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高取ヒデアキ Birthday Live 2023

23.3.3 LIVE THEATER ORPHEUS

 

出演/高取ヒデアキ

   Z旗(高取ヒデアキ 川瀬智 高取伸和 timiri toshi 阿久澤一哉 尾崎泰輔 町田長右衛門 Kenito 生田目勇司)

 

演奏/Z旗(Vo.高取ヒデアキ G&AG&Co.川瀬智 G&Co.高取伸和 Ba&Co.timiri toshi 

     Tr&Co.阿久澤一哉 Tb&Co&PC.尾崎泰輔 Sax&Fl&Co.町田長右衛門 Tr&Co.Kenito Dr&Co.生田目勇司) カラオケ

 

 

高取ヒデアキさん。

1994年にバンドWEATHE SIDEのボーカルとしてシングル「風を抱いて」でCDデビュー。

その後、WEATHE SIDEの解散に伴い、新しいバンドで活動されていた中、

1998年に実弟でギタリストのNobuさんとのユニット・COA(Collaboration Of Arts)で

アニメ「グランダー武蔵RV」のオープニングで初めてアニメソングに携わって以降、

アニメ「ぐるぐるタウンはなまるくん」の歌のコーナーを担当されたはなまる楽団や、

アニメ「電脳冒険記ウェブダイバー」の楽曲を担当されたR.A.M.(Rundum・Access・Module)への参加を経て

アニメ「しあわせソウのオコジョさん」のエンディングで"高取ヒデアキ"として初めてソロ名義でアニメソングを歌唱。

以降、特撮「忍風戦隊ハリケンジャー」を代表格に様々なアニメ、特撮、ゲームなどの楽曲を歌われている他、

歌手として以外にも作詞作曲を多く手掛けられており、アニメ「プリキュア」シリーズや「THE IDOLM@STER」シリーズ、

特撮出身俳優さんが多く在籍する歌謡グループ純烈などのアーティストにも楽曲を提供されております。

特にスーパー戦隊シリーズでは「ハリケンジャー」以降、歌手や楽曲提供など、毎年何かしらの形で参加されており、

歌手としてもクリエイターとしても、現在のアニメソング界においてその才覚を発揮されています。

 

また、アニメソング関係以外では「ハリケンジャー」終了後の2003年に"Hard Boiled Brass Rock!"を掲げるバンド、

Z旗(ZETKI)を結成され、ボーカルのTAKAとして活動を開始。

10人編成ならではの迫力のブラスロックサウンドを中心にした楽曲を発表され、何度かのメンバーチェンジを行いながら

新宿や池袋などのストリートライブを経て、各種イベントへの参加やライブハウスを中心に不定期にワンマンライブを開催。

活動の一環としてスーパー戦隊シリーズやアニメ「キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE2」、アニメ「砂ぼうず」など

Z旗としてもアニメソングにも多く関わられており、ライブシリーズ「ANIME JAPAN FES」に高取さんと共に出演された際、

ブラス隊の演奏が水木一郎さんの目に留まった事をきっかけに、 Z旗のブラス隊の皆さんは水木さんのソロライブや

高取さんが参加されていない魂ライブや「ANIME JAPAN FES」にレギュラーとして演奏陣に加わられ、

現在では高取さんと共に魂ライブシリーズになくてはならない方々になっています。

 

近年では新型コロナウイスルの世界的な蔓延を受け、本格的にYouTubeチャンネルを稼働。

毎週の様にブラスロックアレンジをメインにしたアレンジでカバー曲を公開されたり、

YouTubeで玩具レビューを中心に動画を公開しているのヲタファ/wotafaさんや

"思い出系ネットパフォーマー"を自称する人気YouTuberのFischer's(フィッシャーズ)の皆さんと共演された他、

お一人やZ旗の皆さんと共に生配信を行ってファンと交流し、どの動画も国内外から試聴されています。

 

そんな高取さんは2023年3月4日に56歳のお誕生日を迎えられました。おめでとうございます。

 

今回はお誕生日の前日に開催されたバースデーライブのレポートです。

 

会場は東京都江戸川区の小岩駅が最寄りのライブハウスLIVE THEATER ORPHEUS。

音楽レーベルORPHEUS RECORDSグループが運営しているこのライブハウスでは、高取さんのYouTube動画の撮影も行われています。

今回は最前列確約、当日リハーサル見学付のプレミアムチケットが販売されて即日完売。

ライブ当日には一般チケットも完売し、当日券が若干枚発売するという盛況ぶりでした。

感染予防対策として観客の収容キャパシティを制限、入場時には検温と手の消毒が行われ、

入場チケットはデジタルチケットが採用、指定席に着座しての鑑賞となりました。

 

前述のようにチケットは完売していため、会場内に入場すると指定席はすでに多くの観客でにぎわっており、

距離を保った形で立ち見での当日券も販売されていた為、多くの観客が開演を待っている状況でした。

ステージには幕が張られておりステージ上の様子がわからないようになっていました。

 

開演の10分ほど前になるとtoshiさんによる場内アナウンス。

当時は2020年より世界的に蔓延している新型コロナウイスルの影響で、外出時のマスク着用の推奨や

ライブでの発声は禁止されてきていましたが、諸々の感染予防対策が浸透してきている事もあり、

ライブ・コンサートでは公演によって発声可能なものも増えてきており、

今回の公演もマスク着用であれば上演中の声出しは観客にゆだねる旨がアナウンスされました。

 

しばらくすると客席の照明がゆっくりと暗くなりBGMの音量が大きくなりいきいよいよ開演です。

00:SPACE DREAMER ~遥かなるビーストウォーズ~/SE

01:風を抱いて/高取ヒデアキ

-MC-

 

BGMが小さくなってきてオーバーチュアとして流れ出したのは高取さんがCOAとして歌われた

映画「ビーストウォーズII~超生命体トランスフォーマー~ライオコンボイ危機一髪!」オープニング。

小気味の良い曲調にのせて観客が手拍子をしたり合いの手を入れながらフルサイズが流れ、

幕が開くと共にWEATHE SIDEのデビューシングル「風を抱いて」からライブスタート。

さわやかな演奏と高取さんの晴れやかな歌声はライブのオープニングにぴったりの清涼感でした。

 

・観客の歓声を聞く事が出来てうれしいZ旗の皆さん。

・今回、Z旗のキーボードであり、高取さんの女房役として楽曲の編曲などを多く手掛ける

 サウンドプロデューサーである籠島裕昌さんが体調不良の為、欠席という旨がアナウンス

・高取さん「なんか胃炎の兆候みたいなものが見られて。抗体検査は何もなかったんですけど、

     何かあったらいけないので一応、休んでもらおうという事になりました」

 Nobさん「演奏中に倒れられちゃったらこまるからね」

 高取さん「ホント疲れた顔で弾かれたらこっちが気になっちゃうから」

 観客笑。

 高取さん「それは冗談として。大事をとってお休みなので皆様ご心配なく。

     なので籠島が仕込んだ曲の音出しは籠島の音大の後輩である尾崎が担当します」

 観客「神ー!」

 トロンボーンの尾崎さんはZ旗の中でも物静かなたたずまいではあるものの、

 ふとした時に軌跡的な笑いを生みだす為、"神"の愛称で親しまれています。

 toshiさん「ちょっと待って神が何かしゃべろうとしてる。声出しOKだけど神が喋る時は静かにね」

 尾崎さんが何か話そうとした所、それに合わせてドラムを勢いよく叩くいたずらをされる生田目さん。

・2017年のライブ「高取ヒデアキ "半世紀"Birthday Live」でも籠島さんはご欠席。

 高取さん「あの時は全部音を作っておいてくれたんだけど、遺影みたいに写真だけ飾ってたんだよな」

 Nobさん「今回もTwitterのアイコンとかPCに張っておけばよかったね」

・籠島さんが作られた曲の音は尾崎さんがPCを操作して音出しをご担当。

 高取さん「P-助くんがP-C助くんになっちゃったけど」

 Nobさん「うまい!」

 当時、籠島さんはTwitterでは「P-助」というニックネームを使用されていました。

 

02:Chase The Wind/高取ヒデアキ

-MC-

03:戦使達の翼/高取ヒデアキ

-MC-

04:SO DIVE!/高取ヒデアキ

-MC-

05:Transformers ~鋼鉄の勇気~/高取ヒデアキ

-MC-

 

ここからのコーナーは「高取ヒデアキは特撮だけじゃないんだコーナー」。

まずはアニメ「グランダー武蔵RV」よりNobさんとのユニットCOAとして歌われたオープニング。

高取さんが伸びやかな歌声でご披露。間奏の英語部分はNobさんがご担当されていました。

続いてCOAとして手がけたアニメ「ビックリマン2000」より二代目オープニング。

スピーディーかつ転調が多い為、なかなかフルサイズで披露される事が無かった本曲が遂にフルサイズ披露。

高取さんのはつらつとした歌声と、バンド演奏でよりロック色が強調され抜群の盛り上がりでした。

「あまり歌っていない曲」と紹介されアニメ「電脳冒険記ウェブダイバー」よりR.A.M.として歌われた二代目オープニング。

シリアスな曲調に高取さんのせつなさも感じる高音の歌声がより一層臨場感を味わえました。

続いてはアニメ「超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説」より二代目オープニング。

高取さんの歌声は緊迫感と同時に高揚感を誘い、観客も「Transform」の合いの手を入れて盛り上がっていました。

 

・「Transformers ~鋼鉄の勇気~」の思い出。

 高取さん「この曲は籠島と一緒に作ったんだけど、いろいろつらい時期で二番の歌詞泣きながら歌ったんだよね。

     『心を折れずに鋼鉄の勇気を持たなくては』って自分を奮い立たせて歌った思い出があります」

 Toshiさん「そういうの歌う前に話せばよかったね」 

 観客笑。

 Nobさん「今、演奏しながらちょっとハートが折れかけてたからね」

 高取さん「Nobから次の曲への良いパスをもらったんだけど、次の曲は半世紀ライブの時に

     籠島がピアノを弾いてくれた音源で歌ったんだけどそのバージョンで歌いたいと思います。

     みんなにもちょっと歌ってもらう所があるんで、一緒に歌ってくれたら嬉しいです。

     『折れないハート』という曲を聞いてください」

 

06:折れないハート/高取ヒデアキ

-MC-

 

「高取ヒデアキは特撮だけじゃないんだコーナー」のラストはアニメ「遊☆戯☆王 ZEXAL II」の初代オープニングを

ライブ「高取ヒデアキ "半世紀"Birthday Live」で披露されたバラードアレンジ版のカラオケで。

ピアノ演奏のみのシンプルなカラオケなので高取さんの歌声をじっくりと堪能できましたし、

演奏陣の皆さんも全員参加された中での観客との「oh oh oh」の大合唱を久しぶりに味わう事が出来ました。

 

・ここでライブの数日前にお父さんになる事を発表された生田目さんをお祝い。

 生田目さん「ありがとうございます。1000パーセント親バカになると思います」

 観客拍手。

 

07:俺流!! ゲキバイオレット (1C)/高取ヒデアキ

-MC-

08:海賊たち~宇宙海賊のテーマ~ (1C)/高取ヒデアキ

-MC-

 

続いては高取さんが手がけた楽曲をセルフカバーされる「高取ヒデアキは作詞作曲も凄いんだぜコーナー」。

特撮「獣拳戦隊ゲキレンジャー」より石原慎一さんが歌われたゲキバイオレットのテーマ。

ワイルドさを感じる高取さんの歌声と躍動感あふれるホーン隊を中心とした演奏を味わった後は

特撮「海賊戦隊ゴーカイジャー」より宮内タカユキさんが歌われたゴーカイジャーのテーマ。

重厚でドラマチックな本曲を歌われる高取さんはサビ部分で宮内さんを思わせる節回しをみせられていました。

 

・続いてはMoJoさんが歌われて現在のメンバーでレコーディングした楽曲。

 toshiさん「この前練習した時に『この曲誰が演奏したんだろぉ?』って思ってたら自分達だったのね」

 観客笑。

 

08.5:俺とおまえと大五郎 (さわりだけ)/高取ヒデアキ

-MC-

09:二刀流! スーパーツーカイオー (1C)/高取ヒデアキ

-MC-

 

MoJoさんを憑依させ歌おうとされた高取さんは、MoJoさんが本名の富田伊知郎として手がけられたCMソングの

焼酎「大五郎」CMソングをCMサイズでさわりだけ披露され、観客も一緒になって歌い手拍子をしていました。

その後改めて特撮「機界戦隊ゼンカイジャー」よりMoJoさんが歌われた界賊合体スーパーツーカイオーのテーマ。

オリジナルメンバーの演奏も素敵でしたし、ダイナミックな曲調を力強く歌われる高取さんも印象深かったです。

 

・高取さん「やっぱMoJoさんかっこいいよなぁ。いつかウチのバンドで歌ってほしいなぁ」

 観客拍手。

・続いてはささきさおさんが歌われた楽曲。

・高取さん「今回はこの曲をコンペに出した時と同じ演奏でやってみたいと思います」

 toshiさん「このアレンジで前にライブでやったことあったよね12、3年くらい前に」

 Nobさん「たしか松原(剛志)君とかと一緒のライブだったのは覚えてる」

 高取さん「そうそう。松原と一緒に。パセラだっけ?」

 Nobさん「長右衛門が映像を持ってきてくれたんだよね『みんな若ぇー』って思った」

 高取さん「そりゃそうだ12年も前だもん」

 

10:ミッドナイト デカレンジャー/高取ヒデアキ

-MC-

 

特撮「特捜戦隊デカレンジャー」より、ささきいさおさんが歌われたエンディングをデモバージョンで。

デモバージョンでの演奏は原曲より軽快な印象で、間奏には阿久澤さんのソロの後に長右衛門さんのソロがあり

終盤の高取さんの節回しや曲の終わり方も違っていて大変興味深かったです。

 

・高取さん「ささきいさおさんに初めてお会いしたのは次の曲です。

     コンペだったんですけど、どうしても通りたくて旅をして曲を書きました。

     この曲のおかげで先日亡くなられた松本零士先生ともご縁が出来ました。

     自分なりの歌い方になってしまうんですが、聞いていただけたらと思います」

 

11:銀河の煌/高取ヒデアキ

-MC-

12:無題/高取ヒデアキ

-MC-

 

このライブの半月ほど前に逝去された松本零士先生への追悼として先生原作のアニメ「銀河鉄道物語」より、

いさおさんが歌われたエンディングをZ旗ならではのホーンセクションを取り入れたアレンジで。

ゆっくりとミラーボールが回る中、高取さんのおだやかな歌声が会場内を包み込みました。

続いては「銀河の煌」と共にアニメ「銀河鉄道物語」のエンディング候補として制作した楽曲。

22年のライブ「高取ヒデアキ55anniversary Live~55チャイだ! ゴーゴゴー!~」でも披露されました。

川瀬さんのギターを基調として高取さんの哀愁を感じる歌声が「銀河の煌」とは好対照の魅力。

終盤に阿久澤さんとKenitoさんのトランペットが穏やかに加わっていくのにも情緒を感じました。

 

・アニメ「銀河鉄道物語」のエンディング候補曲は松本先生がとても気に入っていらしたとの事で

 コンペの没案で、権利関係が生じていない為、当時のデモ音源をYouTubeにアップ予定。

 高取さん「やっぱり今聞くと若いよね。そりゃそうか、20年前だもんなぁ」

 

・高取さん「おーし、こぉーなったらぁ、まだ20周年は続いてるし、6月には映画も公開します!!

     『ハリケンジャーっ、ぁっ参上ォう!』」

 

13:ハリケンジャー参上! (1C)/高取ヒデアキ

14:動物戦隊ジュウオウジャー (1C)/高取ヒデアキ

-MC-

 

ここで放送開始20周年を迎えた特撮「忍風戦隊ハリケンジャー」よりオープニング。

ステージ前方にホーン隊の皆さんも登場され、高取さんと一緒になって観客を盛り上げた後は

勢いもそのままに特撮「動物戦隊ジュウオウジャー」よりオープニングへ。

高取さんは「本能覚醒!」の部分になると「ザワールド! バード!」と歌詞を変えて歌われていました。

 

・高取さん「じゃあ、眼鏡を拭いてきます! またねー!」

 

15:Bottom fish→/Z旗

 

拍手の中、高取さんが退場され、ここからはZ旗の皆さんのオリジナル曲コーナーへ、

まずはアルバム「クラブシャレード」より、演奏陣の皆さんによるインストゥメンタル「Bottom fish→」。

toshiさんのベースに合わせてホーン隊の皆さんがEXILEの皆さんの「ChooChooTRAIN」よろしく

縦一列に並んでタイミングをずらして回転したり、Nobさんが観客とコール&レスポンスをされる中、

toshiさんの「56チャイおめでとう!」の掛け声でホーン隊がゴージャスな演奏を開始。

川瀬さんや阿久澤さんのソロも交えながら絢爛かつハードボイルドにステージを彩りました。

 

・そのまま高取さんが登場され観客とのロックなやり取り。

 高取さん「めぁんな盛り上がってるかぁああああい!?」

 観客「イェエエェエエエエエエイ!」

 高取さん「楽しんでるかぁああああい!?」

 観客「イェエエェエエエエエエイ!」

 高取さん「もう、手で家を作らなくていいんだぜぇええ!」

     ところでぇ、どっから来たんだァアアアアああい!?」

 観客「(両手で屋根を作りながら)イェエエェエエエエエエイ!」

 高取さん「家だよなぁ! 『Club Charade』!!!」

 

16:Club Charade/Z旗

-MC-

17:無我夢中~sing in the rain~/Z旗

-MC-

 

高取さんのタイトルコールから、アルバム「クラブシャレード」より「Club Charade」。

大人の雰囲気漂う高取さんの歌声と危険な香りのする演奏が繰り広げられた後は、

高取さんが「大好きな曲です」と紹介され、アルバム「Z旗」より「無我夢中~sing in the rain~」。

颯爽とした高取さんの歌声と演奏の緩急が楽しい本曲では川瀬さんの存在感あるギター演奏が魅力的。

 

・高取さん「56チャイ楽しいです。今夜は『月さえ掴めそうな夜』だぜぇえええ!!」

 観客「イェエエエエエエエエイ!!」

18:ハッピーバースデー/Z旗 観客

-MC-

 

高取さんが次の曲のタイトルを交えてお話された所でサプライズ。

阿久澤さんのトランペットソロにバンドの皆さんの演奏が加わり、観客が「ハッピーバーズデー」を歌う中、

ドラム&パーカッショ二スト、Z旗のサポートメンバーであり、高取さんのYouTubeチャンネルでは

ディレクターや動画編集もされている松葉侑さんがバースデーケーキを持って登場されました。

 

・toshiさんによるアナウンスでこのブロックのみ観客による写真撮影OK。

 高取さん「オレの写真にはキレイに見えるアプリを使ってね」

 観客笑。

 高取さん「あ、でもあんまり使い過ぎないでね、ちょうどいい感じにお願いします」

・観客がカメラを構える中、ケーキの上にある5と6のロウソクに火がつけられ

 高取さんが火を吹き消すと観客から拍手が贈られていました。

・ここで高取さんに観客から「祝 五十六」と書かれたパネルが渡り、せっかくなので記念写真撮影タイム。

 ドラムの生田目さんもステージ前方に登場され、演奏陣の皆さんが高取さんを囲んで写真に納まっていました。

 

・高取さん「ホントにうれしいよ!! 今夜はまさに! 『月さえ掴めそうな夜』だぜぇえええ!!」

 観客「イェエエエエエエエエイ!!」

 

19:月さえ掴めそうな夜/Z旗

20:スナイパー/Z旗

 

改めて高取さんの曲名を交えたお話からアルバム「クラブシャレード」より「月さえ掴めそうな夜」。

きらめく曲調と随所で高取さんと演奏陣の皆さんが手を左右に降り、観客も合わせる一体感もさることながら、

高取さんが月を掴んで胸ポケットにしまう仕草をされて曲が締めくくられるのもとても素敵。

「こぉなったらブチ抜いてやる! スナイパー!!」という高取さんの一言からアルバム「Z旗」より「スナイパー」。

本編もラストという事もあってか、高取さんも演奏陣の皆さんも熱の入ったパフォーマンスを見せられました。

 

-アンコール-

-MC-

 

・高取さんとZ旗の皆さんが拍手で見送られると、拍手はそのままアンコールに。

・しばらくして演奏陣の皆さんがご登場。準備をされながら観客とトーク。

 

20.5:夜がくる-人間みな兄弟- (さわりだけ)/高取ヒデアキ

21:譚歌/Z旗

-MC-

 

演奏陣の皆さんの準備が整いtoshiさんがベースを奏でだすと高取さんがご登場。

「なんかお酒が呑みたくなっちゃうね」と話された後、サントリー「サントリーオールド」のCMソング

「夜がくる」のスキャットを口ずさまれ、そのままアンコールのアルバム「Z旗+」より「譚歌」へ。

色気漂う雰囲気に観客もゆっくりと身を揺らし、とても大人なアンコールのはじまりでした。

 

・5月に開催される「王様戦隊キングオージャー GWファミリーブッフェ」に出演される高取さん。

 観客に日付や共演予定の「キングオージャー」オープニングを歌われる古川貴之さんの名前を教えてもらう。

・この年の5月27日に開催予定のZ旗旗揚げ20周年記念ライブの会場を横浜MMブロンテと発表。

 

22:"星に願いを"/Z旗

23:薔薇とダイヤ/Z旗

-MC-

 

アンコール続いてはNobさんが観客へ手拍子を促しながらアルバム「Z旗」より「"星に願いを"」。

会場内をミラーボールと高取さんの柔らかく甘い歌声できらびやかに彩られた後は、

がらりと雰囲気が変わってアルバム「Z旗+」より「薔薇とダイヤ」。本曲がライブで演奏される際は

曲に合わせてZ旗の皆さんと観客がタイミングよく座るのですが、初めての観客はその事を知らないので、

座った瞬間に初めての観客がわかるという画期的なシステムが導入されており、今回もご新規さんを歓迎。

終始、熱の入ったステージが繰り広げられ、特に長右衛門さんの身を揺らした演奏がとても情熱的。

間奏部分ではホーン隊の皆さんのソロの後ろで高取さんとNobさんが背中合わせで手拍子をされていました。

 

・高取さん「55チャイ最後の夜、最高に楽しかったゼェエエエエエエ!!」

 観客「イェェエエええええええぇい!」

 高取さん「よぉーし、こぉなったらぁ! 明日、生まれ変わってやるゥウウウ! 『日々誕生』!!」

 

24:日々誕生/Z旗

-MC-

 

「高取ヒデアキ Birthday Live 2023」ラストはアルバム「Z旗」より、生まれ変わるために「日々誕生」。

ラストの曲という事もあってか皆さんのパフォーマンスは一際激しくなっており、

サビ部分では高取さんが激しいステップを踏み、ホーン隊の皆さんが揃いの動きを見せる中、

バンドの皆さんは髪を振り乱してアグレッシブな演奏を見せておりました。

それだけにラストに一瞬静かになってから高取さんが再び歌い出す場面は実にカッコよかったです。

 

閉演BGM:WA! WA! ワンダーランド

 

映画「ビーストウォーズII~超生命体トランスフォーマー~ライオコンボイ危機一髪!」より、

COAとして歌われたエンディングが流れる中、Z旗の皆さんがステージ前方に集合。

観客の拍手の中、高取さんがメンバーをお一人づつご紹介され、欠席の籠島さんにもエールを送り、

最後に長右衛門さんが高取さんをご紹介されるとメンバーの皆さんが順番に退場されると

ステージ上が明るくなり、チェキチケット購入者へ向けて開催されるチェキ会の準備が進められていき、

「高取ヒデアキ Birthday Live 2023」は終演となりました。

 

高取さんは1990年代後半から2000年代には多くのアニメソングを歌われておりますが、

ライブで集中して聞ける機会がなかなか無かったので、今回たっぷりと聞けて嬉しく

また先輩歌手の方々へ提供された楽曲をセルフカバーで聞く事が出来たのもとても有難かったです。

前半は高取さん、演奏陣の皆さん共に初めてだったり久しぶりに披露される曲が多いとの事で

髄所に緊張感を感じつつ、試練に挑まれているような様子が見られたのですが、

後半のZ旗オリジナルソングコーナーでは水を得た魚のように躍動感あるステージをご披露。

観客の声出しが可能になった事もあいまってか、ライブを楽しんでいらっしゃるようでした。

 

高取さん、お誕生日おめでとうございます。

CAOとしてアニメソングデビューされて25周年、Z旗を旗揚げて20年と

高取さんにとって節目の年である2023年もさらなるご活躍を願っております。

 

 

補足

 

・会場入口には日本コロムビアからのお祝花が飾られていました。

 

・当日のライブグッズには高取さんオススメの一品やZ旗のレアグッズを福袋にした

 「Takaさん福袋」が限定数販売。ABCの三種類を選ぶ事が出来たそうです。

 

・今回のライブ構成も高取さんのYouTubeチャンネルで行われた生配信の

 YouTubeコメント欄でライブで演奏して欲しい楽曲のリクエストを募った際に

 ライブ一本分の曲目を提案したファンの方の意見を大幅に取り入れたそうです。

 

・「Chase The Wind」の思い出。

 高取さん「コロムビアさんに声をかけてもらって『オレ達でアニソンを変えてやるぜ!』と

     息巻いて曲を作ったんですけど、コロムビアさんに『話にならない』とボコボコにされまして」

 観客笑。

 高取さん「心を入れ替えて反省して。当時合った引き出しを全部開けきって使いきって

     作り直して採用してもらえたのがこの曲です」

 

・「戦使達の翼」の思い出。

 高取さん「本当に当時はまさかライブで歌えるような日が来るとは思っていなかったから

     人前で披露する目的で作っていなかったんだよね」

 Nobさん「バンドでやるような曲じゃないもん。難しいんだから」

 高取さん「そこまでは言わないけど、そういう余裕が無かったというか、

     とにかく主題歌としていいものを作りたいっていう思いの方が強かったんだよね」

 

・「俺流!! ゲキバイオレット」の思い出。

 高取さん「まさに"俺流"で曲を書いちゃったんですけど、石原さんが見事に歌いあげてくださって。

    『やっぱりすげえー』って感嘆してレコーディングをした思い出がありますね」

 

・高取さん「ちょっと石原さんが憑依しかけたと思ったけどあの色気はまだほど遠いなぁ」

 toshiさん「TAKAはズボンが長いから」

 観客笑。

 石原さんはライブパフォーマンスの一環としてショートパンツでステージに立たれた事がありました。

 Nobさん「ズボンで解決するの!?」

 高取さん「当時オレ達の間でも『石原さんがズボンはいてない!!』って大騒ぎだったのを覚えてるから

     オレも直接見た事が無いのに目撃したような気になってるよ」

 

・「海賊たち~宇宙海賊のテーマ~」の思い出。

 高取さん「ゴーカイジャーの歌なんだけど、宮内さんが歌われる事が最初から決まっていたから

     宮内さんを思いながら作ったんですよね」

 

・観客やメンバーからの「巨匠」や「先生」コールをとにかく拒否されていた高取さん。

 

・今回の演目は演奏陣の皆さんにとって初めて、または久し振りに演奏する曲が多く、

 かつ複雑な転調や激しい楽曲が多い為、高取さんは頻繁に演奏陣の皆さんをねぎらっていらっしゃいました。

 

・話題に上がっていたコンペ版のアレンジでの「ミッドナイト デカレンジャー」が披露されたのは

 2010年から2011年にかけて開催していたライブシリーズ「スーパーヒーローミュージックスタジオ」の

 「スーパーヒーローミュージックスタジオ VOL.4」。

 当日の様子はDVD「スーパーヒーローミュージックスタジオ SECOND」に収録されています。

 

・高取さんは松本零士先生によく呑みに連れて行ってもらったとの事で

 時には亡くなられた高取さんの奥様も共に参加され、似顔絵も書いて頂いたそうです。

 

・籠島さん不在の為、PCでの音出しを担当されていた尾崎さん。

 そんな尾崎さんをねぎらってか、ステージ前方に登場された際に

 高取さんは尾崎さんの肩にさりげなくぽんと手を置かれてほほえみかけていらっしゃいました。

 

・「Club Charade」のラストには高取さんが歌詞を追加され「Club Orpheus」と歌われていました。

 

・長右衛門さんのジャケットの裏地は派手。

 

・バースデーケーキには高取さんの似顔絵が描かれていました。

 高取さん「これは写真をイラストにしてくれんだー。あの写真ほうれい線がすっげえんだよ」

 観客笑。

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