際も観客が「どっかーん」の合いの手を入れる事が可能になりました。
・嶋さんも大変気に入られたご様子で、以降は観客が「どっかーん」の合いの手を入れるのがお馴染みになっていました。

・嶋さん「最初『どっかーん』って言われて意味が解らなかったんですよ。
    でもライブでやるようになったら楽しくて。そしたらコロナですよ」
MoJoさん「そうでしたね。だからこそ今日は思いっきり『どっかーん』やってくださいね!」
観客拍手。
MoJoさんが退場され、嶋さんお一人に。
嶋さん「今日楽屋がね、串田さん、MoJoさん、宮内さん、影山さん、僕なんですよ」
観客笑。
嶋さん「最年少ですよ。びっくりしました」

27:超獃戦隊ライブマン/嶋大輔 ナレーション:ショッカーO野
-MC-


ショッカーさんのナレーションと嶋さんのタイトルコールから「超獣戦隊ライブマン」よりオープニング。
嶋さんのワイルドな歌声を受け、観客も久々に「どっかーん」の合いの手。とても嬉しそうな嶋さん。
更に間奏にはショッカーさんが登場して名乗りを披露され、盛り上がりに花を添えられていました。

・嶋さんを見送られながらショッカーさんがご登場。
・観客と「スーパー戦隊」「スピリッツ」の掛け合いで勢いをつけた後、ラストブロックへ。
ショッカーさん「じゃあラストブロックトップはこの方に飾っていただきましょう!!
        "超獣戦隊"の後は"鳥人戦隊"!! 影山ヒロノブさんで『鳥人戦隊ジェットマン』」

28:鳥人戦隊ジェットマン/影山ヒロノブ
29:大戦隊ゴーグルV-オルタネートバージョン-/MoJo
30:太陽戦隊サンバルカン/串田アキラ
31:花のモモレンジャー/堀江美都子
-MC-
32:ゴレンジャーストーム/ささきいさお 堀江美都子
-MC-


ショッカーさんの紹介を受けた影山さんがステージへ走って登場され「鳥人戦隊ジェットマン」よりオープニング。
影山さんならではの晴れやかな歌声で盛り上げられた後は、MoJoさんによる「大戦隊ゴーグルV」よりオープニングの別テイクバージョン。
MoJoさんの歌声に合わせて演奏やコーラスが展開され、歌詞の色に合わせて照明が変わり、観客も大合唱となる光景は
文字通りの連帯感の喜び溢れるものでした。次は串田さんによる「太陽戦隊サンバルカン」オープニング。
串田さんのからりとした頼もしい唄声に合わせ観客も大合唱。この時のハンドサインもこれまでと変わって「3」でした。
続いては堀江さんのご登場で「秘密戦隊ゴレンジャー」よりモモレンジャー/ペギー松山のテーマ。
ガラリと空気が変わった緊迫感のある曲調の中、堀江さんがきりりとした表情で凛とした歌声を披露されました。
堀江さんがいさおさんを呼び込まれ、観客のエネルギーの凄さに感心したというお話をされてから
「秘密戦隊ゴレンジャー」よりゴレンジャーの武器や兵器を歌った「ゴレンジャーストーム」。
コーラスの皆さんと観客のスキャットを受けながら勇ましく歌われるお二人に照明も歌詞に合わせて色を変えていました。

・いさおさん「いよいよこのライブも最後の曲となりました」
観客「えぇぇぇええええぇえええ」
いさおさん「えーと言われましても、我々はそんなに元気はありません。ンフフフ」
観客笑。
いさおさん「だいたい二時間半が限度で、あとは無理してやってます。ンフフフフ」
観客笑。

33:見よ!! ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子

ラストは「秘密戦隊ゴレンジャー」より二代目エンディングで、劇場版「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」のオープニング。
いさおさん、バンド、ホーン隊、コーラスの皆さんに加え、間奏ではショッカーさんが名乗りで、
2021年のライブ「スーパー戦隊"魂" 2021」より堀江さんも参加され、より一体感のあるステージになりました。
ラストはドラムのガンタさんによる圧巻のドラムソロで締めくくられ、本編ラストにぴったりの一幕となりました。

-アンコール-
-MC-


いさおさんがバンドの皆さんをねぎらいながら堀江さんと共に退場され、
続いて演奏陣の皆さんとコーラスの皆さんが拍手の中、退場されていくと、
拍手が手拍子へと変わっていき、観客からアンコールの声が起こりました。

・そのアンコールの声に合いの手を入れつつショッカーさんがご登場。
・ショッカーさんの「スーパー戦隊ィいいッ!!?」の声に観客が「スピリッッツ!!」と応えて
出演者の皆さん、演奏陣の皆さん、コーラスの皆さんを呼び込みました。
・ここでショッカーさんが演奏陣のバンド、ホーン隊の皆さん、コーラスの皆さんをご紹介。

・ギターのナベさんが「サンバルカン」の「Follow The Sun, Catch The Sun」部分では
観客と同じタイミングで手を挙げており、舞台袖にいるスタッフにも手を挙げるように
強めの念を送っていたのを目撃されたショッカーさん。
・Z旗ホーン隊の皆さんの並びが長右衛門さんと尾崎さんがこれまでと逆に。
・そんなZ旗の皆さんは結成20周年。ショッカーさんからおめでとうとお祝いされていました。
・アップル・パイ、ザ☆カインズの皆さんの並びも貴日さんが中央になる並びに変わりました。
・今回の「スーパー戦隊"魂"」からザ☆カインズに期待の新メンバー戸巻大蔵さんが加入。

・ここで出演者の皆さんからひと言づつご挨拶がありました。
・明太子はごはんで食べたい鈴木さん。
・拓郎さん「30周年という事でマイミクのみなさんも沢山来て頂いて……」
観客笑。
※拓郎さんが初登場された2003年のライブ「スーパーヒーロー魂2003」において
「お前らぁ! マイミクになってください」と当時最盛期のmixiを交えたユーモアを披露されていました。
・たくさんのおおきなおともだちに会えてうれしい速水さん。
・また「どっかーん」がやりたいMoJoさん。
・影山さん「最高だったんすけど、何故かオレの時だけショッカーのコレ(名乗り)が無かったんすよ」
観客笑。
影山さん「オレ、なんか悪いことした?」
ショッカーさん「夏にやらせてもらったんでね。あんまりやるとしつこいって言われちゃうから」

・アンコールという事でこれから披露される最後の一曲の間のみ観客の写真撮影OKに。
・その際には動画はNG、本格的なカメラはNGというお願いと
「#スーパー戦隊魂2023」「#SSS2023」をつけての各種SNSへの拡散を推奨されていました。
・ショッカーさん「みなさんわかりましたかー?」
観客「はーい!」
ショッカーさん「けんたろうおにいさん、いいこですねー」
速水さん「はい。最高です」
観客笑。

34:秘密戦隊ゴレンジャー/ささきいさお 堀江美都子 
             MoJo 串田アキラ 宮内タカユキ 影山ヒロノブ
             嶋大輔 佐藤健太 鈴木けんじ New Jack 拓郎 
             速水けんたろう 高山成孝 石原慎一


「スーパー戦隊魂2023 東京 "20世紀編"」のラストを飾るのは「秘密戦隊ゴレンジャー」よりエンディング。
中盤のコーラス部分では堀江さんと影山さんが音に合わせて水をかけるよう仕草をされていたり、
間奏ではショッカーさんによる名乗りが披露されたりと、出演者の皆さんがそれぞれにアンコールを楽しまれながら
ステージ上の皆さんと観客とが一体となって歌い盛り上がる様子はまさにちからと技と団結の光景でした。

35:三本締め

「スーパー戦隊魂2023 東京 "20世紀編"」を締めくくりとして出演者、演奏陣、観客全員で「三本締め」。
いさおさんの音頭で出演者の皆さんも観客も威勢よく手を叩いていました。

・観客が拍手を送る中、ショッカーさんに紹介され出演者の皆さんがお一人づつ退場されて行きました。
バンド、ホーン隊、コーラスの皆さんも順番に退場されていき、ショッカーさんお一人に。
・ショッカーさん「楽しんでもらえましたかぁあああああ!!」
観客「おぉぉおおおおおおおおおぉおおお」
ショッカーさん「一緒に歌ってくれましたかぁ?!」
観客「おぉぉおおおおおおおおおぉおおお」
ショッカーさん「これからもまた来てくれますかぁあああああ!!」
観客「おぉぉおおおおおおおおおぉおおお」
ショッカーさん「それじゃあ皆さん、さよーなーらー……って言っちゃうとぉー、
        ほら、もうみんなに会えなくなっちゃうみたいでしょ?
        だからぁーおにいさんがせーのっていったらぁー……おっ・おっ・きっ・なっ・こっ・えっ・でっ!?
        『まぁあああたねぇぇええええええ』って手を振ってお別れをしたいと思います!」
観客拍手。
ショッカーさん「それではみなさん……っいぃーーきぃーーまぁーすぅよーーぉ! せぇーーーーーのっ!!
ショッカーさん&観客「まぁあああーーーーたねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
ショッカーさん「スゥゥゥウ パァアアーーーー戦ン隊ィイイ!!?」
観客「スピリィイイイイイッツ!!」
観客拍手。
ショッカーさん「今度は大阪で会いましょう!!」

退場されるショッカーさんが拍手で見送られると閉演のアナウンスが流れ出し、
「スーパー戦隊魂2023 東京 "20世紀編"」および東京公演は終演となりました。

東京公演二日目で千秋楽でもある「20世紀編」は抜群の安定感の中で展開。
出演者が多く、安定感を考えるとオープニングとエンディングがメインで挿入歌が少なくなるとはいえ、
「ナゾナゾのミドレンジャー」からはじまり「Go!ファイブ Go!ファイト」「輝け!フラッシュキング」
「ターボ・ビクトリー」など「スーパー戦隊"魂"」では久々に披露となる挿入歌が多い印象でした。
「伝説」が歌われないないあたりも「20世紀」へのがっつりとしたこだわりを感じました。
何より未だに新型コロナウイスルの猛威は収まってはいないものの、声出しが解禁されたことで
「スーパー戦隊"魂"」ならではの会場の一体感、連帯感の喜びを再び味わえた事はとても嬉しかったです。

来年は2004年に「スーパー戦隊"魂"」が開催されてから20周年目の節目。
20年間も経ちますと毎年通っている観客というのはわがままなものでございまして、
オープニングとエンディングはもちろん挿入歌も今以上に沢山聞きたくなります。
加えて20年間で作品も20作増え、ライブに出演してくださる方も増えておりますが、
挿入歌しか歌っていない方のご出演もいつかは是非と願ってしまうものでございます。
20周年のお祝いとして東京公演二日間開催から景気よく三日間開催もありなのではないかと思いました。


補足

・今回はライブタイトルがこれまでの「スーパー戦隊"魂"」から「スーパー戦隊魂」へと変わっていました。

・当日の物販には讀賣新聞の記者であり、特撮ヒーロー好きが高じてご自身でイベントを主催されており
出演者の皆さんとも親交が深い鈴木美潮さんのご著書「スーツアクターの矜恃」も販売。
特典として20世紀に歴代レッドを担当された新堀和夫さんと21世紀に歴代レッドを担当された福沢博文さんの
サイン入りポストカードが配布。しかも美潮さんご本人がその場でサインも入れてくださっていました。

・ショッカーさん「おにいさんはねーショッカーO野っていいます。きやすくショッカーさんって呼んでねー」
観客「ショッカーさーん」
ショッカーさん「……きやすいんだよ」
観客笑。
ショッカーさん「ってなことねーちょっとずつ放り込んでいこうと思いまーす」

・いさおさん「昨日は別に若手ってわけじゃ無いんだよね。順繰りにやってるだけだから」
観客笑。

・いさおさん「『ナゾナゾのミドレンジャー』は前に一回演った事があるらしいんだけど全然覚えて無くてね。
      『10年前にやりました! 証拠があります』って言われたんですよ。証拠つきつけられたらしょうがないね」
観客笑。

・鈴木さん「楽屋にいててね、思う事があるんです。ロック系の人達って歌う終えたら格闘家みたいに息きらして帰ってくるんです。
     ホンマカッコイイんですよ。で、僕達、僕達って誰とは言わないですけど」
観客笑。
鈴木さん「僕達はなんか寄席終わって帰ってきたみたいな感じなんすよ。『お先に勉強させていただきました』みたいな」
観客笑。

・被っていた帽子を客席に投げようとして止める拓郎さん。
拓郎さん「今日は投げないよ。コレ、石原さんもらった大事な帽子なんだよ」

・歌われる前にペットボトルで水を飲まれた拓郎さん。少し拭こうとスタッフさんにティッシュを持ってきてもらう事に。
拓郎さん「ちょっとティッシュ持ってきてー」
舞台袖のスタッフさんがすぐにティッシュを持ってきたのでその速さから観客から思わず「早っ」という声があがっていました。 
使用済みのティッシュを観客に投げようとした拓郎さん。
拓郎さん「いらないだろっ。どんだけオレのDNAが欲しいんだよ」
ティッシュは再びスタッフさんが登場され凄い早さで回収されて行きました。

・高山さんはお水を「おのみず」と言う。

・高山さん「そういえば、先月の10月17日に還暦になりまして」
観客「えぇぇえぇえええぇええ」
高山さん「そうなんですよ。皆さんに会わないうちに年はとっていくんですけど。串田アキラさんが同じ誕生日なんです。
     それを気付いたのが去年だったんですけど、オレってついてるじゃんって思いました」
観客拍手。
高山さん「あのクッシーと同じ誕生日ですよ!!? 心強いったらありゃしない」

・石原さん「さっきNew Jack 拓郎が30周年って話してましたけど、今年僕40周年なんですよ」
観客拍手。
石原さん「ありがとうございます。いつもね周年を話すをいさおさんが『ん~まだまだだねぇ』って言うんですけど」
観客笑。
石原さん「今日は後輩が先に言ってくれたので、僕も触れさせていただきました」

・速水さん「続いては最終回の……」
観客「おぉぉおおっ」
速水さん「凄いですね。最終回っていったらわかるんだね。じゃあ『だんご三兄弟』を」
観客「おぉおおおおおおおぉおお」
速水さん「違う違う。ないない。今日はない」
観客笑。

・今回もショッカーさんによる「恐竜戦隊ジュウレンジャー」のナレーションがあったのですが、
「一億数千万年前の恐竜時代から、今甦った"六人"の戦士たち!」と「五人」ではなく、
ドラゴンレンジャー/ブライも加えた「六人」バージョンだったのは実に嬉しかったです。

・この年の10月開催されたイベント「東京特スピリッツ・コンベンション 特撮ヒーローサイン会&写真会」に参加された健太さん。
ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、メタルヒーロー等の各シリーズに出演された俳優さん達が
総勢50名近く集まってサイン会と写真撮影会をされたイベントはとても大盛況だったそうです。
健太さん「海外から来てくれる方が多くて感動しちゃったんですよ。改めて戦隊の素晴らしさを肌で感じました」

・嶋さん「このライブに出られるのも『超獣戦隊ライブマン』に出会ったからです。
    当時は色々な事を言われました。『なんで不良が地球を守るんだ』とか……」
観客笑。
嶋さん「主題歌も歌われてもらって。レコーディングでは影山さんを意識して歌ったんですよ。
    そしたらスタッフさんに『出来ない事をするんじゃない』って怒られました」
観客笑。
嶋さん「『嶋さんなりに歌ってください』って言われて。そりゃそうだなと」

・これまでと比べて二日間合わせてショッカーさんの名乗りが少なかった印象。

・ショッカーさん「慎ちゃん、今度はいつ短パンはいてくれるのかな?」
影山さん「!! 懐かし~」

・ショッカーさん「みなさんでラストの締めに何かしたいのですが、御大、何かありますかね」
いさおさん「締めと言えば決まってるよね。三々七拍……」
ショッカーさん「三本締めですかね?」
いさおさん「そうそう三本締め」
ショッカーさん「そうですよね。三々七拍子運動会になっちゃうんで。昨日山形ユキオさんも同じ事言ってました」
観客笑。

・ちなみに今回もライブ終了後から数日後に期間限定でアーカイブ配信が実施。
基本的にノーカット収録。開演前や休憩時間に「スーパーロボット魂2024」の今後のライブ告知や
休憩時間や終演後に出演者の皆さんお一人お一人のコメントがあり、
アーカイブの最後には演目や出演者の皆さん、スタッフさん達の名前が記載されていました。

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